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2015年01月11日
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カテゴリ: 政治問題
 元外務官僚で作家の佐藤優氏は、わが国政界にはびこる反知性主義の弊害とその克服について、12月26日の東京新聞コラムに次のように書いている;


反知性主義とは、「客観性、実証性を軽視もしくは無視して、自分が望むような形で世界を理解する態度」 のことで、高等教育を受けた者が反知性主義のわなに足をすくわれることもまれでない。

反知性主義者は、あのひどい負け戦を美化することや、沖縄県民の反対を押し切って辺野古(沖縄県名護市)に米軍のための巨大基地建設を強行しようとしている。 その結果生じる日本の国際的孤立、沖縄における分離傾向の加速が反知性主義者の視界に入らない。

日本の政治はポピュリズムが基調 なので勇ましいことを言う反知性主義者にとりあえず票が集まる。こうして当選した政治家は、反知性主義にナルシシズム(自己陶酔)を併せ持つようになる。そして永田町でグロテスクな政治劇が行われる。

 反知性主義者が反知性主義を、ナルシシストがナルシシズムを脱構築することはできない。かなり強力な刺激を外部から注入することによってしか、反知性主義とナルシシズムが生み出す悪を除去することはできないと筆者は考える。反知性主義を崩し広範な人々の腹に入る適切な言葉を小説家、ノンフィクション作家、劇作家などの表現者が見いだすことができれば事態は改善する。表現者の責任は重い。(作家・元外務省主任分析官)


2014年12月26日 東京新聞朝刊 11版 25ページ「本音のコラム-表現者の責任」から引用

 反知性主義がはびこるのは困ったものです。東大法学部卒の優秀な官僚であっても「立憲主義なんて知らない」などと言い放って基本的人権を法律で規制できるとする自民党改憲草案などを作ったりしている。戦後の日本は民主主義と人権尊重という欧米と共通の価値観のもとに進んできたものを、ここで自民党が提唱するような憲法に切り替えたのでは、国家元首を三代に渡って世襲している何処かの国と同じ政治体制になってしまう危険があります。私たちは自民党改憲草案に明確な「ノー」を突きつけるべきです。






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最終更新日  2015年01月12日 10時49分05秒


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