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2020.04.05
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第63話「息子の教育」

呉家東院の養子になった懐先(カイセン)は自分の部屋に案内されるなり大暴れ、周瑩が縫ってくれた布団を寝台から放り投げた。
その夜、布団なしで寝ると啖呵を切った懐先だったが、やはり寒くて目が覚めてしまう。
そこで箪笥からありったけの服を引っ張り出して布団代わりにした。
しかしどうしても寒くて眠れず、結局、周瑩が縫ってくれた布団を拾い上げ、ようやく眠りに落ちる。
すると放任しておくつもりだった周瑩も懐先を心配し、夜が更けるとこっそり様子を見に行った。

同じ頃、療養中の呉漪(ゴイ)は激しく咳き込んで目を覚ましていた。
すると書斎で寝ていた趙白石(チョウハクセキ)が現れ、水を飲ませてくれる。

「私とて同罪だ…」
趙白石は郡王の配下に入ったとは言えなかった。
「今、私がやっていることを知ったら、君は失望するだろう」
「どうしました?」
しかし趙白石は話を中断し、これからは互いをいたわり合い、本物の夫婦になろうという。
そして久しぶりに呉漪と一緒に横になった。
呉漪は夫の身に何かあったと分かったが、趙白石は何か起こっても後悔しないという。
「今後どうなろうと、あなたのおそばにいます」
呉漪は夫の肩に手を乗せると、趙白石は黙って呉漪の手を握りしめた。


翌朝、懐先が目を覚ますと、なぜか散らかし放題だった服が片付けられ、ちゃんと布団をかけて寝ていた。
そこへ春杏(シュンキョウ)が起こしにやってきたが、聞き分けのない懐先に手こずらされる。


周瑩は懐先の前にずらりと本を並べ、まずは半時、読むよう命じた。
その後、学堂へ行き、終わったらまた書斎へ戻れという。
戻ったら王世均(オウセイキン)から帳簿の見方を教わり、学堂のない日は趙鴻伍(チョウコウゴ)が店を案内するというのだ。
懐先は眠る時間がないと猛反発、すると周瑩は毎日、亥時に就寝、卯時3刻に起床だと教える。
あまりの厳しさに懐先は呆然、その場に寝転んで中院に帰りたいと泣き出した。


「東院で何か嫌なことをされたのかい?」
「僕にたくさん本を読ませようとするんだ!」
「それはいいことじゃないの(笑」
「それから将来は東院の看板を背負えって」
「ぷっ、バカな子ね~もっと喜ばしいことじゃないの」
結局、祖母にも中院に戻ることはあきらめろと言われ、東院へ帰るしかなかった。

翌日、東院にまた呉漪から料理が届いた。
しかし周瑩は返すよう指示する。
すると王二虎(オウニコ)が現れ、学堂の梁(リョウ)先生から懐先が来ていないと連絡があったと報告した。

学堂をサボって遊んで帰ってきた懐先は王二虎に捕まり、周瑩の前に引っ張り出された。
すると周瑩は東院の家法で怠学1日につき竹打ち20回だと教える。
懐先は思わず中院では5回だと訴えたが、周瑩はここは東院だと言って王二虎に仕置きを命じた。
王二虎は袖に隠していた仕置棒を出し、懐先に手を出すよう告げる。
しかし懐先は後ろ手にして拒否した。
「怠学するなら仕置を覚悟すべきよ?」
周瑩に挑発された懐先は竹打ちには慣れていると強がって手を出す。
そこで王二虎は周瑩と目配せしながら仕置棒を大げさに振り上げると、懐先は悲鳴を上げた。
「誰かーっ!助けてーっ!」
「待って!」
周瑩は王二虎を止めると、痛みが分かっているなら今回は許すと言った。
見逃してもらった懐先は困惑し、母なら許さないとこぼす。
すると春杏は母は周瑩だと叱った。

その夜、周瑩は思い出の木に登って物思いにふけっていた。
すると偶然、東院から逃げ出そうとした懐先が荷物を背負って登って来る。
「塀を乗り越えるの?その登り方では無理よ?そこに左足をかけ、右足はここにかけるの
 そして塀を伝い、あの外の木に飛び移ればいいわ」
「…やったことがあるの?」
「いいえ、ある人が越えるのを見たの」
周瑩は沈星移(シンセイイ)がこの木から東院に忍び込んだ日のことを思い出していた。
そこで周瑩は中院に戻らず、東院にいて欲しいと懐先に頼む。
子供がいれば東院も活気づき、それに年を取った鄭(テイ)氏も孤独を感じなくなるだろう。
「私のことだけど…気にしないで、もうすぐ出て行くから」
「どこへ行くの?」
「まだ決めていない、でもここにはいられないの…
 みんないなくなった、私1人ここにいても何の意味もないわ」
周瑩は急に涙があふれ出し、慌てて袖で拭った。
すると驚いた懐先が周瑩のことを嫌いではないと言ってくれる。

「僕にとても優しいから」
「そう?」
「勉強も嫌いじゃないけど、無理強いされるのが嫌なんだ」
「仕方ないの、あなたを立派な跡継ぎにしなければ私は出て行けない」
そこで周瑩は学堂へ行って勉強すると約束すれば、遊ぶ時間をあげると条件を出す。
懐先は了承し、ひとまず東院に残ることにした。

翌日、学堂の休み時間、玉林(ギョクリン)は玉成(ギョクセイ)に周瑩を怒らせたか聞いた。
しかし懐先は暴れても別に怒られないという。
そこで玉林はもっと嫌われる方法を教えてやると言ったが、懐先は東院も悪くないと断った。

玉林は玉成を追い出すことに失敗し、別の策を講じた。
そこで玉成に会いに来たという口実で鄭氏に挨拶に向かうと、その後、懐先の部屋を訪ねる。
一方、玉成が真面目に学堂へ通っていると知った呉蔚全(ゴイゼン)と朱氏は、周瑩のしつけが上手いと感心していた。

そんなある日、懐先の部屋の寝台の下から金仏(カナブツ)が出てきた。
春杏が見つけた金仏を見た張(チョウ)媽は鄭氏が探していたものだと気づいて困惑する。
そこで学堂帰りの懐先を捕まえて夫人房へ連れて行った。
しかし懐先は金仏など見たことないと反発し、濡れ衣だと訴える。
鄭氏は罪を認めない懐先に憤慨、手癖が悪いと分かっていたら養子にしなかったと言った。
「僕だってごめんだよ!」
「何て言い草なの?!」
呆れた鄭氏はすぐ呉蔚全を呼び、中院にこの親不孝者を返すと決めた。
「間違えを認めない子は追い出すまでよ」
「自分で出て行くさ!」
懐先は学童のかばんを捨て、部屋を飛び出してしまう。

一方、王世均は店を見回っていた周瑩に懐先用の椅子を見せた。
これを各店に置けば懐先も帳簿の勉強ができるという。
「少奶奶の性格なら分かっています
 ある日、突然、出て行くでしょうから必要なことは今、話しておきます
 少奶奶?私が呉家を守るのでどうかご安心を、もし帰って来たくなったらいつでもどうぞ
 ここは何も変わりません、私も、仲間たちも、あなたの帰りを待っています」
周瑩は王世均が全てお見通しなのだと分かった。

周瑩が屋敷に帰ると、懐先が出て行ったきり戻って来ないと聞いた。
その時、懐先がいないと知った呉蔚全と朱氏が駆けつけ、なぜこんな騒ぎになったのかと責められてしまう。
周瑩はともかく手分けして懐先を探すよう命じ、自ら松明を片手に山へ入った。
すると山道で懐先の履物を見つける。
やがて周瑩は狼に追われ、木の上に避難した懐先を見つけた。
周瑩は松明で狼を追い払い、懐先の無事を確認して安堵する。
しかし再び狼が現れ、周瑩は懐先を連れて逃げ出した。


周瑩は高台に逃げることにした。
そこで懐先を先に登らせていたが、飛びかかって来た狼に足を噛まれてしまう。
「私に構わず早く逃げなさい」
「にゃーん!早く!」
懐先は周瑩を置き去りにできず、必死に手を引っ張った。
やがて狼は急な坂道を登りきれずにあきらめ、周瑩たちは難を逃れる。
しかし狼はまだ下の道を走って追いかけて来た。
懐先は周瑩の手を引っ張り、懸命に走っていたが、やがて周瑩が倒れ、坂を転げ落ちてしまう。
「にゃーん!」

つづく





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最終更新日  2020.04.05 18:18:19
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