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2020.04.11
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第68話「復讐の狼煙」

沈四海(シンシカイ)は今月の帳簿を見るため、銭荘・日昌和(ニッショウワ)にやって来た。
そこへちょうど杜明礼(トメイレイ)が現れ、静かな場所で話したいという。
実は郡王が戸部(コブ)に会計を報告することになったが、赤字続きの機器織布局の帳簿ではとても見せられない。
しかも今回は皇太后と皇帝が見るため、ひとまず日昌和から資金を移し、黒字になったら戻すという。
沈四海は眉をひそめた。
確かに日昌和の業績はまずまずだが、利益の半分は隆昇和(リュウショウワ)のもの、また郡王や役人への付け届けに上納金、手元に残る銀子はわずかしかないという。
杜明礼は織布局の収益が郡王の業績であり、郡王の顔を潰すつもりかと揺さぶったが、都合する銀子がない以上、沈四海にはどうしようもなかった。


呉家の涇陽(ケイヨウ)織物工場は無事に操業を開始、今や生産高でも利益でも機器織布局を超えた。
そんな中、王二虎(オウニコ)が今月も織布局の工員が何人も王徳根(オウトクコン)を訪ねて来ていると報告する。
実は機器織布局では何ヶ月も給料が出ておらず、織物工場で働きたいという。
周瑩は機器織布局の報告書を見たが、朝廷に報告した前四半期の業績は上々の利益を上げていた。
しかし江福祺(コウフクキ)は顧客数や市場の占有率からすると、この半年は赤字のはずだと首をかしげる。
どうやら誰かが資金を補助しているらしい。
すると王世均(オウセイキン)はすぐ日昌和だと分かった。

日昌和は資金繰りのため貼票(チョウヒョウ)を発行することにした。
話を聞いた周瑩は早速、王二虎に貼票を買いに行かせる。
「例えば10両払うとこの紙を渡され、
 1ヶ月後には北京、上海、西安、どの日昌和でも12両に換金できるとか

周瑩は沈四海の苦肉の策だと気づき、ただの一時しのぎに過ぎないと呆れた。

沈四海は日昌和を訪ね、また機器織布局に20万両ほど送るよう指示した。
しかし蒲(ホ)番頭は今や2万両すら出せないと訴え、帳簿には200万両の欠損があるという。
貼票を売って補ったところで焼け石に水、来月には240万両余りの支払いがあった。
そんな時、店から思いがけず200万両も預けていった客が現れたと報告が来る。

そこでこのまま貼票の発行を継続すると決める。
まさかこれが周瑩の復讐の狼煙だとも知らずに…。

周瑩は趙鴻伍(チョウコウゴ)に電報局の職員を調べさせた。
3人の職員のうち1人は正直者で1人は忠義者、しかし王継高(オウケイコウ)だけが酒と賭博が好きな遊び人で、常に借金があるという。
すると周瑩はいくら銀子を使っても良いので、その王継高と親しくなるよう頼んだ。
「ただの知り合いでなく、親友になってちょうだい」
「はあ?」

一方、杜明礼にも思わぬ儲け話が転がり込んだ。
とある広東の商人が家庭の事情で急に銀子が必要になり、割安で上質な生糸を5千袋すべて買い取って欲しいという。
杜明礼はさすがに5千袋は多すぎると難色を示したが、商人は全て買い取ってくれるなら杜明礼に手数料を払うと言った。
「1袋5両で…」

杜明礼はすぐ沈四海を訪ね、生糸を5千袋ほど仕入れるよう頼んだ。
しかしそれだけ買うには100万両は必要、沈四海はようやく危機から脱したというのに、資金繰りに窮したら困ると拒否する。
そこで杜明礼は本当に窮したなら郡王が戸部から銀子の都合をつけてくれると出まかせを言った。
その時、上海からクラウディの電報が届く。
実は生糸の先物相場が17シリングに高騰、4千袋欲しいという。
沈四海はまたしても渡りに船、生糸を5千袋すべて購入した。

廖(リョウ)老板が呉家東院に報告にやって来た。
「沈四海は生糸5千袋をすべて買いました」
支払いは日昌和で、杜明礼への手数料は渡してあるという。
「いよいよね…」

準備は整った。
周瑩は祖廟に向かうと、呉蔚文(ゴイブン)と呉聘(ゴヘイ)に呉家と沈家の争いに決着をつけると報告する。
そして王世均に日昌和に預けた銀子を引き上げるよう命じた。

日昌和で問題が起こった。
知らせを受けた沈四海が駆けつけると、今朝80万両余りを引き出した客がいたという。
すると正午に北京と上海の店からそれぞれ電報が届き、同様に今朝、多額の引き出したあったと分かった。
こうして総額200万両が引き出され、今や3店舗合わせても5千両しかないという。
何か裏があると気づいた沈四海だったが、引き出した客は預ける際に印だけで氏名を残さず、分らなかった。
ともかくすぐ各店に電報を送るよう命じ、この件は他言無用とし、引き出しの客を待たせ、回収できる銀子は全て回収するよう指示する。
そこで星月(セイゲツ)貿易からクラウディに生糸をすぐ納品し、値引きしてでも銀子で払ってもらうことにした。
また各商いの銀子が全部で3千両あり、それを全て日昌和へ送るよう命じる。
「皆には心配いらぬと伝えてくれ、銭荘(センソウ)にこの程度の危機は付き物だ…」

周瑩は次に買い占めておいた日昌和の貼票のうち満期になった2万両分を換金するよう指示した。
「断られたら5千両分を安値で売るのよ、いいこと?必ず3店舗、同時にね?
 対策する余地を与えないで、それから沈四海には見張りを」
王世均はすでにつけていると報告すると、そこへ趙鴻伍が飛び込んできた。
「王継高からです、沈家がクラウディへ電報を頼んだと、クラウディには送信していません」
「王継高には3千両振り込んだわ、沈家に返事を送れば5千両を渡すと伝えて」

翌朝、日昌和に貼票の換金の客がやって来た。
確かに満期を過ぎていたが、沈四海は時間稼ぎのため担当者がいないと断って追い返すよう指示する。
しかし期待していたクラウディから予想外の返事が来た。
手持ちの銀子がないため今は支払えず、しかも今年は欧州の生糸が豊作で顧客が減ったため、200袋で十分だという。

その頃、店の前では換金を断られた客が日昌和の貼票を値引きして売り始めていた。
やがて換金できないのは潰れる前触れだと噂になり、換金を求める客が店に殺到してしまう。
沈四海はともかくかき集めた銀子で換金を認めたが、ただし手続きを引き延ばし、未時で店を閉めろと命じた。

沈四海はもはや杜明礼を頼るしかないと決めた。
そこへ日昌和が危ないと知った杜明礼が現れ、郡王が預けた金を返せという。
驚いた沈四海は何者かが自分たちを陥れ、日昌和を潰そうとしていると説明した。
挽回するには郡王の力が必要で、確か資金繰りに窮した時には戸部から銀子を都合してくれる約束だという。
しかし杜明礼はしらばくれ、郡王の銀子を返せの一点張りだった。
「ないものはない!」
沈四海は声を荒げ、見れば分かる通り換金も払うと見せかけて引き延ばしているだけだと苛立つ。
すると査坤(サコン)が沈四海の胸ぐらをつかみ、実力行使に出た。
「まず銀子を出せ」
「王爺から預かったのは10万両です、だが我々には8千両しか…」
「あるだけ出せ!」
沈四海は仕方なく蒲番頭に命じて杜明礼に銀子を渡した。

沈四海の行動は周瑩に筒抜けだった。
その夜、王世均は周瑩に沈四海が店を出た後、日昌和と取り引きのある銭荘3軒を回ったと報告する。
そのうち天成亨(テンセイキョウ)と宝豊隆(ホウホウリュウ)は呉家とも取り引きがあった。
天成亨には預金があり、宝豊隆には顧客の口座も多い。
しかし正通銀号(セイツウギンゴウ)は日昌和と同様に貼票を発行していた。
「好都合ね…」

なかなか寝付けなかった沈四海は、ふと中庭に出て屋敷を見回した。
すると夫人が気づいて外へやって来る。
沈四海は明日を乗り切ったら黒幕を暴いて返り討ちにすると安心させた。
「乗り切れますか?」
「天成亨・宝豊隆・正通銀号ともに融資してくれた
 銀子が届くのは明日だが、届きさえすれば必ず乗り切れる」
「何よりです…老爺、明日どうなろうと私がいます、家もあります」
「夫人…今までお前に幸せを与えられず、不安にばかりさせていた、すまない」
「老爺、水臭い」
沈四海はようやく気づいた。
命を減らすような日々に何の意味があるのか、巨額の銀子を稼いでも、自分の苦労に見合うのかと。
すると夫人は家族が一緒に暮らすことが何より大事だと言った。


つづく


(´・(ェ)・)沈パパも改心したけど…間に合うかしら…





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最終更新日  2020.04.11 18:30:19
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