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【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“知られざる傑作”評価:★★★☆☆ 短編集。全6話。最近読んだ本の中で、バルザックの『知られざる傑作』について書かれていて、是非読んでみたいと思って買いました。(でも、どの本にその記述があったのかまったく思い出せない(;-_-;)気になるーーー)表題作が一番良かったです。あらすじは・・・芸術の使命は自然を模写することではなくこれを表現することにある」という信念をいだいて一つの作品に十年の精進をささげた老画家が、限りなき理想と限りある人間の力量との隔絶に絶望し、ついに心血を注いだ画布を焼きすてて自殺する経緯を描いた(略) (「BOOK」データベースより)芸術には疎い私ですが、理想と現実の埋められない懸隔に苦悩するというところは誰もが経験することなんだと思います。かなり胸に迫る作品でした(*´ー`)=== 126冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★ ※ 『背の眼 下』の評価あげます。★4つです。よくよく考えれば、あれを★3つにしてしまうとほとんどが★3つ以下になってしまいそうだから(;^ω^A
2008年11月24日

【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“背の眼 下”評価:★★★★☆ 長編。--- 梗概 -------------「ゴビラサ...」道尾の前で謎の言葉を呟いた男は、数日後に刺殺体で発見された。やがて、彼の残した言葉と度重なる霊現象が結びついた時、孤独な少年の死に端を発した一連の事件にまつわる驚愕の真実が明らかになる。美貌の助手を伴う怜悧な霊現象探求家・真備と、売れないホラー作家・道尾のコンビが難事件に挑む。 (「BOOK」データベースより)----------------------一気読み必至!!続きが気になって気になって途中でやめることができませんでした(*^m^*)次から次へと不可解な事件が発生。霊の仕業なのか?それとも人間の仕業?謎が謎を呼ぶ事件の連鎖。テンポよくストーリーは進みます♪これで本当に事件の収集がつくのか~?と思うほど謎が多いのですが、最後は見事にまとまりました!!あっぱれ(*´ー`) ただ、最終的にわかったのは、これがミステリとホラーの融合だということです。つまり、事件の謎は、現実的な理論だけでは説き明かすことができないのです。ところどころオカルト要因が絡んできます。そういう意味ではちょっと私の好みとは違いますね~。超常現象オチって、ちょっとズルいでしょ?限界がないし、全ては作者の匙加減っていうか。つまりどんな不可思議な出来事も、オカルトオチを使えばすべて解決してしまうんです。極端な例で言えば、密室殺人事件とか。純粋なミステリならば、いくら不可思議な密室も最後にはトリックが明らかになります。それは実在する人間によって行うことができることでなければなりません。しかし、これがオカルトオチになると、全て霊の仕業と言ってしまえば済みます。どんな密室も、幽霊だから通り抜けられた~とか。これってミステリ好きの読者としてはつまらないですよね?だから私は霊オチは好きじゃないのです(^~^;)ゞ その点ではちょっとマイナス評価になっちゃいます(;^ω^A でも、ホラーとミステリの融合もなかなかおもしろいですね。これってシリーズものなのかな?もしそうなら他のものも読みたいです(*^m^*) === 125冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年11月14日

【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“背の眼 上”評価:★★★★☆ 長編。--- 梗概 -------------児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が写り込む、同村周辺で撮影された4枚の心霊写真だった。しかも、彼ら全員が撮影後数日以内に自殺したという。これは単なる偶然か?第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)----------------------グイグイ読ませます!!早く下巻が読みたい(*´ー`) 最終的にはオカルトホラーで決着するのか?はたまたステリとして決着するのか?それとも・・・!?めっちゃ気になります(*^m^*) 詳細な感想は下巻で!!ではε=ε=ε=ε=(((┌・)┘=== 124冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年11月10日

【Amazonで購入】 “津軽”評価:★★★☆☆ 信じるところに現実はあるのであって、現実は決して人を信じさせる事が出来ない(P50より) エッセイ?紀行文?そんな感じです。太宰治の故郷である津軽について書いた本(*^m^*)津軽に詳しい人はもっと楽しめたんだろうな~。私は全然津軽に明るくないので、読んでいて「あぁ~!!あそこね!!」みたいに自分も太宰と一緒になって津軽を楽しむというところまではいけませんでした(;^ω^A でも、よかったです。これまでは太宰治ってものすんごく陰気なイメージがあって、常に頭を抱えて懊悩しているという印象でした。が、これはそのイメージを根底から覆してくれます。人間って色んな面があって、始終陰気な人間も、始終陽気な人間もいないんだっていう当たり前のことを改めて痛感しました。陰気で、生に懊悩するのも太宰治。冗談言って、友達と軽口たたき合いながら津軽を旅する陽気さもまた太宰治であるのです。そういう意味でもものすごく収穫のある一冊でした(*^m^*) === 123冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年11月09日

【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“あわせ鏡に飛び込んで”評価:★★★☆☆ 短編集。全10話。短編なのでダレることなくさくさく読めます(*´▽`*)背筋がすーっと寒くなるようなホラーから、あっと驚くミステリまで。異なる色のお話がぎゅっと詰まっててお得感がありますね~(*^m^*) どの話もそれぞれ独特で、本当に同じ作者が書いた作品なのか?と思っちゃうほど見事に毛色が違います。だからこそ飽きないし、一冊で色んな要素を楽しめてよかったです(*´ー`) ただ、ミステリに関してはちょっと・・・謎解きが私でもわかっちゃう感じだったのが残念(´~`ヾ)思いもよらない結末がよかったな~。『ノックを待ちながら』は極限状態の人間心理が描かれていて読んでて手に汗握ります!!これはおもしろかった!!ホント、ギリギリなんですよね。計画通り進めばすべてがうまくいくんだけど、その計画にほんの少し疑問が出てくる。でも現実はちゃくちゃくと進行していて・・・最後の決断のとき。成功か死か?たまりませんっ(*´ー`) 短編集はいいですね。仮に一つや二つつまらない作品があっても他のが面白ければ満足感がありますもの(*´ー`) === 122冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年11月06日

【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“ハートブレイク・レストラン”評価:★★★☆☆ 連作ミステリー短編集。全6話。--- 梗概 -------------フリーライターの寺坂真以が仕事場代わりにしているファミリーレストランには、名探偵がいた。店の常連ハルお婆ちゃんは、客たちが話す「不思議な話」を聞くと、真以を呼び寄せ、たちどころに謎を解いて見せるのだ。そんなお婆ちゃんにも、ある秘密があったのだが...。可愛くって心優しいお婆ちゃん探偵が活躍する、ハートウォーミングな連作ミステリー。 (「BOOK」データベースより)----------------------ほのぼの~癒されます(*´▽`*)ムフフ♪基本的にはミステリは血なまぐさいものが好きな私ですが、これは楽しめました。これまで、坂木司さんや加納朋子さん等、人の死なない日常ほのぼのミステリを読みましたが、ちょっと好みじゃないなーーって感じでした。でもこれはありかも。人も死なないし、血なまぐさくもない。日常に転がってるちょっと不思議な出来事を、ハルおばあちゃんが解いてくれるのです。安楽椅子探偵ですね~。うん。めっちゃ癒されました(*´▽`*)荒んでカサカサな心が、潤って滑らかになってきましたよ~(*´ー`) ウヒ★=== 121冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年11月05日

【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“お気に召すまま”評価:★★★☆☆ シェイクスピア全集。第15巻。--- 梗概 -------------弟に領地を奪われた公爵は、アーデンの森に移り住んでいる。公爵の娘ロザリンドは、叔父の娘シーリアと大の仲良しのため邸内にとどまっていたが、ついに追放される。男装したロザリンドは、シーリアとともに森に向ったが、一方、公爵の功臣の遺子オーランドーも、兄の迫害を逃れて森にやって来る...。幾組もの恋人たちが織りなすさまざまな恋を、明るい牧歌的雰囲気の中に描く。(「BOOK」データベースより)----------------------連休も今日で終わり・・・。最近仕事に行きたくない病がやってきて無気力女になりさがり、読書ペースが落ちているさゆみ1194です(笑)5月病が11月にやってきました~┐(~ー~;)┌ この無気力感とストレスフルな日々の中でたまりにたまったイライラを解消するべく昨日は本屋で本を大量購入。またもや積本が増えてしまった\(_ _。)怖くて数えてないけどおそらく500冊くらいはあるんじゃないかと・・・。地震がきたら、本に潰されて死にそうで怖い今日この頃・・・(笑)っとまぁ私情はさておいて、本題。今回はほのぼのうきうきルンタッタ♪ってな感じの恋愛劇です。歌ったり踊ったり♪すれ違う愛し合う者達。しかし最後はいつものごとくきれいにみんなくっついてハッピーエンドです(*´▽`*) 恋愛劇はあまり好きではないので評価はそれほど高くないですが、そんな私にもスルスルっと読めてしまうのはさすがシェイクスピア。さてさて、全集も手元にあるのは残り二冊です(*^m^*) === 120冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年11月03日
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