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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2008.02.22
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カテゴリ: 経済・ビジネス
『食い逃げされてもバイトは雇うな』 と銘打っておきながら、
 下巻では、それを真っ向から否定するタイトルをつけるという離れ業。
 しかしながら、巻末で、そこに込められた著者の真意を知るに至り、
 数字の世界の、あまりの深遠さに、大きな衝撃を受けた。

 「あとがき」を読めば、著者が本著を、どういうねらいで、
 そして、どれほどの時間と労力を費やし、
 どのような思いを込めて書き上げたかが、よく伝わってくる。
 間違いなく、これまでの著者の作品の中で、一番の出来映えである。


まず、成果主義の導入により、数値入りの個人目標を立てることになった場合、
その数値を、低めに設定してしまう人が多くなってしまうというくだり。
仕事の内容より、ノルマのクリアだけが、最優先課題となってしまうので、
皆、すぐに結果に結びつく、短期的で簡単な仕事しかしなくなってしまう、という部分。

そして、次に、計画に過度に拘ると、その時々の変化に対応できず、
結果として、ムリ・ムラ・ムダを生み出してしまうというくだり。
それを打破する手立てとして、
「ローリング予算」や「ゼロベース予算」「脱予算経営」等を提示し、
これからは、変化に応じたカードを、
どれだけ持っているかが、真っ先に問われる時代が来る、という部分。

あとは、「費用対効果」や「3秒ジャッジ」「二分法」の話や、


しかし、本著で最も感銘を受けたのは、何と言っても、
相反する両者を満たす解決策「妙手」を打つことの重要性を述べている部分。
そのために、「二分法」を捨て、視点を大きく変えながら、ギリギリまで考える。
そして、ビジネスにおいても、生活においても、
大事なのは、複数の視点を常に持つことだと述べていること。


生きていく上で示すべき姿勢について、
とても大切なことを教えてもらうことが出来た。





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Last updated  2008.02.23 01:09:09
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