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晩 秋 の 女
青い空の上に何があるのだろうか
誰もそれを知らずに暮らしている
釣瓶落としの日暮れに灯りがつくと
母は長い夜をいつものように静かに過す
いつ死が訪れても一つの恨みももたず
母として女として生きた人生がそこにはあった
自己の性が愛に熱く燃えてしまい残り火に
なってしまった私にはもう燃えるような力はない
そんな顔をして一服のお茶を飲みほした
お聞きよ私の子供 ””
あなたの知らないあの村のことを・・・
力いっぱいあなたを抱きしめた日のことを・・・
昔の女が暮らしたあの村のことを・・・
美しい山や川や月や星があったことを
あなたは今も覚えているだろうか
朝日が昇りわが家をてらすとあなたは
私から離れて一人で村をでたことを
あれから何年の歳月がながれた?
青い空の上には幸せがあった
人生ははかなくとも美しかった
お聞きよ私の子供 ””
私の旅は終わりに近づいた
朝をこえ夜をこえて飛び続けて
今はゆっくり羽根を休めるとき
あなたと一緒の部屋で・・・
あなたの人生のなかで・・・
あなたをみつめながら・・・
小さな可愛い小鳥となって・・・
静かな余生を過したい!!
長い夜の灯りがかすかにゆれると
小鳥はやすらかに寝息をたて
羽毛ふとんにくるまれた
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