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2017年05月25日
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テーマ: ニュース(96979)
カテゴリ: ニュース
安倍首相が教科書に「自衛隊は違憲だ」と書いてあるから、これを解消するために憲法改正が必要だと発言したことに関連して、実際の教科書の記述はどうなっているのか、14日の東京新聞は次のように報道している;





 首相は9日の参院予算委員会で「採択されている多くの教科書で『自衛隊が違憲である』という記述がある。(それなのに)自衛隊は命がけで国民を守らなければいけない。この状況はなくしていく責任がある」と語りました。

 首相は安全保障関連法を審議した2015年7月の国会審議でも「中学校の公民の教科書」に言及し、同様の見解を示しています。そこで教科書検定に合格して現在使われている7社の中学3年生向け公民教科書を点検しました。



 自衛隊と憲法の関係は、憲法の3原則の一つである平和主義を説明するくだりで出てきます。

 7社すべてが、自衛のための必要最小限度の実力は憲法9条が禁じる「戦力」に当たらず、自衛隊は合憲とする政府の憲法解釈を掲載しています。うち6社は「自衛隊は憲法に違反するという主張もあります」といった記述で自衛隊違憲論に触れていました。

 多くの教科書に自衛隊違憲論が記載されているのは事実でした。もちろん、自衛隊を合憲とする政府の立場との両論併記という形です。
(清水俊介)


2017年5月14日 東京新聞朝刊 12版 3ページ「7社中6社 違憲諭記載」から引用

 安倍首相の発言では、まるで教科書に自衛隊員のプライドを傷つけるような記述があるかのような勢いであったが、実際には9条と自衛隊の関係について政府の見解をていねいに解説して憲法違反ではないことを説明した上で、それでも世の中には様々な見方があって、中には「憲法違反ではないか」という声もあるという記述であるから、これは実際の世の中の状況を正確に反映したもので、憲法改正の根拠とするにはあまりにも薄弱であるというほかありません。むしろ、今のような教科書のほうが、生徒にいろいろな考え方があることを理解させるという意味で有意義であって、ことさら憲法を変えてまで解消しなければならない問題ではないことが明らかです。ここにも、なんとかこじつけてでも憲法改正の理由を見つけたいという安倍氏の浅ましさがにじみ出ていると言えるのではないでしょうか。





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最終更新日  2017年05月25日 19時50分02秒


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