Comments
Freepage List
今回の研究で、「人工甘味料の継続的な摂取は、短期間で腸内細菌の環境を破壊して、糖尿病の発症に大きく貢献する可能性」が示されたということになります。『 人工甘味料の「身体破壊の威力」がまたも明らかに : 低カロリーあるいはノンカロリー甘味料は「腸内細菌の環境を徹底的に破壊」し、健全な人間を2週間で糖尿病へと導く可能性
簡単にいえば、
「低カロリー(ノンカロリー)甘味料はまったく健康のためにならない」
ということが、かなりはっきりとしたということかもしれません。
これらの人工甘味料が腸内環境に与える影響として、今回の実験からいえることは、
・体に役立つ良い腸内細菌群を減少(崩壊)させる
・しかし、体に「悪い」腸内細菌群は増加する
という一石二鳥の(使い方が違う)効果があるようで、良いものを消滅させて悪いものを増やすという、かつての高見山関が言うところの「2倍、2倍」という感じの効果であるわけです(何だかわからないですが)。
さらには、血糖値を下げる働きがあるホルモンに GLP-1 というものがあります。
糖尿病の人などは、この GLP-1 を補う薬を投与されますが、薬などなくても、人体には腸内に、もともとこの GLP-1 の放出を促す細菌たちがいるのです。
それは「ブチリビブリオ」という細菌で、この細菌が GLP-1 というホルモンの放出を手助けするらしいのですが、人工甘味料は、この有益な作用を助けるブチリビブリオ菌を「減少させる」こともわかったのでした。
つまり、
「低カロリー甘味料を摂取することは、糖尿病の発症に寄与するか、あるいは糖尿病を悪化させる可能性が極めて高い」
と言えそうです。

腸内環境への影響『 ダイエット向けの甘味料「ステビア」は健康に良いのか?腸内環境はどうか? 』
ステビアの腸内環境への影響が気になります。
動物実験により解明されていることは、口から摂取され体内に取り込まれたステビアの主成分であるステビオシドは腸内では吸収されずに、腸内細菌によってステビオールに分解されます。
ステビオールは最終生成物であり、構造を変えることなく体外に排出されるのです。
ということは、腸内環境そのものには特に害も無ければ有効性も無いということでしょう。


PR
Keyword Search
さそい水さん