おしゃれ手紙

2015.01.04
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重箱  1月4日の朝見た、<新春スペシャル・“群衆”と戦後70年>「群衆」とは?が面白かった。
120年前に出版された「群集心理」(ギュスタールボン/講談社・学術文庫)で、ルボンが指摘する群衆の特徴をひとつづつ解説するという方式だ。
今から120年前に、こんなことを書いている人がいたなんてと感心した。
項目は10?あったが、分かる範囲で書いておく。
●群衆は感染する。
米騒動を取り上げていた。
最初は、富山県で発生した米騒動は、瞬く間に全国に「感染」した。

●群衆は過激に走りやすい。

●群衆は衝動的である。

関東大震災が起こった時、
「朝鮮人が井戸に毒を入れている」という流言飛語で多くの朝鮮人の犠牲者が出たこと。

これまで、独裁者として振る舞っていた、ルーマニアのチャウセスクが、処刑されるまでに、たった2日だったこと。

●群衆は暗示に弱い。

●群衆は時に高い徳性を示す
ガンジーの非暴力での抵抗を紹介。

阪神大震災が起きた時、全国各地からボランティアが駆け付け、
「ボランティア元年」と言われたことも、人々の「徳」だろう。

●群衆は同一化する
大阪大学大学院・釘原教授は去年ある実験を行った。
実験は最後に答える被験者以外はサクラで、被験者は間違いだと思いながらも他の人に答えを合わせてしまった。
これは「アッシュの同調実験」として古くから行われてきたが、今回の実験では日本の過去の実験結果とりもかなり高い同調率だった。
身近なところでも群集心理が働いた実例がある。
1973年に愛知県で起きたある信用金庫の取り付け騒ぎは、信用金庫がつぶれるというデマが広がり、預金を引き出そうとする群衆が押し寄せた。

●群衆は服従する。
ヒトラー支配下のドイツで何が起きていたのか。

参加する人は教師役と生徒役に分けられ、教師役が問題を出題、生徒役が答え、生徒が正解できないと教師が罰として電流を流すというルール。
教師役は抗議したものの命じられるままボタンを押し続けた。
緊張やストレスをそらそうとする反応で笑いの表情を見せた。
教師役を務めた被験者のうち約6割が最大値まで電圧をあげた。

01/04 10:01 TBSテレビ 【サンデーモーニング】


テレビプレス
   私が一番、心に残ったのは、ヒットラーのこと。
独裁者の代名詞のような彼は、「民主的な方法」のもと、89.93%という高い支持率で「総統」になったのだということ。
これは、過去のドイツのことではなく、自分たちの事だというパネリストの言葉が印象に残った。

●群衆は服従する。という項目も面白い。
私は会社で服従している。
家でも服従している。
私がお笑い番組が好きなのは、その緊張を和らげるためであろうか・・・。

民主主義が進展し、「群集」が歴史をうごかす時代となった十九世紀末、フランスの社会心理学者ギュスターヴ・ル・ボンは、心理学の視点に立って群集の心理を解明しようと試みた。
フランス革命やナポレオンの出現などの史実に基づいて「群集心理」の特徴とその功罪を鋭く分析、付和雷同など未熟な精神に伴う群集の非合理的な行動に警告を発した。
今日の社会心理学研究発展への道を開いた古典的名著。

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Last updated  2017.12.16 10:27:59
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