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2020.02.29
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第38話「商機をつかめ」

呉(ゴ)家東院では家職・王世均(オウセイキン)たちが総出で周瑩(シュウエイ)たちを出迎えた。
あの王二虎(オウニコ)も今や立派な東院の一員となり、王家職の下で商売を習っている。
さらに驚いたことに釈放された韓三春(カンサンシュン)と千紅(センコウ)の姿があった。
2人は王世均の用意してくれた家に住み、護衛の仕事を任されているという。
こうしてひとしきり再会を喜んだ一同は屋敷へ入ることにしたが、周瑩はそこでやっと王世均の姿を見つけた。
王世均は元気な姿の周瑩を見て、またこっそり涙を拭っている。
「私の文は届いた?」

 また図爾丹(トゥーアルダン)が東院と取引すると聞き、以前の屋号を全部、登録し直しました」
「さすが抜かりないわね」
王世均は万事、順調だと伝え、夫人には中で待ってもらったと教えた。

一方、趙白石(チョウハクセキ)も役所で周瑩が無事に戻って来たと聞いた。
思わず馬を駈けて呉家東院へ駆けつけてみると、屋敷から賑やかな声が外まで漏れ聞こえる。
すると趙白石はふと冷静になり、結局、顔も見ずにそのまま引き返して行った。

その夜、周瑩は東院に呉蔚武(ゴイブ)夫妻と呉蔚全(ゴイゼン)夫妻を招き、迪化(ウイグル)の料理・羊の丸焼きを振る舞った。
同じ頃、迪化に残った沈星移(シンセイイ)は図爾丹との飲み比べに勝利し、約束通り商品を買い取ってもらうことになる。
ようやく任務を終えた沈星移、酔い冷ましに1人でふらふら中庭に出ると、花吹雪に気づいて思わず顔をほころばせた。

周瑩は久しぶりに酔っ払って別院へ帰った。
するとひとまず肩の荷が下りて気が緩んだのか、呉聘(ゴヘイ)の幻影が見える。

あの夜はこの石段に一緒に座って月をながめた…。

寝台に横になれば、すぐそこに愛しい人の顔がある…。
確かにここで蜜月を過ごした2人…。
しかし周瑩はふと1人だと気づき、急に酔いが覚めてしまう。
眠れなくなった周瑩は結局、起き出し、帳簿に目を通してそのまま朝を迎えた。


周瑩は久しぶりに三原教堂を訪ねた。
そこで英国人宣教師のジョゼフと再会、西洋の織物工房の様子を教えて欲しいと頼む。
ジョゼフは快く教会の中へ案内し、資料を探しに行った。
周瑩は再び世界地図を目にすると、呉聘と夢を語り合った時のことを思い出す。
するとジョゼフが西洋の織物工場の写真が載っている本を見せてくれた。
「この機械はどこで買えるの?」
「聞いておくよ」

上海では準備に長年かけていた機器織布局がついに操業を始めることになった。
布政使(フセイシ)となった趙白石は巡撫(ジュンブ)に肖朝徳(ショウチョウトク)を訪ね、陝西(センセイ)も上海を見習って西洋の織機を入れ、織布局を操業したいと提案する。
関中(カンチュウ)は綿花の生産量も多く、涇陽(ケイヨウ)は昔から綿布の商いの拠点、工場を作る条件は揃っていた。
しかし肖大人は反対し、西洋から武器の製造や兵の訓練技術を見習っても、日用品の製造まで真似るようでは国の士気が下がるという。
趙白石は洋布が国産の綿布を遥かにしのぐ手触りと美しさで価格も安いと訴えたが、かえって心象を悪くした。
「なおさら反対だ、洋布が広まれば地元の生産者はどうなる?
 暴動でも起きたら責任を問われるのは私だぞ?」
肖大人は2度とこの話はするなと言った。

呉家の六椽(ロクテン)庁の朝会、王世均は去年度の会計報告を行った。
経費を除いた綿布の利益は銀4万3,412両…。
呉蔚武も呉蔚全も予想以上の利益に喜び、これも周瑩のおかげだと称賛した。
しかし周瑩は今年は運が良かっただけと謙遜し、来年になれば迪化でも洋布が普及すると懸念する。
そこで呉家布業も洋布に乗り換えたいと訴えた。
しかも西洋人と取引するのではなく、呉家で洋布を織って売りたいという。
「実は洋布の工房を作りたいんです」

一方、趙白石は呉家西院に盟友の呉沢(ゴタク)を訪ねていた。
話を聞いた呉沢は趙白石が人柄も才能も一流なのに行動力に欠けると指摘、自分なら障害があろうと道を切り開くと助言する。
「巡撫がダメなら総督に談判し、総督でダメなら尚書を訪ねる
 それでもダメなら軍機大臣に掛け合い、皇太后や皇帝陛下に奏上することも辞さぬ!
 簡単に諦めるな」
確かにこれだけ何度も科挙を落ちていながら諦めず、自分の力を信じている呉沢の言葉には説得力があった。
趙白石はすっかり感化され、必ずや陝西機器織布局を設立すると誓う。
そこで呉沢は妹・呉漪(ゴイ)が趙白石を慕っていると切り出したが、趙白石は公務が忙しいので他のことを考える余裕がないと断った。

ついに沈星移が涇陽に戻ってきた。
周瑩は沈星移が大勢の楽隊を連れて得意満面で帰ってきたと聞き、商売がうまく行ったのだと知る。
しかし出迎えた沈四海(シンシカイ)は鳴り物入りで現れた息子に冷ややかだった。
そこで星移は綿布の在庫を全部さばき、銀20万両の商いも取り付けたと報告する。
大夫人と夫人は大喜びだったが、沈四海は番頭として真っ先に店に報告すべきだと小言を並べた。
「まっすぐ屋敷に戻るとは自覚が足りんな、帳場に報告したら陝西布政司(シセイシ)へ行け
 趙白石に呼ばれた、また寄付の話だろう」
「趙白石が布政使に?」
沈星移は趙白石があの三寿幇(サンジュホウ)の一件で昇格したと知った。

趙白石は富商たちを集め、上海にならい陝西機器織布局を設立する予定だと話した。
そこで朝廷の監督の下に民間の出資者を募りたいという。
1株が銀100両で総額20万両分、2千株の公募で総株8割を占める。
「手元に配った申し込み要領をよく読んでくれ
 …受付は15日まで、ただし期限前でも早い者勝ちだ」
富商たちは皆、いったん帰って考えることにしたが、沈星移がひとり残っていた。
すると沈星移は千株ほど出資すると即決し、帰って行く。
しかしその日、趙白石はなぜか周瑩を招待していなかった。

布政司を出た胡咏梅(コエイバイ)はその足で杜明礼(トメイレイ)を訪ねた。
そこで投資の話を相談し、どれだけ買えばいいか聞いてみる。
すると杜明礼は全部だと助言、胡咏梅は早速、布政司に引き返した。

一方、洋布の工房を作りたいと考えた周瑩だったが、国の決まりが立ちはだかった。
民間の工場設立は禁じられているため、織機が手に入っても生産はできないという。
そこへ突然、沈星移がやって来た。
「周瑩!周瑩!出てこいよ!」
「あら沈少爺?」
「すぐ趙白石の所へ行け!またとない良い話だ!
 機器織布局の出資者を募ってる、公募株の半分は私が買った」
周瑩は寝耳に水だった。
しかし飛びつくにしても残り千株で銀10万両では今の東院には手が出ない。
すると沈星移が元ならすぐ取れるので借りれば良いと教え、早くしないと売り切れると急かした。

↑やっと前髪がなくなった!w

呉家東院をあとにした沈星移は急いで屋敷に戻った。
息子の投資話を聞いた沈四海は今回ばかりは星移の独断が正解だったという。
その頃、周瑩は布政司にやって来た。
すると回廊でばったり胡咏梅と出くわす。
周瑩は久しぶりと挨拶したが、胡咏梅は未だ父の死の原因が周瑩だと逆恨みしていた。
呆れた周瑩は相手にせず先を急いだが、急に胡咏梅が声をかける。
「投資の話で来たのね?…気の毒だけどもう遅いわ、あなたに機会を渡すものですか」
そう言って胡咏梅は帰って行った。

趙白石は予想通り周瑩が来たと聞いて胸を躍らせた。
そんな自分を戒めるため、壁に飾られた書を読んで精神統一する。
「趙だーれん!」
そこへ周瑩が元気な声で入って来た。
周瑩は機嫌が悪そうな趙白石を見ると、また女だてらに出かけたことを咎められると勘違いする。
「目障りでしょうから要件を手短に、陝西機器織布局の株を買いに来ました」
「…夫人、その話なら2千株は全部、売り切れた」
周瑩は胡咏梅の言葉の意味に気づき、出遅れたと分かった。
「お役人のくせに不公平じゃないの!一度つぶれたからって呉家はのけ者扱い?
 なぜ連絡してくれなかったの?!バン!@机
(チッ)1人の力で三寿幇を捕まえたとでも?あなたと私はっ……はぁ~もういい!」
「(ぁ…)帰るのか?!」
「他に用でも?罰を受ける前に退散するわ!」

周瑩は嵐のように去っていった。
「行ってしまった…」
思わずそう呟いた趙白石はまた壁にかけた書を見る…。

つづく


御託を並べる呉沢…( ̄▽ ̄;)>″





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最終更新日  2020.02.29 11:03:12
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