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最も悪いのは首相官邸である。
官房長官の記者会見で政府の政策や見解について事実根拠や法律適合性を問われても、菅官房長官は「問題ない」「適切に処理している」と、人を小ばかにした、木で鼻をくくったような返答を繰り返してきた。「問題ない」も「適切」も、しょせん菅氏の主観である。記者会見で質問されたら、事実や法的根拠を示し、政府の正当性を、記者やその背後にいる国民に納得してもらうのがスポークスマンの仕事である。
官房長官の主観で事実を覆い隠す記者会見を繰り返しながら、記者は事実に基づいて質問しろとは何事か。 公文書改ざん、統計不正、すべて握りつぶし、責任逃れをしてきた政府が、事実という言葉を使うとは、恥知らずの極みである。
望月記者がこんな言いがかりでひるんでいるはずはないと思う。ことは、報道の自由にかかわる。報道界全体が政府と対決する時である。
(法政大教授)
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