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第39話「孤独の記憶」

牢で火事に巻き込まれた阿蘭若(アランジャク)。
息澤(ソクタク)こと東華帝君(トウカテイクン)は阿蘭若の身を心配して探し回っていたが、暁寒(ギョカン)居で無事な姿を確認した。
すると部屋の中から蘇陌葉(ソハクヨウ)と阿蘭若の話が聞こえてくる…。

阿蘭若こと白鳳九(ハクホウキュウ)はふと王・相里闕(ショウリケツ)から罰を受けた時、師匠以外にもかばってくれた人がいたことを思い出した。
「あれは誰?初めて見たわ」
「ああ、相里賀(ショウリガ)王子のことか」
王子は王族の中で唯一、阿蘭若を気にかけていた。

すると鳳九は阿蘭若の唯一の味方が遠く離れていることに落胆した。
実は九曲籠(キュウキョクロウ)に閉じ込められ、火の気が迫ってきた時、命を危機を感じたせいか思い出したことがある。
「誰かの姿よ、紫の衣と白い髪…顔は分からない…」
(  ̄꒳ ̄).oO(ワシや!
「でも後ろ姿を見るだけで、なぜか胸が苦しくなる…
 あれが誰なのか思い出すのは記憶が全て戻った時かも
 だけど失った記憶が戻る前に殺されるかもね?」
しかし蘇陌葉は、数刻さえ耐えるのも難しい九曲籠で夜通し耐えられた鳳九なら大丈夫だと笑った。

蘇陌葉は月が見たいという白鳳九を連れて庭に出た。
「ところで息澤と公主たちはどういう間柄なの?息澤は阿蘭若の夫でしょう?
 だけど橘諾(キツダク)を好いているみたいだし、嫦梯(ジョウテイ)は息澤を慕ってる

鳳九はおぼろげな記憶ではあったが無性に虚しさを覚え、阿蘭若の孤独に共感していた。
「私が好きだった方は必要な時にいつもいなかった感じがするの
 …今まで何度も死と隣り合わせになったけど、いつも独りで乗り越えた
 その経験がなければ九曲籠で死んでいたかもね
 …だからかしら橘諾が羨ましい、きっと息澤大人(ダーレン)は橘諾を愛し、大切にしているのね

 でも阿蘭若にはあんな夫しかいない」
(  ̄꒳ ̄)←あんな夫
「そう思ったら私も悲しくなったの…
 阿蘭若は女子でありながら誰にも深く愛されず、守ってもらえなかった
 考えると辛い…だけど私だって阿蘭若とあまり変わらない…でもきっと恨んでいないわ
 ただ少し疲れただけ、良い方だったと思う…でも私とは縁がない」
「そなたは若いし、今後、良い出会いがある」
「…でも私は誰かの助けを待つほど弱くはないの
 誰も来なくても己の力で生き延びる、ただ私が怖い思いをした時は、すぐに助けてほしい…ゥッ…
 見捨てることなく、私に手を差し伸べ、慰めてくれる誰かに巡り会いたい…」
「そんな目に遭う前に、そなたを守り、つらい思いをさせぬ者と巡り会えるさ」
「フルフル…望んでも叶わないのは良く分かってる…グスン…だけど涙が出ちゃう、女の子だもん」
すると鳳九は蘇陌葉の肩を借りて号泣してしまう。
(  ̄꒳ ̄).🌿…枝ポキッ

蘇陌葉は泣き疲れて眠った阿蘭若を抱き上げようとした。
しかし急に白鳳九の姿が消え、ふと気がつくと息澤が鳳九を抱きかかえている。
そこへ茶茶(チャチャ)が駆けつけ、今夜中に船に戻って都へ引き揚げることになったと報告した。
息澤は阿蘭若を小舟に運ぶと伝え、茶茶に暁寒居の荷物をまとめるよう頼む。
驚いた蘇陌葉は息澤を引き止めようとしたが、東華帝君はあとで訪ねると言った。



白鳳九が小舟で目を覚ますと、なぜか息澤がいた。
奇しくも鳳九の辛い胸の内を知った東華帝君は、夫の息澤として甲斐甲斐しく阿蘭若の世話を始める。
しかし鳳九は姉と間違えているのかと冷たかった。
「もしや何かに取り憑かれたの?」
「取り憑かれてはおらぬ」
東華帝君は密かに自分の血を混ぜた水を飲ませると、鳳九は確かに身体が軽くなったと感じた。
すると東華帝君はまだ夜明けまで時間があるため、阿蘭若を寝かせる。
「あの夜、そなたは思う者がいたと言っていたな?」
「ぁ…あなたを師匠と間違えて口走っただけ、余計な話だった、気にしないで、ほんの冗談だから」
「その者はそなたを失望させたのか?」
「…私が勝手に失望しただけ、私たちには縁がないのね、それによく覚えていないし
 縁がないのなら、いくら求めても結末は悲しいだけ、そう悟ったの」
「…もしもその者が目の前に現れたら、それでも縁がないと思うか?」
「私とその方に縁がないのであれば、今こそ完全に諦める時なのかも…
 だからもし現れたとしても、気持ちは変わらない、むしろ現れて欲しくない、会いたくないわ」
(  ̄꒳ ̄)おぅ…とことん失望させたようじゃ
鳳九は息澤が妻である阿蘭若に特別な感情がないため、別の良縁を見つけて欲しいのだと邪推した。
そこでこれが自分の運命だと割り切っていると話して安心させる。
「眠くなったわ、出て行く時は扉を閉めていってね」
鳳九は不思議だった。
今日の息澤は思いがけない話ばかりする。
それにしても息澤からなぜか白蓮の香りがした。
どこかで嗅いだ覚えのある香りだが、果たしてどこだったのか…。

東華帝君が寝所を出ると茶茶が駆けつけた。
実は青蛇が寝てくれないため、公主を呼びにきたという。
そこで東華帝君は白鳳九の苦手な青蛇を仙術で眠らせ、その帰りに蘇陌葉を訪ねた。

蘇陌葉は東華帝君に拝礼し、無礼を謝罪した。
実は天族第3皇子・連宋(レンソウ)に頼まれて夢の中に入り、阿蘭若に宿った白鳳九の元神を見つけたという。
しかし鳳九に阿蘭若の記憶がないばかりか、自身の記憶さえ希薄だと説明した。
そこでなぜ息澤になり代わったのか尋ねたが、東華帝君はただ考えがあるとしか教えてくれない。
「この夢は誰が作った?」
「私にも分かりません」
蘇陌葉は鳳九が阿蘭若の一生を順当に終えることが安全に夢から抜け出せる方法だと助言した。
すると東華帝君は自分の正体を秘密にするよう命じ、不在の間は鳳九の世話を頼むという。
「どこへ行かれるのですか?」
「することがある…ふっ、それから他にも頼みが…」

一方、解憂泉(カイユウセン)では泰然と結界を見守る連宋(レンソウ)に相里萌(ショウリホウ)は焦りを隠せなかった。
そこへ魔族から協力を断れらた燕池悟(エンチゴ)が戻って来る。
結局、何の手立てもない相里萌と燕池悟、しかし連宋は全く悲観していないと言った。
「天地の主は仙力が強いだけでは務まらない、頭脳も必要だ、賭けてもいい
 私は東華の能力を信じている」
東華帝君と付き合いが長い連宋、それでも年齢の差が大きく、戦場にいた頃の帝君を知らない。
墨淵(ボクエン)の話では太古の戦場こそが本物の戦場で、後世の戦など子供の遊びだという。
当時の戦で最も奮闘した東華帝君は、返り血を浴びて全身が真っ赤になり傷だらけになっても、眉ひとつ動かさなかったとか。
そんな勇猛さでは右に出る者がいない東華帝君が阿蘭若の夢から出られず、息絶えるなど想像できようか。
「今は太古と違い何でも師から学べるが、東華の地位と名誉は命がけで己の力で獲得してきた
 東華の生い立ちを?」
「確か史籍で読みました、天地の恩恵と万物の粋を集め、霊胎となったのが帝君だと…」
「うむ、東華は生まれながらに重責を担い、碧海蒼霊で孤独に育った
 誰からも守られず、時には妖魔にも虐げられた」
( ゚д゚)妖魔?!←小燕
「碧海蒼霊の霊泉を何度も血に染めて、あのような傑物が世に出た
 幾度も屍を乗り越え、六界の最高位に昇り、八荒の衆生を安心させた、何もかも己の力で得たのだ
 その凄惨な過去と比べてみよ、阿蘭若の夢の中で万策が尽きると思うか?」
連宋は東華帝君が出たければ出て来るはずだと言った。
恐らく出て来ないのは梵音谷に何か秘密があるのだろう。

燕池悟が玉林院へ戻ると、門前で郡主・潔緑(ケツリョク)が待っていた。
従兄が心配だが連宋の命で解憂泉には近づけないという。
そこで燕池悟は相里萌なら連宋と碁を打っていたと安心させ、ついでに梵音谷にどんな秘密があるか探って欲しいと頼んだ。

早朝、茶茶が慌てて蘇陌葉の部屋に駆けつけた。
実は息澤が青蛇を眠らせてくれたのはいいが、それ以来、死んだように眠ったままだという。
蘇陌葉は東華帝君が白鳳九のために青蛇を冬眠させたと気づき、自分が阿蘭若に話しておくと言った。
「殿下が目覚めたら船首にいると伝えよ…そこで魚を焼いている」
「はあ…」

白鳳九は茶茶から蘇陌葉が魚を焼いていると知り、一目散に走って行った。
しかし茶を入れるのはお手の物でも、魚の焼き方は知らないらしい。
鳳九は煙にむせている蘇陌葉から魚を取り上げ、手本を見せた。
「魚を食べに来たのに~結局、焼いてあげるハメになったわ」
「言ったな?魚が焼けるまでの粥も用意してあるぞ」
喜んだ鳳九は早速、粥を食べたが、なぜかまた血の味がする。
「変ね~最近は何を食べても血の味がするの」
「お~それは恐らく傷が癒えていないせいだろう?」
蘇陌葉はこの魚が息澤からの差し入れだと教えたが、それを聞いた鳳九は急に激しくむせた。
「(´゚艸゚)∴ブハッ!やっぱり変ね…何かに取り憑かれたと思ったけど、まだ癒えないのね?
 昨夜も様子が変だったわ、息澤と阿蘭若って仮面夫婦よね?でも息澤の態度は違う
 そうだ!なぜ昨夜は息澤が私を運んだの?」
「まったく~本当に何も知らないのだな?」
「はぁ?」

火事ですっかり興を削がれた大王、そこで神官長の沈曄(シンヨウ)に何か趣向はないか聞いた。
すると沈曄が今夜、流れ星が現れて夜空を楽しめると教える。
流れ星は梵音谷では珍しい現象のため大王は喜び、宴を開いて皆と観賞すると決めた。

一方、白鳳九は青蛇の姿を見かけていないことに気づいた。
「そう言えばどこへ行ったのかしら?」
「ふふ、心配しているふりか?」
「そうだ、東華帝君は見つかったの?」
「…めいよー全然めいよー、まだ見つからない」
そんな2人の様子を沈曄が見ていた。
沈曄は阿蘭若が師匠に菓子を食べさせようとしている姿を見ると、かつて蛇穴で自分が食べ方を教えてやったことを思い出す。
すると阿蘭若たちが沈曄に気づいた。
「今夜、大王が宴を催されます」
「今夜、宴が?!私も行っていいの?」
「もちろん」


つづく


(  ̄꒳ ̄)で結局、梵音谷は出入り自由なの?w





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最終更新日  2020.12.23 18:51:02
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