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大切な友人の自律神経がおかしくなってしまった。理由は「セクハラ」。度重なるセクハラで、ある朝、身体がうまく動けなくて、救急車で入院した。もちろん出社できなくなってしまって、彼女が勤めている会社も辞めてしまった。暫く連絡がなかった後の、悲鳴に近いメールを読んで、私は泣き出しそうな顔になっていた。日本の男性は、欧米圏の男性に比べて、まだこの「セクハラ」へのコードが緩すぎるように思う。セクシュアルハラスメントって「女性が嫌だと思う性的なこと全て」を含むんですよ。「ブス」だとか「デブ」だとか女性の身体的な特徴を言うのもダメ。サシでお夕飯にしつこく誘うのもダメ。呑んでいて、不用意に軽くタッチしたり、女性との距離を縮めてくっつこうとするのもダメなんです。そんなの「いいじゃん」って思う男性は注意してください。知らずにやっているかも、って思った人も気をつけてください。嘘だと笑うかもしれないけれど、私も10代の頃、男の人との距離が近づくことや触られるのが、本当に嫌でした。当時は「セクハラ」なんて言葉はなかったけれど、あるとき、それに類することをされたことがあります。泣きながら家に帰りました。自分が本当に穢れているようで、触られた部分を、お風呂場でただ、ごしごし、ごしごしと、血が出るまで洗い続けていたことがある。だから、友人の気持ちがよくわかる。今でも、嫌だって思うことをされることはある。でも、それは公私にかかわらず、人間関係を尊重したら我慢しなきゃいけない場所ならば、極力笑って済ます。それくらいのことは、できるようになった。でも、心の中では許さない。絶対許さない。どんなに格好良いことを言う人でも、頭がよくても、人から尊敬されている人だとしても、ステイタスがあっても、そういうことをする人は、本当に最低だと思う。男からみたら「愛嬌」の範囲だと思うかもしれないけれど、されたことを思い出すたびに、パニック症候群になったり、辛くなって泣き出したくなったり、男性そのものが怖くなってしまったり。そういう女性ってごく当たり前に周りに存在している。そういうことは、男性は意外と見えていない。セクハラを自ら告発することは、女性にとって大変なことです。対外的な自分の立場や、自分自身の心も合わせて傷つけることになるからです。立証できるかわからない事案を、世間に表明するわけですから。声を上げた時点で、周りの、自分へのまなざしだけは受け止めなければならなくなる。相手のやったことを立証できなければ、自分のみが傷つく。とてもリスキーな「賭け」なのです。だからセクハラのグレーゾーンの行為をされたと女性が感じたとき、男性が思うより、細やかに神経を使って対応を考えています。悩んでいます。心で泣いて、顔で笑って。日本はそんな女性があふれる世の中だと思う。まだまだゆがんでいると思う。<お酒メモ>グレンリベット12y ストレート1つもう呑みたくない・・・。
2006年01月31日
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平平凡凡。何でも平均的に生きる人生って、私にとってはつまらないことである。この間オフ会である投資家さんが「人間の運の総量は一定である」と言った。私もずっとそう思っていたから、びっくりした。要するに、ゼロサム。総量はみな一緒だから、人によってダイナミックな人生と平凡な人生が訪れるのは、ただ運の使い方が違うだけ。好悪の波が人によって違うことで、それぞれの人生が変わってくる、と思うのが私の考え方だ。あまり波風立たない、時にささいなトラブルと幸せが交互に訪れるささやかで温和な人生。多分、これが「オール3の人生」。逆に、良いときの波は最高のビッグウェーブだけれど、悪いときの波は津波。自分の命すら奪いかねない時だってある人生。これは「1と5ばっかりの通信簿みたいな人生」。どちらの人生も悪くない。でも、私はどちらかといえば後者だし、後者でよかったな、って思う。相場だって人生だって、ボラティリティの大きいほうがワクワクするし、経験することも大きい。1回しかない「雅」の人生だから、良くも悪くもいろいろ経験したい。でも「オール3」にせよ「1と5ばっかり」にせよ、死ぬときは、「それなりに良かったな」って思うのだろう。人は死ぬときに、幸せだったときの記憶を思い出して、とっても気持ちいい気分になる。みんな自分の一生を「まぁ良かったかな」あるいは「こんなもんかな」って思う。人によって死に方はさまざまだが、死ぬ少し前の瞬間が苦しくとも、ふわっと軽くなるおだやかな時は死の直前に必ず平等に訪れるものだと考えている。このところ立て続けに病気をしていたから、昔死神が私を連れて行こうとしたんじゃないかと思ったときに感じたことを、ふと思い出した。<閑話休題>そういえば、熱が下がらないので今日、近くの医者に言った。「こんなにステロイド投与されていたのに、お前酒呑んでたのかいっっ!こんな量じゃあと1週間は禁酒だよ。抗生物質も身体がぼろぼろだから可哀想で出せないよ」と先生に叱られた(ToT)この間いった大きい病院ではそんなこと言われなかったのに・・・。ひょうたん顔も、体内滞留による副作用だということが判明。しばらくは禁酒である(涙)
2006年01月30日
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使っている証券会社2社から「特定口座の年間取引報告書」が届いた。私は特定口座の源泉なし、を選択している。それぞれの証券会社で勝手に「売買で得た利益額-損切りした額=2005年の利益」を計算してくれるから、確定申告が容易になる。支払うべき税金(利益の10%)を、大意で把握しようと思い、片方の取引報告書をざっと見ていたら、売却益が80万円程度少なかった。「?」と思ったが、しばらくして心当たりがひとつ思い浮かんだ。株の購入代金1000万円の特例2001年11月30日から2002年末までに株を買って、2005年中に売却したものについては、購入代金1000万円まで非課税とする。というルールである。株式投資をはじめたときに、「このルールがつかえますよ~、お腹一杯買ってくださいよ~」と証券レディに薦められたころが懐かしい。あの頃買った三洋電機(2回くらいスイングしてた)やソニー(買って、下げてナンピンして、そのあとソニーショック。勉強料払いました)、トヨタ自動車(数回スイング。儲けさせてもらった反面、酔って売買して追証もどきを食らう)は今は私のポートフォリオにはいない。トヨタなんて今は当時の2倍だもの・・・。それでも、2001年~2002年に買って、2005年中に売却した2銘柄については、今回この措置が受けられるというわけだ。取引報告書の差し引きに、この2銘柄の損益が含まれているのか、そうでないのか、計算しなおさなければならないだろうけれど(たぶん金額的には2銘柄を除外して計算してもらっている気がする)、とにかく税金が安くなるのだから大歓迎だ。それにしても、ずーっと持っていたら、もっと非課税で儲けられたんだな、と思う。小刻みに売買して儲けていると「ちりも積もれば山となる」という言葉のとおり、確かに大きい額にはなるし、常にトレードをすることで「儲けた感」が出るけれど、結果的には動かないほうが(つらいけれど)、こんなに益だしができるのね、と改めて思う。たった3、4年間のことなのに、自分のホールドしている株がこんなに減っているのに驚く。まだまだ長期投資家、って名乗れないなーと反省。長期投資って、いかにオイタしないか(下手に動かない、遊んじゃわない)ってことが大切なんだと改めて感じた。※オイタが好きな投資家を揶揄している意味はありません(^^;<その後>「あらかじめ差し引いてくれるわけない」との助言をいただき計算してみて、だいたい数字が合ったので、ここからさらに差し引くことに。思ったよりも税金が安くなりそうなので、ちょっと嬉しいです^^
2006年01月29日
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明け方、胃が苦しくて目が醒めた。すぐになおるだろうと思って、うつらうつらしていたのだけれど、どうにも堪えられなくて。この痛みは、仕事で悩み事ができたことが原因だってことは解ってた。その時に体が喋った。「胃がお夕飯の後から動いていないんだよ。だから胃が苦しがっている」と言ったような気がして、お水を少し飲んだ。そして胃の周りをしばらく温めた。しばらくして、楽になった。でも、身体がまた喋る。「まだ駄目だ。熱が出るよ。今日はもう外出できないよ」再びそんな気がしたので、熱を測ってみた。今、38度を超えている。以前は、身体はもっと饒舌に話してくれた。身体が良く喋るのは、健康な証拠だから。何が食べたいとか、洋服をもう一枚着たいだとか、こうしたらすぐに回復するよ、って。でも、今日の声は途切れ途切れで、理解するまでに時間がかかった。肺を治すために抗生物質とか、ステロイドをがんがんに打ったせいなのだろう。ステロイドの副作用で、白い発疹が顔に数十個できた。ひとつひとつ潰していったら、顔が真っ赤になった。今は肌全体の皮が剥け始めている。肌がぼろぼろなのは耐えられるけれど、身体の声があんまりよく聞こえないのがちょっと淋しい。大切な人との時間を、永く過ごせないのも淋しいのだけれど。<お酒メモ>金曜日黒龍 八十八号 2つギネス 生 パイント1つブラッカダー 1985 ローカスクストレングス(寝酒)
2006年01月28日
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水とお金と情報、この3つは同じ性質を持っています。何かと言うと「常に流れていないと腐る」ということです。これらは動いていることで、価値を発揮し、世の中によい作用をもたらすものだと私は考えています。(隠さねばならない情報は別として)もったいぶって情報を出さない人、黙っていたほうが得をする、という利己主義的な考えかたをする人は、幸せにはなれないような気がします。そういう人には有益な情報は多分来ない。人も寄ってこない。そこそこの付き合いしかできないでしょう。そういうことは「顔」に表れます。人は大勢の人とかかわりながら生きていきます。どんな人と普段付き合っているか、どんな仕事に囲まれて生活しているか。年をとればとるほど、顔を見れば、その人がかかわってきた人間関係が皺として刻まれ、表情の変化に表れしてくると思います。化粧や髪型でごまかせるものではありません。「顔」は大切な「情報」だとつくづく感じます。<お酒メモ>木曜日。とりあえず最初ティオペペ 2つカリフォルニアの白ワイン 1/2ボトルグレンフィデック ストレート 1つ場所を変えてとりあえずまた呑むバスペールエール 生をグラスで1つチリワイン(赤)カベルネソーヴィニオン 1/2本
2006年01月27日
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監守の人は、日常でも手が乾く。なぜなら、厳重に守られたセキュリティの中に入る必要があるからだ。おおよそ20回もの鍵および認証などを必要とする「ゲート」をくぐらないと任務に就けない。だから食事やトイレなどに、気軽に出ることはなかなか難しい。収監される人は暴力沙汰やホームレスなども結構多く、血や汚れがついていることが多い。そういう人の所持品検査をするたびに、念入りに手を洗う。だから指紋などが次第に薄くなっていくという。手もかさかさして、乾燥しがちになる。「俺が犯罪をしても、指紋ないからわからないかもね」働いている人は、自らのプライドをかけて日夜監守業務にあたる。ごろつきを相手にすることも多いから、数年働いていて、精神的におかしくなる人も多いという。自分を保つことが常に要求される、大変な仕事だと思う。ライブドア幹部の宮内氏が粉飾の事実を認めたと、新聞に書いてあった。逮捕されてわずか1日の「完落ち」である。意気地のない奴だ、と見るむきもあるが、私はそうは思わない。ライブドアの役員で逮捕された人は、多分独居房にいれられているんだと思う。重大犯罪の容疑者は、たいてい独居房に入れられるからだ。流しと、水洗トイレしかない、3~4畳の狭い部屋。レジデンスに住んでいた堀江氏なんかは、まるでトイレで生活しているような気分になるだろう。いつも人に囲まれていた生活。そういうところから、誰も喋る相手のいない、トイレと隣り合わせの生活。自殺防止から水は自分で流せない。やることといえば、掃除の時間に房の掃除を自分でするくらい。時々他の房の人が流す水の音を聴くくらいで、しんとした場所。おしゃべりで、派手な生活をしていた人たちは、強気だったはずなのに、次第に心細くなるだろう。取調べの時間は、ほとんどない。一日中取り調べられるだろうと思っているから、放置されるとかえって気が抜けてしまう。そうして、黙秘を続けようと思っていたのに、全然こないから段々淋しくなる。次第に取調べの時間が恋しくなる。政治犯と経済犯(知能犯)は、ジェントルな取り扱いをされるから、やさしく声をかけられる。根は悪人でなく、精神的に鍛えられてないのならば、つい正直に白状してしまうだろう。あるいは意地を張っていても「ポロリ」と喋ってしまうかもしれない。檻の中は、心理戦という名の戦場である。
2006年01月26日
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会社の女の子たちと世間話をしているときに、好みの男性はどんなタイプかと尋ねられた。最近、どうも姉御扱いされているようで、いろんな質問をされては何かの参考にされているようである。参考にならないと思うんだけれど...。後輩の女の子のひとりに「やっぱり好みは、お金を持っている人ですか?」と質問されたので雅「男の時価総額には全く興味ナシ」と答えた。女の子「え~意外。株やってるんだったら、お金ってやっぱ大事だと思うんじゃないんですか」雅「いや、給料で十分だし。困っていないし。株は目的が違うから。お金は必要以上あっても意味はないと思う」人間の価値が「時価総額」とか「年収」とか、お金で判断する女性は、正直世の中にいるけれど、私はそういう人をとても貧しい人だと思う。そういう人は自分の価値を時価総額に求める男とでも付き合えばいい。私はそんなものに固執しない。相手にぶら下がって、養ってもらおうという発想がない。自分のメシの種は自分で稼ぐ。それが動物の基本ルールだと思っている。というようなことを説明した。女の子「だったら、どんな人が好みなんですか~?」雅「ん。私は酒と美味いものが好きだから、それを邪魔したり贅沢だって言わない人。自分の金で食べに行くから、それに対してぶつぶつ言わない人」女の子「他には?顔とか年齢とかは?」雅「別に外見の美醜は気にしない。年齢も気にならないよ。尊敬する部分があればいい。そういう相手なら、自分がイライラしているときにくだらないこと言われて(私が)逆ギレして、ケンカになる、ってことはないと思うから」女の子「浮気とかされたら?」雅「私に気づかれないでするんなら自由にしてもいいよ。そもそも浮気がばれるというのは、相手に対する気遣いがないから起きる現象でしょ。でも、1回だけは浮気を見つけても許してあげる。そのかわり、2回目を見つけたら即座に別れるかな。絶対に許さない」女の子「何で1回なんですか?」雅「テニスのダブルフォルトと同じだよ。1回ならミスはあるけれど、2回続けて行ったら、やっぱりアドバンテージはもらわないといけない、って思う。恋愛において、ダブルフォルトは致命傷だよ。2度やったらきっと3度目もあるだろうし。もう信用できない」といったら「なるほどね~。やっぱり姉御は格言がある~。それ、いただきます♪今度から彼にそういいます♪怖がって、絶対浮気しなさそうだもの^^」という返事が返ってきました。もうひとりの子からは、「男気ある~男だったら付き合いたい」と言われました。泣くな・・・ いつものことさ・・・_| ̄|○ _| ̄|○女性には、何故かモテるのですが、どうも支持のされ方が違う(汗)私って、そんなに変わっていますか?(^^;<お酒メモ>紹興酒(花彫) 1/2本グレンリベット12Y(ホットのストレート・クローバーを入れたもの)2つマッカラン18Y ストレート 2つ
2006年01月25日
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毎日かかさずここに書き込みを始めてから、もうすぐ500日になろうとしている。あと10日くらいかな。少しずつ、古い友達や私のことを知っている人がここを見つけて訪れるようになってきているから、自由奔放に書くことに抵抗を覚える。でも、何だかここは私の書庫みたいな気分なのだ。頭の中にある自分の正直な感想をストックする部分。だから馬鹿正直に心情を綴るのだけれど。ここを読まれるくらいなら自分の裸を見せたほうがまだマシだ。このブログを見られるのは、やっぱりすごく恥ずかしい。というわけで、あんまり見ないでください(笑)と、書いておきながら、また人に知られたくないことを書いてしまうんだけれど(苦笑)。私は何かをじーっと観察するのが好きである。仕事で人と会っているときも、酒を呑んでいる相手の姿も、高原で羊を眺めているときも、いつも対象物をじーっと見てしまう。人だけでも、年に少なくとも500人以上には会っているようで、思い出すだけでもいろんな方がいた。そうすると細かな癖とか、しぐさとか、喋り方とか、表情とか。物の受け取り方、話の聞き方・・・そういう振る舞いでだいたい「こういう人なのかな」って判断ができるようになる。時には勘違いもあるとは思うのだが、だいたいはなんとなくちゃんと捉えられていると思う。小さい頃は、よく紫煙にくゆる、酔った大人たちの顔を見て、ご飯を食べていた。父親がお酒なしでは生きていけない人だから、週のほとんどは居酒屋に連れて行かれた。週末は大勢の酔っ払いたちが家に来た。酒乱の人が多かった。酔った大人たちに殴られないように、いじめられないように、静かにその場所から早く脱出したい。そう思って、いつも大人たちを見ていた。会社の愚痴、取引先の悪口、政治経済の話、組合の話、保険金や住宅ローンの話・・・おおよそ一桁の歳の子どもがご飯を食べながら聴く話じゃなかった。耳をそばだてながら、大人たちの表情をじっとみながら、こっそりと自分の部屋へ舞い戻るタイミングをいつも伺っていた。自分の中ではしんどい思い出だけれど、図らずもそれが今、少し役に立っている。だから「よかったのかな」なんて思うこともある。だから別に直で会わなくとも、ネットの動画とか、アップされている写真とか文章、そういったものでどんな人かという判断がつくことが多い。正直に言えば、インターネットで会社情報を探すとき、企業IRのページの社長メッセージや経営者の顔を見て、正直なんとなくわかることもある。それは、私が生まれてきてから、ずっと人を観察していた賜物なのだと思う。どうしたらうまく相手と距離を保てるのか。どうやったら人と上手にコミュニケーションがとれるのか。いつも悩んでいたから、人を観察していた。不器用だから、今も苦労するのだけれど。アイルランドに行ったとき、山の中腹で羊に出会った。群れからはぐれた、顔の黒い羊だった。顔の白い羊の傍に行こうとすると、顔の黒い羊は怒鳴られてどつかれるので、またちょっと離れたところまで逃げる。そうして、やっぱり顔の白い羊たちの群れのほうを眺めていた。とても寂しそうだった。そんな黒い羊と目が合った。近づこうとすると、私の歩むスピードと同じ速さで、同じ間合いを取ろうとする。そして、こっちをじーっと見ている。私は動くのを止めて、その羊と向き合った。私たちは、ずっと見つめ合っていた。しばらくして気づいた。群れに交じることのできないこの「はぐれ羊」はなかなか人の輪に入れない私と同じなのだ、と。そう思ったとき、黒い羊が「めぇ」と鳴いた。
2006年01月24日
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このブログの「フリーページリスト」という欄に、しばらく前から「私が愛している男」という項を設けています。これは、要は「投資方針」を書いたページです。でも、これは「私のエトス」でもあります。私は「信用」を重んじます。人間関係や社会は、全て「信用」でなりたっているからです。だから、その関係そのものを揺るがすような「嘘」、とりわけ自分の都合でつく「嘘」に対しては、強い怒りを覚えることがあります。どんな仕事でも、嘘をついたり、サバを読んだりというのは時にはあるでしょうが、本当に切迫しているときには、私は正直に自分のカード(状態)を見せることにしています。嘘をつくほど器用じゃないことを、自分でも自覚しているからです。相手を信頼しているからこそ、仕事なり、関係なりが構築できるのであって、本当に信用できない人とは二度と会いたくありません。私は、そういう意味で「融通の利かない」、まだ子どもなのでしょう。今、日本では信用が揺らいでいると思います。この1週間を見ても、耐震構造偽装問題、ライブドアの粉飾、アメリカ産の牛肉輸入問題など、人々の信頼関係を裏切るニュースばかりが続きます。これは、国家間や企業のコンプライアンスの問題だけにはとどまらず、人々の心の内面にあるものが表層にでてきたものだと受け止めています。社会学的に言えば「メタファー」と呼ぶ状態です。翻って、身の回りの話をしたいと思います。先日お話した「マネックスでライブドアを買って不動産流動化を買った」知人は、結局、追証のお金を払い込んだそうです。でも、今相場が下がっているのは、こういう人がたくさんいるからなんでしょうね。みなさんは質屋さんに行ったことがありますか?あるいは金券ショップでもいい。お金を質屋や金券ショップで受け取るためには、担保となるもの、あるいは価値のあるものを質入(もしくは売却)しなければなりません。これらの店では担保となるものの価値を算定してもらい、それに見合った額を貸してもらう(あるいは受け取る)というシステムをとっています。質屋では、下値不安のない金額で質入を受け入れます。つまりそこに「この金額程度の価値がある」と質屋が認め、お金を貸すわけです。質入した人と質屋との間には、「担保価値がこれくらいある」という「信頼関係」が構築されたからこそ、取引が成立するのです。私は「担保」というのは、価値のあるものを差し出してこそ「担保」だと思います。それが株なら「下値不安のないもの」を本来供出するのが投資家としての「リスク管理」であり、最低限の「マナー」なのではないでしょうか。「暗黙の了解」と言い換えてもいいと思っています。そもそもライブドア株は「下値不安のない」「信頼ある」商品だったのでしょうか。会社の価値算定をしたとき、会社そのものの資産よりも堀江さんという「時代の寵児」のブランド料が、株価にかなり反映されていた商品だったのではないでしょうか。だからこそ「成長株」と呼ばれたのではないかと思います。成長株とは「経営者」と「組織構造」「ビジネスモデル」という、価値に算定しづらいものの要素が大きい株だと私は考えるのです。そのひとつでも、何かが欠ければ、価値が落ちてしまう不安定なものです。もしかしたらライブドア株はほぼ「紙くず」かもしれないことを承知で、株式市場というゲーム場の入場券代わりに買い、さらにそれを担保にして儲けようとしていた人がいたのではないでしょうか?自分では「担保価値」として認めていないのに、掛目があるからという理由だけで、確信犯でリスクを犯して金儲けに走った人はいないですか?もちろん、ライブドアは会社として掛目分の価値はちゃんとあったよ、という人もいるでしょう。そういう人にとっては不幸なことだと思います。でも、ライブドア株を持っている人で金さえ儲かれば...という考えをする割合が多かったから、今回こういった形で相場が崩れちゃったのかもしれないな、そんな風に思います。株にせよ、ものにせよ、人からお金を借りるときの「担保」は下値不安のないものを供するべきです。特に株の場合は「信用」取引っていうくらいですから。マネックスの掛目変更の一件を「ゆるさない」とか「投資家保護の軽視」と仰る投資家さんもいらっしゃいますが、視点が偏りすぎてはいませんか。自分のやり方に適合する、都合のいいルールを最大限に解釈する、ちょっと奢った気持ちが心にありませんか? 賢明ならば、投資家保護を叫ぶ前に、まず、そういう株を担保にした、投資家の考えの甘さや、未熟な自己管理をまず考えるべきではないでしょうか。だから私は「確信犯」で、やっていた人まで保護せよ、とは思いません。自分の余力以上のリスクを冒し、ライブドア株を担保に差し出した前提で、相手(証券会社)の「信頼」を裏切っているからです。働いていて、いつも思うのですが、信頼関係は、経済活動を行うための基本です。それをないがしろにする風潮が蔓延し、そう思う人が増えたら、日本経済はおかしくなっていくと思います。もしかしたら、私の考え方がおかしいのかもしれませんが。いろいろ反論もあるでしょうが、漠然とそんな風に感じました。<久しぶりのお酒メモ>心の綺麗な人たちと、楽しい酒を呑んできました。素敵な快気祝いです。アイリッシュパブにて。ギネス 生 パイント2つキルケニー 生 パイント1つみなさん、一緒に呑んでくれて、ありがとう。
2006年01月23日
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わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪明日からお酒解禁だ~~。というわけで、来週いくつかお酒を呑む予定を入れている。主幹事は私なので、今からどこを予約しようか悩んでいる。やっぱギネスかなー。やっぱ日本酒かなー。肌が乾燥しているから、日本酒がいいかしら、とも思う。乾燥肌の人は、1日おきくらいに日本酒を1合ほど呑むのをお勧めします。なぜなら、日本酒を体内に取り入れることによって肌の乾燥を防ぐ「セラミド」を増やす作用があるからです。臨床実験では1.5合を摂取すると、呑まない人に比べて、肌の水分保持率が約1.3倍に高まるというデータがあるそうです。日本酒が苦手な人は、熱燗にするといいです。風味や香りは冷(ひや)に比べて変わってしまいますが、加熱することで適度にアルコールを飛ばしてしまうので、酔いも醒めも早い。というわけで、2日酔いの確率も減りますし、身体も温まります。だから熱燗にするときは、本醸造などのアルコール添加した酒のほうがバリューです。悪いアルコールが入っていても、熱で飛んでしまうため、酒本来のしっかりした味わいだけが残るのです。でも、熱燗だったらどんな酒でもいいよ、と蔵元たちが言っているわけではありません。ちゃんと「燗酒」を追求している蔵もたくさんあります。そのなかのひとつで、私がコレクションとして今、揃えたいのが黒龍酒造の「燗(かん)たのし」以前試飲会で呑んだ酒ですが、ぬる燗、熱燗にしても風味絶佳。大変贅沢なお酒です。しかもおとり寄せすると、外溜内朱山中塗りの入れ物もついてくるということなので、欲しくてたまらない。味由(よ)し、容美(かたちよ)し、の逸品です(^o^)/私は、殿方を含め、人と「お付き合いする」ということを常々「お互いの時間を、できるだけ長く共有すること」と定義して憚りませんが、このお酒とはぜひ「お付き合い」したいものです^^できれば、気の置けない人たちと「お付き合い」しながら呑みたいです。話はそれますが、日本酒は今、絶滅の危機です。喪われつつある伝統文化のひとつでもあります。だから見つけたときにすぐに手に入れないと、もうそのお酒には出会えない可能性がある。次に出会ったときには味もラベルも変わっているかもしれない。普段家でお酒を呑まないので、冷蔵庫には入手したお酒がパンパンに入っていますが、これもすぐに手に入れるつもりです。株と同じで、常に注意を払っていなければ、手の届かないことになる可能性がある。また、人間と一緒で、時間とともに(風味も、見た目も)変わっていってしまうお酒です。「刹那」の面がとても大きいのです。日本酒も、人も一期一会の存在なのです。だから、私はどっちも大切にしたいと考えています^^自分が選んで入手したお酒を、好きな人たちと呑む。そういう時間を長くもつのが、自分の「愉しみ」です^^
2006年01月22日
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朝、起きたら一面の銀世界だった。私は雪国の生まれで、生まれた日も大雪だった。息苦しかった産道を抜けて、初めて自分で息を吸ってから、大声を出して息を吐いたときの気持ちよさを思い出す(私は、生まれたときの記憶が残っている、というか正確には死にかけたときに思い出したのだが)。この世界に来られてよかったな、って思ったのが、最初の感情だった。しばらくの間、母親と病院にいて、降り止まない雪を窓越しに見ていた。目も見えないはずなのに、曇った窓を誰かが手で拭いた部分から見える外の景色が記憶に焼きついている。不思議だ。幸せだった瞬間を思い出す。だから私は雪の日が大好きだ。今日くらいは投資の話を書くのは止めにしようかと思ったのだけれど、あんまり相場がいいほうに行くような気がしないし、今巷で話題になっている銘柄のことで、どうしても自分の意見をひとことだけでも述べたほうがいいと思ったから書きます。土日があるから、買いを検討している人はゆっくり考えてみてください。私は四季報で投資対象を探すときに、「監査法人」の名前をよく見るのですが、最近バリュー界で人気の「ジェイ・ブリッジ」(9318)という会社があります。四季報でここの監査法人を見ればすぐ社名がわかるはずですが、私はここが監査だと買いません。同社は過去に「丸石自転車」を手がけており、現在は「エス・サイエンス」(5721)など数社を扱っています。以上に挙げた2社は、過去に仕手その他で「問題」があった企業です。「問題」が挙がる会社を手がけることが多い監査法人を採用している銘柄は、はじめから投資対象外とすべきです。もし、決算書の数字そのものに「嘘」があって「割安」だったら、スクリーニングでひっかかるし、それに提灯がつけば、株価はあがるはずです。しかし、そのカラクリが綻びを見せれば、結果は悲惨なものです。前提条件となる数字がおかしかったら、決算書を読む意味はありません。決算書を見るのは疲れます。3700社すべてはとてもじゃないけれど見られません。怪しい会社ははじめから除外すれば、無駄な労力をかけずにリスクを軽減できるのです。決算書を見る前提条件として、まず「監査法人」がどこなのか確認することをおすすめします。決算書以外の情報も、やっぱり大切だと思う昨今です。
2006年01月21日
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「プルルルルル」と電話がなり、出てみたら母だった。株をはじめてからというもの、とかく頻繁に電話がかかってくる。「雅、水曜日、株買ってくれた?」と母。水曜日はライブドアの問題で東証が後場の途中から取引停止した日である。雅「ううん、買ってないよ。拾おうとは思ったけれど、母さんが怖がるかと思ったから。様子見にした」母「どうして拾わないの?絶好の買い場だと思ったのに~~」(少し怒っている)雅「何で買い場だと思ったの?」母「だって、ライブドアが悪いだけなのに、悪くない大きな会社の株も安くなったんでしょ。私のポートフォリオはシャープとメガチップスでしょ。こんなことでシャープは潰れないだろうし、メガチップスがライブドアに関わりある会社だとしても、たかが数十万円ふっとぶだけでしょ。大したことないわよ。みんな不安になって売っているだけでしょ。それに、もしこの問題で日本経済や株式市場がおかしくなったら、みんな破産するんだから円持っていても意味ないじゃない。だったらトヨタとかそういう有名企業の株をお腹いっぱい買ったほうがいいに決まっているじゃない」雅「・・・・・・・・・(呆然)」_| ̄|○太字部分は、(破産うんぬんは正しい表現ではありませんが)私が、日経平均7000円台の時に全力で買っていたときの科白とそっくりです。この言葉を聞いて、「私はこの人の子どもだ」と再認識しました(^^;間違いない(汗)数ヶ月前まで「株はギャンブルだ」と言っていた母親の科白とは思えません。未だに「メガチップスって何の会社かまだわからない」と言っている人の科白とも思えません。でも何となく思うのです。母って、定年で会社をやめたらいい専業投資家になるかもしれない、と。老眼が入っている母は最近「大判四季報」を買って、添付の小冊子で指標の読み方を自分で勉強しています。そして、ネットのやり方がわからないので毎日、新聞で株価をチェックしているそうです。こつこつ勉強する母の姿を想像すると、何故かいとおしい気持ちになるのです。
2006年01月20日
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大好きなたこ焼きを、朝ご飯として15個ほど、食べてみた。う~苦しい(><)さて、今年は20年ぶりくらいの寒い冬なのだという。どうりでダウンジャケットを着ていても、寒いわけである。長らく崩していた私の体調も漸くよくなりはじめた。というわけで、昨日、リハビリを兼ねて、久しぶりに買い物に出かけた。普段は遅くまで仕事をしていることが多いので、主婦が買い物に行く時間にスーパーやら魚屋に行くのは新鮮である。まだ歩くのはゆっくりだが、何とか商店街まで着いた。各店を回ってみて驚いたのは「魚が大量に売れ残っている」こと。その代わりおでん種やら肉は結構売れていた。おそらく寒いので、皆、身体を冷やす刺身は敬遠しているのだろう。また、手がひんやりする魚を調理するのも面倒だから、肉やら出来合いから買っていくのではないかと思った。というわけで、魚のコーナーは「半額」のオンパレード(^^)賞味期限切れでなくとも、ガンガン半額になっている!昨日の東京株式市場と同じである(^o^)大好きな「赤なまこ」「いわし」まで半額だった。東京で赤なまこが100グラム200円。こんなことはめったにない。ご機嫌さんで、その場にあったなまこをすべて購入。他にもお魚を大量に購入。(なまこは赤青あわせて800グラムも買った^^)下ごしらえをした後、会社へとむかった。会社では、市場の混乱をニュースで伝えていたせいか、隣の部署の人までもが株のことを質問しに来た。何でライブドアが売買停止で、東証がストップしてしまったのか、という解説を何度も求められた。ひとつひとつ丁寧に答えたのだが、尋ねてきた人は異口同音に「やっぱり株はギャンブルですね。はじめようと思ったけれど、怖いからやっぱりやめよう」と言う。可愛い女の子の後輩にだけは、こう答えた。「やるんだったら今だよ。みんなが避けているときに買わなきゃ儲からない。よい会社を調べて、じっくり持つ気構えだったら怖くないよ」商店街でも株式市場でも、お買い物は「みんなが嫌がるときに買う」のが一番ですね(^^)/
2006年01月19日
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ライブドアの一件で下げが続いている。みんながこの話題に触れているときに、同じテーマで語るのはあんまり好きではないのだけれど。ライブドアを担保に不動産流動化を買い漁っていた知人から「泣き」の連絡が入って考え込んでしまった。マネックスでやっていたので、もう「当たり」としかいいようのない状態だった。SPA!を読んでいらした方がいらっしゃったら、申し上げるのですが、私は別にブログウォッチャーでも何でもありません。ただの一個人投資家です。少しだけ人よりお酒が好きで、投資家さんと呑む機会が多いだけです。ブログを(だいたい)拝見していたのは、ROM専を3年程度やっていたことから、経験的にブログで人の心の状態が何となく把握できるような気がするためです。それをSPA!さんでは冠として「ブログウォッチャー」という表現をしたのだと思います(だから誤植ではない)。最近「パクリ」でパフォーマンスを上げている人たちや、信用取引のリスクも知らないでハイレバレッジをかけている人たちを散見していました。たいていは、人づてに聞く、あるいはネットに書いてあるやり方や銘柄を真似して、短期的にお金を殖やしていらっしゃいました。今、このブログにいらしている方にお伝えしたいのは「今、あなたが慕っていたサイトや人の顔を見てごらん」ということです。下げはたった2日です。まだ続くかもしれませんが。でも、この2日間で、威勢のよいことを言っていた投資家サイトの発言の強弱を、よく見直してみてください。中には発言をやめているサイトもあります。自分のことで手一杯だからかもしれませんし、どうしてよいのかわからないのかもしれません。でも、私がそういうサイトの管理人だったら、自分の「羊」たちを先導してきた「事実」があるのだから、定期更新日でなくとも、自分の意見を述べる義務があると考えます。今、貴方の慕っていた人の姿を見ることで、その人の「素顔」が見えるのだと思います。パクるんなら、こういうときに相手の姿かたちくらい、チェックしてください。ちなみに、私のポートフォリオは昨日4%程度、今日は10%程度、計15%弱ぐらいの減少を予想しています。でも、ロスカットする銘柄はありません。売る必要のない銘柄たちなので、むしろ現金がもっとあったら買い増ししたいくらいです。主力銘柄に関しては、真剣に検討しています^^(といって後場に買っているかもしれない)強含みしていた含み益が、少し減っただけですから。話がそれました。こんな状態でも、きちんと自分のスタンスを発言されている方もいらっしゃいます。マザーズに加え、不動産流動化やM&A関連も大きく値を下げています。しかし、不動産関係の雄であるDAIBOUCHOUさんは、資産をいくばくか吹っ飛ばしているご様子ですが、冷静に、きちんとご自身のスタンスを発言しています。こういう人こそ、「自立している投資家」なのだと思います。本日、個人投資家が信用買いを大きく行っていた人気セクターが、このまま大きく下げて引けば、多分、下げスパイラルがはじまるでしょう。1日のS安だったら耐えられますが、2日連続というのは人の心の不安をもたげます。私はソニーショックの時に、ソニーを主力で建てていて、そういう思いをしました。翌日も今日みたいなことが続くようであれば、多くの人は恐怖に支配されるんだと思います。本当にその銘柄を信じられるのなら、持っていてください。信じられる銘柄なら、山の中腹にある「谷」にすぎません。判らなくて、持つのなら、今投げたほうがいいと思います。少し前に申し上げた言葉を今一度、述べます。株価が数年先の需給まで織り込んでいるときは、その数年先の需給が会社予想通り「あるていど確実に見込める」ことを確かめなければならない。それが確信できないときは売ったほうがいいと思う。感情として表現するならば「こんなに騰がりすぎて、いつまで騰がるかわからない。この株価はいくらになるんだろう」と思ったときが売り時である。
2006年01月18日
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デイトレしている人たちを、私は心から尊敬します。昨日のことですが、(投資を始めてから5~6年になりますが)初めてザラ場を1時間半くらいずーっと眺めたんですけれど。・・・騰がっても下がっても具合悪い(><)よく、ずーっと数字を見ていられるものだと感心します。私には専業デイトレは無理だと思いました。で、本題。株主優待とは、日本独特の文化である。海外ではこういった株主に対する「おまけ」をつける企業はそうない。自社製品を株主に「優待」として使用してもらい、その感想を尋ねるなどして、マーケティングとして活用していた企業もあったが、最近は個人投資家の激増で、そんな悠長なことを言ってられなくなったところもある。たとえばカゴメ。5年前は750mlペットボトルジュースが数本入った優待を送ってきてくれていたが、近年は紙パックのジュースをたくさん送ってくるようになった。量で比べると、こちらのほうが原価は安くなるからだ。総重量も軽くなった。個人株主の激増で、配送コストも、商品コストもかさんでいるのがうかがえる。調べてみると、2001年9月に株主優待を導入した時点で8567人だった個人株主は、2005年3月時点で8万7088人。およそ10倍である。増えすぎだ。ここまで優待目当ての株主が増えてしまったら、優待にかかる費用だけでとんでもない額になるだろう。収益の圧迫要因にすらなっているかもしれない。というわけで、私は優待を持つ会社を進んで持つ気はない。株主優待目当てで株を買うなんてとんでもない。しかし、触媒として「株主優待銘柄」は無視できない。個人投資家が寄ってきて、株価上昇の一因になるからだ。そう思っていたのだが・・・昨年、ある投資家さんから株主優待をいただき、ここへ行って来た。猿投温泉というのだが、日本全国でも数少ない天然ラドン温泉で、「痛風」に効果があるという。かなり山奥にある温泉なのだが、お湯がすこぶる良かった。先日、写真の整理をしていて、この温泉郷の写真が目に止まった。そして、おもむろに優待を提供している企業の内容と株価をチェックした。う~ん・・・買える。買いたい。という訳で、ここ数日。優待目当てで一所懸命買ってみた・・・。ついでに、お見舞いの電話をくださった投資家さんたちに、「投資合宿を優待でやろうよ!!」と喧伝し、自分が買い集め中にも関わらず、買い煽り(´∀`)んで、ようやく手に入れた・・・。わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪投資で一番怖いのは「己」です。だって、自分の決めたルールをいとも簡単に破ろうとするのですから。泥棒よりも恐ろしい存在です。
2006年01月17日
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世界的に、水が不足しているという。温暖化などを含めて、天候がこの数十年で大きく変わっており、降雨地域が変わったこと、そして工業化が進み、この半世紀で水の需要が3倍も増えたため、水が足りなくなっているという話である。人口増加も、一役買っている。今、地球では約2秒に一人、子どもが生まれている。飲食に使う水だけでも、1日に3~4Lは必要だから、ものすごい勢いで水の消費量が増えているわけだ。また、人が増えるだけでなく、工業化されるエリアが増えれば増えるほど、(1~2人といった少数の)世帯数が増え、水洗トイレやお風呂などの水需要が増し、一人当たりの水の消費量も増加する。東京都心部でも、表土面積の減少で砂漠化が進んでいる。コンクリートで覆われた地面は、保水力がないために、乾燥するスピードが速いからである。15年前に比べて、12月の湿度は15%減少している。こんな話がある。女性の肌のための基礎化粧品には主に「しっとり」と「さっぱり」の2種類のタイプがある。以前は「さっぱり」の売れ行きが良かったのだが、年々「しっとり」のシェアが増し、ついには「しっとり」のほうがマスになったという。女性も文字通り「肌」で水不足を感じているのだ。中国も、砂漠化が進んでいる。例えばモンゴル。繊維の宝石と呼ばれているモンゴルカシミアの輸出が増えているが、このを生産量をふやして安く提供させるために、ユニクロなどは現地に技術指導・視察を行っている。確かにそれによって、生産高がアップしているのであるが、急激に増えたヤギが、表土と若い草を食べ、荒らし、砂漠面積が急激に増えている。北京も砂漠化が目に見えて迫っており、砂漠までの距離はとうとう50kmを切った。水がなくなったら、経済はまわらないし、人も生きてゆけない。だから日本はもっと水利用をきちんと考える必要がある。技術開発をし、日本自体の「保水力」を高めて、戦略的物資としてもっと有効利用するべきだと思う。例えば、身近なところだと、都心部の雨水をすべて下水に流すのではなく、もっと有効に水を使う手立てを考えなくてはいけない。そもそも日本では、降雨量に対して、有効利用されている水の量が少ない。世界平均では年間降雨量970ミリに対し、日本は1700~1800ミリと約1.8倍。インドネシアやフィリピン、ニュージーランドなどについで降水量が多い方に属する。きちんとためて、電力に変えるなり、循環利用のシステムを作ればいいのに、と思う。ちなみに、こんな面白いデータがある。1995年に比べて2005年の水ストレスが、世界各国でどれくらい増えるかという分布図があるのだが、「最大限利用可能な循環淡水資源量に対する取水量の比」で見ると、大きくストレスがかかってくるのが・中国湾岸~内陸中部・アメリカ全域(特に内陸部)・インド北西部~パキスタン・イラン・イラク・サウジアラビア・ヨルダン・イスラエル・シリア・ウクライナ・モルドバ・ルーマニアの黒海西側・モロッコ・アルジェリアの地中海側である。超大国アメリカとBRICSといわれる地域の中国、インド、紛争のメッカであるイスラエル周辺など、世界の要諦と考えられている地域でのストレスが高まるのだ。日本は、水をもっと大切にしなくてはいけない。
2006年01月16日
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【お知らせ】頭がぼーっとしていて、今日は何%とか、うまく計算ができないので、このブログのスタンスとは例外的に金額と銘柄をダイレクトに申し上げて書きます。あとで%とかに直して書くので、計算方法とかよかったらいろいろご指摘ください。病院から家に帰って横になっていたら、突然母が実家からやってきた。好物の金目鯛をビニール袋に入れたまま、裸で手に持って、山手線に揺られてきたらしい・・・(恥)病気なのをどこかで知って、駆けつけてきたらしい。私の家の台所で、母がお夕飯を作っていた。ダシやしょうゆの香りとかがふうわりただよってきて、実家にいるような気分になる。私が作る割り下と彼女の割り下は少し味が違うから、香りもちがうのだ。しょうゆベースの、ちょっと甘辛い味付け。それがおふくろの味。出来上がった金目鯛の煮つけと、のっぺ汁を母と一緒に食べた。食べ終わると母が言った。「あのね、100万円追加したんだけれど・・・見た?」株の追加資金を用意した、ということらしい。母の株式投資、通称「マザーファンド」をはじめてだいたい2カ月がたった。投資金額のサイズは当初200万円。200万円という金額は、株式投資をはじめるための種銭としては、割と普通のサイズだと思う。これを最低ライン年20%で運用、できれば株主優待もある銘柄で、というのが、母の要求だった。初めての投資というのは、やはり「誰でも知っている企業」をメインにしたほうが、よいと思う。頻繁に新聞やCMで見聞きし、身の回りのことに敏感になれるからだ。そうすると、必然的に大企業になる。大企業(※大型株のことが多い)というのは、流動性も大きいが、会社の規模が大きすぎて、利益の柱が何になるのを把握するのが難しい。しかし、全員参加型の今の相場ならば、面倒でもひとたびきちんと調べて、割安なものを見つけられれば、確実に大きなリターンを得られる。そこで、定性分析や、同業種との比較、オンリーワンのパテントなどの数、経営者分析をやった結果、大企業の割にはオーナー経営っぽいタイプのシャープを旗艦銘柄にした。シャープは値嵩株なので、必然的に200万円のサイズでは集中投資となる。タイミングよく買わねば、母の金はご破算になる。私にとっては、最初の最初が、もっともリスクをとるタイミングとなった。本来ならば、200万円で集中投資するにしても、50万円単元の株を2枚程度買わせて、あとは1~2銘柄を数十万円ずつというのが、安全域だと思う。すなわち主力:A株 100万円程度サブ:B株 30~40万円程度サブ:C株 30万円程度※キャッシュポジション30万円~40万円をおいておくというのが理想だと考える。しばらくやってみて、押し目を買うこともできるし、キャッシュポジション30万円~40万円があるから分散したければ、割と楽に移動できる。30万円以下の株というのは「低位株」と呼ばれる群で、安いがゆえに個人投資家が参入しやすい。つまり、値動きがよいのである。また個人投資家は「株主優待」が大好きである。低位株に株主優待がついた銘柄は、「カモネギ」(鴨が葱を背負っているおいしい)銘柄なのである。騰がるときには、ポンポン値上がっていくことが多い。最初は、定性分析をして、しっかりとした会社で「カモネギ」がいたら、ポートフォリオに組み込むべきである。さらに、その銘柄が「高配当」、つまり、配当利回りが高い場合は「カモネギ」が割り下まで背負って「食ってくれ」と叫んでいる状態と認識すべきである。こういう会社は、買わなくてはいけない。せめてサブ銘柄として、組み込まなくては損である。そういう銘柄にちかいものがちょっとだけあったので、組み込んでみた(メガチップス)。んで、11月時点の200万円のポートフォリオは以下のようになった。主力:シャープ(6753) 1000株@1666円サブ:メガチップス(6875) 100株@1234円キャッシュ 約20万円で、現在主力:シャープ(6753) 1000株@2095円 +25.7%サブ:メガチップス(6875) 100株@2630円 +113.1%キャッシュ 約20万円出だしがよかったので、何とかリターンが出来た。母は、喜んでいた。そこで追加資金がきたのだが、これをどう使うかが難しい。まだ、分散投資にするのは早いし、保有銘柄は騰がっていて買えないからだ。過去の経験から言えば、1000万円までは「集中投資」(3銘柄~4銘柄)で1000万円以上からは、分散にしてもよいと考えている。なぜなら、1000万円という金額は「勝ち組サラリーマン」といわれる人たちの年収分(↑私の大嫌いなネーミング>笑)に相当する額だからである。つまり、われわれ一般庶民にとっては、ご破算になったらショックを受ける金額。運用金額がこの金額になったら、雅のように「性根が小さい」人は、分散に切り替えたほうがいいと思います。とりあえず、母のアセットアロケーションを思案中です。人のお金は、本当に難しいですね。
2006年01月15日
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明け方でしたか・・・タクシーに乗り込み、「行きたい病院の手前」で降ろしてもらう。そこで携帯で「119」を呼び出す。こうすると、好きな病院に確実に入れます(^.^)タクシーで夜間外来しようとすると、断られることがあるからです。だから、救急車を用います。通常、救急車を呼び出した場合、電話をかけたところから「最も近い救急指定病院」に搬送されます。しかし、それが「ヤブ」医者だったら最悪です。というわけで、私はこういう裏技を使います。ちなみに、その時にかかるタクシー代は「医療費控除」の対象になりますから、ちゃんとレシートをとっておいてくださいね。のっけから話がそれてしまいましたが、「大丈夫」とは危なげなく、確かに安心できる状態を指します。最近では、会話の中で「心配しないでください」という、相手を気遣う意味に用いるので、あんまり本来の意味を考えることがありません。でも、今日ほど、この「大丈夫」という意味をかみしめた日はありません。目的の病院を訪れたものの、科をたらいまわしにされた挙句、結局最初にかかった病院へ戻ることになりました。血液検査が出ており、本人にその結果を告げたいという話だったからです。今日はたまたま呼吸器専門の先生がいらっしゃり、その方がおっしゃったことには「マイコプラズマ肺炎ですね」ということでした。自然気胸も「起こしていた」し、気管支炎も起こしている、マイコプラズマの炎症は「かなり前からあった」ということらしいのですが、「気胸はもう平気」で、「肺炎」も峠は越えている、と言われました。呼吸が浅くなったのは、肺炎が主因、だったそうです。「自力で治しちゃったんですね。肺炎もさほど進行していない。むしろ良くなってきている感じですよ。患者さん、かなり丈夫な体ですね」と褒められてしまいました(^^;今までもらった薬は、「身体をいじめるだけで、役に立っていない」ということで、みんな捨てられちゃいました。このとき、「大丈夫」という言葉がふと浮かびました。大きく「丈夫」であるから、大丈夫、っていうんだな、と実感したのです。やせ我慢でなく、「私は大丈夫ですよ」っていつも言えるようになりたいなぁ、と病院の廊下で、ふと考えました。マイコプラズマは人に感染するので、しばらくはお休みです。帰りがけに会社で仕事をして、日月の仕事は、先輩たちにおしつけてきました^^月曜日はゆっくり相場を眺めることができるかも♪神様のプレゼントですね^^
2006年01月14日
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呼吸を浅くしていないと胸が苦しいから、ゆっくり歩いて会社に向かった。自宅から最寄駅までの時間は、余裕を見て行ったのに、いつもの何倍もかかってしまい、結局乗りたい電車には乗れなかった。急ぐ人にはぶつかっちゃうし、立ち座りなどの動作もなかなかおぼつかない。いつもどおりに歩こうと思うと、息ができない。仕事の能率も落ちちゃって、何だか情けない。1ストロークで喋らなきゃいけない話が、息絶え絶え。3~4回息を吸ってようやく伝えることができる普段って、どんなスピードで動いていたのだろう。人の波が、ものすごくせっかちに見える。どうしてこの波のなかで生活できていたのか、信じられないくらい。健康でいるって、本当にありがたいことだな~って思う。私は多分とてつもなく仕事が好きなので、自分の体よりも仕事のほうを優先したくなる。他の人はバカバカしいことを言っていると思うかもしれないが、ほおっておけないのだ。でも、どうやらそんなこと言ってられなくなっちゃったみたい。メールやコメントでいろいろ温もりのあることを書いてくださって、みなさんありがとう。だから状態も考えてみた結果、病院へもういちど行こうと思っている。どうしてもひとつだけ仕事を片付けたいから、徹夜してでも今日やってしまって、そのまま病院へ行くことにしようと思う。・・・ん。でもどこの病院へいくのがベストか、まだ調べてないなぁ。困ったなぁ。
2006年01月13日
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昨日、「労働そのものが、喜びなのである。」と書いてみたはいいが…昨日から今日にかけて、だんだん肺の一箇所が痛むようになった。息を吸うたびに痛いし、身体を動かしても、痛むんです。ちょっと動ける状態になかったのだが、大企業の社長との大切な面会があったので、「根性がたりん!」と己に気合を入れ、文字どおり這っていった…。んで、その後、珍しく病院へ行ってみた(ToT)初めての病院での女医さんとの会話♪<その1>先生「あー熱があるわねー。体内に空気漏れてるわよー。絶対安静ね」雅「仕事があるんですけれど…だめですかね。来週半ばまで、大きな納期が2本あるんです」先生「だめ。でもあなたそう言っても働きそうだから、息できなくなったらいらっしゃい」→先生、その時は死んでしまいます(爆)<その2>雅「あの…呼吸に支障をきたすのは判るんですけれど、お風呂とか…あの、あのお酒、呑んでも大丈夫ですよね^^」先生「だめ。絶対だめ。これだけはだめ。じゃぁ、呑めないように、呑むと体がおかしくなる薬処方しておくからねっ!」→先生、私の心の動きを読んでいる…初対面なのにスゴーい^^会社に戻ったら、上司から「家に仕事を持ち帰ってやればOKなんだよね」とにっこりされた…(汗)……。……。……。_| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○うん、頑張るよ。絶対安静中に、「はじめてのデイトレ」をやってみようかという妄想が頭をよぎったけれど、どうやら(冗談でも性分でも、状態的にも)どの意味でもできそうにありません…。みなさん、働きすぎには注意してくださいね^^
2006年01月12日
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運用を始めて、自分の意識が変わったことが、最近とみに実感できる。正直言って、利益を積み重ねて給与収入を上げることは、私にとって二の次なのだ。私は、お金のために仕事をしているのではない。自分のライフワークとして仕事にプライドを持ってやっている。よいコンセプトをたて、商品を作り、売れるためにただ頑張りたいだけなのだ。商品を受け取った人や、製作者が喜ぶ顔がただ見たいだけなのだ。もちろん資本主義だから、会社につとめている身だから、所属している場所の利益を考えなくてはならない。だからある一定のラインは責任を持つし、より大きなリターンをどうしたら得られるか考える。でも、自分の利益はどうでもいいのだ。「うそつき」といわれるかもしれないが、みんながいい思いをすることができて、自分がそれに満足できれば、それでいい。自分の労働が、いくらになるのか、そのうちいくらペイされるのか、なんていうことは、本当にどうでも良くなった。労働そのものが、喜びなのである。運用をはじめて、働くこと自体が自分にもたらす「プラス面」を実感できるようになったのは、よいことだと感じている。自分が仕事や運用に時間を割くことが、数年前よりも格段に増えているけれど、それでも、今は幸せだと思う。運用を始めて、会社に縛られることがなくなって初めて、自分のやっている仕事そのもののよさを感じることができた。電車の中でサラリーマンの仕事の愚痴を聞くたびに、「運用してみたら人生変わるかもよ」と心のなかでつぶやいている昨今である。<お酒メモ> つ か ま っ た 。ギネス(瓶) 350ml 1本グレンリベット12Y ショット1つ、ホットで2つ:ウィキョウを浮かべて←咳止め
2006年01月11日
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「雅さん、顔が、ひょうたんみたいになっています」と友人に指摘された。「へ?今、なんていいました?」と、雅。「ですから『ひょうたん顔』って言ってるじゃないですか…ほっぺだけぷっくり膨れて、伊良部みたいになってますよ」と言われ、早速鏡を覗き込む。太ッテル―――( ゜∀゜)――そういえば、最近3日間で食べたものは、・軍鶏・フィッシュ&チップス・バイキング(シーフードドリアつき)・蟹さんがついた会席フルコース・鮨・手羽先の煮込み・ハッシュドビーフライスなどなど…お酒も1升くらい呑んでます。ビールも5L弱。太るわけだわー。よし、決めた!今年の目標(^o^)/痛風投資家にだけはならないぞ(><)しばらくは摂生します…。<お酒メモ>ビール(一番搾り)生中2つ投資家さんとサシ呑み。おでん種を10種類以上注文。ああ、太る…。<追伸>KENさん、「まぐろ」売っちゃったんですか?え? 売っちゃったの(涙)雅はまだまだのんびりホールドです^^ちなみに平均買い建て価格より67%の含み益でございます。
2006年01月10日
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ここ1年で株式投資を始めたかたの話でよく耳にする言葉が「買って含み益が出ているけれど、いつ売っていいかわからない」というもの。私は「売りたい値段で売ればいいじゃないか」と思う。私は、株の購入を決めたとき、まず欲しい数の1/2とか1/3の注文を入れる。打診買いというものだ。でも、打診買いをする前に、現在の株価と将来利益を織り込んだ適正株価というものを計算しておく。優待・高配当などの「下心」がある場合は+50%の値上がり益、それ以外は2倍以上になると踏んだ株しか買わない。もちろん、会社が期待値よりも早く利益成長するのなら、その適正株価の価格を上げていく。でも、きっちりその値段で機械的に売るんじゃなくて、会社の事業とか、ビジョンとかそういうものを鑑みて売買する。だから今は適正でも来年、再来年の収益を考えるとまだまだ持てると思ったら売らない。こうしてだんだん保有期間が長くなっていく。「××さんが推奨したから買いました」と言う人に限って「売る値段」(果実の刈り時)を考えていない。そしてそれは、株価が急激に上昇し、数年先の将来の利益まで織り込んで騰がっている株に手を出していることが間々ある。これは、調べてみてわかることである。株価が数年先の需給まで織り込んでいるときは、その数年先の需給が会社予想通り「あるていど確実に見込める」ことを確かめなければならない。それが確信できないときは売ったほうがいいと思う。感情として表現するならば「こんなに騰がりすぎて、いつまで騰がるかわからない。この株価はいくらになるんだろう」と思ったときが売り時である。ピークを迎えようとしている株は、最期、急激な上昇を見せるが、それは企業価値が高まっているからではない。「人の夢や期待が膨らみすぎている状態」なのである。それを、世間では「バブル」と形容するのだと思う。
2006年01月09日
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さる投資家さんたちと、温泉に行って酒を呑んできた。相場を数十年も経験している人たちの輪に混ぜていただくのは、とても光栄なこと。大変身に余る貴重な経験と「考え方」を教えていただいたと思う。本来ならば緊張してしかるべきなのに、ついつい「酒」と「肴」と「話」が面白くて、生意気なことを言っていた(汗)みなさま、ごめんなさい。宴が終わって、宿の温泉に浸かって考えたことは私は投資を「粋」にやりたい、ということだった。お金には「白いお金」と「黒いお金」の2つがあると思う。「良銭」と「悪銭」と言い換えてもいい。つまり手元にあるお金が何に依拠して積みあがっていくのか、ということを色で表現したわけだ。株式投資をやっている人の中には、「儲かったお金はお金に変わりないのだから、どんな手段で儲けたかは関係ない」とか「投資リターンの大きさがすべて」という意見もある。でも、私にはその考え方がどうも「気持ちが悪い」。人の不幸を期待することで騰がる銘柄や、利益率は高いけれど会社の業態としては応援できない会社があったとする。これらを保有してリターンを得たとしても、そのお金がなんだか「黒い」、つまり汚れたお金のような気がしてならない。「黒いお金」ばかりたくさん得ても、なんだか自分の身が穢れていくような気がするのだ。そうしてお金持ちになったとしても、私にとってそれは幸せなことでない。私は、「将来の人々の生活に必要になるであろうもの」「社会の役に立つもの」に、お金を投資して行きたい。その会社に投資することで、将来、みんながハッピーになる技術や商品、サービスを提供する会社に投資していきたい。そうして得た利益は「きれいなお金」、すなわち「白いお金」のような感覚がする。これを、自分の生活の最低限分だけ取っておいて、残りは社会的意義を果たすためにお金を必要とする人や、自分を温かく見守ってくれている周りの人に還元したいな、って思った。あと、現在、私は自分が目標とする金額に向かって運用している最中だが、目標金額に到達するまで、何が何でも出費を抑制するのではなく、必要なときは自分のできる範囲でお金を出していきたい。温泉宿で呑んだ投資家さんたちの生きかたを見て、聞いて、この人たちの何十分の1でもいいから、自分もそういうことができるようになりたい。露天風呂でそうやってずーっと考えていたら、ちょっとのぼせた(^^;<お酒メモ>土曜日ビール(大瓶)1/2本正雪 純米大吟醸 少し三井の寿 大吟醸 1合程度日曜日鮨屋で 新亀 秋あがり 1合 酸化していいかんじでこなれてた。
2006年01月08日
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31.ついでに好きな食べ物は何ですか お寿司。手羽先。フィッシュ&チップス32.これまでの痛い失敗談があったら、教えてください。酔ってトヨタ自動車全部「売り」を「買い」にしてしまい、約定。翌朝、支店長から「金振り込め」と電話がかかってきて、追証まがいの事態が発生。2日酔いで銀行のATMを駆け巡る。33.嬉しかった株主優待ってありますか?日本金銭機械の「グルメゆうぱっく」34.株主総会に出席したことはありますか? YES。35.お酒飲む方、好きなお酒は何ですか? 日本酒ウィスキー紹興酒ビール36.信用取引していますか?NO。37.オプション取引していますか?NO。38.ファンドマネージャーってやってみたい?NO。人様の金を扱うのは大変でしょう…。39.外貨FX取引をしていますか?NO。40.彼女や配偶者の理解を得られていますか? 彼女や配偶者欲しいです…。41.株で得た利益で買った高価な物があったら教えてください。値嵩株。42.専業投資家ですか? NO。43.42で「いいえ」と答えた方セミリタイアってしてみたいですか? YES。リタイヤして、好きな仕事だけ、お金に縛られず受ける。44.43で「はい」と答えた方。セミリタイアのための目標資産はいくらですか?50歳で3億、40歳なら4億。45. 好きな芸能人は誰ですか? ジョニー・デップ^^46.日本株だけでなく外国株をやっていますか? NO。47.銀河英雄伝説全10巻読んだことがある。銀英伝は「恋愛物語」です。48.マネー誌はよく買うほうですか?毎月どっからかもらって読んでます。49.マネー誌で好きな雑誌があれば教えてください。 なし。50.日経新聞を取ってますか?会社の日経をちら見しています。51.あなたの投資ルールがあれば、教えてください。長期で保有する。配当の高いものを狙う。新旧問わず「日本のお家芸」に投資する。株は「自分のオトコ」だと思ってつきあう。52. あまり人目を気にしないほうですか?YES。53. あまり流行とか気にしないほうですか? YES。54.四季報CD-ROMは使っていますか? 古いやつを使ってます。55.自分はちょっとオタクが入っている部分があるとおもう。 YES。投資オタク、羊オタク、酒オタク。56. 集中投資派・分散投資派どちらですか?分散投資です。57.資産バリュー株・割安成長株だったらどちらが好きですか?騰がるんだったらどっちもスキー。58.会社四季報・会社情報どちら派ですか?会社四季報59.格闘技系番組って好きですか? NO。血、嫌いなんです。60.株だけでなく買い物もバリューだ。買い物のほうがバリューです。大阪のおばちゃん並み(^.^)<その他の質問>Q.あなたにとって豊かさとは何ですか?「時間の長さと密度」「心を許せる人の多さ」Q.株式投資でお金が増えると、どんな気持ちになりますか?あんまり気にならないです。1日でぐわっと騰がると具合が悪くなります。<お酒メモ>名古屋バリュー投資家軍団来来。1名@通常の3倍我が家に宿泊(^^)/1軒目 いつもの軍鶏屋松備前 1合赤とんぼ 1合2軒目 いつものビールバーギネス生 2パイントベルビュークリーク 生 1パイントバスペールエール 生 1パイント家に帰ってふき味噌と。明鏡止水 純米吟醸 1合黒龍 火いら寿 2合大切なお友達と呑む・飲む・のむ^^ 楽しいみゃー
2006年01月07日
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しんさんの質問、答えるのにこんなに大変だと思いませんでした…とりあえず、半分だけ答えたのでアップします。1. まずはお名前(H.N)を教えてください雅(みやび)です。 2.差し支えなければ、年齢を教えてください差し支えあります。20代です。見た目は30代と言われます。……。_| ̄|○3.バリュー投資を始めたのはいつ頃ですか?3~4年前。最初自分がやっていたことが、バリュー投資だって知りませんでした。4.バリュー投資をはじめたきっかけを教えてください持ってた「まぐろ」(現在も保有中)がするする10%くらい騰がって何だこれは?と。配当もたっぷりくるし、何だこの株は?と思ったわけです。んで似たような株を探しました。 5.最初に買ったバリュー銘柄を教えてくださいですから「まぐろ」です^^6.尊敬している投資家っています?(国内海外問わず)さわかみあつとさんラリー・ウィリアムズはナイスガイ♪7.今まで読んだ投資本は何冊くらいですか?数10冊。哲学本はその10倍以上。投資には「政治」と「哲学」を学ぶ必要があると思います~。8.昨年読んだ本は全部で何冊くらいか教えてください。(投資本を含む全ジャンルOK)雑誌を含めると1000冊は超えます。9.人から変わり者だといわれたことがある?YES。10.団体行動は苦手だと感じる? YES。雅は、はぐれ羊だから。11.投資本の中で特に好きな愛読書・教科書はありますか?それは、何ですか?『不思議な少年』(マーク・トウェイン)12.年間平均どれくらいのパフォーマンスが目標ですか? 14%。頑張れる年で20%でいい。でも今年はもっと頑張る。 13.資産をどれくらいまで増やしたいですか?50歳までに3億円。40歳までなら4億円。 14.株っておもしろいとおもいますか? YES。生き物はみんなスキ。15.今まで買った中で、印象深いバリュー銘柄を教えてください。ですから「まぐろ」だってばー。2年持ってさらに買い増ししました。16.株式投資してることでモテたってことあります? NO。もてません。却ってマイナス要因。17.差し支えなかったら運用資産額を教えてください?8桁。 18.株関連のサイトかブログを運営していますか?YES。お酒のブログ「雅の日記」でたまに株のこと書いてます。19.投資家のオフ会にいったことがありますか?YES。今月もたっぷりあります♪20.タバコは吸いますか? NO。吸ってた頃が懐かしいねぇ。(既に時効を迎えた)21.これから株を始める人に、一言アドバイスをお願いします。株は自分の「オトコ」だと思って付き合ってください^^22.あなたにとって「株」とは?愛している「オトコ」23.競馬・競艇・パチンコ・宝くじ、やる? NO。全部しません。怖くて買えない。24.デイトレードしたことはありますか?NO。25.携帯電話で株の取引をしたことありますか? NO。操作の仕方がわからない。26.おすすめの証券会社があれば教えてください。 うー、とくになし。27.海外旅行で行きたい国はどこですか? アイルランド・愛蘭土・あいるらんど~。28.好きな株関係のインターネットサイトorブログは?(複数可) ひ・み・つ29.エマージングで気になる国を教えてください? インドとベトナム。ベトナムは鳥インフルがおさまってから。30.好きな業種は何ですか?電機機械、情報通信、運輸・海運業(続く)
2006年01月06日
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お酒呑みたいなーお酒呑みたいなー、あーお酒呑みたい。のっけから恐縮です、雅です。最近お酒を呑んでいないので、禁断症状が出ています。焼酎ブームに圧されて、日本酒の酒蔵は石高をどんどん減らしています。最近、蔵元たちは一所懸命改良して、大変美味しい日本酒を作っているのに、世の「日本酒」好きは口をそろえて「辛口の酒がいい」とか「やっぱ久保田はいいな~」とか「酒は八海山に限るね」と言う。雅は、そうは思いません。白ワインと見紛うばかりのフルーティな吟醸酒、米の味がしっかりしたふくよかな純米酒など、新しい日本酒がたくさん出てきています。有名ブランドになればなるほど、味を調えるためのアルコール添加ではなく、容量を増すための「添加」ばかりが増えていく傾向にあります。蔵元が努力しているからこそ「もっと日本酒を知って欲しい」と思います。という前置きはこれくらいにして。ならば、新しい日本酒にチャレンジするときには何に気をつけたらいいか、というのをいかにつらつら書いてみます。●米山田錦なら「はずれは少ない」です。お酒を造るために造られた山田錦は、生産管理が行き届いていて、毎年種苗を購入して農家は生産するといわれています。つまり品種の改変の可能性が少なく、一定の味を保つ可能性が高くなります。●蔵元の生産地名水といわれるところの傍の蔵元なら、使っている伏流水も美味い可能性が高い、です。●お酒のタイプ純米酒・純米吟醸・純米大吟醸は米・こうじを発酵させてできたアルコールを使ってつくった日本酒。そのため、その年の米の生育や気温によって味が変わってきます。吟醸酒・大吟醸・醸造酒は、あるていど「種」のお酒を造った後、最後にアルコールを添加して味を調える。ただ、その割合が異なってきます。悪酔いしたくない、その酒本来の「生」の味わいを試したいなら、「純米」とつくものを試すとよいと思います。もちろん、美容でお酒を選ぶのなら、「純米」と付いたものを選択してください。これらのことは酒瓶の後ろに書いてある「ラベル」に書かれています。酔う前にじーっとみて、新しいお酒をぜひ発掘してください^^まだ有名でない場合は値段もこなれていて割安です。つまり「安く、美味く」呑める♪株だけじゃなく、美味しいお酒も「発掘」しましょう(^^)/
2006年01月05日
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大発会だから前場の動きでも眺めるか、と思って起きたら…11時40分だった(ToT)寝坊介(ねぼすけ)投資家は、今年も健在です…。さて本題。禅の世界では、遊戯と書いて、「ゆげ」と読みます。古来は遊心(ゆけ)と呼ぶこともあったそうです。効率性を追求せず、見返りを求めず、心にまかせて自由自在に振る舞うという意味です。この言葉を思い出したのは、お坊さんであり、作家の玄侑宗久さんが、昨年12月29日の読売でこんなことを語っていたからです。「あまりにも強く因果律に縛られた効率重視の社会を越えるものの一つが『遊び』だろう。禅には『遊戯』という言葉がある。何かをして、それに見合った結果を後に期待するのではなく、今していることの中に楽しみを見いだし、人生の喜びに変えてしまおうという考え方だ」東洋思想では、人の心は身体と結びついているという考え方をします。乱暴に言えば、「心」と「体」が重層的に絡み合っている、ミルフィーユみたいな構造をイメージすればいいと思います。ミルフィーユもそうですが、クリームとウェハースをばらばらに食べても、美味しくないでしょう。きれいに分けたら、見た目には綺麗に食べられますが、何を食べたのか、本当はどんな味がするのかはわかりません。「心」は心、「体」は体と綺麗に識別して、単純にすればするほど、本来の「容」は喪われていきます。そしてその本質を感じ取ることもできません。つまり、論理や数字などに縛られ、つじつまを合わせることはできるが、それは非常に硬直した考えや思想をもたらすだけだということです。「心」がおいてきぼりになることで、却って自分の欲求や能力の可能性をさまたげることになるのです。自動車のクラッチは、「あそび」があるから事故を防止できる。あの動きがなかったら、世の中ではもっと悲惨な事故の件数が多いはずです。ちょっと周りを見渡してみると、最近世の中が窮屈だな、と感じています。仕事で数字に振り回される人、柔軟性のないシステム。自分さえよければいい、という考え方。「ま、いいか」と言って、その場を楽しむ。ともに笑う。日本社会にそんな「遊戯」を楽しむ人が減ってきている気がします。みなさん、「数字」や「お金」や「地位」に縛られず、もっと人生を楽しみましょう(^o^)/あ、そうそう、株式投資も「遊心」を持ってやっていたほうが、よい結果が出るような気がします。何となくそう思うだけですけれど、ね。
2006年01月04日
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素晴らしい投資家さんだと思う人たちは、変な言い方ですけれど、みな、きらきらしています。パフォーマンスは上げるけれど、ケチケチしていません。必要なことには労もお金も惜しみません。情報の出し惜しみもしません。もちろん、自慢も(そんなに)しません。心がまっすぐで、曇りがないから、「きらきら」している印象を受けます。敬愛してやまない御仁のうち、ファンドマネジャーをやっていらっしゃる方がいます。そのお方とは、4年前に初めてお会いしました。その時から、その方は、遠くにあるご自身の目標に向かって突き進んでいました。今も私は未熟ですが、出会った頃は、その方の目標が「何なのか」すら知ることなく、聞いた風な口をきいていました。今思い返しても、とても恥ずかしいです。お会いするたびに、投資について質問することがあるのですが、いつも彼は答えをすぐには出しません。逆に、私が持っている「投資に対する考え方」を尋ねてきます。私が投資をはじめたのは6年前。元本を30%減らしたあと、長期投資をする際にもっとも大切なのは経営者を分析することだと考えました。すなわち、「会社は経営者で決まる」と読んだのです。時価総額が小さく、流動性も悪く、配当利回りがそこそこあって、オーナー企業で利益が伸びてきている会社。…利益や株価が伸びれば流動性も増すと思っていましたので、平気でそういう会社を買い始めました。そういう観点から保有した会社は、その後騰がっていったのですが、だんだん目先の数字に振り回されるようになりました。四半期ベースで見える収益、決算発表で騰がっていく会社を選ぶという手法で買っていくタイプの投資家になっていたのです。利ざやを稼ぐには手堅いかもしれないけれど、気づかないうちに、自分がやっていることと、目指していたことと少しずつずれが出てきていたのです。最近、その方と何度か会う機会があり、話しているうちに、それに気づきました。私は、上昇相場で、いい気になっていたのです。その方は、多分それを見抜いていて、やんわりと諭してくれたのだと思います。「会社は経営者が創る」成長する会社をゆっくり持つために一番大切なことは、やっぱりこれなんだと思っています。というわけで、初心に返って、主力銘柄を新規にたてました。収益が出てくるまでにまだまだ時間がかかります。友人に、その会社のことでメールをいただいたときに、次のようなことを書いて返信しました。> もう少し直近で伸びなやんでいる理由を「伸び悩んでいる理由」ではないのです。これから伸びるために経営者たちが必死で模索しているだけの状態です。今買うと、この上昇相場にきっと塩を舐めて暮らすことになるだろうから、おすすめはできません。未来のことは誰にもわからないけれど、わからないその未来を、リスクをとって賭けてもいい。私にとってそういう会社です。破産覚悟で投資してます。そういう銘柄なのです。こんな風に書きました。尊敬する方がいつまで私に会ってくれるかなんてわからないけれど、その方から手っ取り早く「答え」を受動的に教えてもらおうなんてことは思いません。例えて言うなら、今、私は崖を上っている状態です。岩のどこに手足をかけて崖を上るべきかは、教えてくれません。私が尊敬するその方は、心底から厳しく、優しい人だと思います。
2006年01月03日
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儲かったお金は、社会に還元しないと「ばち」があたります。というわけで、親や兄弟、姪っ子などにお年玉をちょっと奮発してみました^^私なりに「奮発」なので、世間から見たら額は小さいかもしれません。それ以外には、突然やってきた親戚に、十年ぶりくらいに会ったのですけれど、観光案内をしながらお財布も持ってみました^^みんな、なんだか嬉しそうな顔をしていたので、私も嬉しくなりました。パーッと遣って、自分の気持ちも非常に晴れ晴れしました。貰うほうも、あげるほうも、両方ニコニコです。必要に応じた金の遣い方ができたのではないか、と思っています。お金も水も、流れていないと腐ります。人の縁をつなぐためにかかる出費を抑えすぎていると、自分に福はやってこないし、よい人間関係も紡げません。人は死ぬとき、墓場に金は持って行けません。たくさん貯めたとしても、死ぬまでに使い切らなければお金は澱み、遺された人の間で争いを生みます。最期まで持っていくことができるのは、記憶だけなのです。私は、そのために楽しい思い出を作るために金を遣いたいです。自分が生きていくのに必要以上のお金ができたら、世の中に還元したいです。私は贅沢に生きることが幸せな生活だと思っていません。人と比べて自分の富が大きいことを幸せの価値だと思っていません。こう考える私と時間を過ごし、笑い、楽しく食事する友がたくさんいることが私の幸せです。
2006年01月02日
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みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。ブログを始めて1年と少し経ちますが、インターネットの掲示板に書き込みをすることすら怖くて、ROM専を4年やっていた雅が、こうしてネット上に自分の「家」をもっていることに改めて驚くばかりです。いつも訪問いただいている皆様、本当にありがとうございます。縁あって、昨年は多くの人とこのブログを通じて、新しく知り合いになることができました。人間というのは「出逢い」によって、自分が大きく変わっていく生き物だと思います。周りにいる人が素晴らしい人であればあるほど、よい影響を受けて、自分も少しずつ良い方向に変われるのだと「信じて」います。自分の周囲を見渡すと、本当に自分が「恵まれた」状況にいることを実感します。周りの素敵な人たちに、置いていかれないよう、今年も自分を磨いていこうと思います^^さぁ、これから年賀状作らねば(汗)デザイン組むのもこれからです…。<お酒メモ>土曜日明鏡止水 平成17年11月産 大吟醸 3合くらい(親へのお年賀を結構呑みほす)日曜日(きょう)ヱビス黒 缶350ml
2006年01月01日
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