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危機のさなかだけに、肯定的に考えにくいかもしれないが、過去60年を振り返ると、ずいぶん印象が違う。中国などは計画経済から市場経済で国を引っ張ることに変えた。経済制度の中で、資本主義にかなうものはない。危機の頻度を減らすために、資本主義の改善が必要なのだ。
金融は規制されなければならない。今回のグローバルな危機の原因は金融の間違いだ。 借用リスクを過小評価するなど無責任な人たちがどうしても短期的にもうかってしまうのが金融だ。 この2年間の痛みは、 当局の監督があれば防止できた はずだ。
そして、経済政策に金融を織り込むべきだ。政策立案者は従来、持続可能で健全な「債務負担能力」をチェックするという視点が欠けていた。 物価や雇用と同様に、債務を管理しなければならない。 債務の国内総生産(GDP)に対する比率こそ、中央銀行のような当局者が注目するべき指標だ。
さらに、 民主政治によって資本主義経済をコントロールするべきだ。 民主制度の下では1人1票で意思決定される。1ドル1票、1円1票ではない。経済発展とともに、全体的な公平感を生み出す役割を政治に期待する。
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