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2020.11.16
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第17話「策略の香り」

宋玄仁(ソウゲンジン)と白小九(ハクショウキュウ)は今日も地下宮殿で新しい仕掛け作りに精を出した。
幼い頃から物作りが好きだった宋玄仁だが、実は父に構ってもらえなかったせいだという。
そのため楽器の演奏から茶の作法まであれこれ自分で学ぶことに時間を費やし、物作りもその1つだった。
「なぜ先王は子を構わないのです?」
小九は何気無しに聞いたが、国王の表情を見て不躾だったと謝罪する。
しかし宋玄仁は事情を話して聞かせた。
「母上は余を産み落として死んだ、父王は多忙ゆえ会えぬのだと思っていたが、後に違うと気づいた

|ω・`).oO(気の毒だわ…抱きしめてあげたくなっちゃう
宋玄仁も今ならそんな父の気持ちを理解できるようになった。
先王が母を深く愛したように宋玄仁にも心から愛する女ができたからだという。

宛婕妤(ショウヨ)・楚宛(ソエン)は侍女・凌香(リョウコウ)と国王に差し入れに向かったが、今日も留守だった。
すると帰りの道すがら、偶然、王宮に戻ってきた宋玄仁と九夫人を見かける。
凌香はやはり九夫人と一緒だと呆れ、一度しか見舞いに来ないとは薄情だと憤った。

月華(ゲッカ)宮に司命星君(シメイセイクン)が現れた。
情劫の様子を聞かれた白鳳九(ハクホウキュウ)は、成玉元君(セイギョクゲンクン)の助言に従って月見の席で誘惑してみたが、過って酒を飲ませ過ぎてしまったという。
「大王はいつも愛のこもった眼差しでね、それに甘い言葉を囁いてくるの~
 そのたびに私の心は困惑やら期待やらで混乱してしまう…毎日が辛いの~」
しかし得られぬ愛で苦しむのが情劫、国王が九夫人を心から愛したのなら、情劫はすでに半分ほど達成したと言える。

「別の男と情を交わすのを見せつけてください、それで情劫は完結する」
「ハァ~これって私の情劫でもあるのね~」
「小殿下、いいですか?歴劫をしくじれば東華亭君(トウカテイクン)の修為は戻りません
 そうなれば魔尊の封印が解けて災いが世を覆うことになるのですよ?」



楚宛は作戦を変更し、宋玄仁が寵愛する九夫人から霊璧石(レイヘキセキ)の在りかを探ろうと思いついた。

実はその香は聶初寅(ジョウショイン)からもらった貴重な香だった。
桂花の香りの奥に別の特殊な香りが隠れ、九夫人が自室に置いてさえくれればその香りが身体に移り、どこへ行こうと後を追えるという。

楚宛の策が功を奏し、凌香は九夫人の尾行に成功した。
その日、小九は政務で忙しくなった宋玄仁に任され、葉青緹(ヨウセイテイ)の護衛で王陵へやって来る。
黒装束に身を包んだ凌香はひとりで王陵へ入った九夫人を追って地下へ、しかし通路の仕掛けが作動し、思いがけず怪我を負う。
一方、先を歩いていた小九はなぜ仕掛けが動いたのか分からず戸惑っていた。

地下から物音を聞いた葉青緹は慌てて駆けつけ、小九を救出した。
ひとまず2人はあずま屋で一休み、葉青緹は気つけ用の酒を渡す。
すると小九は仕掛けを直しに来たのに我ながらうかつだったとこぼした。
「それにしても様子が変だったわ…あとで調べてみる、さあ、飲みましょう!」
しかし葉青緹は九夫人の前ではさすがに恐れ多いと尻込みした。
「言ったでしょう?2人の時は″小九″と呼んで…前は豪快に飲んでたのに~」
「あの時は女子だと知らなかったので…」
「あなたって女子に慣れていないようね?妻を娶らないの?」
「その気がないんだ…それに今まで誰かに惚れたこともない…」
「あなたのような人は恋をすればとても情熱的で相手のために何でもするわ
 …あなたと私は似てる」

凌香は矢傷を負って帰って来た。
驚いた楚宛はすぐ手当てし、毒矢でなく幸いだったと安堵する。
すると凌香は王陵に仕掛けがあるなど尋常ではないと訴え、あの地下宮殿に霊璧石がありそうだと報告した。

小九はかつて愛する人のために愚かなことばかりしたと話した。
報われず、何度も傷ついたが、それでも後悔していないという。
「なぜか分からないけれど…きっと私ってそういう人間なんだわ」
「そなたを傷つける男がいるとは…救い難い愚か者だ
 でもそれほど愛した男がいたのなら、大王のことは?」
葉青緹の思わぬ指摘に小九は口ごもった。
複雑な表情の小九を見た葉青緹は追求せず、今度は自分から酒を飲もうと誘う。
「小九、私が王宮に連れてきた…もし辛いなら私が手を貸そう」
葉青緹はどんなことでもすると約束したが…。



楚宛が月華宮を訪ねると、宦官たちが荷物をまとめて運び出していた。
九夫人が居を移すのかと思ったが、小九は南の水害が深刻なので、民に施すために部屋の物を売るという。
楚宛は感心し、凌香にすぐ手配するよう命じて先に帰した。

楚宛は小九にそれとなく承虞(ショウグ)国にある国宝の話を切り出した。
「名は確か…″霊璧石″よ、霊璧石は護国の宝であり、内患も鎮めてくれるとか…
 姐姐、聞いたことある?」
「ア…名前は知っているけど、効力は初めて聞いたわ」
「だったら伝説なのね~話が誇張されて伝わったんだわ~
 だけど天から降ったというのは実話なのよ?
 もし大王が霊璧石を祭り、祈りを捧げれば、この水害も収まるのでは?」
「そうなの?」
その時、中庭で侍女たちが何やら騒ぎ出した。
小九は席を外して様子を見に行くと、楚宛はその間に部屋を探る。
すると小九が丸めて投げ捨てた紙くずを見つけた。

宛雲(エンウン)宮に戻った楚宛は、騒ぎを起こしてくれた凌香を褒めた。
すると凌香は公主に命じられた通り九夫人を引きつけたまでだと話し、ちょうど侍女がいくつも花瓶を運んでいたため、足元に胡桃を転がしたという。
楚宛は話を聞きながら隠し扉を開け、そこから画を取り出した。
「これだわ」
月華宮で見た描きかけの絵は確かに聶初寅からもらった霊璧石の画と酷似している。
楚宛はやはり霊璧石が地下宮殿にあると確信し、まず聶初寅に知らせて指示を待つことにした。
しかし凌香は新たな仕掛けができれば好機を逃すと反対する。
心配した楚宛は奪えなくても構わないと訴え、慎重に行動し、誰にも怪しまれないよう念を押した。

政務に明け暮れる宋玄仁のもとに小九がやって来た。
「お話がございます、ここ数日、多忙ゆえ控えていました」
謁見していた葉青緹は遠慮して下がることにしたが、小九が引き留める。
実は葉青緹の助けも必要だというのだ。

その夜、凌香は地下宮殿に潜入した。
楚宛は落ち着かない様子で凌香の帰りを待っていたが、突然、国王が小九を連れて訪ねて来る。
すると小九から凌香はどこにいるのか聞かれ、咄嗟に買い物に行かせたきり戻らず、ちょうど心配していたところだと取り繕った。
一方、凌香は仕掛けをくぐり抜け、ついに霊璧石の隠し部屋に到着する。
しかしあと少しで霊璧石に手が届くと言う時、葉青緹ら禁衛軍が現れた。

凌香を捕縛した禁衛軍が宛雲宮に到着した。
引っ立てられた凌香は霊璧石が見たいあまり独断で行ったと証言、公主は無関係だとかばったが、小九が全てを明かしてしまう。
「これはあなたがくれた香り袋よ、私は生まれつき香りにとても敏感なの
 これをくれた時、桂花の芳香の奥にある別の香りに気づいた
 とてもかすかだけど、衣や身体に染み付く香りよ?」
そして香り袋を受け取った後、あの地下宮殿での騒ぎが起こる。
小九は次に葉青緹から証拠となる矢を受け取った。
「この矢は地下宮殿に仕込んだもの、あの日の異変は当初、仕掛けの不具合だと思ったわ
 でも矢先を見ると血が残っていたから、何者かが侵入したと分かったの
 だた特定できなかったからずっと黙ってた…」
そんなある日、楚宛が月華宮に現れ、霊璧石の話を切り出した。
小九は丸めて捨て置いていた紙くずを出し、楚宛があえてこれを持ち去らずに元の場所に戻したことを感心する。
「だけど紙の丸め方は人それぞれ違うものよ?だから私は誰かが見たと気づいた
 霊璧石の話とこの紙くず、血のついた矢とあなたの香り袋…全てつながるわ
 霊璧石を狙ったのはあなたと凌香よ」
凌香は思慮深く知恵の回る九夫人に脱帽し、負けを認めた。
しかし霊璧石を狙ったのは自分だけだと訴え、香り袋は自分が公主に渡せと指示したという。
「公主は何も知らない、全ては私の過ちです」
すると凌香はいきなり葉青緹の帯剣を抜き、首を斬って自害してしまう。

楚宛は収監された。
応王・宋玄応(ソウゲンオウ)は楚宛がしくじったと聞いて動揺を隠せない。
ともかく牢の動静を見張り、機に乗じて殺せと命じた。

小九は牢に楚宛を訪ねた。
「私たち2人は運命に翻弄された者同士よ…」
「寵愛されているくせに、よく言うわ」
「姫蘅(キコウ)…本当に覚えていないの?記憶を失ったの?」
楚宛は驚いた。
腹心の凌香さえ記憶喪失のことは知らない。
「あなたは誰?以前の私を知っているの?」
すると小九は首を横に振り、どうして霊璧石を盗もうとしたのか聞いた。
実は楚宛も恩人のため、命を賭けたという。
恩返しと聞いた小九は同じ目的を持つ姫蘅を助けようと決め、黒幕を教えるよう頼んだ。
しかし楚宛は恩に報いるためだと、頑なに拒む。
小九は仕方なく、他人に利用されないで欲しいとだけ伝えて帰ることにした。


つづく





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最終更新日  2020.11.16 18:40:39
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