.     47歳今まで中途半端に生きてきたけど,この歳になって「今から医者になる」と決意しました

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2007年11月08日
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恋の街札幌で、別れを告げた アニキ に変わって現れたのは

オヤジ様 だった。

4月の日本国内で、しかも札幌市内で凍死する・・・

という最悪の事態を見事に救ったオヤジ様は

夜中に奥さんを叩き起こし、厚くもてなしてくれたのであった。

「年に数回しか乗らない“よそ行き”用」の車で

早朝の旭川駅まで送ってくれたのである。






         昭和56年4月2日

旭川駅に着いたのは、早朝6時半頃でした。

駅構内の、ちょっとした場所に段ボールを敷いて

オヤジ様のところで頂いた

おにぎり

シチュー

を広げれば、





そこはもうすっかり 

Myリビング






昨日からの睡眠不足と、満腹感で、

その後は、もうすっかり

My寝室





朝の通勤時には、シュラフ(寝袋)を広げて

二人しっかりと、駅構内の待合室で

熟睡  です。


北の大地へ来てから、はじめて本格的に寝ました。



6時間後・・・

昼過ぎあたりに、何かの気配で起きました。



なんと

枕元(と言っても、枕は有りませんが)に置いてあった

タバコ  と  100円ライター

を取って逃げる怪しげな人影・・・

幸い金目のモノは持っていないので難を免れましたが

まだ封を開けて1本しか吸ってないたばこを盗られました。

何も、こんな俺たちからタバコ盗らなくてもエエのに・・・

よく見たら、財布も「盗ろうと思えば取れる」所に有ったんです。

タバコで済んでよかったなあ。



騒ぎを聞いて駅の人がやって来ました。

  駅員「被害届どうしますか?」

  俺達「そんなん、エエですよ」

  駅員「それより、よくこんな場所で6時間も寝てるねえ」

  俺達「すんません。寝てなくて・・・」

  駅員「ここは、24時間空いてるから、寝る人多いけど

     こんな昼間から堂々と寝てる人も珍しいねえ」




       24時間空いてる・・・

       しかも、冷暖房有り(“完備”とは言えないが)

       トイレ付き、水道完備

この駅員の何気ない一言が、数年後に再び北の大地を訪れる時の

「北海道周遊」の  拠点  にされるとは、この時知る由も無い。

最近は、防犯上24時間空いてるわけでは無いようですが、
   北海道のターミナル駅として、当時は24時間解放されていました。
   内地では、必ず外へ出されるでしょうが、「凍死」の可能性の高い
   北海道では、かなり“寛大”でした。






体力を回復した一行は、

この日も街道に立つ。



この日の目的地を決めます。

「次に目の前を通る女の人の血液型」で決めました。

   O型(日本人の約40%)なら、南へ

   A型(日本人の約35%)なら、東へ

   B型(日本人の約15%)なら、西へ (札幌方面へ戻る)

   AB型(日本人の約10%)なら、北へ!!! (雪が多いので避けたかった)



結果は・・・ご推察の通りです。

私たちのわけのわからん“企画”に乗ってくれたお姉さんの血液型は

見事に  AB型  だったのです。

   ※ 私の中には、 父上から受け継いだDNA が有るようで
↑この逸話の<余談1>参照

     このお姉さんには、「京都のKBCというテレビ局です。」

     と言ってお話を少しして血液型を聞きました。

     「AB型ですかぁ?北へ向かわないとアカンのですわ」

     何か、こんな番組最近やってますねえ。




こうして、北へ向かう事になった一行は、



北へ


と書いた段ボールの切れ端を持って街道に立ちます。

10分も経ちません。


    「北・・・ってどこへ行きたいの?」


もう車が停まってくれます。


内地では、あんなに車が走ってても、ほほんど無視でしたが、
   北海道に来てからは、車が停まってくれるまでの時間が非常に短い!
   全部は記載していませんがm小刻み(2~3km)の移動も結構あって
   段ボールに字を書いている最中にでも「どこへ行く?」などと
   声をかけられて乗せてもらった事もある程です。





    「北ならどこでも、ええんです。」

    「○○○○○○村までなら乗せてくよ」


年の頃は、おそらく65歳ぐらいの人の良さそうな「おじいちゃん」です。

聞き取れないので、どこへ行くのかわからないのですが、

    「お願いします」



さて、この頃には我々一行は
    「どこから来たの?」という質問には
    「京都です」と答えていました。

まず、「岐阜県」というのがわからないようです。
    (土地によっては、「岐阜橋」とか岐阜に関係のある地名が有って
     岐阜が故郷だけど行ったことがない、という人もいました)

東北から北海道にかけて、いろんな人の認識を総合すると

  まず、関東から近畿あたりの県名と位置関係がわからない
  東京・横浜・千葉あたりを中心に「なんとなく関東」
  次に、その関東の隣は、もう名古屋です。
  しかも、「愛知県」「岐阜県」は、眼中に無いので

  東から順に
  東京都 次に横浜(“横浜県”っていう感じの認識)
  その隣が「名古屋“県”」
  その隣が「大阪・京都」← 一緒くた(いっしょくた:一緒にしてる、の意)
  ですから、「岐阜県」は存在していなくて、
  「名古屋県」の中(若しくは回り?)に「愛知」とか「岐阜」が有る。

まぁ、こんな感じです。

我々、東海地方の人も、
  「群馬」「栃木」の位置関係や
  「秋田」と「岩手」どっちが日本海側でどっちが太平洋側か?
  「佐賀」「大分」とか「四国4県」の位置関係・・・など
遠くの位置関係の認識は怪しいものです。

そもそも「47都道府県」全部の名前を
間違いなく挙げることが出来る人・・・意外に少ないですよ。

  「九州の県“九つ”全部言えるか?沖縄は、含まない」
   などと質問すると面白いですよ。
   実際の“七つ”全部言えれば合格(勿論「九つが既に違う」とわかった上で)
   下手をすると七つの中に「徳島」とか「宮城(宮崎ではない)」
   などを平気で言う人もいますし、仮に七つ全部言えても
   「あと二つかぁ・・・」と言ってギブアップします。

   勿論、九州・四国あたりの人には通用しないでしょうが・・・



話がそれましたが、

「京都から来ました」と言えば、話が早いのです。




さて、一行は、北へ(地図で見るとまさしく“真北”)北へと向かって

行き着いたのは、



音威子府  という村でした。

村の入り口にこの字が書いてあるのですが、

何て読むのかわかりません。

ようやく

  「OTOINEPPU」と書いてあるのを見つけて

  「おといねっぷ村」だとわかりました。

おじいちゃんが、「○○○○○○村」と言っていたのも

言われてみれば「おといねっぷ村」と聞こえなくもありません。  



北海道の地名は、アイヌ語を漢字にあてたのが多く、他にも

    弟子屈(てしかが)
    厚岸(あっけし)
    大楽毛(おたのしけ)
    長万部(おしゃまんべ)
    倶知安(くっちゃん)
    妹背牛(もせうし)
    温根沼(おんねとう)
    椴法華(とどほっけ)  などなど

因みに「かむ太郎」の由来である「カムイ」は「神威」と書きます。

「カムイ岬」や「カムイワッカの滝」など北海道は

「カムイ」の故郷のような土地です。(白土三平の「カムイ伝」の由来は、不明)




こうして、北の大地「おといねっぷ」に辿り着きました。




次回予告

北の大地の北の方「おといねっぷ」の「オススメお宿」

乞うご期待




  つづく ⇒ 「音威子府の恐怖のお宿」



2007/11/09 04:45:54





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最終更新日  2009年07月02日 01時22分18秒
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