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小説すばる 2024年1月号地面師たちⅡ ファイナル・ベッツ 最終回 新庄耕地面師・ハリソン山中の詐欺計画の最終回。追い詰める警察。逃げるハリソン山中。そして、ハリソン山中の恐ろしさが、最後に爆発します。ハリソン山中らしいというか、何というか、こういうヤツなんだよな、という呆れること甚だしいです。上手いことを言う能力は一流なので、みんな騙されますよね。この分だと「地面師たち3」が描かれそう。怖い物見たさで、期待してます。
2024年01月30日

小説すばる2024年1月号待兼山奇談倶楽部 最終回 増山実奇談倶楽部の発起人である沖口が話し手になり、いよいよ閉店が近づく「喫茶マチカネ」。待兼山の人々が紡ぐ物語が幕を閉じる。(小説すばるより転載)沖口の話は、今迄の中で一番不思議な話でした。そして、話し終わった後の後日譚がまた不思議。第一回の妙な前フリにようやく繋がります。そうだったのか・・・。沖口の話が本当ならいいですね。とっても面白い連載でした。
2024年01月29日
小説すばる 2024年1月号日月潭の朱い花 後編 青波杏女学生の日記を巡る旅路は、海を越え、時代を超える・・・。著者初の長編連載作品、堂々完結!(小説すばるより転載)前編、中編、後編の三部作で連載された作品の最終章。ジュリの危険を予感したサチコは、ジュリの行った先に向かう。そこでは思わぬ事が起こるのであった・・・。後編は凄い展開になりました。日記の真相、桐島秋子を殺した犯人が全て明らかになります。ジュリとサチコに迫る危機。もうドキドキです。物凄いサスペンス。時代を超えた謎が解かれる快感。面白かった!これ、単行本になったら一気読みでしょうね。
2024年01月26日

小説すばる 2024年1月号翳りゆく午後 第七回 伊岡瞬父親が話す内容が、正常な話なのか、そうでないか、は全く区別がつかない。本人も嘘をついているようには思えないので、認知機能低下なのかどうかは不明ですよね。これは振り回されます。事実と違うことにも、本当のことが混じっているでしょうから、全くわかりません。今回も、最後に衝撃の事実が判明しそう。う~ん、これはどっちなんでしょう?
2024年01月25日

小説すばる 2024年1月号掌中の光 佐原ひかり芸能一家に生まれた蓮司。問題行為の多い彼には、少し不思議な知り合いがいて・・・。(小説すばるより転載)リトルというアイドル会社に属するアイドルを描いた連作。蓮司には、尊敬する先輩・若林がいる。アイドルとしては二流だが、役者としては一流と思っている。しかし、本人がそう思っているとは限らない。これって一番難しい問題ですよね。好きなことが、得意でなく、好きでないことに評価が高い。やりたいことと、要求されることが違うのって本人は辛いでしょうね。まあ、才能があるだけでも、凡人からすると羨ましいですけど。映画「グッドウィルハンティング」でも描かれた、才能と好きな事のズレ。どこかで折り合いを付けるしかないんでしょうねえ。
2024年01月24日

小説すばる 2024年1月号うまれたての星 第十五回 大島真寿美八ヶ岳の旅館でネームの缶詰作業に取り掛かる辻内ゆきえを迎えにやってきた西口克子。帰りの特急電車で思わぬ機会がめぐってくるが・・・。(小説すばるより転載)漫画家の担当になりたい西口克子は、辻内ゆきえを迎えに行き、ネームを見せられるが、何も言えない。編集者としての力量不足を実感する西口克子は悩んでしまう。漫画家さんは、ほとんど天才なので、天才相手に対等に仕事するのは大変でしょうね・・・。出版の仕事をしていれば、作家さんの担当、って憧れの仕事なんでしょうですけど、力量と覚悟が要りそうですね。現在、週刊モーニングで連載している「箱庭モンスター」という漫画も漫画家さんと担当者を描いていますが、相当大変なのがよくわかります。箱庭モンスターはコメディなので、笑える表現になっていますが、漫画家さんの対応って難しそう。話がそれましたが、次回も楽しみな連載です。
2024年01月23日
2024年1月17日(水)に第170回直木賞(2023年下半期)が発表になりました。候補者一覧(作者名50音順)加藤シゲアキ(かとう しげあき) なれのはて 講談社河﨑秋子(かわさき あきこ)ともぐい 新潮社嶋津輝(しまづ てる) 襷がけの二人 文藝春秋万城目学(まきめ まなぶ) 八月の御所グラウンド 文藝春秋宮内悠介(みやうち ゆうすけ) ラウリ・クースクを探して 朝日新聞出版村木嵐(むらき らん) まいまいつぶろ 幻冬舎NEWSの加藤シゲアキさんが候補に選ばれて注目されていましたが、残念ながら今回は落選。選ばれたのは、河﨑秋子さんのともぐい、万城目学さんの八月の御所グラウンドのお二人でした。河﨑秋子さん、万城目学さん、おめでとうございます。万城目学さんは、『鹿男あをによし』07年幻冬舎刊=第137回直木賞候補。『プリンセス・トヨトミ』09年文藝春秋刊=第141回直木賞候補。『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』10年筑摩書房刊=第143回直木賞候補。『とっぴんぱらりの風太郎』13年文藝春秋刊=第150回直木賞候補。『悟浄出立』14年新潮社刊=第152回直木賞候補。という、6回目の候補でようやく受賞。今迄もらっていなかったのは不思議な感じがします。河﨑秋子さんも数々の賞をもらっている、実力派ですから、順当と言えますね。他の方の本も、もちろん素晴らしい作品でしょうから、いずれ読んでみたいです。
2024年01月21日

小説すばる 2024年1月号猪之噛(いのがみ) 第四回 矢野隆西木優太が見つけたものはあまりにも衝撃的なものだった。西木優太は猟師に詰め寄る。しかし、猟師といえど、ハッキリとしない存在には何とも言えないのは事実。その猟師の中でも意見が分かれる・・・。猟師の仕事内容が理解されないのは仕方無いですよね。どんな仕事でも、部外者はその仕事を全く理解出来ないですよね・・・。勝手に想像して、文句をいうのが部外者。この恐ろしい存在がどう出るのか興味津々。次回も怖いけど、楽しみです。
2024年01月18日

小説すばる 2024年1月号海風 第九回 今野敏蝦夷から、通商による富国強兵へ。永井・岩瀬・堀、それぞれの場所で培われてきた経験が、彼らの思想に大きな転換をもたらしていた。(小説すばるより転載)当たり前ですが、この時期、長崎だけでなく、下田や函館でも欧米列強の圧力がかかってきます。国防、通商、操船・・・。今迄やったことのないことばかりが、一度に押し寄せてきて、物凄いプレッシャーですよね。しかし、勝麟太郎が伝習生としてはポンコツだったのは、全然知りませんでした。ちょっと笑えるエピソード。誰にでも得手、不得手があるんですね。妙に安心してしまいます。
2024年01月17日

小説すばる 2024年1月号ウロボロスの環 第八回 小池真理子佐和にとって、とても嬉しい出来事が起こります。家族も喜んでくれると思っていたら・・・。おおお、これは佐和にとって意外も意外だったでしょう。全くもって悪い夢を見ているよう。まあ、話の流れからして、予想はつきましたが。この先、修羅場が待っていそうです。次回、滅茶苦茶気になります。
2024年01月15日

小説すばる 2024年1月号ヒトラー 第四部 第四回 佐藤賢一「オーストリアへの軍事介入を決心なされたのですか」雪降る季節、山荘のヒトラーを鼻息荒く訪れたのは前オーストリア大使、フォン・パーペンだった・・・。(小説すばるより転載)遂に隣国オーストリアに軍事介入を決心するヒトラー。軍事介入と言いますが、結局は戦争をふっかけて、併合してしまおう、という魂胆。介入の仕方が、今のロシアと全く同じなので、何時の時代も変わらないのだなあ、とつくづく思います。ゲシュタポに入ったハンスが目にする欺瞞。全くもって恐ろしいの一言です。
2024年01月12日

小説すばる 2024年1月号青の純度 第三回 篠田節子降格内示を受けた真由子は新天地でヴァレーズに迫る本を作ると決意。展示会で思いがけず再会したのはデザイン事務所社長・佐原だった。(小説すばるより転載)デザイン事務所社長・佐原と話をすると、何と佐原はヴァレーズの絵を持っているという。有沢真由子は、佐原の家に行き、ヴァレーズの絵を確認する。ヴァレーズの絵は、佐原のマンションに合っていた。そして虎ノ門のホテルで出会った高田克敏の家に行き、ヴァレーズの絵が大切にされているのを新鮮な驚きで見るのだった・・・。美術界からは全く評価されていないのに、バブルの頃に高額で販売されていたヴァレーズの絵。しかし、素人の中にはその絵が良いという人がいる。絵画の評価は難しいですね。佐原の言うように、値段や業界の評価で無く、本人が良い、と思えば、それは良い絵なんですよね。バブルが終わり、忘れられていたヴァレーズの絵がまた高額で売られている事実。その販売会社を追っていく有沢真由子。第三回も面白すぎる。ドキドキしますね。次回も楽しみ。
2024年01月11日

小説すばる 2024年1月号金の糸 三浦しをん平穏な高校生活を望むムツミの前に現れた問題児ゴンゾー。彼らはひょんなことからロックバンドを結成し、音楽の道を進みはじめる。(小説すばるより転載)日原六実(むつみ)は高校一年生で一つ上の綾瀬権造と同じクラスになる。担当の山崎先生に綾瀬権造の登校を命じられて、綾瀬担当になってしまう。綾瀬権造はキレると怖いが、基本的には何もしない人間なので、扱いやすかったが、突然バンドを組む、と言いだして、日原六実(むつみ)もバンドに加われ、と命令する。ゴンゾーは、女にモテそうだから、という理由で楽器の経験も無いのに、バンドを組むという滅茶苦茶な人間だった・・・。誰が見ても変人のゴンゾーに振り回される日原六実(むつみ)の受難を描いた小説ですが、ゴンゾーのような人間はいかにも音楽業界にいそうな感じです(^^;)というか、このくらい尖った人間でないと、音楽業界ではやっていけないような気がします。ところで、この小説、単なる成功物語で終わらないところが、三浦しをんさんらしい。結局ゴンゾーはイカれた人間なんです。でも顔はいいし、音楽の才能もあるようだし、周りは振り回されますよね。日原六実の受難は続きそうです。終わってみれば爽快な青春小説。三浦しをんさんらしい、上手すぎる短篇でした。
2024年01月10日

小説すばる 2024年1月号路、爆ぜる 第三回 増島拓哉買い出しの帰路、突然の襲撃を受けた椎名たち。行き掛かりで救うことになった少女は、かつてグリ下で時間を友にした仲間だった・・・。(小説すばるより転載)成り行きで少女をかくまうことになる。少しずつ心を開く少女だが、男達に追われていた事に関しては口を固く閉ざしていた。椎名はヤオにバイトを頼まれる。無事にクリアした椎名に、ヤオはもっとヤバいバイトを持ちかける。これって反社の典型的手口ですよね。優しく扱って、懐いたところにヤバい仕事を持ちかける。断れないことをいいことに、尻尾が切れる末端になってしまう。椎名のように行くところが無い人間はうまく使われてしまうんですね。この先、暗い将来が待ってる?・・・。
2024年01月10日
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