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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2025.11.30
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カテゴリ: 文芸
​ 2016年に刊行された単行本・エッセイ集に
 未収録エッセイやインタビュー、対談等を加え、2021年に文庫化した一冊。
 私は、先に 『増補版 九十八歳。戦いやまず日は暮れず』 を読みましたが、
 こちらには、8歳若返った佐藤さんが確かにおられます。

   ***

  今の人たちは昔のように率直でなくなって、
  何かしら思ったことをあまり言えないで、
  こう言えばこう言われるんじゃないか、

  考えながら生きている人たちが多くなっているところに、
  言いたい放題言うのが現れたから、珍しく感じられたのかなと。(p.271)

これは、旭日小綬章受章記者会見での佐藤さんの言葉ですが、確かにそうかもしれません。
これを読んだ時、私は『ふてほど』に漂っていた空気感をすぐに思い浮かべました。
コンプライアンス重視の現在、時代の空気を気にせず自分の思いを吐き出すことは
とても難しいことですが、それによってハッと気づかされることもあるのではないかと。

  我が国には昔から「運が悪かった」という言葉があり、不慮の災厄に遭った時など、
  この言葉を使って諦めて耐えるという「知恵」を誰もが持っていた。
  人の世は決して平坦な道ではないということを皆が知っていた。
  知っているからこそ親は子に耐えることや諦めることを教えた。
  耐え難きを耐え許し難きを許すこと、それは最高の美徳だった。

  相手を追い詰めて補償(つまり金銭で)させようとすることは卑しいことだった。
  かつての日本人は「不幸」に対して謙虚だった。
  悪意のない事故も悪意のある事故もゴチャマゼにしてモトをとろうとする
  ガリガリ亡者はいなかった。
  今はそのガリガリ亡者の味方を司法がしている。(p.73)





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Last updated  2025.11.30 17:22:49
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