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第1話「金針の因縁」

時は貞観(ジョウガン)11年、唐(トウ)の都・長安(チョウアン)は多くの人々で賑わい、華やかだった。
すると人混みをかき分け、荊(ケイ)州都督(トトク)・武士彠(ブシカク)の息女・武元華(ブゲンカ)の馬車が如意(ニョイ)衣装店の前で止まる。
今や如意衣装店が仕立てる衣装はその美しさと独特の趣から良家の娘たちに人気を博していた。

入内が決まった武元華は如意衣装店に婚礼衣装を頼みに来た。
店主・安四郎(アンシロウ)は歓迎したが、宮中の礼服だと聞いて顔を曇らせる。
楊(ヨウ)夫人はてっきり代金の心配だと思い、娘の意に叶う衣装なら金に糸目はつけないと安心させた。
しかし安四郎は弊店の仕立て師では力不足だと謙遜し、宮中の礼服など恐れ多いと断ってしまう。

「伯伯の言葉は嘘です、阿娘の腕なら私が保証します!」
庫狄琉璃(コテキルリ)はなぜ伯父が母の腕を卑下するのか分からない。
「お望みならお引き受けしましょう」
工房で静観していた安四娘(アンシジョウ)だったが、店の面目を守るため了承した。

一方、宮中の尚服(ショウフク)局では林(リン)尚服がある噂に頭を痛めていた。
実は尚服局が軽んじて来た楊妃が新皇后に封じられるという。
楊妃と言えばそもそも斉(セイ)王の正妃で皇帝の弟嫁、そのため後宮での楊妃の立場は微妙だった。
新皇后からの風当たりが強くなることを恐れる林尚服、しかし思いがけず筆頭繍女・卓錦娘(タクキンジョウ)が妙案を授ける。
「楊妃のために冊封の儀で着用する褘衣(キイ)を用意するのです」
林尚服は皇帝が聖旨を下す前に勝手に準備したとなれば大罪だと困惑したが、卓錦娘は先回りしてこそ尚服局の有能さを証明し、忠心も伝わるという。
とは言え林尚服は楊妃の歓心を買えるほどの褘衣を作れる繍女がいないと嘆いた。

林尚服はその自信に期待し、成功すれば尚服局の大家にすると約束した。

琉璃が寺院の椿を刺繍をしていると、母違いの妹・庫狄珊瑚(サンゴ)がやって来た。
「琉璃の刺繍は名人が刺したみたい、刺繍を習っていないなんて嘘ね?!
 阿爺に言いつけてやるから!」
「妹妹、勘違いしないで、教わったことはないの、自分で見て覚えただけよ?」

針箱の針も数えているため琉璃は使えなかったが、天下一の証しとして賜ったこの金針だけは別に保管されている。
すると珊瑚は秘密にする代わりに刺繍した手巾が欲しいと頼んだ。
琉璃は仕方なく手巾を投げたが、風に飛ばされてどこかへ行ってしまう。



卓錦娘は褘衣を完成させ、林尚服だけに見せた。
しかし刺繍を確認した林尚服は憤慨、安氏が長孫(チョウソン)皇后に仕立てた褘衣には遠く及ばないと呆れ果てる。
かつて安氏は平凡な生活を望み、長孫皇后に願い出て皇宮を去っていた。
その後、宮中に安氏を越える繍女は現れていない。
「卓錦娘、しょせんお前には無理なのよ!」
林尚服は命が欲しければ師匠である安氏を何としてでも探し出し、この褘衣を直せと命じた。

卓錦娘は都中を訪ね歩き、師匠・安四娘が庫狄宅にいると突き止めた。
そこで尚服局を救うため助けて欲しいと嘆願したが、力になれないと断られてしまう。
卓錦娘はならば新皇后に師匠の腕前を思い出させることになると脅した。
皇后が安氏を尚服局へ戻せと懿旨(イシ)を下せば、再び宮中に戻るか、断って死罪になるしかない。
「衣を直してくだされば面倒は起きません、今まで通り暮らせます」
卓錦娘は師匠が侍女に娘を頼むと用命するのを聞き逃さなかった。
「″琉璃″と言う名でしたか、女子の名前のようですがご息女では?
 師父…家族も巻き添えになりますよ?」
安四娘は弱みを握られ、仕方なく娘のことは他言無用だと誓いを立てさせ、応じることにした。
「7日後に取りに来なさい」
すると卓錦娘はその際、″天下第一針″の称号の証しである金針を譲るよう頼んで帰って行った。



琉璃がこっそり母の金針を元に戻していると、運悪く安四娘がやって来た。
実は琉璃は母の目を盗んで絹の手巾に刺繍していたという。
安四娘は手巾を取り上げると、琉璃は飾り用の太い金針にも関わらず繊細な柄を刺繍していた。
娘の腕前に驚いた安四娘は厳しく叱りつけ、琉璃を泣かせてしまう。
「みんなは針仕事を習うのに、どうして私はダメなの?!」
しかし安四娘はその才能が災いを招くと知っていた。
「優れた技は″和(ワ)氏の璧(ヘキ)″と同じなの、お願い、分かってちょうだい
 阿娘が皇宮を出たのも技が仇になるからなの…
 食うか食われるかの宮中の暗闘に巻き込まれたくなかった
 人の闘争に利用されるのも真っ平だわ」
安四娘は娘に才があればあるほど心配になり、不安に駆られた。

一方、科挙のため都に到着した裴行倹(ハイコウケン)は偶然にも数々の軍功を立てた将軍・蘇定方(ソテイホウ)を見かけた。
実は蘇将軍は年に1度こうして長安に駆けつけ、大師と対局するのを楽しみにしている。
再会を喜ぶ蘇将軍と大師、すると後を追いかけて来た裴行倹が現れ、弟子にして欲しいと嘆願した。
蘇将軍は弟子を取らないと断ったが、裴行倹は長年、武術を学び、将軍のように国を守る日を夢見て来たと訴える。
そこで蘇将軍は満開の椿に目を留め、最も美しい椿を一矢で射落とせたら弟子にすると言った。

裴行倹が射たのは手巾に刺繍された椿だった。
確かに本物と見まがう程の素晴らしい刺繍だったが、蘇将軍は縁はなかったようだと追い返す。
裴行倹は諦めきれず、将軍と会えたのも天意だと食い下がった。
すると大師はむしろ何百と花が咲く中で唯一の偽花を射たことに着目、縁があるかないかは誰にも分からないと助言する。
蘇将軍は大師に免じて機会を与えると決め、寺に何日滞在するかは分からないが、もし再び出会うことがあれば縁があると認めようと言った。
「ただし寺の中に足を踏み入れてはならぬ」
「ありがとうございます、将軍!」
裴行倹の手には幸運をもたらした琉璃の手巾があった。



安四娘は夫・庫狄延忠(エンチュウ)に褘衣の手直しを引き受けたと報告した。
しかし吉凶どころか、災いがないだけでも御の字だという。
妾の曹(ソウ)氏は家族が危険に巻き込まれると不安を煽り、ひとまず安氏を離縁するよう提案した。
「離縁は万一のためよ、離縁状があれば安氏とは無関係だと申し開きができるでしょう?」
そこで安四娘は試しに離縁状を書くよう夫に筆を差し出した。
すると気が弱い延忠はあっさり筆を受け取ってしまう。
…曹氏は邪険な女で夫は身勝手な臆病者
…琉璃や、命など惜しくはない、でも阿娘はお前のことが心配なの、あなたの今後を考えねば
…天賦の才を持ったのは運命かもしれない
…その時が来たら生きて行く術になるよう私の技を伝授するわ

安四娘が褘衣を広げて眺めていると、琉璃がやって来た。
「これは阿娘の刺繍じゃないわ」
「なぜ分かるの?」
「阿娘が刺繍した鳥は空を飛べるから…この鳥たちは生気がないもん」
安四娘は娘の見る目に感心し、実は他の人が刺繍した鳥を直してくれと頼まれたという。
「でも全部の鳥に命を吹き込んだら騒々しいかもしれない
 阿娘、小鳥に命令する大きな鳥を刺繍して静かにさせるのはどう?」
「その才能が災いを招かぬよう心から願ってるわ…琉璃、しばらく1人で家を離れるの」
安四娘はその代わり自分の技を全部、教えると約束した。

琉璃は伯父と一緒に母が仕立てた婚礼衣装を武府へ届けた。
武元華は真っ先に婚礼衣装に刺繍された詩を見つけ、新しい趣で品格もあると喜ぶ。
しかし楊夫人は祝いの礼服に刺繍が桃の一枝だけでは華やかさに欠けると言った。
そこで琉璃は木全体を刺繍すれば華やかになるが、視点が散じることで印象が薄れると説明する。
「一枝の桃の花が際立つように、細部まで枝を凝らしました
 一枝は″群を抜く美″の象徴、ひと目見れば忘れられないはずです」
確かに美女がひしめく後宮で群を抜くのは女の夢、楊夫人は琉璃の解説を聞いて納得した。

武元華は琉璃の母が安氏だと知り、店で採寸してくれた人物こそ噂に名高い″天下第一針″だと気づいた。
琉璃は母との約束通り、婚礼衣装の仕上げに襟と袖口を直すため、数日ほど武家に留まりたいと頼む。
武元華は快諾、琉璃は離れの部屋に落ち着いた。
…琉璃、これから阿娘が言うことを決して忘れないで
…明日は伯伯と武府へ行くのよ、そのまま7日間とどまって衣を仕上げなさい
…刺繍の秘訣や絶技をまとめておいたわ、これをあなたに
…武府で一つ残らず頭に叩き込んだら焼き捨てるのよ
…忘れないで、誰にも見せてはいけないわ、いいわね
琉璃は早速″安氏刺繍奥義書″を開いた。
…それからこの金針は昔、陛下と先の皇后から賜った物なの
…″天下第一針″の称号を持つ証し、これもあなたに託すわ、大切に保管してちょうだい
…7日後に阿娘が迎えに行く、もし迎えに行かなければ家には戻らないで
…武才人にお願いして尼寺に行き、御仏にすがるのよ
…私の娘であることは誰にも言ってはいけない
琉璃はいつのまにかうたた寝し、母の夢を見て泣きながら目を覚ました。
「阿娘っ!」

つづく


( ;∀;)日本人の目にはあまり優しくないドラマ?w





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最終更新日  2023.03.16 11:28:18
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