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turu164 @ Re:フロントブレーキ修理(05/09) こんな新車のようなバイクは初めてです。…
906tom@ Re:フロントブレーキ修理(05/09) 太田ガレージに入庫する中古物件にしては…
turu164@ Re[1]:TY50/12年振りのエンジン始動(05/02) グリフイスさんへ 今年は不動車になってし…
グリフイス@ Re:TY50/12年振りのエンジン始動(05/02) バイクも車も同じですが、ほおって置くと…
グリフイス@ Re:フレンディーでキャンプに行ったものの(04/18) 良いですね。最高じゃないですか。ひとり…
2017.07.12
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カテゴリ: Touring
カブでしまなみ海道ツーリングを共にした福さんから宮崎ツーリングの誘いが来た。かなり前から計画していたようなのだが、往路は岡山から山陽道と中国道で下関まで走り、関門橋からは九州自動車道で「えびのJCT」経由で宮崎道を走り宮崎まで行くという。片道800キロ近くにもなる途方もないバカげた計画だったので、躊躇していたのだが、一緒に行く予定のZZR1400が急遽参加出来なくなったので往復共にフェリーを利用しても良いという妥協案を出して来た。しかしもう一つ難題の「雨が降ったら行かない。」という条件を付けたのだ。
10日後の予報が出るのを心待ちにしていたら九州豪雨で福岡県や大分県に甚大な被害が出てしまった。こんな時に....とも考えたが、熊本地震では観光客が離れて復興の妨げとなったという経緯から、復旧ボランティアには行けないけれど、ささやかではあるが大分県で金を使うことはできると思い、予定通り決行することにしたら天気も回復状態となり、雨の条件も消えた。もう行くしかない。神のお告げだ。
7月10日午前3時5分妻の見送りを受けながら出発。曇ってはいるようだが雨は降っていない。約束の3時30分深夜の道口PAに到着すると福さんがタバコを吸いながら待っていた。
いよいよこれから宮崎までの長いツーリングが始まる。福さんのドカ(ディアベル)の後について山陽道を西進する。深夜なので車は少ないがメガネを忘れたので慎重になる。三原久井ICを過ぎた辺りから突然霧が出て来た。この先は山陽道の最高地点となるので霧が出ても仕方がないのだが、霧は段々と深くなり、ヘルメットのシールドも曇り、10メートル先も見えない状態に陥る。危険を感じ、走行車線を走る大型トラックの後に回り込み、テールランプの明かりを頼りに追走するのだが生きた心地がしない。追突防止のために左ウインカーを点ける。V7ドンキーにはハザードが付いていないのだ。
ディアベルはLEDライトなので問題無く走れたそうだ。ヘッドライトのバルブをLEDに換装を考えないと....。
霧の晴れた本郷あたりでゆっくり走って待っていてくれたディアベルにやっと追いつき、奧屋PAで休憩。広島を超えた辺りから空が白み始め段々と明るくなってくる。やっと夜明けだ。回りが明るくなれば走りやすくなって行く。
徳山東ICで高速を降りて徳山港へ。7時20分発のスオーナダフェリーの出航まで1時間以上あるので乗船手続きを済ませコンビニで朝食を調達。7時になって乗船が始まったが、誰も乗る者がいない。車もバイクも自転車も人も.....。そうなのである。大分県の国東半島の竹田津までこの大きなフェリーを2人で貸切にしてしまったのである。私は乗船早々眠くなったので、広いカーペット敷きの部屋の隅っこで小さくなって寝てしまった。根っからの貧乏性である。福さんは椅子の客席で一人寂しくNHKの朝ドラを見ていたようである。
2時間寝たので元気になった。9時20分竹田津からツーリング再開である。九州は晴れており、雲が多いが青空も覗いている絶好のツーリング日和となっていた。昭和の町で有名な豊後高田を通って宇佐に出て宇佐ICから宇佐別府道路に乗り速見JCTで大分自動車道に分岐、日出JCTで大分方面に分岐。別府湾SAで休憩。日向の友人に連絡すると昼食に焼き肉を用意して待っているとの事。これは少し急がねばなるまい。大分を過ぎた辺りから東九州自動車道となり、宮崎に向けての南下が始まったのだが、この東九州自動車道は宮崎まで片側一車線の対面通行だったのは予想外であった。所々に追い越し区間があるものの、大型車に引っ張られ快調にとは行かないのだ。東国原前宮崎県知事が宮崎の道路事情の悪さを嘆いていたのが、実感された。
ディアベルは途中の延岡でチキン南蛮を食したいと言うので、日向で時間が合えば合流と言う事で、ここでお別れ。途中で道を間違えたりで、予定より30分遅れで細島の友人宅に到着。細島港を眺める高台のダイニングで宮崎牛を食しながら暫し歓談。日知屋にいるもう一人の友人の元へ向かう途中、大御神社の駐車場でディアベルにバッタリ遭遇。頭から顔から汗ビッショリで海水浴でもしていたかのようである。聞いてみると細島の景勝地/馬ヶ背を見学しようと駐車場から歩いたらこの有様との事。「もう何処にも行かず宮崎まで直行してホテルで休む」と力なく言い残して去って行った。

今日のホテルは国道10号線沿いなので、ナビが無くても頭で覚えた地図だけで到着する事ができた。駐車場はホテルの隣の立体駐車場だ。エレベーターで3階まで上がって駐車する。既にディアベルと本日合流のCB1100が駐まっていた。ここなら盗難の心配は無いだろう。
フロントでサービスの焼酎のボトルを頂き、部屋でシャワーと着替えを済ませ本日の宴席に備える。本日は地元の黒さんが予約をしておいてくれた品の良い和食の店だ。マグロの背から腹までの刺身、地鶏の炭火焼き、深海魚の目光りの唐揚げ、馬肉のユッケなどなどを食しながら茜霧島、赤霧島などを飲み進め宮崎の夜は更けて行ったのである。(2日目に続く)

貸切フェリーとV7/徳山港にて

広い甲板の隅にバイクたった2台

フェリーから山が高い姫島を望む

細島の町並み

大御神社





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Last updated  2017.08.21 14:36:45
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