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先日,町屋から都電荒川線の東尾久三丁目電停に向かって歩いていた際,北に向かう路地の先に赤提灯を見掛けました。「味自慢 もつやき おとみ」と書かれたトタン製と思われる大きな看板も風雨にさらされたのでしょう,白地のペンキもところどころ剥がれ落ち,看板自体もゆがんでしまっています。間口も2間程度で,ガラス戸に架けられた暖簾越しに窺える様子では奥行きもなさそうです。見事なまでのオンボロ店です。 久しぶりにそそられる店に出会いました。こんなに興奮したのは三河島駅近くで「すずや」に出会って以来かもしれなません。時折,気に入ったお店を見つけた際に「発見」と表現する方がいますし,ぼくもうっかり使ってしまうことがあります。当然のことですが,このお店はずっと前から営業されていたわけですし,こちらをずっと贔屓にして来られたお客さんもいるに違いありません。それを発見なんていうのは表現としてあまりよくないでしょうし,お店にも失礼かもしれません。気を付けたいと思います。 ガラス戸を開くと7人掛けのL字のカウンターのみ。奥におっちゃん2名,手前にはブルーカラーの若者2名が呑んでいます。女主人はなかなかの強面で,一見の客だからかもしれませんが,ちょっと無愛想な感じもしますが,女手ひとりで酒場をやっていくにはその位の強面でないと難しいのかもしれません。先客4名は常連らしく必要以上に大きな声で騒いでいるのがやや気になりますが,これまたしょうがないことです。店の話などを伺いたかったのですがまたの機会にしておきましょう。 ホッピー:400円を頼みます。中(お替り焼酎)が120円と驚きの安さ。もつ焼:80円は幾分小振りでなもののなかなかおいしいです。空いていた席は焼台の正面なので煙をもろに浴びてしまうことになるので御注意を。他のメニュー サワー:380,ビール大:600,酒:350,レバ刺:500,トマト/冷奴/なす炭焼:300 etc.。
2012/01/26
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チェーン店が目立つ丸の内の地下街について調べるのも飽きてきましたので、ここらへんでこれまで行ったビル地下街(交通機関と接続していないもの)で印象深かったものを紹介します。ニュー新橋ビル 戦後闇市の記憶を今なお引きずるニュー新橋ビルは、やはり東京を代表するビル地下街のひとつと言えるでしょう。地下階だけでも「とり茂 本店」「とんかつ 河」「牛かつ おか田」「季節料理 椿」「しんばし 太幸」「そば茶屋 嵯峨野」「百菜」「志ん橋 ひでや」「ニュー ニコニコ」「居酒屋なぐも」「花味蔵 鶴」「正庵鮮食・美酒 稲」「SHOT BAR BON3」「酒蔵 ダイヤ菊」「串かしく」etc.とものすごい数の酒場が入居しています。ところでここが好きかというと実はあんまり面白くないのですね。区画がきっちりし過ぎており,通路も広めなせいか迷宮感が欠けているからです。トイレに出たら戻りつけない位なのが楽しいのです。市ヶ谷シティー 市ヶ谷ビル(市ヶ谷駅) 市ヶ谷駅から外堀通りを飯田橋方面に向かい左に折れると市ヶ谷シティー市ヶ谷ビルという地下に飲食店街があります。ホッピーの安さに惹かれて「酒処 三晴」に入りました。中は忘年会で大盛り上がり。共同便所に行くと他にも数店舗入っているのがわかります。ここは地下街と言っていいのかやや躊躇しますが、共同便所があるからやっぱり地下街にしておきます。、高田馬場 FIビル(高田馬場) 高田馬場は街の規模から考えるとビル地下街が多い印象があります。ここjは駅前の一等地のビル地下街。「串かつ えいちゃん」「餃子の安亭」「一番どり」「とん久」なんかが入ってます。「串かつ えいちゃん」はなかなか本格的かつ立派なお店で待ち合わせなんかにぴったりでしょう。セブンビル(高田馬場駅) ここは典型的な場末的地下街ビル。お目当ての「おかしら」以外はイタリアンがあったかな。他にも店舗跡はあるものの後釜も入ることなくさびしいところが魅力になっています。
2012/01/24
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1月21日、王子の飛鳥山を見上げる谷間のような立地にあった飲み屋横丁のさくら新道がそのほとんどを火事によって焼失してしまうという災厄に見舞われました。この通りは以前から大好きで、いずれ機会を見つけて数軒をはしごしてみたいと思っていたこともあり、失意に襲われています。また東京から魅力ある飲み屋横丁がひとつ失われたことが残念でなりません。 太田和彦氏の著作などによると王子駅前に戦後形成された闇市発祥の柳小路(こちらは今も健在です)が木造建築になった際に手狭となったため、一部店舗が移転させられたのが起源ということです。桜の名所として知られる飛鳥山公園のロープウェー乗り場近くに「さくら新道」と表示された電飾看板があり、飲み屋街の入口となっています。右手には飛鳥山の緑豊かな斜面があり、左手に木造モルタルの長屋が伸びています。長屋のところどころには奥まで見通せる場所もありここで暮らす酒場の主人たちと思われる方々の生活を感じることができました。なぜか入口すぐの棟屋には怪しげなオブジェが置かれていたという記憶があります。 以前酔っ払う前にメモしておいたと思われるデータによるとさくら新道の飲み屋には「バー リーベ」「さつま」「スナック まち子」「音路」「三楽」「小料理 愛」「忍」「【閉店】秀楽」「【閉店】泡盛の里 あんでぃら」などがあります(した)。スナックっぽい酒場が多かったためはしごするのを躊躇ってしまっていましたが、「バー リーベ」だけは一度お邪魔してママさんから店のことや通りのことを伺ったことを思い出します。といってもすっかりできあがってからお邪魔したため、残念なことに店の造作以外はほとんど記憶がありません。延焼を免れた店舗が多くあり、願わくば再建できることを祈念します。
2012/01/23
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丸の内ビルヂングの地下街第3弾。もういいって感じもしないではないですが、残すはあと6軒なのでもう少しお付き合いください。この6軒には地下街の形成されていない(らしい)〈ビルヂング〉や調べが付かなかったものがまじっていますので、いずれ再調査が必要なところばかりです。 こうした大型のオフィスビルというのは、そのビルに入居しているオフィステナントで勤務している方たちの昼間の胃袋と夜間のうさばらしを満たすために床屋さんや金券ショップなどが入っていてそれがまた風情になっているのですが、丸の内ほどの規模になるとさまざまな需要を満たすための施設としてコンビニが入っていることが多いようです。コンビニの便利さはよくわかりますが、どこもかしこも同じような表情の店ばかりではやはりつまらないですね。岸本ビルヂング 昭和55年竣工,地下2階 「サングリア 」「とかちの… 」「串焼き・うなぎ・豆冨 かいはら。」という店舗が入っているようです。なんだか地味ですね。新日石ビルヂング 昭和56年竣工,地下2階 「レザミ」「とんかつ 加津川」、お食事主体の店だけのようです。新有楽町ビルヂング 昭和42年竣工,地下4階 「ア・ラ・カルトン」のほかファッションリフォームや料理教室が入っています。ますます地味になりました。富士ビルヂング 昭和37年竣工,地下4階 地下にショップなし? 1階に「ビームス プラス 丸の内」や「ワインショップ・エノテカ 丸の内店/ザ・ラウンジ」が入っています。地下は行った記憶がないので今度は覗いて見ます。新国際ビルヂング 昭和40年竣工,地下4階 地下にショップなし? 1階に「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」「ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店」や「コム デ ギャルソン」「ジョージ ジェンセン 丸の内」。ここもチョコを買いに何度も行っていますね。本当に地下には面白い場所がないのか実地で確認したいです。三菱総合研究所ビルヂング 昭和45年竣工,地下2階 情報なし。なんだか飲食店はない予感。東京銀行協会ビルヂング 平成5年竣工,地下4階 ここはどうだったかなあ。ざっと調べた限り情報はなさそうです。やはり飲食店はない予感。
2012/01/22
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丸の内ビルヂングの続きです。地下街が好きといっても研究者のような熱心さでしらみつぶしに巡っているなくて、漫然と気が向くまま足が赴くままに任せてぶらついているので(お察しのとおりキャメラで撮影するのが面倒でもあるし、特に酒場などでシャッターを切るのは憚られてしまうのでした)、記憶も曖昧になってしまいます。 と、早速言い訳からはじまってしまいましたが、このブログで書いているものは嫌いな店もあったりしますが、本質的には好きなものばかりを書いています。以下のビルヂング地下街は近日中に必ず訪れて、確認して来たいと思っています。というかこうしたブログを書くことで自分が地下街やマーケットなんかが好きだったことがはっきりしてきたようです。ビルマニア、地下街マニアの方にはお馴染みでしょうが、備忘録として残しておきます。 ところで先日も書いたような気がしますが、丸ノ内ビルヂング地下街はチェーン店ばっかりですね。一昔前までは個人店舗なんかも入っていたのでしょうか? いずれそこら辺も掘り下げていければいいのですが。日本ビルヂング 昭和37年竣工,地下4階 「一番どり 大手町店」「番屋 日本ビル店」「生そば むろまち 日本ビル店 」「明日香」「オリーブの木 大手町店」なんかが入っているようです。ほとんどがチェーン店でそそられませんが、「明日香」というのが気になります。新東京ビルヂング 昭和38年竣工,地下4階 入居店舗数もすごいですねえ。「GRILL&DINING 丸の内ディンドン 新東京ビル店」「大戸屋 丸の内新東京ビル店」「麦 新東京ビル店」「ヴァンピックル 丸の内」「伊豆の旬 やんも 丸の内店」「カイザーホフ」「板前処 来乃家」「アントニオ 丸の内」「海鮮ちゃだま」「ごはん処 大戸屋 丸の内新東京ビル店」「魚菜彩酒 鶏火庵 丸の内店」「中国料理 小花」「バンコクキッチン 丸の内店/Flora」「マッコリ酒家&韓国料理 ぽど 丸の内」「マヌエル 丸の内店」「ローストチキンハウス 丸の内店」なんかが入っています。ここは1階のとあるショップに時折行くことがあるのですが、地下の印象はあまりありません。有楽町ビルヂング 昭和41年竣工,地下5階 「牛や」「とんかつ まるや 有楽町店」が入ってます。この2軒だけだとちょっとというかかなり寂しいですねえ。地下は5階まであるようですが。国際ビルヂング 昭和41年竣工,地下6階 話題の「丸の内タニタ食堂」がつい最近地下1階にオープンしましたね。「サンパチバー “Cava?”」「ジャックポット 国際ビル店」「陳家私菜 有楽町店」「鉄板料理とハイボールのおいしい酒場 ウィッフィ」「とかちの…」「トルコ料理 トプカプ 丸の内店」「にっぽんの…」「ペル グラッツィア デル ソーレ」「洋食バル マ・メゾン」「バル エスパニョール ラ ボデガ」「琉球酒館 伽楽可楽 有楽里」「和麺 つるる」とかなり多くの店舗が入っています。ただし、居酒屋らしい店舗が少ないのが難点かな。三菱ビルヂング 昭和48年竣工,地下4階 「GASTRO-PUB COOPERS 丸の内店」「くつ炉ぎ・うま酒 かこいや 丸の内店」が入ってます。雑貨店の「フランフラン」も入ってるんですね。どちらも丸の内店となっているのでチェーン店なんでしょうね。有楽町電気ビルヂング 昭和50年竣工,地下4階 「天鴻餃子房 有楽町店」「らあめん居酒屋 洞良倶」「有楽町食肉センター 美豚 -bi-ton-」ですか。後者2軒は**店という表記がないですが、いかにも系列店を持ちそうですねえ。
2012/01/21
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今回は,日経電子版に連載中の「東京ふしぎ探検隊」を参考に,大正時代から使用され始め,今や絶滅の危機に瀕している〈ビルヂング〉という表記を今なお残している丸の内界隈を中心に調べてみました。 余談ですが,「東京ふしぎ探検隊」によると近代的なオフィスビルの先駆けとなったのが大正7年竣工の「東京海上ビルディング」で,クラシックな響きを持つ〈ビルヂング〉という表記が使われ始めたのは,その後大正12年「丸の内ビルヂング」(通称丸ビル)ということです。その後,丸の内界隈に建設された多くのオフィスビルは,三菱地所系によるものが多数を占めたため〈ビルヂング〉という表記がいまだにたくさん残されているようです。そして,平成14年の丸ビル建替えを機に三菱地所が〈ビルディング〉に表記を変更するという方針変換により〈ビルヂング〉は,遠からず消え去りつつある運命にあるようです。 というわけで多くが築年数が長くなっていて近く消滅することが予想される〈ビルヂング〉の地下街を調べてみることにしました。もともと地価が高く地下の有効利用を積極的に取り入れてきたため,丸の内は地下街が発達しており,相互に複雑に接続してもいるようで,まだまだ全貌の把握までにはかなりの調査が必要ですが,じわじわ調べていきたいと思っています。 とは言っても丸の内界隈の〈ビルヂング〉地下街は、通り過ぎることはあってもめったに立ち寄ることがないので多くは書籍・雑誌,インターネット上の情報を頼りに調べたものです。いずれしっかりと現地調査できる機会があればいいのですが。大手町ビルヂング 昭和33年竣工,地下3階 古株でもとりわけ古いビルというとこちらと新大手町ビルになるでしょう。「鶏料理専門店 とりかく 大手町ビル店」「玉乃光酒蔵 大手町ビル雄町店」「ブラッスリー銀座ライオン 大手町ビル店」「ビヤカフェ リオンドォール 大手町ビル店」「ニユートーキヨー 庄屋 大手町ビル店」「鶏料理専門店 とりかく 大手町ビル店」「ぶりあん 大手町ビル店」「素材屋 大手町ビル店」「野ら天」なんて店舗が入ってます。なんだかお馴染みの酒場ばかりですね。いまひとつときめきません。新大手町ビルヂング 昭和33年竣工,地下3階 もうひとつの古いビル。「丸の内ディンドン 新大手町ビル店」(昭和39年に東京・丸ビルに創業した老舗洋食グリルということですがこの界隈で複数店舗が営業してます)「おおーい北海道別海町酒場 新大手町ビル店」「築地錦水」「素材屋 大手町2号店」「北の丸」「蕎麦酒房 蓼科 大手町店」、う~ん、やはりいまひとつときめきません。(長くなったので続きは後日)
2012/01/20
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案外次々と思い出しているので勢いに乗って第3弾です。商業ビルの特定フロアーを利用したものも加えてしまったのでますます範囲は広がりそうです。西荻デパート(西荻窪駅) こうした雑居店舗街をデパートと称する例は地方都市に時折見られるように記憶しますが、東京ではあまり聞きません。生鮮食料品や衣類店などが入っているようですが、すっかり活気を失っています。マルイストアー(笹塚駅) 十号通り商店街を進むと営業しているのが不思議に思われるほどのくたびれた佇まいの「いづみや」があります。さらに進むと右手に渋いマーケットが見えてきます。食肉店や魚屋のほか衣類店や総菜店、確か居酒屋も入った、こじんまりとしたマーケットです。めんそーれ大都市場(代田橋駅) 代田橋駅すぐそばの和泉明店街の一角、駅からすぐの場所にバラック市場があります。寂れきった商店街を活性化するために無理矢理、沖縄タウン化した代田橋ですが、この一角はとりわけ沖縄料理店が密集しています。この市場の外側には酒場放浪記で紹介された「おでん・やきとり きんせい(金星)」があります。掛川食品通り(篠崎駅) 篠崎新町商店街にある下駄履き住宅(1階や2階が店舗等の用途、その上層階がマンションであるもの)です。生鮮食料品店がメインで閉じている店も多くなっています。?(上北沢駅?) 京王線の芦花公園-上北沢間と並行する甲州街道沿いにあるマーケット。時間がなかったため通り過ぎるだけになってしまったのですが、食料品店に加えて居酒屋なんかも入っていて、いずれ呑みに行ってみたいと感じさせられるいい佇まいでした。
2012/01/19
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続いては、小規模なマーケットらしいマーケットを紹介します。このタイプはまだまだたくさん残されていると思うので、今後も散歩の途中で見掛けたらメモしていきたいと思っています。思い出せるものをご紹介しておきます。共栄マーケット(松陰神社前駅) 駅前の松陰神社通り正栄会商店街の脇道にあったと記憶しています。黄色いアーケードが印象的です。青果店、洋品店、飲食店などが軒を連ねています。雑二ストアー(鬼子母神駅) ぽつりぽつりしか店舗のない雑司谷商友会は、テレビでも度々登場する赤丸ラスクが名物の「赤丸ベーカリー」やカレー味などたくさんの味の煎餅が楽しめる「小倉屋製菓」などがあります。雑二ストアーもそんな通りにひっそりと営業を続けています。飲食店はなく食料品店だけが入居し、今でも細々と営業されています。野方文化マーケット(野方駅) 野方文化マーケットは、野方駅南側から徒歩1分程度の場所にあります。戦後に作られたようで、現在、八百屋や魚屋、練物中心の惣菜屋など古くからの店に加えて、リサイクルショップ・こたか商店(この2階は「映画館・野方座」としてさまざまなイベントをされているようです)、植木屋、沖縄ショップ、プリン屋など最近になって入居したと思われる店舗もあります。三河島コリアンマーケット(三河島駅) 三河島駅界隈は古くからコリアンタウンとして発展を遂げており、多くの焼肉店があります。駅前の尾竹橋通りを町屋方面に進むと韓国食材を中心に朝鮮の民族服チマチョゴリを扱う店などが入った三河島コリアンマーケットがあり、キムチなどを扱っています。昭和25年から営業を続けているそうです。第一ストアー食品街(学芸大学駅) 駅の真ん前にあり地下部分に個人店舗が入っています。生鮮食品店や不動産屋位がかろうじて営業しています。いずれ遠からず別な大型店舗に乗っ取られそうな雰囲気です。
2012/01/18
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第二次世界大戦後、焼跡などの空地を不法占拠した青空闇市が起源となっており、やがて廃材などでバラック建ての店が建設され、小規模な商店街を形成し、これらは闇市(ヤミ市)と呼ばれました。マーケットとは狭義には、闇市(ヤミ市)に建てられた木造長屋店舗のことのようです。その後、露店整理事業などによりそのほとんどが整理されましたが、一部はまだ過去の姿を留めて活況を呈しています。 かつての闇市(ヤミ市)として知られる場所として新宿、新橋、池袋、秋葉原、吉祥寺、下北沢などがありますが、いずれもほとんど当時の面影はなくなっています。新宿西口の思い出横丁には戦後を感じはするものの、建物などは当時とはかなり違っているものと思われます。 ところで、都内各地にある商店街や駅前を歩いていると時折戦後を思わせるような古びたマーケットに出会います。これらのすべてが戦後闇市(ヤミ市)を起源とするものであるかは調査が足りず把握できておりません。 ここでは、小規模な複数の店舗が限られた空間の長屋に寄り集まっているものをマーケットとして捉えています。その名称はマーケットだけではなく、市場、マート、ストア、スーパー、商店街、ショッピングセンターなど多様です。多くのマーケットには青果店、食肉販売店、海産物店などが入居しており、奥に飲食店があったりします。多くの場合、マーケットには屋根またはアーケードが設けられているようです。 これらはどこか郷愁めいた懐かしさを感じさせてくれる物件であり、思いつくまま記録しておきたいと思います。まずは規模の大きいマーケット(むしろ市場というほうがふさわしいかも)から紹介します。江古田市場(江古田市場通り商店会)(江古田駅) 次に紹介する下北沢駅もそうですが学生街には不思議と大きなマーケットが残っています。むしろ開発の遅れた場所に学生街が形成されるのかもしれません。調べによると大正11年の江古田駅の開業と同時に開設、戦時中の強制撤去を強いられるも戦後には復興しているそうです。食料品店や惣菜店が多く大型スーパーと共存しているのがユニークです。日中も閑散としているので頑張って持ちこたえて欲しいと思います。下北澤驛前食品市場(下北沢駅) この食品市場も御多分に洩れず駅前再開発計画により取り壊される予定です。取り壊し反対の運動が起こっていますが、なんとか残していってもらいたいものです。食料品をはじめありとあらゆる種類の店舗が入っていて散策向き。「らぶきょう/bar なまず」「MOET'S CURRY」「てっちゃん」といった飲食店も入っていて「三好野」で一杯いただきました。亀有食品市場(亀有駅) 亀有駅南口駅前は再開発ですっかり様変わりしてしまいましたが、少し路地を入ると驚くほどさびれた市場があります。亀有食品市場です。雑然とした市場内は多くの食料品店がひしめいており、まるで東南アジアの小都市の市場に迷い込んだようなぞくぞくする気分に浸れます。トタン張りの建物や水飲み場などが開店当時のままの姿を留めています。日中訪れたことがないのですが、客の入りはどうなのでしょうか。えびすストア(恵比寿駅) しゃれた街の印象が強い恵比寿ですが、よくよく歩いてみるとオンボロ建物もたくさんあります。えびすストアは、駅から徒歩1分程度の好立地にあります。さほど収益がありそうにない個人商店が維持できてきるのは、えびすストアの起源が、戦後の闇市が露天整理事業により押し込まれたという経緯によるからでしょう。生鮮食料品店や総菜屋などおなじみの店舗が入っています。通りの反対側には20店舗程の飲食店が入居する恵比寿横丁がありますが、もともとはえびすストア同様の山下ショッピングセンターというマーケットでした。
2012/01/17
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日々の散歩で路線バスを使うことが近頃多くなっており、かつて大好きだったバス旅への情熱がふつふつと沸いてきてきています。 テレビ東京では『にっぽん列島横断 ローカルバス乗り継ぎの旅』が定期的に放映されています。毎回太川陽介と蛭子能収に女性ゲストを加えて、路線バスを乗り継いで日本各地を旅する番組は、土曜の夜の晩酌の友となっています(第1回放送分は見逃しているので再放送求む!)。中学から高校生にかけて放映されていたTBS系列の『そこが知りたい』の「各駅停車路線バスの旅」も楽しみに見ていたことを思い出します。また見てみたいものですねえ。ウィキペディアによると日本テレビの『追跡(視聴者公募3人による日本列島縦断)』なんていうのもあったようですね。今では『火曜サプライズ』のコーナーのひとつに「都バスで飛ばすぜぃ!」がありますが、あまり面白くはありませんね。メンバーがやかましすぎるせいでしょうか。先日は都営バスの王40甲、池袋駅東口~西新井駅前の回で昨年の大型タイ風下での取材分をやっていました。この路線は長距離でけっこうお気に入り路線なのでもっと天候のいいときに取材してもらいたかったと感じました。 路線バスの書籍というと田中小実昌(『コミさんほのぼの路線バスの旅』や『コミマサ・シネノート』などの著作で路線バスへの興味をもつようになったものです)、宮脇俊三(『ローカルバスの終点へ』)や泉麻人(『大東京バス案内』『バスで、田舎へ行く』)のものが定番となっています。加藤佳一氏という『バスジャパン』なる雑誌まで発行されていた(現在廃刊)方による『路線バス 終点の情景 加藤佳一著/クラッセブックス発行』も素敵な一冊です。 といったわけで路線バスマニアの方と比較すると圧倒的に乗車経験も少ないのですが、気が向いたらバスに乗りぶらりと各地に足を向けることがあり、なにか発見があったら書いていきたいと思っています。
2012/01/15
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これまで見てきたように東京都内にある地下街はごく一部を除くと単調な空間になってしまっています。一見すると地下とは思えないようなありふれた風景で散策気分も盛り上がりません。それでもやはり東京は広い。国の認可を受けていない(?)地下街もたくさんあります。こうした地下街をそのまま「地下街」と呼んでいいのか詳しいところはよくわかりませんが、ぼくにとっては幼少時に感じた暗さと危うげな魅力を充分に備えた「地下街」もあります。そうしたいくつかを紹介します。今回は鉄道と接続している地下街を思いつくまま書いておきたいと思います。新橋駅前ビル(新橋駅) いまさら書く必要もないほど知られた地下街で、東京都にあるものとしてはもっとも飲食店(というより飲み屋)が充実していると思われます。ビル正面には巨大な狸の像があって実に愉しいのですが、もともとビル建設前には闇市発祥の狸小路という飲み屋街があったようで、昭和41年の完成時にはこれらの店舗が移転させられたものと思われます(未調査)。ビルの地上階も魅力的ですが、やはり地下の酒場の密集度には心そそられるものがあります。数えたことはありませんが、1号館、2号館併せると50店舗ほどが入っているのではないでしょうか。全店制覇という野望さえ芽生えてしまいそうです。ただでさえ未踏の酒場の多い新橋はやはり奥が深いと感じさせられます。東京交通会館(有楽町駅) たまたま昨夜有楽町、銀座で酒を飲むことになっていて、待合せはこの東京交通会館。有楽町駅前や会館前では秋田県を盛り上げるためのイベントが行われていました。今や銀座から日本橋には日本各地のアンテナショップがそこかしらにありますが、その総本山となっているのもこの東京交通会館です。イベントの行われていた秋田県をはじめ10地域ほどのアンテナショップが入店しています。最近開業した「浪速のええもん うまいもん 大阪百貨店」でいか焼とどて焼でハイボールを立飲みしました。いか焼はイカゲソもたっぷり入り、生地ももっちりしながらも箸ではちぎれないほどしっかりしていておいしかった。どて焼も東京ではなかなか食べられないという珍しさもありますが、味もなかなかのもの。いけない地下について書くはずでしたね。地下街も各地のアンテナショップに加え、純喫茶や梅干専門店、ブティックやべっこう専門店、登山用具店などなどがあります。もちろん飲食店も充実しており、「唄える居酒屋 本日開店」にお邪魔したことがあります。恐らく最近居抜きで開店したと思われる、日本酒バーなどもありここもじっくり回ってみたいと思います。幡ヶ谷ゴールデンセンター(ゴールデン地下街)(幡ヶ谷駅) 京王新線の幡ヶ谷駅から直結しているゴールデン地下街は、入口付近こそマクドナルドがあってその先に様々な店舗が立ち並んでいることは想像しにくいのですが、思いがけず奥に深い造りになっています。大きな中華屋(「チャイナハウス 龍口酒家本店」)やインド料理店(「チラグデリー」)、渋い喫茶店、ワインバル(「キナッセ (kinasse)」)、もつ焼、アクセサリー店、床屋、テーラーなどがあり充実しています。ここではまだ飲んだことがないので、いずれもつ焼店なんかを訪れてみたいと思っています。 まだまだたくさんの交通機関に接続する地下をもつビルがあると思いますが、案外思い出せないものですね。丸の内の帝劇ビルなんかも地下で東京メトロに接続していたと思います。情報をお持ちの方はお知らせいただけるとうれしいです。
2012/01/15
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(1/12に書いていた記事が未投稿のまま残っていました。中身も確認せず登校してしまいます。) 今晩もくたびれ果てて、遅くなってしまって、さてどうしようか。職場からの最寄駅前でありながらなかなか足を向ける機会のなかった酒場を目指します。営業が不定期で行きたいと思ったときには休んでいるのですね。幸いにも今晩は明かりがついている。シメタと思い早速向かうとものすごいボリュームで歌声が響き渡っています。とてもこれを聞きながら落ち着いて飲めないと思い、電車に飛び乗り自宅の最寄り駅に辿り着きます。 悩みに悩んで入った酒場はなぜかチェーン店の「うまいもん酒場 えこひいき」。どうしてこんなチェーン店に飛び込んじゃったんだろうな。まあ、入ったからには飲まざるを得ないので、幾分お得なホッピーセット(白)と中(セットの焼酎より少し多めに告がれているみたい)、たこ焼(ネギポン)を頼みます。オーダーはタッチパネル式のタブレットみたいなので行います。 つまりほとんど他人とのふれあいなしに徹底して孤独な時間を過ごすことができるのですね。これって悪くないかも。徹底して人と触れ合いたくないときにはチェーン店でこっそり飲む手もあるんですね。ホッピーをすすりながら間もなく読み終えることもできる軽い小説なんかを眺めながら多少のんびると頁を繰っていると、しばし面倒なことを忘れることができそうです。 ところで、ここはぜんぜん詰まんないチェーンでしたね。個室風な造りの店でカウンターがなくとにかく個室風のテーブル席ばかり。ひとりで行くと二人席に通してくれて、遮るものは暖簾だけですが不思議と読書に集中できます。 帰宅するまでの1時間に満たない時間をくつろいで過ごすことができました(帰宅してから1時間程度は奥さんとのコミュニケーションもあり)。チェーン店嫌いのぼくにとっても不思議と充実した時間でした。
2012/01/15
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今晩もまた勤務先を出たのがそこそこいい時間になってしまい、さてどうしようかと最寄り駅までの20分弱の田舎道を歩きながら煩悶を重ねたのでした。駅も近くなり昨日第3のビールを購入したコンビニ前で寒空の下、うれしげに缶チューハイをすするおいちゃんたちがいたのです。格別この駅界隈では珍しい風景でもないのですが、今晩はかなり冷えている。どうしてこうも愉しげに飲むことができるのでしょう。 自宅の最寄り駅に到着。第3のビールを購入するのを我慢して、じっと我慢の帰宅でした。駅構内にはちらほらとビールを飲むサラリーマンがいます。数名で飲むおっさんたちもいれば、ひとり飛び切り陰気な視線を放ちながらそれでも酒だけは的確に消費していく人もいます。 どちらも最近とみに見掛ける風景ですが、ぼくにはこうまでして飲まなきゃいけない理由がどうにも解せない。同じ寒空でも立飲み屋で飲むのとは明らかにうまさが違っています。同じ安酒にも関わらず。 彼らはそれほどまでに酒を飲むのが好きだということでしょうか。酒を飲むなら自宅に帰ってゆったり腰を下ろしていつでも寝ることができる態勢だとが一般的なのです。 さてこのスタイルでの飲むのは字決して愉しくないということもあり今晩は職場近くの居酒屋一杯ひっかけて、池袋駅さらいに思う一杯でともかく今晩は猛烈に眠いので間もなく間もなくねむるにつくことにしました。眠気でもはや自分が何を書いたのは振り返る余裕がありません。ではおやすみなさい。
2012/01/11
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このところ仕事が遅くなり、いやなことも多く酒でも飲まなきゃやってられん、という気分になることが多いのですが、哀れな小市民であるからしてどうしても翌日のことを考え、手っ取り早く飲みたくなるのでした。 そういう場合、いくつかの手段が考えられますが、もっとも効率のいいのが移動時間を利用して飲むことです。ただしまだまだ恥じらいがあるので飲酒が許される交通機関は限られるものです。 歩きながら飲むというのも一案ですがやはりできれば腰を落ち着けて飲むのが理想です。立飲みはいいですが、歩き飲みはやはり落ち着かない。自転車は法律に触れます。 理想的なのは自宅までタクシーに乗りながらということになりますが、これはさすがに予算が許さない。やはり一般的なのが電車ということになるでしょう。 ただし東京の場合は、あまり抵抗なく飲める電車は限られてくることでしょう。ここでは新幹線や各種の特急や急行列車のような別料金の掛かるのは除いて考えると東海道線にせよ、常磐線にせよ、東北本線、宇都宮線などなどは下り電車で飲むのはそれなりに人目が気になります。やはり閑散とした上り電車が適当でしょう。また、山手線が飲みにくいのは当然にしても武蔵野線、南武線などの半環状線も案外飲みにくいものです。また、東京メトロは当然としてJR以外の各線もあまり飲むには適していない感じです。 ぼく個人が経験的に飲んでいて気分のいい通勤電車ベスト3は、東海道線、常磐線、東北本線になるでしょうか。ボックス席があり、トイレも付いています(必要となるまで飲むべきではありませんが、トイレなしの列車とは断然安心感が違います)。 冒頭の文章で容易に察せられたでしょうが実は今晩久しぶりに飲みにいく気分にもなれず(軽くなら寄れないこともなかったのですが...現に昨夜飲みに行ったのは今日より少し早い9時頃でした)、職場の最寄り駅そばのコンビニで第3のビールを買い込んで電車に乗ってしまったのでした。先ほどようやく帰宅してキムチや焼鮭をつつきながら晩酌しています。明日はちゃんとブログ記事を書けるのかちょっと不安です。
2012/01/10
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昨夜まで見てきたように東京都内の公の地下街はどれもこれも現代化されたおしゃれな空間へと変容しており、かつてのうらびれた風情を求める向きには物足りないものとなっています。しかし渋い地下街もかろうじて残されています。まあ多くの皆さんが御存じでしょうが、おさらいを兼ねて御紹介します。【浅草駅】・浅草地下街 浅草地下街は昭和30年に開業した日本で3番目に古い地下街のようです。当時そのままの闇市的な要素をそのままに現代まで保っているのはほんとにすごいことです。占いの館や激安の床屋、ジューススタンドにチケット屋、そしてうれしいことに数軒の居酒屋(「たんぼ」「だっちゃ」「えるばん」があります。お邪魔した「えるばん」はくつろげる酒場でした)や焼そば屋(「福ちゃん」です、通路にはみ出した屋台風の店構えが楽しい)、タイ屋台メシ MONTEE(モンティ)なる飲食店もひしめいており、真昼間から薄暗がりの中で酒を飲めるのがうれしい。【東銀座駅そば】・三原橋地下街 昭和27年に造られた三原橋地下街は上野駅地下鉄ストア(後述)に次いで2番目に古い現存する地下街ということです。晴海通りの地下に三十間堀川を埋め立てた際、川に架かる三原橋が使われています。「銀座シネパトス」の3館は、コアな映画ファンにも愛される独自路線の映画を上映しています。これまで『コンクリート』や『靖国』などが上映中止となっており、先般は終戦直前・直後の昭和天皇を描いた『太陽』が上映され、右翼団体の街宣などでまたもや上映中止になるのではと危ぶまれましたが大入りとなったことが記憶に新しいです。かつては「銀座地球座」と「銀座名画座」が入っており、これが3館体制になったのが現在のシネパトスです。加えて飲食街(「食事処 三原」(カレーコーナーもあり)、「牛かつ 松阪銀座店」、「かごっま料理 おごじょ」、「おでん小料理 一柳」」、「立ち喰いうどん 相模屋」)も充実しています。また、公共交通機関と接続していない独立した地下空間というのも独特の閉鎖感があります。このような携帯の地下街は新潟県の西堀ローサ位しか思い浮かびません。〈いろんな意味で残念ね地下街〉【上野駅】エチカフィット上野 もともとは昭和5年に開業した「地下鉄ストア」が起源となっており、地下街らしい薄暗さの広がる怪しい空間でしたが、現在は名称もおしゃれになり、魅力ない空間に変貌しました。【神田駅】・須田町地下鉄ストア 昭和6年開業の地下街で上野に次ぐものでした。過去形で書かないといけないのは平成23年1月に営業を終了したからです。ぼくの知るこの地下鉄ストアはほとんど店舗も閉ざされており寂しさに彩られていましたが、今となってはもう一度訪ねておくべきだったと悔やまれます。【新橋駅】・ウィング新橋 昭和47年に京急しんちかとして開業した新橋駅東口地下街もいまやウィング新橋なるしゃれた雰囲気になってしまいました。その先にある新橋駅前ビルの魅惑的な空間があるため、ついつい見過ごしがちなので、近日中にしっかり歩いてみたいと思っています。
2012/01/09
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今晩もまた魅力に乏しい巨大ターミナル駅に接続した地下街を中心に御紹介します。紹介しなくても都心をちょこちょこ利用する方なら意識せずに通過してしまうようなさりげない街並みとなっています。地下街をさまようならどこからしら異界へと潜入したような緊張感を覚えるくらいが面白いのですが現代の東京都ではそれを望むのは贅沢ということなのでしょうか。【渋谷駅】・渋谷地下街(しぶちか)(東京都) 昭和32年に開業し、「日本で一番古い地下商店街」と自称していますが、本当はエチカフィット上野(開業当時は上野駅地下鉄ストア)や三原橋地下街などより古いものがあります。女性向けの服飾店が中心です。つまりおっさんがぶらついても違和感と疎外感でいささか場違いな街なのでした。【池袋駅】・池袋ショッピングパーク(ISP) 昭和39年に開業した池袋東口にある地下街。女性向けの服飾店が大部分を占めており,食料品店は広めですが飲食店はチェーン系喫茶店位でしょうか。しぶちかと違って空いているので買い物が楽という点がメリットなのかもしれません。・東武ホープセンター(東京都) 昭和44年開業の池袋東武ホープセンターは以前は王様のアイデアなど多種なショップが出店していてなかなか趣があったのですが、今ではISPとさほど違いのないのっぺりした地下街となってしまいました。ここ数年で随分リニューアルしてしまい、南側では町外れの店のような中華屋さんなども退店してしまいましたが、幸いにも立ち食いすしは健在です。北側はいまでもカウンター喫茶など味のある店が残っておりかろうじて一昔前の幾分いかがわし気なムードを残しています。・エチカ池袋 平成21年にエチカ池袋は開業しました。翌年には有楽町線側にエリアを拡大、併せて「エソラ池袋」(Esola)も開業しました。20~40代カップルをターゲットとしているようで多くの「おしゃれな」服飾店や飲食店が軒を連ねていますが、きどったで値も張るせいかあまり客の入りがいいようには感じられません。【銀座駅】・地下鉄銀座駅地下店舗 というのがある(あった)ということなのですが、どこが該当するのかよくわかりません。ご存知の方は教えていただけるとうれしいです。【表参道駅】エチカ表参道 現在まで都内に3箇所あるエチカでは最初期に開業しています。街そのものが垢抜けない池袋よりはさすがに垢抜けているもののおっさんが楽しめる空間とは程遠いものがあります。でもこれからの地下街はこうなっていくんだろうなあと寂しい思いがします。
2012/01/08
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今晩は法律で認められた(と思われる)東京都の地下街についておさらいしておこうと思います。厳密に調べて書いたわけではありませんので誤りもあるかと思われますので、御教授いただけると幸いです。まずは東京都を代表する巨大ターミナル駅である東京駅と新宿駅から見ていきます。 地下街というの維持費がかさむため、それを差し引いてもメリットがある土地の値段が高い大都市圏に集中していますが、日本全国を見渡してみると思いがけぬ地方都市に立派な地下街がある場合があります。もちろん東京都には多くの地下街がありますが、ターミナルとなる駅を起点として広がる場合がほとんどで、百貨店地下のいわゆるデパ地下と接続しているため個性的な場所はあまりありません。東京駅に接続するふたつの地下街のうち全国で有数の規模を誇る八重洲地下街はさすがに店舗のヴァラエティーも豊かで楽しめます。他にもメジャーながらも愉快な地下街があります。【東京駅】 八重洲側の地下街の広さとヴァラエティーはやはり東京都を代表する地下街と言えるでしょう。改装に次ぐ改装でかつての怪しげなムードは一掃されてしまったのが残念です。・東京駅一番街 東京駅名店街として昭和28年に開業しました。八重洲地下街とは別物です。東京キャラクターストリートや東京ラーメンストリート、いちばんプラザなどイベント広場的なプチ観光スポットともなっています。観光客向けの土産物店も多くあります。・八重洲地下街 大阪府のクリスタ長堀に次ぐ国内2番目の売場面積で、おしゃれな飲食店や雑貨店、衣料品店などに加え、古書店や角打ち、シブ好み居酒屋もあり楽しめます。【新宿駅】 新宿の地下街は総じてありふれたショップや無個性な服飾品店が延々と連なるというよく言えば現代風な地下街の様相の典型となっています。・新宿サブナード 昭和48年に開業した新宿サブナードは西武新宿線西武新宿駅やメトロプロムナードに直結している。OL向けの服飾品やおしゃれなレストランや喫茶店なども入店しているがチェーン店だけで閉められており、面白みはまるでありません。・ルミネエスト(旧:マイシティ)・小田急エース(新宿駅西口地下街) 新宿駅西口にある地下商店街で、飲食店や洋品店などがありますが、今風の地下街であることは東側の地下街と同様。・京王モール(京王新宿名店街) 京王百貨店地下や小田急エースと接続している。小田急エースに比較し、飲食店が豊富であるが、小奇麗で面白みがありません。
2012/01/07
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これまでも地下街への偏愛をつらつらと書いてきました。地下街の良さは何と言っても日中でも薄暗くて、擬似的な夜を体感できることです(それは映画館やプラネタリウムが好きな理由ともつながっています)。こうした薄暗い空間を好む理由が母胎回帰への願望と捉えられるのは望むところではありませんが、ともかく幼児期の体験が影響していることは確かだと思われます。子供時代に名古屋市と和歌山市に暮らしたことが地下街を好む体質となったことは間違いありません。名古屋市はそれこそ巨大地下街が張り巡らされた地域ですし、和歌山在住の頃は大阪市の各地の地下街に頻繁に連れて行ってもらったものです。さらにJR和歌山駅のステーションビルの地階には狭いながらも雑然とした商店や飲食店が並びよく明石焼を食べたのを記憶しています。 現在の地下街の多くは当時の魅惑的な空間とは随分違ったものとなっています。端的に言うと明るすぎるのです。防犯上の理由や非常時対応への配慮から照明を煌々と灯している必要があることはわかるのですが、どうしても以前の暗さを懐かしんでしまいます。そんな暗さを残している地下街は現在でもあるのでしょうか。 地下街は大雑把には法律に則って整備されたものと、個人ビルの地下に小規模に展開するタイプがあると思われます。昔のうらさびしいような気分を味あわせてくれるのは現在では主に後者に見られるようです。前者は多くの場合、改装によって随分小奇麗になってしまい危険な気配や雑然とした空間、すえた匂いといった怪しくも蠱惑的なイメージを失ってしまっており、また近年になって新規の地下街建設は増加傾向にあるということですが、現在の健康的な人々に受け入れられやすい清潔感に満ちた空間造りがなされているようです。 そういうわけで前者の地下街については、近日中に簡単におさらいして、今でも残されている数少ない魅力的なものについてはコメントしていきたいと思います。また後者のタイプの地下街については記憶に残るいくつかを紹介することにして、今後も思い出すつどに書いていければと思っています。あっ、一言加えておくと個人的には飲食店を含む地下街が好きです。商店だけの地下街には基本的には淡白な扱いになりますのでご了承ください。
2012/01/06
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しつこく同じネタで話を引っ張ってしまいすいません。今回で最後になりますので我慢してお付き合いください。諸事情で今年の仕事のスタートは今度の日曜日から。なのでまだ仕事を終えてから飲むという快楽をまだ実行できていません。仕事が始まるのはかったるいけど、仕事後の一杯を早くやりたいと思っています。中野 もつ焼き 石松 度々常連さんのブログでお見掛けしてぜひ行きたいと思いつつ誘惑の多い中野ではこのお店まで辿り着く前にすでにいい具合になってしまいます。近いうちに一軒目でお邪魔したいものです。中野 路傍 昭和36年創業とのこと。渋い店構えに惹かれつつ、値段を知ってしまっているのでうかうか暖簾をくぐる気にはなれずにいます。それにしても中野には何度訪れてもまだまだ気になる酒場が尽きることなく存在し魅力的です。鷺ノ宮 居酒屋 ペルル 昭和35年創業の「笑ゥせぇるすまん」の舞台になる「魔の巣」のモデルのお店ということです。随分屋号に隔たりがありますね。松戸にはずばり「魔の巣」という酒場があるようです。バーに対しては最近点が辛くなっているので、おいしい酒を飲ませてくれることに期待したいものです。高円寺 抱瓶 昭和53年創業の沖縄酒場。一頃連日のように沖縄料理店に通ったものですが、ゴーヤやスパムなどの食材が簡単に手に入るようになるとめっきり行く回数が減ってしまいました。有名店のこちらにはなぜかお邪魔していなかったのでいずれ伺いたいと思っています。阿佐ケ谷 燗酒屋 平成17年創業、何度か店の前を様子を窺いながら通り過ぎています。品のいい小料理屋のような印象でお銚子2本位をすっと空けてみたいものです。阿佐ケ谷 善知鳥 平成9年創業の新しいお店ですが、評判のよさに一度は訪問したいとつねづね思いつつ、やはりやや高級なのとうらびれた酒場を優先してしまうので当分は行く機会がなさそうです。阿佐ケ谷 焼鳥割烹 川名 昭和46年創業の有名店、西武池袋線沿線にも数軒の同じ屋号の酒場がありますが経営が一緒なのでしょうか。極めて大衆的な安さと量で常連さんを多く抱えているようです。何度か行ったのですがなぜか休みのタイミングにぶつかってしまっています。大塚 割烹 一松 昭和46年創業、大塚三業地のガードを進んですぐの店。敷居が高そうですが、古くからある割烹というものを経験してみたいと思っています。赤羽 川栄 昭和22年創業のうなぎをはじめとした豊富な肴を食べさせてくれるお店。北区はこの一軒だけ、赤羽にしろ東十条にしろチェックしないで行っても気になる酒場がどんどん見つかるのでした。といっても赤羽の酒場はめぼしいところはほぼ行ってしまったので次回はここを起点に飛び込みではしごしてみたいと思います。南千住 尾花 うなぎの名店として小津安二郎も贔屓にしていたお店です。うなぎ屋を酒場と捉えていいものか判断に迷いますが、とりあえず行ってみたい店の備忘を兼ねて書いておきます。町屋 阿波屋(通称:三角屋) 夜の9時頃にようやく開店するということでなかなか行く機会が持てずにいます。想像するに水商売客などを対象にした酒場なのでしょうか。こうした店はユニークなように思われますが、実は案外あちこちにあるんですね。今度町屋で呑んだら3,4軒目で行ってみたいと思います。東武練馬 棟梁 安くてボリュームがあるということであちこちのブログで評判のお店です。それ以外の魅力は実地にて確認してみたいです。石神井公園 スマイリー城 平成4年創業(平成13年に移転)の焼鳥屋。焼鳥を自分で焼くスタイルでユニークといえばユニークだけど、焼鳥屋としてはやや邪道ではないかなと思ってしまいます。まあ話のタネに一度だけ。西新井 ゆきひろ 昭和34年創業の老舗ですが、店はきれいですね。こちらも行ったときはなぜか暖簾が下がっておらずくやしい思いをさせられています。今やそのくやしさを解消するためだけにここに行ってみたいと執着している感じです。小岩 江戸政 昭和40年創業の大衆的な酒場。知人の話によると安くて量もあって、店の雰囲気もよくてお勧めのようです。小岩は行きたい店が実はたくさんあるので、今度行くのが楽しみでうずうずしています。
2012/01/06
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行ってみたい酒場をつらつら書いていると、こんなこと書いている間にさっさと呑みに行ってしまいたいと思いながらなかなかままならない日々。正月疲れした胃腸を少しは休ませるべきかと思いつつ、それ以上に酒場で飲みたい気分がずんずん高まっています。明日がその最初のチャンス。ちなみに今日も休みで千歳烏山-芦花公園-八幡山-上北沢をじっくりと散歩、もちろん奥さん付き。まあさほどそそられる酒場もなかったので心安らかに帰宅してしたたか呑んでしまったのでした。祐天寺 はがくれ 昭和49年創業のもつ料理と酒が評判の酒場。本当はあまり好みのタイプの酒場ではないのですが同じ祐天寺の「立花」と逢わせて行ってみたいと思います。三軒茶屋 銘酒居酒屋 赤鬼 昭和47年創業の銘酒居酒屋のさきがけの店。何度か行く機会がありつつも機会を逸しています、というか銘酒居酒屋というのがどうにも好きになれず避けて通っています。メジャーな店なので次回は立ち寄ってみたいと思います。三軒茶屋 久仁 昭和55年頃創業のもつ焼の名店との誉れが高い店ながらなぜか現場に行くとこの酒場があることを忘れてしまい立ち寄らずにこれまで来てしまいました。次回こそはお邪魔してみたいお店のひとつです。下北沢 宮鍵 下北沢は映画などでしばしば通ったにも関わらず若者向けの街であるというイメージから脱しきれずこれまで呑むことを避けてきました(まあ何軒かは立ち寄っていますが)。昭和30年創業のこの店があることを知り、ぜひ行ってみたいと思いつつ、昼間以外は行く機会を逸しています。この店のためだけでもぜひ出向きたいものです。恵比寿 豊勝(まくら とよかつ) 昭和21年創業とのこと、古くからある酒場ですね。恵比寿では飲む機会も少なく、たまに呑みに行くことがあっても、すぐに街を移動してしまっていました。昼間にはよく訪れるようになり街を歩くと案外そこかしこにオンボロな酒場もあるのですね。こちらはまだ見掛けたことがありませんが、敬意を表していずれお邪魔します。恵比寿 さいき 昭和23年創業の名立たる文学者たちが贔屓にしたという名店。店の前を素通りしたこと幾度。けして敷居が高いわけでもないのですが、なぜか入ることを躊躇わせる気配があります。マスコミ関係者がいたらいやだという気持ちがどこかにあるのかもしれません。中野の「北国」にようにすっと受け入れられればいいんですけどね。渋谷 鳥福 昭和7年創業で昭和26年築の建物で営業しているとの情報、これだけでも行ってみる価値はありそう。渋谷のんべえ横丁は魅力あふれる酒場が軒を連ねていますが、常連さんの中に混じるのはなんでもないのですが、単にひと月分の小遣いがあっという間に吹っ飛びそうなのが躊躇する理由でした。渋谷 鳥重 昭和26年創業の酒場。こちらも「鳥福」に並ぶ定評のある酒場ですね。行けない理由は上記と同。加えて予約制とのことでさらに敷居が高くなっています。気が向いたら行きます。代々木 馬鹿牛 ホントはあまり興味のない酒場ですが、代々木で数少ない安定した評価のある酒場なので行っておいてもいいかなといった程度の理由。代々木上原 笹吟 平成9年創業。これだけで興味がかなり失せてしまうのですが、まあうまいものを食わせてもらえるようなのでできればスポンサー付きでお邪魔したいお店です。
2012/01/04
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今日はひさしぶりにのんびりと銀ブラしました。特に目的があるわけではなく、近日中に訪れたいと思っている銀座の高名なバー(スタア・バー・ギンザ、銀座サンボア、ルパン、BAR 5517、MORI BAR、TENDER、タリスカーなど)の下見や各地のアンテナショップ巡り(山形、栃木や東京交通会館の各店舗)、銀ブラの締めくくりにはやはり銀ブラの語源ともなったカフェ・パウリスタに。のんびりとして案外充実した一日になりました。それにしても「ブリック」はさすがだなあ、年中無休で午後3時にはすでに開店準備ができていました。立ち寄りたい気持ちをぐっと抑えて奥さんのお供を続けたのでした。ということでなかなか縁遠い目黒区や大田区の今年行ってみたい酒場を公開です。中目黒 大衆割烹 藤八 昭和52年創業の有名店ですが、中目黒という土地ってどうも好きになれないのでした。きどった感じの街というのは概ね苦手なのですが、どんな町にも暗部があって、行かず嫌いはやめてどしどし攻め込んでみたいと思います。きっと庶民的ないい酒場もるはずと信じて訪れたいです。祐天寺 立花 ブログなどで見る限り商店街を抜けた住宅街にあるお店、立地は魅力的。概観はかなり煤けていますが、店内はちゃんとしているみたい。鳥料理専門店ありどれもおいしそう。純米酒を各種揃えているようです。学芸大学 浅野屋 昭和41年創業の山の手ではあまり見掛けないコの字カウンターのある店というのがいいですね。外見はありきたりなのでうっかりすると見過ごしてしまいそうです。大衆的なフツーの酒場の魅力が感じられます。自由が丘 ひな鳥から揚 とよ田 昭和37年創業の老舗唐揚店。歴史のある唐揚専門店ってなぜか値段の表記がないところが多いのがうっとおしいです。こういう店って本当は行きたくないのですが、やはりうまそうなので一度は行っておこう。恵比寿 栃木屋 恵比寿という街も近いのになかなか足を向ける気になれない(昼間はけっこうちょくちょくうろついていますけど)、なので呑みに行ったのは数える位です。何度も歩き回ってよさそうな酒場もいくつかチェックしているのでそれこそ近日中に行きたいと思います。ここは昭和46年創業の老舗ですが店は改装されたのか小奇麗みたいです。ボロな酒場もちょこちょこあるので激しく行きたくなってきました。大森 蔦八 大森にはさんざん通ったにも関わらず呑みに行ったことはないのでした。昭和45年創業のこの有名店さえ行ったことがない。大森は近日中に行っておきたい街のひとつです。平和島 【閉店】栃木屋 昭和46年創業の酒場放浪記でも放映された老舗店ですが、なんと今ネットで調べたら閉店しているみたいですね。なんとも残念なことです。雑色 もつやき酒場 三平 昭和27年創業の歴史あるもつ焼屋さんでさくっと飲んで食べるのによさそうです。早い時間から営業しているのもいいですね。ただし店がぴかぴかなのが残念。雑色はシブ好みの酒場がありそうなので一軒目に使うのがよさそうです。
2012/01/03
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2012年に行ってみたい酒場(墨田区・品川区) 今晩は義弟一家(子供3人)がやって来てさんざん呑んで一眠り。目覚めてぜいたくシメイをすすってからようやく立ち直ったところです。正月料理というのはどうしても冷えた肴が多くなるのでアルコールの分解が遅れてしまうような気がします。それにしても正月2日であるのに、街はすごい人手です。一昔前は正月三が日位は街も静まり返ってそれはそれで不思議な情緒があったものですが、いまでは百貨店も2日には開店し、街のにぎわいも通常期を上回る混雑振りです。今となっては閑散とした正月が懐かしい気分です。それでは今年の目標の続きになります。錦糸町 大衆酒場 小松屋 ごくごくありふれた酒場めいたところが好印象。ついつい「三四郎」などの有名店を目指してしまうのですが、本来はこうした当たり前の酒場が心地よいものです。錦糸町 日野屋酒場 とりあえずここに書くためにネットで検索してみたのですが、ひっかからない。とっくに閉店しているのでしょうか?「下町酒場巡礼」あたりで目にしていた酒場なだけに健在であることを期待します。大崎 天志乃 昭和45年創業 ネットで調べてみるとありきたりのお店ですね。「日本酒とトンカツのお店」ということでちょっとくたびれている胃腸にはきつそうですが、不案内な土地でもあるので機会があればお邪魔してみたいと思います。五反田 大衆酒場 蔵や 先日お邪魔した際には休みだったのか扉は閉ざされたままでした。値段の表記がなくてご主人の気分でいろいろ出してくれる店というのは以前似たようなスタイルの店でいやな思いをしたことがあるのであまり近寄りたくないというのが正直なところですが、評判を信頼して一度は訪れてみたい酒場です。荏原中延 もつ焼き 仲居 昭和35頃年創業の定評のあるもつ焼屋。朽ち果てた暖簾が印象的ですが、ここまで来ると渋さを通り越しているような気がします。外観の朽ち果てた様子と店内のありふれた感じのギャップが気になりますがやはり一度は訪れておくべきと楽しみにしています。荏原中延 忠弥 東急線沿線のもつ焼屋というのはどこも行列ができているという噂です。わざわざ並んでまで飲むというのがどうしても納得できない性分なので、やはりなかなか足を伸ばせずにいます。ただでさえ遠距離で億劫なのに。あれっ、都営浅草線も通ってたか、じゃあ近いうちに行ってみよう。北品川 ほ志乃 昭和34年創業の人気店、ブログなどで見る限り店の雰囲気はさほど面白みはなさそうですが、味の良さは衆目の一致するところのようです。京急沿線は魅力的でぜひとも丹念に歩いてみたい界隈ですがややうちからは遠隔で、課題となる地域です。
2012/01/02
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明けましておめでとうございます。正月は多くの酒場がお休みで、ぼくも自宅で昼間から飲んでいます。この数年はチューハイばかりの日々なのでいきなり日本酒で呑み始めるとやけに眠くなってしまい、夕方にはすっかり寝入ってしまいました。今さっき目覚めてビールをすすりながらブログ書き。といってもややこしいことは書けないのでまたもや今年行きたい酒場を書いてお茶を濁すのでした。新宿 田舎料理 川太郎 昭和42年頃創業の老舗。花園神社の参道にあるというのがユニーク。いつでも行けそうでありながらお値段が高めなので軽く呑んでお暇することにしましょう。熊本出身の女将さんのお店のようです。目白 秋田料理 五城目 昭和35年創業。こちらは秋田料理のお店。初代店主が秋田県の五城目町出身とHPにあります。きりたんぽがお勧めということですがあまり得意ではないのでした。あっという間にお腹一杯になって呑めなくなってしまいますから。湯島 多古久 明治37年創業。湯島のおでんの有名店。湯島界隈には「右近」や「こなから 本店」などおでんの名店がありますが、いずれも酒場でいただくおでんとは違い高級料理になってしまっています。こちらもやはり値段は高級店価格のようです。それでも歴史の古さを感じるために一度は行ってみたいと思っています。浅草 志婦゛や 昭和33年創業(平成2年改築しているようです)の老舗酒場。観音通りにあるようですが、なぜか見落としていてまだ場所も確認していません。だからこそ楽しみなんですけど。小奇麗で趣味からは少し外れていますが、ほのぼのといいお店のようです。浅草 岩金 戦前に創業し、昭和24年浅草に移転した仲見世通り裏通りにある老舗酒場。小料理屋に近いお店のようでこちらも軽く飲んでさっと引き揚げるのが粋な使い方のようです。浅草 赤垣 大正6年頃創業という老舗酒場で酒場放浪記で放映されていた印象が残っています。肴の上品さが非常に魅力的でした。地元の常連さんが肩を寄せ合っており、長居をせずさくっと寄せていただきたいと思います。浅草 スタンド 甘粕 土日のみこっそり営業を続けていたというこの酒場もとうとう閉店したという噂を目にしたような気もしますが本当のところはどうなんでしょうか?これまで何度か伺っているのですがやはり店の扉は閉ざされたままです。なぎら健壱が恐れる女将のばあさんと逢えることを念願にしています。浅草 山之宿 昭和41年創業の木造の一軒家酒場。古民家風の酒場というのは見掛け倒しのことが多いのでやや不安ではありますが、一度はお邪魔したいと思います。浅草 捕鯨舩 昭和52年創業の有名居酒屋。浅草芸人たちの溜まり場となっていた(いる?)ということでどうしても足が遠のいてしまうのですが、大衆酒場らしいムードにはそれなりの魅力があります。
2012/01/01
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