“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

< 新しい記事

新着記事一覧(全13976件)

過去の記事 >

2021.10.14

うなぎ田代 @愛知県瀬戸市　～凄い焼きの名店

テーマ：ジェームズオオクボの鰻屋研究記(42)

カテゴリ：各地名産品及び各地名物料理

うなぎ田代 @愛知県瀬戸市　～凄い焼きの名店

お店は、現在、「食べログ」で愛知県の鰻部門で1位にランキング（10／21現在4．08点）されています『うなぎ田代』です。
　昔は並べば食べられたと瀬戸の友人が言っておりましたが、現在は朝、7時から受け付けてます当日の予約をします。土日はあっと言う間に予約が終了してしまうそうです。　

お店は神社の参道にあります。

初めて来た私にはあまりにもディープな印象でした。

店の前からは店主の鰻を焼く姿が見れます。
店主は活の鰻をさばくと、備長炭のかなり高温の焼き台に載せて焼きます。
立ちこめる煙はさながら浅草寺の境内の常香炉（じょうこうろ）ようです。
今流行のあれは煙に弱いらしく、店内は昔のままなのですが誰も気にとめない様子。

さて、時間ですので入りましょう。

この空間では、こんな時代でなくてもマスクは必須。
Yシャツもかなりスモーキーになりそうです。

事前情報によれば、うな丼（並）3,000円で一匹の鰻で、うな丼（上）4,200円で一匹半だそうです。私は焼いている姿を見て、一匹がちょうど良いかなと思いましてうな丼（並）を注文しました。でも、店内を見渡すと他のお客さんはうな丼（上）を注文しています。
さすがに愛知県の人はがつんと満腹中枢に刺激を与えるのが好きだな、と思いました。

うな丼を待つ間、焼き台や店内の様子を勉強します。
昼時というのに電話が結構、かかってきます。奥様は「うなぎ屋です～」と電話に出ます。
なんか、それが懐かしくてね。
それで、店主も電話に出たりして結構、丁寧に応対しているのです。
朝、予約をしないと入れないことを知らずきたお客様に丁寧に応対しています。

こちらが定休日。結構、休みありますね。

　さて、そんなこんなでうな丼がきました。

こちらが若手が頼んだうな丼（上）です。
三つを重ねてうまくのせています。

こちらが、うな丼（並）です。
真ん中に切り込みを入れてあります。

まずは、ひとくち・・・
おお、うな丼で蓋付きなのに、皮目がさくっとしています。
身は弾力があるぷるっとした感じです。
これは焼きが凄い！福岡市の『山道』に昔『うな富士』出身の名人がいまして、カリ、ふわでおいしかったが、こちらはサクふるです。

個人的には、おそらくたまり醤油が入っているこのタレは好きです。
うまい！
鰻の身の味わい自体はバターのようなニュアンス脂ではないですが、うまく脂を落としながら焼いているのかちょうど良い感じです。

　奥様に、愛知県だから一色ですかと聞きますと、カレンダーを示して、「ヤマヨ」さんから主に九州を入れておりますよと。