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2021.01.06
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第43話「夢のほころび」

茶茶(チャチャ)は怪我を負った阿蘭若(アランジャク)に滋養をつけようと、朝から豪華な食事を準備してくれた。
正体がバレないよう包帯を巻いた右手で不自由そうに食べ始める白鳳九(ハクホウキュウ)、するとそこへ蘇陌葉(ソハクヨウ)が駆けつける。
実はこの数日、沈曄(シンヨウ)宛の手紙を書き写していたが、息澤(ソクタク)こと東華帝君(トウカテイクン)から呼び出され、途中までしか写せなかった。
「急なお仕えのため残りはそなたが書くのだ、3日に1通ずつ届けること、あとは頼んだぞ」
「了解!」

白鳳九は早速、最初の文を読んでみた。
…あなたが孟春(モウシュン)院に移ったと聞きました、挨拶の文を送ります

…あなたが住むと知って本当に嬉しいです
( *´꒳`*人<陌少のおかげで助かった~阿蘭若しかこんな文章は書けないもん♪
…余暇の楽しみはお茶と葡萄酒、私が暮らしていた頃は葡萄酒を庭に埋めて熟成させました
…波心(ハシン)亭の梅酒も最高の出来栄えです、私は味わえないため、どうぞ召し上がって
…独りで寂しい時の慰めになりますように
(  ̄꒳ ̄)<文恬(ブンテン)より~って、文恬って誰よ?
すると執事がやって来た。
実は沈曄がこもりきりで食も進まず、気鬱な様子だという。
そこで鳳九は早速、最初の手紙を届けるよう頼んだ。
(^ꇴ^)b<送り主は明かさないでね〜

当時、阿蘭若はふさぎ込む沈曄を慰めるため、何通も文を送っていた。

思えば鳳九も東華帝君のために毛皮を聶初寅(ジョウショイン)に貸したことがあった。

岐南神宮では蘇陌葉が常々、気になっていたことを東華帝君に尋ねていた。
「なぜ鳳九殿下と阿蘭若の夢の中に入ったのですか?もしや鳳九殿下と…」
「その通り、私は小白を好いておるのじゃ」
「( ゚д゚)じっ実に明快なお答えで…」

すると東華帝君は、夢から出るために阿蘭若の一生をやり直す必要があるのかと確認した。
蘇陌葉は実は自分も阿蘭若の夢は初めてで、あくまで推測に過ぎないという。
それにしても阿蘭若の夢の中は予測がつかず、危険だった。
困ったことに鳳九が阿蘭若の身代わりとなり、刑場の一件で元神に大きな痛手を負ってしまう。
蘇陌葉は自分の不注意だったと謝罪し罰を請うたが、東華帝君は見逃した。
「小白に何が起こるか予測がつかぬ、それゆえ一刻も早く元神を修復し、この夢を出たいのじゃ」
そのため東華帝君は妙華鏡(ミョウゲキョウ)を作ることにしたが、製作が遅れていた。
そこで蘇陌葉の力を借りて神器を完成させたいという。
この神器で阿蘭若の前世を明らかにして夢の始まりを知れば、ここから出られるはずだ。



執事が沈曄からの返事を届けに来た。
白鳳九は自分が文恬の名を騙って文を出しているが、絶対に内緒だと釘を刺す。
茶茶と執事が了解すると、鳳九は次の文を執事に託した。

沈曄は再び阿蘭若からの文を受け取った。
そこで以前の文と見比べてみると、同じ筆跡で同じ内容だと確認する。
やはり本物の阿蘭若なのか。
しかしなぜ刑場の霊梳台(レイソダイ)では、まるで真相を知っているかのような口ぶりだったのか。
「お前は阿蘭若なのか?」

白鳳九は沈曄と文を交換しているうち、阿蘭若と沈曄には共通の趣味があると分かった。
しかしそろそろ蘇陌葉が写してくれた手紙が底を突く。
鳳九は慌てて字の練習を始めたが、そこへちょうど蘇陌葉が現れた。

蘇陌葉は白鳳九の字を見ると、全く上達していないと失笑した。
実は今、東華帝君の神器づくりを手伝っているところで、材料を取りに来たついでに寄ったという。
「ところで送り主の文恬て何者?」
「文恬は宗学の学者で、昔は孟春院に住んでいた
 阿蘭若は自分の名では沈曄に敬遠されると考え、偽名を使ったんだ」
鳳九は切ない阿蘭若の気持ちを考えるとやりきれない思いだった。
しかし蘇陌葉は阿蘭若が偽名を使ったのは同情ではないことを示すためだったという。
当時、本当の送り主を明かすよう勧めたが、結局、阿蘭若はその後、沈曄と文恬を引き合わせていた。
鳳九はつくづく阿蘭若は自分より強く、心が広いと感心したが、しかしあまりに不憫だという。
「一途な愛がまるで伝わらないなんて…でも安心して、阿蘭若に代わって精一杯、尽くすわ」
「ん、そうだ、数日中に沈曄から酒が届くから、これを口実に文恬と沈曄を会わせてくれ」

阿蘭若は密やかで謙虚な愛をあえて胸の内に封印していた。
そんな阿蘭若の想いを届けるため、今夜も白鳳九は苦手な写生に没頭する。
こうして阿蘭若と沈曄の文のやりとりは18通になった。
沈曄は酒が熟成した頃だと気づき、波心亭に埋めてある竹筒を掘り起こす。
「阿蘭若、お前が教えてくれた酒だ
 秋霜(シュウソウ)を経た果実を地中で熟成させ、焙煎した蚨芥子(フカイシ)を加え、半月おいて香りをつける
 封をしてさらに2年…ふっ、今こそその時だ」

執事が沈曄の文と共に酒を持って来た。
早速、文を読んだ白鳳九は沈曄がかなり元気になったと気づいて安堵する。
そこで執事に返事を託し、茶茶には文恬を招くよう頼むと、思い立って買い物に出かけた。

白鳳九が飴の材料を買って戻ると、すでに文恬が待っていた。
すると文恬が美しい女子だと知る。
そこで鳳九は文恬を食事に誘い、実は文恬の名を騙って沈曄と文のやり取りをしていると教えた。
「沈曄大人との間には複雑な事情があるの、私の名前では刺激してしまいそうで…」
「そうでしたか、殿下の優しさに敬服します」
「ただ最近は多忙で返事が滞りがちなのです、そこで先生に沈曄との文通を続けていただきたいの」
文恬は快く引き受け、これまでの文を受け取って参考にすることにした。
「沈曄に悟られないようご注意を、念のため私の筆跡を真似て欲しいのです」

白鳳九は退屈しのぎに東華帝君のために狐の飴細工を作ることにした。
「殿下?なぜ急に飴細工を?」
「以前、息澤大人と約束したの」
「茶茶、殿下がこんなに器用だと存じませんでした」
「さあ~できたわ!息澤大人に10個、師父には5個…ぁ~余っちゃった
 そうだ!沈曄大人にお酒をもらったから、そのお返しに…」

茶茶は早速、岐南神宮に飴細工を届けた。
すると蘇陌葉は東華帝君が狐の飴をもらうのを見て羨ましい。
しかし茶茶が師匠にもあると言った。
喜んだ蘇陌葉だったが、東華帝君には10個なのに自分には5個しかないと不満を漏らす。
「つまみ食いしたな?!」
「ひどい濡れ衣です~殿下のご希望で多い方が息澤大人に、少ない方を陌先生にと…」
茶茶はそう説明して下がった。
東華帝君は勝ち誇ったように出て行ったが、気がつくと息澤の入れ物が空になっている。
「帝君!セコ過ぎる!」

その夜、白鳳九が中庭で酒を飲んでいると、沈曄が現れた。
沈曄はようやく阿蘭若と言葉を交わせるところだったが、そこに予定通り文恬がやって来る。
「殿下、棋譜(キフ)を置き忘れてしまいました」
「あ…文恬先生、ちょうど良かった、紹介するわ、沈曄大人よ
 沈曄大人、文恬先生は孟春院に住んでいたことがあるの」
二人を無事に引き合わせた鳳九は少し酔ったようだと断り、先に帰って行った。

その後、沈曄と文恬の文通は順調に進み、贈り物を交換する仲に発展した。
阿蘭若はこうして愛する人を他の相手に譲るつもりだったのだろう。
もし阿蘭若が素直に思いを告げていたら、沈曄との運命は変わったのだろうか。
(´゚艸゚)ふふ、計画変更よ
しかしその頃、沈曄は阿蘭若との永遠の別れがまた近づいていることを知り、悲しみに暮れていた。



沈曄は予定通り阿蘭若の居所に乗り込んだ。
「文の主はお前か!よくも騙したな!満足か?!」
「なぜ私だと分かったの?!」
白鳳九はうっかり認めてしまい、大失敗する。
「私からの心尽くしの返信を読み、いつか傷つく日を待ち望んでいたのか?!」
「ごめんね、他意はないの…って言うか誤解よ?私が楽しんでいるなんて
 …あ~なしなし!私が悪かったわ、文はおしまい!」
すると憤慨した沈曄は帰ってしまう。

その夜、沈曄は波心亭の大木の根に腰掛け、酒をあおった。
幹には阿蘭若の名が彫ってある。
「霊梳台での話はこれまでと全く違っていた…先ほどの態度は別の者のようだ…
 阿蘭若が飴を作っただと?…受け取った記憶がない…一体どういうことだ?!
 この夢では全てが変化を止めるはず…それなのにお前は変わった…ゥッ…」
沈曄は阿蘭若が別人だと気づき、何が起こったのか分からず苦しみもがいた。

その頃、白鳳九はなぜ全てを知っている沈曄が怒って帰ったのか分からずにいた。
「何かが間違っているのね…」
鳳九はどうせ眠れないなら孟春院に行こうと決めて階下へ降りる。
するとこんな夜更けになぜか鳥のさえずりが聞こえた。

白鳳九が戸を開けてみると、中庭に東華帝君が立っていた。
「ディジュン?」
東華帝君は仙術を放ち、小鳥と花吹雪を見せる。
「小白」

つづく


(  ̄꒳ ̄)ようやく盛り上がってまいりました~…って、え?(笑





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最終更新日  2021.01.06 21:30:48
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