全27件 (27件中 1-27件目)
1

28日(日)にはふれあい農園にて直売朝市が開催されました。前日から降っていた雨も朝がた何とか止んでくれて、天気のほうはまずまず。おかげで約200名ぐらいのお客様が来てくださったと思われます。(ゴチャゴチャしていて何人の方が来てくれたのか把握できていませんが、熱気はかなりありましたね。) ただ雨が昨日から降っていたため、農家の方も畑から野菜を採ってこれなくて、陳列してみたら品薄状態。これはやばいと思い、スタッフが農家さんといっしょに畑まで走り、ダイコンやら葉物やらをとってきて何とか準備万端。おかげで泥付きダイコンや、ラッキョウ、それにみずみずしい野菜がたくさん並びました。(朝市らしくてよかったですね。) 全国的な長雨で野菜の価格が高騰しているこの頃、新鮮な地場野菜が手ごろな価格で並ぶのは消費者の方にも嬉しいのではないでしょうか。 また漁師さんが気合を入れて作ってくれた「ウルメイワシの干物」も大人気!!。前回キンメの干物を買い損なったわたしも、頃合を見て数枚ゲットしひと安心。まだ食べていませんが、とても美味しいという噂、とても楽しみです。 島の産物を使った加工品もいくつも揃い、加工室では島のおばちゃんたちが、サツマイモのクズ団子(サツマイモやもち米の生地にアンコ入れた蒸かしまんじゅう)などをつくってくださいました。ありがとうございます。 忙しくてバタバタしていましたが、盛況におわり本当によかったです。ご来園してくださったみなさん本当にありがとうございました。 次回は6月25日(日)の予定です。
2006年05月31日

昔とてもお世話になった家族の方々が新島に遊びにいらっしゃいまいて、ご主人が船釣りを是非やりたいということでしたので、お供しましてはじめて船釣りに出かけてきました。 今まで桟橋からのイカ釣りなんかはしていたのですが、さすがに船をお願いして出かけるなんていうのはキッカケがなければやらないことです。はじめての体験ともあって、船から海に向かって2回ほど吐きましたが(コマセまき?)、そんなことは気にならないほど素敵な時間を過ごせました。 魚の方もわたしの体内コマセ?がきいたのか、メジナ・イサキ・サバ・アオムロの大きいの、カワハギが計15匹ぐらいつれました。特にイサキの大きさにはビックリ!!普段食べるイサキなんて10数センチですが、30cmを超えるイサキも何枚か釣りあがりました。 時間が経つに釣れ、メジナで喜んでいたわたしもだんだん欲が出てきましてシマアジ・マダイが釣りたいと気合を入れましたが、さすがにそこはど素人の限界、残念ながら一匹もかかりませんでした。 しかし船長さんはさすがですね、マダイ3枚に2キロを超えるシマアジも数枚釣り上げていました。 夜はみんなで新鮮魚でお刺し身にしたり、焼いた、お茶漬けにしたり・・・・、やはり魚は鮮度が一番。美味しさにビックリ!!船釣りを楽しみにしていたご主人にも大満足、今度はマダイにリベンジだ、と鼻息をあらくしていました。 寛栄丸さん朝早くから本当にお世話になりました。またお願いするとおもいます。
2006年05月30日

昨日の午後は植物の生態に詳しい方に案内してもらいながら宮塚山(新島で一番高い山)に登ってきました。この登山は前もって計画していたのですが、朝から雨が降っていたため、延期にしようかとも思いましたが、話し合いの結果「雨のときこそ見れるものもある」という結論に達し、カッパに長靴姿で出かけることにしました。 雨足はかなり激しかったようですが、森の中は入ってしまえばかえって高木が雨をしのいでくれるため、木々からこぼれる雫が当るくらいでそれほど雨も気になりませんでした。 登り口は新島の若郷集落から。かつては(今から30年ぐらい前まで)ツバキの実を取に行ったり、また炭焼き小屋にいくために使われていた道を入って行きます。しかし以前そういった生活道であった山道も人が入らなくなると荒れてしまい、わたしたちも笹やぶをかき分けながら森に入っていきました。 たった半日の探検でしたが、面白い植物や遺跡?などが見れました。時々このブログでもその内容を取り上げていきますね。
2006年05月28日

写真にある黄色いトゲトゲの物体、これって何だと思います? 先日子供がどこからか拾ってきて我家に転がっている代物。直径5cmぐらいで周りにトゲトゲがついています。材質は固めのゴムみたいなものからできているようです。 わたしも子供の遊び道具だろうと思って別に気にもしていませんでした。 ところが昨日の朝、コーヒーを飲みながら部屋の中をウロウロしていたらちょうど鏡の前にこの黄色い物体が転がっていました。何気なく鏡の前に立ち、そして何気なくその黄色い物体に足を乗せましたら、・・・・ビビビビ・・・・、キマシタキマシタ・・・・、フォー・・・・すげー気持ちいいじゃありませんか。 足の裏でこの黄色い物体をころころ転がすと、ちょうど足のつぼみたいなところを刺激して五臓六腑まるでマッサージされている感じ、思わずコーヒーを飲むのも忘れてその感動とその至福の時間に浸ってしまいました。 ちょっとしたキッカケから思わぬ発見!! これから朝の日課になりそうです。 だけどこれって当たり前に知られている商品なんでしょうか?とりあえず「とげコロリン」と名づけました。
2006年05月27日

島内の農家さんが自然薯の植え付けをはじめたので見に行ってきました。この農家さんは山から掘り出してきた自然薯を種芋にして自然薯栽培をはじめて今年で3年目となります。新島でも隠れ自然薯栽培家がかなりいるらしいのですが、なかなかうまくいっていないのが現実のようです。しかしこの農家さんはある程度その技術を確立してきており、昨年も1kgを超える1年ものの自然薯を何本も掘り出しました。 ただ昨年はネコブセンチュウの問題が発生しまして、今年は4月に土壌消毒をして準備を整えてきました。また4月上旬にふせこんだ種芋もここ10日ぐらいの間でツルがよく伸びてきましたので植え付けをはじめることとしたのでした。 植え付け方法を簡単に記しますと。(1)クワ幅の50cmぐらいの溝を掘ります。(2)溝の端に傾斜角30度ぐらいに土で傾斜をつけます。(3)そこにクレバーパイプ(自然薯栽培用のパイプ)がおさまるような型をつけます。(4)クレバーパイプに無肥料で土壌病害に汚染されていない土を入れます。(5)土を充填させたパイプを傾斜におさまるように置き、土をかけます。(6)クレバーパイプの上の方の広くなっているところに目印用の竹をさし、土を20cmぐらい盛ります。(7)そこに芽や根が伸びた自然薯の種芋をのせ、さらに5cmぐらい覆土します。とりあえずそんな感じでしょうか。 神津島でも自然薯栽培をしている農家がいまして、秋には贈答用やお歳暮などに利用され喜ばれているそうです。新島でも広まったらと思っています。
2006年05月26日

先日エビネ公園にてエビネ復活のための調査をしていましたが、そこで面白いものを発見しました。モリアオガエルのオタマジャクシです。 モリアオガエルとは体長6cmぐらいの森に住むかえるで、天然記念物にも指定されています。彼らは産卵の方法に特徴があり、水の中ではなく、木の枝や葉に産卵します。ただその下には必ず池などの水溜りがある場所を選びます。まずメスが泡状の分泌物を出して卵を産み、そこにオスも精子を入れていきます。受精してから1週間から10日後には小さなオタマジャクシが滑り落ちるように下の池に落ちていきます。 今まで新島でもモリアオガエルがいるよ(実は元来新島にはモリアオガエルは生息せず、持ち込まれた動物)と聞いていましたが、はじめて目にしました。 本来いなかったものを持ち込みそれが繁殖すると、その地域の生態系が崩れてしまうことが多くあると聞きます。ダーウィンが研究したエクアドルのガラパゴス諸島も島々で生物が独特の進化をしていたようですが、新島のような場所でも独特の進化をしてきた生物が多くあるそうです。人間の手が入ることでいろいろと問題が発生してきてしまったとか・・・。できればあまり手を加えないず、そこの自然とうまく共生していくことが賢明なのかもしれませんね。 モリアオガエルの存在をとおしてそんなことを考えてしまいました。
2006年05月25日

数十年前に園芸家の間でエビネブームというのが巻き起こったことがあったそうです。エビネにもいろいろな種類がありますが、新島や神津島などで見られたニオイエビネはそれはそれは高値で取引されたそうで、一鉢ウン十万円から百万円を超えるような値もついたそうです。 そのため新島の山ではニオイエビネが乱獲され、今では自然ではほとんど見られることがなくなってしまったようです。 ところで新島にはエビネ公園という施設があります。かつて乱獲が激しかったときに、乱獲者が船や飛行機で運び出そうとしたときに差し押さえしたニオイエビネを集めてこの場所に移し、高いフェンスで囲って保護したのがこの公園の始まりのようです。 しかし当所4万株もあり、エビネ特有のニオイを発しながら美しく咲き誇った株たちもだんだん数が少なくなり、近年ではところどころに咲いているというような状況になってきてしまいました。 そういうわけで何とかこの状況を回復させようということになりまして、昨日自生植物に大変詳しい新島高校の生物の先生とわたし、それと公園管理の担当者の3人で状況調査にはいりました。 いくつか株を掘り起こしバルブ(葉の付け根にできる数珠つながりになった部分)の状態を見たり、土の硬さや分析土壌サンプルの採取、全体的な生育状態の観察などをしました。 一番の原因は植替えやバルブきりなどを長年していないことなのではないかという判断になりましたが、とりあえずエビネの研究家や公園管理の専門家などの力を借りたり、各方面から資料を収集をして一度島内関係者で会議をもつことになりました。 どこまでできるか分かりませんが、何とか美しいエビネたちを再び見ることができるようにしたいものです。
2006年05月24日

この季節、下を向いて歩いていると、木陰になっている道路で黒っぽく汚れている場所をよくみることがあります。島に来た頃はあまり気にもしていませんでしたが、そういう場所に行って上を見上げると必ずクワの実が垂れ下がっているがわかります。 長さ2cm、幅1cmぐらいの房が、芋虫の巣のようにたくさんたくさん垂れ下がっています。あまり熟れていないのは薄い赤色をしていますが、十分熟れたものは濃い褐色になって葉の間から差し込む木漏れ日にあたってつややかに光っています。それをそっと一房指でつまんで、口に含むと口の中で小さな粒がはじけ、あまい果汁がひろがります。シンプルだけど本当に美味しい飽きのこない味ですね。 島では以前子供たちがこの時期クワの木に登りクワのみを採ってはオヤツとしてよく食べたとか・・・。たくさん採ったクワの実を着ているシャツで抱えるものだから、シャツは自然に真っ赤に染まってしまったとか。 そんなクワの実を集めては、クワの実ジャムを我家でも少しつくります。
2006年05月23日

新島で男女が混合で楽しむ人気のスポーツといえばバレーボールとソフトボールなのかな。昨日は春季のソフトボール大会がありました。 参加資格は基本的に30歳以上で、上限なし?。ただチームの平均年齢にしたがい女性人数にへんかがあります。例えば若いチームは4名女性を入れるとか、年配のチームは1人でよいとかそんな感じです。 昨日は20チームぐらいが参加していまして、だいたいのチームは同級生で編成されていました。こういう人口が限られた島では、基本的に保育園からクラスメンバーに大きな変化はないので、みんな昔からお互いのことをよく知っていて、同級生でまとまり、和気あいあい楽しんでしまおう、ということが多いようです。ですからソフトボールも大切ですが試合後の一杯会が本当は楽しみだったりするのかもしれませんね。(打球をトンネルした話とか、一生懸命走っているつもりがぜんぜん体がついていかなくなっていた話とかの失敗談で盛り上がりながら) さてわたしも夫婦で参加させてもらった我ら同級生チームの結果ですが、3日前の練習の成果もあらわれず無残に2敗、予選敗退でした。 お陰で一杯会は楽しませてもらえましたけど。
2006年05月22日

昨日の朝の雨の勢い(まるでタライをひっくり返した様な雨)からは到底トライアスロンは中止かも~と思いましたが、お昼頃から天気が回復し、午後はすっかり晴天になり無事大会を終えることができました。確かに約200人分の食材も全部発注してしまっているし、ボランティアを含め数百人もの人が動き出してしてしまっているわけですから、中止にしてしまったほうが後で大変になってしまうわけですが・・・。 参加者数は当初予定していた140名ぐらいで、朝の高速艇が欠航になってしまったため予定より50名ぐらい少なくなりましたが、参加された選手の皆さんは、気持ちのよい新緑の中でレースを楽しんでもらえたのではないでしょうか。 夜の式典も各団体の皆さんの協力により、刺し身の舟盛りをはじめ、島の料理など、豪勢に料理が並び、さらに新島太鼓の風神組のみなさんのすばらしい太鼓の披露や、飲み放題ビールや島焼酎で盛り上がりました。 とにかく式典を担当していた身としましても無事に終わりホッとしています。
2006年05月21日

毎年5月中旬から7月上旬にかけて、新島、式根島、伊豆大島を会場にトライアスロンやアクアスロンなどが開かれます。「東京アイランドシリーズ」という大会で詳しくはリンクしたHPをみてください。 明日5月20日(土)は第一戦となる「新島トライアスロン大会」が開催されます。スイム1.5km、バイク35km、ラン10kmでの距離を今年は190名(現在エントリー数)近くの方が参加して競いあうそうです。 わたしはレース後の夜に開かれる式典の責任者となっていまして、式典の料理つくりやお酒などの手配を協力してくださる島内の各団体の婦人部の方々や村職員の女性のみなさんと先週あたりから準備にとりかかっています。 昨日は毎年この大会に参加してくれているわたしの友人が早速新島に上陸しました。彼が来るといよいよトライアスロンの季節、そして夏の始りを感じます。
2006年05月19日

先日の日曜日「専門診療」というのが診療所でありました。 これは定期的(3ヶ月~4ヶ月ぐらいおきかな)に島へ専門医が来てくれまして、診察してもらえることになっており、今回は皮膚科と整形外科の先生がいらしていました。 我家では皮膚病?が蔓延していたため、家族4人でみんなで見てもらいに行きました(まるでゾロゾロ遠足気分で)。 普段新島の診療所では、3名の先生が常勤してくださっています。お若い先生が多いですが、みなさん親切に診察してくださって、とても心強く思います。だけど老若男女、様々な症状を訴える患者さんが来るわけですから、先生方も大変でしょうね。本当に感謝感謝です。 また診療所では対応できない、緊急を要する重病患者が発生した場合は、緊急ヘリコプターが呼ばれ、都内の病院へ運んでもらうこともできます。ただ天候によってヘリが飛ばない・・・というケースもありますが・・・・。 さらに今回のような専門医にはその分野の専門家としてアドバイスをもらえるので、また安心しますね。
2006年05月18日

先週The Gtles-Pさんからアメリカ芋の花の苗についての問い合わせがありました。それについて「(独)九州沖縄農業技術センター」と連絡が取れまして、その件についてたずねてみました。 結果的には同センターの研究員の方もアメリカ芋の花は見たことはないようですが、一般的にサツマイモの花の色や形は先日のブログにリンクさせたサツマイモの花の写真のようなものだという返答がありました。つまり花びらのふちは白くて奥に行くほど紫色が徐々に濃くなっていくそうで、グラデーションのような感じになっているのが一般的だそうです。ただ稀に花びらのふちが薄いピンク色や切れ込みがあるものもあるとのことでしたが・・・。 このような返答になりますがいかがでしょうか。 ところで先日NHKの昼の放送(『生中継ふるさと一番』5月10日0:20~0:45)で新島がとりあげられまして、そのときに新島のアメリカ芋が紹介されましたが、それ以来ここの農園にも全国のいろいろな方から問い合わせの電話がかかってきています。用件としては「アメリカ芋の苗がほしい」ということですが、本当にテレビの威力とはすごいものだとあらためて実感しています。
2006年05月17日

新島では鹿の畑地における鹿の害が大きな悩みの種です。せっかく植えた野菜の苗などが鹿に食べられたり荒らされたりすることはもう度々です。以前わたしも畑に植えたサツマイモの苗をすべて食べられてしまった経験があります。あの時は本当にビックリしました。だって朝畑に行ったら植えたはずのサツマイモの苗がすべて消えているのですから・・・。てっきり俺は「実は植えたのは夢の中でこれから植えるんだったっけ?」「ヤバイヤバイもう痴呆か・・・」なんて一瞬思ってしまったくらいきれいに食べられていました。 鹿って畑を耕したりすると余計に集まってくる習性があるようですね。 島の農家さんは自分の畑の周りに足場パイプを建てて、防風ネットを張ることで鹿の侵入を防いでいます。ただこのやり方は労力とコストがかかりなかなか大変なのも事実です。 昨日は島の農家さんのサツマイモ栽培畑で鹿侵入防止の電気柵をたてました。これは本土でイノシシや鹿の対策に使われている資材で、畑のまわりに杭をたて、そこに電流を流した電線を張り、鹿などがそれにふれることで「パッチン」と静電気みたいな痛みを与え、寄り付かせなくするものです。電源もソーラーパネルを利用するのでどこでも設置が可能です。確かに人間も触ったら痛いですが、死ぬようなことがありません。 昨日午後から4時間ぐらい大人3人で設置作業に当りましたが、杭も立て終わり、ガイシもとり付け、あとは電気を流す線を張り巡らせるだけになりました。うまくいけば今日中に終わるかもしれません。 鹿防除の新しい形として、いい効果があらわれたらよいと思っています。〈鹿防除の電柵の杭を立てたところ〉
2006年05月15日

最近はブログに写真をのせる様にしていますが、お陰で書くのが楽になってきました。文字だとそれを読もうとしなければ内容を把握することができませんが、写真であればパッと見ただけでどんなことが書いてあるのか察しがつきますよね。写真の威力はすごい。 さてわたしは数ヶ月前にはじめてカメラつき携帯電話を購入しました。とりあえず写真が撮れればいいな~と思って選んだ機種でしたが、先日その携帯電話が他にどんな機能があるのか知りたいと思い取扱説明書を見ていたら、今の携帯電話って本当にすごいんですね。 当然電話をかけたり写真を撮ったりメールを送ったりホームページにアクセスしたりする事は可能ですが(しかし写真機能にしても使いこなせればそうとうなことができる・・・先日ズームやが画像選択やフォーカスロックができることを知りました)、他にも動画をとったり、テレビ電話ができたり、はたまたクレジットカードやお財布がわりとしても使えるのでした。 ほとんどカード払いとは無縁で、電車も走っていない新島に住んでいますので、まず使うことはない機能もありますが、この携帯電話一つで何でも事足りてしまうような時代に本当になりそうですね。(すいません、多分都会じゃ当たり前のことですよね。時代遅れなこと書いていまして。ただ先日のブログにも書きましたようにここの暮らしでは「物々交換経済」が健在であるますので、形のないものの取引というのはあんまりピンとこないのであります。それにわたしのようなアナログ型の人間にとっては・・・) 日進月歩の日本の技術は本当にスゴイ!!
2006年05月14日

先日今年3回目のキュウリ苗の接木作業がおこなわれました。 キュウリの育病は3月・4月・5月・6月の4回に分けておこなわれていまして、時期による販売数をかんがみながら、合計で5000~6000本のキュウリ苗を生産しています。 ところで以前のブログにも書いたかもしれませんが、どうもキュウリの本葉1枚目に生育障害が発生してしまうのです。ちょうど接木苗の切断作業後であるので、養分の移行がうまくいかないために発生しているということも考えられるのですが、なんとも納得行きません。 病気でも害虫の影響でもなく、いわゆる生理障害の部類です。ですからその後のキュウリの生産には影響はありません。 いろいろ液肥をかけてみたりしてだいたいの原因はつかめており、改善もされてきているのですが、生産者としてはやはり少しでも完璧に近づける苗を作り、皆さんに喜んでいただきたいわけです。「苗半作」という言葉もありますしね。 というわけで培養土づくりからもう一度考え直してみることとしました。資材の配合比率や与える肥料の内容や量も再度計算し、土づくりしてみました。今回の接木苗の生育過程をよく観察してみたいと思います。多分試行錯誤となるでしょうが・・・。
2006年05月13日

新島に暮らしていますと時々貨幣経済以外の経済交流に参加させてもらえます。まあ簡単に言えばお金をやり取りしない、物々交換がさかんにおこなわれているわけです。 畑でとれた野菜をいただいたり、何か料理してはさし上げたり、海産物をおすそ分けしてもらったり、そんな感じです。 一昨日の夜はお知り合いの方から、サバを2匹もらいました。ちょうど10分ぐらい前に釣ったばかりのものということで、見るからに新鮮そのもの。 何をつくろうかな~と思いましたが、その新鮮さを生かしたいと思い、しめ鯖を作ってみました。実は以前も1度作ったことがあるのですが、三枚おろしにしたサバを塩にまぶして冷蔵庫に入れたまま忘れてしまい、食べずじまいにしてしまった失敗がありました。 ですから今回は、ちゃんと時間を見て、翌日の夕食を逆算してつくることにしました。 お味のほうですが、まあ素人なんで最高にうまい~というところまではいきませんが、素材の新鮮さが生きていて美味しかったですよ。 ただ今朝ちょっとお腹がゆるかった・・・・。食べ過ぎたのかな?しめ鯖はあたるとやっかいといいますから。 昨晩、サバを下さった方にもしめ鯖でお返ししましたが、大丈夫だったかな。 昨日は緊急ヘリ要請や救急車の音も聞こえなかったので多分大丈夫だと信じています。
2006年05月12日

農園では夏苗の販売の真っ最中です。連日たくさんの島民の方が苗を求めに農園に来てくださいます。 ところで新島村の行政管内は、新島と式根島の2島(他に無人島もあるが)にまたがっています。ですからこの農園で生産された苗も式根島の島民の方々にも送り届けているのです。 だいたい週2回程度、連絡船(新島と式根島を1日三度往復している連絡船)に荷をのせて送り届けています。また式根島での苗の販売に関しては、JAの式根島店にお願いしています。 昨日は式根島への苗の出荷の日でした。写真に写っている連絡船は「にしき2」といいます。新島と式根島の所要時間は10分ぐらいですね。天気のいい気は風に打たれ海の景色を眺めながら行くのもとても気持ちいいものですよ。時々トビウオが海上を何十メートルも飛んでいる様子に出くわします。
2006年05月11日

連休も過ぎ例年のようにサツマイモの苗を切り出す季節となりました。 4月中旬ぐらいから農園ではサツマイモの苗の注文をとっていますが、今年は例年に比べアメリカ芋の苗の注文が多いようです。 これは多分「芋焼酎効果」によるものではないかとおもわれます。去年より農協が窓口になって、秋に焼酎用の原料とするアメリカ芋を集めるようになりましたが、今年は各農家が苗植え計画をする4月の段階で、芋を買い上げについての村内放送を入れました。 目標集荷トン数は4トン。それを原料に島の酒造屋さんが本数限定のアメリカ芋焼酎を製造します。数が限られているというところが、なんとも心を揺さぶりますね。 農園のほうもこれから一ヵ月半サツマイモの苗切りとお客様への対応に追われることになりますが、偉そうにいうと地場産業育成・・・、いやいや本当はうまい芋焼酎が飲みたいだけですが・・・、乗り切っていきましょう。<サツマイモ苗畑><ちょうど植え頃の苗>
2006年05月10日

昨日のコメントにThe Gtles-Pさんからアメリカ芋の花の写真がないだろうか、という依頼がありました。 申し訳ありませんが、手元にアメリカ芋の花の写真はありません。 文献※1によると「サツマイモは生まれ故郷の熱帯ではたくさん花をつけるが、温帯ではめったに開花しようとしない。・・・・」とあります。実はわたしもアメリカ芋の花は1度しか見たことがありません。もう4年ぐらい前になりますが、とても暑い年がありまして、そのときに数輪の花を見ました。残念ながら写真に収めるのを忘れてしまいましたが、生のサツマイモの花を見たの羽初めてだったのでとても感動したことを覚えています。 サツマイモのはヒルガオ科の植物なのでアサガオに似た(アサガオの花よりくぼんだ感じ)花が咲きますね。 他の文献※2には、「キタダチアサガオにサツマイモをつげば、サツマイモの花をかんたんに見ることができる・・・」とありました。小学校の理科の授業なんかでやってみたらとても面白いですね。アメリカ芋の花を見た人あまりいないんじゃないかな。 アメリカ芋ではないけれど、ネット上にサツマイモの花の写真がありましたので、リンクしておきました。参考にごらんになってください。 参考文献※1、『ものと人間の文化史90 さつまいも』坂井健吉著 法政大学出版局※2、『そだててあそぼう3 サツマイモの絵本』 農文協PS,はじめコメントを見てアメリカ芋の写真がほしいのかと勘違いし、アメリカ芋の写真を撮っていました。アメリカ芋の花の写真だったと後で気がつきました。まあせっかく撮ったんで掲載します。
2006年05月09日

ゴールデンウィークが終わりました。昨日は朝からシトシト雨が降っていて、島での観光客のにぎわいも消え、村内の時間が静かに流れていっているようでした。 わたし自身は、生き物相手の仕事のため、普段と変わらぬ生活をこの間過ごしていましたが、やはり島から人の声が消えてくると、なんか祭りが終わった・・・みたいな感じにもなります。 先日撮った夕日がとてもきれいだったのでのせますね。
2006年05月08日

連休4日目も晴天に恵まれました。一昨日のブログでキャンプ場のお話に少し触れましたが、昨日早速現場調査にいっていきました。 というのは口実で、妻の両親や叔母が新島へ来島していましたので、みんなで我家の倉庫に眠っていたテントを引っ張り出して、薪と炭と簡単な食材をもって、キャンプ場へ出かけたのでした。 このキャンプ場までは我家から車でたったの5分ぐらい、羽伏海岸の近くに広々とした空間が広がっています。 まずテントを設営、しばらくぶりに広げたわりにはカビていたり傷んでいなくて一安心。少し海風があり建てるのに苦労しましたが、みんなで押さえ込みながらなんとか仕上げました。そして側の炉で薪に火をつけ、炭火を作り、まずはその朝にご近所さんからいただいたヒメダケの竹の子を焼いて食べました。新緑と快晴の中とても気持ちよかったですよ。 周りでも大勢のキャンパーがおのおの好きなようにくつろいでいました。やはり海外からの方も多いようでした。 実際現場をみて思ったのですが、すごくこのキャンプ場は穴場なんでないかなと思います。キャンプ道具を持ってくれば、都内からは往復の船賃とプラスαぐらいのお金で十分楽しめます。サーフィン好きならボードを持ってくれば歩いて数分で海だし、釣竿持ってくれば釣りも楽しめます。村内でレンタサイクルを借りれば、ちょっとした買出しは出来ますしね。ただ天気がいいことが条件かもしれませんが・・・。 おすすめですよ。
2006年05月07日

ゴールデンウィークも3日目、晴天が続き新島へもたくさんのお客さんが来て下さっているようです。村はずれの海岸の近くにキャンピング場がありますが、昨日は400名ぐらいの方がキャンプしていたとか。いろいろな国の言葉が飛び交っていたようです。テントに泊まり朝になったらボードもって海に行く、特に旅慣れした海外からのお客さんは、お金をかけずに楽しむ、そういう遊び方が上手ですね。 さて今日は羽伏浦にてフリーマーケットが開催されました。私は農園でお仕事だったので、ちょっと見に行くことしかできませんでしたが、晴天のなか、いろいろな個性あるお店が広げられ、大勢のお客さんで盛り上がっていました。会場にはステージもつくられ、歌やダンスなどが披露されていました。 島の若い女性たちが中心に盛り上げて作り上げた企画のようですが、手作り感がでていて、小さな子供からお年寄りまで楽しめる、とても居心地のよい、アイデア満載の素敵なフリーマーケットでした。だけど中心にすすめてた方は苦労もされたんじゃないかな。 目の前の海ではサーファーたちがいい波が来るのをボードの上でプカプカ浮きながら待っていて、そこへフラミュージックがいい感じで流れ込んでいて、とてもメローでスローな、そしてグレートな空間でした。
2006年05月06日

今年のゴールデンウィークは全国的に晴天に恵まれているようですが、こちら新島でも本当に良い天気が続いています。例年ですと毎年1日ぐらいは雨の日があるものですが、今年は本当にラッキーですね。 まあこのように天気がよいとこちらの忙しさはどんどん倍増して行くわけで、昨日は午前中観光朝市があり、午後は村民への野菜苗などの販売と、乗馬のお客さんの対応に追われた1日となりました。さすがに40人くらいの外国人客がいっぺんに来た時には、どうやってこれ1人で対応するんだと思いましたが、得意なインチキ笑顔と、怪しい英語(言いたいことだけ言って、相手のよくわからないフレーズには相打ちで聞き流す戦法)で何とか乗り切りました。まあみんな喜んで帰ったようなのでそれはそれでよかったかな。 観光朝市も無事終わって本当にほっとしています。今年からは村内の公園に会場を移しての開催でしたが、こじんまりした会場で子供たちにも目が届き、村民も歩いてきやすくて、よかったのではないかと思います。 一番の人気店は、漁協コーナーでしょうね。定置網にかかった魚や、貝類などが揃い、すごい行列になっていました。 いやほんと皆さんお疲れさんでした。
2006年05月05日

ゴールデンウィークの5月3日・4日の午前中、新島では商工会が主催の観光朝市がありました。 村内の公園で開催された今回の朝市には、漁協や農協などいくつものテントが並び、島の物産が販売されました。 農協コーナーでは手造りの加工品や、野菜、トウキョウXの豚肉などが陳列されましたが、一番の目玉は「ショウブ」だったでしょう。これは上新粉を練ったものをカヤで包んでゆであげたもので、昔から端午の節句にあわせて島の何処の家でもこしらえたようです。しかしカヤを刈ってきたり、練った上新粉を包んだりするなど手が込むので、今ではあまりつくられなくなってしまいました。ただこの朝市には島の女性たちがこの「ショウブ」をつくり出品してくれます。 5月1日ごろから農園の加工室で5~6名の女性たちが集まってコツコツつくり、多分1000個ぐらいは作り上げたのではないかと思います。夜も9時過ぎまで残って頑張ってやっていました。 しかしこの「ショウブ」は大変な人気のため、瞬く間に売り切れてしまい、わたしも買おうと思ったときには、既にない状態でした。 おばさんたちお疲れ様でした。 <ショウブつくりの様子>
2006年05月04日

世の中ではゴールデンウィークを迎えているようで、新島でも観光客の姿が目に付くようになって来ました。農園へも栽培の見学にきたり、馬に乗りに来るといった訪問者があります。 さて昨日学生らしき2人組が自転車でフラッとやってきました。だいたいそのくらいの年齢の方ですと、まあ引き馬なんかを目的にいらっしゃる方が多いのですが、そのお二人は苗を栽培しているハウスも見たいと言い出します。う~んこれはちょっとその筋のヤツか?と話しかけてみると、あらビックリ自分の大学の後輩でした。それも同じ学科。さらに聞いてみると「緑の家」(農家のところでお世話になって有機農業をやっている仲間達)の家長と、もう1人は「熱帯作物保護研究室」の室員いうではありませんか。あまりにも近い人種が急に現れてこちらも嬉しくなってしまい、早速夜我家の冷凍庫にたまたまあったジンギスカンで即席炭火焼パーティーをやることにしました。久々に学生さんたちと酒を飲み、語り合い、共通の話題に花をさかせ、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。彼らも突然のおもわぬ展開にとても喜んでくれていました。 当然最後は、新島の南方の山に向かい、みんなで学歌を超え高々斉唱し、ちゃんとエールもきって締めとしました。 そのお二人は今日の大型船に自転車を積み込み東京へ帰って行きました。また来いよ!!<我が後輩たち>
2006年05月02日

3月中下旬のカボチャの苗の販売がスタートして1ヵ月半くらいが経ちました。4月上旬にはキュウリ苗とトマト苗が、そして中下旬からはナスやピーマンの苗の販売が始まり、現在スイカ苗の販売の真っ最中。 農園にはこの土日にもたくさんのお客様に来ていただき、苗を購入していいただきました。 スイカ苗は4種類を作ってます。一般的な大玉のスイカ、皮の真っ黒いスイカ、小玉の赤と黄色です。お客様に接しているとそれぞれ好みがあってなかなか面白く、選び方にはその方の性格もあらわれているんじゃないかな~と思えます。 やはり大玉のスイカが一番人気ですが、カラスにやられにくいという理由で黒いスイカの苗を買って行く方もします。また小玉スイカは皮が薄く、割れやすいので、挑戦好きの方の嗜好にあうようです。スイカの苗の販売は6月上旬まで続きます。 <黒玉スイカの接木苗>
2006年05月01日
全27件 (27件中 1-27件目)
1


