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-------------------------浮き世の月見過(みす)ぐしにけり末二年(すえにねん) 井原 西鶴------------------------- 井原西鶴(1642~1693)の辞世の句。 当時は人生50年と言われており、西鶴はそれより2年長生きした、と考えたようです。 「浮き世」とは「憂き世」とも書きますが、そう書くとつらく悲しい世の中、の意。 西鶴は「浮き世」としているので楽しい人生を考えたのでしょう。 世の中を、2年見過ぎたものよ、の意。 私は50歳をとうに過ぎましたが、そう考えると、長生きをさせてもらっていてとてもラッキーですね。------------------------- 当院は予約制です。現在「一週間待ち」ぐらいになっています。予約は電話でお願いします。たかたクリニック高田 広之進
2014年11月21日
旅人とわが名よばれん初しぐれ 芭蕉------------------------- 初時雨(はつしぐれ)とは、その冬になって初めて降るしぐれ。しぐれとは、晩秋から初冬にかけて降ったりやんだりする雨のこと。 この句は以前にも書かせてもらっています。雨の冷たい中をわびしげに旅に出るイメージを、私は好きなのでしょうね。------------------------- 当院は予約制です。現在「一週間待ち」ぐらいになっています。予約は電話でお願いします。たかたクリニック高田 広之進
2014年11月10日
小倉山(をぐらやま)峰(みね)のもみぢ葉(ば)心あらば今ひとたびの みゆきまたなむ (拾遺集)貞信公(藤原忠平)-------------------------百人一首より。藤原忠平(880-949)は関白藤原基経の子。「貞信公(ていしんこう)」は諡(おくりな)。小倉山に色づいたもみじの葉よ、ものごとの深さをわかる心があるのなら、もう一度の(醍醐天皇の)おでましを、その美しさのまま待っていてほしい。 小倉山は京都府右京区嵯峨の、紅葉の名所。死ぬまでに一度は行ってみたいですね。-------------------------当院予約制です。現在「1週間待ち」ぐらいになっています。予約は電話でお願いします。たかたクリニック高田広之進
2014年11月07日
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