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『惨憺たる結果に』 それでは広島の右翼手の集計が終わったので公開していきたいと思います。結果は以下の通りです(ただし、レフトは以前公開したのでエルドレッドと鈴木、ロサリオのみです)。 「左翼手」エルドレッド 60試合 466.0回 71刺殺 1補殺 RF1.39ロサリオ 32試合 239.2回 37刺殺 3補殺 RF1.50鈴木誠也 43試合 145.1回 35刺殺 0補殺 RF2.17全広島平均 143試合1286.1回228刺殺 5補殺 RF1.63全中日平均 143試合1279.0回247刺殺 4補殺 RF1.77 はっきり言って「なんじゃこりゃ!」と言うべきでしょうか。中盤から主に正左翼手として先発出場していたエルドレッドは1.39とかなり低い数字を記録して守備範囲の狭さを露呈してしまっています。春先は4番打者として先発出場していたロサリオもエルドレッド程ではありませんがこちらも低い数字を記録しており、グスマンも1.31と外国人野手全員撃沈しており、何と松山でまだマシという悲惨な結果となりました。それとは逆に途中出場していた赤松、天谷、鈴木誠也らは見事な結果を残しているものの、先発出場する左翼手の守備能力があまりにも低すぎる結果となり、中日と比べても明らかに劣っています。しかし、驚くべきはこれだけではありません。次に右翼手をご覧ください。 「右翼手」シャーホルツ 60試合 467.1回 54刺殺 2補殺 RF1.08鈴木誠也 48試合 338.2回 51刺殺 2補殺 RF1.41野間 86試合 330.1回 76刺殺 5補殺 RF2.21松山 15試合 101.0回 22刺殺 0補殺 RF1.96全広島平均 143試合1286.1回208刺殺 9補殺 RF1.52 何と最も多く守ったシャーホルツがあわや1.00すらをも切るかという史上最低なのではないかと思わせる低い数字を記録、そういえばこの選手守備には定評があるとか言われてませんでしたか?正直言ってある程度まとまった守備イニングをこなしながらこんな低いRFを記録した選手を今まで見たことがないのですが・・・。鈴木は春先に右翼手を守って結構ポカがあったことを象徴させるようにこちらも低い数字を記録しています。意外なのが松山、RFは高い数字を記録していてやはり守り慣れた右翼手の方が良いのかもしれませんね。守備走塁に定評があるという触れ込みで入団した野間はさすがに高い数字、ただ左翼手としては低いだけに鈴木は左翼手、野間は右翼手で使い分けた方が良いかもしれません。結果としてRFは左翼手を下回る1.52、通常左翼手は守備能力の低い選手が守ることが多いポジションですが、その左翼手よりも低い数字を記録しているなど衝撃的に低い結果となりました。 内野守備は田中、新井、梵らがトップを記録し、菊池も足の故障でRF最下位ながらもプラスを計上するなど非常に守備能力の高さを見せましたが、一転して外野は丸も含めて先発出場選手がかなり低い数字を記録しており、弱さを見せているなど今年の課題が浮き彫りとなったのではないでしょうか。今年から就任した河田コーチが「外野守備に問題があるように見えた」とコメントしていましたが、正にその通りの結果となっています。大きな問題点として挙がるのは来年エルドレッドを使うのかという点、正直ここまで低いRFならば正外野手のプライディーを起用した方が良いのではないでしょうか。これでは昨年並の打撃成績を残してもらわなければ割に合いませんが、恐らくそれは不可能でしょう。ならばプライディーを起用するか松山をライトで固定するか、はたまた野間や鈴木誠を我慢して育てた方がチームにとってプラスなのではないでしょうか。野球太郎(no.017)価格:1,500円(税込、送料込)
2015.12.31
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『有力選手不毛地帯時代と開拓時代』 今回は各地区担当スカウトが指名した選手はどれほどの貢献を果たしているのかをチェックしていきたいと思います。時期は1999年~昨年の2014年のドラフト会議で指名された選手に区切りたいと思います。ちなみにポイントは勝手な独断で、ドラフト指名選手の評価基準であるS~Dを数字に置き換えたもの(5~1)としたいと思いますが、全く貢献していない選手は当然0ポイントとし、更に上位指名でありながら1ポイントの獲得もない場合は指名順位に相当したマイナスポイントをつけてみたいと思います。 『99年ドラフト』・ドラフト4巡目 末永真史 通算6ポイント 選手生活13年間 平均 0.46ポイント 村上元スカウトが隠し玉として「緒方、前田の二人を彷彿させる」と絶賛するなど注目していた三拍子揃った外野手として4巡目で指名されました。しかし、三拍子揃っているというよりは三拍子まとまったタイプとの印象で、個人的には当時在籍していた森笠を更に一段階スケールダウンしたような選手という印象でした。あまり特徴らしい特徴がなく、打撃も天才と言われていましたが、実際ミート力や選球眼、長打力など客観的な指標で見てもさほど優れた選手というわけでもなかったので、主に控え選手としてのキャリアを過ごしました。それでもプロ初本塁打は球界のエース上原から放ち、2005年は浅井と並ぶ代打屋として頭角を現し、2009年にはヤクルト戦で放った起死回生の逆転本塁打を放つなどチャンスの場面で勝負強さを発揮するなど記録よりも記憶に残る選手でした。現在は田村スカウト共に九州地区のスカウトに転身しています。 『00年ドラフト』・ドラフト1巡目 横松寿一 通算-3ポイント 選手生活 4年間 平均-1.25ポイント 私が広島ファンになって以降、史上最悪の出来となったドラフトの1巡目指名選手です。2年目にファームで河内と共に先発投手として頭角を現すも2003年以降は右ひじの故障で殆ど投げることなく、2004年にあっさりと戦力外通告を受けました。・ドラフト4巡目 甲斐雅一 通算 0ポイント 選手生活 8年間 平均-0.13ポイント 村上スカウトが内川と共に注目していた強肩強打を売りとする三拍子揃った大型遊撃手として入団、1年目から英才教育を受けたもののあまり特徴らしい特徴はなく、一軍には中々呼ばれることはありませんでした。それでも二軍では着実に成績を向上させていき、守備面でも遊撃以外にも一塁、二塁、三塁と内野ならばどこでも守れるユーティリティー性を持ち、打撃でも2005年と2006年はハイアベレージを残したのですが、それと同時に右膝靭帯部分断裂の故障をしてしまったのが痛かったでしょうか。あの時、故障してなければ同じくあまり特徴はないものの巧打ぶりを発揮して控えながら貴重な戦力となっている小窪のような選手生活を送れたかも?しれません。・ドラフト6巡目 石橋尚登 通算 0ポイント 選手生活 7年間 平均 0.00ポイント 三拍子揃った大型内野手として入団、しかし実際は三拍子中途半端であっさりと解雇されてしまい、その後は阪神や西武に移籍するもそちらでも出番はありませんでした。この時期に指名されている選手らは皆入団当時は三拍子揃った選手という触れ込みではありますが、蓋を開けてみると特徴がないまとまったタイプの選手ばかりだったということが多かった印象です。 『01年ドラフト』・ドラフト5巡目 山本翔 通算 0ポイント 選手生活 9年間 平均 0.00ポイント 強肩強打の大型捕手という触れ込みで入団するも二軍で一度見ましたがワンバウンド送球しているなどどこが強肩なのだろうと思ってしまった記憶があります。二軍でもあまり出場機会はなく、よく9年も続けられたなというのが正直な感想です。ちなみに現在、広島経済大学の監督を務めているそうです。 『04年ドラフト』・ドラフト7巡目 金城宰之左 通算 0ポイント 選手生活 4年間 平均 0.00ポイント 制球に課題を残し、荒削りながらも素材は抜群な大型左腕という典型的な獲ってはいけないタイプの投手、しかも持ち球は直球とカーブしかないという触れ込みで入団するなど正直大成しないだろうなと思ってしまいました。ちなみに河内さんのような左投手になりたいと言ったことで多少有名になりました。 『07年ドラフト』・ドラフト1巡目 安部友裕 通算 2ポイント 選手生活 8年間 平均 0.25ポイント 俊足巧打の大型遊撃手として入団、しかしながら快足ぶりは見せるも打撃や守備面で精彩を欠き、中々チャンスを掴めないままの状態を過ごしていましたが、2012年頃から徐々に出場機会を得始めました。それでもまともな成績らしい成績は残せておらず、今年は序盤こそ活躍を見せましたが、結局二軍に降格してしまうなど定着しきれていません。しかしながらRFでは三塁守備には定評を見せており、課題だった守備でアピールできるか。・ドラフト4巡目 松山竜平 通算12ポイント 選手生活 8年間 平均 1.50ポイント 数々の打撃部門のタイトルを引っ提げて入団した強打者、一年目から二軍で4番に定着するなど順調な滑り出しを見せるも途中伸び悩んでしまいます。それでも2011年に出場機会を掴むと、2013年には主に対右投手時の5番打者として活躍し、.282、10本塁打の記録を残します。翌年は故障で離脱するも後半戦から復帰して打棒が爆発、.318、7本塁打でOPSは.815を記録するなどキャリアハイの成績を残しました。今年は.277、7本塁打を記録してOPSは.795と広島の中では丸に次ぐ頼れる存在となっています。課題の選球眼にも確かな成長を感じさせ、対左でも打てるようになっているのですから何故固定しないのか不思議な限りです。正直言って新井やエルドレッドよりも打撃力は明らかに上なはずですが・・・、現時点での平均ポイントこそ少ないですがこれから着実に伸ばしていってくれるでしょう。 『09年ドラフト』・ドラフト1巡目 今村猛 通算13ポイント 選手生活 6年間 平均 2.17ポイント 西武の菊池と並ぶ超高校級右腕として入団、2年目からリリーフとして活躍するなどセットアップとして頭角を現すと、3年目はセットアップとして防御率1点台を記録するなど大活躍を見せました。しかしながらこの年は違反球、水準通りに戻った翌年からは長打を打たれる割合が急増、4年目こそまずまずの成績を残すもそれ以降は完全に伸び悩んでしまっています。今のところ早い段階で頭角を現したので平均ポイントも高いですが、このままだとじり貧です。 『10年ドラフト』・ドラフト6巡目 中崎翔太 通算 9ポイント 選手生活 5年間 平均 1.80ポイント 145キロの直球を操る正統派右腕として入団、1年目は体作りと並行しながら徐々に登板機会を増やしていき、一軍での登板機会も増やし始めると、2014年には後半から戸田と共にリリーフ投手として登板を積み重ね、そして今年はクローザーとして見事な活躍を収めました。序盤は打ちこまれるなどボロボロでしたが、徐々に直球が凄みを増し、更にゴロを打たせるなど確かな安定感を見せるようになりました。疲労さえ残っていなければこれからもクローザーとして活躍できる・・・と思うのですが、正直データを見た印象では先発の方が向いているような気が・・・。 『11年ドラフト』・ドラフト3巡目 戸田隆矢 通算 6ポイント 選手生活 4年間 平均 1.50ポイント オーソドックスなフォームから148キロを投げる正統派左腕として入団、中崎同様に1年目から体作りと並行して徐々に登板機会を増やしていき、2014年には中崎と共にリリーフとして貢献しました。今年は開幕一軍を逃しましたが一軍でリリーフとして登板、しかしながら昨年に比べて大きな成長があまり見られず、中崎に水を空けられた格好となりました。 『13年ドラフト』・ドラフト1巡目 大瀬良大地 通算10ポイント 選手生活 2年間 平均 5.00ポイント 最速153キロの直球にカットボールが売りのゴールデンルーキー、3球団競合の末に見続けてきた田村スカウト自らが当たりくじを引いた劇的な展開となりました。1年目から先発として苦しみながら二桁勝利を記録して規定投球回にも到達して新人王受賞、今年はセットアッパーとして見事な活躍を見せました。個人的にはリリーフタイプのように感じますが、来年からは先発に復帰予定とのことです。 以上が九州地区の結果となっています。2005年までが村上孝雄スカウトが務め、それ以降は主に田村スカウトが担当しています(金城までが村上スカウト)が、村上スカウトが推薦した選手は正直申し上げて誰一人まともな活躍ができずに去り、逆に田村スカウトが推薦した選手はほぼ主力として活躍を見せるなどものの見事に両極端な結果となっています。また、ここには記載されていませんが、その1年前の1998年のドラフトでは井生崇光に加えて矢野修平や酒井大輔と3人も指名されていますが、いずれも大した成績は残せていません。 村上スカウトはかつて北別府氏や現在監督を務める緒方、前田智徳氏らを発掘するなど眼力のあるスカウトとして有名だった実績もあり、あまり大きくない地区エリアで数多くの選手をチームに引き入れてきましたが結果としては大失敗に終わりました。また、スカウト部長を務めて以降の全体のドラフト指名選手の結果を見てもあまり好成績を残したと言える選手が少なく(指名の決定権はオーナーやスカウト部長がするものらしいです)、広島の長年にわたる低迷の一端を間違いなく担ってしまったと見て良いのではないでしょうか。 それとは裏腹に田村スカウトが推薦してきた選手は着実にモノになっており、これからも素質ある選手を引き入れてほしいところですね。そういえば2年程九州からの指名選手がないですね・・・(逆に東海地区からの指名が増えました)。そろそろ来年辺りにスカウトになりたての末永氏と共に良い選手を発掘してきてほしいところです。★『新』本格ピッツァ!送料込みのピザお試しセット[2セット購入以上でおまけ付き(1配送)]【R…価格:3,931円(税込、送料込)
2015.12.30
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『控え選手の外野守備結果と+a』 それではネタもありませんので広島の控え選手の集計完了済みデータを吐き出したいと思います。正直言って守備イニング数が少ないのであまり参考になることはないでしょうが、物珍しいデータということでお付き合いください^^;。 『レフト』赤松 35試合 55.2回 17刺殺 0補殺 RF2.75野間 24試合 80.0回 11刺殺 1補殺 RF1.35グスマン 13試合 96.0回 14刺殺 0補殺 RF1.31松山 21試合144.2回 27刺殺 0補殺 RF1.68天谷 16試合 46.0回 14刺殺 0補殺 RF2.74 守備固めで主にレフトとして起用された赤松はさすがの守備能力を誇り、春先以降出場がなかった天谷も赤松に負けじと高い数字を記録しています。グスマン、野間は守備イニング数が少ないとはいえ、さすがにこれは酷いかなと・・・。 『中日』大島 センター 140試合 1206.0回 284刺殺 1補殺 RF2.13藤井 レフト 81試合 473.1回 96刺殺 2補殺 RF1.86平田 ライト 130試合 1143.2回 234刺殺 6補殺 RF1.89和田 レフト 53試合 370.0回 76刺殺 0補殺 RF1.85ナニータ レフト 41試合 309.0回 53刺殺 2補殺 RF1.60 大島が丸よりも0.14程高い数字を記録しています。また、藤井がレフトにしては高めの数字を記録しており、守備範囲の広さを窺わせます。意外なのが引退する和田、守備イニング数こそ少ないですがこちらも藤井に負けず劣らずの高い守備範囲を記録しており、打撃は全く衰えていない上に守備能力まで衰えていないどころかレフトならば恐らく上位に入るであろうRFを記録していながら何故引退という形になってしまったのか?個人的には引退するのならば広島に移籍してきて5番レフトでスタメン出場してもらえないものか^^;。 『愚痴こぼし』 一応、セリーグの内野手はすべて集計終了したので現在外野手を集計中ですが、外野は全て一括りになっているので刺殺、補殺から集計せねばならず、かなり面倒ですしひょっとしたらミスもあるかもしれません。いつのまにやらNPBのHPがリニューアルしてましたが、来年からは是非外野をきちんと3ポジションで分けて集計してほしいところ。追記:面倒な一例藤井 レフト 81試合 473.1回 96刺殺 2補殺 RF1.86藤井 センター 8試合 45.0回 9刺殺 1補殺 RF2.00藤井 ライト 16試合 113.1回 20刺殺 1補殺 RF1.67藤井 トータル 102試合 631.2回 125刺殺 4補殺 RF1.84総合通販premoa(プレモア)お年賀 内祝い 送料無料 ハム 北海道 トンデンファーム 詰合せ(TF30D)【ハム/ソーセー…価格:3,380円(税込、送料込)
2015.12.29
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『新井がトップ』 それでは今回は主な一塁手の守備成績を見ていきたいと思います。単刀直入に結果からご覧ください。新井 広島 946.2回 76補殺 991刺殺 RF10.14 守備得点15.02アンダーソン 巨人 321.2回 21補殺 344刺殺 RF10.21 守備得点17.48 ※ロペス 横浜1198.2回 88補殺1236刺殺 RF 9.94 守備得点 7.77阿部 巨人 631.1回 35補殺 652刺殺 RF 9.79 守備得点 2.50 ※ルナ 中日 441.2回 37補殺 443刺殺 RF 9.78 守備得点 2.06 ※畠山 ヤクルト1174.2回104補殺1171刺殺 RF 9.77 守備得点 1.61福田 中日 321.2回 26補殺 320刺殺 RF 9.68 守備得点-1.53 ※森野 中日 475.2回 43補殺 458刺殺 RF 9.48 守備得点-8.73 ※ゴメス 阪神1152.2回 61補殺1114刺殺 RF 9.17 守備得点-19.63※ ちなみにエルドレッドはRF11.79、守備得点73.78と強烈な数字でしたが、守備イニングが少ないので対象外です。 以上の結果となりましたが、「※」のマークがついている選手は守備イニングがやや少ないと判断した選手たちです。特に巨人は阿部が一時期捕手に復帰したことでアンダーソンが代わりに入り、中日はルナ、森野、福田の三人で分け合う形となりました。しっかりとまとまった守備イニングを記録した選手の中では見事に広島の新井が1位に輝きました。新井は打撃での貢献点を示すRCAAでは7.8を記録し、そして今回の守備得点では15.02を記録するなど2000万円の年俸を考えると見事なコストパフォーマンスを見せ、恐らくWARでもプラスを計上するものと見られます。 また、横浜のロペスもどこかの記事で簡易RFが高いと書かれていましたが、正式なRFでも見事な成績を残し、RCAAでも27.2を記録するなど一人で約35点を記録するなど非常に大きく貢献しました。一人大きく他者を引き離してマイナスなのがゴメス、RCAAでは18.8を記録しましたが守備得点が-19.6とトータル収支でマイナスを計上してしまっています。最後にルナですが一塁手としてならばプラスを計上しており、最悪一塁手としての起用もありかも知れません。【500円クーポン配布中!】2016ドラフト候補逸材図鑑 2016年1月号 【ベースボールマガ…価格:1,239円(税込、送料別)
2015.12.28
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『ジェイ・ジャクソン』 それではお約束通り、広島が獲得したジェイ・ジャクソン投手について見ていきたいと思います。ジャクソンは今年、SDに在籍して3Aでクローザーとして活躍して才能が開花し、後にMLBに昇格して6試合に登板を果たしてMLBデビューしたばかりのこれからの投手です。MLBでの投球は最速154.5キロの直球(常時152キロ)にスライダーとほぼ2種類のみのシンプルな投球となっており、少々単調な感が否めません。報道では確かカーブやチェンジアップも持っていると書かれていたのですが、もしかすると精度が低いのかもしれません。いずれにしても縦の変化球を殆ど投げていないというところは少々気になる材料です。 それでは投球内容ですが、まず奪三振率は例年9.00を越えているなど三振を奪う能力に長けており、これは非常に大きな強みとなりそうです。しかし、向こうの打者は三振が日本人打者に比べて比較的多く、ましてやスライダーしかないのだとすれば当てることに関してだけは長けている日本人打者相手に三振を奪うことができるかどうか、気になるところであります。しかしながらメキシコのウインターリーグでも7回を投げて13奪三振とやはり奪三振能力に長けているだけに、日本人にも通用することを期待したいです。 次に制球面ですが、昨年の3Aの与四死球率は4.00前後とさほどではありませんでしたが、今年は2.40と非常に良好な数字を記録しており、先発を務めていた頃の2010年や2011年の水準に戻しています。日本に来ればごり押しができるようになるのでストライクゾーンに投げ込むことが可能となり、与四死球率が大幅に改善される投手が多いですが、この投手に関しては元から制球力に長けているので関係ないですね。 最後に球威面ですが、今年の被本塁打率は0.28と向こうの打者相手でも球威で押せていたことを窺わせます。MLBでも7本の安打を浴びましたが、そのうち長打は二塁打2本のみに留めており、打球はGO/AOが0.83と1.00ではありませんがそれに近い数字を記録しており、ゴロを打つ割合の高い日本に来ればゴロを打たせる割合が増える見込みがあり、GB投手へと変貌する可能性を感じさせます。 奪三振率、与四死球率、球威、3つともここにきて成長の兆しを見せているなど今がまさに旬な投手であり、普通に考えれば充分にクローザーとして通用するように思われます。しかしながら気になる点として挙がるのが二つ、一つは投球フォームが振り下ろすフォームではなくスリークォーター気味であり、現在のトレンドに合致したタイプではありません。もう一つはやはり球種の少なさ、直球とスライダーのみではやはり単調な感が否めず、やはりツーシームやチェンジアップが使えるかどうかが焦点となりそうです。それでも成績を見た印象では充分に通用する要素を持った投手ではないかなと思います。選手評価:A(リリーバーとして期待) 今年新たに入った新外国人投手二人は非常に面白い存在となりそうですが、果たしてどのようにして上手く起用していくのかが気になるところです。かつてのデイビー、レイボーン、ロマノらのように2回先発させたら交代といったことを繰り返すのでしょうか。野球太郎(no.017)価格:1,500円(税込、送料込)
2015.12.26
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『リリーバー獲得』 広島は新外国人投手としてジェイ・ジャクソン投手の獲得を発表しました。スリークォーター気味のフォームから155キロの直球とスライダー、チェンジアップを持つ投手で、マイナーでは先発として起用されたこともありましたが、今年は主にリリーフ投手として起用され、クローザーに定着して見事な成績を残しており、現在メキシコのWLでプレーしているとのことです。今日はちょっと仕事で忙しかったので詳細な情報はまた後日追記したいと思います。野球太郎(no.017)価格:1,500円(税込、送料込)
2015.12.25
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『圧倒的エース』 それでは今回は今季限りで広島を退団することがほぼ決まったエースの前田健太のbatted ballの結果を見ていきたいと思います。単刀直入に以下の通りとなりました。309GB:176FB:47LD:50IFFB:5HR 昨年は隔年時期であまり冴えないGB%でしたが、今年のGB%は52.6%と高いGB%を誇りました。また、IFFB%は22.1%とこちらも高く、被IsoPは.055と非常に低く抑えられています。投球内容から見ても奪三振率は7.63と先発としては充分な数字を記録し、与四死球率は2.01と非常に良好な数字を記録していて隙がありません。 要するに三振は奪える能力を持ち、四球も出さない上にゴロを多く打たせて長打の割合を減らし、更に球威でも相手を圧倒していたという正に圧倒的な投球を見せていたということです。今年は正に名実ともに日本球界のエースとして君臨し続けたことを示しています。しかし、来年からは打者のレベルが比較にならない程高いMLB打者を相手に投げます。現にプレミア12でも一発を浴びるなど向こうの打者のパワーの洗礼を受けました。それでも広島ファンとしてMLBでの成功を心から願っています。9年間、ありがとうございました!【店内全品ポイント10倍(要スマホエントリー)&最大50%OFFお得商品が530商品!】割引(…価格:2,292円(税込、送料込)
2015.12.24
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『トップは梵!』 それでは今回は三塁手の守備成績結果を発表していきたいと思います。どうもhtmlをそのまま貼り付けるとかなり間が空いてしまうのですが、そこはご了承ください。三塁手守備成績名前球団試合数イニング数補殺刺殺RFreslut守備得点梵広島87 714 1/3153 63 2.721 0.275 9.839 今成阪神85 643 141 52 2.701 0.255 9.123 村田巨人97 812 174 57 2.560 0.114 4.081 川端ヤクルト143 1245 2/3230 88 2.298 -0.149 -5.314 バルディリス横浜136 1085 2/3177 86 2.180 -0.266 -9.509 ルナ中日81 671 95 47 1.905 -0.542 -19.362 白崎横浜28 75 2/319 2 2.498 0.052 1.845 飛雄馬横浜19 54 1/310 6 2.650 0.204 7.297 宮崎横浜1 5 0 0 0.000 -2.446 -87.452 柳田横浜2 17 4 0 2.118 -0.329 -11.746 山崎憲横浜8 25 2/32 0 0.701 -1.745 -62.380 山下横浜2 4 1/30 0 0.000 -2.446 -87.452 井端巨人39 200 2/335 23 2.601 0.155 5.546 岡本巨人12 64 2/315 8 3.201 0.755 26.985 立岡巨人6 36 1/31 3 0.991 -1.455 -52.030 辻巨人2 10 3 0 2.700 0.254 9.073 寺内巨人12 32 7 0 1.969 -0.477 -17.069 中井巨人4 22 8 4 4.909 2.463 88.048 フランシスコ巨人1 1 1 0 9.000 6.554 234.298 吉川巨人26 92 1/324 7 3.022 0.575 20.573 エルナンデス中日24 156 2/335 14 2.815 0.369 13.181 高橋周中日44 348 2/367 18 2.194 -0.252 -9.014 堂上中日34 93 2/334 10 4.228 1.782 63.691 森野中日3 9 7 2 9.000 6.554 234.298 新井阪神29 170 2/333 17 2.637 0.191 6.811 荒木阪神2 22 6 3 3.682 1.236 44.173 坂阪神25 41 5 5 2.195 -0.251 -8.976 関本阪神7 14 1/38 1 5.651 3.205 114.577 西岡阪神44 355 1/367 16 2.102 -0.344 -12.296 森越阪神3 17 5 2 3.706 1.260 45.034 大和阪神3 9 2 0 2.000 -0.446 -15.952 安部広島22 147 1/333 18 3.115 0.669 23.923 木村広島53 248 2/351 22 2.642 0.196 7.003 小窪広島7 42 2/37 5 2.531 0.085 3.040 堂林広島15 126 1/321 12 2.351 -0.095 -3.406 美間広島1 7 1 0 1.286 -1.160 -41.487 荒木ヤクルト1 5 1 0 1.800 -0.646 -23.102 今浪ヤクルト8 12 2 0 1.500 -0.946 -33.827 西浦ヤクルト2 2 0 0 0.000 -2.446 -87.452 三輪ヤクルト2 2 2 1 13.500 11.054 395.173 森岡ヤクルト4 6 1 0 1.500 -0.946 -33.827 三塁手平均全球団143 7649 1487 592 2.446 1位は梵、2位はUZRでも三塁守備に定評のある今成が名を連ねました。ゴールデングラブ賞の川端は何とマイナス、今年のゴールデングラブ賞にはそれぞれ菊池、鳥谷、川端らが選ばれていますが、印象やイメージを差っ引いてもまとまった守備イニングを重ねた選手の中で最下位の選手を二人も選んでしまったのは大失態なのではないでしょうか(川端も下位ですし)。「さすが名手」、「上手いですね~」と言った言葉で片付けるのではなく、日本の野球はもう少し守備についてしっかりと掘り下げていくべきではないでしょうか。 『こぼれ話』 塹江と藤井が一軍のリリーフ投手要員として春季キャンプに参加することになりました。TExのケラと同じように若手投手をピックアップして大瀬良の穴を埋めようということかもしれません。ただし、まだ二人とも体が出来上がっているか分からない状況なので無茶遣いだけは避けて欲しいところです。春季キャンプに一度は行ってみたいですが・・・、仕事で中々難しいですかね・・・。★『新』本格ピッツァ!送料込みのピザお試しセット[2セット購入以上でおまけ付き(1配送)]【R…価格:1,965円(税込、送料込)
2015.12.23
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『戻ってきた者と新参者』 このオフ、遂にTEXが色々と動き出したので、振り返ってみたいと思います。まず、FAとなっていたルイスとの再契約を発表しました。ルイスはガヤードと共に先発ローテーションとしてフルシーズン稼働し、チームの地区優勝に大きく貢献しました。契約は昨年と同じく1年契約、来年も先発投手としての役割を期待したいところです。そして出所したばかりのマット・ブッシュ投手ともマイナー契約を交わし、話題となっています。 個人的に最も注目したいのがA.J.グリフィン投手とマイナー契約を交わして招待選手として春季キャンプに参加することになったと発表したことです。グリフィンはかつてのOAKのエース、先発投手として投げていましたがトミー・ジョン手術を受けて再起を目指していました。仮にグリフィンが復活を果たせばTEXの先発投手陣にとってまた一人大きな戦力となるだろうと思われます。 最後にもう一人SEA、LADに在籍していた外野手のジャスティン・ルジアーノと契約を交わしました。ルジアーノはSEAからLADに移籍すると、21試合の出場ながら.291、4本塁打を記録するなど終盤の起爆剤として活躍、OPSは.968と見事な成績を残しました。ハミルトンが故障がちなので兼ね合いで上手く起用していきたいところですね。腰、ラクラク。動き、軽快!骨盤ベルト!!
2015.12.22
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『打球云々以前の問題か』 それでは今回はドラ2巡目で入団した薮田和樹のbatted ballを見ていきたいと思います。単刀直入に結果を記していきたいと思います。31GB:27FB:7LD:7IFFB:3HR GB%は41.3%とかなり低いので基本的には球の力で抑え込む典型的なFB投手です。まあ元々荒削りなものの150キロを投げ込む素材型投手との触れ込みであり、投球術だの制球良く低めに云々という投手像からはかけ離れているだけに、ある程度想像はつくかなとは思われますが(それでも二軍ではゴロを打たせていましたが。基本的にレベルが低い打者はゴロを打つ傾向が強いでしょうか)。 しかし、その割に被IsoPは.163と非常に高く、FB投手ならば重要となる奪三振率は6.48とこちらもかなり低く、更に与四死球率は7.20と現状の力では一軍で結果を残すことは無理ではないかと思われます。ましてや先発で起用すること自体、正に自殺行為と言わざるを得ないのが現状の姿だと感じます。まあ簡単に言えば戸田の制球を大幅に悪化させたバージョンと言えるのではないでしょうか。 この投手は明らかにリリーフの方が向いている印象があります(故に戸田もリリーフ向き)。リリーフならばペース配分を気にせずに豪速球をじゃんじゃんストライクゾーン(最悪真ん中付近に思い切り投げれば良い)に投げ込んでいけばある程度は抑えられる目処は立つのではないでしょうか。要するに最近活躍している外国人投手のような投球をして欲しいところではありますが、その為にはまず三振を奪えるようにならなければならないでしょう(戸田もです^^;)。それでもポテンシャル的にはポスト・ヒースや先発に配置転換される大瀬良の穴を埋める候補として注目したい存在ではないでしょうか。但し、大学時代は故障に泣かされてきた投手だけに、かつての横山同様に慎重に起用していきたいところです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】野球太郎(no.013)価格:1,500円(税込、送料込)野球太郎 No.017価格:1,500円(税込、送料別)
2015.12.21
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『ヤクルト・阪神・横浜』 今回はヤクルトの畠山、阪神のゴメス、横浜のロペスのRFを見ていきたいと思います。畠山 136試合 1174.2回 104補殺 1171刺殺 RF9.77ゴメス138試合 1152.2回 61補殺 1114刺殺 RF9.17ロペス136試合 1198.2回 88補殺 1236刺殺 RF9.94 一応ロペスが他二人を圧倒していますが、刺殺の面はどうしても投手の力量次第で変わってきてしまう部分がある為、一塁守備は何とも言えない部分が大きいのが現状です。そんな中で畠山は補殺の面で他者を一歩リードしており、悪くはないのではないでしょうか。ゴメスは明らかに少し物足りない数字となっており、やはりMLBでのUZR通りあまり守備には長けていない選手ということが何となく分かります。冬季限定セットどれでもセット価格1,980円(税別)!ピザ★冬限定★お試しピザ3枚セット【RCP】【...価格:2,138円(税込、送料別)
2015.12.20
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『大きな戦力アップを期待』 広島は中日を退団していたエクトル・ルナ内野手の獲得を発表しました。広島には正三塁手がおらず、また打撃陣にも5番を任せられそうな安定感のあるクラッチヒッターと呼べる選手がいない(エルドレッドでは頼りない)だけに、心強い存在となるのではないでしょうか。 しかし、一つ気になる点としては年々打撃成績が低下し始めている点、今年は.293、8本塁打、OPSは.768と過去2年に比べると下がっているところが気に懸かります。それで今年のRCAAはセリーグ11位(18.3)と上位に位置する程の打撃貢献点を有しており、打撃詳細の観点から見ても充分高い水準(ミート力6.44、IsoD.075、BB/K.740)を維持しているのでさほど気にする必要はないのではないかと思われます。ちなみに今年散々叩かれていた丸ですが、実のところ丸のRCAAは21.4を記録していてセリーグ8位につけていてルナより上だというのは皆様も驚きなのではないでしょうか。何はともあれルナが入ったことによってこれで安心して丸を1番に据えることができるのではないでしょうか。これで広島の攻撃パターンとして「丸が出塁してルナが返す」という図式が成り立ちます。 問題となるのが守備面、今年の個人的に計算したRFは1.905とセリーグレギュラー三塁手(阪神は今成、広島は梵とさせていただきました)ワースト1位を記録、個人的に算出した単純な守備得点では-19.36点を叩き出してしまっており、何と打撃貢献でのプラスを吐きだしてマイ転してしまっています。しかし、これも大きな問題にはなり得ません。何故なら広島には優秀な三塁守備を誇る選手が二人います。今年正式に三塁へコンバートした梵が実はセリーグ1位の2.72を記録(ちなみに2位は今成)、守備得点は9.84と非常に優秀な数字を叩き出し、更に安部がイニング数こそ少ないものの3.115を記録しているなど守備範囲の広さを発揮しており、守備固めとして起用できる目処は立っています(余談ですが、ポスト木村は恐らく安部が担うのではないでしょうか)。最悪一塁手として起用しても良いのでこちらもさほど問題とは言えないのではないでしょうか。 ようやく待望のクラッチヒッターを手に入れた広島、ルナに5番三塁もしくは一塁を任せられるという点は非常に大きな強みとなるのではないでしょうか。外国人枠ですがジョンソンとルナは確定、恐らく残りの2枠は投手1、野手1となるでしょうからエルドレッドかプライディのどちらかということになるのではないでしょうか。冬季限定セットどれでもセット価格1,980円(税別)!ピザ★冬限定★お試しピザ3枚セット【RCP】【...価格:2,138円(税込、送料別)
2015.12.19
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『記念すべき元年』 それでは今回は2012年の新人選手の予想と結果を振り返ってみたいと思います。『広島』野村 予想:S 結果:S これは予想通り、文句なしの成績を収めました。土生 予想:C 結果:D 外野の駒が多く出番なし。特徴ないだけに厳しい『巨人』高木 予想:D 結果:S 貴重な左腕として活躍、恥をかかされる江柄子 予想:D 結果:C やはりまずは二軍での育成、ただ成長を感じさせた『日ハム』森内 予想:B 結果:C 56試合登板も4.01という成績に終わる『中日』田島 予想:D 結果:S 浅尾に代わる獅子奮迅の活躍ぶりを見せる辻 予想:D 結果:D 一軍登板なく、二軍でも登板数こなすも奮わず『西武』十亀 予想:D 結果:B リリーフとして戦力になった小石 予想:D 結果:D 9試合と即戦力とはならず『ヤクルト』中根 予想:C 結果:- 怪我が癒えずに登板なし『楽天』島内 予想:D 結果:B 41試合ながら高打率の成績残す『阪神』伊藤 予想:B 結果:D 予想以上に出番来ず。『千葉ロッテ』藤岡 予想:B 結果:C 大体予想通り出番貰うも奮わずに終わる中後 予想:D 結果:D 予想通り通用せず鈴木 予想:B 結果:B .274と合格点の数字残す益田 予想:D 結果:A 72試合登板、1.67の好成績『オリックス』安達 予想:C 結果:D ミート力、選球眼の低さが顕著に出る縞田 予想:C 結果:D 守備良いらしく出番あるかと思われたが悪かった模様佐藤 予想:D 結果:C 二軍で好成績、一軍でも期待を持たせる内容海田 予想:D 結果:B 序盤良かったものの、終盤慣れられた感あり小島 予想:D 結果:D 二軍でも微妙で苦しいか川端 予想:A 結果:B 下位ながら高評価させてもらった選手、規定打席到達 この年はご丁寧に「予想:」と「結果:」という項目を記載させていたようですね^^;。ただし、この項目を削除した理由は字数が一杯になってしまって中々短文を書き切れなくなってしまったからであり、決して手抜きではありませんのであしからず^^;。この年は菅野、藤岡、野村のBIG3と騒がれた時代で、特に菅野と藤岡がスカウトや野球ファンらかの評価が非常に高く、野村は一歩落ちるかなという評価でしたね。しかしながら実際は野村が新人王を受賞し、藤岡は今一つの結果となるなど大方の予想とは違った展開となっております(今現在両者とも奮わないですが)。また、この年のベストジャッジは川端、下位指名ながらA評価を出して見事に活躍を見せました。 そして、この年に私の予想を覆して活躍したのが田島、益田、十亀の三人です。田島、増田は最終学年の秋で大きな成長を見せ、その勢いそのままに大車輪の働きを見せました。これがノビシロランプ発祥の瞬間です。また、十亀に関しては当初球威面の影響が大きいのか、と考えましたが、今現在では『速球派サイド枠』へと移行しております。PS:余談ですが今年西武で指名された南川という投手がサイド気味のフォームから140キロ後半(最速150キロ)を出すそうなので、『サイド枠ランプ』を追加したいと思います。★12/1(火)朝10時より予約販売start!!★(12月下旬〜1月上旬頃より順次発送) 楽天1位♪【8周年記...価格:3,132円(税込、送料別)
2015.12.18
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『小野淳平』 それでは今回は二軍の投手のbatted ballの結果を見ていきたいと思います。今回は今年一軍での登板がなかったものの、秋季キャンプで畝投手コーチから賞賛されていた小野淳平を取り上げていきたいと思います。82GB:48FB:3LD:13IFFB:17FBorLD:184unknown:10HR unknownが多いので憶測になってしまうものの、GBが5割を下回っているのでFBよりの傾向になっています(昨年はほぼ5割弱程だったので期待していたのですが・・・)。しかし、その割には推測被IsoP(阪神戦と中日戦が曖昧なのであくまでも分かり得る範囲のでもの)は.128と長打の割合が比較的低い二軍でこの数字はかなり高く、この球威だとどうしても起用するのは躊躇いがちです。ただし、与四死球率が1.335と年々良くなっている制球面を昨年よりも更に磨きをかけているなど成長を見せてはいます。それでも奪三振率が6.97と低い数字ですからやはりもう少しゴロを打たせる投球を心掛けていきたいところです。せっかく制球力が良くなっているのですから低めに集めることを心掛けていくことができれば一軍戦力としての道も開けていけるのではないかと思われます。 『阪神三塁守備成績』今成 85試合 643.0回 141補殺 52刺殺 RF:2.70西岡 44試合 355.1回 67補殺 16刺殺 RF:2.10 今成はかなり広い守備範囲を誇っていることが分かります。打撃でも成長を見せており、川端のような選手へとなれる可能性を感じさせるのでこのまま三塁のレギュラーを奪取して欲しいところですね。しかも川端と違って守備でも大きく貢献できる選手なだけに、一気に強力な選手へと成長できるかもしれません。一方西岡は二塁守備に陰りが見えていることが過去のUZRなどのデータで指摘されていましたが、やはり三塁でもあまり冴えない結果となっています。自慢の脚力の部分が阪神移籍後は全く発揮できておらず、どちらかと言えば広島の小窪のようにスーパーサブの道を歩んでいくことになるのかもしれません。冬季限定セットどれでもセット価格1,980円(税別)!ピザ★冬限定★お試しピザ3枚セット【RCP】【...価格:2,138円(税込、送料別)
2015.12.17
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『当たり年』 それでは今回は2013年の新人選手の活躍予想と実際の結果を再チェックしたいと思います。左側が私が予想したランクで、右側が実際に残した成績のランクです。『巨人』菅野 S S 予想通りの好成績、来季からはエースとして坂口 D C 来季に期待を抱かせる選手へと成長『日本ハム』鍵谷 A B 日本ハムの便利的存在として活躍新垣 A D 一軍には僅か1試合、二軍でも奮わず屋宜 D D 二軍で経験積むもまだまだこれから『中日』福谷 D D 二軍でも7試合の登板のみ杉山 A D 二軍でも26試合ほどの出場井上 D C 二軍では防御率0点台で来季に期待『西武』金子 D D 4月爆発もその後は二軍でも尻つぼみ『ヤクルト』石山 A A クローザーに定着、60試合に登板して2.78小川 A S 16勝をあげて最多勝に輝く。文句なしのS谷内 D C 二軍で頭角を現すも特徴が欲しいところ大場 D D 一軍では5試合のみで、二軍では防御率6点台『ソフトバンク』東浜 B C 二桁予想されるも二軍暮らしで、最後に完封勝利をあげる伊藤 B D 故障でもしたか?2試合のみの登板高田 C C 二軍で頭角現し、来季に期待山中 D C やはり一軍では厳しかったが、二軍では1.71『広島』上本 B C 二軍ではまずまずの成績を残し、一軍では守備固めとして出場『楽天』則本 S S 15勝をあげて田中との二本柱を形成『阪神』金田 D D 二軍ではまずまずの成績を残す緒方 D D 大学時代そのままにプロでも低い成績だった『千葉ロッテ』川満 D※D 故障か?5試合のみの登板『横浜』白崎 B D 一二軍共に奮わず三嶋 D※A 途中から先発に転向して規定投球回に入る井納 B C 防御率5点台なものの、先発として積極起用される赤堀 B C 二軍で8本塁打と長打力で台頭安部 B D 社会人投手だが二軍でも平凡な成績宮崎 B B 二軍では.343、7本塁打と好成績で一軍でも2本塁打『オリックス』松葉 A B 先発としてそれなりの成績伏見 S B 二軍では.333と好成績戸田 D D 社会人投手だが二軍でも平凡で来季正念場 新人王予想も活躍した選手もズバリ的中した奇跡のシーズンです。特に小川と石山は当時あまり評価されておらず、ヤクルトファンの間では「負けドラフト」と評されていましたが、蓋を開けてみれば小川はエース級の活躍で新人王、石山はクローザーとして活躍するなど見事な働きを見せました。則本と菅野は間違いなく活躍するだろうという予想も当たり、意外なところでは目玉級の扱いだった東浜よりも鍵谷の方が高い評価を下して実際その通りとなり、実に自分の鼻が高いシーズンとなりました^^;。また、三嶋がこの年から導入したノビシロランプ点灯で見事に活躍した第一号となっています。ただし、思い返すと伏見の実際の結果がちょっと盛り過ぎのような気がします・・・^^;。★メジャーリーグ全チーム網羅!MLB選手着用モデル★【ダルビッシュ有選手 着用モデル】 ニュー...価格:5,400円(税込、送料別)
2015.12.16
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『昨年の今頃』 それでは今回は過去の新人選手活躍の予想と結果はどうだったのかを見ていきたいと思います。今回は2014年バージョンです(手抜きです)。※ 左に表記されているのが事前評価、右が結果となっております。 『巨人』小林誠司 C B 二番手捕手として63試合に出場『阪神』岩貞祐太 D C 左肩痛で出遅れたが、終盤一軍を経験、ただしまだ力不足陽川尚将 C D 二軍でも少し物足りなかった梅野隆太郎A B 打撃苦しむも7本塁打、来年は正捕手の期待がかかりそう山本翔也 B C 一軍では2試合も二軍では活躍岩崎優 D B ノビシロランプ点灯させれば良かったか。見事活躍『広島』大瀬良大地A A 既定投球回到達、投球内容は芳しくないものの新人ながら10勝久里亜蓮 B B 一年目からまさか戦力になるとは思わなかったものの、まだまだ課題多し西原圭大 C D 二軍でも活躍できず、来季は早くも正念場『中日』又吉克樹 D S まさかまさかの大活躍、完全に予想が多外れてセットアッパーに定着桂依央利 D D 二軍でそれなりの実戦経験積むも球団が捕手獲得画策で正念場か阿知羅拓馬D D 10試合のみの登板で防御率10点台とボロボロの一年だった『横浜』柿田裕太 D D 二軍で実戦経験を積む平田真吾 B C 一二軍の登板数が少ないものの、来季への期待示す嶺井博希 D※D 打撃の壁に完全にぶち当たる三上朋也 D A 又吉と共に見事な大活躍。クローザーに定着『ヤクルト』杉浦稔大 B C 故障で長期離脱するも終盤来季への期待を集める投球を見せた西浦直亨 D D 初本塁打を放つも輝きは続かず、二軍でも冴えず秋吉亮 B A 台所事情の苦しい中、素晴らしい投球を見せる岩橋慶侍 D C 登板数は少ないものの、一二軍で好成績『東北楽天』西宮悠介 D A この投手も目立たなかったがリリーフとして好成績横山貴明 D D 経験を積む段階相原和友 A C 一二軍共に20試合弱も好成績『西武』山川穂高 B C 二軍で大暴れ、その活躍を来季は一軍で期待豊田拓矢 A C 一軍で34試合登板も投球内容冴えず、来季は正念場『千葉ロッテ』石川歩 A A 既定投球回到達して二桁勝利、投球内容もまずまず吉田裕太 B※D 序盤は一軍起用されるも徐々に出番をなくす。二軍でも冴えなかった 三木亮 A C 二軍で3割を記録、一軍の舞台も経験吉原正平 B D 二軍でも活躍できず、厳しい一年井上晴哉 C C 二軍で大活躍、来季は一軍での活躍を期待『ソフトバンク』加治屋連 D D 二軍で僅か1試合のみの登板に終わる森唯斗 D S 素晴らしい投球成績で優勝に貢献岡本健 A D 二軍では好成績も怪我をしたのか登板数が少なめ『オリックス』吉田一将 S B 個人的な予想とは下の成績、ただ先発投手として投げる東明大貴 A B 先発投手としてまずまずの成績を残す柴田健斗 D D 二軍で23試合に登板するも防御率7点台で炎上大山暁史 B D 二軍で39試合に登板するも防御率9点台と大炎上『日本ハム』浦野博司 B B 先発としてそれなりの成績を残す岡大海 B D 一軍を掴むも故障で長期離脱、悔しい一年だが二軍では出場少ないも好成績高梨裕稔 D D 今年は経験を積む一年白村明弘 D C 二軍で好成績を残し、CSでも登板「追記」 まあぼちぼち案外当たっているかなという印象でしょうか。ただ野手はやはり一年目からの活躍は厳しいということを改めて感じさせます。
2015.12.15
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『GB率急上昇!』 それでは今回は広島のクローザーに定着した中崎のbatted ballの結果を見ていきたいと思います。119GB:54FB:14LD:15IFFB:4HR 今年のGB%は57.8%と昨年に比べて(昨年はほぼ50%)大幅に上昇し、予測通りground ball投手への道を歩み始めました。また、与四死球率は2.96と3.00を切っていて良好な数字を記録しており、これで中崎の投球スタイルは確率されたと言っても良いのではないでしょうか。ただし、クローザーにしては奪三振率がやや低め(7.52)なので、ファンの方の中には不満を持っている方もおられるかと思われますが、中崎は『ゴロを打たせることに主眼を置いた投手』という前提で見れば奪三振率7.52はゴロを打たせる投手にしては十二分に高い数字と見ることができるので問題はないかと思われます。つまりゴロを打たせることができ、尚且つそこそこ三振で打ち取ることもできるのは一つの強みではないでしょうか。最後に球威面ですが、被IsoPはGB%が急上昇したこともあって.075と昨年(.100強程)に比べて大幅に改善されています。 ゴロを打たせることができてそこそこ三振も奪え、そして球威面もしっかりしているということが分かり、この1年間でクローザーとしての安定感を十二分に持った投手へと成長してくれたのは嬉しい限りであり、さすが防御率2.34、FIPも2.77を残した投球は伊達ではありませんでした。開幕当初はやや不安定でしたが、登板していくにつれて徐々に成長を見せていき、今や頼れるクローザーへと成長しました。やや勤続疲労気味だったのが心配ですが、来年もクローザーとしての働きを期待したいと思います。【送料無料】 野球太郎No.017 2015ドラフト総決算 & 2016大展望号 廣済堂ベストムック 【ム...価格:1,500円(税込、送料込)
2015.12.14
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『村田が高い』 それでは巨人の村田、岡本と中日のルナ、高橋、堂上の三塁手守備成績を見ていきたいと思います。村田 97試合 812.0回 174補殺 57刺殺 RF2.56岡本 12試合 64.2回 15補殺 8刺殺 RF3.20ルナ 81試合 671.0回 95補殺 47刺殺 RF1.905高橋 44試合 348.2回 67補殺 18刺殺 RF2.194堂上 34試合 93.2回 34補殺 10刺殺 RF4.23 村田は三塁守備で高いRFを記録し、守備ではある程度の貢献を見せたと言えるのではないでしょうか。また、ドラフト1巡目ルーキーの岡本和真は三塁守備がどうかと言われ、野球太郎でもアマチュアスカウトの方々から「三塁は無理」と酷評されていましたが、蓋を開けてみれば少ないイニング数とはいえ高いRFを記録、これからも三塁手としてやっていけそうな土壌を持っている事が分かりました。 中日では『守備の人』堂上が二塁手や遊撃手だけでなく、三塁手としてもさすがの守備成績を見せています。また、広島が獲得を検討しているルナは2.00を切っているなど守備面で大きなマイナスを計上しており、ルナを獲得するのならば守備固めが必須でしょう。来季、三塁手のレギュラー獲りするものと見られる高橋はあまり冴えないRFを記録、打撃成績も冴えないので現状では赤字を垂れ流している状況です。個人的には筒香や梶谷らと同様に外野へコンバートすればある程度打撃に専念できるのでは?と思いますが。チョコが大集合!ザッハトルテ、チョコブラウニー、チョコクッキー、マカロン乗せ!新作 チョコ...価格:2,484円(税込、送料別)
2015.12.12
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『燕の守護神、バーネットを獲得!』 プライス、グリンキー、クエト、ジマーマンらといった選手らが次々と移籍が決まり、次は前田健太のポスティングに注目が集まっているものの、それらの大物投手らとはTEXにとっては全くもって無縁な状況で蚊帳の外状態、大きな動きと言えば終盤に正捕手として見事な働きを見せたジメネスとの契約を更新するといった細々とした動きに終始するなど無風なオフとなっていましたが、ここにきて何とも意外な情報が飛び出しました。何とMLB移籍を希望していたヤクルトのクローザーであるバーネットの獲得をTEXが発表しました。しかしながらTEXには既にクローザーのトールソンを筆頭に今年ブレイクを果たした160キロ若手右腕ケラ、155キロ前後の直球を誇るダイソン(右)、ディークマン(左)の両左右のリリーバー、更に信頼は今一つも防御率は3.05を記録したフリーマン(左)らが控え、更に更にそこにまだ終盤台頭してきた155キロオーバーのフォークナー(左)、ジャクソン(右)の両左右腕コンビが名を連ねているだけでなく、元セットアップのシェッパーズもいる陣容だったので恐らくリリーフの獲得はないだろうと思っていただけに、正に青天の霹靂ですてか出番あるのか・・・?。 そんなバーネットを今更ながら紹介したいと思います。元々先発としてヤクルトに入団しましたがパッとせず、2年目からリリーフに配置転換されると才能が開花し(自慢になりますが、リリーフならば活躍できるのでは?と過去の記事で書きました^^;)、クローザーとして抜群の安定感を誇りました。今年は59試合に登板して防御率1.29と抜群の安定感を誇り、ヤクルトの優勝に貢献しました。それでは投球内容と詳細を見ていきたいと思います。 まず奪三振率ですが、今年は9.00を切っていますが8.04と高い水準を維持し、しかもこれまで投球回数以上の奪三振数を誇っているので三振を奪える投手だと思われます。また、与四死球率は3.16とまずまず平均的な数字で、ここ数年は3.00強といった数字を記録しています。ただし、ここで気をつけなければいけない点として挙げられるのはサファテやミコライオといったルートとは逆ルートになるという点です。サファテやミコライオはアメリカではそこまで与四死球率が良かったわけではなく、パワーのない日本人打者相手だったからこそじゃんじゃんストライクゾーンに投げ込み、与四死球率が改善しましたが、バーネットの場合はこれまで日本人打者と対戦していたのが向こうの打者と対戦することになる点、しかもマイナーではなくメジャーリーガーを相手に投げることになるのですから与四死球率は悪化する可能性が高くなると予想されます。そう考えると、日本でこの与四死球率ならばMLBではそれなりの四球を出してしまう危険性は潜んでいます。 次に球威面ですが、狭い神宮球場をホームにしながら被本塁打数は僅か1本に留めているのは心強いデータです。しかしながら相手はメジャーリーガーになりますし、アーリントンは神宮球場同様に打者有利の球場なだけに、油断はならないように思います。最後にbatted ballですが、96GB:44FB:11LD:12IFFB:1HRとなっており、GB%は59.7%と6割方ゴロを打たせています。ただし、ダルビッシュも田中も日本ではGB投手でしたが、MLBでは二人ともFB投手となっているのでバーネットもFB%は増える見込みとなっていますが、これだけ多くのゴロを打たせているのならばゴロを打たせる割合は二人よりも高いかもしれません。 バーネットが活躍できるかどうかはGB%の維持と制球面の二つに懸かっているのではないかと思われます。武器であるシンカーがMLBで通用するかどうかがカギとなりそうで、正直なところ詳細で判断すると「絶対に活躍できる」と言い切れるか、はっきり申し上げて微妙だと言わざるを得ないかなと思います。とはいえ縁があってTEXにやってくる(つまり敵だった投手が味方に)だけに、MLBでの初登板を楽しみに待ちたいですね。★メジャーリーグ全チーム網羅!MLB選手着用モデル★【ダルビッシュ有選手 着用モデル】 ニュー...価格:5,400円(税込、送料別)
2015.12.11
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『ブレイディン・ヘーゲンズ』 それでは獲得の速報が入ったばかりの広島の新外国人投手であるブレイディン・ヘーゲンズ投手を見ていきたいと思います。ヘーゲンズは2009年にARIからドラフト6巡目で指名されたまだ若い投手で、何と年齢は私よりも年下の26歳と外国人選手にしてはかなり若く、MLBでの実績は2014年に昇格して2試合に登板したのみとなっています。今年はTB傘下の2A、3Aに在籍しており、これまでも主に先発として起用されています。※ データはfan graphs様から引用させていただいています。 まず投球スタイル・・・と言っても2試合のみの登板しかないのですが、直球、カットボール、ツーシーム、スライダー、パワーカーブ、チェンジアップと短いイニングでこれだけ多彩な球種を操っています。最速は146キロと書かれており、それ以外の球種のスピードは85マイル前後となっており、比較的似たような球速帯で推移しています(要は今年のルイスと似たような投球でしょうか)。 それでは奪三振率ですが、今年の奪三振率はそれぞれ6.57(2A)、6.37(3A)と低い数字となっており、三振を奪うタイプではありません。その代わりGO/AOのマイナー通算は1.58となっており、今年の成績でもGO/AOは1.48(3A)、1.38(2A)と1.00を越えており、主にゴロを打たせるタイプの投手で、今年のジョンソンはかつて広島に在籍していたバリントン、古い話だとミンチーのような投手です。ただし、この手のタイプにとって気になるのは与四死球率がそれほど芳しくない点、昨年は4.31(2A)、3.65(3A)、今年はそれぞれ3.86(2A)、3.69(3A)とどちらかと言えば悪い傾向があり、余計な四球と連打で失点を重ねてしまう危険性を潜めています。しかしながら球威面は被本塁打率がおおよそ0.50以内に収めており、球威の方は3Aや2Aでも通用しているだけに、彼らよりも長打の面で劣っている日本球界でも通用するのではないでしょうか。ということはサファテやミコライオらのようにストライクゾーンにじゃんじゃん投げ込んでいくことができるだけに、改善できる可能性を大いに秘めているのではないでしょうか。 この投手は現在日本球界で活躍しているトレンドであるゴロを打たせるタイプの投手の系統であり、更に球威面でも問題はなさそうなのでジョンソンと同様に活躍できる可能性は高そうです。前田健太の穴埋め役として期待されていると思いますが、少しでも穴埋めできるようにジョンソンや黒田と共に先発の柱としての期待をしたいところです。その期待を持たせるだけのポテンシャルはありそうなので個人的には楽しみです。選手評価:A(先発としての役割を期待)【楽天ブックスならいつでも送料無料】古畑任三郎 すべて閣下の仕業 [ 田村正和 ]価格:3,983円(税込、送料込)
2015.12.10
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『やはりリリーフ一本でいくべき』 それでは今回は主にリリーフで登板するも先発としても5試合に登板した戸田隆矢のbatted ballの結果を見ていきたいと思います。87GB:67FB:13LD:19IFFB:4HR GB%は45.7%と50%を下回っており、やはり戸田はFB寄りの投手である事が分かります。被IsoPは.108と改善されるなど球威面は申し分ないところまで来ました。しかし、FB投手にしては奪三振率が6.39と低いきらいがあり、更に与四死球率が4.21と昨年に比べて大幅に悪化してしまっており、投球の完成度自体がまだかなり低いのでそこまで安心できる投手という段階にまでは至っておらず、昨年同じく台頭した中崎に大きく水を空けられた格好となっています。 FB投手でありながら三振が奪えないところはマイナス、更に四球を出すという点も球数を費やす上にイニングも食えないということでマイナス、正直今の状態で先発として起用しても通用しないだろうと思われます。現に投球自体も結局中盤以降に失点を重ねてしまう所も昨年と同じで成長があまり見られないシーズンとなってしまいました。とはいえセットアッパーとしても決め球がないだけに信頼感に欠ける感が否めず、まだまだレベルアップが必要な投手である事を窺わせます。とはいえ、球威面ではそれほど大きな問題は抱えていないだけに、今の戸田を戦力として見立てるのならば短いイニングでぐいぐい押しこむリリーバーとして起用するのがベストではないかなと思います。【送料込み】「蓬莱本館」の商品をはじめて購入される方におすすめのセット。当店の味をお楽し...価格:2,980円(税込、送料込)
2015.12.09
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『白崎は守備の隠れ名手?』 それでは今回は横浜の三塁手守備成績の集計が終わりましたので結果発表をしたいと思います。バルディリス 136試合 1085.2回 177補殺 86刺殺 RF2.180白崎 28試合 75.2回 19補殺 2刺殺 RF2.498飛雄馬 19試合 54.1回 10補殺 6刺殺 RF2.650宮崎 1試合 5.0回 0補殺 0刺殺 RF0.000柳田 2試合 17.0回 4補殺 0刺殺 RF2.118山崎憲 8試合 25.2回 2補殺 0刺殺 RF0.701山下 2試合 4.1回 0補殺 0刺殺 RF0.000 バルディリスのRFは2.18と平均がまだ分かりませんが、これまでの数字上では恐らくやや平均を下回る結果ではないかと思われます。一人気になるのは白崎、守備イニングは少ないですが、三塁手のRFも遊撃手のRF(4.685、平均は4.577)同様に高い数字を記録しており、案外守備力が売りの選手なのかな?と感じました。そうなってくると、守備固めとして起用するのも面白い選手なのかもしれませんね。意外なパンチ力も秘めているだけに、守備力も高い上にパンチ力もある遊撃手として台頭できれば非常に大きな利得を生み出す選手となるかもしれません。楽天鍋ランキング累計302週1位獲得【H19/12/19〜H27/9/2】ぷるるんホルモンと専門店のスープが...価格:3,218円(税込、送料別)
2015.12.08
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『九里亜連』 それでは佐藤に引き続き、二軍投手の詳細情報を掲載していきたいと思います。今回紹介するのは2年目のジンクスに嵌まってしまった九里亜連、今年は7試合と大幅に登板機会を減少させ、二軍でも15試合に登板して防御率は4.41と不本意な成績となってしまいました。そんな九里の暫定batted ballは以下の通りとなりました。※ 暫定batted ballについては前回の記事をご覧ください。45GB:16FB:10IFFB:7FBorLD:85unknown:6HR う~ん、unknownが多すぎ(てか広島も阪神も中日もSBやオリックスのような掲載にして欲しいのですが)てこれだけでは何とも言えませんので、一軍でのbatted ballをご覧ください。27GB:16FB:3LD:4IFFB:3HR 一軍の成績では今年のGB%が50.3%とほぼ平均のゴロを打たせており、二軍でもとりあえずはGBがそれ以外の分かり得る範囲での打球を上回っており、ゴロを打たせるという強みは継続していたものと思われます。しかし、問題なのは球威面で、一軍での被IsoPは.174、二軍での分かり得る範囲での被IsoPは.153と非常に高い数字となっており、完全に球威不足が顕著となっています。特に長打の出る割合が比較的少ない二軍で.153はいくらなんでも悪すぎるきらいがあり、これを改善しない限りは一軍で活躍するのは中々厳しそうです。また、与四死球率は一軍で4.50、二軍で3.35と三振を奪うタイプではなく、あくまでもゴロを打たせる投手にしてはあまり冴えない数字となっており、こちらも課題となってきそうです。 現時点では相当なレベルアップが必須な状況となっており、来年の先発候補として見るには少々荷が重いかなという印象が否めないかなと思います。とりあえず秋季キャンプではフォーム改造中とのことなので、そのフォーム改造が功を奏すると良いのですが・・・。【ポイント最大13倍】お弁当を簡単に可愛く楽しくできる♪十二支揃って楽しくランチ! お弁当グ...価格:498円(税込、送料別)
2015.12.07
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『来季はどうか?』 それでは今年になって見事復活を果たし、来季更なる飛躍を期待されている福井優也の結果を見ていきたいと思います。160GB:124FB:34LD:43IFFB:10HR 昨年はGBの割合が増えてGB投手への移行が見られましたが、今年のGB%は43.1%と5割を切り、また元のFB投手に戻ってしまいました。しかし、その割にはかつて高かった奪三振率は6.78と昨年のような低水準となっているなど、実際に細かくみていくと実は結構危ない投球内容となっている事が分かります。それでも球威面が被IsoPが.115、IFFB%は24%とこちらの向上が見られたからこそまずまずの防御率となった理由の一つだと思われます。ただし、これでは中々更なる上積みを目指すことは難しいそうで、寧ろ逆に悪くなる危険性を秘めているように思います。この投球を続けるのならば三振を奪うスタイルを取り戻すかゴロを打たせる投球スタイルを取り戻さなければ安定した投球を望めるかどうかは不透明と言わざるを得ないかなと思われます。今年復活を果たしましたが、投球スタイルの確立という面ではまだまだ試行錯誤の段階なのかなと感じました。PIZZA ピザ ピッツァ パスタ ターキー 冷凍 生地 通販 手作り 宅配ピザ 美味しい チーズ 簡単 ...価格:5,256円(税込、送料別)
2015.12.06
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『田中がトップ』 それでは遊撃手の守備成績の集計が完了したのでご紹介したいと思います。遊撃手守備成績名前球団試合数イニング数補殺刺殺RFreslut守備得点田中広島141 1269 1/3476 212 4.878 0.301 10.764 倉本横浜100 636 228 109 4.769 0.192 6.857 坂本巨人130 1147 1/3415 190 4.746 0.169 6.032 大引ヤクルト96 776 254 122 4.361 -0.216 -7.731 エルナンデス中日118 894 1/3282 140 4.247 -0.330 -11.809 鳥谷阪神143 1272 1/3380 207 4.152 -0.425 -15.189 遠藤中日39 307 1/3125 56 5.300 0.723 25.860 堂上中日7 30 10 11 6.300 1.723 61.595 亀澤中日11 46 1/320 5 4.856 0.279 9.976 三ツ俣中日1 1 1 0 9.000 4.423 158.120 今浪ヤクルト37 242 77 40 4.351 -0.226 -8.073 森岡ヤクルト22 124 37 23 4.355 -0.222 -7.945 西浦ヤクルト23 120 2/338 19 4.251 -0.326 -11.643 谷内ヤクルト2 10 5 4 8.100 3.523 125.945 白崎横浜58 405 1/3145 66 4.685 0.108 3.860 飛雄馬横浜29 172 1/366 24 4.700 0.123 4.402 柳田横浜6 25 12 4 5.760 1.183 42.290 山崎憲横浜6 28 13 4 5.464 0.887 31.718 山下横浜1 1 0 0 0.000 -4.577 -163.630 梵広島1 9 3 0 3.000 -1.577 -56.380 木村広島1 8 1 0 1.125 -3.452 -123.411 井端巨人11 79 2/328 11 4.406 -0.171 -6.121 寺内巨人8 26 9 6 5.192 0.615 21.995 吉川巨人2 18 8 4 6.000 1.423 50.870 遊撃手平均全球団143 7649 2633 1257 4.577 クリスマス アドベントカレンダー価格:356円(税込、送料別)
2015.12.05
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『さらばエース!』 本日、前田健太がポスティングでのMLB移籍を目指すことが決まりました。既に調査している球団やリストアップしている球団もあるだけに、MLBへの移籍は決定的だと見て良いでしょう。ただし、残念ながらTEXはダルビッシュが復帰し、ゴンザレスやマルティネス、恐らく来年途中から出てくるか?オルティスといった面々もいるだけに、恐らく参加しないのではないかなと思います。 しかし、これでやはり昨年のドラフト戦略は大失敗だったということを如実に表す結果となりました。優勝を狙うべきところで詰めの甘さを露呈し、結局昨年の指摘通り最終的に足元をすくわれました(はっきり言って何となくですがこうなるだろうなということは予想していましたが)。以前から昨年のドラフトのことを何度も何度も蒸し返してしつこいかもしれませんが、これは絶対に風化させてはいけないことだと思います。広島のような資金力のない球団は「ここだ」と思ったチーム状態になった時はとことん貪欲なまでに補強しなければいけません。こんなことを繰り返しているうちは広島に栄光が訪れる時は永遠に来ないでしょう。しっかりと大失敗事例として記憶に残しておくべきことです。【送料込み】「蓬莱本館」の商品をはじめて購入される方におすすめのセット。当店の味をお楽し...価格:2,980円(税込、送料込)
2015.12.04
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『ジメネス捕手、契約合意』 TEXはジメネス捕手と正式に契約合意に達したことを発表しました。今年の開幕はチリノス、コーポランの二人体制だったこともあってマイナースタートでしたが、後半になってチリノスが故障してMLBに昇格すると、終盤はウィルソンと共に捕手陣を支えました。更に打棒も爆発してOPSは.820を記録するなど見事な活躍で優勝への重要な時期に見事な活躍をして大きな貢献しました。来季はチリノスとジメネスの二人体制で行くことが濃厚になったのではないでしょうか。楽天鍋ランキング累計302週1位獲得【H19/12/19〜H27/9/2】ぷるるんホルモンと専門店のスープが...価格:3,218円(税込、送料別)
2015.12.03
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『ジェイソン・プライディ』 それでは広島の新外国人野手であるジェイソン・プライディを見ていきたいと思います。プライディは2002年TB(当時はタンパベイ・「デビル」レイズ)に2巡目で指名され、今年はOAK3Aに所属していた外野手、個人的には外野手の獲得には反対ではありますが、それはそれ、これはこれとしてきちんと見ていきたいと思います。 まず長打力ですが、IsoPはこれまで.160前後で推移している中距離打者でしたが、今年は突如爆発して.205の大台を突破しています。本質的には中距離打者だとは思いますが、長打力を身につけつつあるという点では面白いのではないでしょうか。次にミート力ですが、3年前からそれぞれ3.99、5.64、今年は4.69と年々引き上げており、こちらも打撃面での成長を感じさせます。最後に選球眼ですが、.358、.540、.539とこちらもミート力と選球眼に脆さが残っていた3年前に比べると随分と成長が見られます。そういった意味では選手が正に旬の時期を迎えようとしている時期に獲得できたと見て良いのではないでしょうか。また、この選手の大きな特徴として挙げられるのは俊足であるという点、ここ2年間の盗塁は28、20個を記録しており、三塁打も3年前からそれぞれ5、6、7本と動ける選手である事を窺わせます。 成績を見ている限りではかなり期待できそうな選手ではないでしょうか。力量的には中軸を任せるだけの実力を兼ね備えていそうで、期待してしまうところです。センター丸のRFが微妙だっただけに、MLB時代にセンターで多くの出場機会があったプライディをセンター、丸をライトという布陣も面白いかもしれません。ただし、一つ気になるのは「ビリー・ビーンが手放した」という点、これだけの力量があって明らかに成長を感じさせるのにあっさりと放出したのは何か裏があるのか・・・。チョイスの時と同じで少し気になります。選手評価:A(非常に期待できそう)【楽天ブックスならいつでも送料無料】くまのプーさん/完全保存版 スペシャル・エディション【B...価格:3,693円(税込、送料込)
2015.12.02
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