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フレンディーの内張りは車内から開ける事ができるレバーが付いているので、先ずこれを外す。次に4箇所のプラスティリベットを抜く、次に内張りの上から指でなぞると、凸部分が分かるのでその部分にリベット外しを挿してこじるとプラのリベットが抜ける10箇所ほどあるリベットを全て抜くと内張りが外れる。内張りの下にはビニールが黒いペースト状の接着剤のような物で貼りつけられているが、硬化していないので、簡単に剥がす事ができる。
モーターのアースを確認してみると、問題無くしっかりとアースされており、ナットの緩みもない。配線の断線も無さそうである。カプラーを抜いてみたが異常は見当たらない。そうなるとモーターが怪しい。純正品だとたぶんバカ高いだろうと思いヤフオクを探してみたら、動作確認済みの同じモーターアッセンが2,310円で出ていたので、即落札。
届いた中古モーターアッセンは新品のようにピカピカだ。車体の中に入っているので、汚れも付かないのだろう。
モーターアッセンを交換するには、ワイパーを外す必要がある。ワイパーの軸元にあるプラのカバーを外すと10ミリのナットが現れる。このナットを外してワイパーアームを引っ張れば外れる筈であるが、これが固着して動かない。CRCを吹き、当て木をしてドライバーでこじるが動かない。少し衝撃を当てながら引っ張ると突然抜けた。
後は車内から4箇所の10ミリのナットを緩めると、モーターアッセンが外れる。中古品に付け替えて、スイッチを入れる。さぁ。モーターが…。動かない。ぬぁにぃ~。何度やっても同じであるウンともスンとも動かない。モーターでは無かったのか。そうなるとスイッチ?これは厄介だ。それとも断線?また、いらない物を買ってしまった。
故障箇所を探す方法を聞いてみようと、お世話になっているモータースに持ち込んで状況を説明すると、「それはたぶんリアゲートとボディーを繋いでいるゴムカバーの中で断線している可能性が高い。」と即座の回答。古くなったクルマ、特に商用車などはリアゲートを開ける頻度が高いので、経年劣化で断線する事がよくあるとの事。そう言えばこの工作車は一般のクルマよりリアゲートを開く回数は断然多い。両端のゴムカバーを抜いて中のワイパー配線(紫に細い白と白に細い紫)2本を引っ張ってみると紫に細い白の線が抜けた。断線である。
流石、プロはクルマを見なくても故障箇所が分かるのね。折角苦労して交換したモーターアッセンが無駄になっただけだった。最初から相談しておけばよかった。
モータースから帰って直ぐに修理に取り掛かる。適当な配線を15センチ程切ってゴムチューブの中を針金を使って通し、両端を断線した配線にアルミスリーブで結線。念のためにスリーブの中にハンダを流し、収縮チューブで絶縁して置く。キーをONにしてリアワイパースイッチを入れると何も無かったようにワイパーが動いた。古いクルマは配線の被膜も硬化しており、経年劣化で断線する事を頭に入れながら乗らなければならない事を痛感した。
プラスティリベットを抜いた内張り
プラスティリベットとリベット外し
内張りを外したバックドア
リアワイパーモーターアッセン
雨水浸入防止用のゴムを外して仮付したワイパー
断線していたリアワイパー配線
修理が完了したリアワイパー
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