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イブは一人で過ごしプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。フィンランドに来た理由。それはブログのネタで公募したってのもあるんだけど、ただ単に誰かが選んでくれたからじゃない。自分なりに理由はちゃんとあった。それは以前書いたと思うけど、主に三つ。ムーミンワールドでムーミンに会う。サンタクロース村でサンタさんに会う。そしてオーロラを見る。私の日頃の行いが悪いのか?それとも運が悪いのか?ムーミンワールドはフィンランドに到着して夏季限定と知る。サンタは水道管が破裂し会えず。こうなると残るのはオーロラしかない。しかも明日はヘルシンキに戻るのでチャンスは今夜だけ。しかし雨男、もとい、吹雪男な私。体格だけで会話するなら雪男でも結構だ。しかし空模様は芳しいとはいえない。オーロラは淡い光だ。反対側の星や月だって透けて見えてしまう。こんな中、雲が掛かっていようものなら絶対見えない。私は素人なので、どこがポイントかもイマイチ解らない。しかしさすがはオーロラを売りにする町、ロヴァニエミ。なんと日本人のガイドさんがついたオーロラツアーが出ている。その名もモイモイ号。オーロラを実際観測できた確率は60%。でも冬季では確立は跳ね上がり、ピークの3月だと80%!時は一月だったが期待できそうだ。しかし実際参加してみるとガイドさんは自信なさげ。そして説明を聞くとさらに落ち込む。なんでも今日はいくつかある観測地点のどこも曇りだとか。しかもここ数日気温が高く、オーロラが出にくい環境と。いや、ちょっと待て。-20℃を裕に下回る今日が暖かい?なんじゃそりゃー!!!はっきり言って結構絶望的。わざわざフィンランドまで来たのに…。ムーミンに会えず、サンタに会えず、オーロラに会えず。ぶっちゃけオーロラを撮るだけの為にを急遽空港でデジカメ一眼レフ10万出して購入したって言うのに!この10万円が一番応える(笑もしオーロラが撮れなかったらこのデジカメはどうする?諦めてカメラ小僧になり、怪しい雑誌の投稿でもするか?ちなみにこの日の参加者は夫婦一組。友達同士の女性一組。女性同士親子一組。男一人ぼっちの俺。絶望感に拍車をかけます。古い牛小屋を改造した建物の中でオーロラの出現を待ちます。と、言うよりオーロラの出現より雲が消えるのを待ちます。二段階もハードルがある。最初は会話を交わしていたのも、段々途絶えがちに。しかも一緒にいた他の参加者に「一人なんですか?」と聞かれて更に会話は途絶え気味になる(T∀T;)みんなオーロラを見にきたのに…。ガイドさんの話だとここ一週間オーロラは見えてない。絶望的だった。無常にも時間だけが過ぎていく。カメラに10万、モイモイ号ツアーに70ユーロ。ぶっちゃけ半端ない金額を費やしているのにだ。我々に許された時間は2時間半。その中、時間だけが過ぎていく。オーロラは観測できなくても返金はない。小一時間はたっただろうか。小屋の持ち主のおじさんがノソッと戻ってきた。そしてポツリと一言言う。「オーロラ、見えるよ」慰めの言葉だと思った程坦々としていた。インド人のように「どうだすごいだろう!」とも言わず。アメリカ人のようにオーバーリアクションで「ファンタスティック!」でもなく。ただ坦々と言ってくれた。我々の待ちわびていた一言だった。みんな我先にと小屋を出る。そしてカメラを持っていたのにしばしボーっと見とれる。最初はあれがオーロラかな?と思う程淡い光。それが段々強く輝き、最後には光の乱舞となった。うねるように、しかし音もなく、北の空から。オーロラブレイクアップだ!オーロラが見れても見れるとは限らないブレイクアップ。空が裂けるように見えるのでこの名がついた。まさに自然だけの演出による壮大なショーだった。ガイドさんもちょっと遠いけど今シーズン最大言うほど。きてよかった。本当にそう思った。一瞬、自分が一人できている事を忘れる程。Merry Christmas感動した?→オーロラが降る国にいたんだよね…
December 24, 2006
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携帯を落として傷つけてしまいプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。サンタクロースは普通のおっさんで水道管工事もする。そんな現実を無残にも見せ付けられた私は次の行動にでる。サンタクロースの本職は水道管屋と知らない子供たちの多くはこの時期サンタさんに手紙を書きます。そして世界中からくる膨大な量の手紙はサンタ村の郵便局へきます。この郵便局はとてもユニークなサービスを行っているのです。そのサービスとは申請したらサンタクロースが申請した宛先に手紙を送ってくれるのです!しかも、申請時には日本語を含む十ヵ国語の中からサンタの手紙の言語を選ぶ事が出来るんです!サンタの隠れた才能を発見しました。サンタは語学が堪能。私のようにヒンズー語で「本日もエアインディアにご登場下さいましてありがとうございました」とだけ言えるのとは訳が違います。どう考えても年齢が70は越えているおじいさん。それなのに語学がここまで堪能なのは感心です。伝説ではサンタさんには、プレゼントの準備や庶務を手伝う小間使い…もとい、小人の妖精がいるんだそうです。さっそく郵便局と言うところでサンタを手伝う女性小人に遭遇。デカッ!右の女性は身長173cmの私と大体同じくらい。ですので目測でも左の女性は180cmを越えております。長身の方の多いフィンランドとは言えこれで小人って…。もはや小人ではないです。大人です。読みはオトナじゃないです、オオビトです。脱線してしまいました。くどいようですが、私がここを訪れたのは一月。この時点で5名の方にサンタの手紙を申請しました。しかし、一年は長い物です。クリスマスにこの手紙が届く前に、5人中3人引越し。サンタの努力も無駄に。全く関係ないのですが、日本にも公認サンタクロースはいます。サンタだから名前もサンタクロースかと思いきや違います。その名もパラダイス山元。フィンランドのサンタの職業は水道管屋。我らが日本のサンタはマンボ演奏者。サンタは意外と多芸です!なんとブログもやってます(笑しかもここ一年ぐらい放置されてます(笑なお、個人的な意見を申しますと、私はかのブログで2005年9月29日に乗ってる写真のサンタに訪れてほしいものです。多芸な爺さん→サンタで検索したら発見!
December 22, 2006
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出先で携帯の電池が切れてプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。ほんの短い時間でしたが薄暗いロヴァニエミの町を後にします。向かうはロヴァニエミから北へ8キロ行った所。そう、北極圏の入り口サンタクロース村です。世界で公式に認められた唯一のサンタクロース村。ここにサンタクロースは住んでいらっしゃいます。社会人として先方の都合を考慮するのは当たり前の事。時は1月だったので、12月のプレゼント配りも終え、それにともなう残務もこなし終えてひと段落ついた頃でしょう。今なら会ってくれるに違いない!左の建物がサンタクロース館です。頭上にひかれた一本のロープが北極圏を示すロープです。このロープより北が北極圏と言う事ですね。この他にも北極圏を示すモニュメントもあり、そこの前で観光客が北極圏線を跨いで記念撮影をしていたりします。しかも北極圏の説明は日本語でもありますよ!三つのクリスマスツリーがシンプルな輝きを放ち美しいです。地域によってクリスマスツリーには色々な習慣があります。私が以前住んでいたイギリスのとある地域では、クリスマス後一週間以内にツリーを片付けないといけない習慣がありました。なんでも、それ以降まで飾っていると幸せが逃げるそうなのです。日本で言うひな壇と同じような感じですね。ちなみに私がサンタクロース村を訪れたのは1月23日。幸せ逃げまくりです。余談ですが、私の以前の勤務地にホテルチャペルクリスマスと言う大人の遊園地が御座いましたが、そのホテルは年がら年中クリスマスツリーを飾っています。幸せ逃げまくりのラブホ○ルです。まぁ、私の場合はそんなところに行かなくても逃げてますが。話は戻りましてサンタです。意を決してサンタ館に向かいます。ドキドキ。ドキドキドキドキ。ドキドキドキドキドキドキ。するとフィンランド語で何か張り紙がしてあります。そして後ろから案内所のお姉さんが「ヘーイ!そこのハンサムボーイ、今日はクローズドよ!」なにー!!!!!なんとむごい仕打ちでしょう。遠く日本からやってきた青年をサンタは受け入れてくれません。俺が一人だからか?男一人でサンタ村なんてイタすぎるから目も当てられないってか?!お姉さん、なんでなんだ?「サンタ館の水道管が凍っちゃって破裂したのよ。サンタ館は今水浸し状態だから臨時休館中よ。」おい!なんだよそれ!みなさん北国の人間でしょう!そんな初歩的なミスを犯すなんて何事?まったく、北海道の人間だったらそんなミスしません。サンタ館が営業していないのは諦めざるを得ない。でもサンタにはどうしても会いたいんだ。肝心のサンタに人目でも会いたい。そのために日本から来たんだ!今、サンタさんはどこにいらっしゃるの?と受付のお姉さんを説得。しかし彼女の口から出た言葉はかつてない程意外だった。「あ、サンタなら水道管工事してるわ」夢ぶち壊し。庶民派サンタ→パイプのトラブル\8000♪暮らし安心クラシアン♪
December 20, 2006
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会社の先輩にブログを発見されプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。なんともアホな文章は書き辛くなってしまいましたが、それでも私の駄文を読みたいという物好きな愛すべき皆様がいらっしゃる限りは書き続けようかと思います。前の職場でバレてたら即刻消してたと思いますが…。さて、フィンランド。先日、6時でもうこの暗さ!と書いた記憶があります。しかしよくよく考えてみたら関東でも6時にゃ既にこの暗さ。6時の暗さが基準だと東京も北極圏になってしまいます。と言う事で比較すべく写真。この写真は日中午後1時過ぎに撮ったもの。確かに曇っていますが、それでもこの暗さ。そう言えば昔デンマークに住んでいた頃、夏になりたいようが出ると我先にと日光浴をしていたのを思い出しました。北欧の夏の気温なんぞたかだか知れているのにです。我々が日本では当たり前のように手にするものでも、世界の別な場所に行くと日本の価値観とは比べ物にならない程大切にするんですよね。北欧ではそれが太陽であったり。アラブ社会ではそれが水であったり。この巨大雪だるまに別れを告げ、念願のサンタクロース村へ。明日は念願のサンタに会います!日出らぬ国→温暖化を阻止したいならまず燃やさない事
December 19, 2006
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プチショックネタがなくてプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。食いしん坊バンザイな私が一週間も食べ物ネタをやってない!雪でも降るんじゃないか?状態です。まぁ実際ロヴァニエミは吹雪いてましたけど。せっかくだからやはり食べたいのはフィンランド料理です。ホテルのフロントのお姉さんに近くのレストランを教えてもらう。余談だが珍しく日本を出る前にホテルの予約をした。予約のできる高級宿に泊まるなんて久し振りだ。でもさすがに-20℃の中で宿が見つからず凍死するってそこまでブログネタに困ってはいない!って言うか、命を費やしてネタを作っても命を費やしちゃったらブログを懸けない事に気付いた26の冬でした。さて、紹介されたレストラン。ソコスホテルの一階にあるレストランで、ラップランド料理。サラダとラップランドの伝統料理を頼む事にしました。Poronkaristysと言うソテー料理、すなわちトナカイです。皆様、今年はサンタはきません。私がトナカイを食べちゃったのでサンタはこれません。申し訳ない。今年のサンタはせいぜい徒歩圏内しか行けません。ロヴァニエミから10km圏内が限界です。悪しからず。さて、肝心なルドルフの味ですが…若干パサパサした牛肉と行った感じの味でしょうか?確かに弾力はあるのですが、筋っぽい訳ではない。野味はあるのですが、クセは少なく適度、皆無ではない。食卓でもルドルフは人気者間違いなさそうです。味付けはしょっぱいかと思いきやそうでもない。濃い目の味付けだけど塩味は控えめなので食べやすい。肉の下に敷いてあるマシュポテトと一緒に食べると調度いい。そして忘れてはならないのが左にあるベリーソース。聞くところによると甘いベリー系のソースは日本人ウケしないとか。でもこの軽い甘さと酸味が絶妙に合う!是非試してください。真茶なお肉の~トナカイさんは~♪→いや、本当に結構うまいですよ
December 17, 2006
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忘年会会場に定期入れを忘れプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。ヘルシンキの観光もそこそこにして空港に向かいます。もちろんもう帰国って事ではないです。ムーミンに会えないと発覚した以上長居は無用。早速進路を北に取りヘルシンキから800kmの大移動。向かうのはロヴァニエミの街。ロヴァニエミはフィンランド北部地方ラップランドの玄関口。ラップランドの経済、行政、観光の中心地。北極圏の南たった8kmの位置にあります。北極圏に入ると極夜と言って24時間太陽が昇らないと言う現象が体験できます。これは一日中太陽が上がっている白夜とは正反対の現象。私もロヴァニエミに二日間滞在したけど、太陽を見ていない!なんでそんな北の寒い街まで来たか?実はここオーロラ観光がとても有名なんです。そしてオーロラ以外の理由はサンタクロース村がある!今回の旅の目的の一つである「サンタと握手」を求めてきたのだ!北欧の人は優しい。人懐っこい訳ではないのだが、ツンケンしている事はない。みんな笑顔が素敵で非常に親切なのが印象。私が乗ったフィンランド航空の客室乗務員も「オーロラが見れるといいわね!」と優しい声を掛けてくれます。その優しさに危うく惚れるところでしたがどう見ても母親と同い年くらいだったのでなんとか思いとどまる事ができました。言葉こそ交わさなかったがロヴァニエミの空港スタッフも笑顔で寝不足の私を迎えてくれた。そしてロヴァニエミの街も私を暖かく迎えてくれる!…んじゃないのか?寒いぞおい。到着早々吹雪かよ!まだ6時なのになんだよ、この暗さは!って言うかさ、これじゃオーロラ見れねぇよ!オーロラはほとんど宇宙空間の超高空で発生します。しかもオーロラの反対側にある星の光すら通す程淡い光。そんな光が雲の向こう側にあったら見れないのです。ましてや吹雪いていたら無理なんです(T∀T;)泣く泣く絶望感に浸りながらホテルに向かいます。そう、まだサンタがいるさ!と負け惜しみを胸に。まってろ!サンタのおっさん!→日本の吹雪
December 16, 2006
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本日締め切りの仕事が終わらずプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。フィンランドの象徴と言えば森と湖。それではヘルシンキと言えば?世界的観光都市には必ずと言って良いほど象徴する建築物があります。パリで言えばエッフェル塔。ロンドンで言えばビッグベン。北京であれば天安門広場と紫禁城。大阪でしたら食い倒れ人形。そもそもフィンランドが日本になかなか馴染みのない国なので、あまりパッと思い浮かぶ建物がないのも無理はないかも知れません。と言う事でヘルシンキの象徴とも言える建物を紹介します。1852年に30年の歳月を経て完成したヘルシンキ大聖堂。真っ白い壁にエメラルド色のドームが美しく、可愛らしい大聖堂。一面の銀世界と化したヘルシンキの街。大聖堂を囲む建物の淡いパステルカラーの壁。そして真っ青な空と絶妙にマッチする大聖堂。入り口にいるゴマ粒大の人影がこの聖堂の大きさを物語ります。左下に見えるのは皇帝アレクサンドル二世の銅像。フィンランドは常にロシアやスウェーデンの外敵から自国を防衛してきた歴史があるが、それでも敵国であったロシアの皇帝の立像を掲げているのはある意味すごいな、と関心した次第。近年レーニンやスターリン、サダム・フセインと銅像が引き摺り下ろされる光景ばかり目にしている私の目には非常に新鮮に写った。昨日、街の雰囲気がいささかロシアっぽく感じたと書いた。今はもう旅も終わり自宅だが、ヘルシンキを旅行中に「そうだ、ここサンクトペテルブルグの町並みに似ているんだ」と気付いたのも、このアレクサンドル二世の立像を見た時であった。文化的にはロシアのスラブ系のそれとは大きく異なるが、手軽にロシアっぽい町並みを楽しみたいのであればヘルシンキはお奨めだ。ロシアに入国するにはビザが必要だったり、ネオナチ系外国人排斥運動や治安(私は数日間滞在したがまったく感じなかったけど)の不安もあるだろう。しかしフィンランドは全くそんな心配がない。しいてフィンランドに対する不満と言えば物価が高い事。北欧諸国のご多望に漏れずフィンランドは物価が高い。私の財布が絶えず文句を垂れ続けていたのは余談。消費税は22%!→大聖堂の中に溶け込む、大理石をイメージして創ったミックスカラー。
December 14, 2006
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コメント返しをする時間がなかなかなくてプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。「だったら日記よりコメント書けよ!」?ごもっともです(T∀T;)近日中に必ずやコメント返しさせて頂きます。フィンランドに来て不思議に感じた事がある。フィンランドは北欧諸国の中で唯一ユーロが流通している国。しかし、何故かヨーロッパにいながら、ヨーロッパでないような印象を到着した時から受けていたのだ。そして街を歩き、人と話し、旅を続けるにつれある事に気付く。私がヨーロッパと言う言葉に感じた違和感を。フィンランドの公用語はフィンランド語だ。北欧四カ国の公用語を上げるとデンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語とフィンランド語であり、フィンランド語を除くと各々の母国語で会話してもほとんど問題なく会話が成立するほど似ている。日本で言う関西弁と関東弁ほどの差すらないかもしれない。しかし北欧はおろか、ヨーロッパ内でも異色を放つフィンランド語。ヨーロッパのほとんどの地域で使われている言語は言語学的に見るとインド・ヨーロッパ語族と言う語族に属すとされている。これはさらにヨーロッパ内だけで分割すると1. ゲルマン語系(ドイツ語や英語など北・西ヨーロッパ語)2. ラテン語系 (仏語やイタリア語など南・西ヨーロッパ語)3. スラブ語系 (ロシア語やチェコ語など東ヨーロッパ語)に分けられる。しかしフィンランド語だけは全く違う語族、ウラル語族に属す。耳にしても(ローマ字を使っているものの)目にしても明らかに他のヨーロッパ言語と異なる雰囲気をっている。他のヨーロッパ地域でなら、例えその地域の言葉が解らなくてもなんとなく解っていた相手の言葉も、ここではまったく解らない。そもそも"FINLAND"自体が"FINLAND"ではない。"FINLAND"はフィンランド語で"SUOMI"。言語マニアな私としては大きく違和感を感じた点である。そしてもう一つ。街中を歩いていると必ず目にする「建物」。そこらにある建物でも、教会とかでも明らかに違う。何が違うの?と聞かれたら非常に私の感覚的な物なので説明がし難いがヨーロッパの建築物と言うよりロシアの建築物に近い。ロシアも分類方法によればヨーロッパなので「西ヨーロッパ」と「東ヨーロッパ」と分けた方がよいのかも知れない。特に教会を見るとロシアの影響が強い事がよく解る。キリスト教は主に「プロテスタント」「カトリック」「東方正教会」の三派に分ける事ができるが、同じ教会の造りでも「プロテスタント」と「カトリック」教会の建築様式と「東方正教会」の建築様式とは大きく異なる。写真はヘルシンキでも有数を誇る美しさのウスペンスキー寺院。フィンランドのキリスト教は基本的にプロテスタント系だが建築に関しては東方正教会の影響が強いのが伺える。ヨーロッパでも独特な雰囲気を持つヘルシンキに私は惹かれていた。何かがいつもと違う。そんな違いが楽しいヘルシンキの町の散歩を続ける。かなり自己満足な今日のブログ→言葉が喋れない国に行く時重宝します
December 13, 2006
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半分書いた時点でパソコンが止まりプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。エテラ港のほとりをゆっくりと散歩する。完全防寒防備をし出た街はそれでもなお寒い。目が回る勢いで仕事を追え、やっと到着したフィンランド。乾いた雪を踏む度にキュッキュッと音がする。凛と冷えた空気が骨身に沁みる。雲ひとつない快晴なのにこれほど冷えるのは放射冷却のせいか。真水ではなく海水なのに海が凍っているのが寒さを物語る。それでも水温より気温が低いのだろう海から湯気があがる。この日、私はヘルシンキから列車で西へ2時間強進んだナーンタリの街にある、ムーミン・ワールドへ行くつもりだった。言わずもがな、ムーミンはフィンランドを代表するキャラクターだ。そしてムーミン・ワールドはムーミンのテーマパーク。そう、「つもりだった」。話は一時間前まで遡る。凍えるほど寒いが、それでも清々しい朝を迎えたフィンランド初日。目覚めた私は逸る気持ちを抑えつつも出かける準備をする。どの列車に乗ればいいのか解らないのでユースホステルのフロントにいた30代前半のスタッフに尋ねる事にした。「おはよう!ムーミン・ワールドにはどうやって行けばいい?」男一人でテーマパーク、それもムーミン・ワールドに行こうだなんて、それこそ真冬のフィンランドより寒い行為なのは百をも承知。しかしそれは観光客と言う事で自分を納得させる事に成功。そんな私に帰ってきた返事は意外も意外、意外を極めていた。「あ、ムーミン・ワールドはやってないよ?」…。……。………。…………。今、なんと?そう、この旅のハイライトの一つムーミン・ワールドは夏季限定。しかも6月11日から8月21日までの短期間限定なのです。なんでも冬の間ムーミンは冬眠しちゃうんだそうです。確かに北欧の夏は短い。しかしいくらなんでも10ヶ月冬眠は長すぎでは?ムーミンと握手する夢も、スナフキンと一緒に黄昏る夢も、私とムーミンのビールっ腹対決をする夢も、全部水泡と帰したのでした。皆様、ムーミンと会うなら夏に行きましょう。ねぇムーミン、こっちむいて♪→私が買ったのとデザイン違いのムーミンマグ
December 12, 2006
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寝ぼけて一つ前の駅で降りてしまいプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。オランダは一時休止してフィンランドに飛びます。吐息が白く変わるこの時期、春行ったオランダの話より真冬に行ったフィンランドの方が書いてて臨場感がありますので。それといきなりフィンランドに飛んだもう一つの理由。フィンランドと言えば何の国でしょう?そう、フィンランドはサンタの国なのです。で、今は12月。クリスマスの月。と言う事でフィンランド。安上がり旅行ができる国が大好きな私がなぜフィンランドか?もう昔からの常連様ならご存知だと思いますが、そもそも私がフィンランドに行く事にしたのも完全にブログのネタです(笑もちろん、ネタなんだけど自分なりに三つほど目的を。1. フィンランド出身のムーミンに会いにムーミン村に行く!2. サンタさんに会いにサンタクロース村に行く!3. 自然の芸術、オーロラを見に行く!しかしアレだ。寒い。-20℃ってなんだよ!そう言えばイエメンに行った時は+49℃。そしてフィンランドは-20℃。その差約70℃!!完全防備で夜の明けた街に繰り出します。寒いけど久々の一面の銀世界が眩しいです。っちゅう事で明日からフィンランドトークです。心身ともに寒いっす→楽天で一番高い防寒具(笑
December 11, 2006
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日曜日もおしまい、プチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。今晩もちょっと妖しい内容です。ですのでちょっと注意書きを。私はここで売春を否定も肯定もしません。自分の中での答えはあります。でも、このブログと言う場所では書きません。また、私は未だかつて買春をした事もないし、今後もする事はないでしょう。先日アムステルダムの怪しい側面を紹介しました。しかし一部の方はもうお気付きの通り妖しさはもう一面あります。アムステルダムはヨーロッパ、否、世界きっての赤線地帯。世界三大赤線地帯の一つだと私は信じて疑いません。アムステルダム赤線地帯は市の一角にある細い運河を挟んである。赤線地帯とは単刀直入に言えば売春街であり、色々お年頃の殿方私含むからしてみると非常に興味深いDVDとかおもちゃが売られてます。別に世界の売春方法に詳しい訳じゃないですが、ここアムステルダムには他の地域と大きな違いがあります。実はアムスの売春は完全合法性でライセンス制なのです。売春婦(夫)として働く彼女等はちゃんとビザを取得して来蘭しており、決して日本の中国人やフィリピン人の様に不法就労でもないのです。彼女達と性交渉を行なう時はコンドーム等の避妊具が義務付けられており、売春婦として働く彼女達は定期的な性病検査が義務付けられているので性病拡散に対しても対策は講じられているのだとか。また、面白いのは彼女達は自分で客を選ぶ事ができるのだとか。つまり気に入らない人とはビジネスを拒否する事も可能。逆に気に入った人とは格安レートを提供する事も可能。うーむ。俺、一回も声掛けられなかったぞ(T∀T;)さて、この赤線地帯は非常に独特な空気が漂っています。赤い照明で飾られた窓には下着姿の女性が並んでいます。いわゆる飾り窓の語源ですね。カーテンのひいてある部屋は現在使用中、つまり行為の真っ最中。駐車場が満車のラブホテル以上に生々しいです。(赤線地帯で写真を撮るのはとても困難。この写真は赤線地帯じゃないです)飾り窓の売春宿の他にも様々な「性」を商品にした店が立ち並ぶ。覗き部屋や大人のおもちゃ屋さん、ストリップだったりもする。飾り窓は部屋からお姉さんが(オネエサンに見えるオニイサンだったりもするので要注意:笑)ウィンクしたり手を振ってきたりするのですが、こうゆう店は露骨な客引きが多い。「覗いていかないか?」「美しい女性いますよ!」「ダイナマイトボディーOK!」(笑何がびっくりってこれらの言葉を普通に耳にするんですよ。日本語で。もうここはインドか?って疑いたくなる程(笑ウケル!と思っていたのもつかの間。どの店にも入る気すらなかった私はシカトをして歩いてます。すると今度は罵声を浴びせられるようになるではないですか!「貧乏!」「あなた、ホモセクシャルですか?」「ヘーイ、イ○ポ野郎」日本でもなかなか聞かないような罵声。何より最後の佐野史郎さんとのお友達宣言が痛かった。そうか、俺は20代中盤にしてEDだったのか。見ず知らずのオランダ人に指摘されるとは…(T∀T;)ちゃんと避妊はしましょう→考えれば赤線って懐かしい響き
December 10, 2006
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髪の毛が焼肉臭くてプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。先日オランダ名物としてニシンを紹介いたしました。今宵はその続編でもう一つオランダ料理を紹介したいと思います。実はオランダ名物であるこの料理、皆様に馴染み深い物です。恐らくこの料理を食べた事がない人はいないハズ。私の父親と同世代の人でしたら10円です。意外かもしれませんが、その料理はコロッケ。正確にはクロケットといい、オランダから北部フランスの地域で広く食されている家庭料理の一つで、日本のそれとは若干異なります。日本のコロッケはジャガイモをふんだんに使ったアレですね。でもオランダのクロケットはクリームコロッケ風。すなわち日本ではオリジナルをわざわざクリームと冠して名づけ、和風バージョンを普通のコロッケと称しているのです。日本と同様家庭料理ですが、洒落たレストランでも食べれます。興味深いのはこのコロッケ、自動販売機でも売ってるんです!FEBOって言う自販機型ファーストフード店がオランダ各地に展開してて、そこで安くクロケットが食べれるのですが、なかなか悪くないです。小型オーブントースターのような箱が大量に並んでいて、お金を投函し、好みの食べ物を取り出すなんともシンプルなシステム。味だってなかなか馬鹿にできませんよ。ちなみにこのクロケットについてちょっと説明。大体は日本のクリームコロッケを考えていただいていいと思います。俵型のカリカリ衣をまとったクリームコロッケです。日本のクリームコロッケと若干違うのはクリームにミンチ肉が混じっており、味付けが若干濃い目な点。味はコンソメスープを作る時、ブイヨンを入れすぎちゃったような感じのしょっぱさがあって、逆に味がしっかりしてるので私は好きです。日本のようにホワイトソースの繊細な味わいを求めていたら面食らう。また割いてもドロッと中身が出てくる訳ではなく、前述のミンチ肉が結構詰まっているので食べ応えもしっかりあります。値段は約100円くらいなのでおやつ代わりに手軽に楽しめます。オランダでは是非試してみてください♪意外だったらポチッ♪→これは豆腐入り純和風
December 8, 2006
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ずっと日本なのに時差ができてプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。オランダの名物と言えば風車にチューリップ。正直なんともありきたりな回答です。ヨーロッパに詳しくない人でもこの二つは答えられるでしょう。それではオランダの名物料理と言えば?これは回答に困る人も少なくないと思います。実はみんな絶対知っている食べ物が実はオランダの名物料理だったりするのですがサディストな私はそっちを後日書く事にします(笑あ、でも放置プレイが嫌だ!って離れないで下さいね!↑サディストになりきれない俺がいる(笑さて、そんなに日本では知られていないオランダ名物料理。それはニシン料理。ヨーロッパは世界的にも有名なニシン漁場の一つ。古くからオランダ地方の人は多くニシンを食べてました。そして現在でも多く食べられるもっともシンプルな食べ方。そう、生です。日本と韓国以外で生の魚を食べるとは聞いた事なかったのですが、そう言えば幼少の頃父親に連れられてよく来ていたオランダでこのニシンを食べたのを思い出しました。ちなみにオランダ語ではハーリングって言います。オツな食べ方としては切らない上体で尻尾をつまんでつるし上げ、エサを与えられるアシカのごとく口を上に向けて食べます。文章で説明するより写真を…と思ったのですが、例のごとく私は一人ぼっちでウロウロしていたため、あいにく写真を撮ってくれる人がいない!しかもよく見るとこのニシンは食べやすいように切られてる!邪道だ!ちなみにこの生ニシン、慣れない人にはかなり生臭い。日本でも生魚を食すときには生臭さを消す必須アイテムがある。そう、薬味である。マグロであればワサビが一般的。生ダコにはレモンを絞るのがよし。カツオには花沢さん…じゃなくて生姜。オランダでも同様薬味を使って生臭さを取ります。ここでは刻み玉ねぎとピクルスを使います。これがまた絶妙なコントラストです。これらのニシンはニシン屋台で食べれます。屋台はアムステルダムのいたる所にあるので見つけるのは簡単。男性の皆様は店の中のポスターを探して下さい♪オランダ美人がオランダの伝統衣装を着て王道的食べ方をしている写真のポスターが必ず飾ってあるはずです。ちなみに王道で思い出しましたが、このニシン屋はオランダ王妃様が召し上がりにこられたお店らしく、店には王妃様の写真が飾られてました。この国の王家に対する敬愛は深く、天皇家とは比べ物にならない。しかし私の美食に対する敬愛には匹敵するかもしれない。食愛→ニシン臭いシュタイフ
December 5, 2006
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月のお小遣いを一晩で使い尽くしプチショックなSalaamです。みなさんこんばんわ。先日お話ししましたアムステルダムの怪しい一面。これには二つの側面があるのですが、まずは一つの側面。アムステルダムはドラッグ天国です。※以下はあくまでもアムステルダムの話です。日本はアムステルダムではないです。だからオランダで合法(黙認されてる)なドラッグでも日本ではその多くが非合法ですし、私は決してドラッグやマリファナの合法化推進派ではないです。むしろこれらの薬物に関しては徹底的に取り締まるべきだと思っておりますのでご了承下さい。詳しい事はよく解らないけど、オランダではドラッグが堂々と取引をされており、特にこのアムステルダムでは顕著に見られます。法的にマリファナは「合法」でなく、ちゃんと規制もあります。でも個人利用のレベルに関して言えば実質認められている。私はドラッグを利用した事なく詳しくないがランクはあるようです。マリファナに関して言うと葉っぱの部分が肝心なんだとか。で、丸い玉状の種は「シード」と言って無駄な部分。ですのでシードが多く含まれている物は安いんだそうです。以上私が中学生の同級生から受けたレクチャーの受け売り(笑ちなみにこの中学はイギリスにいた時の中学で、週に一回だけ通っていた日本語の授業だけを受ける学校の同級生です。「コカインをやったけどあれのどこがいいか解らない」とか、「LSDにはまる連中は解らない。気持ち悪いだけだ」とか、お前本当に中学生かよ?と聞きたくなるような同級生でした。むしろ俺はそんな君が解らないよ!そんな彼は今どこで何をしているんだろう?当時から社会不適合な格好をして学校にきていたのを覚えてます。願わくばまだ生きてますように。アムステルダムにはコーヒーショップがたくさんあります。このコーヒーショップは「エクセシオールコーヒー」とか「スターバックスコーヒー」とかとはちょっと違います。ここで飲まれている物はコーヒーに非ず。ここで飲まれている物はマリファナです。コーヒーショップとはマリファナを売っていて、吸う場所の事。友達と待ち合わせをしている可愛い女子大生はいない。死神と待ち合わせをしている目がイッちゃった人がいる。ね?ちょっと違うでしょ?意外と日本人も多く来ているらしく、こんな文字が!なんて頭に残るキャッチフレーズ!でも正直言ってこの写真を撮るのはかなり勇気がいった。コーヒーショップの多くは「写真禁止」です。そして外からも写真を撮るのも拒まれる雰囲気。私が撮ってる時も中から店員がガン視されてます。態度はデカいのにビビリな私は写真を撮ってさっさと逃げます。はっきり言ってこの地域はかなり異様です。多分これがマリファナの香りだと思うんだけど独特な香りがします。タバコの臭いすら嫌いな私からしてみるとこの臭いは無理!歩いていると頭痛がしてきました。しかしオランダのブラックな観光地の一部であるため、観光客が大量にウロウロとしてます。中には赤ちゃんをベビーカーに乗せて歩いている人も!ファミレスとかでよく赤ちゃんがいるのにタバコを吸ってる馬鹿親をよく見かけますが、さらにその上を行くような状態に驚愕します。まぁ実際親が吸っている訳ではないのですが、マリファナの臭いがぷんぷんする通りで左右には鞭とか三角木馬とかギャグボールとか売っている店が並んでいる中を乳母車を押すのはどう考えても教育上よろしくないと思うのですが…。そう言えばマリファナで思い出した小話。旅行から帰国して成田の税関検査場にいた時。すっごく可愛い子がいてボーっと見とれてたら、その子は税関の人に問い詰められてます。目の前には小さな布製の包みがいくつか。そして税関の人が一言。「解ってるよね?」女の子は小部屋に連れて行かれちゃいましたとさ。脳味噌溶けてません?→この人のような旅はできない!
December 3, 2006
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