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今回の出番は、距離もあり林道ということで、YAMAHAセローで自走する事とし、前回虫明林道から帰還の際に外しておいた左右のバックミラーを取り付けようとしたのだが、またクルマに積載する時に外さなければならないので、TLM220に取り付けてあるアンダーミラーを拝借して、午後1時GSでガソリンを満タンにして出発。
足守から建部を通ってR484に合流した所でスマホナビとインカムを接続し、吉井川まで走る。突き当たりのR374を南下して直ぐの県道90号赤穂佐伯線に入り岡山国際サーキットから八塔寺ふるさと村の入口を過ぎて直ぐに左折し白水方面の山に入って行くと、林道加賀美線起点の看板が現れた。ここで休憩を兼ねてこれからオフロードを走るため、フロントとリアタイヤの空気を抜く。エアーゲージを持って来ていないので、タイヤのサイドを触りながら大体1気圧程度と思われるまで抜いて準備万端だ。
起点は舗装路であるが、農場を過ぎた辺りからオフロードとなり、道は湾曲しながら高度を上げて行く。男滝の看板がある分岐点までは幅員もあり、酷いガレ場もないので軽四程度の車幅のクルマなら走れそうである。
分岐点を右折すると、いきなり曲がりくねった急坂になり、路面も荒れて来た。何箇所か真っ黒なヌタ場もあり、避ける事が出来ずスピードを殺して突っ込むが、タイヤの空気圧を落としているのでマッドにもガッチリ対応しているのが分かる。
軈て林道は下り坂になり、雨で抉られて凸凹になった路面や倒木なども現れるのでスピードは出せない。フロントタイヤが石や土嚢袋に当たる時にリム付きがあるようなので、少し空気を抜き過ぎたようである。しかし、その分車体が跳ねたりせず、しっかり路面をグリップして安定感は抜群である。
植林された大きな杉の森の中で一人で走っていると、心地よい気分になるが、もしもここでバイクが壊れたらどうなるのかとの不安も過ぎるので、先ずは安全に無理をぜず楽しむ事を心掛けながらカーブをクリアして行くと、いきなり白水の滝が現れた。
岩を伝う何本もの細い流れが柔らかい気品のある滝である。ここからは落ち葉の積もった舗装路となり間も無く白水の集落に到着して林道加賀美線の終点となる。出口に道を半分塞ぐバリケードがあり、通行止めかと思い振り返ってみると落石注意の看板だった。
兵庫県方面と角南方面の分岐点で休憩を兼ねてタイヤの空気圧を元に戻すべく電動空気入れを繋ぐと前後共0.7気圧だった。やはり空気を少し抜き過ぎていたようだ。今日は剣山スーパー林道でも使用した電動空気入れを持参しているので、空気の注入は容易い。この空気入れの良い所は予めセットした空気圧になると自動でポンプが止まるので、エアーゲージが不要になるという事だ。
これで帰りのセローは高速対応となったので、角南に向けて走り出す。同じ道を帰っても面白くないので、少し南下して延喜式内社である天石門別神社に立ち寄ってみる。この神社は以前2回程参拝していたが、神寂びた本殿は彫刻や造形も美しく当時のままだった。境内奥には琴弾の滝もあり、社叢も良い雰囲気なので、パワースポットとして整備すれば、人気になりそうに思えた。
再び岡山国際サーキットを回り、和気に南下して広域農道を使って峠越えを行い熊山へ。吉井川沿いを更に南下し、竹原からR2に合流。このまま一気に帰還と思いきや、時刻は午後5時を回っており、名物の岡山渋滞に巻き込まれた。R2は片側2車線なので、右ハンドルに取り付けたアンダーミラーでは左側の確認が難しい。1車線道路ではそれほど問題はないのであるが、2車線の場合、追い越し車線から走行車線へ戻る時に左側後方は目視をしなければならず危険が伴うので、リスクを減らすため走行車線をゆっくり走って帰った。アンダーミラーは街乗りには向かない装備だろう。
ドンキーベースにセローを格納し、改めて車体を眺めたら、ヌタ場での泥炭がシートまで跳ねて汚していた。オフロードを走った感はあるが、洗車が必要だ。今年に入って2回目のオフロード走行であったが、明るい虫明林道と暗い加賀美林道と両極端を満喫出来た事は良い経験となった。
中国自然歩道の看板とセロー
起点の看板がある林道加賀美線
オフロードになった林道加賀美線
始めの内は幅員もあり走りやすい
林道の分岐、男滝方面、右に分岐して坂を登る
ガレ場が続く林道加賀美線
林道脇を流れる白水の滝
オフロードから舗装路に変わった白水の滝休憩所
林道加賀美線終点の白水の集落
電動空気入れで空気圧を元に戻す
雰囲気のある天石門別神社入口
境内の佇まい
泥に汚れたフレーム
泥炭が跳ねたリア回り
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