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2013.04.14
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カテゴリ: 文芸

 ネットで予約注文していた本著が、ちゃんと発売日に届いていた。
 さすがに酔いも回っていたので、その日はそのまま就寝。
 翌朝、何冊かの読みかけの本の読書を一時中断し、本著のページを捲る。

 読み始めて、まず感じたのは「あれっ、いつもとちょっと違う……」ということ。
 ここで言う「いつも」というのは、本作以前に村上さんが書いた長編小説
『1Q84』 や、 『海辺のカフカ』 『ねじまき鳥クロニクル』
 本作は、これらのメルヘン作品群とは、明らかに性質を異にする。

それらに比べると、 『アフターダーク』 や、 『スプートニクの恋人』 には、かなり近いものがある。
それでも、いつもの「村上ワールド」とは、少々違うテイストのお話しで、
灰田文紹や、その父と緑川を巡るエピソードを除けば、最後まで現実的な展開が続く。
私は本作を読みながら、 『往復書簡』 を想起してしまった。

   ***

それでは、本作の中で印象に残った言葉をいくつか。

  「限定された目的は人生を簡潔にする」(p.29)


こういう明確な目標を掲げ、人生を歩んでいける人を、私も本当に羨ましく思う。

  「記憶をどこかにうまく隠せたとしても、深いところにしっかり沈めたとしても、
   それがもたらした歴史を消すことはできない」
  「それだけは覚えておいた方がいいわ。歴史は消すことも、作りかえることもできないの。
   それはあなたという存在を殺すのと同じだから」(p.40)


この言葉は、この後も色々な場面で登場し、本作のキーワードにもなっている。

  「独創力とは思慮深い模倣以外のなにものでもない。
   現実主義者のヴォルテールはそう言っていますが」(p.67)

これは、灰田がつくるに言った言葉。
「なるほどな」と、大いに唸らされた。

   ***

さて、『1Q84』における、ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』同様、
本作に登場したリストの 『ル・マル・デュ・ペイ(郷愁)』 も、一躍脚光を浴びることになり、
既に、 ラザール・ベルマンの演奏する『巡礼の年』のCD発売が決定した とのこと。
(ちなみに、エリが聴いていたブレンデルの演奏CDの方は、4/26の再出荷が決定)

さらに、ベルマンの演奏は、音楽配信なら今すぐ購入可能だし、
CDも輸入盤なら今すぐ入手できる 。(追記:輸入盤は、現在入荷待ちの状況)
村上作品の経済効果、どれ程のものになるのだろうか。





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Last updated  2013.04.14 13:16:29
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