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2022年05月11日
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テーマ: ニュース(96951)
カテゴリ: ニュース
近畿大学教職員組合がツイッターで大学広報部が発行する「大学案内」について苦言を投稿して炎上した事例について、文芸評論家の斎藤美奈子氏が4月20日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




 問題の大学案内は「2023 近大グラフィティ」と題する受験生向けのパンフレットで、ウェブ上にアップされた資料を見ると、たしかにこれは目を疑うものだった。

 「美女図鑑」「美男図鑑」には「身長」「好きなタイプ」という項目が最初にあり、各学部を代表する学生の写真にも「今日のポイント」と称するファッション紹介(値段まで!)が付く。

 教職員組合のツイートは

<この特集だけではなく、ここに載せる学生を教員に推薦させる際、平然と「ビジュアルのよい学生を推薦してください」などと言ってくる広報室には呆(あき)れるほかない>

とも記している。

 あまりに露骨なルッキズム(外見至上主義)。

 おりしも吉野家の常務が 早稲田大学主催の社会人向け講座で「生娘がジャブ(薬物)漬けになるような企画」と発言。 吉野家と早大は謝罪する事態に至った。近大の場合は大学当局が発行する公式の大学案内である点でよりタチが悪い。 今日の認識ではルッキズムはれっきとした人権侵害だ。大学がイメージダウンどころか差別に加担してどうする。
(文芸評論家)


2022年4月20日 東京新聞朝刊 11版 23ページ 「本音のコラム-大学案内に美女?!」から引用

 組合に批判された大学当局は、この後どのようにこの問題に対処したのか、不明であるが、プロのモデルの写真ではないと言っても、カラー写真で大学案内を印刷するとなると、かなりの出費になるわけで、ツイッターで炎上したからといって今さらやり直すわけにも行かず、ダンマリを決め込んで希望する受験生にはそのまま、その「大学案内」を郵送していると思われます。しかし、そういう曰く付きの「大学案内」を送られても大して問題とも思わずに受験を希望する高校生は、けっこういそうな感じがします。本来であれば、社会の進歩を牽引する立場の「大学」が、ルッキズムを克服できないというのは、あまりにも残念なことと思います。





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最終更新日  2022年05月11日 01時00分06秒


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