ギャンブルで大破滅

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2005/10/28

始まりはいつも・・・

テーマ： ◆パチンコ◆スロット◆(8271)

カテゴリ：スロット・パチンコ破滅からの逆転を

地獄の4丁目。

そう、いつだってそうだ。

不確定なものを少しでも確実なものに近づけたいと願い・・・

足掻いて足掻いて、足掻いてみるが・・・

不確定なものは不確定なもの。

安心した時点で・・・

地獄の底が見える。

人間の破滅を願う禍々しき者が地獄の底で口を開けて待つ。

そして・・・

ヒリツキという究極の麻薬を与えられたまま・・・

快感の中で何がなんだか分からないうちに・・・

滅する。

この日、急遽チームＨが結成された。

私は勝つというただ1点の目的を達成するため・・・

前日の夜、データ－を取りに行った。

普段なら、このようなこと絶対しないのだが・・・

私は負けるわけには行かなかった。

ファミレスで読書などをしているとふと思うことがある。

私がここで、人間扱いを受けられるのは・・・

財布の中に過去の偉人達が存在するためだ。

彼等が私の財布から完全に失われたとしたら・・・

どうだろうか？

想像するだけでも恐ろしい。

相応のサービスの提供を受けた後で・・・

その対価として支払うべき存在がなかったら・・・

現金は人間の心を落ち着かせる。

何故なら・・・

それを持っていれば、営利目的の場において、人間であることの証明ができるからだ。

もし・・・

サービスを受けた後、収入のアテもなく、無一文だったら・・・

どうなるかは想像もしたくない。

だから・・・

私は、私の財布を膨らませたいと願うのだ。

もし・・・

今、手持ちの４０Ｋが失われたら・・・・

次は大勝ちしていたとき、投資用の資金として貯めていた貯金を取り崩さなければならない。

そして・・・

それも失われたら・・・

支払時に必ず、500円になるようにして貯めた。

私の最後の退路500円貯金を失う。

そして・・・

それも失ったら・・・

私の最終的な目的を達成させるための現存する唯一の手段、株資金に手を出さなければならなくなるかもしれない。

自ら、自らの可能性の欠片を潰すことなど・・・

そんな自殺行為を私は望まない。

だから・・・
現在の手持ちを減らすわけにはいかない。

これで連勝を続けなければならないのだ。

そのために、私はこうしてデータ－を取る。

狙いは次の日の、宵越し天井狙いだ。

私はめんそーれで６４０Ｇ以上ハマリをすべてデータ－に取った。

中でも、目を引いたのが９００ハマリと１０００ハマリ。

明日、チームＨで並んで座るのに丁度いい。

理想は、１２８０ハマリから打ちたいのだが・・・

そんな甘い台落ちているはずも無い。

だから、私はめんそーれの自己ボーダーを９００ハマリ以上にしている。

つまり、残り約６４０Ｇでボーナス放出と連荘が約束されている台を打つことにしているのだ。

この６４０Ｇと言う数字、回すのに約２０Ｋかかる。

しかし、天井に到達すれば、２連が約束される。

Ｒに偏っては厳しいのだが・・・

Ｂが３連すれば、元は返ってくるのだ。

そして４連以降はすべて利益になる。

だから、私は２連が約束された状態でノルマをＢ５連にしている。

Ｂ５連すれば、結構なプラスだし、めんそーれの連荘性を考えるに、不可能な数字ではない。

そんなわけで、朝一並んだ。

例え・・・

設定変更されていたとしても６０％は２５６Ｇ以内にでる。

どちらに転んだとしても、痛い話ではない。

そして、予定通り誰も見向きもしないその台に座った。

予定では５３０Ｇに天井のはずだ。

しかし・・・

変更されていれば、１２８Ｇまでが熱い。

さあ・・・

勝負だ。

打つこと、しばらく、順調に１２８Ｇも超え、２５６Ｇも超え、３２０Ｇも超えた。

投資１０Ｋでだ。

この時点で、設定変更なら約６６％放出されている。

その可能性は低いだろう。
そして・・・

５１２Ｇ目にきた。

これで、約７５％据え置きだ。

仮に変更だったとしても・・・

約８７％が６４０Ｇまでに放出される。

不運にも変更されていたとしても、６４０Ｇまでにはでるだろう。

だが・・・

この時点で私は据え置きを確信していた。

設定変更後は経験則上、ここまで引っ張られることは稀である。

さあ・・・

５３０Ｇまであと１８Ｇ。

私は５３０Ｇが近づくまでゆっくりとレバーを叩いた。

５２１・・・５２２・・・・５２３・・・

徐々に近づいていく。

私は光ることが分っていたため、落ち着いていた。

ヒリツキもしない。

５２４・・・５２５・・・５２６・・・５２７・・・

そろそろだな。

データ－が１Ｇ程度の誤差が出ることがあるので、私はさらにゆっくりとレバーを叩いた。

５２８・・・
ハイビスカスは咲かない。

５２９・・・

やはり咲かない。

次か・・・・・

私は大きく息を吸い込むと、その瞬間を眼に焼き付けようとじっくりと液晶を見ながら・・・

レバーを叩いた。

すると・・・・

ハイビスカスは咲かなかった。

あれ・・・

なんだ、第一ボタン停止時か・・・

と思い、リールを止めたが・・・

消灯せず。

えっ？

おかしいな・・・

そう思い、５３１Ｇ目・・・

依然、光らない。

あれ・・・あれ・・・・

慌ててＧ数を回すが・・・

当たり前のように何も起きない。

そう、当然のようにそうであると思っていたことの否定。

それこそ、突然ずっと貯蓄をしてきた口座のキャッシュカードの残高が０と表示され、取引ができない旨を一方的に告げられるような・・・

想定外の理不尽。

そんな感覚だ。

馬鹿な・・・

前日１０００ハマリを設定変更？

低設定だったのに・・・？

いや、それはわかる、それにしても・・・・
設定変更なのに５４０Ｇハマリ？

キツイ話しだ・・・

が・・・

６４０Ｇにはでるだろう。
何しろ・・・

通常モードであれば、８７・５％近く放出されるのだから・・・

しかし・・・

気がつけば６４０Ｇ超え・・・

・・・

その時耳元に囁かれた気がした。

「ここは地獄の１丁目・・・」

私は首を横に振る。

落ち着くんだ、思考しろ。

まず、何が起きていて、どういったことが想定できるのか。

前日１０００ハマリだった台が５３０Ｇを超えた。
この事実が指し示すのは設定変更だ。

ツブを確認しても、前日１０ツブ以上でボーナスを放出した様子はない。

ということは、間違いなく設定は変更されている。

そして、設定が変更された場合、連荘モードにいる確率が１２・５％で通常モードが８７・５％。

で、当然、６４０Ｇハマッテいるわけだから・・・

通常モードにいる。

そして、通常モードの薄い１２・５％を引いているということだ。

ここまでは分る。

ではいつ、ボーナスが期待できるかだ・・・

確率という名の宗教の信者である私が思うに・・・
７６７Ｇまでの振り分けが３％、８９４Ｇまでが同じく３％、１０２３Ｇまでが２％。

悪くとも・・・

８９４Ｇまでにでる確率は高い。

ここで降りることは理に合わない。

既に・・・

投資は２０Ｋを超えていた。

絶対に負けられない４０Ｋのうち・・・

２０Ｋオーバー・・・

はあ・・はあ・・・はあ・・・

どうしても息遣いが荒くなる。

本当にヒリツク。

私は、当るまでゼンツッパを決めた。

投資が進む・・・
そして・・・

７６７Ｇを超えた・・・

また囁き声が聞こえる。

「ここは地獄の２丁目・・・・」

はあ・・・はあ・・・はあ・・・

過呼吸で倒れかねないほど・・・
呼吸の速度が上がる。

想定の範囲では８９４Ｇまでには・・・・

しかし・・・

投資約３０Ｋ
そう、４分の３近くを消費して・・・

８９４Ｇを超えた。

そしてあの声が・・・

やけにはっきりと脳内に響いた。

「・・・ここは地獄の３丁目・・・ククク」

悪い夢なんじゃないか？

負けたくないと思い、データ－を取った。

そして最良だと思われる選択もした。

さらに設定変更時の場合は悪い方に転ぶ可能性が少ないと言う保険も用意した。

しかし・・・

現実は・・・・

Ｇ数は１０００Ｇを超えた。

どこまで・・・

どこまで行ってしまうのだろう。

最悪でも１５３７Ｇででることは分っている。

でも・・・
それはハマリモードの場合の話だ。

通常モードでは・・・

７０００回に１度あるかないかの確率だ。

そんな馬鹿な状況に私は陥ると言うのか？

Ｇ数はどんどん加算されていく。

１０２３Ｇを超えた。

今度ははっきりと聞こえた。

「地獄の４丁目にようこそ・・・」

・・・・

冗談じゃないか？
何かの悪い・・・

他の客が適当に着席した席でモーニングを次々と引く姿を尻目に・・・

私は朝一１０００ハマリ。

４０Ｋの資金はすでに５Ｋくらいしか残っていない。

１１００Ｇが近づいてきた。

出る気配は全然ない。

負けられないというのに・・・

何故も、こんなにヒリツクのだ。

資金が少なくなるのに比例して、ヒリツキが増加する。

回すことが可能なＧ数が減っていくにつれ・・・

身を削られるような痛みを覚える。

これは・・・

破滅だな。

私は覚悟した。

しかし・・・

１０９６Ｇでなんと遅れからチェリー解除。

今更・・・

そんな気がしないでもないが、ただ、ストレート破滅は避けられたようだ。

ボーナスはＢ。

しかし・・・

まさかの３２Ｇ超え・・・

このまま飲まれてしまうのか・・・

出る気配は欠片もなかった。

ああ・・・

負けられないというのに・・・

その時・・・

またもやチェリーが降臨した。

４単チェである。

８分の１でボーナス放出。

恐らく、この展開は駄目だろう。

そう思いながら・・・

レバーを叩いた。

その瞬間・・・

ドットにハイビスカスが咲いた。

私は一瞬、何が起きたか分らなかった。

分らなかったが・・・・

救われたと言うことは確からしい。

それがＢ

そして、３連荘。

Ｂ１Ｒ２

が・・・

博打を司る者は私を見捨てなかった。

もう、それしかないだろうと強く願ったスーパーモードを最後のＲで引く。

これが・・・

Ｂ３Ｒ３という痛い展開だったが・・・・

その後も連荘を繰り返し・・・

なんとか、１撃３０００枚。

最終的にＢ８Ｒ６でした。

その後、ムムなどで立ち回るも・・・

やはり始まりはいつも地獄の４丁目。

苦しい展開からの逆転に恵まれた。

よって・・・

総投資５６Ｋ
総回収７３Ｋ

＋１７Ｋでした・・

にしても・・・
危うい。

ヒリツキすぎです・・・

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