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株式市場は先週金曜日に続けて大幅に下がり「花冷え」となりましたが、東海道の起点・日本橋では桜の枝がたわわに花をつけはじめました。茅場町駅で閉鎖された千代田書店のシャッターを目の当たりにし、「底近し」と思えど、なかなか反転とはいかなさそうな雰囲気だなーと思っていた矢先・・・「4月4日のFUJIYAMAは初心者向けに【新聞の読み方】の講師をやりなさい」??平九郎さんから電話で突然指示が飛びました。あとで、「平九郎の投資メモ」を覗くと、こんなことが書いてありました。>PS.今は3月30日朝8時ですが、今週末4月4日(土)FUJIYAMAが開催されます。>詳しくは別途案内しますが、今月は初心者向けに【新聞の読み方】をやり、>その後は【株の売り場】について平九郎が話すつもりです。(^^)あのー、寝耳に水なんですれど・・・(^-^;どうなるかはわかりませんが、FUJIYAMAでは15分くらい【読み方】のお話をしようと思います。今、アルコール摂取後なので、とりあえず忘れないうちにサマリーを以下、メモがてら記しておきます(このうち整理して話せそうなものだけやります)。●四季報の決算見通しと予測の数字のはじきかた●モナちゃんのキス写真と麻生太郎の写真●新社長の方針は「経歴」でみえる●新年の株価予想はどれくらい当たる?●49歳社長「共倒れ」説の謎●ベタ記事はあなどれない●夕刊と家庭欄はもっとあなどれない●日経が経済記事スクープをとる理由●記事は「妄想」から作られる●「共犯」になったらもう叩けない●日経新聞やマネー誌の「クセ」●「曲がり屋」は誰?なんだか、経済アナリスト・木下晃伸さんの『日経新聞の裏を読め!』(角川SSC新書)みたいな見出しになってしまいましたが、どうかご容赦を(^^;ちなみに、FUJIYAMA概要↓【概要】日時:2009年4月4日(土)14:00~16:30(会費1000円。当日徴収です)講師:平九郎さんテーマ:【新聞の読み方】&【株の売り場】場所:ぬまづ新興プラザ5F<お酒メモ>ギネス生 パイント2つ白州 10y そのままで1つ
2009年03月31日
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旧(ふる)い友達と会った。大事な友人のひとりだが、私とは比べ物にならないであろう激務をいつもこなしている。大手メーカー勤務なのに、なぜか20代のときから社用車を出してもらって通勤していたし、彼だけフレックスだったりする。できる人のところには仕事も人も集まる。だから時間の遣い方がカギになる。誰にとっても流れる時間は1日24時間だから、何に時間を割くかがとても大切になる。彼は仕事では優秀だけれど、捌ききれない仕事とアポイントのせいか、自分の身体をちょっと大切にしないところがある。会うたびに、酒を呑むペースが速くなっているとか顔色が悪くなっているといったことが気にかかっている。「何か最近、変わったことはない?」友人が私に聞いた。「うーん。何も変わらない。強いて言えば好きな人としか酒を呑まなくなったことくらいかな。一緒にいてしんどい人と時間を過ごして、お金もそこそこ遣うのって不毛な気がして」私は言った。「え?僕は雅さんと逆になった。最近、嫌だなって思う人とも年に1回会うようにしてる。三谷幸喜も確か同じように嫌いな人と時々会う、って言ってた。嫌だな、って思う人の視点とか、ものの考え方っていうのは、普段人付き合いしている人と違った『学び』があることが多いし。自分の欠点とか見えることもあるから」本当にこの友人は、えらいなーと思った。苦手な人と会うにはエネルギーが要る。人間は自分に都合のいい情報や、気持ちのよい情報ほど強く認識する傾向がある。よっぽど胆力と体力がないと向き合うことができない。自分は、ビジネスの場ではそれをやることはあるけれど、プライヴェートでは、それができなくなってきたから、ちょっと耳が痛かった。
2009年03月30日
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電車から降りて改札口へ向かう途中、千鳥足で階段を降りていたおじさんが突然、目の前から消えた。下を見ると、おじさんが倒れていた。おじさん、「あー」とかうわごとのような言葉を言って、手を振っている。と、おじさんの頭から血がたくさん出て、小さな血だまりを作った。私は人の血液が大の苦手で、見ただけで血の気がさーと引いて身体が思うように動かなくなってしまう。でも、「大丈夫、大丈夫」といっているおじさんが、アルコールで痛みを感じていないだけで、実は結構な怪我なんじゃないかという気がしたので、慌てて救急車を呼ぼうとした。幸い、私が呼ぶ前に、駅員さんが救急車を呼んでくれたようで、おじさんは病院に運ばれていった。恥ずかしながら、私も酔って足を滑らせてこけたことが何度かある。さほど痛くなくて、大丈夫だと思って帰宅し、次の日に痛みを覚えた。見るとエラい青あざや、ぱっくり割れた傷口があちこちにできていた。アルコールは痛みを軽減する効果があるので、酔っているときの怪我が「軽くて大丈夫」だと感じても、あとでとんでもないことになっていた、ということは多い。確か2年前だったと思うが、ロシアで男性が酒場で口論となり、背中をナイフで刺されたのだが、それに気づかずに帰宅、就寝。翌日目覚めて奥さんが背中に刺さりっぱなしのナイフを見て悲鳴をあげたという事件があった。刺したナイフが抜かれなかったことで、出血がほとんどなく、臓器にも傷がついていなかった。本人も酔っていて痛みを感じなかった、という嘘みたいな話なのだが、呑んだくれに言わせれば「そのシチュエーションは理解できる」のである。<お酒メモ>土曜よる生ビール グラスで1つ赤ワイン(スペイン産。テンプラ二ーリョやシラー、カベルネなどがまざったの)グラス2つ途中からぺリエに逃げる。
2009年03月29日
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最近外国のガイドブックにも載っている名所・築地。多くの観光客は築地市場の周辺の「場外」といわれる一角で、グルメや食材の購入、歩き食いを楽しむ。今日はちょっと頑張って午前中から築地場外へ行ったのだが、10時過ぎには既に人に触れなければ先に進めないくらいの人・人・人の大渋滞(ちなみに前回行ったときは酔いっ張りの勢いで、平日の深夜1時を回っていたから閑散としていたのだが・・・^^;)。どこへ行く、というあてはなかったのだが、ついつい匂いにひきよせられて「きつねや」へ。※上記の写真のみ、ネットで拝借しています。「きつねや」は築地場外と呼ばれる一角の最も西側、新大橋通り沿いにある。営業時間は[平日]7:00~13:30 [土曜日]7:00-13:30。狭いスペースの4分の1を占めるくらいの大鍋に、ぐつらぐつらと煮込まれた「ホルモン煮込み」は、誰もが「食べたい」と思わずにはいられない。そんなB級グルメである。 近くで見ると、「汁だく」の大鍋がコポコポとしており、牛すじの脂が溶けた、ぷーんとした香りが漂ってくる。たまらなくなって、行列に大人しく収まり、食べることにした。ここはルールが面倒で、●二人で1食だけ頼むはダメ●ホルモン煮と肉豆腐はビール(キリンかアサヒ)やご飯といったサイドメニューをつけなければ注文できないというのがある。ご飯(並)230円は丼いっぱいに来るので、どうしようか悩んだのだが、頼まざるを得ない。しかも、牛すじといえばビールがないと生きていけない。というわけで、朝ご飯を抜いてきた雅はビールとご飯も注文してしまった(あと、お新香も)。肉豆腐 600円。「これでもか!」といわんばかりに、出汁がしみしみした豆腐の色が堪えられない。ホルモン煮こみ 600円。お肉たっぷり。短冊状に切られた蒟蒻がアクセントになって、なんとも言えない歯ごたえ。濃厚な色とは裏腹に、あっさりした味わい。ご飯がどうしても欲しくなる。ビール、煮込み、ご飯の「三角食い」を永遠にやりたくなってしまう。「体重増加が・・・」と普段はあーだこーだ言っているのに、こういう時には食い気しかない私。おいしくいただいたあと、調子に乗ってさらに近くの牛タン屋で定食を注文してしまった(汗)<お酒メモ>金曜日小布施ブラン 2008 白 1/2本サンクリスティーナ 赤 1/2本バスペールエール 生 グラス1つドイツ 白小麦のビール 瓶 500ml 1つ土曜日 あさキリンビール 瓶 コップで2つプレミアムモルツ 瓶 コップで2つ
2009年03月28日
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マクロの見通しで参考になるな、と思うひとつに三菱UFJ證券の「藤戸レポート」がある。このレポートの3月2日号は「株価対策による『ベアマーケット・ラリー』の気配」と題し、3月後半からこの動きが本格化する、と記されている(7P目)。そもそも「ベアマーケット・ラリー」というのは、中長期の下げ局面で株価が一時的に反騰することを指すという。「その戻りはなかなか強烈なことが多い」そうである。こういうときには以下の視点で見るとよい、と書かれている(以下抜粋)。1)信用取引の好需要銘柄に焦点を絞る(=踏みあげられるから)2)内需外需といった画一的な捉え方をしない3)大型株・主力株主導。新興市場や東証二部銘柄は投資対象とならない可能性が高い4)決算期末は破綻企業の増加が予想されるので、継続疑義(ゴーイング・コンサーン)企業に注意する。※雅注:ちなみに3月10日までに、約200社以上が継続疑義を出している。また、同10p目には「ベアマーケット・ラリーは人より半歩早く買って、手堅く手仕舞うのが鉄則である。プリッツ・クラーク(電撃戦)と心得るべし」とある。2月半ばの安値から20%強騰がった今、相場を張れなかった私にとっては、この時期は「手出し無用」でいこうと思う。1~3月の悪い指数が発表されることで、下げが来そうな5月まで待ちます。<お酒メモ>ヒューガルデン・ホワイト 小瓶1つ金麦 缶 コップ1つ弱蔵元白瀧 特別純米 無濾過生原酒 数量限定 六号酵母 1合
2009年03月27日
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「好き」の対義語って何?と聞かれたら、たいていは「嫌い」という回答が返ってくる。けれども、私だったら「好きの対義語は『無関心』」って答えると思う。「好き」も「嫌い」も、相手の存在を認めているがゆえに感じる感情だが、「無関心」はそれ自体の存在を認識しない状態である。そもそも、相手に腹立たしい感情を覚えたり、妬んだり、悪口をいったり、というのは、己の心の中に相手が住んでいるからこそ感じるものなんだと思う。だから私は誰かに「嫌い」と言われることよりも「あいつ、どうでもいい」と思われるほうが、どちらかというとちょっと哀しいかな。
2009年03月26日
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ここ数日会った人が、たまたまだけれど同じことを私に言った。「走りながら考える。戦いながら考える。これはとても大事なこと。そうすると立ち止まっているときに見ていたものと違う視点が産まれてくるから」ひとりは上場企業の経営者(コンサル出身)、もうひとりはポールソンさんやサマーズさんとも知己のあるという、ファンド運用経験のある方だった。この考え方って、すごく自分にしっくりくる。なぜなら、運用でもお仕事でも、(彼らに比べたら小さいけれど)日々同じように走りながら行動して、その気持ちがよくわかるからだ。また、決してコンサルタントやアナリストを馬鹿にしているわけではないと思うのだが、彼らが口を揃えていったのは「コンサルやアナリストは所詮評論家にすぎないし、結局は他人事だから」ということだった。経営者やファンド運用者は「行動しなければならない者」であり、しかも編んだシナリオのうち1つしか実行できない。しかもそれが常に当たるわけでないから、途中で間違いに気づいたらすぐに軌道修正しなければならない。そしてそこで負った「傷」も自分の責任なのである。彼らは「行動」を常に強いられるから、軌道修正しながら次の課題に向かわないと時間がない。だから走りつづけるしかないし、そのスピード感のなかで、「客観的な立場で、立ち止まって見ている世界」(≒コンサルやアナリスト)とは違うものが見えてくる、というのだ。「行動する者」はまた、世の中が教科書どおり、理論どおりに行かないことを知っている。もし、世の中が教科書どおりに動くのなら、大学で理論を学んだ優秀な学生はすぐ、社会のエキスパートとして通用するはずだ。でも現実にはそうじゃないことは、働いている人ならみんなわかっていること。「そろばん」以外に「人の気持ち」に長けることが、運用にも経営にも必要な素養だということを改めて感じた。<お酒メモ>サッポロビール 瓶 コップ1つギネス生 1パイント半サングリア グラスで1つ南アフリカの赤ワイン グラスで1つ
2009年03月25日
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どこから電話番号を入手したのか知らないが、最近携帯に某上場不動産会社から営業の電話が頻繁にかかってくる。こういう言い方は失礼だが、株価100円割れの不動産屋さんの営業の電話はなかなか強引である。新聞記者の「夜討ち朝がけ」のように、朝9時前にかかってくるかと思えば、土日の22時以降にも平気でかかってくる。一度は迷惑電話ストップサービスで着信拒否設定をしたのだが、敵も賢い。その後は毎回着信番号を変えては電話をしてくるので、着信拒否モードにしても意味がなくなってしまった。仕事中に思わず電話をとってしまい「困ったな」と思っても延々とセールスを続ける。最初は、暇なときはセールスの話にも耳を傾けていたのだが、だんだん相手自身のルーズなマナーが嫌になってきて、電話に出たくなくなってしまった。「相手に不動産を買ってもらうこと」が本来の目的なのに、いつの間にか「押し迫る」ことが目的になってしまい、相手に圧迫感を与えるセールスって、通信費がかかるだけで、誰も得をしない不毛な行為だということに、どうして気がつかないんだろう。と思いつつ仕事上で、取引先の人がときどきこの「営業マン」のようなスパイラルに陥っているのを見ることがある。取引先の人自身は、普段は決して嫌な感じを与える人じゃないのに「うまくいかない」とこぼしたときの状況を聞いていると、「おや?」と思うことが以外に多い。というのも、話を聞いていると、どう考えても「電話の相手は仕事云々は別にして、貴方の連絡の仕方やマナーを嫌がっている」ということが、感覚的にわかるのだ。でも、「相手がぜんぜん返事をくれない」といっている本人は相手が感情的に嫌がっていることに気づいていない。セールスやお願いの電話は、こちらの要求を押し付けるのではなく、相手の状況や立場を考えながら呑みこんでいただくようにもって行かないと、やっぱりだめだな、と思う。そうじゃないといくら時間とコストをかけても結果は出ない。これはお仕事の大事な基本だな、とつくづく感じている。<お酒メモ>ワイン サンジョベーゼやらピノノワールやら赤白、伊・米・独入り乱れ、少なめグラスで4つ
2009年03月24日
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「個人的には好きなんだけれどなかなか覚えられないもの」というのがある。そのひとつに「クラシックのタイトル」があるのだが、もっと苦手なものがある。それは「イカの名前」。昔はイカがそんなに好きじゃなかったのだけれど、嗜好の変化か、美味しいイカは大好きなんである。さっきもお夕飯代わりに生するめを炙って、緑茶と梅干と一緒にいただいていた(←今日は休肝日なので、お茶なのである)それはさておき、イカの名前はものすごく多いのだ。昔は「ヤリイカ」とか「アカイカ」「ホタルイカ」くらいしか知らなかったのだが、鮨屋に行くと「ジンドウイカ」「バショウイカ」「ヤリイカ」など、年がら年中いろんなイカの名前が出てくるので、混乱している。その地方独特の呼び名なのか、全て種類として違うイカなのかよくわからず、悩んでいるときにこんなサイトを見つけた。一応このサイトでは「イカ」は9種類に分けられていたけれど、「科」で分けると随分頭の中で整理しやすい。<ジンドウイカ科>●アオリイカ別名:「ミズイカ」「バショウイカ」●ケンサキイカ別名:「シロイカ」「メヒカリイカ」「ブドウイカ」●ヤリイカ<アカイカ科>●アカイカ別名:「バカイカ」「ムラサキイカ」●スルメイカ<コウイカ科>●コウイカ別名:「スミイカ」●ヨーロッパコウイカ別名:「モンゴウイカ」<その他>ソデイカ・・・ソデイカ科ホタルイカ・・・ホタルイカモドキ科こうしてみると、普段食しているものは「するめ」も含めて「ジンドウイカ科」と「アカイカ科」が多いことがわかる。ただ、よくわからないのは、ジンドウイカを東京では「ヒイカ」と呼び、焼津では「アカイカ」と呼ぶ。科としては前出したアカイカ科で「アカイカ」と「スルメイカ」という2つの種類がある。名前がごっちゃになって、やっぱりよく理解が出来ない(><)イカも含めて一番詳しい「イカ図鑑」はこちら↓http://www.zukan-bouz.com/zkanmein/takoika.html#tutuika
2009年03月23日
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不況を告げるニュースが多い中、旅行業界が好調だそうだ。特に今年のGWは、円高と原油安の影響で、価格も値ごろ感があり、予約も順調だということである。また、国内もETC登載車の高速道路料金がかなり緩和されるということで、バスツアーもかなり破格のものが出てくると思う。これも旅行業界に追い風である。(※追記。ETC割引は普通車以下に適用ということで、上記「バスツアー」の見込みはなさそう)定額給付金も、遅くとも4月~5月には日本に居住し住民登録している全ての人(外国人含む)に配られるので、その「前借りで旅行」という人も多いのだろう。ただ、気になるのは「6月以降」だ。定額給付金を使ったはいいが、昨秋から落ち込んだ景気の影響で、今年の夏のボーナスは、前年比で減る人がほとんどだろう。人間、「景気が悪い」と口で言っても、振り込まれた給料の手取りの少なさに気づくまでは、それを実感し得ない。天から降ってきたお金を使い切って、はじめて我に返るのである。天から降ってきたお金は、税金が原資なのだからいつか返さなければならない。だから消費税UPの議論が出てくるのだが、貰うものを貰ったときは「増税反対」「景気が悪化する」というお題目でノーを言う世論が噴出するに決まっている。だから私は思う。いっそ消費税をすぐに10%にして、そのかわり景気がよくなるまで、毎月ひとりあたり5000円程度を定額給付金で振り込むようにしてはどうだろうか。消費税の負担が月額5%増えるとして、消費税額を5000円余分に払うためには、一人当たり月10万円買い物をする必要がある(10万円の商品の税は、現状の5%なら5000円、10%なら総額1万円になるため)。そうすれば、名目増税にはなるけれど、実際は増税で無くなる。個人の生活費のキャッシュフローは変わらないからだ。また、一見「毎月、政府が生活費を補填してくれてる」という安心感が、庶民の間に広がる。そもそも子供のいる家族3人ならば、月に30万円支出するという金額は、普通のサラリーマン家庭の生活費相当だと思うし、丁度いいのではないか。財源は確保できるか計算してみる。財務省のデータを見ると、平成20年度12月末(3Q)時点で、消費税の歳入は約3.2兆円である。歳入予定額は約10兆円。消費税率が5→10%になった場合、消費税の税収は2倍になるから約20兆円。今回の定額給付金が総支出2兆円で、だいたい国民ひとりあたり1万5000円を支給するかたちになっているから、月5000円程度の給付ならば支出は3分の1の約6500億円となる。これに12カ月相当をかけると、7.8兆円。増税分で定額給付金の財源が賄える計算になる。そうして景気が良くなってから、定額給付だけ止めてしまえばいい。この案なら財源的にもなんとかなるし、目先、国民も納得するし、できなくもない気がするんだが、無理かなー。<お酒メモ>小布施ブラン 白 2008 1/2本小布施セパージュ ヨーロピアン 2007 赤 1/2本ストラスアイラ グラスでそのまま1つ
2009年03月22日
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母親の誕生日プレゼントを選ぶのに毎年悩んでいる。誕生日は初夏なのでまだまだ先なのだが、忘れないうちにと思い、準備を始めた。例年はどこかのレストランに連れて行ってご馳走してお終い、と言う感じなのだが、退職したせいなのか、年齢のせいなのか、塞ぎこんでいる感じなので、今年は花を贈ることにした。実家の小さな庭やプランターには地味で育て易い草花ばかりで、暗い感じなので、母親が自身で選びそうもない明るい花を捜し求めた。すると、花のギフトカタログで「ハイビスカス」を贈ってくれるというところを見つけた。ハイビスカスはハワイやマレーシアなど、暖かいところに自生する花で、乾燥させればビタミンCタップリのハーブティにもなる。花言葉も「上品な美しさ」「信頼」といった意味なので、一見、贈っても問題ない。ただ、この花、日本語で別名「仏桑花(ぶっそうげ)」という。漢字でお分かりの通り、八丈島や沖縄など、ハイビスカスが咲き誇る地域では「後生花」とも言われていて、亡くなった人の死後の生が幸せなものであるようにという願いからお墓に飾られていることもある花なのである。でも、沖縄に行ったことのない母だから知らないよね、大丈夫だよね・・・、という考えが頭をもたげ始めている。悪い娘かな(^^;<お酒メモ>ドメイヌソガ プライベートリザーブ 2006 e1 カベルネソーヴィニオン 1/2本ギネス 350ml缶 半分生ビール グラス1つ一ノ蔵 特別純米 半合高砂 純米吟醸中取り 半合ストラスアイラ グラスでそのまま3つ
2009年03月21日
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住宅の販売戸数があっという間に落ち込んで久しいが、大手不動産会社の社員は、今、マンションを結構な勢いで買っているという。ただこれは、電機メーカーのように「業績不振だから、自社製品を買え」と強要されているという理由からではない。「これくらいの駆体や広さ、立地などを鑑みて、かなり割安だ」と判断して、そういう動きに出ているというのである。2年前に表面利回り5%程度だった不動産投資向け物件も都心部人気エリア平均値では7%程度にまで上昇している。確かに今は、感覚的に「割安」なのかもしれない。感覚的に、と書いたのは、株でよく言われる「値覚え」から「安い」と判断している人が多いのではないかと、少し自分が穿った見方で捉えているからである。これからの国内人口動態、好不況という市況のサイクルを考えると、本当に今は「割安ゾーン」に入っているのか否か。そういうことを考えて住宅は選んでいかなければいけないな、と思っている。
2009年03月20日
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昨晩、お店で夕餉を取っていたら、突然全身の関節とお腹が痛くなり、注文を全部キャンセルして、店を「早退」した。そのまま自宅のリビングに倒れこみ、6時間くらいのたうちまわった。救急車を呼ぼうかと思ったけれど、頭の中がぐるぐるして、もう何も考えられなかった。「4本足のものは机以外、何でも食べる」といわれていた自分が、ここまで苦しむのは生まれてはじめて。あとあと考えてみるとたぶん、少し前に食べた「手作りソーセージ」が原因なのではないかと思う。出された品はベイクド(焼いた)ソーセージだったので、一度作りたてのときにボイルなどの加熱殺菌処理をしてないと、ボツリヌス菌などが繁殖して「逝って」しまう可能性が高いという。ソーセージに硝酸塩が含まれているのは、発色剤としての作用もあるが、この菌の繁殖を抑えるためなのだ。そのまま苦しむこと20時間、やや快方に向かっているが、腸がシクシクないていて、まだ水分しか摂れない。「あたる」はあたるでも、悪いほうの「あたる」は勘弁して欲しい。<お酒メモ>サンタクリスティーナ 1/2本
2009年03月19日
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1997年は、私にとって忘れられない年となりました。6月に2代目社長の義父を亡くすと、10月には創業者である祖父が、そして11月には現職社長だったおじが相次いで病に倒れ、婿養子である私の肩にすべてがかかってきたのです。この年に、スズキという会社の軸が大きく変わったのです。 ―――鈴木 修『俺は、中小企業のおやじ』(日本経済新聞出版社)先ごろ津田前社長からバトンタッチして社長に返り咲いたスズキの鈴木修氏。彼は以前からスズキの「危機25年周期説」を唱えている。最初は労働争議が起きた1950年、そして次が1975年。厳しい排ガス規制が導入され、スズキはそのときに、基準をクリアするエンジンが作れず、「『倒産』という2文字が頭のなかを駆けめぐりました」(同)と語っている。そして2000年に何かあるに違いない、と思っていたがスズキは急成長する。その後、時は少しずれたが、結局今回の世界同時不況がやってきた。今に思えば、鈴木修氏が社長に返り咲こうと思ったきっかけは、2007年12月にすい臓がんで亡くなった、娘婿の小野浩孝取締役専務役員のことが大きいのではないだろうか。2001年に小野氏はスズキに入社。次期社長の筆頭候補といわれていた。ジンクスの2000年が何事もなく過ぎたから、後継者である小野氏をこれで万全の体制で迎えられる、と思ったのかもしれない。しかし、奇しくも小野氏が逝去した同年(07年)夏、UBSなどの不審な決算から株価が下落した。そして11月の外資系投資銀行の3Qの大幅な悪化を受けて、「サブプライム」という言葉が、世に知れ渡りはじめた、その時期である。「景気の悪化」に加え、「1975年に相次いだ、血族でもある経営陣の相次ぐ逝去」が鈴木氏の頭の中で首をもたげてきたからこそ、陣頭指揮をとる腹を決めたのではないか。「生涯、最前線で指揮を執ることが『俺の使命』なんだ」と思ったのではないか。話は脱線するが、鈴木修氏が肝に銘じている名言に「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」というのがある。これはかの山本五十六の言葉といわれているが、日本最高齢の上場企業経営者である信越化学の金川社長も、このフレーズを大切にしていた。金川社長が1926年生まれ、鈴木社長が1930年生まれ。両者とも昭和一ケタ世代である。「生涯現役」を唱え、最前線で陣頭指揮を取り続けるそのバイタリティと経営観の鋭さにはただただ脱帽するばかりだ。
2009年03月18日
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本日(3/16)月曜日は四季報の発売日。月曜日に発売される週刊誌は結構多いのですが、今日目に付いた中吊りの「株記事」はこんな感じ。週刊朝日3/28『米国の経済失政で日経平均6000円割れも…オバマ発の日本株安始まった!』週刊現代3/28『市場関係者が本気で怯える 日経平均5000円台へ 暴落スパイラルが始まった! 不動産価格の実態はすでに「30%下落」』どちらも「弱気」「総悲観」といった様相を呈している。しかし日経平均は先週3/10火曜日の7,054.98円を機に、10%程度上がっている(ちなみに今日は7,704.15円)。どうして、こんな「ラグ」が起きるのか。たぶん、多くの週刊誌はこんな感じなんだと思う。デスク「おーい今日の日経みたか?バブル後史上最安値更新か、なんて見出し躍っているぞ、おい株の記事なんか作れないか」記者「株はどこまで下がるんでしょうかね。専門家にコメントをとって、底値を探るというテーマで構成しましょうか」そして取材すること5日間…。発売日には「弱気論」を読みたいマインドではなくなっている、というところだろうか。最近の市場はボラもでかいし、日々の値動きが激しい。「悲観論」の記事ができるころには「強気」を謳う個人投資家も多く、記事と人々のコンセンサスにギャップができる。ちなみに最近、週刊朝日は「株モノ」の記事が多いが、「悲観」→「楽観」→「悲観」と、節操なく記事のトーンがくるくるかわっている。記事の制作期間中に相場が「ドテン」(=転換)していることが多いから、中吊りを逆張り指標にしてもよいと思う。<お酒メモ>ギネス生 1パイント半+オイスター10ピース(うちひとつはアイルランドのパシフィックオイスター^^、うち2つはお店のサービス^^)
2009年03月17日
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金曜午後3時。荷物が届いた。中を開けたら「サロンFUJIYAMA2周年記念に」と書かれたカードとともに、美味しそうなミルフィーユチョコとクマをかたどったクッキーが入っていた。サロンFUJIYAMAの主催、吉野さんからの贈り物だった。ホワイトデーの前日に、こういう気遣いって何だかとても嬉しい^^仕事で殺伐としていた心持ちが、ふと和らいでいった。翌日のホワイトデーは、祖父の1周忌と、ギネスの会の開催日。最初は祖父の1周忌に出ようと思って、その日を空けていたのだけれど、親族間の取り決めで、「孫は出席しないこと」となった。おりしも、14日は聖パトリックデーの前の土曜日。「弔い」ってわけではないけれど、(ギネスの会をやって)元気な一日を過ごしている様子を、あの世にいる祖父に見てもらいたいな、と思った。初参加の方々と、常連さんが相まって、こじんまりとしながらも、とてもよい集いになった。祖父が死んでから特に強く意識するようになったのが「未来のことを考えるより、今日という『現在』をどう充実させるか、どう過ごしていくか」ということだ。自分が年をとったことも関係しているのかもしれないが、遠い未来のことに思いを馳せるよりも、今流れている時間を「誰と/どのように過ごすか」。それを大切にしながら「生きていたい」と強く願うようになった。祖父の死をきっかけに、意識がそういう風に変わっていったのは、環境のせいなのか、それとも祖父の「置き土産」なのかはわからない。でも、おじいちゃん。雅は幸せな毎日を過ごしています。
2009年03月16日
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「小太りのオトコが好き」という女性が増えているというニュースを見た。周囲の人に言わせれば、私は「普通」の基準がかなり広いといわれている。すなわち、「いいなー」と思う人が、体重50~90kgのこともあるし、身長も160~200cmとまぁ、傾向がないのである。節操がないといわれればそれまでなのだが、「話が合う人」が最優先なので、外見は恐ろしいほど無頓着だった。それはさておき、30代の小太りオトコがモテるわけは何となくわかる。老いれば容姿は変わっていくのに、それでも女性は「カッコいい男」を求める。小太りの男性は20代ではなかなかモテないから仕事に集中しがち。女も外見の基準を下げないから「投資対象外」だったのだろう。というわけで、(聡い女性は「気づいて」外見の基準を下げたせいか)もともと自分が「この人の性格は素敵だなー」と思った人は、30代に入ってから、いやらしい話だが所得が大きい順にどんどん結婚している。私はどちらかといえば身体の大きい人のほうが「安心感あるなー」と感じる傾向にあるんですけれど・・・「でぶ」かどうかは別にしてなかなか理解してもらえませんね(^^;<お酒メモ>ギネス生 パイント3つヒュ―ガルデン生 750ml 1つブラック&タン生 パイント 1つベルビュークリーク生 350ml 1つシャトー スオウ キュヴェ プレステージ 赤 グラス1つ(途中で倒れ、こたつで朝を迎える)
2009年03月15日
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ご招待いただき、『ウルトラセブン』の作曲家である冬木透氏指揮のコンサートに行ってきた。3月13日は冬木氏の誕生日だそうで、スポンサーたちは誕生日祝いを兼ねたイベントとして考えていたのかもしれない。でも、東京オペラシティで、東京交響楽団が演奏するフルオーケストラのタクトを振る、というのは、冬木氏の「お誕生日会」というニュアンスをはるかに超えていて、立派なものだった。会場には開演前からグッズを買う人がものすごく長い列を作っていた。開演30分前にはポスターが売り切れ、開演直前にはプログラムも売り切れ。「もぎり」のいる入り口は、そこに掲げられていたコンサートの看板を写メで撮る人たちで大混雑していた。1000人以上のホールはほぼ満員。キャンセル待ちで当日券を入手しようとした人たちは「並び損」になったそうだ。他のウルトラシリーズの曲はどうだかよくわからないけれど、『ウルトラセブン』はオケと相性がいい。『セブン』のときは冬木氏がクラシックを意識して曲を作っていたという話もある。テレビシリーズ放映中(再放送)も、挿入曲にクラッシックを多用していた記憶がうっすらとある。テーマ曲の冒頭で男声が「セブーン、セブーン、セブーン」と入ったあとの音はホルンだし、他の挿入歌ではところどころハープを用いて「宇宙」を表現しようとしたところも多い。実は私、ウルトラマンシリーズのオープニング曲は苦手なものが多い。イントロを聞くとちょっと怖いからだ。たいていビブラフォンとかハープを使って、「よくわからない不気味さ」とか「未知なるもの」を表現しているのが伝わってきて、怖いのだ。「タコ足のような火星人」に代表される、当時の大衆が持っていた「宇宙観」「宇宙人」というのが、そういうイメージの強いものだったから、仕方がないのかもしれない。というわけで演奏を聴きながら、小さい頃、土曜日の朝、再放送でウルトラシリーズをやっていて、学校へ行く前の支度をしながらその音を聴くと、足がすくむような気持ちになったのを思い出した。さて、今回のコンサートは(マニアでない私も)楽しめたのだが、それよりももっと驚いたことがある。それは東京交響楽団の演奏が明らかに冬木氏の指揮よりも速いのだ。というより、冬木氏のリズムが遅れがちで、本来のピッチよりもずれていたと思うのだ。冬木氏が初指揮だからかもしれないが、時々指揮で振るはずの1拍を抜かしたりしているところがあった。ある意味、またとない貴重な体験である。東京交響楽団のようなプロになると、指揮者の指揮が「イケてない」とわかると、その指揮を無視して演奏するときがある。そういうときは第1バイオリンのコンサートマスターの音を基準に楽曲が進んでいく。通常はそういう状態になっても、多少は指揮者に遠慮して、時々演奏家たちが「あわせてあげる」ことがある。それは丁度アニメキャラクターの口の動きに合わせてアテレコする声優さんの様子に似ている。しかし、今日は全く遠慮がなかった。ニュースで海外に中継が繋がっているときの、ライブのやりとりのようだった。あるいは、いっこく堂の芸を見ているかのようだった(←古いか)。指揮者を見ながら演奏を見ていると、眼と耳で捉えているものがずれて違和感を感じるので、途中から目をつむって静かに演奏を聴いた。指揮者の指示する速さよりも、楽団の持っている速さで進行する、その音が心地よかった。でも、それは楽団の「意地悪」ではなくて、慣れてない指揮者にあわせるよりも、譜面どおりに弾いたほうがお客さんに喜んでもらえる、というコンサートマスターの「善意からやった判断」だったのだと思う。通常指揮と音がずれているときに感じる、「どうだ」というオケ側の自尊心とか、指揮者をバカにした雰囲気を全然感じなかったからだ。コンサートマスターは40~50代前後の男性だった。多分、小さい頃から見ていただろうから、その音が身体に刻まれていたんじゃないだろうか。ニコニコしながら、初指揮をこなした冬木氏とコンサートマスターが最後に握手をしたときに、なんだかそんな風に思った。たまには自分の「領域」外のものに触れるのも、いい。
2009年03月14日
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「かんぽの宿」の入札問題で(是非はともかくとして)名をあげた鳩山邦夫総務相。麻生太郎の「太郎会」の会長を務めるだけあって、一度調子に乗るとリップサービスが激しくなる。調子に乗って、今度はJR東京駅前にある東京中央郵便局の建て替えに「重要文化財の価値が十分あるものがなくなってしまう」(2月27日発言)として「待った」をかけた。私は何度か同郵便局に足を運んだことはあるのだが、印象としてはなんの変哲もない「古びたでかい郵便局」。外観も内観もくたびれていたイメージが強い。道路を挟んだ茶色いモダンな東京駅と違って、文化財と胸を張っていえるようなデザインではない気がするのだ。「切手集めが趣味だから、残したいんだろ」中央郵便局の傍を一緒に歩いていた人が、ぼそっと言った。発言のおかげで建物はネットが張られたまま「しん」と静まり返っていた。工事の中断で、どれくらいの超過コストがかかっているのか、少し心配になった。そもそも先日、鳩山邦夫総務相はこんな風に中央郵便局の解体について物言いを唱えていた。「子供の頃、中央郵便局に兄と切手を買いに来たことが何回もある。重要文化財の価値ある建物を無くすようなことは良くない。私の認可には引っかかりませんが、これはトキを焼き鳥にして喰っちゃうような話。考えなくてはいけない」この発言を聞いて改めて感じるのは、邦夫氏が文化財云々といっているのは建前で、自身の政治的発言による功名心と、思い出が詰まったものが失われるのが嫌だという気持ちがないまぜになっているのが本心ではないかということだ。音羽会館という文化財も一族で持っているくらいの大金持ちだし、ここはひとつ鳩山家の財力で買っていただいて、一般公開されればよいと思うのだが。<追記>3月13日の報道で「当初の2割保存予定→3割保存へ」ということで決着がついたようです。<お酒メモ>12日木曜日ヱビス 生 グラスで1つギネス 生 パイント1つ
2009年03月13日
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都内でも数少ない生ギネス&牡蠣を堪能できる恵比寿のバーが、聖パトリックデーに合わせて、格安なオイスターフェアを企画している。何せ生牡蠣1ピース200円の日とか、ハーフのギネスとあわせて、実質1ピース250円で堪能できるセットメニューを繰り出しまくりなんである。。ギネスの会は別のところを予約してしまったのだが、ここにまた別の日に足を運ぼうか、悩んでいる(ーー;<お酒メモ>プレミアムモルツ 生 グラス1つ白ワイン オーストラリアのリースリング グラスで2つ赤ワイン スペイン グラスで4つ
2009年03月12日
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とある人に急にお誘いを受けて、呑んだくれにいった。一緒に呑んだくれたのははじめて。帰り際、「君は愚痴をいわないから呑んでいて気持ちがいいよね」と言われた。「?」、私は目が点になった。酒を呑むときは、あんまり愚痴は言わない。というのも、酒を呑み、その人と会って会話すること自体がストレス解消だし、楽しいことだからだ。仮に愚痴めいたことを言うことがあっても、それはごくごく親しい人に対してであって、解決策を求めて相談する、というニュアンスに近い。ある意味、私は酒を呑み、旨い飯を食っているときは極端にニコニコして、浮かれた状態になっている。そう、「躁(そう)」なんである。逆に時間に追われて仕事をしているときには死ぬほど生真面目なので「鬱(うつ)」なのかもしれない。仕事の切れ目がやってくるまで、食事も一切口にせず、トイレに行くことすら我慢して作業に没頭する。仕事では上記のような「陰」のエネルギーを貯めて作業しているからこそ、それを酒の場では発散して、陽気にパーッとやりたくなる部分がある。また、そういう「陽」の時間に、陰をひきずった話をするのは嫌だから、極力しないようにしている。個人的には「陽」を貯める大切な酒の場に、オフィスアワーの「陰」の部分を引きずるのは勿体無いことだと思うのだけれど、意外と几帳面なビジネスマンは、それが案外できないのかもしれない。酒を呑むときくらい、頭を白くしてリセットしたほうが、オフィスで溜め込んだストレスを発散できて、人生にとってプラスなんじゃないかと思うのだけれど、どうなのかしら?<お酒メモ>九平次 純米吟醸 1合墨廼江 純米吟醸 1合黒龍(燗酒用の九頭龍) あたためて 1合
2009年03月11日
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もっとも脂の乗った金目鯛が食べられるのは2~3月だといわれている。一口ほおばれば、口の中で脂がじわーと溶け、しばし、甘みを感じたあとに淡雪のようにすっと消えていく。これは旬の「金目のしゃぶしゃぶ」。脂がサイコーに乗った金目は、お湯にくぐらせるとさらに甘みがぐっと増す。これが少し辛口めの日本酒に、ホントよく合うのです。そうしてのこった鍋のお出汁にご飯を投じて、コトコトという音をしばし待てば金目の雑炊の出来上がりである^^(写真をとったときは、なんだかお腹がいっぱいで食べられなかったので注文せず)うーん、もう一度食べたい。金目しゃぶ。(おまけ)かわはぎ刺し。お口がキュートです(^^)しょうゆと肝を和えて食べると、堪えられません。<お酒メモ>サンタクリスティーナ 赤 2006 1/2本ソアベクラシコ 白 1/2本バスペールエール 生 グラス 1つジェイムソン 12y そのままで2つ
2009年03月10日
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景気悪化に伴い、株主優待を廃止したり、中身を「引き下げる」企業が増えている。個人的な感覚では、06年~昨年末にかけて優待実施企業総数はほぼ純増だったが、ここへ来て急減といった印象だ。金券優待の廃止も多い。日本トイザらスは3000円相当のギフトカードを、小僧寿しは4000円相当のグルメカードを廃止した。私は銘柄選択するときに「総合利回り」はあまり考えないし、「優待は企業利益を圧迫するからやめろ」なんていう目くじらを立てたりもしない。ただ、たまたま選んだ株に優待があったときはありがたく頂戴することにしている。そんななか、遅れ情報で恐縮だが、保有している銘柄の優待新設&内容強化が発表されていることに最近気がついた(というか教えてもらった)。ひとつはカナレ電気(5819)。今までお米券の優待だったのだが、クオカード優待を新設。100株以上 お米券 3kg相当(年6kg分) 200株以上 一律3,000円分のクオカード(年6,000円分)もうひとつが生化学工業(4548)。昨年が記念配込みの30円で、今年は記念配5円剥落の25円配当。そのための配慮もあるのだろうが、こちらは100株以上の株主の保有期間に応じて、クオカードをくれるという。 1年未満 1,000円相当 1年以上 2,000円相当 3年以上 3,000円相当 ※保有期間は2009年3月31日起点。 また、会社側は社会貢献活動として、クリーンエネルギー事業へクオカード1枚あたり50円の寄付を行うそうである。本当は寄付は自分でしたいところにすればいいと思っているので、まぁ少し困るのだが、企業側からすればCSRの観点から行うのだろう。あるいは、このようにアピールすることで、SRIファンドの組み入れを期待しているのかもしれない(^-^;このような制度変更で、個人的には9000円の金券をいただける「増配」になるわけで、嬉しいといえば嬉しい^^ただ、気づくのは、この状況下で優待新設やその内容を強化するこの両者に共通するのは、無借金経営でキャッシュが余っているという点。キャッシュリッチな会社というのは、裏を返せば「会社の資金を活用しきれていない」という証でもある。現預金を寝かしているということはそれだけ「贅肉」がついているというわけである。その「贅肉」を増配という形ではなく、優待というかたちで吐き出すことにしたのは、おそらく●個人の長期株主を増やすことで投資ファンドが入ってくる余地を減らしたい●若干の株価対策という意図があるんじゃないか、と思う。特に生化学工業は昔、かの村上ファンドが大株主で、株主総会でぎゃーぎゃー言ってたくらいのキャッシュリッチ会社だから、きっと上記のことを念頭に入れて優待新設をしたのではないかな?などと考えている。<お知らせ>ギネスの会の参加者のかたには、月曜の夜に場所と時間をメールしますので、宜しくお願いします。お待たせして失礼しました。
2009年03月09日
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「四季報の読み方」を今回のFUJIYAMAではやりました。もともと私の場合、四季報では、売上高経常利益率が10%以上で、かつ利益が漸増傾向の会社を見つけ、時価総額と比較して、稼いでいるなぁと思うものをリストアップしています。その後、個別精査に移りますが、財務に詳しい人に言わせると「それじゃセクターが偏るよ」とも言われます。でも、それでよいのです。自分の得意な業界を持っていれば、より詳しい定性分析や同業他社のとの比較もしやすいからです。来月からのFUJIYAMAでは、株式を学びたい人にとってより実用的なネタをやっていくそうなので、私もそれにのっかって、より「簡単でざっくりといい銘柄の発掘」をしたいと思っています^^<お酒メモ>さっき体重図ったら4日で5kgアップ。何を食べてるんだ???生ビール グラス1つ高砂 生 1合弱mariposa 赤・イタリア 1/2本ギネス 缶 グラス1つストラス 12y グラスで2つ
2009年03月08日
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今日、とある上場企業の社長さんとお話をしているときに、質問攻めにあった。そのときに、ふと「私って恵まれているな」と思った。OLになって、コムスメの時代から(今はおばちゃんだけれど)公私にかかわらず、社会の第一線で活躍している人たちに会い、貴重な話をいただく機会があった。その昔、はじめて「上場企業の社長さんに会う」という機会が巡ってきたときは、粗相をしないように、ヘンなことを言わないようにということばかり考えて、名刺一つ渡すのに、ものすごくドキドキしていたのを覚えている。でも今はあんまり緊張しない。聞かれたことにもジョークを交えて返すこともある。時にはちょっと突っ込んで聞きづらいこともきいてみたりする。自分の口から敬語でよどみのない言葉が聴こえてきて「これ、誰が喋ってんだろう。呑んだくれているときの雅と激しく違う」と自分で突っ込みをいれていることもある(ちなみに今日がそうだった(^-^;)。よくよく考えてみると、自分はなんて贅沢な時間を過ごしてきたのだろう、と思う。こうやって貴重な時間をいただいているのに、そこで得た知己を、まだまだちゃんと活かしきれていないような気がする。いただいたお話をフィードバックして、もっと人の役に立つこととをするとか、イノベーティブなことをして還元しなきゃなぁと痛感した。仕事はまぁまぁ忙しいと思うけれど、それは私の効率が悪いだけであって、本当はたいした仕事量じゃないんだと思う。だから「忙しいふりをするのは止めよう」なんて考えながら、今も黙々と仕事をしている。明日は楽しみにしていたFUJIYAMAの日。四季報を小脇に担いで、ひよこクラブから参加しようと思っています^^<お知らせ>FUJIYAMAは金目を食べる会ではありません。念のため(笑)
2009年03月07日
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「金はあの世に持って行けない」とはいうけれど、仏教では、あの世に行くときにだけ、ちょっとお金が必要になる。それは、三途の川を渡す舟を漕いでくれる人への船賃だ。お葬式のとき、棺に紙の札を入れるのを目にしたことはないだろうか。これは「六文銭」と呼ばれるもので、三途の川の渡し代なのである。仮に船賃を持っていなかったら、その死者は漕ぎ手に着ている服を剥がされてしまう、といわれている。その6文さえあれば、天寿を全うした人は原則、お金はいらない。あの世で幸せに暮らせるのである。という話を知ってか知らないのか定かでないが、現在、50歳以上の人が、日本の金融資産の8割を持っているといわれている。景気というのは人から人へお金が渡っていくスピードが速いほど、「よい」と感じる割合が大きくなる。若い人が「金がない!」といっている現在、お金の持ち手である50代以上がお金を使わないと、お金が人から人へわたる循環ははじまらない。それができないのなら、先の「六文銭」になぞらえれば、天寿を全うしたあと、最低限の財産以外は渡守ならぬ国家に「相続税」として召し上げてもらい、若い人たちへの投資に使ってもらうほうがよいのでは、と思う。今、永田町で「無利子国債」の発行について討議がなされている。この「無利子国債」、利子がつかない代わりに購入者は相続時にかかる税金の減免が図れる性質の商品だという。日本ではすでに階層化が始まっている。それは頭のよさで決まる実力主義だと言われているが、私はこれは完全実力ではなく、各家庭の豊かさが結構かかわっていると思う。言い方は悪いけれど、「お勉強のできる/できない」は、ある程度だったらお金で解決できる。お金のある人が子供にお金をかけて教育を施し、偏差値のよい学校に入れるテクニックを身につけさせるからだ。お金のない家庭の子は、高校や大学受験に受かれば奨学金で進学できるけれど、その受験を勝ち抜くノウハウで、すでにハンディを背負うことになる。(誰に教わらなくとも)「地頭がよい」ということでなければ、偏差値主義の階級社会では、なかなか勝ち抜けない。相続税対策を考える人たちの子供は、たいていは「テクニックを身につけされられる」前者の立場を享受し、親からの投資によってある程度の教育を施されている。彼のなかには志がなければ、世間で言う「いい大学」→「給料の高い会社」→「蓄財」という図式を歩む人も少なからずいるはずだ。そうして格差の再生産が始まる。これは「機会の平等」を妨げるもので、ちょっと不公平だと思うのだ。だからかもしれないけれど、私は、死亡後の財産については、ある程度の控除をした後は結構な割合で国家に一度還元するしくみにしたほうがいいと思っている。国家に財産を召し上げて、若い人全体に再分配されるようなしくみを作ることが、未来の日本人にとっては一番よいことのような気がするのだ。国の施策によって、国際競争に勝ち抜けるような教育を施し、より平均値の高い人材を輩出することにお金を遣ってほしいと思っている。だから相続税対策による無利子国債の発行には反対なのである。「自分や身内以外に自分のお金を使ってほしくない、国に取られたくない」という人は、生きているうちにお金を使い切ればいい。年100万円程度の枠内で非課税の生前贈与をすればいい。そうすれば、少しでも早くみんなのところにお金が回り、多くの人の満足度が上がると思うのだが。<お酒メモ>サンタクリスティーナ 赤 2/3本(おまけしてもらった)
2009年03月06日
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桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている!これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。 ――『桜の樹の下には』梶井基次郎日本人が桜を愛でるのは、桜の美しさと散り際に人の一生を重ねるからなのだと思う。梶井の作品だけではなく、桜をモチーフにした小説は、男女の奇(あや)な恋を描いたものも多い。たとえば、坂口安吾の『桜の森の満開の下』では、山賊が美しい女に恋をするが、なぜかその女に「その下に入ると気が変になる」桜の傍にいるときと似た気持ちを覚える。あるとき、その女に「なぜ桜の下に行くんだい?」と聞かれると山賊は「花の下は涯(はて)がないからだよ」と答え、女は「花の下がかえ」と答える。そうして最期に「そこの森の桜の下にいると気が変になる」桜の下で、愛した美しい女を殺し、自分もはらりと落ちてくる花びらのなかで溶けて消えてしまう。梶井の作品も坂口の作品も、夢か幻か、過去か妄想かわからない時制のなかで話が展開していく。「人生は泡沫(うたかた)」という人間の生き様と桜の儚さをなぞらえるかのような世界観は、祇園精舎の一節にも通じるような気がする。坂口の作品じゃないけれど、昔から夜桜を眺めていると、何か吸い込まれるような気持ちになる。両親が帰ってこなくて、夜の公園でひとりブランコに乗りながら桜を眺めていたり、家を追い出され桜並木の下で座り込んで泣きながらはらりと落ちる花びらを見上げたり。幼少期のつまらない記憶と相まって、桜を見るたび、自分の心の中からよくわからない、震えが湧き起こってくるのだ。今年の桜の開花予想日は、静岡が3月20日で、東京が3月25日だという。いつどこで桜を目にするのか、今はまだ想像もつかないけれど。もし夜、誰もいないところで桜の木をみかけてしまったら、そのとき私は、何を想うのだろう。<お知らせ>その1:土曜日のサロンFUJIYAMAの申し込み先を昨日書き忘れましたが、以下になります。株式会社 吉野エージェンシーTEL 0120-20-9016 (9:00~18:00) お申込 info@yoshinoag.co.jp ※会費の1000円は当日徴収します。その2:3月14日(土)のギネスの会、そろそろお店にだいたいの人数の予約を入れようと思いますので、参加予定の方はお知らせいただけると幸いです。(すでにご連絡いただいている方は、場所などのお知らせを、8日月曜日までにはさしあげようと思っておりますので、もう少しお待ちください)。
2009年03月05日
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今度の四季報の発売日は3月16日(月)。それに先駆けて、今週の土曜日、3月7日にサロンFUJIYAMAで四季報を使った勉強会をします。今回は初心者向け勉強会「ひよこクラブ」との2本立てで、ひよこで「四季報の見方、読み方、使い方」、FUJIYAMAで「良い会社・良い株の選び方(実践編)」をやる予定です。講師はおなじみ、伊豆の温泉投資家・平九郎さん。FUJIYAMAでは「相場の天底の見方」を教えてくださるそうなので、個人的にも非常に楽しみにしています。教えていただいて底でたっぷり株を買いたいなo(^o^)oo(^o^)oo(^o^)oところで「底」と言えば、昨日定期券入れの「底」が抜けたようで、SUICAを紛失。羊屋1回分が堪能できるくらいのチャージを入れていたせいか、拾った方が失敬するかも、と思いつつも深夜まで捜索。今朝も朝から遺失物センターに問い合わせたが、「見当たりません」との返事。悲しいなぁ…。【概要】日時:2009年3月7日(土) ひよこクラブ 14:00~15:00(無料)サロンFUJIYAMA 15:00~16:30(1000円)場所:ぬまづ新興プラザ5F
2009年03月04日
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2月末現在のパフォーマンスです。は主力銘柄のひとつであるメガチップスの株価が堅調だったため、よく株価がこらえてくれたな、というのが正直な印象です。また、母親のファンドも年初から好調なスタートを切りました。昨年末がひどすぎたため、数字がよく見えるのだと思っていますが、ひとまず資金の回転(一部を売って、新しい割安銘柄に投入する)の目処が見えてきたので、手持ち株の目標株価が見えてきたら、売却し、新たな銘柄に資金を投入する予定です。昨日は退職した母親がやってきて、確定申告の書類を作っていました。退職金や事業所得などが絡むものだったので、結構複雑で、作成に2時間程度かかってしまいました。現在は退職してプラプラしているので、配当金にかかる税金・10%を戻してもらう請求もはじめてしてみました。他人のお金でも、書類を作って還付金があるのがわかると、なんだか得したようで嬉しくなります^^<運用結果>・2月の雅の損益(株式時価総額ベース・2008年末比)-0.47%(前月比+2.36%)●買い付け なし・マザーファンド(株式時価総額ベース・2008年末比)+6.58%(前月比+4.58%) ・指標比較(前月比・カッコ内は月末時点の数字)TOPIX(756.71)-4.7%日経平均(7,568.42)-5.32% <お酒メモ>2日月曜日ワイン 1/2本ギネス生 3パイント
2009年03月03日
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今週号の日経ヴェリタスにタワー投資顧問の記事が載っていた(55面)。「タワー小型株不振で解約続出でも」という見出しで、解約著しい現状のなか、運用部長の清原氏が強気の見通しであるという記事なのだが、これを見て、正直「日経も意地悪だな」と思った。解約した資金のひとつは、日経の年金基金だといわれているからだ。数年前、タワー投資顧問は、流動性の低い小型株へ大量に買いを入れ、自ら高値更新を伴った出来高を演出した。それに気づいた一部の個人投資家は、「タワーが買った銘柄を買えば自分が儲かる」とばかりに提灯をつけて買い向かう。そのときに、一気に売りをぶつけて利益確定する、という手法をとり、パフォーマンスをあげていた。そのころ、その目を見張るパフォーマンスに注目して資金を差し入れた新聞社が2社あり、そのひとつが日経だったという。多分、記事を書いた記者さんはそのことを知らないんだと思う。「灯台下暗し」。自分の年金の運用先がどこかなんて、経済を知っている方々でも、意外と知らないものだから、仕方ないことでは、ある。今日は親の確定申告書類を作ってパンク状態なのでこの辺で・・・。<お酒メモ>プレミアムモルツ コップ1つ樽平 猪口3つ
2009年03月02日
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金価格がドルベースでじわじわと高くなってきている。ブラックマンデーが起きる前に「株を手仕舞いせよ」と発言したことで有名なアメリカの著名逆張り投資家、マーク・ファーバー氏は、去年おととしくらいから金に強気で結構ポジションを持っていたそうだが、最近見たニュースでは「金は割高」と発言していた。ただ、ポジションは手じまってはいないようだ。おそらく、年末から2カ月余りで100ドル程度の上昇を見せたから、短期の相場では高値だ、ということを言いたかったのだと思う。金は1000ドルを超えたら、少し買ってみたいと思っている。オバマの経済政策が功を奏しようがしまいが、結果的に金は今よりも高くなると考えているからだ。1)刷りまくったドルの負の効果として、通貨の下落(=インフレ)を抑えるために、アメリカが部分的金本位制をとる。2)ドルを刷りまくりながらも、オバマの経済政策が功を奏し、アメリカは部分的金本位制をとらなくても済むが、一次産品の上昇によるインフレ(=コストプッシュ型インフレ)が発生し、コモディティのひとつである金も上がる。上記のようなシナリオが正しいか否かは別として、「そういうことを考える人が増え、金が買われる」ことで、金価格は上がっていく、と私は考えているのだ。ただこの場合、みんなが焦って買う、という動きが出てきているのを確認できてから買うべしと考えていて、その目安となる数字は1000ドルぐらいなのでは、と妄想している(といっても年末までに2割がいいところだと思っていて、2000ドルまでいくような急激な動きにはならないんじゃないかと予想しているのだが、甘いかな)。おりしも、3月2日から東証の金ETF「SPDRゴールド・シェア」が、SBI証券のオンライン取引で売買が可能になるそうである。今までこの金ETFは松井証券以外は全てコールセンターを通しての販売だったため、べらぼうに手数料をとられたが、その弱点も緩和された。これも買い材料につながるのでは、と考えている。ただ、金価格が上がるというのは、視点を変えれば、基軸通貨であるドルの価値が下がるということ。つまり「ドルが信用できないから、他のものに替えましょう」という動きであって、金のほかに円も買われたりする。だから金高のときに円高になる可能性が高く、金は日本人にとっては儲けづらい商品でもある。だから金を円ベースで儲けるのは、意外と難しいな、と思う。<お酒メモ>28日土曜日グーデンカルロス(ベルギーのブラウンビール)瓶 グラス1つ若竹 立春朝搾り 1合小布施ワイン 赤 2006メルロ オーディネール 1/2本白 2008 リースリングファミリー 1/2本
2009年03月01日
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