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"Doubt" “ 疑い ”
Scared of my own image, scared of my own immaturity,
Scared of my own ceiling, scared I'll die of uncertainty,
Fear might be the death of me, fear leads to anxiety,
Don't know what's inside of me.
自分が他人の目にどう映ってるのか知るのが怖い、
自分の未熟さや限界が怖いんだ、
こんな不安を抱えたまま死ぬのが怖いんだよ。
でもこの恐怖こそが僕を殺すのかもな、
もう何もかも不安で仕方ないよ。
僕の中に何かいるんだ。
Don't forget about me,
Don't forget about me,
Even when I doubt you,
I'm no good without you, no, no
僕の事を忘れないでくれ。
僕の事を忘れないでくれ。
あなたを疑う時でさえ、
僕はあなたなしじゃ生きていけないんだ。
Temperature is dropping, temperature is dropping,
I'm not sure if I can see this ever stopping,
Shaking hands with the dark parts of my thoughts, no,
You are all that I've got, no.
世界が冷えてゆくよ、どんどん寒くなってゆく。
これが良くなる未来なんて想像できない。
心の闇に手を震わせる、嫌だ。
僕にはあなたしかいないんだ、嫌だ。
Don't forget about me,
Don't forget about me,
Even when I doubt you,
I'm no good without you, no, no, no, no, no
僕の事を忘れないでくれ。
僕の事を忘れないでくれ。
あなたを疑う時でさえ、
僕はあなたなしじゃ生きていけないんだ、
あなたなしじゃてんで駄目なんだ。
Gnawing on the bishops, claw our way up their system,
Repeating simple phrases, someone holy insisted,
I want the markings made on my skin,
To mean something to me again,
Hope you haven't left without me.
Hope you haven't left without me, please.
僕は司教達を悩ませてるだろうよ、体制にうまく溶け込めず、
聖なる言葉だと誰かが決めた薄っぺらいフレーズを繰り返すばかり。
僕を置いていかないでくれ、
ここに置き去りにしないでくれ、頼むよ。
Don't forget about me,
Don't forget about me,
Even when I doubt you,
I'm no good without you, no, no, no, no ×2
僕の事を忘れないでくれ。
僕の事を忘れないでくれ。
あなたを疑う時でさえ、
僕はあなたなしじゃ生きていけないんだ、
あなたなしじゃてんで駄目なんだ。×2
解説
この曲はタイトルにもある通り、自分への疑い、神への疑い、そして神の代弁者への疑いがテーマとなっています。「僕の中に何かいるんだ」というのは自分を疑う考えや声である Blurryface のことですが、不安障害などの精神疾患を患うと様々な不安に支配されどんなに馬鹿げた考えだと頭では分かっていても考えるのをやめられなくなってしまうため、まるで自分の頭の中にそういった不安を植え付ける怪物がいるように感じる事があります。こういった不安は頭の中だけでなく身体にも表れ、震えが止まらなくなったり寒気を感じさせたりするため、「世界が冷えてゆく」というのはそういった症状の事だと読み取れます。
神の否定は他の
Twenty One Pilots の曲でも何度かテーマにされていますが、この曲で
Tyler は神そのものよりも神の言葉を代弁しようとする教会とうまくやっていけてない事を打ち明けています。「この身体に刻まれたこの痕がまた意味を持つ事を願うんだ」というのは彼の信仰心を表すタトゥーの事であり、神や教会を疑うと同時に信仰心そのものも失いつつある事、そしてまた自分にとって意味のある信仰心を取り戻したいと思ってる事を表しています。「置いていかないでくれ」という部分では、盲目的に信じ切れずにいる自分を見捨てないでほしいと神に呼びかけています。
”Car Radio”
中でも「信じる事は悟る事であり、悟るには自分の頭で考えなきゃいけない」と訴える通り、
Tyler にとって信仰というのは誰かに言われた通りに考えたり「聖なる言葉だと誰かが決めた薄っぺらいフレーズを繰り返す」事ではなく、祈りという神との対話を通して自分の頭で考える事ですが、
”Ode to Sleep”
や
”Migraine”
にもある通り教会や聖書という神を代弁しているはずの人間やその言葉を信じ切れずにいる事に対して大きな罪悪感を抱えています。
考察
「 僕は司教達を悩ませてるだろうよ~ 」と訳した部分ですが、これは次のアルバム で語られるストーリーを理解した上で読むとまた違った意味が浮かび上がってきます。特に最初の文はまるっきり意味が違ってくるので、 Trench 用にここにもう一度訳します。
Gnawing on the bishops, claw our way up their system,
Repeating simple phrases, someone holy insisted,
I want the markings made on my skin,
To mean something to me again,
Hope you haven't left without me.
Hope you haven't left without me, please.
司教達に牙をむいてやる、やつらの体制に無理矢理潜り込んでやる、
聖なる言葉だと誰かが決めた薄っぺらいフレーズを繰り返しながらな。
そしてこの身体に刻まれたこの痕がまた意味を持つ事を願うんだ。
僕を置いていかないでくれ、
ここに置き去りにしないでくれ、頼むよ。
ここで語られる司教達というのは現実世界のキリスト教会の司教達のことではなく、次のアルバム Trench で語られるストーリーの世界に存在する DEMA という都市をコントロールする Nico を含めた9人の司教達の事でしょう。そして置いていかないでくれと呼びかけるのは、ここでは DEMA から脱出しようとしている Bandito たちのことでしょう。
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