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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2018.12.30
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カテゴリ: 教育・子育て
​ カスタマーレビューには、賛否両論それぞれ見受けられますが、
 実際にPTA活動に関わることに「なってしまった」という人たちは、
 多かれ少なかれ、こんな風に感じたり、思ったり、考えたりしたのでは?
 あくまでも「なってしまった」という人たちは、ですけれども。

 けれど、「なってしまった」という人たちは、少なくないはず。
 というか、割合でいうと、そちらの方が遥かに多いのではないかとすら思えます。
 だからこそ、この問題は、しっかりと皆で考えるべき問題なのです。
 もちろん「不要」の一言で、切って捨てられるような簡単な問題ではありません。


   それが無理でも、まずは委員会と役員の数を減らして、
   各クラスからの役員の強制徴収を廃止する。
   皆でやりたいもの、必要なものをボランティアで運営する。
   完全なボランティア制度を目指していますが、
   一気に変えるのは難しいでしょうから、
   委員数を減らして、ボランティアの比率を上げる段階かなと思っています。
   全員が何かしら参加できる形にする、それが理想です。
   それで、達成感や一体感があるといいなと」(p.104)

これは、東京23区の中心部にある小学校でPTA会長を務めるなつみさんの言葉。
3人の子を持ち、自身もフルタイムで働く彼女の意見は、参考になります。

  改革チームが目指したのは、

  委員会はすべて廃止することだった。
  組織自体を変えるのだ。
  その代わりに本部役員を倍の20人程度に増やし、
  イベントごとの統括係とし、そこに一般会員が手伝いという形で加わる。
  強制ではなく、できる人ができるイベントにだけ関わる。(p.106)


委員会を無くすだけでなく、月に1回開催していた「運営委員会」も無くし、
広報部も廃止して、PTA行事だけを載せる簡易なものを作ることにしたそうです。
が、この変更による混乱で、環さんは頻繁に学校に通うことになってしまいました。

  本部役員は学校行事だけでなく、教育委員会主催の研修会や、
  地域の会議へ招集されることもあり、大きな負担になっていた。(中略)
  学校は「地域とのつながり」を強調するが、
  実際には子どもには直接関係ない活動ばかりなのだ。
  環さんたちが優先したいのは子どものためになる、
  子どもが喜んでくれる活動だった。(p.109)

なぜ、こういうことになっているかは、
「第5章 PTAはいつ、どこで始まり、なぜ続いているのか」と
「第6章 PTAは必要か」を読み進めて行くと、分かってきます。
「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(第一次答申)」
(1996[平成8]年7月)には、次のような文言が見られます。

  「家庭・地域社会それぞれについて、子供たちを取り巻く環境が著しく変化し、
   家庭や地域社会の教育力の低下が指摘されている今日、
   学校と家庭、さらには、地域社会を結ぶ懸け橋としてのPTA活動への期待は、
   ますます高いものとなってきている」(p.178)

PTAとは何なのか、何をどこまですることが求められているのか、
このことを明確にしない限り、議論を前に進めることは難しそうです。





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Last updated  2018.12.30 16:15:48
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