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2014.10.30
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カテゴリ: メンテナンス
今年の初夏女房の父親が死去、遺品の中で頂いてきた物がある。ナショナル(現Panasonic)の高級ラジオ、RF-2800、通称PROCEED2800である。(写真1)おそらく30年ほど前の物(あとで判明するが)であろうと想像していた。当時はBCLといって海外の短波放送を聞いたりするための5バンドラジオである。

みが付いている。普通の人はこんなラジオは買わない。ネットで調べると当時5万円ほどした高級ラジオである。ちなみに私は中学生の時(昭和44年頃)親にねだってこのテのラジオを買ってもらったことがあるが、さすがにSSBは聞けなかった。(その頃SSBはまだ実用ではなかった)その後高校生になってアマチュア無線を始め、SSB通信を行うようになった。岳父はその後アマチュア無線の免許を取得するのだが、この頃から電波や通信機に興味があったのだろう。
長いこと棚の上に置かれていて埃だらけだったが、スイッチを入れて聞いてみるとFM放送は聞こえるけど、中波(AMラジオ放送)と短波はさっぱり聞こえない。雑音すらしない。さて直るだろうか。もらって帰り修理に取りかかる。まずはネットで回路図などがあるかどうか探してみると、なんとこのラジオにはテクニカルガイドなる整備書があったようである。回路図も解像度が悪いが手に入り早速分解してみた。するとプラスチックの筐体に鋳込みがある。(写真672)これは1977年4月4日、と読むのだろうか。工場で組み立てられた日、またはこの筐体が作られた日であろうか。兎も角1977年(昭和52年)の製造であろう。筐体を洗剤と水、古歯ブラシで洗い、エアーガンで水分を吹き飛ばす。その後2-3日乾燥させ一旦組み立て動作させてみることにする。(藤)
P1110723(1).JPG
写真1
P1110672(1).JPG
写真2





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Last updated  2014.10.30 17:52:09
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