世界バレエフェスティバル全幕プロ「ドン・キホーテ」Part2

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2006年07月29日

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世界バレエフェスティバル全幕プロ「ドン・キホーテ」
Part2

Part 1 の続き

第2幕
宿屋

楽しい饗宴。
キトリとバジルが現れる。

バジルはキトリを回す回す。おもしろいのはぐるぐるん、と回してから勢いをつけすぎてそのまま惰性でぐるぐる回るのを手を放して見てる（笑）。9回ぐらい回ってたわ。なんか人間業を超えてる回転人形タマラ。

キトリとバジルはうれしそうに言葉をかわしている。バジルの手がキトリの肩へ回っている。

ガマーシュが現れる。
キトリとバジルは左右に分かれる。
ガマーシュ：もしもし、その娘さんは…　
（キトリじゃない）
でもキトリじゃない娘といちゃいちゃしているバジルも許せないらしいお父ちゃん。
舞台下手に布をかぶってキトリの振りしているメルセデス。
しかしとうとう捕まえられるキトリ。

一計を案じるバジル。気色ばんでマントを羽織り、かみそりを取り出す。
（キトリに）「だってガマーシュに腕をチュッチュさせてただろ！　もう俺は死ぬよ。」
かみそりを突き刺す。人々は目を覆う。

キトリは？となりながらも狂言だとやっと理解する。足を上げたバジルの足を押し戻す。
キトリはバジルの手をとって胸に当てて、人々に訴えかける。
バジルはちゃっかりキトリのおっぱいをさわる。
だんだん調子に乗って今度は両手。
そんなこんなで結婚が許されたとたん、バジルが跳ね起きる。

偉い人の館に招かれる一同。

ディベルテスマン。

グランパドドゥ。

黒と赤の衣装が実に実に似合う二人。
ノーブルですばらしいダンス。ペンファーザーもいいけど、やっぱりカレーニョのほうがロホの相手としてはしっくり来る。

アダージョ：
　左右に分かれた2人が近づいていく。バランス。最初の2回。ロホの目が空中の一点を凝視する。すごく集中している。右足ポワントで立ち、左足を後ろにアチチュードで手はアン・オー。ロホはぐらつくが意地で立ちきる。長い。すごい～

　開脚ジャンプでキトリに近づくバジル。

　2回目の2回のバランスは完璧。今度は得意の左足が軸。左足ポワントで右足を後ろにアチチュード。左手は腰で右手を差し上げる。2回目には、ロホは拍手がわいてからにやっとして、
「もっと立ってられるけどもういいわ」と降りる。降り方もパッとではなく、余韻を持たせて後ろ足と手を伸ばしきって降りる。余裕です。こういうところがさすがプリンシパルなのだわ～

客は大喝采。

フィッシュダイブの形に上から落とすところ、上で半回転させてから膝の上に落とした。余裕のカレーニョ。すばらしい。

ヴァリエーション１：長谷川智佳子

バジルのヴァリアシオン。完璧。ピルエットとトゥール・ザンレール。

ヴァリエーション２：小出領子

キトリのヴァリアシオン：扇子を使う。エシャペ。パッセ。ピケ・ピルエットからシェネ。

コーダ：バジルのマネージュ。
　バジルのアラスゴンドのフェッテ。
　キトリのフェッテ・アントゥールナン、ダブルで入って、3回に1回ダブル。ロホは3回に1回トリプルを入れてくる人だから、やはりきょうは押さえ気味だ。しかし最後までドゥーブルを入れたところはさすが。
　バジルのピルエット。
　キトリのものすごい高速シェネ。
　完璧な二人。

フィナーレは手拍子。
　バジルとガマーシュのピルエット合戦がすごかった。実はここが全部の中で一番すごかったかもしれん。最初は普通に回る2人。どんどん高度になって、次には足をまげて伸ばした形でのピルエット。同じように返すカレーニョ。さすがフェスですね。すばらしいおまけでした。

カーテンコール。

きょうは実にうれしそうなカレーニョさん。あなたの笑顔が見られて、ほんとに良かった。

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世界バレエフェスティバル　ガラ 2003年8月13日
　ロホ・カレーニョのドン・キホーテ

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