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◆コードネーム U.N.C.L.E.◆2024年1月29日 BSテレ東にて放映1960年代にアメリカで製作されたドラマ、日本でも人気となた「0011 ナポレオン・ソロ」のリメイク映画。冷戦時代の西ドイツや東ドイツ、イタリアなどを舞台に物語が展開する。ストーリーの面白さ、アクションシーンは007シリーズと並ぶ出来栄え。ナポレオン・ソロのドラマはすべて観てないけど、何本かは観た記憶がある。ヘンリー・カヴィル/ナポレオン・ソロ~彼はスーパーマンも演じた~ソロは腕利きのCIAエージェント~18歳で陸軍に入隊し、過去に犯罪歴もある~数か国語をマスターしている。アーミー・ハマー/イリア・クリアキンはこちらも腕利きのKGBエージェント~父はスターリンの友人でシベリアへ送られてしまい、母は情婦のようになってしまった。こんな東西の腕利きエージェントが手を組んで悪を退治しようという物語。これはもちろん懐かしいドラマの二人。ナポレオン・ソロをロバート・ヴォーン、イリア・クリアキンをデヴィッド・マッカラム~いいコンビだった。残念ながら二人とも故人。ナポレオン・ソロは東ドイツで車の整備士をしているアリシア・ヴィキャンデル/ギャビー・テラー~彼女はアカデミー賞受賞女優~ギャビを西側へ亡命させるミッションを遂行しようと~それを阻止しようとするのがイリア・クリアキン。ソロは追手を振り切って亡命させることに成功する。西ドイツへギャビを連れて戻ったソロに意外なミッションの命令が待っていた。そこに現れたのは敵であるKGBのクリアキンだった。アメリカとソ連それぞれの上司が揃ってソロとクリアキンに命じたミッションは~世界を危機に陥れる核兵器拡散をたくらむ謎多き国際犯罪組織が核兵器を開発し、それを生き残りのナチに受け渡そうとしている。元はドイツの核兵器科学者で開発の中心となった博士が行方不明のギャビの父親。核爆弾を使用不能とし、博士が作った核爆弾開発方法が入ったディスクを奪うようにと~出てきた情報によるとイタリア・ローマの大企業ヴィンチグエラに博士は捕らえられて核兵器を開発させられてると~ローマの工場には核爆弾があると~ヴィンチグエラの社長がアマチュアレーサーでもある元ナチスのアレグサンダーで、妻がヴィクトリア。そしてギャビの叔父が役員として勤めていた。そこでソロとクリアキン、ギャビは偽の身分を装って、アレグサンダーが主催するレース開催のパーティーへ参加した。クリアキンはソ連の建築家でギャビはその婚約者。ソロは美術品収集家となって妻のヴィクトリアに接近する。ギャビはそこで叔父のルディに会って話したが、父親の情報はその時は得られなかった。そのパーティーで出会ったイギリスの石油会社役員のウェーバリー(ある有名俳優が演じてる)が最後に鍵を握る人物だとは~右端に居るのがウェーバリー~誰かに似てる?それは後ほど~ソロとクリアキンは工場に忍び込み、核兵器の証拠をつかんだ。しかしソロが捕らえられて拷問にかけられるが、クリアキンが助け出す。後日、ギャビが叔父にアレグサンダーのところへ呼び出された。そこでギャビはソロとクリアキンはアメリカとソ連のスパイで、核兵器の開発を阻止しようとしていると正体をばらした。彼女は二人を売ったのだ。そしてギャビは離れた場所にある核兵器のところへ連れて行ってもらって父の博士と対面した。ギャビの裏切りによって正体がバレた二人だが、なんとか危機を脱した。そしてイギリス情報部MI6の協力を得てギャビたちがいる場所へと~なんとMI6の指揮をとっているのはソロがパーティーで会ったウェーバリーだった。演じてるのはヒュー・グラント。そしてなんとギャビはMI6側のスパイであると~ギャビが二人の正体をばらしたのは一応計算ずくだったと~ここでどんでん返しがあった。要は米英ソで核兵器拡散を阻止しよういうことだった。ただし、ソロ、クリアキンそれぞれの上司からは博士が製作したディスクを必ず持ち帰れと~そのためには相手を殺してもかまわないと命じられていた。最後、一番の悪は妻のヴィクトリアだった。ソロ、クリアキン、ギャビ、そしてウェーバリーらはミッションをクリアした。ミッション終了し、ソロとクリアキンはディスクを手に入れるために~しかし二人はディスクを燃やして、母国には持ち帰らなかった。そこへ現れたのは~またもウェーバリーだった。CIAのソロ、KGBのクリアキン、そしてMI6のギャビ~MI6のウェーバリーは我々はチームだと~次にミッションはトルコのイスタンブールがと~チーム名は「UNCLE」といって去って行った。痛快で面白いアクション映画だった。本作の舞台は1960年代~このジャガーEタイプに代表されるように、懐かしい車、そして粋なファッションも本作のみどころ。KGBの映写技師として、イングランドのサッカー代表選手でエースのデヴィッド・ベッカムがカメオ出演している。
2024.01.31
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◆隠し砦の三悪人◆2024年1月28日 NHK-BSにて放映敗国の侍大将が世継ぎの姫と軍用金を擁し、二人の百姓を従えて敵中突破するハラハラドキドキの大脱出冒険活劇。本作は多くの外国映画にも影響を及ぼしていて、ジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の基になってる。またジョン・ミリアス監督の「風とライオン」のアクションシーンは三船敏郎のアクションシーンを取り入れている。そして2008年にはリメイク版が製作され、松本潤、長澤まさみ、阿部寛らが出演した。百姓の千秋実/太平と藤原鎌足/又七は立身出世、褒賞金目当てに秋月家と山名家の戦に参加した。しかし秋月家に加わった二人は負け戦で、家を売って刀と具足を揃えたが皆失った。山名家による残党狩りも始まってて、二人の目の前で殺された落ち武者はチョイ役で加藤武が演じてる。この後二人は安全な早川領へ逃げようとしたが、山名に捕らえられ、秋月の隠された埋蔵金探しに従事させられる。しかし捕虜たちの暴動が起こり、その騒ぎに紛れて二人は逃げ切ることができた。この二人、冒頭から言い合い、けなし合い、その先も金の取り合い、仲直り、また仲違いと、面白いやり取りが本作の見どころでもある。逃げることができた太平と又七は逃亡中の秋月の姫を見つけ出せば金10枚もらえると知り、姫を探し出そうと~そうして山中で火を焚いてると、薪の中から金の延べ棒が出てきた。ここでも取り合いが始まるが・・・そこへ現れたのが三船敏郎/真壁六郎太~秋月の腕の立つ侍大将。山の中にある秋月の隠し砦に二人を連れて行き、秋月家再興の金200貫を一緒に運ばそうとする。しかも隠し砦には秋月家の世継ぎの姫、上原美佐/雪姫もいた。そこには重臣の志村喬/長倉和泉も~しかし六郎太や雪姫、二人の百姓が出て行ってから山名に襲撃され焼き討ちに遭う。百姓二人の案で、一旦防備が手薄な山名の領地に入り、そこから早川領へ抜けようと~百姓二人は六郎太から金の分け前がもらえると言われ、一緒に薪に入った金を運んで早川領を目指す。馬に積んで、人も担いで~ただし、二人の百姓には雪姫とは明かさずに、ただの唖(おし)の女だと言って共に目指した。途中で馬を無理やり侍に買い取られて、薪を荷車に積み替えて~また山名の関所では六郎太が機転を利かせて金の延べ棒の入った薪を拾ったと言って1本見せて、それを探しに行った連中を尻目に関所を抜けた。しかし、薪を積んだ荷車を押してることを怪しまれて、山名の侍がやって来たのを六郎太が返り討ちにした。その時に六郎太は山名の関所に入ってしまって~そこで好敵手の山名の侍大将、藤田進/田所兵衛と会った。二人は長い槍で一騎打ち~死闘の末に兵衛の矢が折れ参ったと~六郎太は兵衛にとどめを刺すことなく関所を去って行った。怪しまれるだけだし、いつまでも大量の薪を積んで道行くわけにはいかない。そんな時に、秋月の火祭りがあるとわかり、その行列に薪の荷車を押して加わった。いざ火祭りが始まり、六郎太は薪をすべて火の中へぶち込んだ。祭りが終わって灰の中から皆で金を掘り出してわら袋に詰めて皆で担いで行った。しかし、山名の追手に追いつかれ、ついに雪姫と六郎太は捕らえられた。捕らえられる前に六郎太は太平と又七を逃がしてやったのだ。二人の百姓は金を手に入れることはできなかったが、命あっての物種と言って慰め合った。雪姫と六郎太は秋月の城へ連れて行かれて斬首か~と、その時~六郎太の好敵手の秋月の侍大将・兵衛が現れ、六郎太たちに加勢して二人を逃がしてやるのだった。男気のある兵衛だった。関所の向こうは早川領~金200貫を積んだ馬、雪姫、六郎太、そして秋月を裏切った兵衛も早川領へ向かった。その頃、金を積んだ馬の側にいた太平と又七は早川の侍たちに捕らえられてしまった。ついに早川領へたどり着いた三人。そして牢から出された太平と又七の前には六郎太と兵衛の二人の侍大将、そしてこの時初めて二人に正体を明かした雪姫がいた。太平と又七に礼を言って、残念ながら金200貫は秋月のお家再興のための軍用金なので分け与えられないと~だた礼として大判1枚を二人に手渡したのだった。太平と又七は帰路、今度は喧嘩することなく二人で分けようと言い合った。
2024.01.30
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◆ある会社員◆2024年1月28日 関テレにて放映韓国本国で大ヒットしたアクション映画。ソ・ジソブ/チ・ヒョンドは金属製造会社に勤める課長職に就いてるごく普通の会社員?実はヒョンドが勤める会社は表向きは金属製造会社だが、実際は裏では暗殺を請け負う営業2部の所属で、ヒョンドは殺しのプロと言うほどのやり手。ヒョンドはやり手で部長に昇進したが、消すように言われてた使い捨てのバイトを生かしていたり、同じく始末するように言われた邪魔者の部長も生かしていた。それで社長の息子から反感を買っていた。しかも助けたバイトの母親が、かつてヒョンドが憧れた歌手だった~ヒョンドは彼女と一緒になるために会社を辞めようとするが、会社はそれを許さない。ヒョンド宛てに刺客が送られ、母親も犠牲になってしまう。ヒョンドは一人で会社を潰す覚悟で乗り込んで行く。すべて始末して、ヒョンドは警察へ出頭するのだった。
2024.01.30
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◆ハリー・ポッターと アズカバンの囚人◆2024年1月26日 日テレ系にて放映2020年にも放映ハリー・ポッターシリーズの3作目。本作でハリーの両親の死に関わる真実が明らかになる。ハリーが3年目を過ごすためにホグワーツへ戻る時、魔法使いの監獄アズカバンからゲイリー・オールドマン/シリウス・ブラックが脱獄したと知った。ハリーはシリウスこそがハリーの両親をヴォルデモートに売り死へ追いやった男だと聞かされていた。そしてシリウスはハリーを殺しにやって来ると思われている。本作からダンブルドア校長役の役者が代わった。前2作はリチャード・ハリスだったが、本作より以降はマイケル・ガンボンが演じる。シリウスがポッターのところへやって来るに違いないと~アズカバンはシリウスを捕えるためにディメンター(魂を吸い取る吸魂鬼)をホグワーツの周りへ送り込んだ。ホグワーツでの授業が始まり~ハリーたちと親しい森の番人のハグリットが魔法生物飼育学の教師になり、ヒッポグリフという気難しい動物が紹介される。ハリーはヒッポグリフに気に入られて空まで飛んだ。これが後に役に立つ。そしてもう一人、闇の魔術に対する防衛術の教師にルーピン先生が新たに就任した。ルーピンはハリーの両親とも親しかったようで、ハリーの事を気遣ってくれた。シリウスに関する秘密が明らかになっていく。話が進んで、ついにシリウスがハリーの目の前に現れた。ハリーは両親を死へ追いやった仇だと思って敵意をむき出しにする。シリウスとハリーが対決しようとした時、ルーピン先生がやって来て~実はシリウスはハリーの両親をヴォルデモートになんか売ってないと~シリウスは両親とはとても親しくしていたんだと~本当の裏切り者はこの場にいると~その者はロンを差して~いや、ロンではなくロンが飼ってるネズミのスキャバーズだと~なにをバカなことを言ってるのか?誰にもわからないように12年間ネズミに姿を変えていたピーター・ペディグリューだと~彼こそがハリーの両親をヴォルデモートに売り飛ばした裏切り者だとわかった。シリウスの無罪は明らかなんだから、ピーターを魔法省に突き出さないと~外へ出たら空には満月が~なんと厄介なことにルーピン先生は満月を見ると狼男に変身して狂暴になるのだった~その騒ぎでピーターは逃げ出した。ハリーはシリウスをディメンターから守ろうとするが、シリウスは魂を吸い取られて再び捕らえられてしまった。ハリーも気を失って~ハリーが目覚めると、そこにはダンブルドア、ハーマイオニー、ロンがいた。シリウスを助けたいとハリーが言うと、ダンブルドアは時を遡ればいいと教えられる。ハーマイオニーはすべての授業に出たいから、逆転時計で時を行ったり来たりして授業に出ていて~その時計を利用して時を戻してシリウスを助けに行こうと~ハリーがシリウスを助けに行ったところに、別のハリーがやって来て強力な魔法でディメンターを消し去ってしまう。そしてヒッポグリフに乗ってシリウスを無事救出した。
2024.01.29
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◆昭和残侠伝 破れ傘◆2024年1月24日 BS12にて放映シリーズ9作目に最終作。高倉健、池部良、鶴田浩二の揃い踏み。郡山では寺津組と天神濱組の縄張り争い。高倉健/花田秀次郎は寺津組の親分と兄弟の盃を交わしている。その寺津組を乗っ取って天神濱組を潰して郡山を乗っ取ろうとする鬼首組。寺津組と天神濱組の仲を取り持とうとした時雨組をも鬼首組は潰そうとしている。悪の元凶は鬼首組。最後に残ったのは花田秀次郎と天神濱組の代貸しだった池部良/風間重吉~二人で鬼首組へ殴り込みに行く。寺津組に世話になる秀次郎とこの時はまだ敵対する天神濱組だった風間~二人の間には信頼関係が生まれる。寺津組の親分が安藤昇/寺津力丸~秀次郎の兄貴分。最後は兄弟の盃を交わした鬼首組に刺し殺されてしまう。寺津組と天神濱組の仲を取り持とうとする時雨組の親分が鶴田浩二/時雨弥三郎~最後は鬼首組の闇討ちに遭い殺されてしまう。悪の元凶の鬼首組の親分が山本麟一/鬼首鉄五郎。東北全てを牛耳ろうとしている。右腕の諸岡を八名信夫。花田秀次郎の名を語って博打でいかさまをした東京銀次郎を北島三郎~堅気になると言いながら、なかなかやくざの世界から抜けられない。秀次郎と時雨の親分に世話になってばかり~最後は義理を通して時雨の親分を斬ろうとするが、結局は刺されて亡くなる。雪降る中、秀次郎と風間は伴って鬼首組へ~二人で斬って斬って斬りまくる。
2024.01.29
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◆座頭市兇状旅◆2024年1月23日 BS12にて放映座頭市シリーズ4作目。夏の上州は下仁田へやって来た勝新太郎/座頭市。この地で地元の貸元の二代目襲名に伴う縄張り争いに巻き込まれる。下仁田で二代目襲名の佐吉親分の縄張りを奪おうと、襲名披露に招待されてやって来た親分の矢切の東九郎が地元の元やくざの旅籠屋の主人と手を組む。座頭市はその企みから佐吉を救おうと力を貸すのであった。悪の親分・東九郎を演じた安部徹。元やくざの旅籠屋主人の養女を高田美和。市は佐吉と惚れあった仲なので二人を助ける。東九郎に金を積まれて市を斬ろうとする、腕の立つ浪人・棚倉蛾十郎~市との最後の斬り合いは必見。二代目襲名披露に駆け付けた国定忠治を名和宏が演じた。市とはリスペクトしあう仲で共にお尋ね者。
2024.01.28
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◆コロンビアーナ◆2024年1月22日 BSテレ東にて放映殺し屋もの、復讐もの得意のリュック・ベッソン脚本のアクション映画。コロンビアのボゴタ、カトレアは両親と暮してるが、父はマフィアの幹部でもう足を洗おうとしていた。父のボスはドン・ルイスで、父は機密情報の入ったチップを持っていた。それを探しにルイスの右腕のマルコがやって来てチップを渡せと~そして両親をカトレアの目の前で殺した。カトレアは密かにチップを受け取っていて、なんとか逃げ出した。父からチップ以外にカトレアの花のネックレスを受け取り、アメリカ・シカゴの叔父の住んでる場所を教えてもらった。カトレアはコロンビアの花。カトレアは父から言われてアメリカ大使館へ行ってチップを渡した。直ぐにCIAがきてカトレアをアメリカ本国へ連れ出した。チップを手に入れたCIAはその時からドン・ルイスと密約を結ぶ。アメリカに着いたカトレアは連れて行かれる途中にうまく逃げ出した。そしてシカゴの叔父のエミリオのところへ行き、エミリオの母からも歓迎された。エミリオも裏家業の一人である。両親の復讐をしたいカトレアは直ぐに殺し屋にして欲しいと頼むが、もっと勉強が必要だからと、学校へ行かされた。それから15年後、カトレアは一人前の殺し屋になった。演じたのは「アバター」の主役の一人であるゾーイ・サルダナ。カトレアは鮮やかな手口で殺しを重ねていく。そして殺した相手の体にカトレアの花を描いて去った。FBIは連続殺人事件として犯人を追ってる。殺しの仕事はエミリオが持ってきてくれている。一方で、カトレア単独でドン・ルイスに関係する人物も何人も殺害していた。これは両親を殺された彼女の復讐だった。そしてカトレアの花~このメッセージは間違いなくドン・ルイスのもとへ届いていた。ドン・ルイスも右腕のマルコを使ってカトレアを探させた。カトレアは一切素性を明かさずに生きているが、付き合ってる画家のダニーに寝てる間に写真を撮られて~それが回り回ってFBIに届いてしまった。マルコに追われるカトレアは、彼によってエミリオとその母親を殺され嘆き悲しむ。そしてFBIにも追われ~カトレアはFBI捜査官を脅して、CIAからドン・ルイスの居場所を聞き出す。カトレアはドン・ルイスの屋敷へ単身乗り込み、マルコやドン・ルイスらをすべて片付ける。
2024.01.26
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◆椿三十郎◆2024年1月21日 NHK-BSにて放映黒澤明監督、三船敏郎主演「用心棒」の続編的作品。2007年には織田裕二主演でリメイクされた。黒澤作品でも名作の時代劇で、外国映画での西部劇やマカロニウエスタンでも本作が参考にされている。ある藩にて、9人の若侍たちが次席家老・黒藤と国許用人・竹林の汚職を告発しようとして、二人の仲間の大目付・菊井に始末されようとした時、助けてくれたのが三船敏郎/浪人。菊井の陰謀を察知し若侍たちの力になろうと~若侍は頭を下げて礼を言う。浪人の口癖は「あぶねぇ、あぶねぇだぜ~」当然ながら浪人は剣の達人。若侍たちの味方となる城代家老・睦田は菊井らに捕らえられてしまった。捕らえられてると疑わしいのがの隣の屋敷が黒藤の屋敷で~その隣が若侍の一人の屋敷だったので、そこを本拠地とした。9人の若侍には睦田の甥役でリーダー的存在の加山雄三、他に田中邦衛、平田昭彦、土屋嘉男らが顔をそろえる。浪人は名を尋ねられ、隣の黒藤の屋敷(別名が椿屋敷)の椿を見て、「椿三十郎」だと名乗る。菊井の配下の見張り役を捕らえて~その見張り役が小林桂樹。彼が本編の中ではユニークな存在。菊井の懐刀が剣の腕の立つ仲代達也/室戸半兵衛~三十郎は敵の懐に潜り込んで城代家老を助け出そうと~悪のトリオ~黒藤を志村喬、竹林を藤原鎌足、菊井を清水将夫。三十郎の策に合わせて9人の若侍も指示に従う。屋敷に殴り込めという合図の椿の花~黒藤の屋敷から流れて来た。無事城代家老を救い出し、悪だくみの3人を挙げることができた。しかし三十郎は既に去ろうとしていた。9人の若侍が三十郎に追いついた時には、三十郎は菊井に見切りをつけた室戸と対峙してた。ここで二人は決着をつけるつもりで~本作の名シーン~三十郎の剣が室戸を斬り裂き、血しぶきが飛び散る~これはモノクロだから表現できるシーン。9人の若侍が礼を言い、三十郎は「あばよ」と言って去って行った。
2024.01.26
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◆髪結いの亭主◆2024年1月20日 BS松竹東急にて放映フランス映画のラブストーリー。12歳のアントワーヌは両親と兄の4人暮らし。髪が伸びてなくても理髪店に通った。男専用の理髪店を営むシェーファー夫人の店~アントワーヌは彼女の強い体臭と時おり頬に触れる豊満なバストが好きだった。父親に将来はシェーファー夫人と結婚したいと言ったら平手打ちされた。しかしある日シェーファー夫人は鎮痛剤の飲み過ぎで半ば自殺のような形で亡くなった。中年に差し掛かったアントワーヌはある男専用の理髪店の前を通りかかると、中には女性が一人で切り盛りしていて~アントワーヌは入っていくと彼女に予約が入ってるから30分後に来てと言われ~その間、アントワーヌは表の家の陰から中を見ていると誰も店には来なかった。30分後に再び店に行ってシャンプーと整髪してもらって~アントワーヌは突然、彼女に「結婚してください」と言った。彼女は無反応だった。そしてアントワーヌは金を支払って店を出た。3週間後、アントワーヌはまた彼女の店に行った。帰り際に彼女から結婚を承諾しますと言われた。彼女の名はマチルド~以前に勤めていたこの理髪店のオーナーが引退するので店を引き継いでと言われ、譲ってもらったのだ。アントワーヌとマチルドの結婚式は店で行った。アントワーヌはアラブ音楽に合わせて踊るのが好きで、この日もマチルドと踊った。店はそれなりに繁盛して、マチルドが切り盛りし、アントワーヌはソファに座ってるだけ~たまに客の相手をしたり、嫌がる子をなだめたり~二人はほとんど外出することもなく~この店に居るだけで幸せだった。結婚して初めてちょっとした口喧嘩した夜も、酒を飲もうとしたが酒がない。仕方なくオーデコロンとアルコールを混ぜたり、シェービングローションを混ぜたり~それでカクテルを作って飲んで、アラブ音楽に合わせて踊った。マチルドはアントワーヌに「愛してる振りだけは絶対にしないで」と言われていた。しかしある日、客足が途絶えて、外は夕立、マチルドは裸足のまま買い物してくると言って出て行った。アントワーヌは後を追わなかったが、マチルドは濁流の川へ飛び込んで自殺した。遺書には「あなたが死んだり、私に飽きる前に死ぬわ~」などなどが書かれていて~マチルドは幸せの絶頂にあるうちに自死しようと決めていたのだ。マチルドはもういない店、アントワーヌが店のソファに座ってると、髪と髭が伸びたアラブ系の客が入って来て、アントワーヌは頭を洗い、客が椅子に座ると、アラブ系の音楽をかけて踊り出した。客は自分たちの音楽なので踊り方を指南して、アントワーヌが上手く踊るので褒めたり~踊り終わって、もうすぐ家内が帰って来るから待ってて言った・・・・
2024.01.25
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◆ハリー・ポッターと 秘密の部屋◆2024年1月19日 日テレ系にて放映2020年にも放映ハリー・ポッターシリーズの2作目。ホグワーツ魔法学校での1年を終えたハリーは再び叔母の家に戻っていた。そこへ魔王生物のトビーがやって来て、再びホグワーツへ戻って来てはならないと言いに来た。しかし知り合いや友達がいる学校へ戻りたかった。叔母たちはハリーが出られないように窓に鉄格子をはめたが、ロンたちが空飛ぶ車でハリーを迎えに来て、学校へ連れて行ってくれた。ハリー、ロン、ハーマイオニーたちが再会~2年目が始まった。クィディッチではハリーを目の敵にしているスリザリンのマルフォイもシーカーに選ばれて直接対決~ハリーの勝利。ある時、ホグワーツでは生徒が次々と石化される事件が起こる。「秘密の部屋は開かれたり。継承者の敵よ、気をつけよ」という謎の文字が壁に記されていた。その一連の事件はハグリットが犯人だと~それに関与したダンブルドア校長を排除したいと考えるマルフォイの父ルシウスだった。ハグリットが逃がしてやった森のオオグモも疑われる。しかし蛇語を話せるハリーが秘密の部屋への入口を見つけた。そこには50年前の生徒トム・マールヴォロ・リドル~その文字を並べ替えるとヴォルデモートに~新入生にロンの妹ジニーを操っていたのだ。そして現れたのが蛇の怪物のバジリスク~ハリーはダンブルドアの不死鳥の力を借りて、とどめを刺す。ハリーをホグワーツへ来るなと言ったトビーの主人はルシウスだった。ハリーはトビーをルシウスから解放してやった。一連の事件に関与していたのはダンブルドアをホグワーツから追放したいルシウスの仕業だったのだ。
2024.01.25
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◆極道の妻たち 最後の戦い◆2024年1月18日 BS松竹東急にて放映2021年にも放映極妻シリーズの4作目。本作だけマイブログメモから漏れていた。本作の姐御役はやはり一番似合う岩下志麻。関西のヤクザ組織・川越会は5年前に中松組から分裂して抗争状態に~それが休戦になり、川越会傘下の岩下志麻/瀬上芙有の夫の瀬上組の組長は刑務所へ~休戦とは言え、組員ら全員が中松組に恨みを持ってる。中松組の四代目組長を襲名したのが中尾彬/田所亮次。いずれは川越会すべて潰そうと考えてる。福井の伊勢組の組長の妻がかたせ梨乃/伊勢夏見は中松組との抗争で夫の組長を亡くして、中松組の組長になった田所を消したいと思ってる。その思いを芙有に伝えて瀬上組に世話になる。刑務所の芙有の夫の組長の前で芙有と夏見は兄弟分の盃を交わす。夏見の世話をするのが哀川翔/根津。しかし後に二人とも田所の配下に返り討ちに遭う。出所した瀬上組の組長、小林稔侍/瀬上雅之は田所に取り込まれ、組織全体の最高顧問に据えると言われて完全に休戦宣言を~しかし夏見を殺された芙有は納得がいかず、自分一人でも田所を始末すると~芙有は数人の配下を連れて、田所が囲ってる女のマンションから出たとこを襲い~救急車で搬送される時に芙有がとどめを刺す。
2024.01.24
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◆新・座頭市物語◆2024年1月16日 BS12にて放映座頭市シリーズの三作目。本作からカラー作品に~勝新太郎/座頭市はどこへ行っても、彼に恨みを持つ者に追われて~その度に居合い斬りで片付けていく。市は久し振りに故郷の笠松へ向かおうと~途中で幼馴染みの夫婦と会う。ここで座頭市が「笠間のイチタさん」と呼ばれるので、市の名前はイチタだとわかる。市はその幼馴染みらと旅籠に泊まる。そこで市は三味線を披露する。そこへ3~4人の押し込み強盗が入って、皆からなけなしの銭を奪っていく。翌日強盗らが世話になってる貸元へ行って、市が倍にして皆に銭を取り返してやる。その後、市はひとりで湯治場へ行き~そこへ以前に市に斬られた親分の弟が配下を連れて市を斬りに来た。しかし市にはかなわず、しかもそこへ仲裁に入ったのは河津清三郎/伴野弥十郎~伴野は市が剣の教えを受けた師匠だった。河津清三郎は高倉健主演のヤクザ映画ではすっかりお馴染みだけど、時代劇でもさまになってる。弥十郎は市を下館の道場へ連れて帰った。道場には弥十郎の妹の坪内ミキ子/弥生もいた。弥生は兄の弥十郎の勧める先へ輿し入れをと言われてるが、乗り気ではなかった。そんなとこへ懐かしい市がやって来たのだった。一方、弥十郎は道場も含めて金に窮していた。そんな弥十郎を水戸天狗党の残党がやって来て金策を頼む~弥十郎も知った仲なので、自分の道場の弟子で、商家の息子を誘拐して身代金をせしめようと裏で手を貸すのだった。市は師匠の企みをまだ知らぬまま~師匠から弟子たちに得意の居合い斬りを見せてやってと頼まれ披露する。あっという間に5本のろうそくを斬り裂いた。弥生は市に惚れていて、市と一緒になりたいと言う。市は自分はめくらのかたわだし、博打うちだし、銭で女を何人も買ってきたし~弥生はそれでもいいからこれから堅気になってと~市も堅気になると約束して、兄の弥十郎に話す。しかし弥十郎は武士でもない博打うちで、どめくらと一緒になるなんて絶対許さんと~市も自分から師匠に頼み込むが、弥十郎から師弟の縁を切る、出て行けと言われて~市と弥生は弥十郎の企みを知った。弥十郎は罪のない者を何人も斬って~それを妹の弥生は目の当たりにした。弥十郎と組んで金をせしめようとする天狗党~市は居合い斬りで次々と始末していった。そこへ弥十郎もやって来た。弥生が木の陰で二人の斬り合いを不安そうに見つめる。共に居合い斬りの真剣勝負~そして伴野は崩れ落ちた。市は木の陰で弥生が見ているのに気づいたが、なにも言わずにその場を去って行った。
2024.01.22
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◆シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム◆2024年1月15日 BSテレ東にて放映「シャーロック・ホームズ」の続編。時は、第一次世界大戦前、ドイツとフランスが対立しいよいよ戦争かという状況。ロバート・ダウニー・Jr/シャーロック・ホームズは前作でブラックウッドとの対決に勝利したが、そのバックにいるのは宿敵となるモリアーティ教授だった。本作では教授が達成しようする野望を打ち砕くべくホームズがイギリスからフランス、ドイツ、スイスへ飛び回る。ホームズの宿敵となるジャレッド・ハリス/ジェームズ・モリアーティ~名優リチャード・ハリスの実の息子~教授は天才数学者で、高名な作家で、イギリス首相とも親しい。教授はドイツの武器商人の工場を自分のものとし、資産家暗殺で株で儲けて大金を得て~一刻も早く戦争を引き起こそうとしている。それで大儲けしようと~ロンドン各地では連続爆破事件が発生し、人々を恐怖に陥れていた。アナキストの犯行だと思われていたが、ホームズはモリアーティ教授が黒幕に違いないと確信していた。ブラックウッドの手先だと思われていた、ホームズとは旧知のアドラー~しかし前作の最後にモリアーティに使われていると言った。そして本作で、ちょっとしくじったっために教授に始末されてしまった。ホームズの相棒、助手の外科医のジュード・ロウ/ジョン・ワトソンは前作で結婚を決意した。そしてホームズとのコンビも解消となった。格闘で一戦交えてから式にやって来たホームズ。新婚旅行へ向かうワトソン夫妻をモリアーティ教授からの刺客が命を狙う。ホームズも駆けつけ~結局二人のコンビが復活してモリアーティ教授の野望を打ち砕こうと~本作ではイギリス政府の高官でホームズの兄マイクロフトも登場し、ホームズたちを支援する。フランスからはジプシーのシムザも仲間に加えてモリアーティ教授たちに立ち向かう。前作よりもアクションシーン多し。変装好きなホームズ。ドイツ、フランス、ロシア、イギリスの高官や大使が集まったスイスでの和平会議~この場で高官を暗殺して戦争へ導こうとするモリアーティ教授の計画をぶっ潰そうとやって来たホームズとワトソン。モリアーティ教授とホームズがついに対峙した。チェスでの対決を終えて~ホームズたちは暗殺を阻止し、モリアーティ教授の隠し資産も差し止めた。しかしこの後格闘になり、二人はもつれ合って崖下の滝つぼへ落ちていった。ホームズは自らの命と引き換えにモリアーティ教授と刺し違えたか・・・その前に、ホームズは兄が持っていた酸素吸入器を気に入っていたのだ~ということは・・・
2024.01.22
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◆バンクシー 抗うものたちのアート革命◆2024年1月14日 BSフジにて放映謎の覆面グラフィティアーティストとして世界的に知られるバンクシーと、ストリートカルチャーの潮流、グラフィティアートと大衆社会の関係をひも解くドキュメンタリー映画。バンクシーとアート活動を共にする者、バンクシーを理解するアーテストら数人のインタビューも交えて、バンクシー作品の変遷、傾向、取り組み方などが紹介されていく。アメリカのニューヨークで始まったとされる街中でのストリートアート~さまざまなアーテストが壁、駅、電車など描けることができるところにスプレーで描きまくった。それがやがてイギリスへも伝わり、バンクシーの故郷のブリストルでも描く者が現れた。その世界にバンクシーも入り込んでいった。バンクシーも最初はスプレーを持って行って現場で描き上げていたが、それでは現場での時間がかかるとして、自身の工房で型紙を作って現場へ持って行って、それにスプレーを吹き付ける「ステンシル技法」で描くようになった。バンクシーは海外のアーテストの影響も受けて、次第に作品が変わっていく。社会状況、政治への不満、反戦などなど~そういうことを作品に反映させるようになってきた。バンクシーは政治活動家であり、芸術テロリストなどと呼ばれるようになった。バンクシーはある時からネズミを好んで描くようになった。サルも~人を猿に置き換えて描いていた。そして権力の象徴のような警官を皮肉を込めて描いたり~バンクシーは自らアートの展覧会も開催した。象、牛、豚などにもアートを施した。動物愛護団体が調査に来たが、動物に害のない材料で描かれていたので問題なしだった。故郷のブリストルでは人気のなかった美術館で盛大な展覧会を開き大盛況に~現在も戦禍に見舞われているイスラエルとパレスチナ~その間の壁にもバンクシーは描きに行っていた。壁の向こうには楽園があるという皮肉で~これらのアートは世界中で話題になった。バンクシー人気が高まるにつれ作品が高値で売買されるようになってくる。そのうちバンクシーが描いた壁を絵の部分だけ切り離して売り買いするように~これには批判も多く、現場で描かれた作品はそこにあるからアートなんだと~その作品はそこに存在するから意味があるんだと~これはオークションでバンクシーの絵が競売にかけられ、世界的なニュースになった。落札された瞬間、絵が額縁から下がってきて切り刻まれるという~この後に絵はさらに2倍の値がついたという。2020年に大阪で開催されたバンクシー展にも行った。さまざまなアート作品があって面白かったよ!これは滋賀県の某所にあるアート作品。バンクシーって?自分の愛車を置いてパチリ~
2024.01.21
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◆シング・ストリート 未来へのうた◆2024年1月13日 BS松竹東急にて放映アイルランドの音楽映画。アイルランド・ダブリン、コナーの家は両親、兄、妹の5人暮らし。建築家の父は失業中、母はパートで不倫中で法律上は離婚はできずに別居を計画中、兄はプータロー、妹は建築家になるための勉強中~家計が苦しくなり、コナーは私立高校から無料のカトリック修道会が運営する公立高校へ移ることになる。コナーは音楽好きで、いつもギターを弾きながら自分で書いた詩を口ずさんでいる。コナーの兄も音楽好きで、TVから二人が大好きなデュラン・デュランの「RIO」が流れてくると食い入るようにMTVに魅入る。コナーが初めてシング・ストリート高校に登校して~待っていたのはイジメと校長からの押し付け~コナーは茶色の靴しか持ってないのに、黒で決められていると校内で裸足にさせられる。校長はなにかとコナーをいたぶる。そんなコナーに声を掛けて助け舟を出してくれたのがダーレンだった。校門の前で二人で話してると、向かいに気になる女が~コナーが話しかけに行く。彼女の名はラフィーナ~コナーはラフィーナに一目惚れした。彼女はモデルを目指してるという。コナーは自分たちのバンドにビデオ出演しないかと持ち掛ける。実際にバンドなんか組んでないのに~すると彼女はa-haのヒット曲の「テイク・オン・ミー」を歌ってと~コナーはなんとか口ずさんでラフィーナは連絡先をコナーに渡した。ここでちょっと年のズレを感じる。兄のブレンダンとその時のヒット曲の「RIO」を聴いていた。ここでは「テイク・オン・ミー」~RIOは1982年にヒットしている~テイク・オン・ミーは84年のデビュー曲で、その時はヒットせず85年になってようやくヒットした。間違いなくズレてるよね。まあいいけど~ラフィーナにありもしないバンドの話を持ちかけたコナーはダーレンと相談する。そしてバンド結成へ向けて人集め~顔の広いダーレンが力を貸してくれる。あらゆる楽器を弾きこなすエイモンに声を掛け、バンドをやろうと~エイモンはリードギター。黒人を加入させればバンドにはくが付くと~黒人のンギグをキーボードに。メンバー募集のチラシを見て来たラリーがドラム、ギャリーがベース。コナーはボーカル。バンド名は学校にちなんでシング・ストリートにした。最初はデュラン・デュラン「RIO」のコピーから始めた。ダーレンはマネージャー兼カメラマン。コナーよりもずっと音楽通の兄ブレンダンは、コピーなんてやってどうするんだ!自分たちの曲を作って演奏しろと~ブレンダンはコナーの音楽の師匠なのだコナーが作詞、エイモンが作曲で二人で曲を書き上げた。出来上がったのは「モデルの謎」~早速町の片隅でMVを撮ろうと~ラフィーナに出てもらって完成させた。2曲目、3曲目と書き上げて、MVも製作した。本作にはさまざまなシーンに実際の有名人気バンドの名前が出てきたり、曲も流れる~ジェネシス、セックス・ピストルズ、スティーリー・ダン、デペッシュモード、ザ・キュア、ジョー・ジャクソン、ホール&オーツ、スパンダー・バレエ~コナーは自分たちのジャンルは未来派だと言うが、見たり聴いたりしたバンドのコシュチュームなどを含めて影響を受ける。化粧をして髪を茶髪にしたコナーを校長は叱り、洗面所で水をかけて化粧を落とさせる。この時、コナーは茶色の靴を黒に塗り替えていた。ラフィーナには面倒を見てくれている年上の男がいた。一緒にロンドンへ行って、私はモデルになると~彼女に惚れているコナーはラフィーナをなんとかしたいと~シング・ストリートは学期末のギグ(アメリカでいうダンス・パーティ)に出演しようと曲作りに励む。コナーをいつもイジメていたバリーを口説いてローディー兼用心棒に。その頃、コナーの家では夫婦の別居が決まった。ギグのリハーサル~ここにラフィーナも呼んでいたが、彼女は男とロンドンへ行ってしまっていた。コナーは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のノリでライブをやりたいと、集まってくれた数人の生徒に言う~ノリよくにと言うがイマイチ盛り上がらない。そんな時にコナーが抱いた妄想~満席のなか盛り上がる~嫌味な校長もノリノリ~別居した父母も仲良く踊ってる~そしてラフィーナもやって来て大盛り上がり~でも実際は寂しいリハーサルだった。後にラフィーナはロンドンで男に裏切られ、傷ついてダブリンに戻って来た。傷心のラフィーナにコナーはよければギグに来て欲しいと~そして迎えたギグ本番~妄想程ではなかったがけっこう盛り上がる。静かなバラードはタブーだったが、そこそこ受けた。最後に皆が嫌ってる校長の事を曲にして、バンド全員、観客も校長の面を被って嫌味たっぷりに歌った~これが大受け。最後にはラフィーナが駆けつけてくれた。ギグが終わり、コナーはラフィーナとロンドンへ行くことを決める。兄のブレンダンに車で港まで送ってもらって船でロンドンを目指す~デモテープと撮影したMVを持って~そしてブレンダンから曲を付けてくれと詩を渡された。残りのバンドメンバーには触れてないが、どうするんだろうか・・・
2024.01.21
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◆ハリー・ポッターと 賢者の石◆2024年1月12日 日テレ系にて放映2020年にも放映J・K・ローリング原作に基づいて映画化され、世界的にヒットしたシリーズ作品。全8作からなる。日本でも映画のヒットはもちろん、USJではハリー・ポッターエリアが設けられている。この手の映画は世間が騒ぐほど面白いと思わないが、まあ一通りま観ておかないといけないってことで、全シリーズ観ている。1作目の本作はハリーが魔法使いへの道へ進んでいく第一歩となる。ハリーは亡くなった両親の母の叔母の家族に預けられていた。ハリーは使用人のように使われていたが、11歳の誕生日を迎え、ホグワーツ魔法魔術学校から迎えが来て入学する。その中で親しくなるのがハーマイオニーとロンで、同じグリフィンドールのクラス。ハリーの父は優れた魔法使いだったが、最も強力な闇の魔法使いヴォルデモートに殺されたのだった。ヴォルデモートは弱ってはいるが、今も生きながらえてるという。ハリーたちをなにかにつけて敵視するマルフォイのクラスはスリザリン。ホグワーツの校長がリチャード・ハリス/ダンブルドア先生。生徒の世話をする教頭先生的な存在がマギー・スミス/マクゴカナル先生。ハリーをホグワーツへ連れて来て、なにかとハリーたちに協力的な森の番人がハグリット。魔法学校なのでハリーたちは魔法に関するさまざまなことを学ぶ。ハリーはほうきでの飛行能力の高さを見出され、魔法界の人気スポーツのクィディッチのエース的存在のシーカーに選ばれる。ハリーの父もシーカーとして活躍した。そしてハリーもグリフィンドールを勝利に導いた。ある時、校内にトロールが侵入して来てハーマイオニーが襲われる。そこへハリーとロンが駆けつけてハーマイオニーを助ける。誰かがトロールを校内に引き入れたのだ。ハリーたちはスネイプ先生が一番怪しいと目をつけていた。ある日、ハリーたちは校内に「賢者の石」が隠されていると知った。それを守ってるのが3つの頭を持つ狂暴な番犬。賢者の石は飲む者を不老不死にする生命の水を生む伝説の物体。それを狙う者はあの闇の魔法使い~ハリーたちは夜に出歩いた罰で、森で怪我をしたユニコーンを探すように命じられた。そこでハリーが目にしたのは倒れたユニコーンの血を吸う黒マント~これがヴォルデモート~ユニコーンの血を吸ってなんとか生きながらえてるのだった。そしてハリーたち3人は賢者の石を取りに行った。するとそこに居たのはスネイプ先生ではなくクィレル先生だった。クィレル先生の身体を借りて操ってるのはヴォルデモートだった。ハリーに賢者の石をよこせと迫る。しかしまだ力不足のヴォルデモートはハリーから奪い取る力を備えておらずにその場を去って行った。これでヴォルデモートは終わりなのかと思ったら、ダンブルドアにヴォルデモートが蘇る方法はいくらでも残ってると~以降の7作品、ハリーと彼の両親を殺したヴォルデモートとの駆け引き、戦いが始まる。そこから派生した話も毎回膨らんでいく。
2024.01.21
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◆カウボーイ◆2024年1月12日 NHK-BSにて放映ホテルマンがカウボーイの世界に入り、その厳しさを目の当たりにしながら成長していく西部劇。仲間と共に何百頭の牛を運んできたカウボーイたちのリーダーがグレン・フォード/トム・リース。牛を売ってシカゴのホテルにやって来た。ジャック・レモン/フランク・ハリスはシカゴのホテルのホテルマン。リースらの接客を命じられる。またホテルにはフランクが結婚をしようと思ってるメキシコ人のマリアが父親と宿泊していた。しかし父親はフランクの事を認めておらず、メキシコへ娘を連れて帰って行った。リースたちは次にメキシコへ牛を買い付けに行くと言う。フランクはリースに頼み込んで一緒に連れて行ってくれと~しかしフランクはカウボーイの経験はない。馬を手名付けることから始め、さまざまな事を学んでいくフランク。仲間の死に同情ばかりしていてはならない~大事なのは人間の命より牛だと~迷い牛をアパッチから守るために撃ち合い~フランクもメキシコへ着いて、マリアに会いに行ったら、彼女は父の指示で結婚していた。リースはフランクに女の事はもう忘れろと~メキシコで買い付けた牛を引き連れたリースたち~途中数百頭の牛を失いながらも目的地へ~途中でリースはアパッチに撃たれて負傷する。リースに代わって指揮をとったのはフランクだった。すっかり一人前のカウボーイに~リース、フランクたちはまたシカゴのホテルに舞い戻った。フランクがホテルマンをやっていたホテルに~フランクは今ではすっかリースのパートナーに~カウボーイの一人チャーリーを演じたのがディック・ヨーク~「奥さまは魔女」のダーリン役でお馴染み。
2024.01.20
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◆新源氏物語◆2024年1月10日 NHK-BSにて放映市川雷蔵が宮廷女性たちの憧れの的・光源氏を演じ、美しい姫君たちとの恋を描く絢爛豪華な時代絵巻。市川雷蔵が光源氏、まさにはまり役。桐壺・藤壺を演じるのが寿美花代。桐壺と帝の間に産まれた子が光の君~光源氏。桐壺は光源氏を産んで直ぐに亡くなる。その後、桐壺にそっくりな藤壺が帝の寵愛を受ける。そして光源氏も亡き母にそっくりだと言う藤壺に惹かれ、帝に知られぬように藤壺のもとへ~やがて藤壺に男の子が生まれるが、帝は自分の子だと思うが、源氏の子であった。帝が亡くなった後も源氏は藤壺に惹かれ、藤壺はそれがもう耐えられなくなり出家して尼になる。源氏の父の帝を演じるのが市川寿海~歌舞伎役者で市川雷蔵の養父。藤壺が産んだ子が自分の子だと信じて、源氏らに見せてまわる。源氏は時の権力者の左大臣の娘、若尾文子/葵の上と結婚する。葵は最初は政略結婚だと思い、源氏に冷たくする。一方の源氏も他の女性の所へ通ってばかり~しかし源氏も思い直して葵をしっかり受け止め、そして子が生まれる。二人で仲良くやっていこうとなった時に、六条の御息所の呪いにかかり葵は亡くなってしまう。その六条の御息所を中田康子。年頃の娘がいる歳ながら源氏を慕い、また源氏も六条の御息所に甘える。やがて娘を連れて伊勢へ行ってしまう。源氏と共に一夜を過ごした屋敷の若い女主人、茉摘花を水谷八重子が演じた。新帝と結婚することになってる朧月夜に中村玉緒~朧月夜は源氏に惚れていて何度もちょっかいを出す。そしていい仲になったことが帝にばれてしまう。帝の怒りを買ってしまった源氏は官職を辞して、須磨か明石で余生を暮らすことにする。本作は全編煌びやかな世界が描かれていて~よくもまあ1961年当時に、CGなんてない時代にこれだけの世界が描かれたことに感心する。
2024.01.19
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◆アンストッパブル◆2024年1月10日 TVOにて放映2001年5月15日にオハイオ州で発生した鉄道暴走事故を題材に製作された作品~アクションスリラー映画。ペンシルベニア州、アレゲニー・アンド・ウエストバージニア鉄道~デンゼル・ワシントン/フランク・バーンズは勤続28年のベテラン機関士~運転士としての技量も経験も十分。妻をガンで亡くし、二人の娘と3人暮らし。しかし72日前に90日後に強制早期退職させると通告されている。クリス・パイン/ウィル・コルソンは配属されて4カ月の新米車掌~鉄道一家に生まれ、コネで入社してきた。ウィルは妻の浮気を疑い夫婦関係は険悪な状態になっている。この日はこの二人がコンビを組んで乗務することになった。二人が乗務するのは機関車1206号に貨車を連結してスタートした。しかしウィルのミスで5両多く連結してしまった。一方、別の操車場から発車する機関車777号と767号の重連による貨車が出発~ところが怠惰な機関士のミスで無人のまま発車してしまった。最初のうちは簡単に止められると思ってた無人機関車だったが、徐々にスピードが上がり、ポイント切り替えも間に合わずどんどん突っ走っていく。その頃1206号では、ウィルの勤務状態があまりよくないので、フランクが説教する。二人の間には気まずい空気が~そんな時に777号の暴走の情報が入る。このまま1206号が進んで行けば777号と正面衝突してしまう。操車場長を務めるコニーはなんとか打開策を図ろうと各部署と連絡を取る。運の悪いことに、777号が連結している貨車には発火性の強い有毒化学物質が何両も積まれていた。故意に脱線させるにしても、人家のない郊外で行うしかない。ずっと先にはスタントンの町の大曲(おおまがり)という時速20数キロ制限の大きなカーブが待ち構えている~しかもそのカーブの外側には燃料集積所が連立している。コニーがあれこれ算段してると、運行部長が割り込んできて会社が被る損害をできるだけ抑えようと、策を練って無理やり施行する。運行部長の命令で、777号の前に他の機関車を近づけていき、そこでブレーキをかけて止めようとしたが、777号のスピードを抑えきれずに機関車は吹っ飛んだ。またヘリで元海兵隊員の鉄道員をヘリで777号に乗り込ませて、機関車のブレーキをかけさそうとしたが、鉄道員が乗車に失敗してこれもダメだった。また可変式脱線器で脱線を試みたがこれもまたダメ。そうこうしてるうちに、1206号と777号が接近してきて、コニーと連絡を取ったフランクは側線に1206号を入れて777号をやり過ごそうと~当初の貨車なら事故なくやり過ごせたが、ウィルのミスで余計に貨車を連結していたので、側線からはみ出た貨車を777号に吹っ飛ばされた。この時、フランクはなんとか777号を止めようと考えを巡らしていた。嫌がるウィルを伴って、1206号の機関車だけでバックしながら777号を追って行き、連結させてブレーキをかけて止めようと言うのだ。コニーはやってみようと前向きだが、お偉いさんの運行部長は大反対で、そんなことしたらクビだと~フランクは笑って、もうクビを宣告されてるよと~フラックとウィルが乗った1206号による777号追跡が始まった。スピードは100キロは出ている。なかなか追いつけない。でも追いついてスピードダウンさせないと大曲で脱線して大事故になってしまう。二人は777号を止めるという目的に向かって、いつの間にか二人の気持ちは一致していい関係に~どうにかこうにか777号に追いついて、ウィルが足を負傷しながらもなんとか連結させることができた。いくつかのブレーキでスピードダウンを試みるフランク~しかし思うようにスピードが落ちない。大曲が近づきてきた。機関車でできる減速はもうない。フランクは機関車のブレーキをウィルに任せ、自分は各貨車に付いている手動ブレーキをかけようと~いくつかの手動ブレーキをかけた。少しずつスピードが落ちていく。そしてやって来た大曲。貨車から積み荷が落ちて、片輪を浮かせたが、なんとか脱線せずに曲がり切った。大曲を乗り切って、先頭車両へフランクは向かおうとする。しかし途中で大きな境目があって進めない。またもスピードが増して100キロを超えた。そこへやって来たのは操車場の溶接工ネッドが運転する車。機関車と並走して走る。そこへウィルが乗り込み、車は先頭車両へ~ウィルが777号に乗り込みブレーキング。ようやく777号を止めることができ、大惨事を免れた。すべては終わった。フランクの解雇は取り消し~昇進して後に円満退社。ウィルは夫婦和解して元のさやに~強硬策を行なった運行部長は解雇~777号を暴走させる原因となった機関士も解雇~コニーは運行部長に昇進した。
2024.01.19
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◆ロクヨン「64」(前編・後編)◆2024年1月8・9日 BS松竹東急にて放映横山秀夫原作の映画化。氏の著書は何冊も読んでて、ドラマ化・映画化されたものも何本も観ている。どの作品も物語がすすむにつれ、思わぬところへ落とし込まれていくのでグイグイ引き込まれていくと共に、色々考えさせられる。本作は氏の十八番の「D県警」シリーズの長編版と言える。映画化の前にNHK土曜ドラマ(5回放送)で放送を観て、劇場公開時には前編を2度、後編は1度観に行った。新聞記者経験のある氏だからなのか、警察組織内のことを事細かに描かれていて、とても興味をそそられる。本作前編では県警・広報と記者クラブの丁々発止のやり取り、県警内部の刑事部と警務部の駆け引きがたまらない緊張感を生み出し、それがたまらなく面白くて2度観た。後編は置き去りにされた誘拐事件が動き出し、意外な結末へと落とし込まれていく。ただし、結末は原作(NHKドラマは原作に忠実だった)と映画ではかなり異なる。とにかくひとつの誘拐事件を柱にして、それに関わる捜査員、事務方、被害者、加害者が複雑に絡んでいき思いもよらない結末へと観る者を導いていく。本作の相関図だが、この映画は事前に登場人物の関係を頭に入れてから観るとさらに面白く感じられる。ただこれがすべてではなく、まだまだいるから。本作の主演は佐藤浩市/県警の警務部広報室の広報官の三上義信警視。元刑事で誘拐事件の捜査に当たっていた。記者とのやり取り、やっかいなキャリア上司、被害者との折衝、私生活で抱えてる問題などなど、三上の苦悩がよく描かれている。昭和64年1月、D県警内で7歳の少女・翔子ちゃんが誘拐された。犯人からは2000万円の身代金が要求された。翔子ちゃんの父親が永瀬正敏/雨宮芳男で漬物工場を営んでいる。早速捜査チームが乗り出し~自宅捜査班に班長役が菅田俊、筒井道隆、吉岡秀隆/幸田一樹、窪田正孝/日吉浩一郎(科捜研)。雨宮は犯人から次々と電話で指示される場所へ金を持って来るまで移動する。喫茶店、雀荘、旅館、喫茶店などなど~行く先々に犯人から電話が入り次の場所の指示を受ける。三上も捜査車両で雨宮を追う。夜、ある橋の上から金の入ったトランクを投げ落とすように指示され、そのまま金は奪われてしまった。後日、少女の遺体らしきものが廃車のトランクにあるとの通報が~三上と三浦友和/松岡勝俊捜査一課長と現場へ~トランク内には翔子ちゃんの遺体が~雨宮夫婦の願いは犯人に届かなかった。わずか7日間しかなかった昭和64年に起こった誘拐殺人事件は昭和天皇崩御と平成への年号が変わったことで、ニュースとして大きく取り上げられなかった。その事件は警察では「ロクヨン(64)」と呼ばれるようになった。ロクヨンから14年後、平成14年、三上は県警広報室の広報官となっている。今日も今日とて県警詰めの記者クラブの連中と丁々発止のやり取りを~上層部の事情で交通事故加害者の実名を公表するしないで大もめ~その後も様々なやり取り、謝罪、説得、和解などなど~これは前編の一番の見どころ。広報室係長が綾野剛/諏訪、主任が金井勇太/蔵前、そして榮倉奈々/三雲。記者クラブの幹事の東洋新聞社の記者が瑛太/秋川。三上は家庭で問題を抱えていた。妻は夏川結衣/美那子。三上は刑事時代は家庭を顧みず、娘の芳根京子/あゆみとは全く向き合わなかった。それであゆみは引きこもりになり親子関係は崩れ、やがてあゆみは家出した。県警に身元不明の若い女性の遺体が出たと聞いたら、現地まで夫婦で出掛けて行って確認した。しかし別人だった。ある時は家に無言電話が2度あり、美那子はあゆみからに間違いないと言って、精神的にも参ってしまう。三上の上の上司の警務部部長はキャリアの滝藤賢一/赤間~エリート意識が高く早く本庁に戻って出世するという思いしかない。記者対応については三上を無能呼ばわりする。そしてロクヨン捜査への叱咤激励のために警察庁長官の視察があると~雨宮宅への訪問、記者たちの取材対応を三上に命じる。これがまたひと騒動で~そして長官視察の裏には県警の刑事部長の椅子に本庁のキャリアを据えるという思惑があった。地方警察にとって刑事部長のポストは絶対に譲れない地元のたたき上げの最高位なのだ。そんな思惑のある警務部に刑事部が猛反発する。これがまた面白い。三上と同じ警務部に所属し、調査官で警視の仲村トオル/二渡真治~二渡と言えばD県警シリーズでは主役の一人で、県警の人事を一手に引き受けてて、部長ポストも時には意のままに~ドラマシリーズでは上川隆也が演じた。本作では三上には同情的で、サポートしようとするが、三上にも意地があって人事権のある二渡には世話にならないと言い放つ。三上は雨宮に長官視察を承諾して欲しいと頼みに行く。最初は断られたが、次に行った時には承諾してくれた。実はそれにはある理由が~しかし長官視察の前日には雨宮は姿を消す。三上は長官視察の事、雨宮の事で走り回ってるうちに、ロクヨンでの「幸田メモ」という謎の言葉を知る。誰に聞いても口を割らない。なんとか無理やり聞き出して~三上はロクヨン当時の自宅捜査班の班長などから聞き出し~雨宮宅にかかって来た電話、日吉のミスで犯人の声を録音できなかった。それをすべて隠していたが、幸田が当時の刑事部長宅へ文書にして持って行った。しかし刑事部長はその事実を隠蔽し歴代の刑事部長の申し送りとしたのだ。ミスした当事者の日吉は事件からずっと引きこもりになってしまった。三上は日吉の事も気にかけようとする。そんな時に誘拐事件が発生した。犯人は佐藤と名乗り、2000万円を要求し、丸越百貨店の一番大きいバッグに入れろと~この指示はロクヨンと全く同じ。なぜ?ロクヨンの模倣犯なのか?誘拐事件ということで地元の記者だけでなく東京から大挙マスコミが押し寄せてきた。記者会見~ところが被害者、誘拐された当人の実名が明かされない。マスコミは猛反発し大混乱に~しかも会見を担当したのが捜査二課長のボンボンキャリアの柄本佑/落合~本来なら会見は捜査一課長か刑事部長がするべきところなのに~落合は情報をほとんど知らされておらず会見の場に来てさらし者になる。三上はなんとか実名を手に入れようと松岡に頼み込む~なんとか教えてもらって~実名を公表できたとは言え、誘拐事件の詳細が全く発表されずにマスコミはまたも騒ぎ出す。対応する落合もへとへとで~この誘拐事件の発生で長官視察は中止になった。今度は怒り爆発の警務部長の赤間~しかも刑事部長ポストの人事問題もうやむやに~三上は誘拐事件の捜査車両に乗り込み、事件の詳細を記者会見場に送ることに~誘拐事件被害者は緒形直人/目崎正人~スポーツ店経営。その長女の17歳の歌澄が誘拐された。犯人は電話で目崎に指示~車で金を持って出て~犯人からの指示はすべてロクヨンと同じ場所への移動だった。目崎の電話はずっと犯人と繋がっている。途中で娘の歌澄が保護されたと~いや補導された~実は素行の悪い子だったので男友達と一晩中遊び回っていてショッピングモールで万引きしたのだ。しかしその連絡は目崎には届いていない。三上は直ぐに報道協定を解き、目崎を解放してやれと言うが、松岡はダメだと~そうこれはロクヨンの捜査なのだ。もうわかったはずで~ロクヨンの犯人は目崎で、その犯人をあぶり出そうとしてるのだ。その一人は電話の声が途中ではっきりして、幸田だった。すると雨宮も噛んでるに違いない。目崎が犯人だとつきとめたのは雨宮だった。雨宮だけが目崎の声を聞いていた。その声を聞くために電話帳の「あ」から順番に電話をかけ、もちろん無言電話で、女が出れば男が出るまで電話した。三上のところへかかってきたのも雨宮の無言電話だったのだ。三上本人が出てからかかってこなくなった。そして「め」の目崎にたどり着いた。何日も何カ月も何年もかけて無言電話をかけ続け、犯人の目崎を見つけ出した。そして幸田と一緒にこのロクヨンの模倣犯となった。ここから結末へ向けては原作にはないオリジナルストーリー。雨宮の前で目崎を追い詰めたが、しかし翔子ちゃん誘拐殺人犯だと断定できる材料はなく釈放となる。一番納得してないのは三上で、単独で目崎を追い込んでいく。そしてついに目崎を逮捕。この流れがかなり強引で~犯人逮捕を受けて、日吉の呪縛もようやく解けた。幸田は自ら出頭した。三上は二渡の引き留めも断り、警官を辞める決意を~あゆみを探し出して向き合うことに専念すると~とんど焼きで雨宮と出会い、雨宮も翌日出頭すると~そして同じ頃、三上の自宅の電話が鳴っている~公衆電話から~もう雨宮は電話をかけていない~ということはあゆみからなのか?で、おしまい。本作の映画もいいが、NHKドラマもよかった。三上の役をピエール瀧~これがけっこう熱演で~でも薬やってたのかな?捜査一課長を柴田恭兵。雨宮を段田安則~これもいい演技だった。犯人の目崎役を尾美としのり(画像ないけど)。三上の部下が新井浩文~このバカ犯罪者のおかげで再放送されない。三上の妻役が木村佳乃。記者クラブの幹事が永山絢斗~ドラマは瑛太の弟で、この役は瑛太の方が流石にいい演技だった。
2024.01.19
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◆ひとよ◆2024年1月8日 BSテレ東にて放映人気劇作家の桑原裕子が主宰する劇団KAKUTAが2011年に初演した舞台を映画化。15年前に起きた事件によって人生を大きく狂わせた一家の物語。ここは茨城県大洗、稲村タクシーを自ら運転手もしながら経営する田中裕子/稲村こはる~夫と長男・次男・長女の3人の子がいる。ところが夫で3人の子の父の雄一は子ども3人にいつも暴力を振るい、子どもたちは傷だらけ~酒を飲んでは暴れる毎日。ある日、夫に我慢ができなくなったこはるは会社の車庫で夫を轢き殺した。そして子どもたちに私がお父さんを殺したと。あなたたちは明日から好きなように生きられる。父を殺したことを誇りに思う。私はこれから警察に行って罪を償う。10年、いやほとぼりが冷めた頃、15年後に戻ってくると言い残して出て行った。長男の大樹は機械いじりが好きだった。次男の雄二は小説家志望。末っ子で次女の園子は美容師希望。こはるが出て行って15年、長男の鈴木亮平/大樹は電器屋の専務で結婚して娘がいるが、夫婦関係がうまくいかずに別居中~大樹は幼い頃から吃音症。次女の松岡茉優/園子は美容師になることをあきらめて、スナックで働いている。次男の佐藤健/雄二は東京で雑誌記者~と言っても三流の風俗雑誌で記事を書いている~一応作家を目指してはいる。こはるが経営していたタクシー会社は、こはるの甥の音尾琢真/丸井進が引き継ぎ「稲丸タクシー」として営業を続けていた。タクシー会社にはこはるがいた頃の事務員も引き続き働いていて、雄二の同級生だった浅利陽介/歌川要一やもう一人の女性同級生も運転手として働いていた。稲丸タクシーに新たに入って来たのが佐々木蔵之介/堂下~酒・たばこはやらない真面目一筋といった感じだが、なにか過去にありそうな・・・しばらくして10万円を前借した。別れた妻との間に息子がいて17歳~休みの日に会って焼肉を一緒に食べ、遊んで帰りに金を持たせて帰した。あの事件から15年後、こはるが約束通り帰って来た。驚く大樹と園子~直ぐに東京の雄二に連絡して、こはるが帰って来たから家に戻ってと~タクシー会社の面々はよくぞお帰りにと大歓迎だったが、子どもたち3人は嬉しいというよりも複雑な気持ちでいっぱい。こはるは15年の間、刑期を終え、沖縄の旅館で働き、北海道では酪農家で働き、宇都宮では餃子の店で働き~などなど。しかし母のこはるが自分たちを守るためとは言え、人を殺したことで世間から白い目で見られ、会社にも何度も嫌がらせを受けた。週刊誌の記事では聖母の殺人鬼というような記事も書かれ~それで子どもたち、会社は苦しめられた。これは紛れもない事実であった。こはるが帰って来てからは、雄二がもどって来て、それぞれの15年間の思いもあって、それぞれの気持ちはちぐはぐで、家族はバラバラに~大樹の妻のMEGUMI/二三子はこはるの事を一切知らされてなかったので関係がさらに悪化した。雄二に至ってはこはるの記事を自ら書いていたのだった~それに対し母を思う園子が怒り、大樹もどうすればいいかわからず・・・こはるも子どもたちとの関係に悩む~そんな時に、堂下の車に千鳥・大悟/友國が乗り込んできて~どうやら堂下は元やくざで友國は堂下の弟分だった。友國は月1回、北海道から運び屋が来るから東京へ送って欲しいと頼まれる。後日、堂下の車に乗り込んで来た運び屋は、なんと先日楽しく会った自分の息子だった。シャブに手を出していて借金があり、しゃぶの運び屋をやってると聞いて・・・・自暴自棄になった堂下はやめていた酒を浴びながら車を運転し、こはるを乗せて心中する覚悟で車を走らせた。知らせを聞いた3人の子は雄二が運転して大樹と園子も乗せて堂下の車を追う。埠頭から飛び込む寸前になんとか止めることができた。堂下、雄二、こはる~親と子ってなんなんだとわめき合いながら・・・・雄二はこはるのことを記事に書いてたのを削除した。新たなに作家活動を始めるのだろう。園子は無免許ながら持ってる美容具でこはるの髪を整え~大樹はもう一度妻の二三子ときちんと話し合うと~雄二が東京へ帰る日、親子4人で写真を1枚撮った。
2024.01.17
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◆続・座頭市物語◆2024年1月9日 BS12にて放映勝新太郎主演の座頭市シリーズの2作目。下総、取手川の渡し~勝新太郎/座頭市は数人のヤクザ者に絡まれる。と、そこへ現れたのは~隻眼で片腕の浪人~後にわかるのは渚の与四郎~演じてるのは城健三朗って?そう後の若山富三郎で、ということは勝新太郎の実兄~与四郎はやくざ者たちを数人斬って追い払った。そして気が付くと市はどこかへ行ってしまっていた。市と与四郎、なにかいわくがありそうな関係が・・・市は一足早く関宿へ入っていた。そこで本陣の宿屋から声を掛けられ、按摩を探してると~本陣には黒田家が滞在しており、殿様の按摩が所望だと~市は風呂で身ぎれいにしてもらって殿様の按摩に取り掛かる。すると途中から殿様がふざけだして気がふれたような振る舞いを~市は宿屋を後にする。家臣が殿様が気狂いだとわかった市を始末しようと~3人の家臣が市を待ち伏せして斬りかかると、市の居合い一閃、3人はあっという間に斬られた。家臣が斬られて、皆で血眼になって市を探し始めた。家臣たちが市を町じゅうで探してる中で、市は飯屋に身を置いていた。そこに騒ぎであぶれた飯盛女(娼婦)が3人入って来て~市は女たちにも酒を奢る。その中の一人の女が水谷良重/お節~市のことを気にかけて~市もかつて惚れた千代に匂いが同じで好意を持った。千代ってどんな人ってお節が聞くと、市はかつて惚れたが、男に横取りされたのでその男を斬りつけたと~そこへ与四郎も入って来た。与四郎もお節のことを気に入って、今晩の相手をしろと言うが、お節は私は市さんと行くからと、二人で追手がわからないようにお節のところへ行ってしまった。市とお節は一緒に一晩過ごし、翌朝に飯を食ってると、黒田家中に市の始末を依頼された地元の顔役の手下たちが市を殺しにやって来た。市は簡単に手下たちを始末した。そして市は笹川へ船で向かった。笹川では以前に仕方なく斬ってしまった親分の法要があると~市の殺しを依頼された者たちも彼を追う。その頃、与四郎が世話になっていた親分から出て行ってくれと言われた。与四郎は殺しも数件、盗みも数件しているお尋ね者だったのだ。与四郎もなぜか笹川へ向かう。そして与四郎も追われる身となった。市は亡き親分の法要を終え、墓参りも済ませた。と、そこへ追手がやって来た。市は追手に取り囲まれたが、次々と斬っていく。と、そこへ割って入って来たのが与四郎だった。与四郎は市は俺が斬ると言って、二人の斬り合いが始まった。めくらの市の居合い、隻眼で片腕の与四郎~互角の斬り合い。しかし市が与四郎を貫いた。斬り合いながら二人は話した~市と与四郎は兄弟で与四郎が兄だった~二人ともに惚れた女が千代だった~めくらの市から千代を奪った~その時、与四郎は市に斬られて片目と片腕を失った~かたわになった与四郎が嫌で千代は逃げようとしたので斬ったと与四郎は言った。その時、与四郎を追った者たちがやって来たので、傷を負った与四郎を連れて市は川に飛び込んで逃げた。市は法要で世話になった寺の小僧に匿ってもらったが、しばらくして兄の与四郎は息を引き取った。息を引き取る前に、千代は生きてるぞと言い残した。外では、市も与四郎も溺れ死んだだろうと笑ってる追手のところへ市が出てきて、皆を斬ってしまうのだった。
2024.01.16
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◆生きる◆2024年1月8日 NHK-Eテレにて放映黒澤明監督・脚本、多くの名作を残してる橋本忍も脚本で参加している。主演は名優の志村喬。黒澤作品の中でもヒューマニズムが頂点に達してる一作と言える。2022年にはカズオ・イシグロ脚本でイギリス映画「生きる LIVIMG」としてリメイクされた。市役所の市民課で課長の志村喬/渡邊勘治はかつて持っていた仕事への情熱を忘れ去り、毎日書類の山を相手に黙々と判子を押すだけの無気力な日々を送っている。今日も今日とて、下水溜まりの空き地からの悪臭に耐えられない~なんとか公園にして欲しいと主婦たちが陳情に来た。渡邊は部下から言われたが、「土木課へ」と言っただけ~その後主婦たちは公園課、下水課などたらい回しされ、中村伸郎/助役の所へ行ったら、そのために創設した市民課なのでそちらへと言われ、元に戻ったが結局同じことの繰り返しで、呆れて主婦たちは出て行った。30年間無欠勤で勤め続けた渡邊だが、体調に異変を感じて休みを取って病院へ~待合室で他の患者と話をして~別の患者の様子を観察しながら、あれは胃癌で残りわずかの命だなどと言われ~いざ自分の番がきて~検査の結果、医師から胃潰瘍だと言われ~しかし先ほどの患者との会話で自分の容態が明らかに胃癌だと確信した。渡邊が診察室を出て行って~医師同士の会話で今の患者はあと半年くらいの命かなと~けっこういい加減で、今なら身内の誰かか、本人にはっきり告知するだろうにね~渡邊は自分が癌であとわずかしか生きられないと確信し、夫婦で同居している息子の金子信雄/光男に話そうとするが~妻を早くに亡くした渡邊の退職金で新居を建てようと夫婦で話してるのを聞いて、癌の事を言う気がなくなった。翌日も渡邊は会社を休んだ。5万円(当時は大金)を引き出し、一人で飲み屋へ~そこで知り合った伊藤雄之助/小説家に癌の事を話して共感されて、そこから遊び回ることに~パチンコ、バー、キャバレー、ダンスホール、ストリップ~一晩中遊び回った。翌日、役所へ出勤する気のない渡邊は町でばったり同じ課の女性職員の小田切みきと出会う。彼女が言うには、役所の仕事は退屈でもう辞めたいと~辞表の承諾書に課長の判が必要だと~渡邊はみきを自宅へ連れて行って書類を作成した。そしてその足でみきと一緒に遊びに出た。そこから連日みきと遊び回る~喫茶店、何度も食事、パチンコ、映画などなど~破れた靴下を彼女が履いていたので新品を買ってやって~みきは市役所を辞めておもちゃ工場へ勤めた。忙しい毎日のみきだが、毎日に渡邊が誘いに来る。みきと遊び回ること2週間~みきがどうしてこんなことするの?と聞いたら、ようやく重い口を開いて、自分は胃癌でもう長く生きられないと~残りの人生、なにをすればいいのかわからないと~みきは皆が喜ぶおもちゃを作っててやりがいがあると感じてると言った。渡邊はやりがいの感じられること~自分の今の職場でできるだろうか・・・みきと会っていてから5カ月後、渡邊は亡くなった。葬儀の場に息子夫婦や兄夫婦以外に渡邊と同じ課の者、助役、土木課・公園課・総務課の代表が参列していた。その場へ新聞記者がやって来て、助役に新公園ができたのはあなたや市議会議員の功績ではなく渡邊さんの功績ではないのですか?と問い詰める。市民はそう言ってますよと~そう、以前に主婦たちが陳情に来ていた公園設置を渡邊が尽力して実現したのだった。記者が帰って、今度は陳情した主婦たちが焼香に来て渡邊に感謝を述べた。その場の空気が気まずくなり助役などのお偉方は帰った。残った同じ課の者や気心の知れた他の課の者で飲みながら渡邊の今までの行動をあれこれ語り合った。渡邊は各課に頭を下げて回り~嫌な顔をされても何度も何度も通って公園設置へ向けて尽力した。当時ではあり得ないトップの助役にまで食い下がって頭を下げて願った。ヤクザにも手を引けと言われたがひるまなかった。渡邊の功績だと言う者、それほどでもないと言う者、役所の業務を混乱させたと言う者~お役所仕事への皮肉が込められた台詞がいっぱい。でも結論では、渡邊の功績はやはり大きいいと~自分の余命はあとわずかだとわかって仕事を急いでたんだと~渡邊を見習って我々も業務を見直さないと言い合った。子どもたちが楽しそうに遊ぶ公園~異例の速さで渡邊が実現させた。葬儀の場へ後からやって来たのは巡査だった。昨夜、新公園のブランコで亡くなっていた渡邊の帽子を届けに来て焼香に来たのだ。昨夜、ブランコを漕いでる渡邊を見て声をかければよかったと悔いた。しかし楽しそうに歌って漕いでいたのでそのままにしておいたと~皆はしんみり聞いていた。そして息子夫婦には預金通帳と退職金の受け取り書が前日に残されていたのだ。本作の名シーン。雪が舞う夜の公園で、渡邊が♬いのち短し 恋せよ乙女♬を口ずさみながらブランコを漕ぐ。このまま渡邊は亡くなってしまう。市民課の藤原鎌足/大野係長が課長に昇進した。そして下水の土管処理の陳情にきた市民に「土木課~」と指示しただけだった。渡邊の葬儀の場で皆で誓い合ったことはもうどこかへ~旧態依然としたお役所体質を痛烈に批判したようなラストシーンだった。
2024.01.16
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◆奇跡のシンフォニー◆2024年1月8日 NHK-BSにて放映両親を知らずに養護施設で育った少年は音楽の天才だった。音楽が少年を両親の元へ導いていく。フレディ・ハイモア/エヴァン・テイラー~「チャーリーとチョコレート工場」の主役の男の子~彼はニューヨークの養護施設で暮らすこと11年以上。いつか両親が迎えに来てくれると信じて、養子へいくことをずっと拒んでいる。そして音に敏感で、彼にはすべての音が音楽として聴こえてくる。エヴァンの両親は複雑な関係で~ジョナサン・リース・マイヤーズ/ルイス・コネリーはロックバンドのヴォーカル&ギター担当。今日も今日とて満員の中でライブ。ケリー・ラッセル/ライラ・ノヴァチェクはジュリアード音楽学院出身のチェリスト~今日も今日とてコンサート。ライラとルイス、打ち上げ場所がたまたま同じで、そこで出会う。ライラとルイス、互いの事をあまり知らないものの、その日のうちに恋に落ちてしまう。翌日にもう一度会う約束をした二人だが、ライラの厳しい父親が直ぐに次の場所へ連れて行ってしまう。ルイスはライラとはそれっきりになってしまった。しばらくして、ライラのお腹にはルイスの子が宿っていることが判明する。父親は演奏活動に子どもは邪魔になると~二人は口論になり、ライラは表へ飛び出して、そこで事故に遭う。病院のベッドのライラに父親はお前の命は助かったが、子どもは残念ながら助からなかったと告げた。実際には子どもは生まれていて、直ぐに養護施設へ預けられたのだ。まあこの子がエヴァンだということ。エヴァンは両親に自分から会いに行こうと施設を飛び出した。ニューヨークの街にはさまざまな音があふれていて、エヴァンにはすべての音が音楽となって聴こえてくる。ギターを弾いて路上ライブをしている少年アーサーと知り合い、家のないエヴァンは彼に付いて行った。そこは廃劇場で、ロビン・ウィリアムズ/ウィザードが何人もの少年を率いて音楽をやらせて、稼いだ金を搾取している元締めのようなことをしていた。そんな事を知らないエヴァンは初めて見るギターで色々な音を奏でた。それを聴いたウィザードは驚き、これは金になると思って、エヴァンに路上ライブをさせた。するとどんどん金が儲かった。エヴァンの名前もオーガストラッシュと名乗らせた。路上ライブでなくライブ会場で演奏さそうとあちこちに売り込むウィザードだった。しかし養護施設から行方不明になったエヴァンの捜索を警察も行っていて、ついにウィザードの施設にも警官たちがやって来た。どの子も問題児なのでちりじりに逃げる子どもたち~エヴァンも逃げた。エヴァンが逃げる途中、ある教会の前を通ると、中から皆が歌う声が聴こえてきた。中へ入っていくと、何人かでゴスペルを歌っていた。それに聴き入るエヴァン。その夜はそこに忍び込んで眠った。翌日、ゴスペルを歌ってた女の子がピアノを弾いていたので話してみると、女の子は楽譜が読める?と聞いたので、エヴァンは知らないと~女の子から楽譜のいろはを教えてもらっただけで、エヴァンは曲を作り出した。そしてチャペルのパイプオルガンを楽譜なしで弾き出した。それを見て聴いた牧師は、エヴァンは神童だと~そして知り合いがいるジュリアード音楽学院へ連れて行った。エヴァンは教師たちが驚くほどの才能の持ち主だった。授業中に講義を聴かずに作曲していた。それを見た教師が驚愕する。直ぐに学長たちに呼ばれて、今度の記念コンサートでエヴァンが作曲した狂詩曲~ラプソディーを演奏しようと。エヴァンがコンダクターだと~一方、ライラはルイスの子を産めなくなって、チェロを弾く気になれず、音楽教室の講師をしていた。そんな時に同居中の女性ピアニストからNYフィルとジョイントコンサートする話があると言われるが、その気になれない。そして父親が病院で亡くなる前にライラに告白した。ライラの子は死んではいない。男の子として今も生きていると言われた。直ぐにその子を探し出すライラだったが、なかなか手掛かりがつかめない。そうだ、自分がまた音楽を始めればどこかでその子に届くかもしれないと思い、再び演奏を始めることにする。一方、ルイスはライラと別れてからはバンド活動する気になれず、普通のビジネスマンになった。しかしバンド仲間や兄貴とも会って、少しはバンド活動に戻りたくなって~ライラの居所もまた探し出した。エヴァンはコンサートへ向けて楽団と練習を~そこへやって来たのはウィザードだった。金づるのエヴァンを脅して無理やり連れだした。そしてどこで演奏さそうかと思案するウィザード~エヴァンの路上ライブ中に、再びバンド活動を始めたルイスがやって来て、エヴァンの上手さに驚きセッションする。この時はまだ実の父と子だと二人は知る由もなかった。エヴァンは自分の演奏会が今夜あるのに行けないんだと言うと、ルイスは行った方がいいよと~ウィザードに拘束されてるエヴァン~でも仲良しのアーサーの助けでセントラルパークのコンサート会場へ向かうエヴァンだった。ニューヨークのライブ会場ではルイスのバンドが満員の観客の前で演奏する。ライラはセントラルパークの会場でNYフィルとジョイントコンサート。この後がエヴァンが指揮するラプソディーの披露。そんなことはライラは全く知らない。エヴァンが指揮する演奏を聴いて、帰ろうとしたライラが足を止め、会場に目を移すと少年が指揮している。そこへ足を速めていくライラだった。一方、ライブを終えてタクシーでバンド仲間と移動中のルイスは、コンサート会場の演奏が聴こえてきて、昼間にセッションした音に似ていると思って、ひとりでタクシーを降りて会場へ向かったルイス。ライラとルイスは共に気づくことなくコンサート会場の前へ前へ~二人とも舞台で指揮する少年を見つめる。二人が横を見ると~二人は気づいた。ライラは自分の子の写真を既に見ていたので、舞台の少年が我が子だとわかった。それをルイスに目で伝えて、その意味を理解したルイスだった。まさに音楽が繋いだ両親と我が子の出会いだった。
2024.01.15
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◆昭和残侠伝/人斬り唐獅子◆2024年1月7日 BS12にて放映シリーズ6作目。昭和初期の浅草・玉ノ井~東雲一家と皆川一家の縄張り争いが続いてる。そんなところへ7年の刑期を終えた高倉健/花田秀次郎がやって来た。兄弟分の盃を交わした池部良/風間重吉の東雲一家に世話になることにした。しかし東雲一家は大陸浪人の実力者と組んで、渡世の掟を破ってすべて取り仕切ろうとする。しかも仲介に入った上野の剣持一家をも倒した。そんな東雲一家の親分に盃を返した風間と秀次郎の怒りが爆発し、二人で東雲一家らをぶち斬っていく。高倉健、片岡千恵蔵、池部良が出揃う。
2024.01.15
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◆エクスペンダブルズ3 ワールドミッション◆2024年1月6日 BS松竹東急にて放映シリーズ3作目。回が進むにつれて増殖、かつ強力化していく消耗品軍団・エクスペンダブルズ~本作でもロスの商売敵のトレンチも加勢する。知らぬ間にイン・ヤンはトレンチの傭兵軍団に移籍していた。本作では旧メンバーと新メンバーとの間に軋轢が~しかし最後はチームワークで超難関をクリアしていく。そして本作でも新たなスターが出演している。ロスたちは南アフリカの小国スワジランドで要人暗殺に失敗して8年間捕らえられているウェズリー・スナイプス/ドクター・デス(通称ドク)を救い出す。ドクはロスと共に最初からのエクスペンダブルズのメンバーだった。ナイフ術の達人で高い医療技術を持ってる。本作でのCIAの依頼人はブルース・ウィリス演じるチャーチに代わって、ハリソン・フォード/マックス・ドラマー~元はアメリカ空軍のパイロットだった。後半でその自慢の腕が披露される。本作でロスたちの敵となるのがメル・ギブソン/コンラッド・ストーンバンク~核兵器も扱う武器密売組織のリーダーで、強力な傭兵部隊を率いている。しかもアズメニスタンの軍隊をも指揮している。実はストーンバンクもロスと同じくエクスペンダブルズの最初からのメンバーだった。しかし武器密売の道へ走ったため、ロスと袂を分かち始末されたはずが生きていたのだ。ロスが旧メンバーと入れ替えで新たに加えたメンバーは4人。グレン・パウエル/ソーンは凄腕のハッカーでシアトルの街を3日間も機能不能にしてしまった。ロンダ・ラウジー/ルナは高い近接格闘能力を持つ。実際に彼女は総合格闘家。ビクター・オルティス/マーズは最新の兵器開発にかかわるエリート軍人。実際に彼はプロボクサー。ケラン・ラッツ/ジョン・スマイリーは元海兵隊員。銃器の扱い、格闘術も高い能力を持つ。バイクの操縦術にも長けている。以上の4人に加えてもう一人~アントニオ・バンデラス/ガルゴ~ロスが新メンバーを探してる時に経歴詐称でブラックリストに載っていて、偽名ばかりを使う。でもどうしてもメンバーに入れてもらいたくて自分からどんどん売り込んでくる。過去にも傭兵経験があるが、とにかく口数が多く周りから煙たがられる。しかし最後にはロスの承諾を得てメンバーに加えられる。ストーンバンクを始末するミッションにはトレンチも協力する。ドラマーはパイロット時代の腕を生かして、攻撃用ヘリを自在に操縦する。最後はロストストーンバンクの因縁の一騎討ち~ドラマーからは裁判にかけるので生け捕りにするように命令されていたが、素手で格闘し、ロスが銃で始末してしまう。
2024.01.14
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◆ランボー/最後の戦場◆2024年1月6日 BS-TBSにて放映ランボーシリーズの4作目。シルベスター・スタローン監督・主演。シルベスター・スタローン/ジョン・ランボーは前作のアフガンでの壮絶な戦いを終えて、故郷のアメリカへも帰ることなく、これといって生きる目的もなく、人と触れ合いたくないこともありタイ北部のジャングルで船での人や物資の運搬、観光用のコブラやニシキヘビなどを捕らえることを生業としていた。一方、隣国のミャンマーでは国内紛争が激しく、軍事政権が少数派民族のカレン族を女・子ども関係なく大量虐殺し、土地や天然資源を略奪していた。ゲームのように人を殺して楽しむ政府軍の兵士たち。そんな状況下で、ある時アメリカ・コロラドの牧師教会のNGO団体がやって来て、ランボーにミャンマーまでの案内を依頼した。虐げられてるカレン族のために医療の世話をしたり、教育の援助をしたりしに行くと~ランボーは紛争地のど真ん中には行けないと~命の保証はないと言って断る。しかし団体で唯一の女性サラに懇願されてミャンマーまで送るとことを決めた。途中で山賊の船に襲われたが、ランボーによって全員始末された。ランボーのやり方を批判する者がいたが、生きるか死ぬかだと言い放った。サラからは感謝され、ランボーと故郷の話をするが、ランボーは帰る気がないと~でも考え直してとサラから言われる。NGO一行が活動を終えたら帰りは陸路で戻ると言っていたが、十数日経っても戻って来ない。そこで団体本部の者が一行を救出しようと傭兵を雇った。情報では一行は虐殺を受けた村から拉致されて政府軍の本部に捕らえられてると~ランボーは今度は傭兵たちを船に乗せてミャンマーへ向かうことになった。船が遅いとか、なにかにつけて文句を言う傭兵のリーダーのスキンヘッドのルイスだった。ランボーは全く相手にせずしゃべりもしない。傭兵が上陸して、カレン族の反乱軍の兵士を案内役に政府軍の本部を目指すことに~ランボーも付き添って行こうと動こうとするが、リーダーからお前は不要だ~船で留守番をしておけと~NGO一行が拉致された村に着いた傭兵たちは、大量虐殺された有様を見て唖然とする。すると、しばらくしたらそこへ再び数人の兵士がカレン族数人を連れてやって来た。そこで田んぼの中を走らせて撃ち殺すゲームを始めた。身を隠していた傭兵たちは応援を呼ばれるとまずいから、何もせずに静観していた。すると、どこからか矢が飛んできて次々と兵士を貫いていった。その手際の良さに驚く傭兵たち。傭兵のリーダーは敵の応援隊が来るまでに戻ろうと言う。しかしランボーはこのまま一行を救出に行くのだと主張する。ランボーと傭兵のリーダーの立場はすっかり逆転し、傭兵たちをランボーが率いて政府軍の本部へ向かった。ランボーが計画を立て、なんとか捕らえられた一行とカレン族の人質を解放して脱出するが、サラが別の所に捕らえられていてランボーが救出するのに時間がかかった。傭兵たちと他の一行は先に船に向かっていった。ランボーとサラが遅れたために政府軍の兵士に囲まれて万事休す。その時、どこからか銃弾が飛んできて次々と兵士を倒していった。狙撃手のスクールボーイが残ってくれていたのだ。ランボー、サラ、スクールボーイは一行に遅れて船へ向かった。夜が明け、政府軍が人質に逃げられたと知り後を追う~犬も数匹引き連れて~そこでランボーは単独行動をとり、不発弾を利用して追手を大量に始末した。しかし、船に乗る寸前で傭兵に連れられた一行が政府軍に捕らえられてしまった。リーダーの大佐の命令で全員を射殺しようと~その時、ランボーが政府軍から奪取した船に搭載した機関銃で政府軍を撃ちまくった。ランボーに助けられた傭兵たちも反撃に出る。そしてスクールボーイの援護狙撃も~政府軍の兵士を次々と片付けていくが、多勢に無勢でランボーと傭兵は苦戦する。そこへやって来たのがカレン族の反乱軍部隊~政府軍を蹴散らしていった。極悪非道な政府軍の大佐を最後はランボーがナイフで引き裂いた。戦い終えて、ランボーは故郷のアリゾナの自宅へ戻って来た。
2024.01.14
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◆エクスペンダブルズ2◆2024年1月5日 BS松竹東急にて放映最強の傭兵たちの消耗品軍団のエクスペンダブルズの活躍を描いたシリーズ2作目。本作での最初のミッションはネパールで誘拐された中国人の富豪を救い出すこと。前作と同じメンバーの軍団に新メンバーが加わって現場に乗り込んで行く。新メンバーはリアム・ヘイズワース/ビリー・(ザ・キッド)・ティモンズ~元オーストラリア特殊空挺部隊の凄腕の狙撃手~ミッションではビリーの狙撃によってロスたちの窮地を救った。そしてドルフ・ラングレン/ガンナーは前作で薬物依存症で追放され敵側に付いたが、再び戻ってセラピーに通うと言った~そして軍団に復帰した。本作で明らかになったのは秀才が集まるマサチューセッツ工科大学に在籍していたと~そこで化学を修めた~しかし本作の後半で岩に皆が生き埋めされた時に爆弾を作って壊そうとしたが、全く役に立たなかった。ロスたちは敵を殲滅し、人質となってる者を助け出すと、そこにはロスの商売敵のアーノルド・シュワルツェネッガー/トレンチがいた。ロスがなにをしてるんだと聞いたら、トレンチは俺たちも人質を助けに来たがしくじったと~無事中国人の富豪を救い出し、中国へ送り返す時にジェット・リー/イン・ヤンが付き添って行ったため、彼の本作の出演は前半で終了。ある日、例のCIA局員のブルース・ウィリス/チャーチが再びロスに会いに来た。前作で500万ドルの損失を出したままなので借りを返せと~ロスは仕方なく引き受けることに~ミッションはアルバニア山中で中国の航空機が墜落した~そこに積んである金庫の中の物を回収してきて欲しいと~チャーチの指示でCIAから暗号解読のプロのマギー・チャンが同行することに~銃器の扱いにも慣れていて、なにより敵を拷問のように尋問するのが得意。金庫から難なくブツを回収してロスたちは戻ろうと~しかしその前に別の軍団が立ちはだかった。率いるのはジャン・クロード・ヴァン・ダム/ジャン・ヴィラン~犯罪武装集団のリーダーで頭脳明晰で格闘技にも優れている~実際ヴァン・ダムは格闘家でもあるし~ロスたちはここで一戦を交える覚悟で~もうひとつ、ヴァン・ダムは1作目でのドルフ・ラングレンのガンナー役への出演がオファーされていたが、その時は交渉決裂となった。しかしビリーが人質に取られていた。仕方なくブツをディランに渡した。そして彼らが去って行く時にビリーを刺し殺して行った。怒りに燃えるロスたちだが、敵はヘリでもう去ってしまった。ロスがマギーにブツはなんなんだ?と聞くと~旧ソ連がアルバニアに隠しておいたプルトニウム5トンの隠し場所の地図だと~ディランは莫大な金になるプルトニウムを掘り出して必要とする国へ売却して儲けようとしているのであった。ロスたちはディランに殺されたビリーの弔い合戦でディランがプルトニウムを掘り出そうとしている現場へ向かうことに~ディランの軍団は周辺の村の男や子どもまで採掘に借り出し、使い物にならなくなったら殺すという残虐な行為を繰り返していた。それを知って増々燃えるロスたち~しかし敵に囲まれ窮地に陥った。その時ロスたちのピンチを救ったのがチャック・ノリス/ブッカーで一匹狼の傭兵で元米特殊部隊所属~ロストは知り合いで、この後も同行すするかと聞いたら、俺は一匹狼だからと断った。ブッカーもディランは人間のクズだと言った。チャック・ノリスも実際に格闘家だし、「ドラゴンへの道」ではブルース・リーの好敵手を演じたし、「デルタフォース」シリーズでもお馴染み。ロスたちは体制を立て直して武器も整え、ディラン軍団に戦いを挑んでいった。激しい戦闘の末、ディランたちに5トンのプルトニウムを持ち逃げされた。しかも岩の中に閉じ込められた。しかしそこへジェットモグラのような重機で救いに来たのがトレンチだった。そこへチャーチも合流し、チャーチがロスにディランをやっつけたいだろうと言い~ロスの軍団にトレンチとチャーチ率いるCIAのチームでディランたちがいる所へ~ディランは空港から輸送機でプルトニウムを運ぼうとしている。ロスたちはヘリで空港へ先回りしてディランたちが来るのを待つ。チャーチも戦闘に参加。空港でロスたちとディランの軍団との間で激しい戦闘が続く。シュワルツェネッガー、スタローン、ウィリスの3人勢揃い。2作目にてシュワルツェネッガーらしさが出た。最後はロスとディランの銃器なしで素手による決着を~最後はロスがディランの首を挙げて勝利。エクスペンダブルズ勝利の凱旋。
2024.01.14
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◆冬の華◆2024年1月5日 BS12にて放映降旗康男監督、倉本聰脚本、高倉健主演の異色のやくざ映画。倉本聰がやくざを描くとこうなるかって~高倉健主演作品ではトップ3に入るお気に入りの作品。高倉健/加納秀次は関東に勢力を張る東竜会幹部~兄弟分の池部良/松岡幸太郎が東竜会を関西連合に吸収させようと画策していた。その始末を加納がすることに~松岡には5歳になる娘がいたが、会のために刺した。加納が旭川の刑務所で15年服役し、会の本部がある横浜に戻って来た。戻って来た加納~会の仲間たちは親しみを込めて秀さんと呼ぶ~秀さんを面倒みたのは舎弟の田中邦衛/南幸吉~南は今は組とは少し距離を置いて自動車販売会社を経営している。秀さんは組の幹部と久し振りに会い~しかしどの高級外車がいいとかの話ばかりして、クラブに入り浸り、贅沢に豪遊する有様を目にして、以前のような渡世人の世界ではないと感じた。そして秀さんは東竜会の会長へ挨拶に~会長の藤田進/坂田良吉はすっかりやくざの世界も様変わりして、以前のような事が通じなくなってきたと~会長自身はムンクだシャガールだと絵に夢中になり、特にシャガールがお気に入りで大金を払って購入した。秀さんのもうひとつの気がかりは、自分が殺害した松岡の娘の事~池上季実子/松岡洋子は今は18歳~秀さんが服役中も南を通してずっと世話をしている。全寮制の女子高に入学させて、ヴァイオリンをプレゼントし、秀さんは「ブラジルのおじさん」と名乗って文通していた。洋子のお気に入りの場所は馬車道の名曲喫茶「コンチェルト」~そこで洋子はチャイコフスキー「ピアノ・コンチェルト」を聴いていつも手紙を書いていた。そして秀さんは喫茶コンチェルトへ行ってみた。そしてピアノコンチェルトをリクエストしたら、ちょうど今かかってる曲ですと言われ~秀さんは出所後に洋子に会って食事をしたり、話をしたりしようと思ってたが、結局は会わずにいるのだった。もちろん名乗って出ることもしない。関西連合は今も関東進出を諦めていなかった。会長は岡田真澄/三枝信吉~鉄砲玉のような若い連中を何人も連れて来て、東竜会を煽り続けた。東竜会会長や幹部は挑発に乗るなと組員に言いつけ~しかしどんどんエスカレートしていった。当然互いに無傷では済まない事も~秀さんはそんな状況下で、もう足を洗おうと考えていた。その事を絵を描くのも好きな会長に話したら、秀さんの好きなようにすればいいと言ってくれて~これから抗争になったりするかもしれないが、なんとか息子(自衛官の幹部)だけはやくざの世界に入れないで欲しいと頼まれた。そして秀さんは小さな工場を経営している兄の一郎にも会って~お前は足を洗えられないのかとしみじみ言われた。実は秀さんにも思うところがあって~旭川の刑務所時代に身につけた木工職の仕事を親しくなった刑務官が紹介してくれると~そんな時、会長がシャガールの出物があると呼び出され、殺害されてしまった。明らかに関西連合の仕業だったが、誰が糸を引いたのかわからない。秀さんは信頼のおける南や夏八木勲/立花道夫らと対策を練り~今は事を大きくできないので~そうするうちに、右翼の有力者が仲介に入って関西連合と手を組むことになった。しかしそれは上辺だけの事で、関西連合は東竜会を吸収してしまおうと考えている。亡き会長の息子の北大路欣也/道郎は父親を殺害した関西連合の会長に復讐したいと言う。しかし自衛官の幹部という堅気なので、秀さんらはなんとしてでも道郎に手を出させないようにした。そしてついに会長を嵌めて殺した裏切り者が判明した。秀さんは後始末をしなければと考え~刑務官宛てに書いた就職願いの手紙を破いた。もう心は決まっていた。そして後始末する前にコンチェルトへ行ったら、洋子もいて「おじさまですよね?」と聞かれて、人違いだと言って店を出た。その後、また遠くへ行かなければならなくなったと手紙を洋子宛てに書いた。裏切り者は小池朝雄演じる山辺のおじきだった。さらに息子の道郎まで関西連合に殺させるつもりだった。その前に秀さんらはすべてを察して~秀さんが山辺を始末しようと~すると山辺は「せがれが慶応に合格したんだ。見逃してもらえないだろうか」と懇願するが~しかしけじめはつけなければ~秀さんは山辺を刺した。すると15年前に松岡を刺した時の事が蘇ってくるのだった。
2024.01.13
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◆昭和残侠伝/一匹狼◆2024年1月4日 BS12にて放映昭和残侠伝シリーズの3作目。高倉健/武井繫次郎と池部良/桂木竜三は仇同士。昭和初期の浅草で関東島津組に属していた繁次郎~一方、桂木は敵である弁天一家の客人として繁次郎の親分を刺し殺した。そして繫次郎は弁天一家の親分を刺し殺した。その因縁のある二人が千葉・銚子にて再会すること~漁港を取り仕切ろうとする潮政一家と川銀一家の争いに巻き込まれていく。先に縁あって潮政一家に世話になることになった繁次郎~そこで飲み屋を開いてる藤純子/美恵と出会う。美恵はすっかり繁次郎に惚れてしまう。しかし美恵は繁次郎の仇である桂木の実の妹だった。そして桂木は川銀一家の客人となった。またもや二人は敵対する関係に~銚子の漁港で網元を一掃し自分たちがマグロ漁を独占しようとする川銀一家の親分役が河津清三郎~この人、本作では悪役。繫次郎が世話になってる潮政一家~網元を盛り立て網子らを守ろうとっしている。しかし川銀一家がことごとく妨害して、潮政親分を殺害し、子分も殺害し、船に火を点け~繁次郎ももう黙ってはいない。繫次郎と桂木、何度か二人で決着を付けようとするが、なんだかんだでいつも預かりとなって~桂木も川銀一家のあまりにも汚いやり口に縁を切った。そして繫次郎との決着を後回しにして、二人で川銀一家を始末しようと力を合わせる。ところが桂木は力尽きてしまって、もう繁次郎と決着はつけられない。妹の美恵に幸せになれよと言って息を引き取る。そして美恵は警察官の所へ向かう繫次郎にまたここへ戻って来てと言うのだった。
2024.01.13
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◆エクスペンダブルズ◆2024年1月4日 BS松竹東急にて放映最強無敵の傭兵軍団の活躍を描いたアクション映画~シルベスター・スタローン監督・脚本・主演~シリーズ化されて、本年1月に4作目が公開されている。シルベスター・スタローン/バーニー・ロス率いる傭兵軍団の「エクスペンダブルズ(消耗品軍団)」~今日も今日とてソマリアの海賊に占拠された貨物船の乗組員を救い出す任務を遂行した。リーダーのロスはいつも冷静沈着~早撃ちの名手で銃器・火器の扱いから格闘術、航空機の操縦などすべてこなす。軍団のメンバー内では一応最年少のジェイソン・ステイサム/リー・クリスマス~元SAS隊員でナイフ術のエキスパート。リーダーのロスの右腕的存在。ジェット・リー/イン・ヤンは一番の小柄ながら少林寺拳法、マーシャルアーツの使い手。ランディ・クートゥア/トール・ロードは実際に元総合格闘家。格闘術はもちろん破壊工作が得意。テリー・クルーズ/ヘイル・シーザーは実際に元NFLアメフトの選手。武器のスペシャリストで破壊力抜群のショットガンを扱う。そしてドルフ・ラングレン/ガンナー・ヤンセン~射撃が得意で空手の使い手でもある。しかし薬物依存症がもとで最初のミッションの時に度を越した行動で味方にも危害を加えそうになったので、ロスに軍団から追放された。そのため次のミッションの時に敵側について~それでもロスに命を救われ、最後にはまた軍団に戻り、セラピーに通うことを約束した。軍団の仕事を請け負う仲介人がミッキー・ローク/ツール~軍団のマネージャー以外にはタトゥーの彫り師でバーも経営してる。軍団のほとんどがアメリカンタイプのハーレーダビッドソンに乗ってるが、クリスマスだけはドゥカティに乗ってる。本作のメインとなるミッションを依頼してきたのがブルース・ウィリス/チャーチ~教会内でロスと話したのでチャーチと名乗った。彼はCIA局員で、メキシコの離れ島ヴィレーナにて独裁者のガルザ将軍と彼を後ろで操り島の貴重な資源と麻薬生産を仕切る元CIA局員の抹殺を依頼した。表立ってミッションを行なえないので秘密裏に行動できる傭兵に依頼してきた。チャーチに呼ばれたのはロスとアーノルド・シュワルツェネッガー/トレンチで彼も民間の傭兵軍団を組織していた。かつてはロスとは戦友だった。しかし今回のミッションは危険が多くてロスに譲った。ロス曰く、奴は大統領を目指してるからと~軍団のメンバーは窮地に陥りながらも次々と難関をクリアしていく。とにかくドンパチ、ドカンと派手なアクション満載。
2024.01.13
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◆ゴーン・ガール◆2024年1月4日 TVOにて放映魔性の女がここまでやるかっていうスリラー映画で、ギリアン・フリンの原作は全米でベストセラーになった。ベン・アフレック/ニックとロザムンド・パイク/エイミーはニューヨークで知り合った。ともに物書きのような仕事をしていた。結婚してニックの母親が癌でお先短くなり、故郷のミズーリ州に戻って暮らした。ニックは短大の講師を~エイミーも少しは物書きの仕事を~そしてニックは双子の妹マーゴとバーを共同経営している。でもその店の出資はエイミー。結婚5年の記念日に突然エイミーが失踪した。刑事が捜査を始めると、数カ所に血痕が残されていて、家具の一部も取り壊されていた。格闘の末に拉致されたのか?ニックは失踪か誘拐された妻のエイミーにテレビで呼びかける。ところが警察の捜査がすすむにつれて、ニックに不利な状況が次々と出てきた。ニックが短大の教え子と不倫をしていた。カードで好きなものを買い漁って数万ドルの借金があった。エイミーの生命保険を増額していた。エイミーの日記が見つかり、そこにはニックに殺されるかもわからないと書かれていた。などなど~マスコミはニックが妻のエイミーを殺害し、それを認めない悪い奴だと一斉に書いている。弁護士を雇って、TV番組で弁明し少しは世間の理解を得たが、エイミーの行方はわからない。しかもエイミーがニックの子を妊娠しているとの話も出てきて~実はすべてエイミー自身が仕組んだことで、ニックを殺人犯にしてしまおうという策略だった。すべて順調にいくはずが、エイミーにもほころびが出て、かつてストーカーされた金持ちのダニーを頼ることにした。したたかなエイミーは今度はダニーを嵌めて~ダニーを暴行犯として正当防衛で殺害した。そしてすべてはダニーの計画でやったことだと言って、ニックの所へ戻って来た。しかしニックにはエイミーの悪女ぶりをすべて承知していた。離婚したいが、本当にエイミーの腹にはニックの子がいた。以前に不妊治療でとっておいた精子を持ち出したエイミーが自分で受精させたのだった。ニックはエイミーとの子が成人するまで夫婦を演じなければならなかった。いい夫婦ぶりをTV番組で放送させられた。
2024.01.12
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◆俺ら東京さ行くだ◆2024年1月3日 BS松竹東急吉幾三の楽曲をモチーフにした映画。植木等/野々宮耕三は青森の五所川原市でリンゴ園を経営し、農協の常務でもある。妻の林美智子/あやと一緒に東京へ~地元選出の代議士に代表して陳情に行く。そのついでに東京でカメラマンを目指してスタジオで働いてる息子の元のところへ行こうと~新藤栄作/野々宮元は東京に出て、配管工や整備工を経て今はカメラマンになるべくスタジオで働く23歳。チーフのアパッチけん(中本賢)にこき使われ、休みもなく、深夜仕事もありで~スタイリストの柏原芳恵/里中伸子と付き合ってる。元の不規則な仕事を見かねて青森へ帰って来いと説得するが、いくつか仕事を経てきた元も、今回のスタジオの仕事だけは続けると~カメラマンになるんだと~元の仕事ぶりを見て、両親も納得して帰っていく。吉幾三もタクシー運転手として特別出演。青森から東京に出てきて運転手になったと~耕三らと意気投合する。
2024.01.11
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◆インフェルノ◆2024年1月3日 BS12にて放映ダン・ブラウン原作の世界的ヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続く3作目。シリーズを通しての主役はトム・ハンクス/ロバート・ラングドン~ハーバード大学の宗教象徴学者の彼が謎の襲撃者に襲われて一時的に記憶を失くす。そこから世界を滅ぼすような計画を阻止すべく動き出す。ある生物学者が人類増加問題の解決策として恐ろしい殺人ウィルスによって伝染病を世界に広めようとしている。それを阻止するために動くWHO、民間機関、そして生物学者の協力者たちの間でラングトンは翻弄されていく。生物学者が亡くなる前に隠したウィルスの隠し場所を探し出すために~ダンテの「インフェルノ」をモチーフとしたボッティチエリの「地獄の見取り図」が最初の鍵を握る。そしてダンテのデスマスクにもヒントが書かれている。ラングドンは追われて~命を狙われ~謎を解いていく。ウィルスの隠し場所はイスタンブールだった。袋に詰められたウィルスを爆発させて散布しようとする者を皆でなんとか阻止する。ウィルスの隠し場所を追い求める民間機関のCEO役を「スラムドッグ$ミリオネア」「ジュラシック・ワールド」などでお馴染みのイルファーン・カーン。WHO職員だが、密かにウィルスを盗み出してどこかの国へ高値で売ろうとする悪い奴が「最強のふたり」でお馴染みのオマール・シー。
2024.01.11
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◆昭和残侠伝◆2024年1月3日 BS12にて放映本作以降に9作製作される高倉健主演の人気シリーズの第1作目。敗戦直後の浅草が舞台~浅草の露天商を率いる神津組の縄張りを奪おうと横やりを入れ、妨害し、殺しもやってしまう新誠会~その両者の争いが続いている。神津組の世代目組長が新誠会に暗殺され、復員してきた高倉健/寺島清次が四代目の遺言で五代目として組を引き継ぐ。そんな中でも新誠会の妨害が続き、次から次へと神津組の者が叩きのめされ、時には殺され~新誠会はもう露天商の時代ではなく、屋根付きのマーケットを開こうとして縄張りを広げようとしている。清次も露天商の時代は終わりだと気づき、神津組でもマーケットを開こうとする~しかしそのマーケットが間もなく出来上がるという時に新誠会によって火を点けられてしまう。そして組員も殺されて~清次の我慢もここまで~神津組の客人で世話になってる池部良/風間重吉と二人で新誠会に殴り込んでいく。神津組には松方弘樹、梅宮辰夫が~新誠会には山本麟一、八名信夫、室田日出男~任侠映画には欠かせない面々が出揃ってる。問屋衆を仕切る大谷のご隠居役が、江戸落語の名人・三遊亭圓生。
2024.01.09
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◆桜色の風が吹く◆2024年1月3日 NHK-Eテレにて放映世界で初めて盲ろう者の大学教授となった東京大学先端科学技術研究センター教授の福島智、母・令子の実話を基に描いた作品。舞台は兵庫県、福島智は母の小雪/令子と父の吉沢悠/正美、二人の兄の5人家族。智は幼少の頃、牛眼がどんどん悪化して片方の目の視力を失ってしまう。両親は落ち込み、特に令子は自分の責任だと自分を責める。智は義眼を入れて小学校に上がるが、間もなくもう片方の目も悪化していき、ついに両目とも視力を失う。父・正美の提案で智が見えなくなる前にいろいろなものを見せておこうと皆で出掛ける。最後の記念撮影も~成長した智を田中偉登が演じる。智は東京の盲学校へ進学する。智は学業優秀で、友達もできる。しかし智にまたもや悲劇が~今度は耳が聞こえにくくなり、やがて全く音が聞こえなくなってしまう。自暴自棄になりかけた智だったが、母・令子が必死で智を支えてやる。令子が考案した指点字によって会話ができるようになった。それは見えない、聞こえない智にとっては新たな世界が広がるような思いだった。そして智は自らの希望で大学に進学したいと申し出た。令子はもちろん、教師の正美も二人の兄も智を応援した。智は見事に大学に合格した。桜の木の下を母の令子と歩きながら、見えないはずの桜が見えると母に告げる智だった。その後、智は大学を出て教授になる。
2024.01.09
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◆沈まぬ太陽◆2024年1月2日 BS11にて放映700万部を超える山崎豊子のベストセラーが原作。政府出資の特殊法人で巨大企業の国民航空(モデルは明らかに日航ぽいけど、完全フィクション)を舞台に繰り広げられる3時間超の大作人間ドラマ。主演は労働組合委員長の恩地元を演じる渡辺謙。他凄い出演陣。本作は今まで観てなかったので、とても見応えあり!この相関図を見るだけで出演陣に圧倒される。労組委員長の恩地、副委員長の三浦友和/行天四郎が組合員を率いて、経営陣と戦い成果を勝ち取った。しかし恩地は懲罰人事と思われる海外の僻地へ飛ばされる。パキスタンから2年で戻すと言う約束も反故にされ、イラン、ケニアのナイロビへ~何年も我慢の勤務。その頃、僚友の行天は経営陣に取り入り、経営陣寄りの組合を設け、自分はサンフランシスコへ栄転し、帰国後は役職に就く。恩地にはわび状を書けば戻してやると言ったが、恩地は絶対に首を縦に振らなかった。恩地がようやく本社に戻された時に悲劇が起こる。羽田発の大阪行きの123便が御巣鷹山へ墜落し500人以上の乗客・乗員が犠牲になった。恩地は先頭に立って遺族への対応に当たる。行天は自分の将来を見据えてうまく立ち回ろうとする。これは実際に起こった日航機墜落事故が取り入れられてる。恩地と行天、かつての僚友が今は袂を分かつ関係に~政府主導で経営陣を刷新し、石坂浩二演じる新会長が就いた。会社の悪い体質を変えようと会長を先頭に、恩地もそれに応える。一方、行天は裏で姑息な手段であちこちに根回しする。しかし新会長も政府の意向に反する、つまりやり過ぎたために辞めざるを得なくなる。同時に恩地はまたナイロビへ飛ばされることに~一方行天は・・・ついに行天の悪事が表に出て、上川隆也演じる東京地検特捜部の手が入る。恩地は再びナイロビへ戻って来た。彼はその人事を快く受け入れるのだった。恩地は「沈まぬ太陽」を懐かしみながら眺めるのだった。いやぁ、凄いドラマだった。
2024.01.08
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◆プリデスティネーション◆2024年1月2日 TVOにて放映SF小説の大家ロバート・A・ハインラインによる短編小説「輪廻の蛇」を映画化。時間と場所を自在に移動できる政府エージェントが凶悪な爆弾魔を追う話。世界各国で頻発する爆弾事件~その犯人をフィルズ・ボマー~不完全な爆弾魔~実際は高性能爆弾を使う連続爆弾魔~既に多くの罪のない人たちが犠牲になってる。今回狙われてるのはニューヨーク~住民はその恐怖におびえる日々~政府のあるエージェントがついにその爆弾魔にたどり着き爆発を阻止しようと・・・ヴァイオリンケースにダイヤルが付いていて、そこに日付を合わせてタイムスリップする。エージェントは爆弾魔との格闘で爆発に巻き込まれて大火傷を~その後未来に飛んで治療する。ニューヨークのとあるバー~イーサン・ホーク/バーテンダー~そこへサラ・スナーク/ジョンでジェーン(なんか変?)がやって来てカウンターで酒を注文する。二人は話し込んで~ジョンの過去の話を~ジョンは元は女で、赤ん坊の時に養護施設の前に捨てられた。名前はジェーンと名付けられた。ジェーンは成長とともに頭脳明晰、身体能力も高く~女性としては当時画期的な宇宙飛行士養成機関へ入った。しかしジェーンは周りとのトラブルが多く、高い能力があるにも関わらず退所させられた。その後、家政婦の仕事をしながら学校へ入った~そこである男と知り合う。そこで初めて男を知るが、彼は直ぐに去ってしまった。その時にジェーンは妊娠しする。出産したのは女の子~しかし医師からジェーンの身体が常人とは違うと告げられ~ジェーンは生まれながらにして女性と男性の両方の機能を備えていた。しかし出産後に命を救うために子宮と卵巣を摘出したと~残った男性機能を再建して男として生きていくことになった。そしてなんと病院から生まれた赤ん坊~ジェーンと名付けた子が何者かに誘拐された。その後、男として生きてきたジョンだった。その話を聞いたバーテンダーはジョンが女時代に去られた男へ復讐させてやると言われ~バーテンダーに連れられて過去へ飛んだジョン~そこで待っていた真実は・・・そして肝心の爆弾魔を阻止しないといけないのだが、ある意味では人助けのための爆弾だったのだが、それを世間は知らない。結論から言ってしまえば、捨てられた赤ん坊、ジェーン、ジョン、バーテンダー、そして爆弾魔~すべて同一人物なのだ。輪廻、よくできた物語。?
2024.01.08
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◆家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。◆2024年1月2日 ABCにて放映2010年に「Yahoo!知恵袋」に投稿され話題を呼び、ボーカロイドの初音ミクでオリジナル楽曲が製作された他、コミックエッセイ化など、さまざまなメディアに広がりをみせた妻の「奇行」についての質問をもとにしたラブコメディ。安田顕/加賀美じゅんと榮倉奈々/ちえは蹴婚生活3年目~じゅんはバツイチで前の結婚生活は3年目で妻が突然出て行き、帰って来た時に離婚を申し出たと言う。そういくこともあってじゅんは今の結婚が3年目を迎えて、これがひとつの壁だと思っていて、今後どうするか確認し合おうと~ある日、じゅんが帰って来たら、ちえが口から血を流して倒れていた。じゅんは驚き、あわてて119番に電話しようとしたら117にかけてしまう。すると、ちえが起き上がり冗談だよと~じゅんは会社に行って昨夜の事を仲のいい後輩の大谷亮平/佐野壮馬に相談したら、そんなに仲のいい夫婦が羨ましいと言われるだけ~冗談は1日で終わるかと思ったら、翌日もその翌日もちえがなにかと工夫を凝らして死んだふりをする。頭に矢に刺さった、ワニに喰われた、ドラキュラに血を吸われた、クレオパトラのような柩に入った、宇宙人に捕まった、ヤクザに刺された・・・・一向に止まらない。壮馬の妻の野々すみ花/由美子~この夫婦も巻き込んで話はすすんでいく。結局子ができないこの二人は不妊治療の末、壮馬側に問題もあって離婚する。じゅんはちえのやることに構ってやろうとするが、ちえの真意がみえてこない。妻が言う「月が綺麗ですね」の意味もわからない~ちえの父が倒れて実家の静岡に帰った時に、結婚を決めた場所に二人で行った。「月が綺麗ですね」は夏目漱石の言葉だった。それは「I LOVE YOU」という解釈で~
2024.01.08
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◆ダ・ヴィンチ・コード◆2024年1月1日 BS12にて放映2020年にも放映ダン・ブラウンの同名小説の映画化。キリストに隠された秘密とは?ミステリー・サスペンス映画。ある日、フランス・ルーヴル美術館の館長・ジャック・ソニエールが何者かに殺害された。現場に呼び出されたのはトム・ハンクス/ロバート・ラングドン~ハーバード大学の宗教象徴学者で、講演後に館長と会う予定だったのだ。射殺体はレオナルド・ダ・ヴィンチの「ヴィクトルウィスス的人体図」を模した形になっていて、そこには館長自身が残した言葉が記されていた。そしてフランス警察の暗号解読官のソフィ―・ヌヴーも駆けつけた。捜査に当たるのはフランス警察の警部のジャン・レノ/ファーシュ~残された言葉を先に見て消しておいたのだが、そこにはラングドンの名があり。彼が殺害の有力容疑者だとみている。それに気づいたソフィーがラングトンと一緒に美術館を逃げ出す。ファーシュが追うことになる。ラングドンはなぜソフィーが自分を逃すのかと聞くと、殺された館長は自分の祖父だと~なぜ殺されたかその謎を解くためにラングドンの協力が必要なのだと~ソフィーの祖父が残した言葉を解読していくと、ダ・ヴィンチの絵がカギを握ると~さらに解いていくと、聖書に記されている失われた聖杯を巡る争い~キリストは実は結婚していて、その女性マグダラのマリアはキリストが磔になった時には腹にキリストの子を宿していた。マグダラのマリアの柩とその子孫が隠されているはずだと~ラングドンとソフィーはそれらを見つけるべく、あちこち辿っていく。しかし、キリストに妻がいて、子孫がいると明らかになればキリスト教の権威が失墜すると考えるカトリック教会はその秘密を伏せるためにすべてを手に入れて抹殺しようとする。そのために行く先々で二人は妨害に遭い、命も狙われる。なんとファーシュ警部もその手先で会ったのだが、後に騙されて使われてたのだとわかった。そしてようやくマグダラのマリアが眠る柩の場所へ来たが、そこにあるはずの柩はなかった。しかしソフィーが館長の孫ではなく、マグダラのマリアから誕生した女性からの血を受け継ぐ子孫だということがわかった。ソフィーが唯一残った子孫。ソフィーの事が明らかになり、マグダラのマリアの子孫を代々隠してきたシオン修道会の者たちによって保護されることになった。ラングドンは一人でホテルに戻り回想する。するとなにか思い立ったようにルーヴル美術館へ向かった。マグダラのマリアの柩へたどり着くための暗号を思い出しながら~なんと美術館の地中深くにその柩が眠っていると~館長が密かにそこへ運び込んだのだ。
2024.01.07
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◆用心棒◆2024年1月1日 NHK-BS1にて放映黒澤明監督、三船敏郎主演の時代劇の名作。本作は外国映画にも多大な影響を与え、セルジオ・レオーネ監督によりリメイクされ、クリント・イーストウッド主演でマカロニウエスタンの名作「荒野の用心棒」が誕生した。からっ風が吹きすさぶ中、一人の三船敏郎演じる風来坊の浪人が桑畑に囲まれた宿場町・馬目宿へやって来た。すると向こうからやって来たのは人のちぎれた手首を咥えた犬~なにやらよからぬことが起こりそうな~風来坊を家の中から見つめる目があちこちに~そんな中を抜けてめし屋に入ってめしと酒を頼んだ。めし屋のおやじが東野英治郎。町の異常な雰囲気を感じ取った風来坊は何かあったのかと尋ねると~おやじ曰く~町は賭場の元締めの清兵衛一家と、清兵衛の弟分で跡目相続に不満を持って独立した丑寅一家との抗争で荒廃してると~毎日のように死人も出てると~それを聞いた風来坊は酒代の代わりにこの宿場町を平穏にしてやると請け負った。風来坊はまず丑寅一家に乗り込み、いきなり三人を斬った。その足で河津清三郎演じる清兵衛のところへ行って用心棒になってやると~名を聞かれ、外の桑畑を眺めた風来坊は桑畑三十郎と名乗った。三十郎は清兵衛一家に付いたり、丑寅一家に付いたり~双方を煽り、潰し合いさそうと~丑寅一家の三男坊の仲代達也/卯之助のような拳銃を使う強敵が現れたり~しかししくじって三十郎も手痛い目に遭う。丑寅一家の後見人役が志村喬。最後は丑寅一家に清兵衛一家を潰させて、残った丑寅一家を三十郎が斬って片付けた。三十郎はめし屋のおやじに、これでこの宿場町も静かになるなと言って去って行くのだった。本作には豪華キャストが~清兵衛一家の女将が山田五十鈴。丑寅一家の次男坊が加東大介、丑寅一家に雇われた無法者が加藤武と西村晃。三船敏郎、加東大介、仲代達也、東野英治郎~いい役者勢揃い。
2024.01.07
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◆マネー・ショート 華麗なる大逆転◆2024年1月1日 TVOにて放映マイケル・ルイスのノンフィクション作品「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」が原作。アメリカだけでなく世界中に影響を及ぼしたリーマンショック~何百人もの失業者を出した悪夢の裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人の男たち~実話に基づいている。アカデミー賞では脚本賞を受賞した。4人、それぞれ立場が違う投資家~「サブ・プライムローン」「モーゲージ債」「CDO」「CDS」~凄い面白い話だろうと思うよね。しかしね、専門用語がいっぱい飛び交い、誰どう得して、損して、なんのためにやってるのか~はっきり言ってよくわからん。この映画の面白さをわかるためには、数時間講義してもらわないとだめだ。とてもいい役者が出てるのに、残念・・・クリスチャン・ベール~元神経科医の金融トレーダーヘヴィメタおたくで、いつもTシャツ・短パン・素足。スティーヴ・カレルは大手ファンドのリーダー。ライアン・ゴズリングはドイツ銀行の行員。両者のやり取りは見どころだけど、でもよくわからない。ブラッド・ピットは引退したトレーダーで、若手コンビの個人投資家に力を貸す。
2024.01.06
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◆スパイダーマン2◆2024年1月1日 関テレにて放映トビー・マグワイアのスパイダーマンの2作目。前作でオズコープ社の社長が身体能力増強薬でグリーン・ゴブリンになってしまい、格闘の末にスパイダーマンが勝利した。ピーターはコロンビア大学へ進学したが、相変わらずスパイダーマンになって悪を退治することが忙しく、成績は下がるばかり~ピザ屋のバイトも間にスパイダーマンになってしまうので配達が遅れてクビになる~大学の先生から尊敬する核融合専門のオットー・オクタビアスに学んで論文を書けとすすめられる。前からのピーターの親友のハリー・オズボーン~父のノーマンが亡くなりオズコープ社を継いだ。しかしスパイダーマンが父を殺したと思い込んで殺したいと憎んでいる。ピーターのことは親友なのでオズコープ社が出資しているオットーにピーターを紹介してやる。オットー・オクタビアス役をアルフレッド・モリーナ。オットーはオズコープ社からトリチウムを受け取り、核融合を利用して脊髄に人工知能を搭載した金属製のアームを直結する実験を行った。素晴らしい成果が現れたかと思われた時、アームがオットーの意志とは逆に自ら動き出してしまった。デモンストレーションの会場は破壊され~そこへ見学していたピーターがスパイダーマンになりなんとか取り押さえた。ピーターはスパイダーマンとして活躍すればするほど、愛するMJとの仲が遠のき、叔母さんにも迷惑をかけ~精神的に参ってスパイダーマンとしての能力に陰りが出たりする。一方、オットーに憑りついた人工知能のアームはオットーをコントロールして暴走を始めた。銀行強盗、スパイダーマンを窮地に陥れるためにMJを拉致~スパイダーマンはオットーに捕らえられて、ハリーの元へ連れて来られて、正体が親友のピーターだと分かってしまった。しかしトリチウムを奪ってさらに力を増していくオットーを止めるためにハリーはスパイダーマンのピーターを一旦解放した。スパイダーマンとオットーの死闘。ピーターは正体をさらけ出して戦う。スパイダーマンは増強していくオットーの力に屈しそうになるが、最後はかすかに残るオットーの良心に訴えかけて、オットーは川へトリチウムと一緒に沈んで行き自爆する。MJを救い出し、その時正体がピーターだと明かすのだった。その頃、ハリーの元に父ノーマンの亡霊が現れ、秘密の部屋にノーマンが残したゴブリンのスーツと増強薬を見つけるのだった。これから先は第3作へ続く~
2024.01.05
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◆新・喜びも 悲しみも幾年月◆2023年12月31日 BS松竹東急にて放映1957年の「喜びも悲しみも幾年月」のリメイク版のようJな作品で、本作も同じく木下恵介監督。灯台守一家が3~4年ごとにあちこちの灯台の町へ転勤していく。その中で、出会いや別れ、旅立ちなどなど~笑いあり涙ありのほのぼぼホームドラマ。加藤剛/藤田(杉本)芳明と大原麗子/朝子の夫婦~長女と長男・次男の家族。京都丹後から八丈島、函館、五島の灯台へ転勤していく。その度に昇進もする。子どもたちは学校の都合もあり、親と別れて前の地に残ったり~長男は困難だと思われてた呉の海上保安大学の航海部に入学し、卒業後はハワイからカナダへの航海に出て行く。長女は短大卒業後、両親の知り合いだった海上保安学校を出てヘリコプターパイロットになった大門と結婚する。次男は石川啄木の歌を空で吟じられるほどの文学少年。芳明の父が植木等/藤田(杉本)邦夫~妻を早くに亡くし、芳明を連れて山梨の藤田姓の子連れ未亡人へ婿入りした。芳明が勤める灯台が変わるたびに山梨から出掛けて来る。趣味はどこへ行っても記念写真を撮りまくる。邦夫が藤田姓を抜いて元の杉本姓に戻りたいと言うので、芳明夫婦は大歓迎で同居することに~そして芳明夫婦も杉本姓に~植木等の演技がお見事!芳明夫婦が函館から五島へ転勤になる前に、長男が学ぶ呉で全員が集まって送別会、慰労会~大門役は中井貴一~広島の灯台に勤めてる芳明の後輩夫婦が田中健と紺野美沙子~この夫婦のきっかけは邦夫が作った。邦夫は生涯でこれが最後の撮影だと決めて~以後、記念写真は撮らなかった。芳明は後輩の長尾に協力してもらって、父の念願の希望だった日本三景の安芸の宮島を見せに連れて行く。これで邦夫は日本三景すべてを見ることができた。
2024.01.05
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◆火花◆2023年12月31日 ABCにて放映お笑いコンビのピースの又吉直樹による芥川賞受賞作の映画化。思うように売れない芸人たちの苦悩を描いた物語。菅田将暉/徳永と川谷修士(2挺拳銃)/山下の漫才コンビのスパークス。徳永がネタを書き、大阪から東京へやって来て、バイトしながらあちこちでオーディションを受けてライブ出演を目指し、風呂なしアパート暮らし。桐谷健太/神谷才蔵と三浦誠己(元芸人)/大林の漫才コンビのあほんだら。大阪の大手事務所(ヨシモトを想定)に所属し、後に東京に進出する。漫才スタイルは特に神谷が型破りで独自の笑いを生み出そうとしている。その両コンビの中の徳永と神谷を中心に話がすすんでいく。実際の漫才コンビで出演してるのがゆにばーす、ポセイドン、すゑひろがりず等々~熱海の花火大会で営業の仕事があり、まずスパークスが漫才をするが、客はあまり聴かず、そこへ暴走族が突っ込んできて~ほとんどネタができすに舞台を降りた。次にあほんだら~神谷が仇を取ったるからなと言って舞台へ上がる~あほんだらは暴走族や客と喧嘩腰で漫才をして、主催者からもういいと断られた。舞台が終わって神谷が徳永を誘って飲み行った。そこで面白い掛け合いをしろと神谷が徳永に言って~ボケを連発してああだこうだと言い合う。そして徳永が神谷に弟子にしてくださいと頼み込む。神谷はOKして、条件として俺の伝記を書いてくれと言う~それ以降、徳永は神谷のための伝記ノートを作ってなにかあると書き込んでいく。熱海で会ってから2年、神谷のあほんだらも東京へ進出してきた。神谷は木村佳乃/真樹の家に転がり込んで暮らしている。徳永も二人の家でご馳走になったりする。後にわかるのは彼女は神谷と付き合ってるわけではなく~真樹に男ができたら家を追い出される。真樹は吉祥寺でキャバクラ嬢にスカウトされていくと、結局は風俗店で働かされた。スパークス徳永は売れたい売れたいとオーディションを受けまくるが、思うように売れていかない。後輩芸人に突き上げられてきて焦るばかり。神谷は時間があると徳永を呼び出し飲み歩く。徳永は大衆に迎合しない独自のスタイルを貫いていこうとする姿勢がなかなか受け入れてもらえない。相方の大林との仲もあまりよくなくて~さらにかなりの借金もあって、どんどん膨らむばかり~茶髪にしてテレビに出ていたスパークス徳永を見て、自分も徳永と同じ髪型で髪色にして二人が久し振りに会った。徳永はボクを真似てどうするんですか?そんな人じゃなかったでしょうと神谷を非難するように訴える。神谷も借金が重なって、相方からも殴られてかなり精神的に参っている。ある日、徳永は相方の山下から付き合ってる女が妊娠した~もう芸人を辞めようかと~漫才は好きで続けたいけど、今の生活を続けていく自信がないと~徳永は解散を承知した。スパークス最後のライブ~徳永は自分の思いと反対の言葉で漫才をやると宣言してスタート~相方をいじり、悪口を散々言い~客に対してもバカにするような言葉を投げかけ~しかしそれはすべて反対の意味だと皆はわかっていて相方と客席を泣かせるのだった。スパークス解散後、徳永は街の不動産店に勤めた。ある日、神谷から久し振りに連絡があり~二人で会うと、神谷は胸にシリコンを入れてFカップになっていた。これで漫才やったら受けるでと言う神谷に徳永はあきれて、なにやってるんですかと~徳永が神谷に意見して、一緒に熱海に花火を見に行こうということになる~二人で花火を見て、ずっと以前に初めて二人で飲んだ店へ入った。そこには二人が舞台に出た漫才のポスターが貼ってあって、神谷は徳永に一緒に飛び入りしようと言い出す。徳永はもう芸人辞めたから出ないと~芸人は辞めても芸は一生の宝で自分のものだから出ようと~笑い飛ばす徳永だった。これでお終い~さて二人は舞台に出たのか~芸人ではない桐谷健太と菅田将暉の芸人ぶりは見事な演技だった!
2024.01.04
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◆スパイダーマン◆2023年12月31日 関テレにて放映スパイダーマンの映画作品はいろいろあれど、ヒットした作品はこれが第1作目。トビー・マグワイア/ピーター・パーカーはミッドタウン高校に通う生徒で、その優しい性格からよくいじめにあってた。両親は既に亡くなっていて、叔父と叔母と同居している。ある日、学校から皆でコロンビア大学へ見学に行って~蜘蛛を扱ってる研究室へ入ってピーターが写真を撮っていると、どこからか逃げ出した蜘蛛が天井から降りてきてピーターの手に一刺しした。その蜘蛛は研究室で遺伝子操作された「スーパー・スパイダー」という特殊な蜘蛛だった。家に帰ったピーターは気分が悪くなり直ぐに眠ってしまった。翌日起きると、近眼だった目がメガネなしではっきり見える。その後にはなにやら人間離れした超人的身体能力が備わっていると気づいた。しかも手首の側からは粘着力のある強靭な蜘蛛の糸が繰り出せるようになっていて、垂直な壁もするする登って行ける。自分の能力の高さを知って、いじめっ子を簡単に打ちのめしたり~そして賞金目当てで格闘技に参加した。自分は「くも男」と名乗ったが、リングアナウンサーは「スパイダーマン」と呼び出した。この時は初めてスパイダーマンらしきコスチュームで登場する。そして2分ちょっとで無敵のチャンピオンをKOした。そんな欲にかられた自分のせいで大好きな叔父が強盗に殺された。怒りに燃えるピーターは強盗を追って仇を討った。それ以降、ピーターはスパイダーマンとなって街で日々発生する強盗、ひったくり、突発事故の現場で市民を助けた。新聞もスパイダーマンの存在に気づき、スパイダーマンは市民の味方なのか、危害を加える悪人なのかと新聞等で騒ぎ立てられることに~ピーターの同級生でずっと親友のハリー~その父はウィレム・デフォー/ノーマン・オズボーン~軍事企業「オズコープ」の科学者兼社長~軍から一刻も早くと急かされている身体能力増強薬が遅れていて支援を打ち切ると言われて~動物実験で副作用が出ていたが、自分を実験台に試してみる。新薬を試して、最初は大きな影響なく能力あっぷできたが、そのうち記憶を失くすようになり~次第に別人格が現れた。そして変装してグリーン・ゴブリンとして悪事を働くようになった。ノーマンは社長を解任されてしまって、役員をほぼ全員抹殺する。正義をずっと主張するピーターのスパイダーマンと、ピーターの親友のハリーの父親が変貌したグリーン・ゴブリンとの決戦。ピーターは苦戦しながらもグリーン・ゴブリンを打ち破る。
2024.01.04
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◆山猫は眠らない8/ 暗殺者の終幕◆2023年12月30日 BS12にて放映ミリタリーアクション映画~シリーズ8作目。中米の国コスタベルデが長年の対米などとの禁輸政策を解除しようと会見の壇上に上がった時に何者かに狙撃されて亡くなった。狙撃現場が特定され、そこには狙撃手で海兵隊曹長のチャド・マイケル・コリンズ/ブランドン・ベゲットの髪の毛が落ちており、コスタベルデへの渡航記録も残っていた。ブランドンはCIAに拘束され尋問を受ける。しかしブランドンは無実で何者かに嵌められたのであった。いったい誰が、なんのために?狙撃の実行犯が特定された。黒幕に依頼されたのは日本人の凄腕狙撃手の秋元才加(元AKB)/レディ・デスだった。その腕前はブランドンと肩を並べるほどだった。ブランドンが別の施設へ移送されようとする時、またもレディ・デスの狙撃により警備員が殺害されたが、ブランドンはなんとか免れて逃走した。ブランドンが逃げ着いた先は父親のトム・べレンジャー/トーマス・ベゲットの山荘だった。父は釣りをしに来たには服装が違うようだがとちょっと茶化した。事情を聞いたトーマスは対策を練る。CIAがブランドンを追って部隊を送り込んだが、またもレディ・デスによって全滅されてしまった。そこで待ち構えていたトーマスとブランドンによってレディ・デスを捕えることができた。事件の真相をが明らかになってきて~禁輸政策によって損害を被る米の製薬会社のCEO、そして海兵隊時代のブランドンの同僚のフェニックスが自分の殺人事件を告発された恨みを抱いていて~その二人を捕らえて始末するためにレディ・デスを利用して、ブランドンとトーマス父子、CIA、国土安全保障省とで行動開始した。最後は人質に取られたブランドンを救出するためにトーマスが困難な狙撃をやり遂げるのだった。
2024.01.04
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◆山猫は眠らない7/ 狙撃手の血統◆2023年12月30日 BS12にて放映ミリタリーアクション映画のシリーズ7作目。チャド・マイケル・コリンズ/ブランドン・ベゲット~伝説の狙撃手トーマス・ベゲットを父に持つ狙撃手で海兵隊曹長。狙撃手仲間の一人が自殺した。狙撃手という任務がいかに精神的な負担が大きいかブランドンは改めて思い知り、自分もいつかは病んでしまうのかと不安になる。しかしそんな分ランドンには容赦なく次の任務が与えられる。ブランドンに与えられた任務はコロンビアでのミッション。コロンビアの麻薬王で武器取引、人身売買を手広くやってるモラレス~彼は商売敵となる者を次から次へと殺害し独占しようとしている。そこでアメリカの麻薬取締局、国土安全保障省はアメリカへ及ぼす影響が大きくなる前にモラレスを捕らえようと~その援護・警護に狙撃手のブランドンはやって来た。ミッションを指揮するのは麻薬取締局のエストラーダ~そしてそこにはブランドンの父のトム・べレンジャー/トーマス・ベゲットがいた~驚くブランドンだったが、釣りに飽きたから現場に戻ったと~ミッションの支援をすることになった。モラレスの隠れ家の情報が入り、エストラーダたちの部隊が現場へ彼を捕らえに行く。ブランドンはその後方で相手の狙撃手などを探したりする援護を~しかし隠れ家はワナで、隊員が突入して爆発した~部隊の8人が犠牲になった。その中には何者かに狙撃された者もいた。作戦失敗~しかもブランドンとトーマスには考えられないような敵の狙撃だった。狙撃された銃弾が角度を変えて標的に当たったのだ。後に判明したのは、敵の狙撃手はディアブロと呼ばれる元軍人~使用している銃弾は自動追尾システムを装備している銃で標的を直線でなくても捕らえられる。国防省の開発した銃だったのに何者かによって横流しされたのだった。作戦失敗はエストラーダ部隊のミスではなく、明らかに敵側に事前に情報が漏れてた~内通者がいると~途中から内通者に知られないようにブランドンとエストラーダが味方にも知られないように動き回り、数人の犠牲を払いながらモラレスを捕えることができた。捕らえたモラレスをアメリカ本土へ連行し裁判にかけようと~しかし狙撃手が今度はモラレスを消そうとする。そして移送が始まる~エストラーダとブランドンは既に内通者を見つけており、彼の裏をかいて敵の狙撃手ディアブロをワナにかけた。ブランドンは同じく追尾システムを装備した銃でディアブロを仕留めた。モラレスは問題なく移送されていき、内通者も捕らえた。それは同じ現場で支援していた国土安全保障省の捜査官だった。ミッションが終わり、トーマスはまた釣りに戻ると~ブランドンに釣りがやりたくなったら電話してこいと言って別れた。
2024.01.04
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◆日本侠客伝◆2023年12月29日 BS12にて放映高倉健主演の人気シリーズとなった日本侠客伝の第1作目。豪華キャストにうっとり。東京・深川の木場~材木を運び出す運送会社の木場政組~しかし親分の木場政が病で倒れ亡くなる。木場政と対抗してすべての仕事を乗っ取ろうとしてるのが組をバックにした沖山運送だった。沖山運送は兄の安部徹/沖山仁三郎と弟の天津敏の兄弟で仁三郎は組の親分。しかも沖山は警察も味方につけている。悪役がぴったりの二人。木場政が沖山運送に押され気味の中、高倉健/辰巳の長吉が出征から帰って来た。そして亡き親分の願いでもあった小頭になって木場政を率いることに~木場政組のメンバーが豪華キャストで~千葉の組からの客人が中村錦之助、他に松方弘樹、長門裕之、田村高廣、大木実~この時代のそうそうたる顔ぶれ。沖山運送からの度重なる嫌がらせや妨害~そして木場政組にも犠牲者が出て~怒った客人の中村錦之助が単身で乗り込んで行くが返り討ちに遭って死亡。長吉はついに木場政組解散を決め、仲間たちと沖山らと刺し違える覚悟で乗り込む。沖山兄弟を始末して、長吉だけが生き残った。中村錦之助の相手役は三田佳子。長門裕之の相手はホントの夫婦の南田洋子。そして高倉健の相手役はもちろん藤純子。
2024.01.03
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◆原子力潜水艦浮上せず◆2023年12月29日 BS12にて放映沈没した原子力潜水艦を救出するお話。チャールトン・ヘストン/ポール・ブランチャードは原子力潜水艦ネプチューンの艦長、ロニー・コックス/サミュエルソンは副長~この航海から基地へ戻ると艦長はサミュエルソンに譲り、自分は小艦司令官に昇進することになってる。ネプチューンは浮上して帰航しようと~しかし濃霧で視界が悪い。数キロ先に船影があるとレーダーが示している。それは貨物船であった~しかし貨物船のレーダーが故障していてネプチューンの存在に気づかない。双方が接近してようやく存在に気づき、舵を切って避けようとしたが、ネプチューンの艦尾に貨物船が衝突してネプチューンが損傷した。艦尾に大きな穴が開いた状態で沈んでいくネプチューン。艦尾は直ぐに浸水して何人もが溺れていく。浸水を止めるために艦尾への隔壁を閉めて浸水を防いだが、艦尾にいた乗組員は見捨てられた。ネプチューンはどんどん沈んでいき、1400フィート(4000メートル超)を超えてとりあえず止まった。しかし機関室が浸水したので推進力はない~この場に留まるしかない~幸い原子炉は閉じられてるので安全。ここで救助を待とうとするが、無線が通じない。ネプチューンの沈没は直ぐに基地に知らされ、直ぐに救出作戦を開始する。指揮するのはステイシー・キーチ/ベネット大佐~その部下がクリストファー・リーヴ~元祖スーパーマンでお馴染みで本作が映画初主演。作戦は深海救出艇DSRV(実際に活躍している)をネプチューンの上に持って行き、ハッチを開けて繋いでそこから乗組員を乗り移させると~その後、なんとか無線が通じて救出方法が伝わる。ネプチューンは沈んだのは海溝の入口であった。そこは渓谷のようになっていて、ネプチューンは不安定な状態で留まってる。しかし地滑りが何度も起こり、ネプチューンの艦上に砂や岩が乗っていて救出艇が接続できない。そこで現場に急遽駆けつけたのが小型潜水艇スナークの開発者で操縦者のデビッド・キャラダイン/ゲイツ大佐、その部下のネッド・ビーティ/ミッキーとのコンビで潜る。スナークでネプチューンの艦上を掃き出そうとするとまた地滑りが~ネプチューンは傾いたため救出艇が接続できない。艦長は右舷のバラストタンクを排水して、その勢いでネプチューンを元に戻そうと~そのためにはレバーをずっと引き続けなければならない~副長ともう一人の乗組員が犠牲になってレバーを引き続けた。二人はそのまま水中に没した。しかし大きな岩が邪魔をしてネプチューンの傾きは元に戻らない。そこでスナークのアームに指向性の爆弾を持たせて岩に設置して爆破した。ようやく元の状態に戻ったネプチューン。ようやく救出艇の出番がきて、第一陣を救出成功~しかし地滑りがまた始まろうとしている。最後の第二陣の救出が終わろうとした時、地滑りが起こりネプチューンが海溝へ落ちそうになる。そこへ一人でスナークに乗って見守っていたゲイツ大佐は、ネプチューンの下にスナークを滑り込ませて落ちていくのを止めた。全員の救出が終わって~その時ネプチューンは海溝へ滑り落ちて行った~そして一緒にスナークも海溝へ落ちて行った~救出艇で生存者を救出できたが、ゲイツ大佐のスナークは浮上してこなかった。
2024.01.02
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