2013年01月の記事
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宇宙人の迎える朝 こざわたまこ（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号宇宙人の迎える朝 こざわたまこ田舎の町で、久々の同窓会。話題の中心は、あいつなのだけれど・・・。R-18文学賞読者賞の新星、本誌初登場！（小説すばるより転載）こざわたまこさんは、1986年福島県生まれ。神奈川県在住。会社勤務。「ハロー、厄災」で第11回女による女のためのR-18文学賞読者賞を受賞。趣味は演劇鑑賞と漫画を読むこと。だそうです。クラスのリーダー・將太が主宰した同窓会で、みんなが話題にしたのはタケシのこと。嘘つきのタケシは、あることがきっかけで、自分が宇宙人だと言い出した。みんなはタケシの話題で盛り上がっていたが、僕・悟はタケシのことで苦い思いを・・・。叙述トリックを使って、ちょいと騙してくれる短篇。ほっとする結末に持って行っているので、読書後は、わりとさわやかです。將太の高校時代がちょっと可哀想でしたね。もちろんタケシも可哀想でしたが。でもまあ、悟のことを責めることは出来ませんよね。私も同じように行動しそうだなあ、と思いましたよ。【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月31日
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死にたいノート 相沢沙呼（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号死にたいノート 相沢沙呼お父さん、お母さん、ごめんなさい。わたしは死にます。誰もいない朝の教室で、私はペンを走らせていた。（小説すばるより転載）中学生の私・藤崎は朝の教室でノートに遺書めいた文章を書くことを日課にしていた。内気な「私」は友達も居ない。そんなある日、死にたい、と書き綴っていたノートを落としていまう。ノートを拾った、美しく活発な河田さんに、ノートの持ち主？と聞かれて、「私」はとっさに「違う」と答えてしまう。すると意外なことに河田さんは、このノートの持ち主を一緒に見つけよう！と言い出す・・・。中学の女の子の繊細な心を描いた作品。自殺するつもりもないのに、日記に死ぬと書いた「私」。太陽のような河田さんと、その友達のあっちゃん。自分のノートとは言い出せずに、二人に引っ張られて探すふりをする「私」内気な女の子が一歩踏み出す過程が丁寧に描いてあってとても素敵なジュブナイル小説でした。どう考えても、河田さんは最初から分かって行動したとしか思えませんよね。本当に他人のことを考えられる女の子ですね。このような人間に私はなりたい。【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月30日
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山の女神 神田茜（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号山の女神 神田茜海外赴任から帰国して三ヶ月たっても、この家に俺の居場所はない。居ても居なくても妻と息子の日常は変わりなく流れている。（小説すばるより転載）海外特派員としてカイロに四年赴任して、帰って来たら文化面の登山欄担当になった夏見。カメラマンの萩野と登山をする。今回の登山ゲストは俳優の黒柳浩市と女優で妻の西紀ゆうこ。結婚十六年になるという夫婦と共に四時間のコースを行く予定。最初から夏見が遅刻したことで、西紀ゆうこの機嫌が悪くなり気を遣いながらの登山は、トラブルが発生して・・・。傑作短編「ジャイアント僕」から時々掲載されるシリーズの新作です。夏見君のお父さんが初めて出てきました。出てこないと思ったら、家に居なかったり、家に居ても居場所のない父親だったのですね。夏見君の父親らしいなあ、というのが一番の感想です。夏美君はこういう父親から生まれたのだなあ・・、と妙に納得してしまいました。夏見君の父親は遅刻魔で、それも先天性の遅刻症のようです。かなり周りに迷惑をかけています。でも救いは夏見はおおらかな性格、ということ。やっぱり神経質な人より、おおらかな人の方が、他人はつきあいやすいですよね。夏見も登山で夫婦の関係を見直せたようだし、とっても有意義な登山になりましたね。いつにもまして、いい話でした。まず自ら与えよ、ということですね！このシリーズ早く単行本化してくれないかなあ！【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月29日
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友達バッヂ 畑野智美（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号友達バッヂ 畑野智美哲ちゃんといれば毎日が楽しい。赤い星のピンバッヂが、二人の友情の証なんだ・・・・。（小説すばるより転載）小学三年生のサトシとクラスで一番小さい哲ちゃんは幼稚園からの友達で、親友というやつだ。しかし、石井君と久保君と他のクラスの島田君の三人が中心になってサトシと哲ちゃんをいじめる。近所に住む三十歳くらいの田中君はサトシと哲ちゃんの友達。田中君にいじめの話をしたら、スマイルマークの黄色い缶バッヂをくれた。これは不思議な力を持った「友達バッヂ」。これをつけていると誰とでも友達になれるという。半信半疑で学校につけていったサトシだが・・・。小学生のいじめの話なので、かなり辛い話です。いじめる側といじめられる側。どちらにもなりたくないけど、なるのだったら・・・。一度壊れてしまったものは元に戻せない。失ってから分かるもの・・・・。最後の段落はかなり切なく、悲しいものですね。小学三年生だもんなあ・・・。【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月28日
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あいちゃん体重当てクイズ当選
ブロ友のフラメンコさんが実施した、あいちゃん体重当てクイズでニアピンで体重を当ててしまいました。フラメンコさんのブログ→【mahiro&airaブログ】本日、フラメンコさんから当選のプレゼントが到着しました。相当美味しそうなお菓子です。フラメンコさん＆あいちゃん、ありがとうございました！毎日少しずつ頂きま～す。
2013年01月27日
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ルタオ ベリーベリードゥーブル
ああ・・・・・・。また買ってしまいました・・・。北海道展最終日、ルタオの期間限定ケーキ・ベリーベリードゥーブルを見つけて思わず衝動買い。ハーゲンダッツのストロベリーをふわふわのケーキにしたような感じです。ラズベリーとストロベリーが入っているようでウマウマ！！！たまらない美味しさでした。
2013年01月27日
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グレイ 第一回 堂場舜一（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号グレイ 第一回 堂場舜一1983年。金と欲望にまみれた狂騒的な時代。一人の青年が、灰色の世界に足を踏み入れる・・・。（小説すばるより転載）新連載です。バブルを舞台に、貧乏な大学生・波田憲司（はたけんじ）が何をやっているのかいまいちよく分からない会社と係わっていく話です。話はバブル前から始まっていますが、すぐにバブルの時代になりそうです。まだパソコンが一般的でない時代。PC-9801が30万円もする時代です。これは本体の価格で、ディスプレイが10万円もした時代です。今は贅沢を言わなければ5万円台で実用的なパソコンが買えます。良い時代になりましたねえ・・・。それはともかく、「北川社会情報研究所」なるアンケート調査をしている怪しげな会社に就職しそうな波田。この会社めちゃめちゃ怪しいです。なんだか波田が面倒に巻き込まれそうで、すでにハラハラしています。大丈夫なのでしょうか？多分大丈夫でないのでしょうね。次回以降、かなり不安に思いながら読みそうです。【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月26日
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お江戸いろごと帖 伊勢音頭恋逆刃 坂東眞砂子（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号お江戸いろごと帖 伊勢音頭恋逆刃 坂東眞砂子遊女の前に現れたのは、憧れの歌舞伎役者にそっくりな客だった・・・。江戸の世の色事を映しだす官能シリーズ、開始。（小説すばるより転載）坂東眞砂子さんといえば、【送料無料】朱鳥の陵 ［ 坂東真砂子 ］が超弩級に面白かったですね～。さて、今回は江戸時代。伊勢の古市という町は遊郭があり、大層賑わったそうです。その遊郭の遊女、おこんが主人公。遊郭・油屋の売れっ子遊女・おきし姐さんの妹分であるおこん。おこんが、店で歌舞伎役者そっくりな医者・團十郎に一目惚れ。その團十郎はおきし姐さんにぞっこんになり・・・と言う話で、遊郭の話だけにエロエロ話になっています。まあ、江戸時代の遊郭の話なので、想像がつくというか、こんなもんだろうなあ、と思いながら読みました。遊女の話は悲惨な話ばかりなので、それ自体は驚きませんが、社会全体が貧しい江戸時代は本当に大変だったなあ・・・とつくづく思いました。愛憎劇は今も昔も変わらないようですね。【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月25日
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ダーティチェイス 深町秋生（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号ダーティチェイス 深町秋生やり手の女社長が経営する民間軍事会社「NASヒューマンサービス」。今回の依頼は、外国人テロリストの捕獲だというが・・・。（小説すばるより転載）小説すばる2012年9月号に「クレイジーフォース」が掲載されていて、非常に痛快な短篇でしたが、その続編。頭空っぽにして読めるアクション小説です。前回は実働部隊の有働が主役でしたが、今回は社長秘書兼運転手の柴が主役。外国人テロリストの捕獲を所沢で、と言う話でしたが、どちらかというと社長の野宮綾子のすごさを描いた話になっていました。スタンフォード大のビジネススクールに通い、ボストンのコンサルティングファームで働いていて、クイーンズイングリッシュを話す野宮綾子。最後は痛快と言うよりも、野宮綾子の狡賢さにびっくり、でした。【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月24日
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贖罪 京極夏彦（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号書楼弔堂（しょろうとむらいどう）贖罪 京極夏彦隠遁者の高遠は、鰻屋で奇妙な二人連れと出会った。連れの一人は、自らを「死人（しびと）」であるというが・・・。（小説すばるより転載）明治の時代、若くして隠遁生活に入った高遠を狂言回しに歴史上の人物の裏側を描くシリーズです。今回はかなり有名人が主人公なので楽しめました。前回のようになじみのない人物だとテンションが下がってしまいます。今回の有名人は、土佐出身で、「あちこちを転転として、鯨を捕ったり、金を採ったり、あれこれしている」人物です。もう一人この老人に連れがいるのですが、これも有名人。この老人をもう一人が護衛していたというエピソードは記録があるらしいですね。そうすると年号が合わないので、護衛のエピソードは何だ?ということらしいですが、そこの所をうまく話にしてあります。前回はあまり面白くなかったですが、今回はかなり面白い。有名人がぞろぞろ出てくるだけで、とても楽しめました。最後に渡す本は？でしたが、歴史の裏側を見ているようで、とても興味深く読めました。【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月23日
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たゆたう海の月 道尾秀介（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号たゆたう海の月（鏡の花・第四話） 道尾秀介定年後、第二の人生をおくるべく引っ越した老夫婦。新居に届いたのは、息子からの不思議な絵葉書だった。（小説すばるより転載）ん、ん、ん？？？この登場人物、前回・小説すばる1月号に載っていた「きえない花の声」の出演者ではないですか！どういうこと？・・・・・パラレルワールド？出演者は同じですが、生きている人間と死んでいる人間が違います。話は、謎が展開され、最後は涙、涙の真実が明らかにされます。この話自体はとても良い話なのですが、なにせパラレルワールドが気になって集中出来な～い。しかも、この老夫婦が買った家は、もしかしてこのシリーズ第一話に出てきた「あの」家なのでは？と思って読んでいたら気になって気になって・・・。シリーズ第一話はもう捨ててしまって読み返せないのですが、かすかな記憶でこんな話をしていたような。やっぱりシリーズで繋がっていくのですかねえ・・・。【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月22日
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春、戻る 第一回 瀬尾まいこ（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号春、戻る 第一回 瀬尾まいこ結婚を控えたさくらの前に、突然現れた年下の男の子。見ず知らずの彼は「兄」だと名乗るけれど・・・。（小説すばるより転載）なんか不思議な小説です。山田哲生との結婚を控えている、望月さくら（３６歳）の前に突然現れた「兄」（２４歳）。明らかに年下なのに、「兄」を名乗る男の子は誰？「兄」の言っていることは至極まともなのだけれど、さくらの見ず知らずの男の子だけに、わけがわからない。妙に馴れ馴れしいのも気になりますね。いったい彼は何者なのか?名前は何というのか？何度聞いても名前をはぐらかす彼。さくらの兄なので「寅次郎」とでも言うのでしょうか（笑）全く訳の分からないまま話が進みます。話の方向も見えないまま第一回は終わっています。続きがちょっと気になります。【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月21日
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それぞれの仮面 東野圭吾（小説すばる2月号）
小説すばる 2013年2月号それぞれの仮面 東野圭吾フロントにやってきた客は、昔の恋人だった・・・。「マスカレード・ホテル」の前日譚、特別読み切りで登場！（小説すばるより転載）2月号巻頭は東野圭吾さん。大物登場です。「マスカレード・ホテル」のフロントウーマン・山岸尚美がホテル・コルテシアに就職して4年あまりたったころの話です。「マスカレード・ホテル」を読んでいなくても支障はありませんが、読んでいれば、現在プロフェッショナルな尚美でも、若い頃は発展途上だったなあ、と感慨にふけることが出来ます。話は尚美がフロントでチェックイン業務を始めた頃昔の恋人が宿泊に来ます。そしてその彼からトラブルの解決を頼まれて・・・、というものです。読みやすさは天下一品で、謎有り、人生有りとなっています。山岸尚美の優秀さを示すエピソードですが、謎もそれほど深くなく、二時間サスペンスみたいです。私は東野圭吾さんが好きなので楽しめましたけどね。どちらかというと赤川次郎さんっぽかったです。「マスカレード・ホテル」ファンのための小説、って感じ？【送料無料】小説すばる 2013年 02月号 ［雑誌］
2013年01月20日
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ルタオのドゥーブルフロマージュ
季節外れのサンタさんが、ルタオのドゥーブルフロマージュをプレゼントしてくれました（笑）何のことない、近くのデパートで北海道展をやっていたので、買ってきただけなのですが。何年かぶりのドゥーブルフロマージュはしっとりしていてウマウマ！口の中でとろけてしまいました！やっぱりスタンダードのドゥーブルフロマージュが一番美味しい気がします。
2013年01月19日
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第148回直木賞発表
第148回直木賞（平成24年度下半期）が発表になりましたね。詳しくは第148回直木賞のページを。朝井リョウさんと安部龍太郎さんの二人が受賞です。二人は珍しいですね。わたしはどちらの作品も未読ですが、いつか読んでみたいです。朝井リョウ「何者（なにもの）」（新潮社）【送料無料】《第148回直木賞受賞作品》何者 ［ 朝井リョウ ］安部龍太郎「等伯（とうはく）」（日本経済新聞出版社）【送料無料】《第148回直木賞受賞作品》等伯（上） ［ 安部龍太郎 ］【送料無料】《第148回直木賞受賞作品》等伯（下） ［ 安部龍太郎 ］朝井リョウさんは1989年生まれですから、まだ23歳くらい。若くして直木賞を取りましたねえ。まあ、才能溢れる人なので、納得の受賞だと思います。私はこの本は読んでいないのですが、小説すばるに連載されていた「少女は卒業しない」は「みずみずしい」としか表現出来ない、すばらしい連作集でした。安倍龍太郎さんはもう大ベテランなので、受賞していなかったほうが不思議なくらいの人ですね。これまた小説すばるに連載されていた「道誉と正成」は夢中になって読めた太平記でした。有川 浩（ありかわ ひろ）「空飛ぶ広報室」（幻冬舎）さんも注目していましたが、今回はとれませんでしたね。
2013年01月18日
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オメガ・スポーツ 第五回 真藤順丈（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号オメガ・スポーツ 第五回 真藤順丈北海道の少年刑務所から、クロウをリーダーとした受刑者八人が脱走した。問題児・アクネの暴走やクロウの殺人など、思わぬアクシデントに見舞われながらも、船を手に入れた少年たちは、本州を目指す。（小説すばるより転載）怒濤の連載五回目です。ハリウッド映画も顔負けの銃撃シーンから再開。サービスエリアに籠もった少年達ですが、どさくさにまぎれてまたもや殺人事件が・・・！一人一人殺されていきます。なんだか、クリスティーの「そして誰もいなくなった」のようになってきました・・・。そして、立てこもりの中、クロウが要求したものは、全く意外なもので、登場人物も読んでいるこちらもビックリです。クロウの人脈と行動力に驚きの回で、次号どうなるのか！！と期待を持たせる、紙芝居的終わり方でした。登場人物【クロウ】 黒澤毅一郎、十七歳。四件の殺人。【カズマくん】 菊池和馬。【アギ 】 蕪木雄一、十六歳、放火殺人、物語の視点。【ダイバ】 梯場晋治、十七歳、殺人、寡黙で無口。【将軍 】 柳田英吾、十八歳、元柔道国体選手、殺人。【アクネ】 阿久根靖史、十七歳、アベック殺し、女にもてる。【イオタ】 飯尾健太、十六歳、連続放火、でこぼこの坊主頭。【ダッシュ】 五味史祐、十六歳、見えない誰かと話している。母親殺し。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月17日
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虫あそび 井上夢人（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号虫あそび 井上夢人古い民家で、虫が異常発生しているという。少年は、ある作戦を思いつき、民家を訪れるが・・・。（小説すばるより転載）淳志は小学五年生。井関直樹と満本仁にいじめられている。なんとか一矢報いようと虫を取りに行くが・・・。異常発生している虫の話。うー、きぼち悪い・・・。描写される虫のシーンを想像しただけで鳥肌が！井関という少年に同情します。私なら一生トラウマになるかも。最後は良かったのか悪かったのか。誤解されたのは棚からぼた餅というか、終わりよければ全て良しというか、非常にラッキーでしたが、問題の解決になったのか？それにしても不思議な女の子の能力ですね。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月16日
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岳飛伝 第十四回 北方謙三（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号岳飛伝 第十四回 北方謙三いよいよ岳飛とウジュの対決に決着がつきました。最後は意外な形での決着でした。同じような力量の人間が、死力を果たして戦うと、このような形になるのかも知れません。一方秦容の方は着実に進んでいます。韓成は西遼の応援に向かいますが、そこでは予想と違う事態に。韓成はどうすればよいのか、分かっていないようですが、読んでいるこちらもさっぱり分かりません・・・。さて決着のついた南宋と金、どうなるのでしょうか？直接、戦と関係のない秦容の開墾地はいったいどのように？怒濤の展開、目が離せないですね～。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月15日
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七里ヶ浜ヴァニッシュメント＆クライシス 長沢樹（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号七里ヶ浜ヴァニッシュメント＆クライシス 長沢樹鎌倉の町で、カメと老人が消失した！？おかしな高校生探偵トリオが活躍する生物部シリーズ、最新作。（小説すばるより転載）鷹羽高校生物部の僕・設楽洋輔と、学校のアイドル・川野愛香のコンビが活躍するシリーズ。前回関係があった、国府田彩香が加わり、三人で事件を解決します。といっても解決するのは安楽椅子探偵役の岡野ですが。三人で鳥の写真を撮りに行った鎌倉で、亀の消失事件に巻き込まれます。消えた亀を探しているうちに、亀の飼育名人まで失踪して、ますます事件がややこしいことになります。亀の持ち主はなにやら怖い人物のようで・・・。と言う話です。前二作は多摩地区を舞台にしていてとても親近感がありましたが、今回は鎌倉が舞台でちょっとがっかり。多摩地区で書いてほしかった・・・。川野愛香というキャラがあり得ない設定で、ちょっと違和感のあるシリーズなのですが、ミステリーとしては今回は本格的（？）でした。叙述トリックというのでしょうか、ちゃっかり引っかけてくれます。登場人物が多くて、視点が次々と変わるので、ついていくのに必死なのですが、視点の人物を見出しで書いてくれたので、なんとかなりました。ほとんどラノベと言っても良く、読みやすさが特徴のこのシリーズ、一気に読めました。青春ミステリーなので「明るく」「軽く」。岡野和馬の姉・瑠衣という新キャラクターも登場して、ますます世界が広がりそうですね。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月14日
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送りオオカミと剥製師 伊予原新（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号送りオオカミと剥製師 伊予原新展示物の剥製がなぜか全て逆向きに置きかえられていた！博物館の新入研究員の環は、直す手伝いをさせられるハメになるが・・・。（小説すばるより転載）国立自然史博物館を舞台に、ファントムこと箕作の推理が冴え渡るミステリー・シリーズです。知識の洪水に圧倒されます。今回は動物の剥製をテーマにした話。展示物の剥製が全て逆向きに置かれ、ドールというイヌ科の動物は脛骨が折られていた。久世浩一という標本士がドールを修復するが・・・。さすがに博物学者を名乗るだけあって箕作は何でも知っていますね。ドールの話から、オオカミの話に飛んでいき、またもや事件をあっという間に解決してしまいます。今回はオオカミ、特にニホンオオカミにとても詳しくなれた話でした。清さんの「俺は標本屋じゃないよ、剥製屋だ」というせりふが誇りがあっていいですね。それぞれの立場、信じるものが違っていていいですよね。今回もとても面白かった～！次回もむちゃむちゃ期待してしまいますね！【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月12日
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幸せ嫌い 第三話 平安寿子（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号幸せ嫌い 第三話 平安寿子結婚難民の四十男を、克子は容赦なく追いつめる。それがこの結婚相談所「真婚」のやり方なのか・・・！？（小説すばるより転載）前回の続きです。チビ、デブ、ハゲの四十男、入江とのお見合いで、杉浦麻美が結婚相談所のサクラだったことを明らかにします。そして入江に欠点をづけづけと言い放ち・・・。うーん、やっぱりいかにも怪しい結婚相談所です。読んでいると、高額な会員になるのを勧める、ほとんど詐欺のような商売が明らかになります。よく言えば「やり手」、悪く言えば「洗脳」。それぞれの役割分担も見事で、まるで役者のよう（笑）次の客は女性、35歳高畠由紀。ニュースキャスターもどきのスタイルをつくる女。なかなかやり手のようですが、克子の餌食になりそうで、少々気の毒になってきました。婚活の裏側を見ているようで、かなり面白い連載です！【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月11日
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しりょうのふね 前川裕（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号しりょうのふね 前川裕馬券売り場でいつも隣に座る男が、ある時から姿を消した。かわりに話しかけてきたのは・・・。戦慄のクライムサスペンス。（小説すばるより転載）私・東大学人文学部教授。犯罪心理学専門。教え子・天宮理絵子。田所・後楽園の場外馬券場で私の隣に座る男。宮村・中野区で塗装工事をしている男。原口杏子・小学三年生。中野区で行方不明になっている。土屋・週刊毎朝の記者。荻野葉子・田所のはす向かいに住む主婦。出てくるキャラクターがあまり魅力が無く、感情移入出来ませんでした・・・。主人公に感情移入出来ない小説はツライ・・・。主人公の大学教授からして不倫男。教え子の天宮はキャラが全く一定しない女。事件の真相は意外なものでしたが、あまり驚きませんでした。犯行の動機もいまいちピンとこないし、話が複雑な割には最後もすっきりしないしで、私にはいまいちでした・・・。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月10日
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形而上モヴィメント 杉井光（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号形而上モヴィメント 杉井光商業音楽の世界で働く僕に、プロデュースのオファーが舞い込んだ。お相手は、奇抜なスタイルのアーティストで・・・。（小説すばるより転載）音楽業界の裏方・蒔田シュンのシリーズです。窪井拓斗という新人アーティストのプロデュースのオファーが来ます。難しそうな人物なので、制作部長の和田さんが断っても良い、というほど。しかし妙な確信で引き受けた蒔田シュンだが・・・。音楽のプロデュースの話なんて全く知らないので、興味津々で読めました。音楽もぶつかりますが、どちらかというと、人間同士のぶつかり合い、のほうが問題、という感じですね。世界的シンガーソングライターのリカコの言葉、「あたしは、音楽やめるくらいなら、音楽やめるよ」という禅問答のような言葉が重くのしかかります。今までのシリーズでは最終的に大成功を収めてきた蒔田シュン。今回は手痛い敗北を喫します。そして後悔・・・。アーティストと商業音楽、難しいバランスです。才能をのばすか、押さえ込むか、これも難しい。苦悩する蒔田シュンは解決策が浮かぶのでしょうか？シリーズ初めての連作になりそうなこの作品、読み応え十分で次回大注目です。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月09日
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クローズアップ 第十一回 今野敏（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号クローズアップ 第十一回 今野敏赤坂の檜町公園で男性の遺体が発見された。死因は刃物で刺されたための失血死。被害者は片山佳彦、四十三歳。職業はライターで「週刊リアル」などで記事を書いていた。「週刊リアル」は暴力団の動向などを売り物にしている週刊誌だ。暴力団と週刊誌とライター・・・。背後に何か関係はあるのだろうか？（小説すばるより転載）政治結社・果弁社の事務所から戻ってきた布施ちゃんが、今度は本当に行方不明になりました。一体どうなっているのでしょうか？警察もニュースイレブンのスタッフも探していますが、どこにいるのやら。とぼけてどこからか出てきそうですけどね。布施ちゃんの「スクープを狙ったことがない」発言もすごいですが、それでいてスクープ連発の布施ちゃん、かっこいいですね。事件の全容がほぼ見えて、次回最終回です。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月08日
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"チョコレート"が出てこない 友井羊（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号"チョコレート"が出てこない 友井羊チョコを盗んだと疑われた私を、真雪くんがかばってくれた。どうにかチョコを見つけ出して、恩返しがしたい・・。（小説すばるより転載）高校一年生の私・沢村菓奈は吃音で引っ込み思案。同じクラスの天野真雪（あまのまさゆき）君は容姿端麗な男女ともに人気のあるスター。その天野真雪君の持ってきたチョコレートが家庭科準備室から無くなった！最後に鍵を返した沢村菓奈が犯人か、と疑われたが、ほどなく誤解は解けた。しかし真犯人は分からず・・・。という話です。ミステリーですが、高校のチョコ紛失事件という、とても可愛い事件。ちゃんと犯人も、動機も明らかにされますし、謎解きもあるミステリーですが、事件が事件だけに、ほのぼの系です。チョコにやたらと詳しくなります（笑）保健室の眠り姫・篠田悠姫子と天野真雪の関係が不明、とか、主人公は吃音である必要があったのか？とか、いろいろつっこみも入りますが、軽い青春ミステリーでサクサク読めて面白かったです。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月07日
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初詣
お正月は温泉に行ったのですが、帰って来て体調を崩し、二日間寝込んでいました。その後は仕事だったので、地元の神社には初詣に行っていませんでした。ようやく今日は初詣に行ってこれました。ここ数年、毎年地元の神社に初詣に行き、破魔矢を買っています。正月三が日は、お参りをするのに一時間くらい並ぶことが多いのですが、今日は6日なのでさすがに人も少なく、すぐにお参りが出来ました。いつもは絵馬なし破魔矢を買ってくるのですが、既に売り切れとのこと、今年は絵馬付の破魔矢を買ってきました。良い年になるといいですけどね。
2013年01月06日
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桃のひこばえ 梶よう子(小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号桃のひこばえ 梶よう子（水上草介シリーズ）御薬園に、可愛らしい武家の息女がやってきた。「水草さま」こと水上草介シリーズ、最新作。（小説すばるより転載）同僚の見習い同心・吉沢角蔵の妹・吉沢美鈴が御薬園にやってきた。どうやら芥川千歳に会いに来たらしい。堅物の吉沢角蔵の妹とは思えないほどドジっ子の美鈴。兄思いの美鈴は何やら魂胆があるようで・・・。今回の生薬は桃。草介は生薬には詳しいが、女心には全くの朴念仁。それにしてもここまで鈍いと、ギャグにしか思えなく、「こんな奴居ないぞ」の世界になってしまっています。まあ、ほほえましくて良いですけれどね。若い娘が絡んできたので、華やかで楽しい話でした。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月05日
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ここはボツコニアン 第三十回 宮部みゆき（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号ここはボツコニアン 第三十回 宮部みゆき第6章 二軍三国志ーたたかえ！ボッコちゃんなんだかよくわからないボッコちゃんの暴走シーンがようやく終わり、話が戻ってきました。と言ってもほんのちょっぴり話が進んだだけですけどね。一冊目の「伝道の書」を手に入れたピピとピノ。こんだけ書いてきてようやく一冊目か・・・。先は長そうですねえ・・・。全部揃う頃にはソロモンの偽証を越えそうです（笑）【送料無料】ここはボツコニアン ［ 宮部みゆき ］【送料無料】ここはボツコニアン（2） ［ 宮部みゆき ］
2013年01月04日
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うんけいくんと風の道 川端裕人（小説すばる1月号）
小説すばる 2013年1月号うんけいくんと風の道 川端裕人季節はずれの転校生は、風変わりな少年だった。「雲の王」の著者による、気象エンタメシリーズ最新作！（小説すばるより転載）【送料無料】雲の王 ［ 川端裕人 ］新ジャンルの気象エンタメというとても面白い小説の「雲の王」を書いた川端さんです。風変わりな転校生が、気象好きな少年と捜し物をする、と言う話です。これって「風の又三郎」ですよね・・・。名前も「うんけいくん」って・・・。ダイナミックな気象の描写はさすがでしたが、「雲の王」と較べると、いまいちでしたね。【送料無料】小説すばる 2013年 01月号 ［雑誌］
2013年01月03日
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- 最近、読んだ本を教えて！
- 魔導師の娘 ミシェル・ペイヴァ―
- (2024-11-27 14:03:46)
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