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小説すばる 2016年2月号シャクトリムシと土星 朝香式どの面をさげて会いにいけばいいのか?苦悩する馬淵九は、別れた妻の好物を準備して、彼女の病室を訪ねる。(小説すばるより転載)うぁ~、感動・・・。読み終わって、ジーンときて、しばし呆然としてしまいました。そして慌てて読み返しました。いや~、良く出来ています。叙述トリック(?)が効いていて、すっかり騙されます。騙される、というと語弊がありますが、思いもよらない展開なのは間違いないです。でも、最後はハッピーエンド、とはいかないので・・・・、・・・泣けます。切ないです。とぼけた書き方とは裏腹に、中身は濃厚。感激必至の短篇。
2016年01月29日

小説すばる 2016年2月号アゲイン 第二十四回 重松清遠くを見ながら話したほうがいい思い出もあるんだ。リョウマさんは海を前にして、夏希のインタビューに答えはじめた・・・。(小説すばるより転載)高校野球の問題点・野球留学について語られる回。野球留学は良いのか?悪いのか?県の代表なのに地元出身がいないのは応援できないですよね。まして、宗教がからんでいたら・・・。じゃ、それが悪いのか、と言われると一概には言えないし。非常に難しい問題です。だけど、人情として、「野球に特別なお金をかけていない、普通の県立(都立・府立・道立)高校」が出場すれば、やっぱ応援してしまいますよね。重松さんらしく、軽い感じで語られていますが、テーマは重いです。
2016年01月28日

小説すばる 2016年2月号やめるときも、すこやかなるときも 第二回 窪 美澄このまま誰にも選ばれず、一人老いていくのか。そう考えてふと思う。なぜ、男の人から選ばれることを待ってるんだろ。私が選んだっていいはずなのに。(小説すばるより転載)前回は家具職人・須藤壱晴の視点で物語が綴られていましたが、今回は本橋桜子の視点で語られます。友人の結婚バーティで知り合った二人。結婚する気のない須藤壱晴と反対に、結婚したくて仕方の無い本橋桜子。実家で暮らしていますが、妹は「授かり婚」で子供が居て、実家に遊びに来る。両親は孫にメロメロ。父親は口うるさい上に、すぐに手が出るタイプ。こんな実家での生活はストレスが溜まりますねえ・・・。仕事もキツイし、恋人も居ない。そんな本橋桜子の前に現れた須藤壱晴と・・・・。謎の男である須藤と違って分かりやすい本橋桜子。結婚したくても出来ない女性。本橋桜子のカワイソウな状況に同情してしまいました。妹のちゃっかり度にも呆れてしまいます(笑)前回と視点が変わっていてとても楽しめました。本橋桜子の野望は達成できるんでしょうか?先が楽しみ~。
2016年01月27日

小説すばる 2016年2月号我ら荒野の七重奏(セプテット) 第五話 加納朋子距離を置いていたはずの吹部の親の会でも、やっぱり浮いてしまう。動かざること山田のごとし、を決めこんでいた陽子だったが・・・。(小説すばるより転載)「七人の敵がいる」の続編。友達の玉野遙の策略で吹奏楽部の役員のゴタゴタに巻き込まれる山田陽子。何時にも増して冴え渡る山田陽子のゴリ押し(笑)今回はかなり爽快な話でした。山田陽子は敵に回すとやっかいですが、味方になれば百人力。頭が切れる上に、行動力と発言力が抜群ですから、敵をなぎ倒す、なぎ倒す!(笑)山田陽子も反省をするのが分かったし、後悔もしているのも分かったしで、とっても楽しい回でした。それにしても東京子が前回に続いて可哀想な気がしたのは私だけでしょうか?
2016年01月26日

小説すばる 2016年2月号テレキネシスの使い方 行成薫不思議な力を手にしたのだから、誰かの役に立ちたい。けれど今村は、肝心の使い道がわからずにいた。(小説すばるより転載)面白~い。史上最小能力のサイキック小説(笑)テレキネシスが使える今村は、事務器機会社に勤める会社員。テレキネシスと言っても、使える力は小さく、しかも一日一回限定というしょぼいもの。これに使い道があるの?と悩んでいる姿がすでに可笑しい。行成さんの小説は、非常に爽快感があります。今回の爽快感はすんごく小さいけれど、やっぱりとても気持ちの良いものでした。どれを読んでも楽しくて好きだなあ。今回は感動が大きくて、オチも素敵。依頼された仕事よりも、会社で使った方が役に立った気がしますね(笑)折角の力、人を笑顔にするほうがいい気がしますね。読んでよかった、と思わせる短篇。
2016年01月25日

小説すばる 2016年2月号みれん失れん和泉式部 第二回 諸田玲子式部は悲しみに暮れていた。昌子内親王の死、夫との離ればなれの生活。そんな彼女に弾正宮は恋をしかけてくる・・・。(小説すばるより転載)平安時代の歌人・和泉式部の話です。ちょいと清少納言の話も出てきます。同じ女房仲間ですから、今後も出てくるのでしょうか?夫・橘通貞を慕っているが、遠く離れた赴任地に居るため、冷泉天皇の子供・為尊親王の策略にはまってしまい、子供の親が為尊親王ではないか?と噂されてしまう和泉式部。夫には見放され、父親は激怒して親子の縁を切る始末。その上母親が亡くなってしまい、絶望の淵に落とされます。育ての親とも言える赤染衛門が世話をしてくれますが・・・。平安時代の上流階級もやっぱり大変そうです。噂一つで状況が一変してしまいますから。たかが恋ですが、されど恋。まあ、相手が悪かったですね。天皇のお子さんでしたからね。怒濤の第一回と違い、登場人物が少なめだったのでどうにかついていけました。天皇家に四苦八苦していますが・・・(^^;)話は面白いので、何とか読み続けたいです。
2016年01月22日

小説すばる 2016年2月号太陽にふれる月 第一回 大村友貴美繰り返される倦んだ日常。少しずつ蓄積されていく不満、不幸。私を救うのは何なのか? 愛か、結婚か、それとも金なのか・・・。(小説すばるより転載)大村友貴美さんは初めて読みます。というか、初めてお名前を聞きました。自分の知らない作家さんの小説が読めるのが、月刊小説誌のいいところですね!プロフィールが小説すばるに載っていました。'65年岩手県生まれ。'07年「首挽村の殺人」で横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。著書に「死墓島の殺人」「存在しなかった男」「前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理 」など。最新刊は「奇妙な遺産 村主准教授のミステリアスな講座 」。横溝正史さんの熱狂的ファンらしいですね。今回の連載は横溝正史さんのようなおどろおどろしいものではなく、現代の中々リアルな話です。最初に強盗を行うカップルの話。そして話が飛んで、長崎に暮らす樋口観月という女性の話になります。樋口観月は結婚していますが、夫は閑古鳥の鳴く写真館の主。義理の母と、義理の姉(出戻り)と暮らしていますが、生活費はほとんど樋口観月が稼いでいる状態。夫は稼がないどころか、家事もしない、口はうまい、と、ろくでもないヤツです。家でも他人扱いされている観月は、アルバイトのコンビニが一番落ち着けるという可哀想な状況です。この夫、義理の母、義理の姉のトリオがめちゃくちゃ憎たらしい。読んでいて、ひっぱたきたくなるような、しょーもない人物です。離婚すればいいのに・・・、と思いますが、お金がなければ何も出来ないのは確か。そこに思いもよらない出来事が・・・!どの方向に話が進むのか、興味津々です。これまた、楽しみな連載が始まりましたね。
2016年01月21日

小説すばる 2016年2月号脇坂副署長の長い一日 第一回 真保裕一警官が事故を起こして現場から消えた。その日、女性アイドルが一日署長としてやって来る・・・。賀江出署副署長・脇坂の、長い長い一日が始まる。(小説すばるより転載)わーい、真保裕一さんの連載だ~!大好きな作家さんの一人なので、とても嬉しいです。脇坂副所長の警察と家族の話です。警察官が起こした事件。管理職ですが、警察署長と警察官に板挟みにあう脇坂副署長。警察だけでなく、脇坂副署長の家でも問題発生。事件だけでも頭が痛いのに、アイドルまで来て、ファンが大騒ぎ・・・(笑)「フロスト警部」に近い雰囲気ですね。事故を起こした警官も、いなくなった脇坂の妻も謎だらけで、非常に興味をそそります。登場人物も多彩で、これは物凄く楽しみな連載になりそうです。
2016年01月20日

毎月17日は小説すばるの発売日。定期購読している私は、集英社さんから送られてくるのを楽しみに待っています。今月は17日が日曜日。ここのところ、発売日よりも遅れがちで届くので、今月はどうなるのかな?と思っていたら、16日の土曜日に到着しました。やっぱり発売日より前に来ると嬉しいですね。2月号は新連載が2つ。大好きな真保裕一さんの連載が巻頭に載っていて嬉しい限り。大村友貴美さんの小説は初めて読むので楽しみです。今日からポツポツ読みます。
2016年01月18日

小説すばる 2016年1月号次二(日蝕えつきる) 花村萬月この「日蝕えつきる」シリーズは、悲惨&痛々しいシリーズなので、今回も読むのをためらいました。でも、一応読んでみたら・・・、やっぱり超悲惨&超痛々しくて、読んだことを後悔・・・。しかも、このシリーズの中で最高に「痛」「汚」「臭」が揃っていて、最後はもう精神崩壊しそうな位の衝撃の結末だし・・・。疲れている心身には、むち打つような小説なので、体調万全で、精神の安定している人限定の小説です。
2016年01月17日

小説すばる 2016年1月号神々と人々の日々 第52話 トリトンの冒険 増田こうすけ(小説すばる1月号)いや~、笑った笑った\(^O^)/電車の中で読んでいて、吹き出してしまい、非常に恥ずかしかったです・・・。トリトンのお父さんのポセイドンが最高!サスペンダーで悶死しました(笑)最後のオチも最高。腹筋崩壊でした。
2016年01月16日

小説すばる 2016年1月号あのこは貴族 第四回 山内マリコついに王子様とめぐり逢った華子。二人は何度かデートを重ね・・・。(小説すばるより転載)友達の紹介、お見合いと色々努力してきた華子。ついに王子様と出会います(☆。☆)育ちの良さが、華子と同じ感じで、感覚も近い。このくらいの「階級」なら、華子と合いそうですよね。軽井沢の別荘の話を読んでも、相当金持ちそうです。ちょっと鼻白んでしまいましたが・・・(^^;)しかし、好事魔多し。最後は不穏な雰囲気で終わっていて、どうなることやら・・・?
2016年01月15日

小説すばる 2016年1月号冬の花 (六文銭の鬼と花)仁志耕一郎大坂からの使者、九度山に来たる。信繁の身の内から、幸村が目覚める瞬間が近づいていた。(小説すばるより転載)今年の大河ドラマ「真田丸」でも描かれるであろう、大坂冬の陣の話です。九度山に幽閉されていた信繁は、豊臣秀頼に加勢することに。大坂城に真田丸を築いて奮闘しますが、豊臣家に振り回されて・・・・。真田の名前を後に残すため、死を覚悟して臨む大坂の陣・・・・。もう涙涙ですね。
2016年01月14日

小説すばる 2016年1月号すれちがうもの 三津田信三自分の部屋の前に置かれた奇妙な一輪挿し。その日から、通勤途中で黒い人影と擦れ違うようになり・・・・。(小説すばるより転載)これは怖い。ものすごく怖い話です。久々に身の毛がよだってしまいました。黒い人影が迫ってくるのはある程度予想できましたが、その後がめちゃめちゃ怖いです。あの人と、あの部屋はどうなってしまったのだろう?あまり想像したくないですね。かなり現実味があって、切れ味十分の短編でした。
2016年01月13日

小説すばる 2016年1月号はちみつ 神田茜楽しむわけではなく、ただ日常をふたりで過ごすだけだ。それは持ってはいけないの望みだろうか。(小説すばるより転載)日吉は定年退職して趣味で養蜂をしている。妻の道子は心臓病でぽっくりいってしまった。はる子さんのご主人も脳梗塞でぽっくり亡くなっている。亡くなった奥さん・道子の思い出ばかりの日吉だが、はる子さんに好意をいだいていた。でも、はる子さんもご主人の思い出に生きている人生で・・・。連れ合いをなくした高齢者の淡い恋。恋なのかどうかもよくわかりませんが、好意を抱いているのは間違いない。ただ好意は、一緒に過ごす楽しみを求めているだけなんですよねえ。という、かわいいような、寂しいような、短編でした。一人で生きていくのは寂しいですよね。残された人間は辛い・・・。いつもながら弱者を温かい目で見た短篇でした。
2016年01月12日

小説すばる 2016年1月号最悪の将軍 第七回 朝井まかて民の心とは、何と御しがたいものか。綱吉は激しい挫折感を味わいながら、厳有院の廟前に立つ。(小説すばるより転載)「将軍御成の道筋に犬猫が出てきても構いなし」と触れを出すと、いつの間にか「生類あわれみの令」となり、町人が投獄されることになる。市中では「犬公方」などと言われる始末(苦笑)。自分の思惑とは別な方向に行ってしまう政治。無力感に苛まれる綱吉に、頭の痛い出来事が・・・。忠臣蔵の事件です。武士が死に急ぐのを嫌がって、なるだけ死なないようにしてきた綱吉。犬猫だけでなく、人々にも命を大切にするようにしてきたのに、江戸城内で切りつけた浅野内匠頭。これは綱吉からすれば許せなかったでしょうね。しかし、浅野内匠頭を切腹にして、吉良上野介を構いなし、にしたために、浅野家の家来が報復に出てしまう・・・。幕府としても困ったでしょうね。庶民には人気になってしまっているし。結局、最終的に吉良家も改易という羽目になりトホホでしたね。綱吉側から見た忠臣蔵、面白かったです。それにしても吉良と浅野の間には何があったのでしょうね?切りつけるほどですから、よっぽどのことなんでしょうねえ・・・。
2016年01月11日

小説すばる 2016年1月号メビウス・ファクトリー 第五回 三崎亜記もしかしたら、本当に鑑定の能力を身に付けたのかもしれない・・・。奉仕員たちからの尊敬の眼差しを集めるうちに、遠山は自信を深めてゆく。(小説すばるより転載)次第に綻んでくるME創研&町。アルトの投げた石が、波をたてて回りに波紋を広げていきます。「汚染」が広がる中、遠山は追い詰められます。そしてカナさんは・・・。ネタバレになるので、何も書けませんが、人間の本質がむき出しになっていきます。三崎さんの小説らしく、肝心な部分がよくわかりませんが、話の方向は見えます。事態がいよいよ緊迫してきましたね。ますます大注目です。
2016年01月10日

小説すばる 2016年1月号みかづき 第十七回 森絵都これは、本当に日本の話なのか・・・。家庭の事情で勉強につまづく子どもの数に、一郎は衝撃を受ける。(小説すばるより転載)学習塾の大島家の大河小説。叔父の修平が経営する宅配弁当サービスで、宅配の仕事をしている一郎。宅配先の寛子の家で知り合った小学六年生の美鈴と出会う。美鈴の面倒を見ていると、萌という子も勉強がわからないので教えてほしいと言われる。美鈴の家はシングルマザー、萌の家は三人の子がいるが、父親がリストラで、体もおかしくなって入院。母親が必死に働いているが、給食費を払うのがやっとという状態。教育の平等に疑問を持つ一郎。経済的に困っている家庭の子供は塾にも通えない。千葉進塾の関係者として我慢ができなくなる一郎。素晴らしいのは一郎の母親・蕗子。一郎の決心を見て、内容も聞かずに応援する姿勢に感動・・・。理想の親ですね。それにしても、面白さが全く落ちないですね。
2016年01月09日

小説すばる 2016年1月号木漏れ日を縫う 第二回 谷瑞恵行方不明だった母親が突然、紬の前に姿を現した。本物なのか不透明なまま、紬は姉の麻弥に相談するが・。(小説すばるより転載)行方不明だった母親が妹の紬のところに居る。紬から電話をもらって驚く麻弥。小峰家の次女である麻弥は十九歳の時に家を飛び出して、十六年。母にはそれ以来会っていない。倉庫会社で物品管理の仕事をしている麻弥は、髪の毛も短く、同僚からは男扱いされている。子供の頃から男勝りで少々乱暴なところがあった麻弥は祖母や母に可愛がられなかった。でも、麻弥は本当はパッチワークが好きな、女らしい面を持っている。パッチワークを教えてくれたのは母。本当はとても女だという強いこだわりがある。それを押さえて生きているので、非常に苦しい。紬の近所の犬が切られる事件が発生。母は近所の猫が急に逃げ出したり、散歩中の犬にすれ違うとやたらに吠えられたり、何か変・・・。得体の知れない、漠然とした不安。麻弥の後をつける男・・・。関係があるのか、ないのか。なんだか怖い話のような、そうでないような・・・。こちらも不安な気持ちで読んでいます。
2016年01月08日

小説すばる 2016年1月号春疾風 (幕末短編シリーズ) 木内昇長州の藩士らが口々に快活な声を放る中で、君尾はひとりの男に目を留めた。彼は、周囲の騒ぎに我関せずといった白けた顔で肴をつついている。(小説すばるより転載)とっても面白かった~!幕末の京都・祇園新地の置屋の芸子・君尾。幼い頃から美貌で知られた君尾だが、猛烈に頭も良く、芸事も和歌も茶道もあっという間に身に付けてしまう。しかしいくら芸事を磨いても、男が誉めるのは顔の事ばかり。愛想をつかして、すっかり芸子稼業に飽きてしまう。そんな時、長州藩士の座敷に呼ばれた君尾はある男に出会う・・・・。芸子ながら、頭の良い君尾は男も中身を見る。そして、これは、と思った男にふさわしいように教養を磨く。もともと和歌なんかには詳しい君尾ですが、政(まつりごと)にも興味を示し、時勢を学んでいく。身分は芸子ですが、内面を磨く姿勢に圧倒されます。長州藩の男に言われた言葉を胸に、本を読んで、人の話を聞いて、貪欲に知識を吸収するその姿勢は尊敬に値しますね。新撰組(壬生浪士)が無教養で粗暴なだけの集まりというのが、とっても良くわかります。(新撰組ファンが読んだら怒り出しそう・・・)それにしても、この長州藩の男、この話の通りだとすると、凄い天才だったのですね。惜しい男をなくした、というやつですねえ。
2016年01月07日

小説すばる 2016年1月号早朝始発の殺風景 青崎有吾爽やかに晴れた朝、午前五時三十五分。ガラガラの始発電車内でなぜか高校生ふたり(別に仲はよくない)が出会った。(小説すばるより転載)面白~~い!これまたラノベっぽいです。電車の中で同じ高校の同じクラスの男女が出会います。二人とも訳ありなのですが、それをお互いに推理し合う展開に。この推理合戦が面白いのです。最後の結末は意外で、あっと言わせるものです。最後まで読むと、あちこちに伏線が張ってあるのが分かります。青崎有吾さんという作家は初めて知りましたが、他のも読んでみたくなりますね。
2016年01月05日

小説すばる 2016年1月号廃魚の町 第一回 飴村行房総半島に位置する寂れた猟師町・彩ノ浦。病院助手としてやって来た星崎を迎えたのは、奇妙な日章旗だった。(小説すばるより転載)のっけから変な感じなのですが、読んでいくとドンドン変な話になっていきます。そしてラストの衝撃・・・。いったい何の話なんでしょうか?政治や思想が入ってきて、異様な雰囲気・・・。出てくる人物も濃いです。病院の院長は明らかに変な人。看護師の冬川紋葉はアンドロイドみたいだし。婦長の砂本明美も何だか変です。とても千葉県の話とは思えない内容で、狐につままれるような感じでした。面白い、というより、あっけにとられる展開で、怖い物見たさで次回が楽しみです。
2016年01月04日
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