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2020.03.10
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第44話「打ち壊し事件」

呉家中院の織物工房が閉鎖され、職を失った王徳根(オウトクコン)は生活が困窮していた。
すると叔従父の陶(トウ)番頭が差し入れを持ってやって来る。
陶番頭は機器織布局が操業を始めた上海や武漢でも多くの職人が路頭に迷い、自害したり盗賊に身をやつす者まで出たと不安をあおった。
「私なら動く、織布局が稼働する前に自分で活路を見出す
 皆で団結すれば状況は変えられるはずだ」

そんな中、布政局に張長清(チョウチョウセイ)が訪ねてきた。
張長清は陝西(センセイ)機器織布局が稼働して利益を上げれば、趙白石(チョウハクセキ)を陝西巡撫(ジュンブ)に推挙するという。

すると張長清は、呉家東院の軍需品偽装の件を蒸し返さぬよう釘を刺す。
これは複数の勢力に絡む案件で、うかつに動けば痛い目に遭うという。
真相を探れば自分も趙白石も災いは免れず、他の者まで巻き添えになるのだ。
「もう言うな」
張長清は趙白石が再調査を求めた奏状を軍機処(グンキショ)から取り戻しておいたと告げ、本人に返した。

趙白石はこの件に恩師も絡んでいると気づき、鬱憤ばらしに呉家西院に呉沢(ゴタク)を訪ねた。
話を聞いた呉沢は趙白石の師が張長清と知り、朝廷の闇の深さを思い知る。
その時、偶然、呉漪(ゴイ)が部屋の前を通りかかった。
趙白石が来ていると分かった呉漪はふと千紅(センコウ)の言葉が頭をよぎる。
…私なら今すぐ好きだと伝えるわ、″私はもうあなたのものよ″ってね…
そこで呉漪は得意な料理で告白しようと決心した。


「まあ、趙大人(ダーレン)、お越しでしたの?」
すると妹の気持ちを察し、呉沢は息抜きして来ると断って出て行ってしまう。
そこで呉漪は兄に新しい料理の味見を頼むつもりだったが、代わりに趙白石から感想を聞きたいと言った。

最初の料理は簡素な青菜だった。
すると呉漪が料理の名前は『青青子衿 悠悠我心 但为君故 沉吟至今(曹操の″短歌行″から)』だという。

次の料理は羹、名前は『溯洄从之 道阻且長 溯游从之 宛在水中央(詩経の秦風″蒹葭″から)』と言った。
…流れに逆らって追えば道は遠く険しく、流れに従えば水の中央にあなたが見えるだけ…
そして最後に出したのは魚の蒸し料理だった。
「相濡以沫(夫婦となってお互い助け合いましょう)」

趙白石は呉漪の自分への恋心に気づき、何と感想を述べるべきか分からず口ごもった。
しかし呉漪は遠慮なく言って欲しいという。
そこで趙白石も料理の感想になぞらえて返事をした。
最初の料理は″青青″にかけて″青菜″だったが、″大根″に変えたらもっと引き立つという。
次の羹の味わいも格別だった。
ただ名前は『曾經滄海難爲水(元稹の″离思五首″から、大海を渡れば川は珍しくもない)』だろう。
そして最後の魚料理の名前は『相濡以沫』だったが、趙白石は荘子の原文を持ち出した。
「荘子は″魚は江湖に相忘る″と言っています、私も同感だ」
※″相濡以沫″の原文は『相濡以沫不如相忘于江湖』
『相濡以沫』は水が枯れて魚が唾液で互いにぬらし合う様子を表現したもので、ここだけが成語となり、困難な状況の中で互いに助け合うという意(主に夫婦の情)、しかし本来は情などのしがらみより、自然のままに悠々と生きることを説いている(あくまで管理人の私感w)

呉漪は趙白石の答えに落胆した。
「料理の良し悪しは腕ではなく、心を込めるかどうかです
 けれど、作り手が心を込めたとしても、残念ながら伝わらないこともありますね」
趙白石は自分には料理を評する資格などないが、呉漪にも必ず知音(チイン)が見つかると断った。

(꒦ິ⌑꒦ີ)メイメイ…

陝西機器織布局に織物機が入り、あとは最終確認を残すのみとなった。
趙白石が工場に駆けつけると、周瑩(シュウエイ)は興奮気味に技師たちが大きな機械を思い通りに動かしていると話す。
しかしまだ工員の応募者が思うように集まらなかった。
それも西洋の機械が指を噛み切るというデマのせいだろう。
趙白石は心配したが、周瑩はしばらくは技師たちが働いてくれるため、自然と安全性が分かれば応募も増えると期待した。

開業日を前に、周瑩は工場を見ながら感慨深げだった。
しかし周瑩の本当の夢なら叶わない。
その夢とは過去に戻ることだった。
呉聘(ゴヘイ)がいる東院に来たばかりの頃、始まりのあの頃に…。
もちろん周瑩はそれが叶わぬ夢だと分かっていた。
だからもう1つ夢がある。
かつて呉聘と話した2人の夢、それは東院の商いを世界の隅々まで広めることだ。
思いがけず周瑩の夢を聞いた趙白石は、その志の大きさに敬服する。
「これが夢の始まりだと期待しています」
「きっとそうなるに違いない」
趙白石は周瑩の背中を見ながら、胸の奥に秘めた熱い想いを募らせた。

その夜、王徳根は綿布の職人や商人たちを集めた。
そこで陶番頭は広東の南海に製糸工場ができた時の話だとして暴動を起こすようそそのかす。
実は大勢の職人たちで工場の停止を訴えても効果がなく、進退きわまった職人たちが集団で工場を打ち壊したところ、役所が事態を重く見て工場の稼働を禁止、職人に味方したという。
義昌(ギショウ)で商いをする西洋人が上海に紡績工場を建てた時も、反対意見が受け入れられず集団で打ち壊したが、事が大きくなって総督自ら処理に乗り出し、工場が閉鎖されたというのだ。
王徳根は同じように大きな騒ぎを起こせば解決できると思い込み、工場を打ち壊そうと奮起する。
すると陶番頭は西洋の機械を壊せば役所が味方するはず、捕まることはないと吹き込んだ。

夜も更けた頃、呉家西院に織物工房の職人だった李長文(リチョウブン)がやって来た。
寝込んでいた呉蔚全(ゴイゼン)は知らせを聞くと、てっきり困窮して自分を頼って来たのだと思い、小麦を持たせて帰すよう指示する。
李長文はありがたく受け取ると、伝言を頼んで帰って行った。
「明日、皆が騒ぎを起こします、″老爺に十分ご注意を″と…」
応対した家職は伝言を伝えたが、呉蔚全は騒いだところでどうにもならないと気にしなかった。

ついに陝西機器織布局、開業の日がやって来た。
しかし祝いに頼んだ楽隊や獅子舞に商人たちが紛れているとは誰も気づかない。
その頃、仕事に出ていた沈星移(シンセイイ)がちょうど沈家綿布店に帰って来た。
すると奉公人が1人しかいない。
何でも皆、お祭り騒ぎを見に行ってしまったという。
こんな早く開業だと知らなかった星移は慌てて出かけようとしたが、奉公人が止めた。
「手織り綿布の職人や商人が武器を手にして暴動を起こすそうですから危険です」
「何だと?」

周瑩や趙白石たちが工場へ入り、いよいよ操業を開始することになった。
しかし機械が動き始めたちょうどその時、韓三春(カンサンシュン)が危険を知らせにやって来る。
驚いた周瑩が外へ出てみると、王徳根を筆頭に職人たちが織布局を閉めろと声を上げていた。

趙白石はすぐ兵を呼ぶよう命じ、韓三春に周瑩と呉蔚武(ゴイブ)を屋敷まで連れ帰るよう頼んだ。
そこで1人で職人たちの説得を始めたが、職人たちは生活がかかっていると反発する。
すると趙白石が問題を起こせば引っ立てると脅し、驚いた周瑩は戻って話し合うことにした。
しかし職人たちに紛れていた陶番頭が打ち壊せと扇動し、職人たちは工場へなだれ込んでしまう。

暴徒化した職人たちは工場で機械を打ち壊し始めた。
野次馬の中で様子を見ていた査坤(サコン)はうまく行ったとほくそ笑み、陶番頭も1人でこっそり帰ってしまう。
一方、工場では周瑩が椅子の上に乗り、話を聞いてくれと叫んでいた。
すると王徳根は椅子を蹴り飛ばして周瑩を落下させ、倒れた周瑩に向かって棒を振り下ろす。
その時、突然、沈星移が現れ、周瑩の盾となった。
激しく背中を打たれる沈星移、しかし決して周瑩を離さず守っている。
そこへ趙白石が駆けつけ、周瑩を助け出そうとしたが、趙白石まで背中を打たれてしまう。
沈星移は趙白石も身を投げ出して周瑩を助けたことに驚愕し、趙白石の想いを悟った。


ようやく官兵が到着し、暴徒化した職人たちは捕まった。
周瑩は工場から運び出される沈星移を見送ると、放心したまま壊れた機械の中を歩き始める。
心配していた趙白石は少し距離をおきながら見守っていたが、周瑩は急にふらついたかと思うと血を吐いてしまう。

査坤から報告を聞いた杜明礼(トメイレイ)は上機嫌だった。
あとは時機を見て有力者に働きかけ、声を上げさせればいい。
すると査坤が織布局を守ろうとする者がいたと報告した。
「沈星移です…」
「沈家の二少爺か…これも肝心なところでいい働きをしてくれた」

つづく


( ๑≧ꇴ≦)職人さんにポン◯ライオン発見!
ようやく二少爺を見直した!





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最終更新日  2020.03.10 21:59:42
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