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2019.09.30
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第38話「権勢と犠牲」

蒙古(モウコ)のホルチン部にどちらの公主を嫁がせるのか。
頭を抱える乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)だったが、清の皇帝として家族の事情より朝廷を優先しなくてはならない。
嫻貴妃(カンキヒ)・烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)もホルチン部との関係を重視するなら最も信頼できる者を嫁がせるのが最善だと助言した。
弘暦は娘である固倫和敬(コリンワケイ)公主・璟瑟(ケイシツ)が適任だと分かっていたが、皇后が永琮(エイソウ)を失ったばかりで、娘と別れさせるのは忍びないという。
すると太監・李玉(リギョク)が皇后の弟・傅恒(フコウ)が来たことを伝えた。

皇太后は息のかかった大臣に次女・恒媞(コウテイ)の輿入れを反対させていた。
しかしこの数日、皇帝は自分を避けており、動向が分からない。

侍女・福珈(フクカ)はそれとなく嫻貴妃を勧めたが、皇太后は如懿に頭を下げるのは嫌だと拒む。
すると驚いたことに如懿が自ら訪ねてきた。

如懿は皇太后の憂いを払いたいと切り出した。
そこで大臣たちに長公主の輿入れを上奏させ、皇太后からも直接、皇帝に進言するよう勧める。
つまり娘を嫁がせた時の″利益″を皇太后が知っている、そう印象付けるのだ。
「皇太后側のあらゆる勢力を使い、皇太后が娘の輿入れを望んでいると思わせれば
 長公主は嫁がずに済むのです」
無論、皇太后も恒媞がホルチン部に嫁げば朝廷での立場が有利になることくらい分かっていた。
長女・恒娖(コウサク)をジュンガル部に嫁がせた時は職責のため母親の心を押し殺したが、今になって恒娖を思わぬ日はない。
もはや立場も職責など関係なく、母親として恒媞だけは手放したくなかった。
如懿は皇后ももちろん母としての思いで娘の輿入れに反対していると承知し、だからこそ先に娘を嫁がせると決めた者が娘を手元に残せるという。

「利益とはすなわち権勢か…
 あいじゃが権勢を狙えば富察(フチャ)氏一族が動揺し、皇后に圧力がかかる…
 皇后は富察氏の娘として一族の利益を重んじる…
 一族に娘の輿入れを迫られたら承知するしかない…」
皇太后は如懿の巧妙な策に感心し、思わず賢い女子だと漏らす。

「それだけか?皇后を恨んでいるのでは?」
「滅相もない」


老臣・張廷玉(チョウテイギョク)の進言もあり弘暦はついに娘の璟瑟を嫁がせると決心した。
しかしどうにも心が晴れず、せめて娘が喜んで嫁いでくれればと願う。
そこで如懿と純貴妃(ジュンキヒ)・蘇緑筠(ソリョクイン)に娘の説得を任せた。
如懿は気が進まなかったが、李玉から純貴妃には了解を得たと言われ、断れなくなってしまう。

その頃、琅嬅(ロウカ)は思いがけず傅恒から璟瑟を嫁がせるべきだと言われ、怒り心頭だった。
如懿が一計を案じたおかげで今や富察氏はこの大きな後ろ盾を鈕祜禄(ニオフル)氏に与えてはならないと躍起になっているらしい。
侍女・素練(ソレン)までが一族のことを考えるようなだめ、傅恒が重病の皇后の万一を考えたと教えた。
しかし琅嬅はやはり母として娘と離れたくないと涙に暮れる。
そこへ如懿が訪ねて来た。

如懿は皇帝から公主を説得するよう命じられたと報告した。
初耳だった琅嬅だったが、重要な決定の前には皇帝から相談を受けているので報告はいらないと見栄を張る。
「私は天下の母の手本として皇上と同様に国を第一に考えるわ
 璟瑟は嫡公主よ、清にすべてを捧げて当然です」
如懿は琅嬅が自分の前で弱みを見せられないことを利用し、見事に璟瑟を嫁がせるという言葉を引き出した。
すると琅嬅は悔し紛れに、如懿が皇帝の嫡福晋になり損ねたため、自分が病に倒れた隙を狙って出しゃばる気かと難癖をつける。
如懿は未だにそんな昔の話を記憶していたのかと驚き、執念は人を混乱させると諌めた。
「…私は大清国の国母よ、混乱したことなどないわ」
「皇上は皇后娘娘をよく理解されておられます、公主の輿入れに同意すると皇上はご存知でした
 天下の民のため、そして公主の将来のため、富察氏の栄華のために同意するはずと…」
「あなたの叔母君も同じことを考えていたはず、あなたを3阿哥や皇上に選ばせようと必死だったわ
 でも今は一族に有力者はいないようだけど…」
琅嬅に叔母のことを侮辱され、さすがに如懿の顔から笑顔が消えた。
「私には有力な身内も子供もおりません、皇后娘娘と違い福がないので…
 冷宮から戻れたのも奇跡ですし、気ままな暮らしで満足です
 身内に迫られ、意に反することをせずに済む…子供との悲しい別れもないわ」
すると琅嬅は激情に駆られ、思わず机を叩いて声を荒げた。
「いい気にならないで!皇上の命令を果たすといいわ!」
どうやら2人の舌戦に決着がついたようだ。
「公主の門出を見届ける日まで何とぞお大事に、では失礼いたします」
如懿が下がると琅嬅は激しく咳き込み、素練が差し出した茶に八つ当たりした。

如懿は蘇緑筠と一緒に璟瑟の寝殿を訪ねた。
しかし日頃から妃嬪たちを妾と蔑んでいる璟瑟が2人の話に耳を貸すはずもない。
蘇緑筠は穏やかに皇帝の命で来年の3月に公主がホルチン部へ嫁ぐと教えたが、璟瑟は嫌だと言った。
優しく諭しても嫁がないとの一点張り、困り果てた蘇緑筠は如懿に目配せする。
そこで如懿は公主なら天下のために尽くすべきだと切り出し、この輿入れこそが母親への孝行になると教えた。
「7阿哥が亡くなり皇后娘娘の頼りは公主ただ1人、皇后の座を確かにするには後ろ盾が必要よ
 公主がホルチン部に嫁げばそれが手に入る」
如懿の言葉で璟瑟の表情が一変した。
蘇緑筠は言い過ぎではないかと心配したが、如懿は親の苦しい胸の内が分かっていないと手厳しい。
「皇上が国を安定させるためには必要なことなの
 皇后娘娘は天下の母の手本なのに公主は天下のわがまま娘ね、己の責務も果たさないで
 身分が卑しい奴婢でさえ自分の職責を果たすわ」


璟瑟は母に助けを求めたが、かえってホルチン部との姻戚がいかに重要かを説かれ、富察一族にとって大きな助けになると説得された。
璟瑟はついに覚悟を決め、清と富察氏の栄華のために命令に従うと告げる。
しかし琅嬅は娘を手放す辛さに耐えかね、再び倒れてしまう。
一方、弘暦もまた璟瑟を遠方に嫁がせなければならない現実に苦悩していた。
璟瑟が生まれる前、琅嬅の最初の娘が夭折(ヨウセツ)し、哲妃(テツヒ)も難産の末、第2公主と共に亡くなっている。
弘暦は長い間、ひとり娘だった璟瑟を溺愛し、ついつい甘やかしてきたと分かっていた。
すると如懿は都に公主府を建て、しばしば里帰りさせれば寂しさも和らぐと進言する。
「…そうするしかない」
弘暦は大きくため息をつき、今は璟瑟が生涯、幸せに暮らすことを願うだけだと言った。

皇太后のもとに聖旨が届いた。
固倫和敬公主はホルチン部へ輿入れ、また恒媞(コウテイ)は柔淑(ジュウシュク)長公主に封じられ、理藩(リハン)院侍郎・宗正(ソウセイ)に来年嫁がせるという。
皇太后は娘が都に嫁げばいつでも会えると喜び、今回は如懿の功績が大きいことを認めた。

琅嬅の身体は予想以上に弱っていた。
侍医・斉汝(セイジョ)は皇后の病の原因は心にあると報告、病は治せても心は治せないとさじを投げる。
そこで弘暦は行幸を切り上げ、揺れが少ない水路での帰京を決めた。

皇帝一行の船は途中の港で一夜を過ごすことになった。
琅嬅は床を離れて皇帝を訪ねていたが、弘暦から無理をせず横になるよう勧められる。
弘暦は琅嬅が下がると、山東(サントウ)の巡撫(ジュンブ)が楽師を呼んだので嫻貴妃に聞かせてやれと李玉に命じた。

琅嬅は素練と蓮心(レンシン)に支えられ、桟橋を歩いた。
すると素練は月が見たいという皇后のため、侍医に診察を遅らせてもらうよう知らせに行く。
そこへちょうど如懿がやって来た。
「嫻貴妃…どこへ行くの?」
「皇上から楽師が来ていると…」
「(ギギギギ…)行きなさい」
琅嬅は激しい嫉妬にかられ、頭に血が上ってよろめいた。
心配した蓮心は船に戻るよう促したが、琅嬅はまだ外にいたいという。
その様子を密かに玫嬪(マイヒン)・白蕊姫(ハクズイキ)が見ていた。
すると蓮心が皇后のために薬を取りに戻り、琅嬅が桟橋で独りきりになる。
そこで白蕊姫はすぐ近くに停泊している船に乗り込んだ。

船では蘇緑筠と愉(ユ)妃・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が談笑していた。
そこへ白蕊姫が加わり、3人の楽しげな声は外にいる琅嬅の耳にも届く。
「ご存知かしら?東巡に発つ前、欽天監(キンテンカン)が言ったそうよ?
 ″離宮に客星が見える、皇后に災いが降りかかるやも″と…まさに大当たりね!
 皇后が病に倒れたのは星回りのせいよ」
白蕊姫は聞こえよがしに言った。
驚いた琅嬅は船に近づくと、今度は白蕊姫が第7皇子が亡くなったのは因果応報だと話している。
「子供が死んだのは母親の悪行の報いよ!
 2阿哥も7阿哥も元気だったのに突然、亡くなるなんて~」
琅嬅は愕然となった。

「因果応報?悪行の報いが我が子に?
 私のせいで永璉(エイレン)と永琮が死んだというの?」
琅嬅は恐ろしさのあまり急いで自分の船に戻ることにした。
しかし細工された渡り板で足を滑らせ、川に転落してしまう。

薬を取りに戻っていた蓮心はちょうど皇后が落ちるところを見た。
しかし付近に誰もいないことを確認し、そのまま見捨ててしまう。
一方、蘇緑筠は水音がすると気づいて様子を見に行こうとしたが、白蕊姫は寒からと言って制止した。
海蘭も人が落ちたなら助けを呼ぶはずだと言ったが、その時、皇后が川に落ちたと叫ぶ声が聞こえて来る。
真っ先に川に飛び込んで皇后を助けたのは御前侍衛・凌雲徹(リョウウンテツ)だった。

凌雲徹は今回の功績により末位の藍翎(ランレイ)侍衛から三等侍衛に昇格した。
しかし琅嬅は全て水を吐き出したものの、極度の興奮と心身疲労により、痰濁(タンダク)が心を覆っているという。
意識は朦朧とし、何でもうわ言で″因果応報″と口走っているとか…。
斉侍医の話では皇后の命の火が消えかかり、最期が近いという。

つづく





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最終更新日  2019.10.01 11:04:55
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