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2017年03月13日
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テーマ: ニュース(96954)
カテゴリ: ニュース
政府が共謀罪法案を国会に提出する準備を進めていることに関連して、日本の警察が国民の人権を守ることにどの程度熱意を持ってきたかを、法政大学教授の山口二郎氏は、沖縄の基地反対運動で不当に拘束されている山城博治氏の例を挙げて、次のように述べている;




 この法案の危険性は本紙をはじめ、多くのメディア、識者が指摘している通りである。行いの正しい普通の人には適用されないと政府は言うが、それが信用できるかどうか。 わが国の捜査機関、裁判所が今まで人権を守ることに、どの程度の熱意を持ってきたかを検証する必要がある。

 まず、警察・検察は過去の冤罪(えんざい)事件について真剣な反省はしておらず、しばしば結論ありきの捜査によって、人権を侵害している。

 沖縄では基地反対運動のリーダー、 山城博治氏を公務執行妨害、器物損壊などの容疑で繰り返し逮捕し、4カ月にわたって勾留 している。これは 警察の狙いが犯罪行為を追及することになく、政府に逆らう思想を抑圧することにある一例だ。

 裁判所という機関は、警察・検察の捜査についてほとんど何の歯止めにもなっていない。山城氏の例でいえば、証拠隠滅や逃亡の恐れは毛頭ないわけで、 長期間拘束する理由は全くない。 にもかかわらず、裁判所は警察の言い分を漫然と正当化するだけである。

 共謀罪とは政府、司法が共謀して、為政者にたてつく「不逞(ふてい)の輩(やから)」を弾圧するための新たな道具だと私は考えている。
(法政大教授)


2017年2月26日 東京新聞朝刊 11版 29ページ「本音のコラム-共謀罪の真意」から引用

 共謀罪法案は、これまでに3回も廃案になった札付きの悪法ですから、今回もこれは国会を通すべきではありません。この度の国会では、政府と野党の論議の中でテロの取り締まりに必要な法律だとか、オリンピックを安全に開催するのに必要だのと、まことしやかに言われてましたが、いざ法案が出来上がってみると、「テロ」の「テ」の字も書かれていなかったという事実は、官僚が国会の議論を全く軽視している証拠で、野党も国民も完全になめられているということです。テロの取り締まりやオリンピックの安全確保は、現在の法体制で十分であるとの識者の声もあり、私たちは自信をもってこの法案をもう一度廃案にするべきです。それにしても、何故政府はこういう悪法をしつこく提出してくるのか、という疑問に対し、一部の専門家の間では「近年日本の社会では犯罪の発生率が年々減少傾向にあり、警察官の数が余剰になり始めているため、今までは警察のパトロールの対象ではなかった項目も対象に入れていかないと、警察官の仕事がなくなるからだ」という見方もあり、それが本当だとすると、ますます市民の人権が損なわれる危険性が高まるおそれがあり、この法案は、やはり廃案にするしかないと思います。





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最終更新日  2017年03月13日 15時39分02秒


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