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先月、経済産業相でも農林水産相でもない 前原誠司外相 が 「農業などの1次産業は国内総生産(GDP)のわずか1・5%にすぎない。それを守るために残りの98・5%が犠牲になっている」 といった内容のことを公言した。自然との調和や環境保護の役割を果たしつつ、食料という人間の生存の基幹を担う 農業を、経済的見地だけに立って商工業と同列に扱う前原氏の見識を疑う。
前原発言は、食料を外国に現状以上に依存してよいという考えだと解釈されてもしかたのないものだと思う。食料安全保障の考えが全く欠落しているといえよう。更に、農業林業の持つ水源涵養(かんよう)や防災、景観保持といった公益的機能が無視されている。安価な外国産の食料を輸入しても、 きれいな水や空気や景観は輸入し難いことを認識すべきである。
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