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2010.10.05
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カテゴリ: BMW R90/6
次の作業は「走行中の振動を取ること」である。
エンジンフィーリングの中でバイクにおける「振動」は「心地よさ」につながることはバイク乗りなら分かるはず。しかし日本のメーカーはバイクの気筒数を増やすことでエンジンの振動を抑えてきた。単気筒よりも2気筒、2気筒よりも4気筒、さらに6気筒なんてエンジンも存在する。その極めつきはHONDA GOLDWING GL1800である。水平対向6気筒はクランク120度毎に爆発し、エンジン振動は皆無に等しい。だが、最初に書いたようにこの振動を「心地よいもの」と感じるのは2気筒まで、と思う。ここにきてわがBMWの振動は何と「耐えられないもの」であった。時速120kmあたりで出る振動は気筒数によるものではないと思えた。その原因がどこにあり、修理可能なものなのか、可能なら直したいと考えての依頼であった。
フジイは修理のため送られてきた90/6にまず試乗し、このバイクの振動の元はクランクではない、と指摘した。数多くのBMWを修理してきた経験が即座に悪いところを指摘するのである。長いこと90/6に乗ってきたが、このBMWにしか乗ったことのない私には分からないことであった。だからクランクまでは分解する必要がなかったのである。悪いところはフライホイール(+クラッチ板)であった。この回転バランスが狂っていた(タイヤの回転バランスが狂うとハンドルや車体が振動するように)のである。
よくピストン+ピストンピン+コンロッドの重量バランスを合わせるとエンジン回転がスムースになるという。この作業は当然行われている。タイヤの軽いところに重りを付け回転バランスを取ると同じようにフライホイールもバランスを取るのだが、測定する機械が必要なのは当たり前。何とフジイはこの機械を持っているのである。なんでも先代がこの機械を開発したそうな。(とBMWバイクスという雑誌に載っていた)
測定の結果11.15g狂っていたようだ。(私にはその程度は分からないのだが、フジイにいわせると、とんでもない量らしい)どのようにしてバランスを取るのか、その作業はヒミツのようだが、きれいに修正されエンジンは組み立てられてゆく。
http://blog.goo.ne.jp/ams-fujii_1973/d/20100513はピストンなどの重量バランスの様子
http://blog.goo.ne.jp/ams-fujii_1973/d/20100515はフライホイールダイナミックバランスの様子





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Last updated  2010.10.05 10:58:21
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