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2023年04月21日
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テーマ: ニュース(96955)
カテゴリ: ニュース
かつては国内の体制変革に力を集中していた中国が、その後国際社会で目立つ動きを見せていることについて、東京新聞中国総局の新貝憲弘記者は8日の同紙に、次のように書いている;




 従来の中国外交でまず思い浮かぶのは「韜光養晦(とうこうようかい)」だろう。当時の最高実力者の鄧小平(とうしょうへい)によって改革開放が進められていた1990年代に示された外交方針で、鋭気や才能を隠して時を待つという意味だ。国内の経済を発展させるために安定した国外環境が必要だとしてイデオロギーより利益を重視した姿勢で、自国の領土や主権に関わらない国際情勢に対して関心を示すことはほとんどなかった。

 だが急激な経済発展とともに中国の利害関係も拡大すると、国際情勢への関与を強めていく。 2009年には外交方針を「韜光養晦」を堅持しつつも「積極的になすべきをなす(有所作為)」を掲げ、自国の利益を重視する姿勢に軌道修正。 15年には南スーダンに初めて国連平和維持活動(PKO)の要員を派遣し、同時期に 中国から欧州やアフリカ東部などを結んだ経済圏構想「一帯一路」を打ち出し、 各地で経済プロジェクトを進めていった。

 政治外交面でも国際情勢に関与する姿勢が強まったことについて、民間シンクタンクの「安邦(アンバウンド)」の賀軍(がぐん)高級研究員は、 米国主導による外交、経済面の包囲網に対する「反撃」 であり、サウジとイランの外交関係正常化の仲介は「(米国との)新たな政治的駆け引きの場として中東を選んだ」と指摘する。今後は「東南アジアやアフリカ、南米などでも同様の動きがあるだろう」と予測した上で、中国外交は「もはや韜光養晦ではなくなった」と言い切る。

 一方で賀氏は「内政不干渉」や「政治的解決」の伝統的な方針は変わっておらず、ウクライナ情勢でも中国が軍事的に国際紛争に関わる可能性は低いとみる。中国はイラク戦争やアフガン侵攻などを例に米国の軍事行動を批判してきただけに、同じ行動を取れば自家撞着(どうちゃく)のそしりは免れないからだ。ただ言うまでもなく、「核心的利益」と位置付ける台湾問題などはこの理屈に当てはまらない。

 いずれにしても、米国が来年の大統領選に向けて国内情勢に追われるのは必至で、その隙を突くように国際社会で中国の存在感が高まっていくのは間違いない。
(中国総局)


2023年4月8日 東京新聞朝刊 11版 6ページ 「視点・私はこう見る-米主導の包囲網に『反撃』」から引用

 かつてアメリカが世界のナンバーワンだったときは、自国を中心にした資本主義体制を構築するために共産圏はハナから「敵」で、例え民主的な選挙で選出された政権であっても、例えばチリに誕生した共産党政権はCIAが潜入して違法な手段で政権を葬るというようなことを平気でしでかすのであった。今回のウクライナ紛争も、元はと言えばアメリカの「ロシア包囲政策」の延長線上に起きた紛争であり、ウクライナはアメリカの代理で戦争をやらされている。後発の中国は、そういうアメリカのやり方の「善し悪し」を良く研究し、なるべく負担の少ない方法で世界をリードしていく「道」を研究しているものと思われます。遠からず中国を中心にした平和な世界が実現することを期待したいものです。





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最終更新日  2023年04月21日 01時00分06秒


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