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昨日、ブログ友の幸達さんの作品展に行ったのだが、会場で、怪獣小僧さんを紹介された。怪獣の名の通り、怪獣の変わった様子を描く方で、小僧の名の通り、若い方だ。絵葉書サイズにプリントした何枚もの作品を見せていただいて、その中の一枚をおねだりして頂いた。実物は普通の絵の大きさ、と言うのは変だが、30インチから50インチのTVサイズとのこと。丁寧に書かれた作品を見ると、葉書サイズからでも、短時間では描くことができないことが分かる。幸達さんは、「この根気が私にもあればなぁ」と言っていたが、正にこの元気が欲しいものである。そして、怪獣のユニークさだ。「怪獣」に定義はないと思うが、見たことのない怪獣が多数描かれている。この発想力も羨ましい。「怪獣小僧」でネットを検索すると、この他の作品が見られる。Facebookを見ると、色々な怪獣が登場する。
2023.04.21
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昨日の続き。いすみ鉄道の沿線には見どころがいくつもあるのだが・・・と書いたが、いすみ鉄道沿線の見どころの一つに、「天然ガス記念館」がある。「記念館」を見どころ、というのは少し変だが、千葉県大多喜町周辺では、天然ガスが採取されているという“初耳”が見どころ的価値を有している。画像は、天然ガス記念館に灯されているガス灯。最初は、天然ガスが採取されていると言っても、このガス灯程度か、と思ったが、大違いだった。千葉県内の都市ガス利用世帯の半分をまかなっていて、文字通りの千産千消(地産地消)で、600年分の埋蔵量があるという。そんなガス田が千葉県にあったとは、驚きでしかない。また、天然ガスに付随して生産されるヨードは、千葉県が世界の主要な生産地だという。関東地方に75年も生きてきて、初めて知った。いすみ鉄道とは関係がないのだろうが、沿線の紹介として大きく取り上げていいのでは、と思う。
2022.06.18
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国立科学博物館に行ったのは、フーコーの振り子が止まっているのを見るためではない。国立科学博物館が開いている「産業技術史講座」を受講するためであった。今回のテーマは「プラネタリウム技術の系統化調査」。大雑把に言えば、プラネタリウム技術の開発歴史。天文学は最古の学問とされていながら、実験によって天文現象を再現できない、理解の難しい学問であり、その理解のためにプラネタリウムが作られ、そこに色々な技術的進歩があった、というもの。コロナ禍の中での講座なので、受講者は普段の4分の1程の15人。よくぞ抽選に当たったものだと、我ながら感心する。受講者の多くは、私と同程度か少し若い年代の男性だが、女性は、20~30歳代と思われる、「天文女子」だった。紀元前の天球儀は、頭からかぶる小さな物。現在の投影式のプラネタリウムは1913年に作られた、直径6メートルの球で、数人しか入れなかったが、その数年後には、現在のようなドーム型の天井に投影するようになっていったという。そして、このコンピュータ技術の中にあって、プラネタリウムは、現在もアナログ技術のかたまりだとも。私がプラネタリウムを観たのは・・・何年前だったろうか・・・明石の天文台で観たのが最後だったが、ドームを見上げていて、プラネタリウムの機械のアナログ度合いに触れず終いだった。機会を作って、プラネタリウムの機械そのものをじっくりと見たいと思う。
2020.07.16
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今年2月、東京上野の国立科学博物館へ行った。引き籠もっていてはボケるだけなので、積極的に博物館などを見て回ろう、と、自分なりに盛り上がっていたのだが、コロナ自粛で掛け声だけになっていた。が、ここへ来て、博物館などが再開されたので、早速、足を運んだ。場所は上野駅の公園口。そんなに久しぶりではないのに、公園口の改札口にチト迷った。やはり・・・ボケたか・・・と思ったが・・・そうではなかった、公園口の改札が新しくなって、移動していた。以前は、文化会館の前にあったが、動物園正面の道路方向へ、100メートルほど移動していた。ということで、国立科学博物館へ。入館は予約制。入口で検温があった。額ではなく、手の甲での検温で、わざとらしさを感じさせなかった。入口から直ぐ近くにあるのが、画像の、フーコーの振り子。フーコーの振り子は、地球が自転していることを示すもので、子供の頃は、永久に止まらない振り子だと思っていたのだが、「3蜜」を避けるために、振り子は止まったままになっていた。ああ、やはり、そうなんでだぁ~~フーコーの振り子は止まるんだ~~私としては、新たな発見をしたような、新鮮な感覚があった。
2020.07.15
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上野の森は人が少ないような気もした。コロナウイルスのためかもしれない。国立科学博物館の入館料は・・・60歳以上は無料。ありがたいことだが、年寄りをタダにするより、若い世代、子育ての世代を無料にした方がいいと思うのだが・・・そんな話をしながら、入館した。入館して直ぐにあるのが、フーコーの振り子。・・・そうだ、フーコーの振り子のことをブログに書いた記憶がある。前回訪問した時は、単に振り子が揺れているだけだったと思うが、LEDで振り子が振れた方向を示すなど、分かりやすく見やすくなっていた。とはいえ、フーコーの振り子を理解するのはかなり難しい。コリオリの力の知識も必要なので、壁に貼られた説明書だけでは分からないかもしれない。だからなのか、修学旅行の中学生でじっくりと見て説明を読む人はいなかった。ということで、人生前向きに、冥土の土産話作りのためにも、引き籠もり解消のためにも、「老活」を続けようと思う。
2020.02.22
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久しぶりで、高校時代の同級生と会った。互いの中間地点ということで、会ったのは東京の上野。何年振りだろうか、彼は「じいちゃん」になっていた。父母の介護、病気、終活・・・色々な事を話したが、彼はまだまだ死ぬ予定はないようで、何事にも前向きに生活しているようだ。「毎日何をしているの?」と聞くと、「講演会巡りと博物館巡りをしている」という。好きな分野の講演をを聞いて、好きな分野の博物館を回っているそうで、上野の科学博物館は年に数回訪問していると言い、これから一緒に行こうか、と誘ってくれた。私も嫌いな分野では無いので、誘いに乗った。確か、ブログにも科学博物館のことを書いているので、7~8年振りだと思う。修学旅行と思われる中学生で賑やかな博物館を一回りした。なるほど・・・足は疲れたが、久しぶりの刺激があった。彼を見習って、雑学を仕入れたいと思った。冥土の土産にはならないだろうが・・・
2020.02.21
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「その後どうしているの?」「引き籠もっているんじゃないの?」・・・ということで、「昭和歌謡ライブ」に誘われた。いや、歌うのではない、聞きに行こうという誘いだ。春風や 昭和は遠く なりにけり ということで、昭和歌謡ライブなのだという。 中央フリーウエイ 22才の別れ 経験など、懐かしい昭和の歌を聞くことができた。場所は、青山。私の悪い癖は、こんな場所でも収支計算をしたくなること。ハコ代、ピアノやドラムのレンタル代などを考えると、計算するまでもなく、赤字だ。歌いたいから、聞いて欲しいから・・・ということなのだろうか?もし、歌い手が、ビアノやドラム、ベースの演奏者を呼んでいたとすると、大赤字だ。それが趣味、それがお金の使い方、という事なのかもしれないが、音楽界を目指しているような歌い手もいて、普段の仕事はどうしているの・・・と、聞きたくもなった。ということで、手術後初めての室内人混みだったが、楽しく過ごすことができた。
2019.05.03
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関係HPから借用コバケンこと小林研一郎。私的には、大晦日にベートーベンの交響曲を、1番から9番まで指揮する、指揮者、というイメージで、いつかは、大晦日に聴いてみたいと思っていた。だが、コバケンも生身の人間、近年体調があまりよろしくないようで、今年の大晦日は指揮をできるのか、と気になっていて、コンサートの予約をためらっていたのだが、何のことはない、コバケンより、私自身の体調の方が危うくなっている。コンサートは、大晦日の午後1時から、年の変わる24時までの長丁場。途中に、食事休憩が数時間あるようだが、体力との勝負になりそうである。今年は、「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏2018」と称し、 「岩城宏之メモリアル・オーケストラ」(日本を代表するオーケストラで活躍する コンサートマスターや首席奏者クラスによる特別編成)が演奏し、 コンサートマスターは篠崎史紀(NHK交響楽団第1コンサートマスター)が務める、とある。行ける時に行くか・・・とも思うのだが、体力的にOKでも、会場に長時間いると、色々なウイルスにさらされる恐れもある。免疫力が低下しているので、その心配もある。まだまだ席は空いているが、今年は、あきらめた。
2018.11.15
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茨城県の水戸市の隣町に、父母は住んでいた。が、私は、その家に住んだことはない。父が退職してから、住むようになった家だからだ。なので、子供を連れて、茨城の家に遊びに行き、大洗の梅で海水浴をしたり、水族館を見たりした。30年位前になるだろうか、当時の水族館は、四角い水槽が並んでいて、そこに魚が泳いでいるだけだったが、それでも、大人も子供も楽しめたものだ。で、墓参りの帰りに、大洗水族館に寄った。入館料は、1850円。30年前の入館料の記憶はないが、1850円というのは、安くない金額だと思う。が、昔と違って、水族館の展示方法に新鮮味があった。大きな水槽もそうだが、見ていて楽しくなる工夫がなされている。1850円は、安いと感じた。ということで、アシカとイルカのショーを見て、宿に向かった
2018.10.19
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さいたま市は、浦和市、与野市、大宮市、岩槻市が合併してできた政令指定都市。合併して何年が経つのか、記憶がないが、いまだに、古い市の名残を引きずっていると思われることが色々とある。「おやじバンド OYAJIBAND」もその一つだ。これは、旧大宮市で始められた催し物だが、さいたま市が中心になって開催することができないようで、旧大宮市の外れの方で今も開かれている。ということで、先日、おやじバンドを聞きに行ってきた。初回から17年連続で出場しているというバンドもあって、なかなか聞き応えがあった。普通、このようなアマチュアバンドを録音や録画して聞くと、アラが目立って聞きづらいものだが、何んの、なんの、録音録画に耐える演奏だった。おやじバンドの活動までも合併させると、おやじの楽しみを奪うことになりかねないので、それぞれの地域に残しておくのではないかと思われる。
2018.03.13
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東京両国の国技館で、「5000人の第九コンサート」を聴いた。5000人の合唱団が第九を歌うというのだが、5000人も合唱団をどうステージに乗せるのか、ということを知りたくて、足を運んだ。結論から言うと、合唱団は、観客席に陣取っていた。国技館の定員は、約11000人。枡席はそのままで、3人が入っているので、5000人の合唱団は、国技館のほぼ6割の席を埋めている。(画像は、撮影可の開演前の様子)正面席から向正面を写したもので、左右の白い衣装が女性、中央の黒い衣装が男性。中央下が、オーケストラ席。まだ、全員が着席していないので、赤い椅子席などが見える。で、肝心の、第4楽章の合唱は・・・・大迫力。オーケストラの弦楽器の弦が動いているのは見えるが、オーケストラは聞こえない。打楽器の音が確認できるだけだった。私には、音楽的な評価はできないが、凄いことを企画して、これを実行している人がいるんだ、と感心した。
2018.03.03
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先月末、足利フラワーパークへ行ってきた。これといって見頃の花はないのだが、車を動かす都合もあって、出かけた。足利フラワーパークの入園料はユニークで、藤を始めとして、多くの花が咲いている時期は入園料が高く、花の少ない時期は安く設定されている。なので、一月の末なので、咲いているのは牡丹と臘梅くらいしか無いので、入園料は安いかと思ったら、午後4時で入れ替え制になっていて、4時半からの入場料が高かった。普通は、夜間割引だろうに、反対に夜間の部の方が高い。何で~と思ったら、イルミネーションの点灯があるからだという。クリスマスの時期から、2月の初めまでは花が少ないので、イルミネーションで客を呼ぼうという経営戦略のようだ。ということで、寒い中、イルミネーションを見て来た。入園料は900円。元は取れたと思う。
2018.02.07
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草乃しずか展の案内をいただいた。本人から。友人知人を誘って見に来て欲しい、ということだ。草乃しずかは知る人ぞ知る、刺繍の大家。だが、私の友人知人は男がほとんどで、刺繍の「し」ほどの興味も持たない。ならば、あの子を誘おうかと思ったが、この刺繍の着物が欲しい・・・などと言われると困るので、一人で行くことにした。何年か前も、草乃しずかの刺繍展があったので、その後の作品ということらしい。虫眼鏡で見ても分からないような刺繍で、着物の模様が刺してある。気が遠くなるような時間が掛かったことだろう。気の短い私にはゼッタイ出来ないと思いながら、会場を一回りした。刺繍と一言で言うが、奥の深い世界であることがよく分かった。
2018.01.21
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昨日の日記の続き。日本舞踊に関しても門外漢・・・いや、門の外の外である。なので、舞踊については、ただただ感心して見るだけだった。で、幕間にプログラムを見ていて、これまた分からないことがあった。それは、各踊りの名称の前に、常磐津・清元・長唄と書かれていること。踊りは、花柳流だろうに、常磐津・清元・長唄となぜ書いてあるのか、まさか、常磐津流の踊りではないだろう。私のささやかな知識では、常磐津・清元・長唄というのは、踊りの伴奏。三味線や唄や鼓などのお囃子(地方・じかた)のこと。すると、常磐津で踊るのと、清元で踊るのとでは・・・違うのか?との疑問が生じる。そして、プログラムを見ると、常磐津の唄と清元の唄は、「浄瑠璃」とあり、長唄のそれは「唄」とある。長唄は浄瑠璃ではないのか、との疑問も生じる。さらに、義太夫とは、端唄とは、小唄とは・・・・分からないことばかりだ。図書館である本を読んだら、「常磐津・清元・長唄の違いを気にするな、流行歌と歌謡曲と演歌の区別がつかなくても楽しむことができるではないか」と書かれていたが、日本人として常磐津・清元・長唄の違いは気になる。
2017.12.03
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あの子から、日本舞踊の名取になったので、その名披露目をするとの案内があった。名取ってなに?、名披露目ってなに?、という門外漢だが、名取になるにも、名披露目をするにも、ん百万円の金が掛かるということは知っている。我々素人は、「名取になった」というが、それは、「名取」という地位ではなく、師匠の名を取って、花柳・・・と、名乗れるというだけことで、弟子を取れるということではないという。そして、その名を披露する舞踊を名披露目というのだそうだ。案内は「招待」ではあるが、手ぶらでは行けない。場所は国立劇場。その辺のコミセンのホールではない。おそらく同じ招待を受けているだろうと、心当たりに連絡したら、同じように、「御祝いをどうする」と悩んでいた。異次元の世界に半端な金額を包んでいっても失礼だから、御祝いは最低限の金額にしよう、ということで、(貧乏人の)話はまとまった。踊りの衣装はもとより、三味線、唄、囃子も、それぞれの名取一門のようで、その支払金額は見当も付かないし、幕引きの担当にまで心付けが必要らしい。凄い世界があるものだと、感心しきりの連続だった。
2017.12.02
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昨日の日記の女流陶芸展は、撮影禁止。最近、一部の展覧会、展示会では撮影可のところが出てきたが、陶器という固いモノであり、光の影響を受けにくい素材なのに、かたくなに撮影禁止を守っている。そして、手を触れないで下さい、とある。これも分かるが、陶器という性質上、観覧者は触れて材質を確かめようとし、軽く叩いて、中がどれほどの空洞になっているのかを知りたいはずなのに、展示品が「おびんずる様」のようになることを心配しているようだ。で、その撮影禁止の展示会場で、どうしても写したいものがあった。画像の「消人栓」だ。隠し撮りをした。誰かが点々を削ったような跡はない。書き忘れたのか、貼り忘れたのか、「人を消す詮」となっていた。京都のあの子に、これをブログに載せたら、画像を加工したと言われるだろうね、と言うと、「多重人格のあの人はそう言うだろうけど、他の人は信じてくれますよ」と後押ししてくれた。ということで、京都のあの子が証人になってくれるので、画像をUP。そうそう、あの子は、会場を出たところの廊下にあった、同じ形の消火栓を指さして、「消火栓」になっているじゃん・・・と教えてくれた。
2017.11.27
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今回、京都へ行った目的はただ一つ(←当社比)それは、女流陶芸展を見ること。陶芸、手芸、文芸など・・・素人が初めても、なぜか、陶芸、手芸、文芸という。私は、土をいじって器を作ることを習っているが、とてもとても、陶芸とはほど遠い。なので、「陶芸展」というと、素人も芸術家もいっしょくたに考えてしまうが、ここでいう「陶芸」は、中途半端な陶芸ではない。日本全国から募った、女流の陶芸展だ。私など、足元にも、爪先にも、爪の垢にも及ばない世界のことだが、見ないよりは見た方が良いだろうということで、京都へ行ったのだった。私の通っている陶芸教室では、この作品は、土は何を使った、釉薬は何と何をどう使った、焼き方はどうした、と教えてくれるが、陶芸展ではそれはない。素人はしろうとなりに見当を付けて観賞するだけである。画像は、2016年の目録から、今年の作品に似たものを選んだ。2017年、すなわち、私がこの目で見た作品の目録が欲しかったのだが、「現在作成中で、来年の春頃にお渡しできます」という状態だった。「来年の春ですか・・・それまで生きていられるか分からないなぁ~」と言うと、向こうを向いていた別の受付嬢(嬢の歳は過ぎているが・・)が、振り返って、私の顔を見た。「そんな、あからさまに見ないで」と言ったら、ニコリとしていた、そんな京都だった。で、ご一緒頂いた京都のあの子にこの事を訴えたら・・・・「そうだったのぉ~~」と、難しい返事を返してくれた。そんな京都だった。
2017.11.26
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5月に、琵琶湖疎水のインクラインのことを書いたが、その時に行くことのできなかった「琵琶湖疎水記念館」が気になっていて、今回、雨という博物館見学日和に恵まれて、のんびりと丁寧に見学してきた。琵琶湖疎水とは、滋賀県の琵琶湖から京都市内まで、約10キロを、堀やトンネルで水を通したもの。東京遷都による京都の衰退に危機を感じ、京都に活力を戻すため、明治16年(1883年)に測量を開始したというから、当時の政治家の先を見た考えに驚きを覚える。当時としては日本一となる長さ2436メートルのトンネル、など、そのほとんどを人力でだけで工事したという。疎水は水運にも使われ、水は、飲料水、潅漑、発電に使われている。水力発電のおかげで、市内に日本で初めての公共電気鉄道を走らせることができ、京都は活力を取り戻したという。そして、明治末期には、人口増による飲料水や電力の不足に対応するため、二本目の疎水を掘った。先人の先を見越した考えと、それを実行するための力、そして金(税金)。議会は、税金を課してでも疎水を建設することを決定したというから、真の政治家ここにあり、という思いである。
2017.10.31
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何年か前の京都の時も台風だった。 なぜか、今回も! 前回の時は、台風直撃で、幾つかの博物館が閉まったが、 今回は、それはなかった。 雨の日の観光地は博物館、ということで、京都鉄道博物館へ行ってきた。 埼玉県の大宮にもJRが開いた鉄道博物館があるが、京都の鉄道博物館は誰が作ったのか、よく分からない。 で、暇に任せて、のんびりと、見て回った。 線路、車輪、ブレーキ、信号機、ポイント、などなどに、様々な工夫が為されてきたことが解説展示されている。 親子連れは、ただスイッチをガチガチ押して遊ぶだけ。 それもいいけど、少しは、親の言葉で説明してあげたらどうなの、と感じた。 この歳になって、車輪が扁平でない理由を初めて知った!
2017.10.30
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台風はどこへ行ったのか、まだ来ないのか、ホテルの窓から外を見る限り分からない。 ということで、京都に来た。 京都に来た目的は、ハニカミゼンザースのライブを聴くこと。 ハニカミゼンザースとは、京都のオバサンおじさんバンド。 だが、若いドラマーがいる、不思議なメンバー。 普通、街のバンドは、安心して聴けない部分があるが、ハニカミゼンザースにはそれがない。 リズム感のいい、音程のいい、バンドだ。 ということで、タイガースやベンチャーズを楽しませてもらった。 京都に来てよかった。
2017.10.29
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鉄道歴史展示室があるのは、復元された旧新橋停車場の駅舎。ターミナル駅(始発駅)だったので、駅舎は線路に対して直角に建てられている。駅舎に入り、切符を買って、改札を通ると、そこからがホームで、ホームがその先に伸びている、という配置だ。上野駅の下のホーム、ロンドンやニューヨークのターミナル駅のような作りだ。で、そこには、鉄道の起点となった「O哩」(ゼロマイル)標識がある。もちろん、レプリカだが、明治初期を思わせる何かがある。そして、当時のプラットフォームと線路が復元されている。興味深いのは、当時の線路は、断面がアルファベットの「I」の形で、上下が同じ形をしていて、枕木から浮かして敷設されていた。また、当時は、線路の頭が出る所まで砂利が埋められていて、それが再現されている。思うに、路面電車風に敷設されたので、馬車などの通行に配慮したのではないだろうか。鉄道歴史展示室とホームや線路の見学は無料。駅舎にはビアホールがある。
2017.09.29
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旧新橋駅の停車場が復元され、その一部が、鉄道歴史展示室になっている。画像上が、復元された新橋停車場。日本で初めて鉄道ができた時のターミナル駅で、現JR新橋駅の東に位置する。外見はほぼ、当時のように復元されているという。その鉄道歴史展示室に、オレンジカードが展示されているというので見に行った。画像下は、その案内パンフレットで、オレンジカードを模したもの。展示室には、懐かしいオレンジカードの自販機があった。絵柄を見て、絵柄を選んでカードを買えるので、ありがたい存在だった。券売機と一緒になり、何が出てくるのか分からなくなった頃を思い出させてくれた。展示されているオレンジカードの大半は、マイコレクションにあるもので、我ながら、にんまりとした。そして、展示品のほとんどが、使用済みのカードだった。展示品の全部を確認したわけではないので、全部が全部使用済みではないかも知れないが、組織的に、未使用品をストックできないのかもしれない。マイコレクションの一部、国鉄時代のオレンジカードの一部は、使用しないでそのまま保存している。オレンジカード(や、テレホンカード)は、使用を開始すると、カードに小さな穴が開けられてしまうので、コレクション的価値に違いがあると思われるからだ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・このブログに、10年がかりで書いてきた超短編を完成させ、オッカー久米川さんに絵を加えていただき、絵本にしました。題して「かおりちゃんの不思議なおもちゃのケータイ電話」短編小説プラス絵で、映画のようなビジュアル感覚で楽しめるようにした絵本です。文字は多く、漢字には振り仮名はありませんが、子供さんにも楽しめるよう、塗り絵と猫探しができるようになっています。21cm×21cm 40ページ ハードカバーamazonで発売中です。 @1201円。「にととら」で検索下さい。
2017.09.28
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深澤直人のデザイン展を見てきた。デザイン展って何を展示しているのか、という思いがあったが、何事も経験ということで、パナソニック汐留ミュージアムへ行った。AMBIENTとは、「周囲」とか「環境」という英語。環境に合った、周囲に合ったデザインをしているということを表しているようだ。照明、椅子やテーブル、鏡や湯船などの住宅設備等の生活ための環境をデザインした深澤直人の作品製品が並んでいる。撮影は自由だったが、椅子などには座ることも触れることもできないという閉鎖性。座り心地が分からなければ、デザインの良さを実感できないと思うのだが、なぜか、それはできなかった。なぜ、パナソニックがこの展示会を開いたのか、と思ったが、パナソニックのヘアドライヤーや携帯電話、湯船などの一部を、深澤直人がデザインしたからのようだった。
2017.09.26
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少し前、「没後140年、吉田博展」を見た。新宿の、ゴッホのひまわりの絵を持っている損保会社のギャラリーで。140年、150年・・・いや100年前という、古い日本人の絵の展覧会を見ると、いつも、感じることが二つある。一つは、この早い時期に日本を出てフランスなどで絵画を学んだ人物は、その絵の内容がどうであれ、日本で受け入れられて、それなりの地位になったこと。もう一つは、この時代から、会を構成する人たちの派閥争いがあったであろう、ことが、展示の説明で分かること。確か・・・黒田清輝の時もそうだった。絵の内容は別として、書法を主とした派閥争いが説明されていた。吉田博もそうだ。ヨーロッパに留学したから名を上げたのでは・・・腕の程はどうなの・・・と思った。ま、絵画も、書道も、俳句も・・・作品の絶対価値は誰にも評価できないのだが、その筋の先生の評価で価値が決まるのは今でも同じということのようだ。日展でも、入選者の枠を派閥で割り振ったことが表沙汰になったことがあるが、これは、100年以上前からの日本芸術界の体質だと思われる。
2017.09.21
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小樽の石原裕次郎記念館がきのうで閉館した。石原裕次郎のファンも高齢化して、入館者が減って、維持が難しくなったようだ。閉館する前に、もう一度行きたいと思っていたのだが、いつの間にか忘れてしまった。ELVISと同じで、若い時に亡くなったスターは、いつまでもその若さのままある。だが、ファンの方はどんどん歳をとっていって、そのスターは忘れられていく。仕方のないことで、それが現実なのである。で、コレクターとしては、これを機に、引っ張り出してみたカードがある。JR北海道のオレンジカードだ。札幌で、そして、小樽の駅で購入したカードだ。終活で、JRの会社別、絵柄別にカードを整理したので、石原裕次郎のカードもすんなりと探し出すことができた。あ・・・オレンジカードを知らない人が増えてきたのも事実だ。
2017.09.01
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上野の国立西洋美術館で、アルチンボルド展を観た。アンチボトルって誰? というのが、私の知識程度。植物や動物で、人の顔を描く、鬼才がアルチンボルドだ。どこかで、そんな絵を見た記憶がある。で、会場に入って、直ぐにあったのが、アルチンボルドメーカー。所定の位置に立つと、前のモニターに、私自身の自画像が、アルチンボルド風に描き出されるもの。コンピュータのなせる技だ。輪郭や目鼻の位置などから、アルチンボルド風の野菜仕立ての顔が出来るわけだが、似ていると言えば似ている。似ていないと言えば似ていない。ま、アルチンボルドの絵そのものは、あまり気持ちのいいものではなかったが、このスタートだけは、楽しかった。
2017.07.17
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ブリューゲルの「バベルの塔」展に行ってきた。場所は、東京都美術館。混んでいるんだろうな、夕方近くになれば混まないかな・・・と思い、水曜日の4時に入館した。期待通り、会場は混んでいなかったが、期待に反して、絵は小さかった。板に書いた油絵で、60×70センチ程の大きさ。この中に、バベルの塔と、米粒よりも小さい1400人の人々が描かれているという。近くに寄っても、人々の様子は見えない(分からない)。拡大図や、CGで人々の様子を見るようになっている。天まで届く塔を建設しようとしたことが神の怒りを買ったため、1400人の言葉をバラバラの言語にされてしまい、意思疎通ができなくなり、人々は散っていき、バベルの塔は完成しなかった、と、旧約聖書にあるという。旧約聖書・・・この項だけでも読んでみたい。
2017.05.29
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アルフォンス・ミュシャは、旧オーストリア帝国生まれのグラフィックデザイナー。ミュシャというのは、フランス語読みだそうで、チェコ語ではムハだそうだ。ミュシャの女性の絵は、ポスターや装飾パネルなどでおなじみだが、6×8メートルを超す大きな絵がいくつも展示されていた。どうやってここに運んできて、搬入したのか・・・という疑問も生じた。なので、絵に張り付くようにして観賞する人はなく、遠く離れる人が多いので、入場者の割には絵が見やすかった。で、ユニークなのは、写真撮影が可となっているエリアがあったこと。大きな絵を下からあおって写すのだから、まともな絵の写真は写せないのだが、会場の雰囲気を写すことができた。そして、驚きなのは、ミュージアムショップの値段。リトグラフの複製に、20万円を超す値段が付いていて、売約の赤い印がいくつも付いていた。また、このミュシャ展の目録は、目録としては過去最高の売れ行きだそうで、通販でも人気だという。根強い人気があるようだ。
2017.05.19
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墨田区(東京)にできた、「すみだ北斎美術館」へ行ってきた。目的は、「北斎と旅する五十三次 てくてく東海道 展」を見ること。なぜ、墨田に北斎美術館があるのか、葛飾北斎というくらいだから葛飾区なのではないか、とも思うのだが、昔は、 武蔵国葛飾郡であって、墨田という地名はなかったようである。北斎は、現墨田区の生まれで、何回もの転居をしていたが、その大半が墨田区であったことから、北斎美術館が墨田区に誕生したという。で、東海道五十三次と言えば、歌川広重が有名だが、北斎は、広重より30年も早くから、東海道五十三次を描いていたという。また、広重の五十三次は、風景を描いたものが多いが、北斎の五十三次は、その土地土地の風俗を描いたものが多く、広重とはちがう東海道五十三次を楽しむことができた。ただ、版が小さくて(A6版くらい)照明が落とされているので、楽しんで見る、という感覚にはならなかった。展示されている部分拡大図を見る方が楽で分かりやすかった。気になったのは、常設展にあった、方位計(コンパス)。携帯用のロウソク立てを使っていた時代に、方位計があったのか、方位計を使うほど地図は正確だったのか・・・と思った。
2017.04.20
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東海道に限らず、宿場町には賑わいがある。人為的に作られた宿場もあるが、その多くは、集落でもともと人が多く住んでいたところ。なので、色々な商業漁業があって、賑やかなのだ。中でも、我々の東海道ウォーカーの気になるのが、造り酒屋。メンバーには、酒が嫌い、酒が飲めない、という人は一人もいない。いや、人一倍酒が好きな人たちだ。帰りの電車の中で、2時間ほどの間に、8人で一升瓶2本、ということもあった。で、今回は、滋賀県甲賀市(水口宿・みなくちしゅく)の美冨久酒造を見学した。見学したと言っても、全行程を見学したのではない。いわゆる、仕込み樽のある部屋を上から覗いただけ。酒蔵見学の後は、お楽しみの、試飲。試飲をしたくて見学に入った、という感じがしないでもない。このあと、20キロ近く歩くんだよな、と言いながらも、酒好きの集団は次から次へと試飲を続ける。そして、今晩宿で飲む酒を購入して、リュックサックへ。元気な集団である。
2017.03.19
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昨日の日記の続き。東京都庭園美術館というくらいだから、庭園も広い。半分ほどが工事中だったが、池をひとまわりして茶室を見て回ることができる。この庭園の維持管理費用は大変な金額だろうな・・・その当時は、だれが、その費用を支払っていたのだろう・・・どうしても、そこに疑問が行ってしまう。現在は東京都の所有だが、その前は西武の所有だったようだ。朝香家が西武に売却したのだろうか?都内の一等地なので、巨額の固定資産税に絶えられなかったのだろうか?それとも、例の西武の騒動で、西武が手放したのだろうか?そすると・・・東京都はいくらで買ったのか・・・?ということで、画像は、旧朝香宮邸の庭園。この季節なので、枯れ枝が寂しいが、木々が芽吹く頃は緑に溢れることだろう。季節を変えて、もう一度尋ねたいと思っている。
2017.03.07
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東京都庭園美術館で、並河靖之の七宝展を見た。並河靖之は明治時代の日本を代表する七宝家。これが七宝なのかと思わせる器が数多く展示されていた。七宝とは、ガラス質の釉薬に鉄や銅の酸化物を混ぜたものを、金属に乗せて焼くもの。七宝には、無線と有線とがあるという。アマチュア無線をする者としては、何のことなのか分からなくなるが、銀などの細くて薄い板で模様の形を作り、そこに釉薬を入れる技法を「有線」といい、この線を使わないのが、「無線」というそうだ。無線では、釉薬の境目が混ざるため綺麗な模様を作り出すのが難しいという。で、並河靖之は、有線にこだわった七宝家で、線の存在を感じさせない。陶芸の世界でも、釉薬の使い方は難しい。釉薬だけで絵柄を出すのは不可能に近い。それが七宝との違いなのだろうが、参考になるいくつかのヒントを得てきた。
2017.03.05
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知人がミュージカルの舞台に出るというので、チケットを買った。いわゆる、「お付き合い」というヤツで、ミュージカルが好きなわけではない。知人は女優を名乗っているが、ひいき目に見ても、女優と言うことにギャップを感じる。少なくとも、舞台だけで生活できている人が女優を名乗れるのではないだろうか。ま、そんな陰口は置いといて・・・・舞台を見ながら、色々な計算をしてしまった。チケットは、7千円。 ホールは800人ほどで、ほぼ満席。公演は4回。 ホールの賃料は、リハーサル・会場スタッフを含めて150万円(?)出演者は40人ほど。 チラシなどの宣伝費100万円(?) 衣装代・大道具・小道具代300万円(?)こんな数字の中で、主演助演者作曲者などへの支払が・・・・数百万円・・・とすると、名も無い女優にはいかほどの支払となるのだろう。捌いた切符代金だけが、本人の収入か?会場では、他のステージの案内パンフレットを多数配布していたが、それは、このような状況下にある人が大勢いるということだ。野球にしても、ゴルフにしても、ピアノにしても同じことと思うが、世の中、大変なことである。
2017.03.03
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国立新美術館に行ってきた。行ってきた、というと、遠足のような感じだが、そこの絵画展を見て来た。国立新美術館は、シネコンのような感じで、いくつもの展示室があるのだが、私が行ったのは、知人の所属団体の絵画展の作品を見るため。で、他の展示室で、「ダリ展」をしていた。時間があったら、ダリを見てもいいかもと思っていたのだが、あまりにもすごい人なので、あきらめて、「シェル美術賞展2016」をハシゴしてきた。シェル、とは、あの石油会社のシェル。若い画家を育てる・・・というか、若い画家の登竜門として門戸を開いている。ユニークなのは、展示会場の撮影OK。著作権とか何とかと言う前に、世間に知られなければ意味が無い、という考えのようだ。「SNSなどでお好きな作品を紹介して下さい」とある。そして、この広々とした展示室に、まばらな人。これが、絵画展だと思う。また、帰りの出口には、PCのモニター画面にタッチすることによる、観覧者が気に入った絵を投票するシステムがあった。 (これによる最高得点者には、特別賞が出るという)自己満足でワケが分からない絵画が多い中、世間一般の意見を問う姿勢に共感した。
2016.12.10
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てつのくじら館・海上自衛隊呉史料館の向かい側にあるのが、呉市海事歴史科学館・・・通称、大和ミュージアム。こちらは、市営の科学館で、入場料は500円。戦艦大和を建造した海軍工廠が呉にあったことから、この科学館が作られた。歴史科学館って・・・なぜ? という感じだが、なぜか、歴史科学館である。大和ミュージアムと称するのだがら、ここの目玉は、戦艦大和。もちろん、実物ではない。実物は300メートルの海底に沈んでいる。これは、10分の1の大和。でも、長さは、26.3メートルもある。バカでかい戦艦を作ったものである。で、海事歴史科学館ではあるのだが、その展示から感じるのは、戦争歴史。軍艦で栄えた町ではあったが、それがために空襲に遭い、悲惨な生活となった、というもの。企画展(300円)では、「写真でつづる呉海軍工廠と市民生活」があった。その時代に写された写真が呉の町を紹介しているのだが。その中の説明に、なるほど、と思ったのがある。カメラは敵国の装備や戦場を正確に報告するための兵器であった、という。画像の零戦は、実物。
2016.11.08
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広島駅の南東、呉の町に、自衛隊呉史料館がある。 通称、てつのくじら館。 鯨に見える潜水艦が、正面にドンと置かれているので、 その名があるようだが、内容はそれだけではない。 海上自衛隊の掃海作業が紹介されている。 戦時中に付設された機雷を除去するのが、掃海。 世界各地で活動しているといい、その技術的説明がなされている。 入場料は無料。 自衛隊の施設だからだろう。 そのためか、愛想も色気もない案内の女性がいたり、 聞きもしないのに、得意気に説明する男性がいたりする。
2016.11.07
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茨城へ墓参りに行ってきた。亡父と亡母の命日の間の日を選んでの墓参りだ。墓は、我が家から120Km。そのままUターンというのも味気ないので、近くの植物園に行った。何年前にできたのだろうか、亡母に「行ってみるといい」と言われていたのだが、今回が初めての訪問となった。正式名称は「茨城県植物園」。茨城県が設置した、と案内書にある。入園料は300円。固定資産税が非課税だから安いのだろう。植物園の一角に、熱帯植物館がある。サボテンの類はなく、葉物が主体の熱帯植物館。その中で、イエライシャン(夜来香)の説明が目に止まった。 夜来香 白い花 ♪ 夜来香 恋の花 ♫の、イエライシャンだ。花の写真があったが、花は咲いていなかった。おそらく、この葉がイエライシャンだと思う。
2016.11.01
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OYAJI-BAND FESTA なるものがあった。その案内書に、「平成28年度」と書くのは、主催者の、市の文化振興事業団。どこかで見たことのあるような、横断歩道を歩く4人がプリントされていたりするが、これも、市の文化振興事業団。オヤジバンドの定義は分からないが、おそらく、平均年齢とか、50歳以上が半数以上とかの条件があると思われるが、大半が女性のゴスペルグループがいたりして、「オヤジ」って何、「バンド」って何?という出場メンバーだった。おそらく、出場者を集めるのに手こずった結果だと思われる。で、その内容だが、私のようなオヤジが聞くには十分というレベルで、懐かしい曲を楽しむことができた。が、会場の人が、次第に減っていくのが気になった。付き合いで仕方なく来て、知り合いの出番が終わったらさっさと帰ったのだろう。ということは、他のグループを聞く価値はない、と判断されたのか?
2016.10.16
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某ライブハウスで、ちと古い音楽を聴いた。色々な人が、色々な楽器を弾き、歌う。そんな中、ピアノの若い女性が目立った。なんと、譜面立てに、スマホなのだ。電車の中はスマホだらけの世の中だから、その延長線のスマホなのか、と思ったが、そうではなかった。これが、このスマホが、譜面なんだという。もちろん、譜めくりはいない。ピアニストが、指で、つんと、上に持ち上げて、譜面を変える。オーケストラの譜面が、そのうち、デジタルになると言われているが、こうして、すでに、スマホに譜面を入れて、それでピアノを弾いている人がいる。世の中、変わっている。昨日の、300bpsの時代では想像もできなかった時代になっている。
2016.10.14
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某所で、おじさんバンドを聞いた。聴いた、と書きたいところだが、聞いた、である。おじさん達は、おそらく、私と同年代が半分以上。ビートルズが好きでたまらない、という仲間の集まりたというが、おじさんはがなるだけで、ハモらない。折角のギター名演、バック名演なのに、ボーカル担当のおじさんが、ぶちこわす。私なら、おじさんを除名か、グループ解散なのだが、それができない事情があるのだろう。で、そこに、ゲストとして出演したのが、「職業”ジョンレノン”」を自称する、手島正輝さん。「職業”ジョンレノン”」を自称するだけあって、さすがに、歌が上手い。おじさんは、この格差に気づかないのだろうか?ただみたいな入場料だからいいだろう・・・というのでは、進歩はない。
2016.09.28
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知人が「入選した」とのことで、「日本の自然を描く展」の案内をくれた。いわゆる、絵画展の招待券で、それを見ると、作者名の50音順で、4期に分けて展示されるという。小さな美術館ではない。上野の森の美術館だ。展示が分割ということは、入選者が多いということ、つまりは、応募者も多いということ、と思いチェックしてみた。4568点の応募、2791点が入選、とあった。この数では、上野の森美術館でも、一回では展示不可能だ。なぜこんなに入選が多いのか・・・・推測だが、絵画愛好家を増やすために、展示の喜びを与えるために・・・・ではないだろうか?知人は、作品集を買ったり、入場券を買ったり、大変なの、と言っていたが、別な意味、金儲けの一手段になっているのかも知れない。
2016.09.14
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パイプオルガンの演奏を、初めて聴いた。長いこと人間をしているが、音楽会としてのパイプオルガンの演奏を、初めて聴いた。外国の教会でほんの数分か十数分というのがほとんど、アメリカのモルモン教の総本山で聴いたのが、20分くらい、というのが最長だった。で、今回は、約2時間、じっくりと聞く機会を得た。実は、パイプオルガンに関しては、空気の移動に時間が掛かるので、鍵盤を押してから音が出るまでに、それなりの時間(タイムラグ)があるのではないか、それは、どれくらいの時間なのか、その時間差を、演奏者は(独奏で無い場合)どうしているのか、共演者がパイプオルガンの音に合わせているのか、などという疑問があった。空気の開け閉めをしている弁から、パイプまでの距離が長いのではないかと思ったのだ。なので、演奏者の手元や足元がよく見える席から、じっくりと観察しながら聴いたのだが、タイムラグは感じられなかった。パスカルの原理のような圧力が作用しているのだろう。とはいえ、低音の、長いパイプでは、音の出る所(歌口)の所まではパスカルの原理は働かないだろうから、多少のタイムラグがあるように思う。ということで、ネット検索でパイプオルガンの構造をチェックしてこよう。順序が逆ではあるが。
2016.08.17
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「くろだ・せいき に行って来る」と、我が家のさっちゃんに声を掛けた。ら・・「黒田精器? まだ関係してるの?」と返ってきた。なんじゃ・・・黒田性器(精器)・・・とは・・・どうも、話がかみ合わない。ので、黒田清輝展のチケットを見せた。仕事を辞めて何年も経つのに、黒田精器はないだろう、と言ったら、あんたの発音が変だ、と言われた。そうかなぁ・・・正統派の日本人だと思っているのだが・・・ということで、黒田清輝展を見た。100年も以上前にヨーロッパに渡った人がいること、法律も、医学も、美術も・・・学びに行っていた人がいるということに感心した。あの頃の日本は、真面目だったと、つくづく思う。日本は、外国から何を学んだのか・・・・生かされていない。
2016.05.11
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数日前、足利フラワーパーク(栃木県)に行ってきた。連休に入ると入場者で混雑するだろうし、駐車場も満杯になるろうから、と思い、連休前の平日の午前中に行った。足利フラワーパークを知っている人は、「藤の花がきれいな所」と言うが、藤の花だけでなく、ツツジも小手毬も・・・色々な花が咲いていた。足利フラワーパークのユニークな所は、花の開花状態によって、入場料金が異なること。今回は、この時期の花が満開だったので、最高の1700円。安くはない入場料だが、花々が満開だったので、納得の料金だ。で・・・ここにも、中国人の団体様が・・・大勢!!園内の細い通路を、容赦なく突き進んでくる。日本人どうしなら、交互通行となるのに、彼らは、何も考えずに突き進んでくる。あの国民性は・・・・どうしようもない! 小手毬や どこにでもいる 中国人 マナーの無さは 本能のまま
2016.04.30
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東海道を歩いている。 今回は、岡崎地域。 岡崎には、八丁味噌の工場がある。 まるや八丁味噌と、カクキュウ味噌が、旧東海道を挟んであり、 いずれも、工場見学に応じている。 ということで、工場見学のはじこをした。 どちらがどう、ということはなかったが、週末で工場は休み。 工場見学は、工場が動いてる日がいい。 画像は、味噌樽の重石と、お土産の味噌。
2016.04.11
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いただいた無料券を見たら、会期は3月6日までとあった。そうだったかと、慌てて、山種美術館に行ってきた。今回は、伊藤若冲と横山大観などの、正月らしいHAPPYな絵を集めた展覧会。七福神あり、松竹梅あり、富士山あり、干支あり、という具合だ。観ていると、確かに、HAPPYな気分になってくる。だが、山種美術館の作りがいまひとつ、なじめない。山種美術館は何回か行っているが、いつも、見て回る順番が分からなくなる。順番はどうでも、観ればいいんだろう、と開き直るのだが、主催者の展示順が知りたくなる。主催者の見せたい順は観る者にとって興味がある。会場の途中に、「次はこっち」の矢印はあるのだが、それがどこを指しているのかが分からない。それは、最初の部屋の展示を、どの壁から観るべきなのか、それさえも分からないほどだ。と・・・言いながら、恵比寿の駅前で、エビスビールを飲んできた。
2016.02.26
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上野の森美術館で、「ウエストンコレクション・肉筆浮世絵美の競艶」を見た。シカゴに渡った浮世絵で、日本初公開だという。保存がいいのか、照明がいいのか、色彩豊かな浮世絵を楽しめた。で、途中から、この浮世絵のタイトルは誰が付けたのだろうか、という疑問が生じた。日本初公開なので、日本で付けられた題名ではなく、アメリカで付けられたのだろうか。いずれにしても、日本語と英語の題名が表す内容に乖離がある。多くの場合、英語の方が、内容がよく分かる。とはいえ、日本語も英語も、ロクに分からないので、大きなことはいえない。今回、覚えたのは、 犬のチンの漢字 「狆」 禿(かむろ) 英語では、attendant お供、世話人 Courtesan ・・・ 高級売春婦・・・花魁(おいらん)という文字と単語。いずれも、初めて目にした。日本語(落語の中でしか知らないが)で、花街の職業婦人をランク分けする言葉を知らなかったが、英語には何種類かの言葉があるようだ。落語だと、花魁だけではないかと思う。で、画像は、入場券で、会期は12月31日のように読めるが、これは、この券の有効期間であって、実際には、1月17日まで開かれている。
2015.12.27
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第九を聴きに行った。年末恒例の第九なのだが、句会などの日程と重なっていたため、3年、もしかしたら、4年振りの第九だった。で、チラシを見て感じたことがある。それは、「第九」は、漢字で「九」と書くことだ。5番運命、6番田園、という場合には、算用数字の「5」「6」なのに、9番だけは、「第九」と書く。5番や6番も、「第五」「第六」と言えば、漢字表記なのだろうか?日本語は難しい。で、肝心の第九だが、合唱は「川口第九を歌う会」。コーラスの男性が少なくなり、全体に高齢化したことに寂しさを感じた。若い団員を募らないと、合唱団の維持ができないと思われる。
2015.12.16
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マンションで、クリスマス会を開いた。(画像はリハーサル風景)某大学の、管弦楽団の有志による、弦楽四重奏だ。楽器の説明やら、作曲家の説明やら、曲の説明やら、学生らしい若々しい声で案内があった。その中のひとつに、アイネ・クライネ・ナハトムジークの説明があった。 アイネ(Eine)は不定冠詞 クライネ(kleine)は「小さな」 ナハト(Nacht)は「夜」 ムジーク(Musik)は「音楽」という意味で、日本語では、「小夜曲」だという。モーツアルトのこの小夜曲を知ったのは、いつのことだろう・・・そして、ドイツ語などを聞きかじったのは、いつだったのだろう・・・そんな時期に、勝手に、 アイネ・・・・私は、 クライネ・・・泣く、 ナハト・・・・英語のnotと同じで、否定、 ムジーク・・・悲しいつまり、私は、悲しくないけど泣いている・・・と解釈していた。目からウロコというか、自己流の解釈を信じ込んでいた自分に気づいた。
2015.12.13
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きのうの続き。たばこと塩の博物館の、塩の方の展示は、生命は海から生まれた・・・というところから始まる。生命は海から生まれた、だから、動物は塩なしでは生きられない、というもの。画像は、岩塩で作られた聖キンガの像。炭鉱のように岩塩を掘り出すヴィエリチ岩塩坑(ポーランド)に、坑夫たちが彫りあげた礼拝堂にある・・・・ものと同じものを、許可を得て彫ったという。岩塩はどうしてできるのか・・・閉じ込められた海が干上がって塩となり、そこに土砂が堆積して、塩が化石のようになったという。そして、塩の博物館の展示で興味を引かれたもう一つは、海水から塩を作る方法。完全な天日干しもあるが、大半は加熱や電気分解方式によるという。なるほど・・・と、感心するばかりだった。博物館の近くにはスカイツリーがあって、たくさんの修学旅行者がいたが、この博物館を見に来る生徒はいなかった。「たばこ」との抱き合わせの博物館なので、学校としては推奨しづらいのだろうが、事の歴史と本質を学ぶことのできる施設だと思う。
2015.05.22
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