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2019年12月23日
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テーマ: ニュース(96955)
カテゴリ: ニュース
朝日新聞で総理番をしている野平悠一記者は、「桜を見る会」問題が勃発した日から安倍政権が無理矢理臨時国会を終わらせた日までのことを、18日の朝日夕刊に次のように書いている;




 11月8日午後5時過ぎ、首相は参院予算委員会での集中審議を終えて参院第1委員会室から廊下に出てきた。普段は秘書官らと談笑しながら国会を後にするが、この日は口を真一文字に結び、険しい表情を崩さない。直前に受けた追及への単なるいら立ちか、それとも核心に迫られたことへの焦りなのか。その時は読み切れなかった。

 この日の予算委のハイライトは、共産党の田村智子氏が「桜を見る会」をめぐる問題を取り上げた場面だった。「安倍首相には、長く政権を続けてもらい、今後もずっと桜を見る会に下関の皆さんを招いていただきたい」といった参加者のプログを次々に示し、

「後援会の一大行事になっているのではないか」

と迫る。首相は「個人に関する情報で回答を差し控える」との答弁を繰り返した。その5日後、来年度の開催中止が決まる。 幕引きを急ぐ姿を見て、あの日感じた緊張感の理由がわかった気がした。

 「桜」の問題はそこで終わらなかった。世論の批判は収まらない中で、首相の逃亡が始まる。

 「長年の慣行」だったと繰り返し、責任の所在をあいまいにしようとする。桜を見る会の招待者や会の前日に首相後援会が主催した夕食会などをめぐっても、首相や菅義偉官房長官は「夕食会の明細書はない」「招待者名簿は廃棄した」「電子データも復元できない」などとかわし続けるばかりだ。首相は「国会から求められれば、出て行って説明するのは当然のことだ」と発言したのに、与党は野党が求めた予算委員会の集中審議に応じないまま、臨時国会は終わった。

 10月に閣僚が相次いで辞任した際、首相が神妙な面持ちで 「政治家として自ら説明責任を果たすべきだ」 と語った姿を思い出す。その表情と言葉の意味するところはなんだったのだろう。首相が説明を尽くさないのなら、 答えは「その場を切り抜ける方便だった」になる。


2019年12月18日 朝日新聞夕刊 4版 7ページ 「取材考記-安倍首相自らの説明責任は?」から引用

 政治家として自ら説明責任を果たすべきだという安倍氏の発言は、最近辞任した閣僚のことを言ってると思われるが、それで思い出すのは甘利明元経済産業大臣や下村博文元文部科学大臣である。この二人も引責辞任した当初は「いずれ、説明します」と言っていたはずだったが、その直後、病気を理由にしばらくの間雲隠れしていて、ほとぼりが冷めた頃に出てきて、以前の発言には素知らぬ顔で議員活動を続けている。このような状況から察するに、安倍首相を始めとする自民党議員が言う「説明責任云々」は「その場を切り抜ける方便だった」ことは明白だ。もっともらしいことを言ったからといって追及の手を緩めてはならないのである。





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最終更新日  2019年12月23日 13時14分51秒


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