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3セクのローカル鉄道を巡っていると、色々なことに気づくことがある。その一つは、JRの高圧線の架線のこと。3セクの多くがジーセル運転なので、起点のJRの駅でしか見ることが出来ないのだが、架線の張り方に2仕様があるようだ。画像上が駅構内の跨線橋下に張られた架線。跨線橋に直接架線が付けられている。当然にガイシは使われているが、架線と跨線橋との間が狭い。一方、地元が作った自由通路に、架線は付けれていない。橋上駅があったり、待合室があったり、トイレがあったりするのだが、JRの物ではないので、取付はできない、ということなのだろう。これを、我が地元の鉄路で見ると、いわゆる跨線橋には直接架線が付けられている。跨線橋は、全部が、JRの物なのだろうか?色々なHPを見てきたが、この点がよく分からない。
2023.07.03
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由利高原鉄道鉄道には、一両丸ごと、おもちゃ箱、のような列車がある。画像がそれで、一両の半分ほどが、木のおもちゃで溢れている。イベント列車のようで、通勤時間帯を避けた、日中に運行されている。観光ガイドを兼ねたガイドさんが乗車している時もある。注目すべきは、この列車の改装費用。列車内部のドア上部に、案内パネルがあり、由利本荘市出身の匿名寄付者からの出資とある。どの程度の費用が掛かるのか、見当も付かないが、「はいどうぞ」と簡単に言えるような金額ではないと思う。思うに、由利高原鉄道鉄道には熱烈なファンが多いようだ。それぞれの駅には名誉駅長なる委嘱状が掲げられ、駅がきれいに整備されているし、記念の鉄印300枚を1ヶ月間で完売している。人脈なのか、地元企業の応援なのか、なかなかユニークである。
2023.06.19
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由利高原鉄道鉄道に、「エボルタ電池鉄道」のヘッドマークを付け、エボルタをラッピングした車両があった。この鉄道が電池で走っているとは思わなかったが、車内の張り紙を見て思い出した。「やったぜギネス世界記録」の文字と共に、走らせた電車の写真が載っている。そうだ、そんなことが有ったよ、と思い出したのだが、テツの端くれとしての記憶は薄かった。なぜ、ハッキリとした記憶が無いのか。ギネスに挑戦したのは、8年前の2015/11/03。当時の日記を見ると、この日に台湾へ向かっている。ギネス達成がニュースになるのは翌日だろうから、知らずに過ぎてしまったのだろうか。しかし、この乾電池駆動車両を造ったのは、我が埼玉県の川越工業高校の生徒たちだから、埼玉版には掲載されたと思うのだが・・・ 単一乾電池 600個 車両重量 1.1トン 乗車 9名 走行距離 22.615Km 高低差 37mで、ギネスに認定された。しかし、ギネスに認定されたのは、パナソニック。県立川越工業高校でもなく、由利高原鉄道でもない。宣伝目的、と捉えられたのかもしれない。
2023.06.18
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由利高原鉄道には、全国でも珍しい、タブレット交換という運転制御システムがある。由利高原鉄道は全線が単線で、その中間に位置する前郷駅でのみ、車両の行き違いができる。単線なので、同じ所に列車が複数入ると、追突や正面衝突が起きる危険があるので、タブレットという通行証を持っている車両のみ、通行できるというシステムだ。画像は、前郷駅でのタブレット(とタスク)の交換。上り列車から回収したタブレットを、駅員が下り列車のタブレット(実際はタスク)と交換する。自動列車停止装置が無いので、タブレットを持たずに発車することは可能だが、それをしないのが鉄道の大原則。赤信号を無視しないことと同じ。難しいのは、タブレットとタスクの違い。書き出すとブログの文字数をオーバーして書き切れなくなるが、簡単に言うと、どうしても朝夕の混雑時には、同じ方向へ複数の列車を走らせたいので、タブレット操作盤にタブレットを挿入し、両端の駅でやり取りをして、別のタブレットを出す、ということも行われている。
2023.06.15
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くま川鉄道の次に巡った、3セク鉄印は、秋田市の南40キロほどのところにある、羽後本荘(うごほんじょう)駅を起点とする、由利高原鉄道。空路にしても、陸路にしても、秋田駅からが一番近い。我が家の最寄り駅から秋田新幹線の駅までは、10分ほどだが、羽田経由という選択肢もある。秋田駅までの所要時間は、新幹線の方が10分ほど早く、JALの株主優待往復料金より、2500円程安い。時間的料金的には新幹線なのだが、秋田から羽後本荘に行く羽越線の本数、羽後本荘での乗り換え時刻、を考慮すると、空路の方が効率がいい。しかも、狭い車内や機内での拘束時間を考えると、空路の方が(感染予防上も)いい。ということで、由利高原鉄道へ行ったのだが、由利高原鉄道にはユニークな点がいくつかある。ひとつは、路線名。JRや国鉄が切り捨てた鉄道は、新しく作られた3セク鉄道が引き継ぐのだから、社名が新しいのは当たり前だが、多くの場合、路線名はJR当時のままになっている。なじみがあるからだろう。由利高原鉄道の「鳥海山ろく線」は、以前は、終着駅の名を取って、「矢島線」だったのだが、「鳥海山ろく線」と変更された。地元の由利高原も宣伝したいし、少し離れた鳥海山への客も引っ張りたい、という狙いがあったようだ。
2023.06.12
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高知で、こんな電車を見た。ど派手だ。色といい、キャラクターの密集具合といい、何とも派手だ。高知はやなせたかし氏の育ったところ。その縁もあって、高知をはじめ四国各地を、やなせたかしキャラの列車が走っている。このキャラ列車を走らせると乗客が増えるのだろうか、という細やかな疑問が生じる。キャラ使用料、ラッピング費用を考えると、どうなのだろうと思ってしまう。JR四国は大赤字。アンパンマンがJR四国を救えるのだろうか?そもそも、という話をしても仕方ないのだが、そもそも、国鉄を民営化して分割した時に、四国を区分してJR四国にしたのが間違いなのだ。国鉄という組織を、株主優先、配当優先の民営化したところに間違いがある。
2023.05.31
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人吉地方のことを書いていたが、肝心のくま川鉄道の事を書いていなかった。くま川鉄道は平日上下各6本の列車しか運行していない。全線が復旧しておらず(2年後目標で復旧中)、乗客のほとんどが通学の高校生ということで、午前8時過ぎから午後4時までの運行はない。なので、沿線の駅にはレンタカーで巡って、午後の運行時間に、運行区間の全線を乗り鉄往復した。画像は終着駅で写したもの。途中駅ではカメラを向ける角度が無いほど、多くの高校生が乗っていた。画像上の奥に見える飾り棚は、ジーゼルエンジンの排ガスを屋根上に出す煙突を覆うカバーを更に覆って飾ったもの。なかなかオシャレである。車内には、以前はテーブルがあったようだが、多くの高校生を乗せるために、取り外したという。ユニークなのは、運転席横の、バーカウンターのような椅子。ここで、走る景色を見ながらビールを飲んだら最高!だと思う。アルコールは止めているし、駅にレンタカーを置いていたので、ビールはしなかった。
2023.05.24
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鉄印2巡目で、くま川鉄道を尋ねた。2巡目ではあるのだが、正しくは、初めての訪問。なぜなら、くま川鉄道は2020年7月の豪雨で、鉄橋などが流されて、運行できないでいて、唯一、鉄印をネット販売しているからで、1巡目の鉄印はネットで購入していた。全線開通は2年以上先になるようだが、3分の2程が開通できているので、乗り鉄しに行った。そして、鉄印の考案者は、このくま川鉄道の社長永江友二さんなので、感謝と応援の意味もあった。ただ、起点の人吉駅(人吉温泉駅)へ行くJR肥薩線も、豪雨で被災して復旧の見通しが立っていないので、熊本からも鹿児島からも、鉄道では行けない。なので、空港からバスかレンタカーとなるのだが、本数の少ないバスよりレンタカーの方が気楽、ということで、レンタカーを利用した。画像は、人吉温泉駅(同じ駅だが、JRは人吉駅)で貰った(買った)鉄印。ネットでは売られていない鉄印ということで、迷わずにこの鉄印を選んだ。そして、現在再開運行できている、肥後西村駅-湯前駅間を、往復乗り鉄してきた。
2023.05.19
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「現存最長乗車券」とはなんぞや、である。最近のギネス世界一が色々な条件を付して世界一を認定していることを真似て、私なりの条件を付して「最長-乗車券」とした。「現存」というのは、実際に手元にあるということ。「最長」というのは、乗車距離のこと。私がこれまでに使った乗車券の最長距離は、四国の香川県坂出駅から、大阪駅、富山駅、新潟駅、秋田駅、などを経由して、北海道の函館北斗までのもので、約1500キロだが、乗車券は回収されてしまって、手元に無い。画像の乗車券は、 神辺-東大宮 が、835Km 智頭-土呂 が、809Kmで、1500Kmにはほど遠いが、現存する乗車券で最長だ。だから何なんだ、ということなのだが、こんなことで喜んでいるのが、テツなのである。ん、券売機で買った最長の乗車券、としてもいいかも。
2023.05.16
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もう一つ、わたし的に悩ましい“鉄道”がある。それは、画像の黄色い枕木。鳥取の若桜鉄道のホームにあった。黄色い枕木、と書いたが、枕木自体はコンクリートで、それを5枚の黄色い波形の鉄板で覆っている。何のために? なぜ黄色なのか?私の知識では分からない。この黄色い枕木に囲まれているのは、線路のつなぎ目。絶縁しているのでなく、電気的に繋いでいるように見える。とはえい、短い線路なので、このようなつなぎ目は他にもあるが、黄色い枕木は、ここしか見えない。ネットで画像検索しても、同じような枕木は出てこない。若桜鉄道だけが特殊な枕木を使っているのだろうか?悩ましい限りである。
2023.05.10
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道南いさりび鉄道の清川口駅傍の踏切に画像の注意看板があった。「大障検注意」と出ている。踏切で車が立ち往生した時などに、列車を停止させるための装置を、踏切障害物検知装置と言い、これを略して「障検」と言ったりする。だが、「大障検」は聞いたことがない。何が大きいのか、踏切内を見ても分からない。そして、もっと分からないのは、「大障検注意」の「注意」だ。誰に、何を注意しろと言っているのか分からない。踏切に入ると検知装置が動くので、遮断機が下りたら踏切に入るな、ということなのだろうか?それなら分かるが、だとすれば、そう書けばいい。なぜ「大障検注意」なのだろう?わたし的には・・・、悩ましい。
2023.05.09
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読売新聞から少し前の読売新聞に、「桃鉄板・鉄印帳が登場」という記事があった。桃鉄って何? と思ったが、ネットを見ると色々と出てくる。人気ゲームの「桃太郎伝説」、略して「桃鉄」だそうだ。で、このキャラクターをあしらった桃鉄バージョンの、鉄印と鉄印帳が発売されるという。しかも1年間の期間限定で。今年から、鉄印巡りの2巡目を始めた者としては、途中で鉄印を変えるな、という思いだし、どうせ集めるなる、3巡目で「桃鉄」かとも思うが、1年間限定となると、3巡目では回りきれない。コロナ自粛が明けて、鉄道ファンが動き出したので、このような企画が出されたものと思うが、御朱印の鉄道版が鉄印、という基本から外れているとも思う。桃鉄ファン向けの鉄印なのは分かるが、このカラフルな印刷物は御朱印ではなく、アニメそのものだ。私が古いのかなぁ~~
2023.04.27
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去年の鉄印巡りの1巡目は、いわゆる神風だった。神風が吹いたのではない、神風タクシーの神風で、(同時に鉄道やバスのICカードも集めていたので)交通機関の乗換案内ソフトを駆使して、いかに効率よく、早く回れるかを考えて旅程を組み立てた。結局、4カ月ほどで、全国の40路線を巡ったのだが、鉄印巡りを終えて、鉄印ロスのような状態になった。行く所がない寂しさ、のんびりと乗り鉄をしなかった反省、起点から終点まで乗らなければ本物の鉄印ではないという反省、などが生じた。なので、今年改めて、起点から終点までの全線を乗ることを条件として、2巡目の鉄印巡りを始めた。今回、乗換案内を使うのは起点の駅までとし、目的の3セク鉄道内は時刻表をプリントして、ペンで追うことにした。例えば、画像の若桜(わかさ)鉄道の時刻表、終着の若桜駅で鉄印が貰える(買う)のだが、若桜鉄道には有形文化財の駅舎(画像下は安部駅)が多いので、単に若桜駅に行って戻って来るのではなく、途中下車を考えた。だが、ローカル鉄道が故に、途中下車をすると、次の列車まで1時間以上待つことになる。そこで、その間に、途中下車した駅で反対方向(今来た方向)の列車に乗れば、もう一つの駅に途中下車することが可能となる(こともある)ので、時刻表テツになった。
2023.04.11
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「岸壁の母の桟橋」がある東舞鶴駅から京都駅行きに向かうことにしたのだが、券売機を操作するも、自由席が出てこない。もしかして、自由席が無いのかと、スマホでチェックしたら、指定席のみだった。なので、日が当たらない方向、すなわち、進行方向左側の席を選んだ。列車は案の定、ガラ空き。JRは少しでも売上を上げようとして、ガラ空きの列車を全席指定席にする。まったくイヤな商法だ。で、席に座ったら、進行方向右側の席だった。あれほど、念を入れて席を選んだのに、おかしい、と思っていたら、車内放送があった。「2つ先の綾部駅で進行方向が変わります」と。いや、確かに、進行方向左側の席だったのだが、列車が座席の向きとは反対向きの後ろ向きに発車したので、座った時(発車前)は(方向的の)右側と思ったのだった。京都駅までの乗車時間は長い。最初の2駅のみ進行方向の左側というのはおかしい。しかも、座席の向きと反対方向に走ったのだから。発車駅で進行方向左でも、すぐに右になったのでは、騙されたような気分だ。どうも最近のJRとは周波数が合わない。
2023.04.08
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先日、鉄印巡りで、高崎駅から両毛線に乗ろうとした時、画像の列車に出会った。出会ったというのは適切な日本語では無いかもしれない。見た、とか、目撃した、が正しいかもしれない。この列車は、いわゆるドクターカーと呼ばれる、線路などの検測車。この目で見るのは初めてなので、しっかりと見たかったのだが、直ぐに発車してしまった。が、なんと、両毛線の途中駅で、待っていた。待っていたのか、検測の途中だったのかは分からないが、見るには絶好のチャンスなので、下車しようと思ったが、目的が、一時間に1本ほどしかないわたらせ渓谷鐵道だったので、下車をあきらめた。この検測列車は、新幹線ではドクターイエローと呼ばれている列車の非電化区間の検測車。めったにお目にかかれない検測車なので、いつでも行けるわたらせ渓谷鐵道を後回しにしても良かったのだが、なぜか、わたらせ渓谷鐵道を優先してしまった。その内どこかで会えるのか・・・
2023.03.30
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鉄印2巡目で、「鉄印マイスター」のカードを提示すると、記念品をプレゼントしてくれる鉄道がある。土佐くろしお鉄道もそのひとつで、なんと、社長名の感謝状と福袋のプレゼントだった。土佐くろしお鉄道が3セクを代表して感謝状を出している、という感じだが、それなりに経営が上手く行っているということのようだ。福袋の中は、ポン酢と、土佐くろしお鉄道のバッジ、底がコマのようになっていて、酒を注がれたままではテーブルに置くことができない盃。土佐らしい土産品だ。ということで、ここでも土産品をいただいたので、先日のブログに書いたように、他の土産品と一緒に、自宅へ宅配したのだった。そして、土佐くろしお鉄道のフリー切符を買おうとしたら、「スマホをお持ちですか?」と聞かれた。スマホにフリー切符を入れたら、紙で残らないからイヤだな、と思ったのだが、なんと、限定で2千円のフリー切符をタダでくれるという。そして、自動改札機はないので、紙のフリー切符だという。太っ腹な土佐くろしお鉄道である。当然、スマホ登録して、いただいた。
2023.03.24
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鉄印巡りの一巡目を終えた時、マイスターカードを貰った。だから何なの・・・というカードではあるが、3セク鉄道40社の路線を全て回ったということを示してくれるカードだ。で、このカードを提示すると、記念のグッズをプレゼントしてくれる鉄道が有る。つまりは、40路線を巡った後なので、グッズを貰いに行くか、2巡目をするか、でないと、その3セクには再び乗らないので、プレゼントの効果はどれほどのものなのかという疑問はある。樽見鉄道の窓口でマイスターカードを提示したら、画像の「ハイモくんパスケース」をプレゼントされた。「ハイモ」は「ハイスピード・モーターカー」の略樽見鉄道の気動車の形式名がハイモ○○○なので、ハイモくんなのだ。窓口で売られている。ま、貰ってゴチャゴチャ言うのも何だが・・・パスケース・・・つまり、カード入れ・・・つまり、ICカード入れ、ということだ。残念ながら、樽見鉄道に、自動改札機や、ICカードは導入されていない。
2023.03.14
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今回の鉄印巡りは、静岡の天竜浜名湖鉄道、愛知の愛知環鉄道線、岐阜の樽見鉄道、などを巡ったのだが、「どうする家康」が目立った。画像は、天竜浜名湖鉄道の車両。天竜浜名湖鉄道は東海道線の掛川駅から同じく新所原駅を、浜名湖を囲うように走る鉄道。歴史(大河ドラマ)を知らない者は、なせ家康なのかが分からない。車両を見ると、NHKの番組宣伝のようにも思えるが、天竜浜名湖鉄道の客寄せ宣伝のようにも思える。愛知環状鉄道にも「どうする家康」があったが、こちらは、岡崎城の近くを走る路線なので、家康なのは分かるが、はたして、それが集客になっているのか、と思ってしまう。
2023.03.13
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鉄印の旅・2巡目をスタートするにあたり、画像の、乗車&乗換時刻表なるものを作った。前回の1巡目は、適当な紙に駅名と発着の時刻を書いていたのだが、到着時刻なのか、発車時刻なのかが分からなくなったり、乗換時間が何分あるのか、その都度計算しなければならなかった。ま、暇ん爺の鉄道の旅なので、何回でも紙を見れば良いのだが、乗換時間が短ければ車内のトイレを使っておこうとか、立ち食い蕎麦なら食べる時間はあるとか、テーブルでラーメンを食べる時間があるとか、先を見るには不便なメモだった。そこで、今回は、画像の時刻表をエクセルで作った。駅名と時刻を入れれば、乗車時間と乗り換え時間を正確に計算し、駅での時間(乗り換え時間)と、車内での時間(乗車時間)を分かりやすく表示させた。そして、列車名と、発車ホームが分かればその番線も記入し、ホームでウロウロしないで済むようにした。エクセルなので、その気になれば、このデータを保存して、次回に役立てる事ができるのだが、おそらく、いや、絶対に3巡目はない。 ・・・・・改良版・・・・・
2023.01.25
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平成筑豊鉄道の経営はユニークだ。一つは社名。三セクがスタートする時に名称を募集したのだが、元号が平成に変わった時だったので、平成を頭に持ってきたという。そして、電車の運行本数を、地元の足となるために、JRから引き継いだ時の2倍にしたという。その結果、バス路線が撤退したという経営姿勢だ。また、令和元年に開業した「令和コスタ行橋駅」にも、タイミング的に「令和」を付けている。駅名のネーミングライツや駅前の電車をモチーフにした郵便ポスト、つり革オーナー制度(つり革にメッセージを書ける)、商品見本を車内に展示しての、一車両全部の広告、などユニークだ。ただ、鉄印の自販機を見ると、経営者と労働者の関係が気になる。鉄印の販売は、鉄印がネットに流れる恐れがあるため、「鉄印帳を提示すること」「乗車券を持っていること」が条件で、1人1枚限りなのだが、自販機ではこれができない。思うに、労働組合の力が強くて、新しい仕事を増やすな、と要求されて、自販機に頼ったのではないだろうか。手書きで複写式の切符も同じかも知れない。全部を(バスと同じように)車内支払いにするのが簡単だと思うのだが、運転手の仕事を増やすな・・・という理由で、使い続けているのかも知れない。この複写式の切符の売上げ集計はどうしているのか・・・想像しただけでアナログすぎる。
2023.01.17
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鉄道マニアには色々な「鉄・テツ」がいる。一般的に名の知れているのが、「撮り鉄」や「乗り鉄」だが、「収集鉄」・「溜め鉄」という鉄もいる。鉄道の部品や線路(の一部)などを収集するテツで、切符を収集する鉄もいる。切符は、その気になれば好きな駅からいかようにでも買えるが、それをしたら財政が破綻するので、「乗り鉄」で使った切符を残すことを考える。画像上は、有田駅から南行橋駅までの切符だが、私が下車したのは南行橋の一つ手前の行橋駅だったので、途中下車となって、切符は回収されなかった。つまり、(100キロ以上の場合)目的駅の先まで切符を買えば、途中下車となり、乗車距離が長くなればなるほど料金を刻む距離が長くなるので、一駅先まで買っても、料金は同じで切符が残るのだ。で、画像下の切符は、田川後藤寺から八代の切符。この切符も残したくて、八代の先まで買いたかったのだが、JR肥薩線が去年の台風で(来月まで)不通となっていて、八代から先を買うことができなかった。新八代で宿泊のため途中下車したので、翌日、そこから八代までの切符を買って、この切符を残そうか・・・と思ったのだが、この間の料金170円がもったいなくて、諦めた。溜め鉄に徹する事の出来ないテツなのである。
2023.01.16
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肥薩おれんじ鉄道で海の景色などを眺めていて、JR九州の豪華クルーズ列車「ななつ星」を思いだしたのだが、ななつ星が誕生した頃のブログも思いだしていた。それは、なぜ、ななつ星は電柱を擦る事故を起こしたのか、だ。10年ほど前のブログに、『「ななつ星」は新設の線路を走るのではない、これまでの線路を走るのだから、これまで、何千本何万本の列車が通過していただろうに、運転手はだれも出っ張っている電柱に気づかなかったのだろろうか? 3センチではない、31センチだ。私には理解できない感覚だ』運転手が気づくべきだろう、と書いた。しかし、肥薩おれんじ鉄道が誕生したのは2004年なので、その8~9年後にJRが設置した架線の電柱に、肥薩おれんじ鉄道のサイズの小さいジーゼルカーの運転手に気づけ、と言うのは無理な事だったのだ。フルサイズのななつ星が試運転をして、はじめて架線の電柱が出ている事に気付いた(擦った)のだった。当時のニュースがどう伝えていたのか記憶にないが、このような事を伝えていたなら、誤解せずに納得したのにと、乗り鉄をしながら思った。画像は、肥薩おれんじ鉄道からの風景と、架線の電柱が出来て不要になり、ホームに残された(と思われる)古い電柱。
2023.01.13
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鉄印2巡目3日目は、肥薩(ひさつ)おれんじ鉄道。熊本県の八代(やつしろ)から、鹿児島県の川内(せんだい)の、116.9キロを結ぶローカル線。内陸側を走る九州新幹線には、新八代駅と川内駅を含めると、4つの駅がある。それだけに長い路線ということで、全線を乗ると、2,670円。で、一日乗車券は、2,800円だが、65歳以上は半額の1,400円なので、これを使わないという手はない。「65歳以上ですか?」と問われたので、「はい」と答えたら、顔パスでシニア割引となった。で、この路線には、架線がある。走っているのはジーゼルなのに、である。なぜなんだ、電化を目指しているのか・・・と思ったが、違うようだ。おそらく、と言うか、多分、と言うか・・・間違いなく、豪華クルーズ列車「ななつ星」のルートに入っているからだ。日本3大車窓の1つが、この肥薩おれんじ鉄道線なので、「ななつ星」が走るために架線を引いたのだ(ろう)。天気が良かったので、八代海の向こうに普賢岳まで見えた。穏やかな東シナ海をかすめるようにおれんじ鉄道は走った。この部分のみ、ななつ星の気分を、1,400円で乗り鉄した。ジーゼルなので、2時間28分を要したが。
2023.01.12
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鉄印2巡目、2日目は、平成筑豊鉄道、略して、平筑(へいちく)。平筑の路線はY字になっていて、前回は、♪歌詞Y.M.C.A.のフリの左手部分を往復しただけだったので、今回は足の部分から右手部分を乗り鉄した。平筑の営業距離は、49.2キロ。昨日の松浦鉄道は、93.8キロ。1日フリーキップは、平筑1000円、松浦鉄道2500円で、平筑の方が安い。もっとも、松浦鉄道の1日フリーキップは、鉄印40路線達成(これをマイスターと呼んでいる)の褒美で貰ったものではある。1日フリーキップの値段設定には、キロ単価や、JRとの接続状況など、いくつかの要素があると思うが、平筑の1000円は買いやすい設定だと思う。また、平筑は、色々なスポンサーの協力を得ており、社長の営業力が評価されているが、これについては、帰宅してから。
2023.01.11
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三セクのローカル鉄道の鉄印、全40路線を集めたのだが、再び、鉄印の旅を始めた。同じことを2年続けてすることはない、とも思うのだが、まったく乗車していない路線や、一部しか乗車していない路線があるのでテツの端くれとしては、全線乗車をすべきだと考え直し、再スタートした。最初は、長崎の、松浦鉄道。松浦鉄道は、JRの佐世保駅から出ていて、佐世保駅で鉄印がもらえるため、前回は電車をデジカメするだけだったので、今回は、全93.8キロを乗った。佐世保ー平戸ー伊万里ー有田と、1日乗車券で、約5時間、乗り鉄をした。だから何なんだ。自分自身そう思うが、冥土の土産である。
2023.01.10
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旧中山道を歩いていて、画像の構造物を見た。新幹線の線路上にあるコンクリート製の構造物だ。ここを新幹線がくぐって走っている。変電所ではない、臨時の停車場とも思えない。場所は、米原から西へ(線路は南)5~6キロの所。JR東海とJR関西の境目で、何かがあるのか、とも思ったが、見当もつかない。なので、帰りの新幹線で、巡回していた車掌(♀)に、デジカメの画像を見せて、尋ねた。車掌は、自分では分からないので、分かる人に聞いてきます、デジカメを借りても良いですかと、積極的に応じてくれた。だが、明確な答は返ってこなかった。工事の際の防護壁かと思われる、という答だ。線路の上に高速道路などが有るわけではないから、防御壁ではないと思うのだが・・・業務に差し支えるといけないので、それ以上は聞かなかったが、次回は大きくプリントして、Googleの地図を添えて、聞いてみようと思う。
2022.12.27
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中山道を西に歩いている。もちろん、歩き続けているのではない。一泊して、2日間で15~20キロ歩いて、電車で家に帰ってきて、しばらくして、その次を歩いている。現在歩いているのは、岐阜県と滋賀県の境目付近。これまでは、岐阜駅や大垣駅から鈍行に乗り換えて目的地で下車したのだが、今回は新幹線で米原まで行って、鈍行で少し戻ってのスタートとなった。なので、JRの切符は、米原まで買って、米原から戻る分は現地購入とした。が、新幹線が少し遅れたので、一度改札口を出て切符を買って入り直す時間がなかったため、新幹線の改札で、事情を説明して、「下車駅で精算してもらえば結構です」となり、在来線に乗車した。だが、下車駅に係員はいなかった。ICカードで入場していないので、下車だけのタッチもできない。どうやら、JR西日本ではJR東海の様子が分からないようだ。いや、もしかすると、他社の売上の事(無賃乗車)は知らない、という姿勢なのかも知れない。そんな事があって、中山道を歩いて、米原駅に戻ったら、改札機で止められた。何回ICカードをタッチしてもゲートが閉まる。これに気づいた係員が、「水色の改札機を通って」と言う。なるほど、確か、そんな張り紙があったな・・・と思い、水色にタッチしたら、通過できた。駅の券売機の上を見たら、なんと、米原の隣の駅からがJR東海だった。JR西日本とJR東海の境目は県境と思っていたが、同じ米原市内でエリアが異なっていた。JRのエリアを跨いで移動する人には一手間掛かるようだ。
2022.11.16
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能登半島の海岸沿いをドライブしていて、「あれっ・・この道は何?」と思った事が何回か有った。北海道でも感じた「あれっ」だが、それは、鉄道が廃止された跡地だ。確か、能登に鉄道は半島の先まで鉄道があったはず。穴水までの能登線(七尾線)は、現在、のと鉄道が運行しているが、以前は、穴水-輪島 穴水-蛸島 間も、のと鉄道が運行していた。しかし、前者は2001年に、後者は2005年に廃止となっている。そんな鉄道敷地跡を追っていたら、駅があった。駅があるじゃないか・・・と感激したのだが、ホームとその脇の線路だけで、全体は道の駅になっていた。道の駅には、昭和39年(1964年)9月建設の顕彰碑があり、建設大臣や衆議院議長を務めた能登町出身の益谷秀次翁を、能登線全線開通の日に顕彰している。昭和39年は東京オリンピック、新幹線開業の年。その頃は鉄道の利用者も多かったのだろうが、やはりこの地も、過疎化とマイカーで、鉄道の利用が減少したようだ。新幹線が能登半島の根元の金沢まで走っても、その先の鉄道が穴水まででは能登の観光は車になってしまう。いずこの過疎地も同じ事だろうが、難しい問題だ。
2022.10.29
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旅行読売から乗り鉄、撮り鉄、溜め鉄、鉄女子・・・等と言うが、70歳を超したであろうおばちゃんテツを何と言うのだろう。鉄婆・・・ではおかしいか・・・そんなおばちゃんに車内で捕まった。鉄印同士ということで、お決まりの、 「いくつ回りましたか?」 「いつから始めたのですか?」という話までは良かったのだが、 「この後は、どこへ行きますか?」となった。ヤバっ・・・同じ方向へ移動していたら、一日中このおばちゃんと一緒になってしまう。(樽見鉄道は画像の地図の○22) 「私は(26の)信楽高原鉄道へ行きます」 「あら(21の)長良川鉄道じゃないんですか」 「長良川鉄道は昨日回りました」 「あら、私と逆回りですね」(よかった・・・大垣までの付き合いだ) 「逆と言っても、埼玉からですから、長良川鉄道が先です。 どちらからですか?」と聞くも、答えずにはぐらかす。どこから来たのかによって、回る順番は異なるに決まっている。再度尋ねるも、答えない。あんたには住んでいるところは教えない、女性だから、というのだろうか?だったら、最初から声を掛けない方が良い。「逆回り」などと言わない方が良い。黙って席を立って、車両の後方の窓から線路の様子をデジカメした。すると、おばちゃんは後を追うように来て、 「中野区です」と言う。何かを感じたようだ。
2022.10.16
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鉄印を貰って、次の電車に乗るまでの時間で、最短だったのは、樽見鉄道の本巣(もとす)駅での、6分だった。上に「次の電車」と書いたが、適切な日本語が見つからない。樽見鉄道は非電化でジーゼル車なので、電車ではない。とはいえ、一両運転がほとんどなので、「列車」でもない。だからと言って、「気動車」と書くと、気動車が特別に来るのか、ということにもなるので、どう書いたらが良いのか、いつも迷う。駅に到着する、ホームに下りる、ホームから駅舎に向かう、駅舎で鉄印を貰う、ホームに戻って、電車に乗る、この間が6分しかなかった。そして、駅舎のある方向によっては、乗ってきた電車が発車するまで、ホームから出られない事がある。駅舎へ行くのに、線路を横断しなければならないからだ。本巣駅では、次の電車を待つと1時間30分後で、駅周辺には見どころはないので、6分の折り返し時間に掛けた。ここでつまずくと、その後の鉄印巡りにも大きな狂いが生じる。駅舎へ行くのに、(乗ってきた電車の)線路の横断はないことをインターネットの衛星地図で確認できたのだが、もし、窓口で定期券を買う人や、鉄印を貰う人がいたら、3分5分は直ぐに過ぎる。誰もいない事を願うのみだった。で、窓口で鉄印を貰っていたら、私と同じような年代のおばちゃんが後ろから私に声を掛けてきた。「鉄印を貰うんですよね。6分後の電車に乗るんですよね」と。同じような計算と行動をしている人がいた。ということで、私もおばちゃんも、折り返しの電車に間に合った。間に合ったのは良かったのだが・・・電車はガラ空きで、おばちゃんのおしゃべりに付き合う事になった。
2022.10.15
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3セクの地方鉄道で貰える(買う)鉄印は、寺社で貰える御朱印を真似たもので、くま川鉄道(熊本県)の社長の発案によるもの。ただし、鉄印に寺社のような「札所」という考えは無い。札所とは、お札を納めたり受け取ったりする所のことだから、鉄印は「お札」ではないので「札所」でもない。そのような中、わたらせ渓谷鉄道だけは、札所を強調している。画像のように、「10番札所」と書いているが、鉄印には、板東33カ所霊場・13番札所金龍山浅草寺、のような考えは無い。わたらせ渓谷鉄道が「10番」と書いているのは、鉄印帳の押印場所が10番目、というほどのことでしかない。ただ、わたらせ渓谷鉄道の鉄印の種類は多い。おそらく、いや、間違いなく、鉄印グループで最多だ。鉄印に力を入れている結果が「10番札所」となったのだろう。で、わたらせ渓谷鉄道で鉄印を貰った相老(あいおい駅)では、忘れられない事があった。それは、小さな駅舎の待合ベンチに、女子高生が片膝を上げて座っていた事。待合室のベンチは壁に沿って「Lの字」にあるので、向こうに座る高校生の片膝を上げた制服の中が見えるのだ。見ていると思われるとイヤなので、ホームに出て電車などを写して、始発の電車に乗ったら、またまた、女子高生が立て膝でシートに座っていた。挑発か・・・女子校なので恥じらいを無くしてしまったのか・・・それとも無意識なのか・・・急いでデジカメをバッグに収めた。出したのではない。収めた。挑発だったら、御用になるからだ。
2022.10.13
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若桜鉄道の若桜駅で、画像のラッピング車両を見た。SUZUKIのバイクのラッピングで(画像上)、どこかで見た記憶があった。我が家近くでの鉄道ではないのは確か。三セクの鉄印グループの鉄道のどこかだ。その場でデジカメのデータを見たのだが、分からなかった。家に戻って、再度、デジカメを見たら、出てきた。天竜浜名湖線の天竜二俣駅だ。デザインは違うが、SUZUKIのバイクだ(画像下)。SUZUKIが三セクの鉄道を応援しているのだろうか?SUZUKIのバイクには、「隼」とか「刀」というバイクがある。なので、若桜鉄道には「隼駅」があるので、隼という名のバイクのラッピングをするのは分かるが、天竜浜名湖線に「刀」という名の付く駅は無い。しかし、ローカル線の、一時間に1本のみの車両にこのようなラッピングをして宣伝効果がどれだけあるのか、かなり疑問だ。コスパ優先の時代に、どうした事なのだろう?やはり、三セクのマイナー鉄道応援なのだろうか?それとも、バイク愛好家に、ツーリングでローカル線を見に行って、と言うのだろうか?それでは、三セクの(乗車)支援にはならないだろう。
2022.10.10
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鉄印帳グループの若桜(わかさ)鉄道について、備忘録。京都丹後鉄道の天橋立駅まで、我が家から5時間半を要すると書いたが、鳥取県東部を走る若桜鉄道の若桜駅までは、鳥取まで空路を使って5時間半、陸路だと6時間半を要する。なので、京都丹後鉄道と若桜鉄道はセットで回った。若桜鉄道は、鳥取駅から南へ延びるJR因美線の郡家(こうげ)駅から東方向の若桜駅までの19キロを結ぶ路線。だが、半数ほどの列車は、若桜駅-鳥取駅間を走っている。郡家駅で乗換になると、更に利用客が減る、という考えだと思われる。この路線も旧国鉄に切り捨てられたものだが、元々は、国鉄の輸送局長などをした、地元出身の木島氏の力によるもの。地元に国鉄を、との思いだったのだろうが、沿線の人口などからしても、最初から存続は無理だったように思われる。若桜鉄道は、観光列車を導入するなどしているが、沿線に見どころが乏しいので、財政は苦しいようだ。車内の画像のように、観光列車は窓のブラインドも木製なのだが、その裏の窓は、昔懐かしい、両手でつまんで窓を開けるタイプ。新しい車両を作る余裕はないようだ。画像の転車台は、終点の若桜駅構内にある。駅舎などと共に国の有形文化財となっていて、有料で公開している。テツの端くれとしては、転車台などを間近で見られるのは嬉しいのだが、はたして、一般客にはどのような魅力があるのか・・・分からない。
2022.10.08
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鉄印帳グループの京都丹後鉄道について、備忘録。京都丹後鉄道という鉄道会社は無い。鉄道路線の名称、というのが一番正確な表現だと思う。いわゆる上下分離方式の鉄道で、下、すなわち鉄路や車両を持っているのは「北近畿タンゴ鉄道」という地方自治体が主たる株主の三セクの会社。この会社から運転業務と駅業務(上)を受けているのが、WILLER TRAINSという会社。で、鉄印はどうなっているのかというと、画像のように、京都丹後鉄道。「北近畿タンゴ鉄道」の名も「WILLER TRAINS」の名もない。不思議というのは変かもしれないが、誰が発行しているの?と思ってしまう。京都丹後鉄道は、京都府の日本海側を運行する路線で、天橋立(あまのはしだて)駅が観光の中心となっているが、我が地元からは、京都駅経由で5時間半を要するアクセス困難路線。その次の画像は、一番新しい車両、「丹後の海」。大赤字の「北近畿タンゴ鉄道」だが、車両を魅力的にして客を呼び戻そうとしている。内装に、白樺、ナラ、楓、などを使用して、居心地の良いデザインとなっている。
2022.10.07
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ネットから借用JR路線(鉄路)を一筆書きで、長距離を、同一線を逆戻りせず、同じ駅を2度通らずに巡るという、「最長片道きっぷの旅」というのがある。「乗り鉄」が考え出した一筆書きで、1万700キロメートル、稚内駅から九州肥前山口駅というのがこれまでの最長だった。ところが、9月23日に長崎新幹線が開業し、新たな路線が出来たので、19.5キロ長くなった。画像上のように、本州から門司に入って、九州を右回りに回って、北九州をごにょごにょと巡って、諫早-早岐-肥前山口で終点、だったのだが、長崎新幹線が開通したので、武雄温泉から新大村へ向かう方が、武雄温泉-肥前山口(9月23日に、江北駅に改称)間の13.7キロをマイナスしても、武雄温泉-新大村間の32.2キロを加えた方が長くなったのだ。長崎新幹線開業で最長片道が長くなると気付く人も凄いが、すでに、この路線を「乗り鉄」した人がいるというのだがら驚く。1万キロを越す長旅なので、乗車には1ヶ月弱掛かるようだが、長崎新幹線開業を目論んで稚内をスタートしたというのだから、更なる驚きだ。私もテツの端くれではあるが、1万キロをゴトゴト乗る元気は無い。世の中には元気な人がいるものである。
2022.09.27
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昨日の「鉄道沿線の野立て広告」で思い出したことがある。それは、新幹線の車内の広告。各車両客席の入口のドア上部にある、電光表示の広告だ。新幹線に乗って、いつも思うのは、ほとんどの広告企業になじみが無いこと。「環境に優しい企業」と出ても、何を作っているのか、何をしている企業なのか、サッパリ分からない。ガリガリ君のような広告はない。スーパーマーケットの広告も、家電量販店の広告もない。このような広告は新幹線には似合わないと思っているのだろうか?新幹線はお上品だから、世俗的なのはお断りなのだろうか?昨日の野立て広告のコスパではないが、新幹線の広告にもコスパはあるはずだ。だから、広告主は、JRの要求を断れずに、泣く泣く広告を出しているのではないかと思われる。そう思って広告主の名を見ると、新幹線などの工事やメンテに携わっていると思われる企業だ。おそらくそうだろう。JRに言われたら、断ることが出来ず、仕方なしに、「環境に優しい企業」という広告を出しているのだろう。
2022.08.05
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「727」で飛行機をイメージするのは、古い人間なのだろうか?おそらく、いや、間違いなく、それより以前にあったのが、画像の「727」だ。列車から外を見ていると、畑や水田地帯に出てくるのがこれ。727という化粧品だ。昔からあちこちで目にする広告なので、有名な化粧品かと思うが、百貨店の(1階の)化粧品売り場ではお目に掛かったことがない。画像は、その気になって写した。ダラダラとカメラを構えていると、時間オーバーで、デジカメがシャットダウンするので、都市部近郊の田園地帯、線路に防音壁が無いところ、で、カメラを構えて待った。思えば、昔は色々な野立て看板が列車の窓から見えた。「西川ふとん」「丸八真綿」などもあった。今は見なくなった(←私だけか?)列車に乗っている人向けの看板。この時代に、どれだけの効果があるのだろうか?設置費用、土地使用料、維持費は安くないだろう。費用効果(コスパ)が重要視される昨今、この看板が残っているのは不思議な感じだ。
2022.08.04
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読売新聞から地方鉄道の存続議論が始まって、出てきたのが、JRの地方路線の赤字。「営業係数」(100円の運賃収入を得るための費用)と「赤字額」が公表された。それによると、JR東日本で最も営業係数が大きいのは、千葉県を走る久留里線の久留里・上総亀山間で15,546円だという。100円を得るのに、15,546円が掛かっているということで、信じられないほどの数字だ。この営業係数はどのように計算されるのか、新聞記事に詳細は載っていない。久留里から上総亀山は3駅。JR東日本という鉄道路線の中の、久留里線という一つの路線、その中の3駅間の営業係数を、どう計算したのだろう?例えば、ホームドアの設置費用。久留里線のこの間にホームドアは無い(だろう)が、首都圏のホームドア設置費用が含まれているかも知れない。若い頃、企業の原価計算をしたことがあるが、経費を区分しようとすればするほど難しくなる。ホームドアの費用は簡単に区分できるだろうが、共通経費を線路の距離で割り振るのか、車両数で割り振るのか、従業員数で割り振るのか、駅の数か・・・で、答が違ってくる。何が固定費で、何が変動費なのか、でも答が違ってくる。いわゆる損益分岐のことだが、100円の10倍、1,000円を得るのに、係数の10倍、15,5460円が掛かるのか?この点がはなはだ疑問だ。どんな企業でも、売上が100円だけなら、大赤字になる。また、地方路線の車両は、首都圏で使用したお下がりが多いが、古い車両の整備費用をそこに割り振ってはいないだろうか?意識的に、地方路線に経費を割り振ってはいないだろうか?JRは赤字路線を切り捨てたいが為に、作為的にこのような数字を出したかも知れない。第三者の精査が必要と思う。名乗りを上げたいくらいだ。
2022.08.01
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東京新聞から利用客の少ない地方鉄道の存廃議論が始まった。存続するとか、廃止するとかを前提としない議論だと言うが、このような議論が始まるということは、存続は前提になっていないということだと思う。地方鉄道もコスパ評価ということなのだろうが、肝心なことが抜けていると思う。その第一は、国鉄を民営化して、企業主義になったこと、すなわち、配当第一主義になったことだ。配当のために経費を削減し、赤字路線を切り捨てる、という考えばかりが優先されている。そもそも、鉄道は公共インフラだ。赤字だとか経費だとかを前面に出さずに、なくてはならない物として設置したものだ。集落から離れた家に郵便物を配達すると赤字になる、だから、集落から離れた家には配達しない。集落から離れた家に電気を通すには、長い配線が必要だ、だから、赤字になるので、給電しない。もっとひどい例を出すなら、病弱な人は医療費が掛かって健康保険を人一倍使うから、病弱の人は健康保険から排除する。オーバーな例えだが、これと同じようなことが鉄道ではなされていて、今後更に、これを進めようとしている。国鉄を民営化して、配当優先企業にしたのが、根本的な誤りだ。更に言うなら、国鉄を、北海道や四国を区分して民営化したことも誤りだ。新幹線だけが鉄道ではない。地方の鉄道も含めて、JR全体で維持すべきだ。
2022.07.31
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大学病院への通院が終わって、鉄印帳、ICカード巡りが終わり、電車に乗る機会が少なくなった。数週間前、電車の蛍光灯部分に変わった物を見た。何だろう、防犯カメラかな?全車両の入口にあるようだが、何時の間に付けたのだろう?防犯カメラを付けるというニュースに触れたことはなかった。また別の日、電車に乗り、ドア付近の蛍光灯を見たら、別の形の防犯カメラらしき物が付けられていた。蛍光灯と一体化したようなカメラだ。いずれの物も、蛍光灯の電源を利用しているのだろう。配線などを簡単に済ます考案のようだ。「防災用品」では災害は防げないが、電車内の「防犯カメラ」なら、犯罪を防ぐことは(多少)できる。人の目が届かないから・・・と、勝手なことをする輩は、このカメラの存在を知れば、勝手な行動をひかえるだろう。カメラの画像信号は電気配線を利用しているのか?それともWiFi、そしてクラウドなどを利用しているのか?カメラの数が多くなると、録画保存する場所も大変だ。そして、その費用も大きいのではないだろうか?世の中変わってきている。
2022.07.26
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ローカル鉄道に乗って移動していると、懐かしい鉄道遺産に出会うことがある。その一つは、タブレット。この時代、タブレットと言うと、通信機器の一種となるが、飲み薬の錠剤をタブレットと言うように、平べったい物をタブレットと言う。で、鉄道でタブレットと言うと、「通行票」のこと。単線を上りと下りの列車が使用するので、同じ線に列車が入り込まないようにするため、その区間のタブレットを持った列車だけが通れるようにしたもの。と書いたのでは簡単過ぎで、実際にはもっと複雑なのだが、そこは置いといて、画像上、駅員が右手に持っているのがタブレット。丸い輪の下にポシェットのような入れ物が付いていて、この中に、金属製の平たいタブレットが入っている。これは由利高原鉄道前郷駅で写したもので、駅員はこの先の羽後本荘駅までのタブレットを持って、上り電車の運転手が持ってきた、手前路線のタブレットと交換する。現在は信号システムがしっかりしているので、タブレットを使っている路線は、全国で数路線しかない。画像下は、若桜鉄道の若桜駅で写した、手動のポイント切替器。列車を別の線路に導くため、線路をスライドさせて切り替えるのが、ポイント切替器。これも、現在では全ての路線で電動化されていて、手動が残るのは、ローカル鉄道の引き込み線のみ。この2つは、鉄道遺産と言ってしかるべき物だ。
2022.07.24
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鉄印帳マイスターを貰った身として、鉄印グループの現状を書かなければ、と思う。ただ単に全国40のローカル路線を巡ってきただけなのだが、現地で実際に乗ってみると、色々なことが分かってくる。一つは、運転席のガラスの汚れ(画像上)。ローカル鉄道が故に、虫が多いので、虫が当たって汚れる頻度は高いだろうが、洗車機がなくて、手洗いになっている鉄道もあるので、そんな鉄道の車両は、汚れが目立つ。運転席だけでなく、客席の窓も透明度が悪い。もう一つは、トンネルの狭さ。ローカル線の多くはジーゼル車。すなわち、線路上に架線がない。なので、トンネルが狭い。運転席隣で前方を見ていると、この狭さでトンネルへ入れるのか・・・と心配になるほどだ。そして、架線がないから、線路脇に電柱もない。なので、前方や後方の見晴らしがいい。見ていても、デジカメしても、気持ちが良い。ジーゼル車は加速は悪く、音も大きいが、景色の良さは素晴らしい。ただ・・・街道を歩いていて、鉄路を基に現在地を確認する時、鉄道路線に架線が無いと近くても分からないことが多く、道を間違ったかも、と不安になることがある。
2022.07.23
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三セク鉄道、鉄印グループの鉄印40路線を集めた。集めればそれで満足なのだが、鉄印を主宰する読売旅行に申請すると、「鉄印マイスター」のカードが貰える(1千円)ので、鉄印帳を添えて申請した。送られてきたのが、画像のカード。「T02-」の後に一連番号が記されていて、その番号と共に、ホームページに名前などが掲載される。見ると、現在、約900のマイスターカードが発行されている。読売新聞の記事によれば、今年5月末現在で、33万枚の鉄印が発行されているという。一人当たり、15の鉄印を集めたとすると、2万2千人10の鉄印を集めたとすると、3万3千人、が3セク巡りをしている計算になる。その経済効果は、鉄印帳の売上、鉄印の押印代、そのための三セクの乗車運賃、などで、約7千万円。宿泊代金、現地までの交通費、土産代金や飲食代金を含めたら、5億円、だろうか?鉄印は、2020年7月にスタートしたのだが、コロナ禍で外出がままならなかったことを思うと、この経済効果は大きいものと思われる。我が家のさっちゃんにこのマイスターカードを見せたら、試験があったわけじゃなくて、単に巡っただけでしょう、と簡単に言われてしまった。その通りではあるのだが・・・・
2022.07.14
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北海道にICカードを買いに行った。目指すは、旭川と北見。旭川で2枚、北見で1枚、を求めれば、交通系ICカードのコレクションは完結。で、最後の一枚を求めての旭川から北見までの移動をどうするかを考えた。JRでの移動だと、3~5時間。2時間の差があるのは、鈍行と特急の違いだが、運転本数が少ないので、特急に乗ればいい、ということにはならない。旭川で一泊して、次の日の最初の特急で北見、という方法もあるが、旭川で観光したいところはないので(数年前に行ったから)、JRの快速でのんびりと行くことにした。いや、北見へ行くJR石北本線の上川駅 - 白滝駅間は、日本で一番駅の間が長い(37.3Km)ので(海峡間を除く)、ここを乗車したいこともポイントだ。37.3Kmというのは、京都-新大阪 間とほぼ同じ。だから何なんだ、と思いながらも、乗るのがテツの端くれ。沿線に何も無い。目に付くのは、養蜂の巣箱と広い耕地。北海道は・・・広い!画像は、上川駅のホーム。記念撮影をしたい乗客のために、長停車した・・・・・・すれ違いの列車を待つ時間だったかも・・・
2022.06.27
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年初、今年の目標に「鉄印巡り」を上げた。日本全国40の三セク路線を巡るのは、ワタシ的には(夢中になるので)キケンと思ったのだが、暇ん爺なのだから、ICカード収集と併せてのんびり回ればいいと考え、鉄印帳を購入して、九州北部からスタートした。スタートしたのは、コロナ第6波が始まりつつあるころ。成人式の集団に遭遇したりして、コロナ的にもキケンと思ったりした時期だ。ただ、鉄印路線はローカルが故に、移動などでは3密にならないので、映画を見るよりも、スーパーに買い物に行くよりも安心、という面もあった。その後も、「県外客お断り」などのコロナの様子を見ながら、行ける時に行く、天気のいい日に行く、(雨の日は電車の窓が開けられないので、換気がよくない)を繰り返した。とはいえ、北海道から九州まで、日本全土にある40路線なので、そう簡単には回れない。特に、山陰地方、能登半島の三セクは、埼玉からは時間的に遠い。2~3年掛けて回れればいい、と思っていたのだが、やはり、先を急ぐ性格ゆえ、キケンなことになった。結果、5カ月で、40路線を一回りしてしまった。暇ん爺のなせる業である。画像は、鉄印帳。
2022.06.21
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ラッシュ時には3~5分に1本、日中でも10分に1本、という電車が走っている所に住んでいると、地方の電車の本数の少なさには驚かされる。この本数で通勤や通学は大丈夫なのだろうか、と先ず思う。マイカーが先なのか、本数減が先なのか、ニワトリと卵のような感じだが、本数が少ないのは現実だ。その現実を、千葉のいすみ鉄道は、「一時間に一本 一生に一度 いすみ鉄道」と言っている。これは、いすみ鉄道の中吊り広告にあったもの(画像)。言い得て妙というか、本数が少ないのを逆手にしている。広告の中にいる「特命ぺこぱ」というのは、タレントなのか、いすみ鉄道のキャラなのか、まったく分からないが、一生に一度はいすみ鉄道に乗りに来て、と言っている開き直りが面白い。いすみ鉄道もあの手この手で宣伝をして、乗客を呼び込み、土産品や記念品を販売しているが、やはり、赤字解消には至っていないようだ。いすみ鉄道の沿線には見どころがいくつもあるのだが・・・
2022.06.17
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九州北部で鉄印巡りをしていて、??と思ったことがある。それは、電車の中に、「床に座らないで下さい」という張り紙があったこと。画像はJR九州の車内の張り紙だが、平成筑豊鉄道の車内にも、同じ主旨の張り紙があった。書かれている図は、いわゆる「体育座り」だから、このようなスタイルで車内の床に座る人がいるのだろう。通学する高校生か?修学旅行なら、指定席が臨時列車だろうから、やはり、通学生向けの張り紙と思われる。床に座ったら、衣服が汚れるだろうに、そんな客がいるのか?あ・・・酔っ払いなら・・いるか・・でも、酔っ払いには、この張り紙では効果はない。関東地方でこのような張り紙を見たことはない。いや、鉄印巡りなどをしていて、北海道から四国、九州の電車に乗ったが、このような張り紙を見たのは、九州北部だけだ。何か、特別な、習慣とか、風習とかがあるのだろうか?
2022.06.05
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三セクのローカル鉄道に乗ると、色々な楽しみがある。景色はもちろんだが、駅名も楽しみの一つだ。車内の運賃表に出てる漢字の駅名を何と読むのか、あれこれ考えてみて、車内放送を聞く、ということも、車内放送から、どんな漢字を書くのかを考える、という楽しみもある。そんな中、答が出なかったのが、平成筑豊鉄道の「あかぢ」駅だ。「ぢ」だから、「血」だろうな、なぜ血なのだろう、血は赤いから、「赤血」か・・・それでは怖すぎる、と期待して駅名板を見たら、漢字がなかった。ひらがなのようだ。どんなところから来た駅名なのだろう。ということで、ネットをチェックしたら、地名の「赤地」から来ているといい、「赤字」を連想させるから、20年ほど前に「赤地」から「あかぢ」に変更したという。そして、平成筑豊鉄道では、ネーミングライツの駅名が多い。さすがに「あかぢ」駅にはなかったが、多くの駅に企業名が乗っていて、これを車内放送ではフルで伝える。どこが「旧姓」なのか、よそ者には分からない。画像下の駅は、車内の運賃表では「生力」だが、車内では「ふれあい生力、デーサービス生力ユーカリ園」と言う。駅名を売ったら、とことん宣伝して、とことんお金にする、という赤字鉄道の発想なのだろう。
2022.06.03
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先月、平成筑豊鉄道(地元では、へいちく)を尋ねた。鉄印を貰うためだ。ウクライナの国旗の色の気動車に乗った。たまたまこの塗装だっただけで、平筑のカラーではない。少し前の読売新聞に、平筑の社長の話が載っていた。県庁の職員、バス会社の役員などをしていたのだが、鉄道に関わりたくて、平筑の社長公募に応募して、赤字鉄道の社長になったという。その社長の考えかどうかは分からないが、鉄印の自動販売機があった。鉄印のルールでは、当該路線の切符を持っていて、鉄印帳を提示することなのだが、自販機では、このルールに外れる。おそらく、マスクの自販機を流用しているようで、鉄印帳や切符のチェック機能はない。そして、駅前には、電車をモチーフにしたポストがあった。ポストの下には車輪のような物もあり、かなりのこだわりがあるPOSTだ。これは新しいので、社長のアイディアだろう。で、鉄印の自販機はあるが、切符の自販機はない。なんと、画像の、手書きの切符だった。平成を西暦に直しているが、いかに平成筑豊鉄道でも、「平成34年」とするワケにはいかないようだ。
2022.06.02
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三セクの鉄道に全部乗ったわけではないが、どこからどこまでが三セク鉄道なのか、一番分かりづらいのが、ほくほく線ではないかと思う。ほくほく線(北越急行)は、国鉄が建設途中で投げ出した路線。完成後は「北越北線(ほくえつほくせん)」となる予定だったが、北越急行が投げ出し路線を引き継いで、「ほくほく線」とし、新幹線開業まで、首都圏と北陸を結ぶメインルートとして特急「はくたか」が運転されていた路線だ。で、上越新幹線の車内放送では、「越後湯駅では、ほくほく線に乗り換え」と案内されるので、ほくほく線は越後湯沢駅が起点かと思ってしまう。しかし、越後湯沢駅が起点(終点)ではない。私に、このような中途半端な知識があったので、鉄印を貰いに、ほくほく線の十日町駅に行く時、越後湯沢駅で新幹線を降り、在来線の上越線ホームで十日町駅行きの電車を待った。ほくほく線と言えど、上越線を走るのだから、上越線のホームだと思い込んでいたからだ。だが、電車が来ない。遅れているのかと思ったが、アナウンスも無い。変だな、おかしい、と思ったのは発車間際になってから。上越線を走るのだが、ほくほく線のホームは別にあると言う。慌ててホームの端にある0番線ホームのほくほく線に飛び乗った。越後湯沢駅の0番線ホームからほくほく線の電車は出ているのだが、起点は、越後湯沢の5駅北の、六日町駅となっている。この間は上越線の線路を走っていて、(同じ区間をJRも走っている)越後湯沢も六日町駅も、改札口は共通なので、旅行者にはどこまでがJRで、どこからが北越急行なのかが分からないから、北越急行(ほくほく線)の車内には、その説明が表示される。画像では、3駅しか書かれていないが、全12駅である。両端がJRなので、JRから乗り換えてくる客と、JRへ乗り継いでいく客が多いため、このような表示が必要なのだろう。そして、「青春18切符」など、広範囲でJRを乗れる切符を持っている客は、ほくほく線をキセルできるので、この案内があるものと思われる。
2022.05.14
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