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もこもこのマフラーをぐるぐる巻きにして手袋をきゅっとはめて、あたたかいレッスン室に飛び込む。ケースのなかで、冷えきったバイオリンもほっとしているかんじ。楽器の準備をしながらしばし世間話。外と中の寒暖の差が激しいという話から、わたしの出身が北海道という話に。「ひとつ聞いていいかしら」と先生。「どうぞどうぞ」とわたし。「北海道のひとって、みんなトマトが好きなの?」…へ?と、とまとですか先生?ジンギスカンでも、白い恋人でもほっけでもなく、トマトですか??北海道の名産がトマトっていうのは、ちょっと…全然聞いたことがないですわたくし。聞けば、先生のお友達で北海道出身のひとはみんなトマトが好きで、箱で買っており、「冷蔵庫から切らすことなんてぜったいに考えられない!」と言っているそうです。先生、それはひょっとして北海道と何の関係もない偶然では…?さらに楽譜を広げていたら「大学の方はどう?」と先生。先生はいつも、わたしをうら若き女学生とまちがえてくださるのです。仕方がないのでにっこりほほ笑んで「はい。3年ほど前に卒業しました」と答えてみた。生徒のヴァイオリンのくせについては細か~いところまでよく覚えていらっしゃるすばらしい先生。いいキャラしてます。前置きが長くなりました。今日のレッスンです。ザイツのコンチェルト、第2楽章アダージョ。情感をこめるのはわりと得意なので、感じかたをほめられる。来週はついに第3楽章。ザ・コンチェルトという感じの曲想です。カイザー13番。3ポジションの指づかいが、どうにもこうにも自然に出てこないのです。いちいち指を置き直してしまうので、音程も定まらない。まだまだ練習不足なので、せっせと弾きこまなければなあ。最後にハイポジション練習のおまけで、ノイバウアーのソナチネハ長調、ロンド。うー。ハイポジ難しいよぅ。10年前にオケで弾いてたときは、高音部分を完全に自己流の指づかいで弾くというおそるべき荒技によってドヴォルザークもシベリウスも乗り切っていたからなあ。今週も練習、練習!ところでアタマの部分に載せた写真は、今朝わたしが土を入れ替えたわが家の観葉植物ちゃんです。最初にうちに来たときは、直径7センチくらいの小さなグラスに入ったおしゃれな「手のり観葉植物」だったのに、みるみるうちににょきにょきと成長し、ついに直径15センチほどの鉢に植え替える運びとなりました。ひとり暮らしの家に置いてたときはちっとも成長しなかったのに。実家に持ってきたら、生き生きと葉っぱを広げ始めました。いま思えば、当時のわたしが出していたマイナスの波長を一生けんめい吸収してくれていたのでしょう。ありがとう葉っぱちゃん。どんどん大きくなってね。
2006.01.31
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スピリチュアルな本の専門店、ブッククラブ回に行ってきました。どうも最近、スピリチュアルなものに心がひかれて仕方がないのです。南青山の裏通りにあることを知ってから心のどこかで気になっていたのですが、今日、病院の帰りにふと思い出したので、少し足をのばして立ち寄ることに。扉を開けると、インセンスの微かな香り。地下に降りる階段の脇にも、すでに心をひかれる本たちがずらっと並んでいて、思わず足を止めて見入ってしまいます。間接照明のあたたかい光に照らされた店内には、1万冊の本たちを主役に、CDやDVD、アクセサリー、バッチフラワーレメディのエッセンスなんかも置いてあります。心理学、うつ病、アロマ、代替療法、恋愛、宗教、精神世界、占い、臨死体験、哲学、カスタネダ…スピリチュアルな本は何でもあります。ひとつひとつの棚がすでに物語になっていて、本棚を眺めるだけで1日過ごせそうな感じ。お客さんは女性が多く、店内に置かれた椅子に座って本を読みふけっている方も。本屋さんごと全部買って帰りたい衝動を抑え、佐藤初女さんの本と美輪明宏さんの本、うつ病の認知療法の本、ブッククラブ回が毎年出しているスピリチュアルな本のデータブックを買いました。ゆっくり読んでまた感想を書きたいと思います。たっぷり遊んで外に出たとき、自分の意識の深いところにもぐって出てきたときのような、ふしぎな感じがしました。いま、アカシックレコードを読める如月マヤさんの本を読んでいるのですが、アカシックレコードがある場所って、たぶん、ブッククラブ回みたいな場所な気がする。通販もすごく充実していて、とてもユニークな本屋さんなので、興味のある方はぜひ。
2006.01.30
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こんな本を買って、ヨガを始めることにしました。病気のときは、自分でも危機感を覚えるほどみるみるうちに痩せていったのに、治ってきたらすっかり太ってしまったので。何よりも、休職でなまった身体を復職まで持っていくために、毎日少しずつ運動をするよう主治医に言われているのです。外で走ったりするにはちょっとまだ寒いし、いちいち着替えるのも面倒だし、いまジムに通ってこれ以上習い事を増やしたらパンクしてしまいそうだしなあ。さてどうしたものかと考えていたとき、友達の日記にヨガのことが書いてあったのを思い出し、そうだ、おうちでヨガをやってみよう!と思い立ったのです。ヨガのことは何も知らないので、とりあえずアマゾンでヨガの本を検索してみる。そしたら、一番売れているのがこの本でした。DVDがついているのに値段が千円で、口コミでも評判いいみたいだし、とりあえず、と思って買ってみたら、なかなか使いやすい。1日15分、アップとクールダウンにゆっくり時間をかけても30分あればできるメニューが1週間ぶん載っていて、慣れてきたらそれらを全部つなげて一度にやることもできる。本を見ながら呼吸法もやり、ポーズをとるのは至難の技ですが、DVDを見て、先生の声を聞きながらだと身体の動きに集中できます。ポーズに気を取られて腹式呼吸を忘れそうになっているとき、絶妙のタイミングで「深い呼吸を忘れずに」と先生に言ってもらえるのも、本物のヨガ教室みたいで楽しい。まだ始めたばかりで身体もコチコチですが、これならきもちよく続けられそうです。いつかこの本を卒業したら、もう少し難しいヨガにも挑戦するのが目標。がんばろうっと。
2006.01.30
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銀座でランチ。恋人と、その親友と、その恋人と4人で。こういうとき、待ち合わせ場所に迷うと咄嗟に銀座を選んでしまうわたくし。別にお金があるわけでも、家から近いわけでも何でもないのですが、ただ、あの街に流れるやさしい空気が好きなのです。初めて会う人たちとは、できるだけあたたかいテーブルを囲みたいからなあ。行こうと思っていた並木通りの人気レストランがいっぱいだったので(人気だから当たり前)、またもやアフタヌーンティーベイカー&ダイナー(焼きたてのパンが本当においしいです。ランチタイムは食べ放題なので一度おためしください)へ。待ち合わせ場所にあらわれたときから、恋人どうしはあたたかくつながった空気を自然な感じにまとっていて、「おお!なんてすばらしい恋人たちなんだ!」と幸せなきもちになってほほ笑んでしまいました。ふたりの周りを包んでいる暖色のひかり(たぶん桃色)が、紅茶と一緒に流れ込んで胸のあたりを温めてくれるみたいで、とても愉しい会合でした。今度はみんなで旅行に行こうね、と約束して手を振る。人と人が愛し合うってすばらしいことだなあと思ったら、隣のひとにもちょっとやさしいきもちになれて、夕方の街をいつもより長めに歩いてみたり、した。
2006.01.29
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もうすぐ2歳になる男の子のいるおうちへ、おじゃましてきました。子供って、家を照らす光だなあ。いるだけで、無条件に明るいんだ。すごい!一方で、若い夫婦がふたりだけで子供を育てる大変さも目の当たりに。お父さんが仕事をしている昼間、当然のことながらお母さんはずっと子供と向き合っていなくちゃならないんですよね。女性が子育てしながら仕事をしようと思ったら、おじいちゃんおばあちゃんや保育所、ベビーシッターの力を借りることになるんだろうけど、それはそれで、気を使ったりいろいろな条件があったりで気苦労が絶えないのでしょう。そんな中でも、子供の存在が救いになっていくんだろうなあ。やっぱり子供は産みたいなあ…といろいろなことを考える。親戚の子供を見るのとちがって、同年代の人が家庭を守ってがんばっているのを目の当たりにすると身につまされますね。やはり。お宅を辞して、渋谷のエスニック料理屋でしみじみとお酒をのむ。もし子供がいたら、こんなふうに外でお酒をのむことも当たり前じゃなくなるんだと思ったら何だかお酒がおいしくて、甘い果実酒を一本空けてすっかり愉しくなってしまいました。お母さんになるには、まだまだ時間がかかりそうです。。
2006.01.28
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美輪明宏さんの「霊ナァンテコワクナイヨー」を読む。自身の心霊体験の数々と、経験から体得した霊的真実をつづった本。まるで科学の本みたいに客観的に書かれているので、余計にリアリティがあります。霊はやっぱりこわい。でもそれは、霊のことをきちんと知らず、霊と正しい付き合い方をしていないから。本当にこわいのは、現世を生きる生身の人間の欲望なのかもしれません。それにしてもすごいなあ、この本は。内容はもちろんみっちりと濃厚なのですが、本そのもの、1ページ1ページからすごく高い波長が出てるのが、わたしみたいなふつうの人にもわかる。この本を読んでいるとき、ちょっと感情の波が大きくなっていたのですが、ページをめくっているあいだは波がすうっと鎮まり、心が穏やかにあたたかくなり、何だかありがたくて涙まで出ました。目に見えないもの、たとえば霊魂の存在を信じるか否かは人それぞれ。神様を信じるかどうかで、人生の重さが変わったりはしないと思う。だけどたとえば、さまざまな悩みや不安、究極的には死への恐怖を乗り越えるとき、目に見えないものを信じる心は、今までに思ってもみなかった新しい視点を通じて、わたしたちの助けになってくれる。…ところで最近、ときどき家で般若心経をあげています。心身のたたずまいを正してお経を唱えていると、心が一瞬空っぽになるときがあって、とてもきもちがいいのです。いい言霊に接していると、気の流れがよくなるんでしょうね。ふしぎだなー。
2006.01.27
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アロマバスソルトをつくろう!と思いつきました。今日のポイントは3つ。@秋からたっぷりため込んだ脂肪を分解する効果が期待できること@からだをほかほかに温め、発汗を促してくれること@気になる脚のむくみをとってくれることこりゃあグレープフルーツしかないでしょう。というわけで、バスソルトづくり開始!ミネラルの豊富な原塩10gに、グレープフルーツの精油2滴を落としてガラス棒でよくかき混ぜます。これをざらざらとお風呂に入れ、ざっとかき混ぜれば完成です。簡単ですねー。最初は溶け残りますが、しばらく放っておくとそのうち全部溶けます。柑橘系の精油を直接おふろに落とすと、ふだんは肌が赤くなってしまうのですが、原塩に混ぜたらだいじょうぶでした。すっきりする香りで、汗もたくさん出て、お風呂から出た後も、寝るまで体がぽかぽかでした。こりゃあやめられん。さらなるダイエット効果を期待する場合は、原塩の量を2倍にして、脂肪の消化を助けるマンダリンの精油をブレンドしてもいいと思います。…いずれにしても脂肪の量を減らすには、ふにゃ~っとお風呂につかっているだけじゃなく、この明るい香りのちからを借りて体を動かさないとだめですね。というわけで、家の中で少しずつストレッチしたり、簡単なヨガのポーズをとったりすることにしました。春までに体力つけるぞ!
2006.01.26
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レベッカテイラーのワンピースを買いました!写真は全体図(畳の上なのでいまひとつ雰囲気が…)と、胸下のリボンのところ。深い焦げ茶色の地に淡い緑の水玉模様で、襟ぐりと肩、袖、すその部分にかわいい黒のレースが!お店でひとめぼれ、でございました。お姫さまみたいなワンピースに弱いわたくし。ああ、かわいい。このワンピースがクローゼットにあると思うだけでしあわせ。これ、秋冬の結婚式にも着られるよなあ。女の子に生まれてよかった!ベルベットのワンピースが欲しくて(もちろん、2月9日の革命舞踏会in九段会館に着てゆくのです!)、年が明けて値下がりするのをずっと待っていたのであります。おかげで、ほぼ半額で手に入れることができました。それから生活の木で、スイートアーモンドオイルとホホバオイルの大瓶を。すぐなくなっちゃうのでいちばん大きいやつにしました。色んなクリームやオイルの容器と、アロマバス用のバスソルト(巨大)も購入。セラピストか、わたしは?「おいしいハーブティー」シリーズのハーブティーが本当においしくて(毎日3回くらいのんでる)、今日はエキナセアオレンジとミントパーティーを入手。ミントティー、好きだなあ。アタマもカラダもすっきりきれいになる感じ。ペパーミントやエルダーフラワー、ヒソップのハーブティーを日ごろからのんでいると免疫力がついて花粉症の予防になるので、毎年苦しんでいらっしゃるみなさまもぜひ。
2006.01.25
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Bunkamuraで手に入れたレッスンバッグです。(結局ドーナツバッグはあきらめた)いそいそと持っていったら先生に「あらすてきなかばん!バッハの楽譜がついてるのかしら?」とほめられました。うふふ。先生、これはモーツァルトのマーチです。…ちなみにバイオリンの腕前はあんまり褒められませんでした。とほ。先週に引きつづき、ザイツのコンチェルト2番をきしきしと弾く。ここまで来ると、やっぱり弾いていて楽しい!早いパッセージが乱れずにぴしっと決まると気持ちいいし。バイオリンを再開して半年。やっと音程も落ち着いてきたようです。1楽章聞き終わった先生が「このバイオリンはピアノ(小さい音)が出にくいんだっけ?」とひとこと。「いえ先生。楽器のせいじゃなく、わたしが小さく弾けないんです…」とデクレッシェンドで答えるわたくし。中学生のとき入っていたオケで「とにかくでかい音で弾け!でかい音は七難隠す!!」という教え?を受けたので、何でもかんでもフォルテでごしごしと弾いてしまうのです。あー。小鳥がさえずるような音を出せるのはいつの日になることやら。今日から、おそれていたカイザーが始まりました。2冊目冒頭の13番から。主にハイポジションの練習のため。「基本は音階練習とは言え、なんとなくメロディがあるからそんなにつまらなくないし、難しくもないわよ。ほら」と先生がたまたま開いたページにびっしり16分音符が行列していて、思わず顔を見合わせて笑っちゃいました。ええ。がんばります。がんばりますとも。そしていつか先生みたいに弾けるようになるんだい!
2006.01.24
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日本のホリスティック医療第一人者にして代替医療の伝道師、鍼灸師の上野圭一先生の最新刊「わたしが治る12の力」読了。上野先生は、アンドルー・ワイル博士のベストセラー、「癒す心、治す力」を翻訳したことでも有名な方です。「病気が治らないのは〈わたし〉が病んでいるから」という問いかけに始まり、〈わたし〉が治るための12の力(無意識力、イメージ力、放棄力など)をわかりやすく紹介しています。代替医療や、精神世界に興味のある方なら、とてもおもしろく読めると思います。わたし自身、自分が病気にならなかったらこんな本には手を伸ばさなかったと思いますが、自分や家族が病気の方はもちろん、いま健康な方にも、ぜひ手にとってほしい本です。いまの日本では、病気になったらまず病院に行って、先生に言われるまま薬を飲んだり、手術を受けたりすることが常識。近代西洋医療にはたしかに根拠も効果もあるのだけど、基本的には「医者=修理工」というスタンスです。つまり、からだは〈わたし〉の所有物で人体は分子機械。病気はその故障、治療は故障の修理という考え方をする。ところがホリスティック医療では、医者は「修理工」ではなく「庭師」になろう!と提案しているのです。からだは自然や宇宙、神仏などから無償で貸し与えられた庭のようなもので、〈わたし〉はその管理人。つい油断をして庭が荒れかけてしまったときに登場するのが庭仕事専門の〈庭師〉という考え方です。治るちからは本来、自分のなかにあって、あとは自分が信じる大いなる力(自然でも、宇宙でも、神や仏でも、何でも)とつながることで治ってゆく、という身体感。日本の言葉でも、昔から病は気からって言いますものね。身体と病気についての価値観を、前向きに方向転換してくれる1冊です。上野先生の本、もっと読んでみようかな。
2006.01.23
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アロマに興味を持ってから、人間の身体というものに敬意をはらうようになりました。人は霊的な存在で、肉体は魂の乗りもの。と基本的には考えているのですが。こころを患いアロマに出会って初めて、「心と体ってつながってるじゃん!」ということに理屈じゃなく体で気づいたのです。身体を上手に使えば、自然と心がオープンになって世界とつながることができるという感覚も、ほんの少しだけどわかってきました。身体はあくまで乗りものだけど、同じ生きるなら上手に解放して使わせてもらう方が気持ちいい!で、マッサージです。最初は、精油とキャリアオイルをブレンドして自分の手足や肩をマッサージしていたんですが、だんだん飽き足らなくなり、ついに周りの人のマッサージを始めました。人の手のぬくもりってふしぎなもので、それだけで痛みや凝りやつらい症状を癒やすちからがあるんですよね。たとえば私の父の背中には手術痕があり、冬になると痛むのですが、たださすったり、手を置くだけでもすごく楽になるみたいです。手のひらの治癒力に加え、さまざまな身体の不調を内側から癒やす香りやオイルを使うので、抗生物質をのんだら熱がひくのと同じくらい確実にになります。西洋医学絶対主義に慣れ親しんできたわたしには、そのことがとても新鮮で、とにかくおもしろくて、家族や親しい人をつかまえては、頼まれてもいないのに、本と首っぴきで無理やり?マッサージをしていました。手が標準より小さくてぷにょぷにょしていて温かいのも、わりとマッサージに向いているみたいです(バイオリンには向かないんですが・涙)。「きもちいい」「すっきりした!」と言われるのがうれしくてうれしくて。下手の横好きでいろいろやっているうちに、おもしろいことが起きました。まず、いちいち本を開かなくても、その人の体に手を置くと、どのくらいの力でどこをどんなふうにマッサージしたら気持ちいいか、なんとなーくですがわかるようになりました。大げさかもしれませんが、マッサージをしている間は、何かわたしの力だけじゃない、別のちからにプラグをつないで助けてもらっているような感じです。それに加えて、冷え性で、運動不足で、サウナに入ってもなかなか汗をかかないわたしが、マッサージをしているときは体じゅうたくさん汗をかくようになりました。体の内側から、ぽかぽか暑くなってくるんです。そしてマッサージをした後は、疲れているはずなのに、何だか逆にすっきりしているという。ふしぎですねー。素人のわたしでもこれだけ身体の奥深さを感じられるのですから、実際にプロとして活躍されているセラピストやヒーラーの方は、大きな力と自分の身体をつないで、自分の身体を媒体にしてクライアントの身体を癒やすという神秘に日々接しているのだと思います。すごいことだなあ!で、前置きがずいぶん長くなりましたが、テーマがアロマなので具体的なお話を少し。冬は血行がわるくなるので肩こりや筋肉痛になりやすいですよね。これらの症状におすすめのオイルはたくさんありますが、痛みを鎮めてくれるラベンダー、筋肉のこりをほぐしてくれるユーカリ、筋肉をやわらげて精神もすっきりするローズマリー、けいれんを抑え痛みや炎症を鎮めるマージョラムなどが代表的なところでしょうか。これらのオイルをキャリアオイル(肌をやわらかくするスイートアーモンドがおすすめ)で希釈し(30mlに対して上限6滴)、凝りや張り、痛みのひどい部分を、やさしくさするだけでオッケーです。凝りのひどい部分は、様子を見ながら少し力を入れてもいいと思います。自分でマッサージしてももちろん効果はあるんですが、誰かにやってもらったりやってあげたりすると、ますます気持ちよさが実感できます。いやあ、身体は本当に奥が深い!このテーマ、明日の日記に続きます。
2006.01.22
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雪のなか、お箏のライブに行ってきました♪お友達、青豆ちゃんのお母さまと、そのお師匠さんが出演していたのです。箏の演奏を聴いたことはあったけれど、ライブなんて初めて。どんなものか想像もつかなかったのですが、とても、とてもよかったです。箏と言ったら「さくら~さくら~♪」くらいしか思いつかないわたしの貧困な発想は見事に打ち破られました。童謡や民謡のアレンジや、オリジナル曲。お箏って、こんなに表現力のある、情感を込められる楽器なんだなあと新鮮な驚き。同じ弦楽器でも、バイオリンとはまったく違う歯切れのよさが心地よかったです。今回のライブはお箏と尺八、人の歌声のハーモニーでしたが、西洋の楽器と一緒にうたうところも見てみたいなあ。夕方から、青豆ちゃんとお茶。たくさんお話して、ディズニーランドのかわいいお土産と、手作りのブローチ(!)をいただきました。わたしが彼女をイメージして作った練り香ももらってくれました。ミツロウをホホバオイルで溶かし、ベルガモットとネロリとサンダルウッドをブレンドしたもの。アロマの贈りものをするのは大きな楽しみなので、受け取ってもらえるととてもうれしい。青豆ちゃん、楽しい時間をありがとう。
2006.01.21
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渋谷Bunkamuraで箱根ポーラ美術館の巡回展を見てきました!印象派が大好きなわたしにはうれしい展覧会。バルビゾン派好きの妹と一緒に行きました。出品点数は80点。ルノワールとモネ、セザンヌが充実しています。中でもわたしはモネが大好き。日本では印象派、特にモネが人気ありますねえ。光をとらえる鋭敏な感性や、明るい色調、自然をとらえるやさしくて繊細なまなざしが、四季折々の自然を愛でてきた日本人のこころに響くのでしょうね。1枚の絵の前で足を止めて、絵と共鳴する時間を楽しむ、という展覧会を、ひさしぶりに見たような気がします。東京駅にほど近いブリヂストン美術館でも、3月まで印象派を中心とする常設展をしているみたいなので、仕事が始まる前に行ってこようかなあと思います。ところでこれは、展覧会の前に入ったカフェ、ドゥ・マゴ・パリのランチ。デザートのアップルゼリー。わたしはミルクティーを頼んだのですが、温めたミルクがきちんとホイップしてあって感動!妹のカフェオレも、コーヒーと泡立てたミルクがそれぞれ別のポットに入っていました。ふたりともゆうに3杯半分くらいあったなあ。紅茶、すごくおいしかったし。これ全部で1500円はお得です。あんまりおいしいので、ごはんに1時間半以上かかっちゃいました。ほんとにフランスみたいだなあ。今度から、Bunkamuraに行くときはドゥ・マゴに寄ろうっと。
2006.01.20
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キャームさんのお悩み相談92連発。ダイヤモンド社刊。もう題名だけで笑えますね!そもそもキャームさんって誰?という。キャームさんは、24歳のときに末期がんから生還し、6千万の借金を半年で完済し、イタリア人のジプシーを日本語で言い負かした、元暴走族の洋服屋さんです。ゲッツ板谷さん(とても電車の中では読めないほど笑える文章を書くライター。西原理恵子さんのお友達)のHPで連載していたお悩み相談が大好評だったので、書籍化のはこびとなったみたいです。おもしろい。おもしろい。すごくおもしろい。ユーモアと経験談と愛情がたっぷりつまった回答に、涙が出るほど笑った次の瞬間には真剣に読みふけってしまうという。読み終わるころには、たいていの悩みが解決…というかどうでもよくなっているはず。元気が出ないとき、とにかくおすすめの本です。ばきゅーん!
2006.01.20
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今年の冬はとにかく冷えますね。そこで今日は、極度の寒がりで冷え性のわたしが、日ごろお世話になっている寒さ対策を紹介したいと思います。まずはこれ。身体を温めるスパイスと、免疫力を高めるエキナセアの入ったハーブティー。ティーバッグタイプなのでとても便利です。ハーブティーが苦手な方も、オレンジやレモンの香りがついているのでのみやすいはず。詳しくは生活の木の通販ページでエキナセアを検索してみてください。次にアロマバス。オレンジスウィートやシナモンの香りが温まります。ぬるめのお湯に長い時間入るのがおすすめですよ。おふろ上がりにはマッサージ。1月2日に紹介した冷え性対策オイルで、手足を念入りにマッサージして血行を促します。極めつけはこれ。ほぼ日刊イトイ新聞のハラマキです。数年前からほしいなあと思っていて、昨年末、ロフトの店頭で見つけたので即買い。これに、もこもこ靴下と毛糸のずぼん、電気毛布があればどんな冷え性さんもこわいものなしです!冷えは女性の大敵。万病のもとです。みなさまもお気をつけくださいね。…おおさぶっ! *追記:冷えについていろいろ調べていたら、「冷え性ドットコム」というページを発見しました。冷えに悩む女子のみなさん、ぜひご参考になさってください。
2006.01.18
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さむいさむいなかを今年2回目のレッスンへ。すぐに指が動くように手袋をしっかりはめ、「冷え性には首を温めるといい」ってどこかで読んだのを思い出して、マフラーをぐるぐる巻きにして出かける。で、ザイツのコンチェルトをすごい勢いで弾きまくりました。途中、音楽の天使さまとプラグがつながるような感じがして、練習のときはぜんぜん弾けなかったむずかしい重音がきれいに弾けた!「わあ、すごいすごい。上手」と先生。「もう1回聞かせて」と言われたけど、もう2度とできませんでした…がっくり。そう言えば最近、「音程、音程!」ってあんまり言われなくなったなあ。「もっとうたって」「そのフレーズはやさしく入って」「アップのとき、アクセントをつけちゃうくせがあるね」「弓をいっぱいに使うのはすごくいいことだけど、いつもそうする必要はないよ」などなど、アドバイスの内容がようやく少し音楽的になってきた気がする。だいぶカンが戻ってきたのかもしれない。それから、先生とバッハのロンドを合奏する。ひとりで弾いているときは楽譜を追いかけている感じだったのに、楽器が2つ、弾き手が2人になるだけで、そこに音楽が流れ出すからふしぎ。もっとうまくなったら、いつかオケに入りたいなあ。そして願わくばもう一度ファーストバイオリンを弾きたい。さらに妄想をふくらますなら千秋真一さまの指揮で…というのは冗談として。そんな時間をどこから持ってくるんだい?という話ですが、夢は夢。たくさん持っていた方がしあわせだもんね。
2006.01.17
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教文館を出て、もう帰ろうと思っていたんだけど、つい山野楽器に足が向いてしまう。ジャズのコーナーを吟味してから、5階の弦楽器売り場へ。専門店ほどではないけど、なかなかの品揃え。いまわたしが持っているのはSUZUKIのバイオリンで、まあ「練習用」という感じの楽器。これから練習を重ねて腕が上がったら(あくまでも予定です、予定)、もう少しいい楽器がほしいなあ、と思うのです。渋い色合いの、30万円くらいの楽器に「きれいだなあ…」と思いながら見とれていたら「それはハンガリーの楽器なんですよ」と店員さん。「こちらは人気の高いイタリアの楽器です」と言われてぴかぴかのバイオリンが並んだ棚に目をうつす。価格帯は若手の職人さんの手によるもので100万円くらい。ベテランの職人さんが作ったものは300万円代。まあそうだろうなあ。イタリアの、職人さんがつくった楽器ならそれくらいはするだろう。店員さんによると、イタリアの楽器は、華やかな、明るい音がするんだそうだ。弾けば弾くほど音に味が出る、育ててゆくタイプの楽器でしょう。わたしはどちらかと言えばでかくて派手な音を出すので、値段はともかくイタリアの楽器と相性は合うだろうなあ。ドイツの楽器は値段も風合いもさまざまで、最初からある程度出来上がった、渋い響きがするそうだ。「試しに弾いてみますか?」と聞かれたけど、弾いたら絶対欲しくなっちゃうので見るだけにしておいた。それでなくとも、見てるだけで恋をしそうなのに。こないだボーナスを定期にしたばっかりだから、崩すわけにはゆきません!いつか、一生お付き合いする新しいバイオリンちゃんに出会う日のために、あちこちの楽器やさんをめぐってみるのも楽しいなあ、と思ったのでした。
2006.01.16
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精油を仕入れ、スターバックスでカフェミスト(フランスのカフェオレっぽくて好き)をのみながら大好きな青豆ちゃんに電話してお茶の約束。2月に行こうと思っている温泉宿のコトも教えてもらいました。青豆ちゃんありがとう!次は大好きな教文館(本屋さん)だあ!と張り切っていたら、化粧品の勧誘セールスらしいお姉さんに呼び止められる。…どうでもいいけど、わたしはほんっっとに頻繁にこの手の勧誘につかまる。大通りなら50メートルに1回くらいの割合。化粧が薄いから?ぼーっと歩いてるから?童顔で声かけやすいから?たぶん、その全部でしょう。しかも自分が街角で人に声かける仕事もしてたから、女のひとだと特に、気の毒になって足を止めてしまう。そしてみんな一様にわたしの顔を見て「若いですねー」とのたまう。若いんじゃなくて子供っぽいって言いたいんでしょっ!ふんだ。ふんだ。気を取り直して教文館へ。キリスト教関連の本のフロアや、子供の本の店ナルニア国もおもしろいんだけど、今日は2階の和書フロアをゆっくり散策する。銀座棚、落語棚、歌舞伎棚。それに心理学系の本の充実もうれしい。小説も、「そうそう。ちょっとマニアックだけど、この作家さんはこの本がなきゃ始まらないよね!」というようなのがちゃんと置いてあって、痒いところに手が届く感じ。放っておくと10冊くらい本を買ってしまいそうなので(それでなくとも、わたしは本に関しては財布の紐がないに等しい)、ぐっとがまんして頭のなかに欲しい本の題名をメモする。アマゾンでユーズドに出品されるまでがまんして、それから買うんだ!それでも、リリーフランキーの本(東京タワーじゃないよ)と、英国ファンタジー紀行というフォトブックをつい買ってしまう。こないだ大光寺で、前世がイギリスだと言われたので。単純。何度来ても、何時間いても飽きない本屋さん。また来ようっと。
2006.01.16
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病院の帰りみち、だいぶ元気が余っていたので銀座に寄り道。京橋で降りて、アロマテラピーのお店、銀座リベレーションへ。以前、お友達の義理のお姉さんが個展を開いたセレクトワインブティック、ヴィナリス銀座に行ったとき、隣に感じのいいアロマのお店があるのを見つけて、一度行きたいなあと思っていたのです。お店に入った瞬間、精油のいい香りにふわっと包まれて幸せ全開!店内はかわいくディスプレイされていて、エッセンシャルオイルにバスグッズ、コスメ、特に石けんの品ぞろえが豊富です。深みのある香りが欲しかったので、フランキンセンスとペチパー、パチュリ、ゆずの香りを試させていただいたのですが、全体的にとても上品な香り。今まで、精油はライブラか生活の木で買っていたのだけれど、ここの香りはそのどちらとも全然ちがう。まだまだ勉強中のわたしにも、「ああ、精油の質がいいなあ」ということがわかるくらい。ホームページで調べてみたら、精油はアロマテラピーのメッカ、イギリスのメーカーから直輸入していて、さらにそのメーカーは、世界中から品質のいい精油を輸入しているそうです。ほうほう。特にフランキンセンスの香りは、お店によってぜんぜんちがっていて、今までぴんとくる香りになかなか出会えなかったのですが、リベレーションの香りは「そうそう、これこれ!」という感じでしっくりときたので、思わず買ってしまいました。ゆずの香りも、ちょっとほかで体験したことのないやさしくて甘く、あたたかい香りだったので、「これ、ほかのところとぜんぜんちがいますね!」と思わずたずねたら、四国は四万十川の上流で採れたゆずだけを使った貴重なオイルだそうで。ふつう、柑橘系の香りは「圧搾法」と言って、果皮を絞って精油を抽出するんだけれど、リベレーションのゆずの香りは、「水蒸気蒸留法」という、もうちょっと繊細な?方法で抽出しているそうです。だから柑橘系なのにこんなに上品な香りなのかあ。。と後ろ髪をひかれる思いでしたが、今日はフランキンセンスだけでがまん。今度銀座に行くまで売れ残っていますように。。精油1種類と基材を2つ買っただけなのに、まるで贈り物みたいなとってもかわいいラッピングをしてくれたのにも感動!たとえば精油のびんはこんな感じです。ちょっとわかりにくいけど、まるでワインみたいに包んでくれたのです。そうそう。リベレーションのホームページに書いてあったんだけど、精油選びって、ワインを選ぶのに似ているかもしれない。産地と作り手によって、同じ植物でも香りが全然ちがってくる。たくさん陽ざしを浴びて育った華やかな香りもあれば、深みのある上品な香りもあって。そういうふうに考えると、精油選びもうんと楽しくなるなあ。
2006.01.16
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林真理子、椎名誠、唯川恵ら6人の作家がパリをテーマにつづった短編集「パリよ、こんにちは」を読む。ふだん、人気作家の短編を集めたこういう本はあんまり読まないのだけれど、わたしはわりとミーハーなので、「パリ」という言葉の響きに特別なものを感じてしまい。何よりも学生時代に初めて自分でお金を貯めて行った外国がフランスだったのです。少し旅情にひたりたかったのと、最近あまり小説を読んでいないので、軽く読める短編集が欲しかったのと。ところどころに挟み込まれたモノクロームの写真もすてきだったのと。そんなこんなで、手に取ったのです。林真理子はあんまり好きじゃないはずなのに、やっぱりいちばん上手くて、どんどん読まされてしまった。現代を生きる女性の心の機微というやつを描かせたら、日本でこのひとの右に出る作家はそういないでしょう。パリという街は、伝統を残しているのにどこか刹那的で、華やかなのに影が濃くて、だから世界中の人びとの憧れを誘うのでしょう。雨が降った日曜の午後なんかに、少しレトロな感じの喫茶店の隅っこに陣取って、カフェドクレームなぞすすりながら読みすすめるのにぴったりの読みものです。ああ、それにしてもパリ!30歳になったら、あのとき一緒に旅をした友達ときっと行くんだ。ミーハーだから(笑、この短編集にも出てくるけれど、アメリの舞台になった喫茶店や回転木馬も見てみたいなあ。
2006.01.15
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大雨のなか、光のトンネルをくぐりに行ってきました。何だかとてもあたたかかったのは、たぶん今日の雨のせいだけではないと思われ。シャッターを切るのをいい口実に、わざとゆっくり歩いてみたりした。
2006.01.14
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わたしは敬虔な仏教徒でも何でもないが、ダライラマさまの本がすごく好きで、仕事を始めたころからよく読んでいる。平易なことばとやさしいまなざしで、仏教の教えに基づき、かつ時代の流れに即したはっとするほど深い真実がつづられていて、何度読み返しても新しい発見がある。この本も、その例外ではない。「若者に」「男女に」「同性愛者に」「政治家に」「教師に」「不安な人に」「自殺したい人に」「無宗教の人に」などなど、さまざまな年齢、職業、精神状態、宗教を持つ人に向けたメッセージを集めたもので、誰でもひとつは必ず当てはまる項目がある。わたしは「作家とジャーナリストに」の項目をずいぶん前に読み、会社の要求がどうの、業界の流れがどうのと言ってないで、小さくても自分ができることをどんどんやっていかなくちゃ、と仕事をする上で大きな感銘を受けた。仕事をしていたときは、コピーして切り抜いたのを手帳に入れて持ち歩いていたほどだ。ダライラマさまは、仏教を信じることを他者に強要せず、あくまで「信教の自由」という立場に立っている。そればかりか、キリストやイスラムや、ほかの宗教を信じる人びとに深い敬意をはらい、積極的に交流しようとしている。DVDを通してお姿も拝見したけれど、「この方は、たまたま人間のかたちを持ってこの世界に来てくださっただけで、本当に仏さまなのだなあ」と妙に納得したのを覚えている。彼のようにたましいの高い人が、年に一度こんな小さな島国を訪れてくださるというのは、本当にありがたいことだ。それだけで、日本社会や日本人は、気づかぬうちにずいぶん救われているのではないかと思うほど。わたしの尊敬する僧侶も、そんなことを話していた。繰り返すようだけれど、わたしは目に見えないちからや死後の世界の存在を信じるが、敬虔な仏教徒ではない。それでも、ダライラマさまの本を読むと、いま目の前にある問題なんかごくささいなことだなあと思え、本当に目指すべき方向が具体的にわかり、胸のつかえがおりてすーっと気分がよくなる。ふしぎだなあ!
2006.01.12
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3週間ぶり、今年初めてのレッスン!年末年始はあちこち出かけたりたくさん考えることがあったりして気ぜわしく、たっぷり時間があったわりにはあんまり練習できていなかったのですが、「ま、ありのままのわたしを見てもらえばいいか」と前向きに考えて(開き直りとも言います…)教室へ。かじかんだ手をほぐすため、指ならしにメンデルスゾーンのノクターンを弾く。とても易しい曲だけど、D線が多いせいか弾きながら音が身体にしみ込んでくる感じで、大好き。楽譜にないのに軽くリタルダンドしたりして、ちょっと情感を込めすぎたか?それからコレルリのガボット。ヘ長調の下降系はどうも勘がわるいなあ。そもそも、フラットよりシャープの方が得意なのです。「ラが低い!お正月らしく、華やかな音をちょうだい」と先生に言われて、ちょっと笑ってしまいました。続いてベートーベンのメヌエット。G線の指づかいが中途半端で、何となく弾いてしまっているから音も中途半端に聞こえるそうです。ベートーベンはG線が大事だからなあ。きっちり音をとる練習をしないと。そしてリュリのガボット。メヌエット部分の重音、だいぶ音が出るようになったんだけど、まだ弓に力が入りすぎている。「こう、ガラスの表面をすーっと滑るようにね」と先生。ガラスの表面を弓でやさしく撫でるところをイメージしながら弾いたら、わりとなめらかに弾けました!先生すごい。それから有名なライディングのコンチェルト。明るくて大好きな曲ですが、個人的には、もっとわーっと盛り上がったりすとんと落としたりしたい。「盛り上がるか、盛り上がるのか?」と思ったところでデクレッシェンドしてメゾフォルテ、みたいなのがたくさんあって、不完全燃焼ぎみなので。中学生のころ、「とにかく弓をたくさん使って、元気よく」と教えられていたわたしのヴァイオリンは、こういう曲には少し元気がよすぎるみたいです。まだ楽譜についていくのに一生けんめいな感じが伝わってきちゃうから、もっとうたって!とアドバイスをいただきました。そうそう。うたえるところまで弾き込むと、ヴァイオリンは格段に楽しくなる。わかっているんですけど何しろ宿題が多くて…というのは言い訳ですね。それでも何とか、ここまではクリア。問題はザイツのコンチェルト。ほとんど手つかず。「弾くだけ弾いてみてよ」と言われてそろそろと楽譜をなぞりはじめるも、16分音符全然弾けません。ごめんなさい…苦手な重音を上手に弾くコツを教わる。「ね、簡単でしょ?」と言われて思わず「いえ、難しいです」と即答したら先生爆笑。ああ楽しかった。仕事始めてもつづける方法ないかなあ。自分ひとりで弾くのと、週に1回、30分でも先生にみてもらえるのとじゃ、やっぱり大ちがいだもんなあ。まあ、先のことは始まってから考えましょう。自分を仕事に合わせるんじゃなく、仕事を自分に合わせる働きかたをしようって、決めたんだし。何とかなるなる。
2006.01.10
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祖母の一周忌で北海道へ行っていた両親が帰ってきました。でかいかばんの中の着替えを全部段ボールに詰めて送り、代わりに北海道みやげのお菓子でいっぱいにしてきてくれたので、わが家はちょっとしたおやつ天国!マルセイのバターサンドに六花亭のチョコレート、三方六(バームクーヘンにホワイトチョコレートかけたやつです)、白い恋人、それにじゃがポックル!!みなさんはじゃがポックルを知っていますか?カルビーが北海道限定で作っているスナック菓子で、見た目はフライドポテトのよう。口に入れると、ふわふわ軽い歯触りなのにしっかりじゃがいもの存在感。「オホーツクの焼塩味」と銘打っているだけあり、奥ぶか~い塩味がします。全国のお菓子フリーク(?)のあいだで大ブレーク中だそうで、道内の空港やデパートなどのおみやげ売り場はもちろん、楽天などの通販サイトでも売り切れ続出だそうです。北海道へ遊びにゆかれる際は、みなさまもぜひお試しください♪
2006.01.08
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六本木ヒルズ、森美術館で開催中の杉本博司展、会期が1月9日までだったので、妹を誘って駆け込みで見てきました。杉本博司は、世界的に有名なモノクロ写真家。ニューヨーク在住です。知性とひらめき。いたずら心と職人芸。とても、とてもすばらしい展覧会です。あと一日しかありませんが、六本木方面へお出かけの際はぜひ。三十三間堂の千手観音をすべて写した数十枚の写真を、順番に並べて加速度をつけてコマ送りすると何が起こるか。暗い部屋に設置した能舞台に海の写真を配し、波の音のようにも海のうねりのようにも聞こえる低い音を流すと、見るひとの体に何が起こるか。フェルメールの絵画のワンシーンを、そっくり写真に撮るとどうなるか。ドライブインシアターの客席にカメラを設置し、一本の映画が上映される間シャッターを開けっ放しにしておくとスクリーンには何が現れるのか。無限大の倍の焦点で、世界中の有名な建築物を撮影したとき、生き残るのはどの建物なのか(安藤忠雄の「光の教会」は圧巻です!)。目で見るというより、第六感まですべて使って感じ、知識を総動員して考える展覧会。唯一残念だったのは、風が強すぎて、森ビルの54階に位置する森美術館(それもおそらく最新の耐震構造を備えている)は、時化の海でエンジンを止めた小舟のようにぐらんぐらんと揺れ、ほとんど乗り物酔いのような状態で、展覧会をゆっくり見られなかったこと。ちなみにこれは、美術館そばの展望台からみた夕闇の東京タワー。気分なおしに、またもや銀座のアフタヌーンティーへ行き、おそろしく長い時間をかけてお茶をのみ、スープとサラダを食する。乗り物酔いにはペパーミントだ!というわけでモロッコ風ミントティーをのみ、とりとめのない話をするうちにゆっくり気分がよくなりました。われわれ家族の人生にはお茶が欠かせません。もうひとつ私たちが忘れちゃいけないのは本!なので、2件の本屋さんをたっぷり歩き回って楽しみ、大満足の一日でした。妹とこんなふうに遊べるのも、本当にいまのうちだなあ。
2006.01.07
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パトリス・ジュリアンさんとよしもとばななさんの往復書簡集「News from Paradise」を読む。パトリスさんは、日本でフランス料理の本を出したり、お店を経営した経験を持つライフスタイルプロデューサー。セクシーなおじさまです。さすがフランス人!暮らすこと、もてなすこと、愛することetc...についてのエッセンスがたくさんつまった、宝物みたいな本です。パトリスさんの情熱的で率直、妥協しないのにゆとりのある文章が、ばななさんの確信と信念に満ちたやわらかい文体に絡んで、絶妙な味わい。あんまりいい本なのでお風呂に持ち込んで何度も読み返していたら、せっかくのすてきな装幀がふにゃふにゃになってしまいました。初めて「TUGUMI」を読んだ中学生のときから、なぜこんなに?と思うほどばななさんの文章が好き。文体も「いいなあ」と思うんだけど、文章の底に流れる考え方がしっくりとくる。高山なおみさんとか菊地さんとか、いろんなジャンルの好きなひともみんなばななさんにつながっているし。目に見えないものを信じて何かを決めるときの基準みたいなものを、わたしはばななさんの本から教わってきた気がする。
2006.01.06
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とうとう読み終わってしまった…というのが読後最初の感想です。去年5月の発売直後に買って、一章ずつなめるように、できるだけ長く読んでいられるように大事に読んできたから、もったいなくて。あ、えーと、おなじみ菊地成孔さんと大谷能生さんが、東大で行ったジャズ講義録の前編「東京大学のアルバート・アイラー」の読後感の話です。ジャズの歴史を、菊地さんと大谷さんが独自の視点で切り取って、東大の教室でジャズをばんばんかけながら(!)、すっごいハイな状態でしゃべり狂っているのが本当におもしろい。ジャズという音楽に興味があれば、専門知識がなくても読めるには読めます。が、たぶん、音楽の専門用語をいっぱい知っていて、ジャズの名盤をたくさん聞き込んでいる方のほうが、うんと楽しめると思います。わたしはちっとも音楽にあかるくないので、100%楽しめなくてとても悔しい!それにしても、菊地さんの頭のなかって、一体どれだけの知識がつまってるんだろう。この本1冊に書いてあることなんて、彼の脳みそにつまっているジャズやファッションや芸術や歴史に関する知識の宇宙に比べたら、宇宙空間でやみくもに虫とり網を振り回して集めてきた星くずを小さい順に並べた程度でしょう。…これはけなしているのではなく、その星くずの標本は、わたしみたいなふつうの人にとってみたら、それだけで十分魅力的でいつまでも見飽きないのです。だけど標本をいくつ集めてみても、宇宙の全貌を知ることはとてもできない。そういう自分だけの宇宙を持っている人間を指して、ひとは天才と言うのかもしれません。ああ、早く新しいサイトが立ち上がらないかなあ。そして次の本が出ないかなあ。。
2006.01.05
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大学時代からの親友とごはんを食べました。いまは関東を離れて、記者をやっている女の子です。有楽町の駅を出て向かったのは、最近お気に入りのアフタヌーンティーベイカー&ダイナー。並木通りのちょっと引っ込んだところにあるのでいつも見失って迷う。案の定今日も迷う。何とかテーブルに収まり、大好きな小エビのグリーンクリームソースパスタを頼む。仕事してたとき、精神的に弱り切っておにぎりひとつ食べられないときでも、アフタヌーンティーに入ってひと呼吸つくと、このパスタだけはなぜか喉を通ったのです。レシピ知りたい!そして例によって、彼女と話をするとすっと背すじが伸びて、元気を分けてもらえる感じがする。話せば話すほど、向かい合って座ってるテーブルの上に、まるい透明なパワーのかたまりができていく感じ。性格は全然ちがう…というかむしろ真逆なんだけれども、たぶん波長が合っているのでしょう。ふしぎだなあ。別れぎわ、雪溶けの季節に彼女の働く街に遊びにゆく約束をしました。今から春が待ち遠しい!
2006.01.04
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まだお正月休みで人も少ないだろうし、大好きな表参道でのんびり茶でものもう…と思っていたら、表参道駅はものすごい人人人!なんだなんだ!と一瞬びっくりしたけど、よく考えれば当たり前ですね。初詣のメッカ、明治神宮の「表参道」なんだということを、すっかり忘れていました。わたしが記者をしていた土地で、同じ仕事をがんばっている女の子と待ち合わせて、ゆっくりランチを食べ、ハーブティーをのむ。立っている場所はちがっても、仕事に悩む年ごろなので、自然と話題は仕事のことに。「働く」ってことには人それぞれいろんな意味があるだろうけど、わたしにとっては、人間関係を学ぶ学校という側面が大きい気がする。もっと言えば、人との関係を通じて知る人間の本質というか。そうやって勉強したことを、世の中の役に立つように文章にしてアウトプットしていくのがわたしに与えられた仕事なんだろうなあって、子どものころからずっと思っていた。心の状態によって強くなったり弱くなったりするけれど、その思いは、いまもやっぱり変わらないんだよなあ。たぶん、生まれるときに神さまと相談して、「この人生ではこれをやりなさい」って授かった宿題だから、やっぱりちゃんとやり遂げたい。この冬のあいだ、たくさん食べてよく眠り、力をためて、春からの新しい生活に備えよう。桜の咲くころには、何かが少しだけ、変わっている気がするから。
2006.01.03
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カウンセリングを扱った、実践的で易しく、日常生活の延長にあり、職業としてではなくカウンセラー的な生き方(という言い方があれば)にすぐ使える本はないかなーと個人的に都合のいいことを考えていたらぴったり見つけたすばらしい本。河合先生が昭和40年代に講演で語った内容を1冊にまとめたものですが、ちっとも色あせた感じがしない。心理学の専門知識がなくても、これを読めば、人の話に耳を傾けるときの心構えみたいなものが、頭ではなく身体感覚でわかる。誰かの悩みを聞くとき、わたしたちはどうしても「それってこうすればいいんじゃない?」って答えを出したくなる。そのやり方は決してまちがいじゃないんだけど、カウンセリングの基本的な考え方では、そうしない。ただひたすら、全身全霊で相手の話を聴く。ふつうだったら降りていかないような深いところまで、一緒に降りていく。すると人間はふしぎなもので、必ず自分のちからで立ち上がってくる。…ちなみにわたしはいま、ふたりのカウンセラーさんにカウンセリングをしてもらっている。ひとりは「深いところまで一緒に降りてくる」タイプのカウンセラーさんで、もうひとりは「自分の体験談を引き合いに出して考えさせる」タイプのひとだ。どちらのやり方がいいとかではなくて、この世の中に同じ人がふたりいないのと同じように、人の話を聴く方法に正解なんてないのだ、たぶん。ただ、自分の限界までとことん相手に寄り添っていくという姿勢が「カウンセリング」なのでしょう。それは一見簡単なようで、しかしとてつもない覚悟を必要とすることです。目的は話した側が癒やされることかもしれないけれど、最終的には話を聴く側も癒やされていないと、本当に聴いたことにはならないと思うから。
2006.01.02
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寒い今年の冬、手足の冷え性やしもやけに悩まされている女性の方も多いと思います。そこで今日は、わたしがつくって家族で使っているマッサージオイルのレシピをご紹介します♪☆冷え性対策オイル☆マカデミアナッツオイル…25ml小麦胚芽油…5mlラベンダー…2滴ローズマリー…2滴ネロリ…1滴以上の材料を混ぜて作ったオイルを少し手のひらにとって温め、手足の指先を一本ずつマッサージします。手のひらや足の裏もきもちいいですよ。☆しもやけ対策オイル☆スイートアーモンドオイル…25ml小麦胚芽油…5mlラベンダー…2滴ローズマリー…2滴ジュニパーベリー…2滴マッサージの方法は冷え性と同じです。ひび割れた肌によくすり込むと、血行を促進するだけじゃなく、炎症や痛みを抑えて肌のダメージを修復する効果も期待できます。洗面器にお湯をはり、ジャーマンカモミールの精油を1~2滴落として手や足を温めてからマッサージするとより効果的です。マッサージは自分でもできるけど、誰かにやってもらったり、やってあげると心地よさも格別ですよね。あたたかい部屋でおためしくださいね♪
2006.01.02
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今年もよろしくお願いいたします。オフラインでお世話になっている方へ。春先に祖母が亡くなって喪中のため、年賀状を失礼しています。よいお年をお迎えください。
2006.01.01
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